JPS6362217B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6362217B2
JPS6362217B2 JP62190548A JP19054887A JPS6362217B2 JP S6362217 B2 JPS6362217 B2 JP S6362217B2 JP 62190548 A JP62190548 A JP 62190548A JP 19054887 A JP19054887 A JP 19054887A JP S6362217 B2 JPS6362217 B2 JP S6362217B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
hand
band
forearm
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP62190548A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6373963A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP62190548A priority Critical patent/JPS6373963A/ja
Publication of JPS6373963A publication Critical patent/JPS6373963A/ja
Publication of JPS6362217B2 publication Critical patent/JPS6362217B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、運動障害を受けた手のための外装具
に関する。
本発明の目的は、前腕の運動により手を動かす
ことを可能とする手用外装具を提供することにあ
る。
従来技術によれば上肢に対し3種類の矯正装具
が提案されている。第1の種類はたとえば電動機
又は人工膨脹筋肉のような患者が制御する原動機
によつて相対的位置を移動させることのできる殻
内に上肢を納めるものであり、第2の種類は剛性
の枠で上肢を定めた位置に支持するものであり、
第3の種類はピンにより複数の点で枢動可能とし
て外部剛性構造により上肢を支持するものであ
る。いずれの種類であつても、原動機によるか又
は他の肢によるか、外部からの作用によつてのみ
その上肢の運動を制御できる。またいずれの種類
であつても、その上肢は全体的にその機能を代行
させており、また関節はあつてもその可動範囲は
本来生理学的に許容される範囲と比べてはるかに
制限されている。
本発明は前腕の運動により患者自身の力で手を
動かすことのできるそして各関節を生理学的に許
容される範囲と同等の範囲で動かすことのできる
手用外装具を提供する。
すなわち本発明は、運動障害を受けた手のため
の外装具であつて、 (a) 少なくとも1条のバンドにより前腕部下部の
周囲に固定される、それぞれ前腕下部の橈骨付
近及び尺骨付近を覆う2個の半殻を含んで成る
下部前腕部殻と、 (b) 拇指球を覆う第1の区分と、第2、第3及び
第4の手根骨及び中手骨を指の付け根まで覆う
第2の区分と、小指球を覆う第3の区分との3
区分を含んで成り、第2及び第3の区分の中手
骨の下部付近で親指以外の手指の周囲を囲む第
1のバンドと、第1、第2及び第3の区分の手
根骨の付近で手首の周囲を囲む第2のバンドと
により、手背部に固定される手背部殻と、 (c) 第1のバンドの手掌部と下部前腕部殻の尺骨
側半殻との間を、手掌部上から手背部上を斜め
に通つて、連結する引張部片と、 (d) 第1の区分と下部前腕部殻の橈骨側半殻との
間を、手背部上を通つて、連結する引張部片と
を含んで成る、手用外装具に係わる。
本発明の手用外装具は、障害の程度により、そ
れ自体単独でも、またより大規模な外部装置の一
部分としても使用できる。このような大規模装置
の一例として、 (イ) 肩甲上部を覆う第1の殻と、三角筋部を覆い
上腕上部部分に固定される第2の殻と、肩甲部
を覆う第3の殻とから成る3個の半剛性の殻
を、相互に伸縮性材料により接合すると共に、
第1の殻と第2の殻との間及び第3の殻と第2
の殻との間を引張部片により連結して、肩を前
後方向に動かすときの第1の殻及び第3の殻の
変位を第2の殻に上腕の上下運動方向の変位と
して伝達するように成した肩装具と、 (ロ) 第1の殻及び第3の殻各各と腰部との間を緊
張状態に保持し、肩の前後方向移動時に第1の
殻及び第3の殻を腰部に対して支持する、肩装
具固定装置と、 (ハ) 上腕部下部部分に固定される半剛性の第4の
殻と、前腕部上部部分に固定される半剛性の第
5の殻と、前腕部下部部分に固定される半剛性
の第6の殻と、手背部に固定される半剛性の第
7の殻と、第4の殻と第5の殻とをひじ内側で
連結する引張部片と、第6の殻と第7の殻とを
手首外側で連結する引張部片と、第2の殻と第
4の殻とを上腕部外側で連結するたわみ性の上
腕部ばねレバーと、第5の殻と第7の殻とを尺
骨と前腕内側との間で連結するたわみ性の前腕
部ばねレバーと、を含む上腕及び手部支持手段
と、 をもつ外部装置が挙げられる。
この外部装置は実際上、上肢の運動のための神
経系統及び運動筋肉の代行作用を生じさせるもの
であり、この点で従来技術とは基本的に異なる。
従来技術は前記したように骨格を含む上肢全体の
代行作用を生じさせるものであるが、この外部装
置では上肢の少なくとも骨格はそのまま支持要素
として生かすことができる。
本発明の手用外装具もこの点は全く同様であ
り、従つてこの外部装置の一部分として使用する
のに特に有意義である。
以下本発明手用外装具の実施例を前記外部装置
の具体例と共に添付図面について詳細に説明す
る。
第1図〜第3図に示した外部装置は肩装具及び
肩装具固定装置により構成した肩部支持手段を含
んで成る。
肩装具は成形プラスチツク材から成る半剛性の
3個の殻すなわち肩甲上部殻[以下、第1の殻と
称することがある]、三角筋部殻[以下、第2の
殻と称することがある]及び肩甲部殻[以下、第
3の殻と称することがある]を含んで成る。第1
の殻1は胸筋の上部すみ部付近から僧帽筋の上縁
部付近を覆う。第2の殻は肩先端三角筋部を鎖骨
から僧帽筋付近まで覆う。第3の殻3は肩甲骨付
近を覆う。これら3個の殻1,2,3は各各の相
対運動ができるような距離をおいて、ゴムバンド
により相互に連結してある。これ等の殻の形状は
装着する患者に合わせる。
第2の殻2はバンド4により上部上腕部の周囲
に固定する。第2の殻2とバンド4との接合はた
とえばベルクロ(VELCRO)の商品名で知られ
ている接着性フアスナを使つて行う。第2の殻2
は引張部片5により第3の殻3に連結してある。
この引張部片5は、第2の殻2の後部上方の点と
第3の殻3のほぼ中央の肩甲棘下側付近の点とに
両端部を固定してあり、そして第3の殻3の肩甲
棘の高さで外側方からほぼ1/3の距離の位置に取
付けたプーリ6に掛けてある。
第2の殻2はさらに別の引張部片7により第1
の殻1に連結してある。この引張部片7は、第2
の殻2の上方の二頭筋結節間溝の高さの点と、第
1の殻1の肩甲棘内方の僧帽筋付着区域とに両端
部を固定してあり、そして第1の殻1の肩甲骨烏
喙突起付近に取付けたプーリ8に掛けてある。
各殻1,2間は鎖骨付近から三角筋の肩側にか
けて配置したゴムバンドにより、そして殻2,3
間は肩甲棘付近から三角筋背側にかけて配置した
ゴムバンドにより連結され、肩に対して上腕が前
後方向に各各約45゜変位可能としてある。殻1,
3間は肩甲棘上方付近に沿つて配置したゴムバン
ドにより連結してある。
肩装具固定装置で、第1の殻1及び第3の殻3
各各と腰部との間を緊張状態に保持し、肩の前後
方向移動時に第1の殻1及び第3の殻3を腰部に
対して支持するものであり、以下に述べるよう
に、腰部周囲を囲むベルト9と、外装具装着肢と
反対側の腸骨前棘付近でベルト9に連結しそして
胸骨先端の剣状突起付近まで延びるたわみ性の胸
部ばねレバー10と、胸部ばねレバー10の上端
部と第1の殻1の下方前部の鎖骨下方の位置とを
連結する伸縮性の連結部片11と、外装具装着肢
側の腸骨棘付近でベルト9に連結しそして肩甲骨
下角付近で第3の殻3に連結した伸縮性の連結部
片12と、胸部ばねレバー10に対する連結部片
11の連結位置付近で胸部ばねレバー10に連結
しそして肩甲棘内側端部付近のわずかに下方の位
置で第3の殻3に連結した伸縮性の連結部片13
と、を含んで成る。
ベルト9は患者の腰部周囲を囲む。ベルト9に
対し、胸部ばねレバー10及び伸縮性の連結部片
11により構成した前部結合部片を接合してあ
る。胸部ばねレバー10はこの外部装置を装着し
た肢の反対側の腸骨前棘付近でベルト9に、そし
て胸骨先端の剣状突起付近で連結部片11に連結
してある。連結部片11は第1の殻1の下方前部
の鎖骨下方の位置に取付けてある。胸部ばねレバ
ー10は厚さ0.5mm、幅25mmのXC75形と呼ばれる
鋼帯により構成してあり、その長さは患者の体格
に合わせる。胸部ばねレバー10を使わずに伸縮
性のベルトのみで前部結合部片を構成することも
可能ではあるが、この場合肩甲骨の運動筋肉から
障害肢へのエネルギーの伝達に関してあまり満足
が得られない。
ベルト9と第3の殻3とは伸縮性の連結部片1
2により連結してある。連結位置はベルト9の外
装具装着肢側の腸骨前棘付近と、肩甲骨下角付近
とである。
胸部ばねレバー10と第3の殻3とを伸縮性の
連結部片13により連結してある。連結位置は胸
部ばねレバーに対する連結部片11の連結位置付
近と、肩甲棘の内側端部付近のわずかに下方位置
とである。連結部片13は乳頭に当らぬようにす
る。
第1図〜第3図に示した外部装置はまた、前記
した肩部支持手段と協働する上腕及び手部支持手
段を備えている。
この上腕及び手部支持手段は、以下に述べるよ
うに、上腕部下部部分に固定される半剛性の第4
の殻14と、前腕部上部部分に固定される半剛性
の第5の殻16と、前腕部下部部分に固定される
半剛性の第6の殻23,24と、手背部に固定さ
れる半剛性の第7の殻27,28,29と、第4
の殻14と第5の殻16とをひじ内側で連結する
引張部片21,22と、第6の殻23,24と第
7の殻27,28,29とを手首外側で連結する
引張部片32,33と、第2の殻2と第4の殻1
4とを上腕部外側で連結するたわみ性の上腕部ば
ねレバー34と、第5の殻16と第7の殻27,
28,29とを尺骨と前腕内側との間で連結する
たわみ性の前腕部ばねレバー35と、を含んで成
る。
この上腕及び手部支持手段の中の第6の殻2
3,24、第7の殻27,28,29及び引張部
片32,33とは本発明の手用外装具の実施例を
構成するものである。
肩部支持手段について前記したように、上部上
腕部には第2の殻2がバンド4により固定してあ
る。第2の殻2は上腕の長さの約1/3にわたつて
延びている。上腕部の下部約1/3は下部上腕部殻
[以下、第4の殻と称することがある]14によ
り覆われる。第4の殻14は内側に装着用スリツ
トをもち、バンド15により固定してある。バン
ド15はバンド4と同様に伸縮性であり、第4の
殻14の上端部及び下端部に配置した2条から成
る。
前腕部上部にも第4の殻14と同様に上部前腕
部殻[以下、第5の殻と称することがある]16
が固定してある。第5の殻16も又内側に装着用
のスリツトをもち、2条の伸縮性のバンド17に
より固定される。これら第4及び第5の殻14,
16は、8mmのほぼ一定の幅のすきま18により
ひじ関節の位置で互いに隔離してある。上腕に対
して前腕を枢動できるように、第4の殻14の下
縁部は上腕骨の上顆及び滑車に各各対応する2つ
の丸みを付けた凸形部14aを持つ。2つの凸形
部14aは肘頭に対応する丸みを付けた凹形部1
4bにより互いに隔離してある。第5の殻16の
上縁部は補形的形状を持ちすきま18がほぼ一定
の幅となるようにしてある。こうしてひじ関節に
対応する枢動が可能となる。これらの殻14,1
6はすきま18の間を肘頭両側に配置した2条の
伸縮性の連結部片19,20により連結してあ
る。これらの殻14,16はさらに、前肘部の内
側及び外側に配置した2つの引張部片21,22
により相互に連結してある。
以下に述べる前腕部下部から先の構成は本発明
の手用外装具の実施例を構成する。
前腕部下部には、それぞれ前腕下部の橈骨付近
及び尺骨付近を覆う2つの半殻23,24により
構成した下部前腕部殻[以下、第6の殻と称する
ことがある]を配置してある。2つの半殻23,
24はみぞ25により互いに隔離され、そして上
下端部に配置した2条のバンド26により固定し
てある。第6の殻は前腕の下部約1/3にわたつて
延び、みぞ25の反対側から装着する。
手背部には第1〜第3の3個の区分27,2
8,29により構成した手背部殻[以下、第7の
殻と称することがある]を配置してある。第1の
区分27は拇指球を覆う。第2の区分28は指の
付け根まで第2、第3及び第4の手根骨及び中手
骨を覆う。第3の区分29は小指球を覆う。これ
らの区分27,28,29は2条のバンド30,
31により固定してある。第1のバンド30は区
分28,29の中手骨の下部付近で親指以外の手
指の周囲を囲み、第2のバンド31は区分27,
28,29の手根骨の付近で手首の周囲を囲む。
各バンド30,31は約2cmの幅を持つ。第1の
バンド30と半殻24の下部との間には、手掌部
の第2指付け根付近から手背部の手根骨及び中手
骨上を斜めに通る引張部片33を連結してある。
第1の区分27と半殻23の下部との間には、親
指付け根付近から手背部を通る引張部片32を連
結してある。第6の殻と第7の殻とはゴムバンド
43により連結してある。
第4ないし第7の殻14,16,23,24,
27,28,29は患者の体格に合わせて成形プ
ラスチツク材から作る。これらの殻に対するバン
ド15,17,26,30,31の接合は第2の
殻に対するバンド4の接合と同様である。
第4図に示した変型例では区分27の下端部
に、親指の付け根を輪状に囲む伸縮性のバンド2
7aをさらに取付けてある。
第5図及び第6図に示した変型例では手指各各
に手指支持構造を設けてある。この場合、第1〜
第3の区分27,28,29に中手骨各各に対応
する手指支持端部40を取付けてある。すなわち
第1の区分27には1個の、第2の区分28には
3個の、そして第3の区分29には1個の手指支
持端部40を取付けてある。手指支持端部40は
いずれも同じ構造であり、三角形の台板40a
と、この上に直立する円筒形のピン40bと、ピ
ン40bにはめた三角形の案内板40c及びカバ
ー40dとから成る。案内板40cは台板40a
及びカバー40dより小さい。台板40a、案内
板40c及びカバー40dは、たとえばピン40
bにカバー40dを圧入することにより、緊密に
保持される。台板40a及びカバー40dに対す
る案内板40cの位置はピン40bのまわりの回
転により調節でき、台板40aとカバー40dと
の間に案内板40cを緊密に締付けることによ
り、その位置を摩擦力で保持することができる。
摩擦力を確実に得るために対向する面を粗くし又
はすじをつける。
手指各各の中節骨付近に、わずかに円すい台形
の形状を持つ指サツク41をはめる。各指サツク
41の手指背部に前記と同じ手指支持端部40を
取付けてある。各手指の中節骨付近に位置させた
手指支持端部40と中節骨付近に位置させた手指
支持端部40との間に引張部片42を配置してあ
る。引張部片42は各手指支持端部40の案内板
42cのまわりを通りX字形に交差する。このと
き各案内板40cの向きを適当に定めることによ
り指関節に加わる圧縮応力の方向を調整すること
ができる。各引張部片42は手掌を閉じることに
対する弾性的なブレーキを構成する。
第1図〜第3図に示した外部装置はさらに胸部
ばねレバー10と同様な鋼帯により構成した2個
のばねレバーを備えている。その1個は第2の殻
2と第4の殻14との間に固定した上腕部ばねレ
バー34である。上腕部ばねレバー34は上腕の
外側に沿い上腕骨にほぼ平行に延びる。もう1個
は第5の殻16と第7の殻の区分29との間に固
定した前腕部ばねレバー35である。前腕部ばね
レバー35は、尺骨と前腕内側との間に沿い尺骨
にほぼ平行に延びる。区分29への固定は豆状骨
の前方付近で行う。
上記した外部装置により上肢に運動障害を持つ
人がその障害肢の若干の運動性を回復できる。
この外部装置の各種ばねレバー及び引張部片
は、静止位置で前腕が上腕に対し約30゜の角度を
挟み又手首がわずかに後方に曲がる(上向き方向
に約10゜)ように調節する。親指を除く手指はわ
ずかに手掌の方に曲がり(下方に約15゜)、親指は
外転して握りを開いた位置にあるようにする。
患者がその肩を後方に動かし肩甲骨及び鎖骨に
より構成される肩甲骨コーンを開くと、上腕が上
昇する。従つてひじ関節に対する前腕のてこ作用
が増し、ひじ角度が開いてひじにわずかの伸展が
生ずる。引張部片21,22はこの開きを制限す
る。重量の影響により手は下方に動く傾向を示す
が、この傾向は引張部片32,33により制限さ
れる。手掌は閉じる傾向を示すがこの傾向は引張
部片42により阻止される。
患者がその肩を上方前方に動かすと、前記と反
対の運動が生ずる。上腕は後方に引かれ、ひじに
対する前腕のてこ作用は減る。引張部片21,2
2の作用により前腕がふたたび上がりひじ角度を
わずかに閉じる。手はわずかに旋回し手掌が上向
きになり指が開く。
上記した肩の運動筋肉を使つた各種の運動を組
合わせることによりこの外部装置を制御し上肢を
運動させることができる。上腕の運動は、患者が
その肩を動かすときに、生理学的関節に対する上
腕部ばねレバー34の作用によつて制御される。
上腕部ばねレバー34は肩装具の第2の殻2に固
定してあり、ベルト9、胸部ばねレバー10、及
び連結部片11,12,13により肩装具に伝え
られる引張力を利用して、上腕を運動させると共
に前腕部ばねレバー35にも引張力を伝達し、障
害肢の重量を動力学的に打消して、前腕及び手を
動かせる。また、肩から前腕までの運動筋肉の使
える患者であれば、この外部装置の中の本発明手
用外装具の部分だけでも、手を動かせる。
実際にこの外部装置を装着して運動を繰返して
ゆく内に、一部の運動筋肉がふたたび働くように
なり、自発的なつかみ運動が徐徐にできるように
なることが分つた。さらに失われていた感覚も著
しく回復することが分つた。
以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は左腕に運動筋肉障害を持つ患者に装着
した本発明手用外装具をその一部分とする外部装
置の1実施例の正面図、第2図は第1図の外部装
置の後面図、第3図は第1図及び第2図の外部装
置の縮小外側面図である。第4図は親指を支える
バンドを取付けた手背部殻の第1の区分の変形を
示す斜視図、第5図は各指を支持する手指支持構
造を取付けた本発明手用外装具の変形例を示す平
面図、第6図は第5図の手指支持構造の手指支持
端部の展開斜視図である。 23,24……半殻、27……第1の区分、2
8……第2の区分、29……第3の区分、32,
33……引張部片、26,30,31……バン
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 運動障害を受けた手のための外装具であつ
    て、 (a) 少なくとも1条のバンド26により前腕部下
    部の周囲に固定される、それぞれ前腕下部の橈
    骨付近及び尺骨付近を覆う2個の半殻23,2
    4を含んで成る下部前腕部殻と、 (b) 拇指球を覆う第1の区分27と、第2、第3
    及び第4の手根骨及び中手骨を指の付け根まで
    覆う第2の区分28と、小指球を覆う第3の区
    分29との3区分を含んで成り、第2及び第3
    の区分の中手骨の下部付近で親指以外の手指の
    周囲を囲む第1のバンド30と、第1、第2及
    び第3の区分の手根骨の付近で手首の周囲を囲
    む第2のバンド31とにより、手背部に固定さ
    れる手背部殻と、 (c) 第1のバンド30の手掌部と下部前腕部殻の
    尺骨側半殻24との間を、手掌部上から手背部
    上を斜めに通つて、連結する引張部片33と、 (d) 第1の区分27と下部前腕部殻の橈骨側半殻
    23との間を、手背部上を通つて、連結する引
    張部片32と、 を含んで成る、手用外装具。 2 下部前腕部殻として、2条のバンド26,2
    6によりそれぞれ上端部及び下端部を固定される
    ものを使つた、特許請求の範囲1に記載の手用外
    装具。 3 下部前腕部殻として、前腕の下部約1/3を覆
    うものを使つた、特許請求の範囲2に記載の手用
    外装具。 4 下部前腕部殻と手背部殻とを伸縮性材料43
    により連結した、特許請求の範囲1に記載の手用
    外装具。 5 第1の区分27として、親指の付け根を輪状
    に囲むバンド27aをもつものを使つた、特許請
    求の範囲1に記載の手用外装具。 6 運動障害を受けた手のための外装具であつ
    て、 (a) 少なくとも1条のバンド26により前腕部下
    部の周囲に固定される、それぞれ前腕下部の橈
    骨付近及び尺骨付近を覆う2個の半殻23,2
    4を含んで成る下部前腕部殻と、 (b) 拇指球を覆う第1の区分27と、第2、第3
    及び第4の手根骨及び中手骨を指の付け根まで
    覆う第2の区分28と、小指球を覆う第3の区
    分29との3区分を含んで成り、第2及び第3
    の区分の中手骨の下部付近で親指以外の手指の
    周囲を囲む第1のバンド30と、第1、第2及
    び第3の区分の手根骨の付近で手首の周囲を囲
    む第2のバンド31とにより、手背部に固定さ
    れる手背部殻であつて、第1、第2及び第3の
    区分の中手骨各各に対応する位置に手指支持端
    部40を取付け、各手指の中節骨付近に位置さ
    せる指サツク41上に取付けた手指支持端部4
    0に引張部片42で連結するようにした手背部
    殻と、 (c) 第1のバンド30の手掌部と下部前腕部殻の
    尺骨側半殻24との間を、手掌部上から手背部
    上を斜めに通つて、連結する引張部片33と、 (d) 第1の区分27と下部前腕部殻の橈骨側半殻
    23との間を、手背部上を通つて、連結する引
    張部片32と、 を含んで成る、手用外装具。 7 手指支持端部として、台板40aと、この上
    に直立するピン40bと、このピンのまわりに回
    動できる3角形の案内板40cと、このピンに圧
    入できるカバーとを含んで成るものを使つた、特
    許請求の範囲6に記載の手用外装具。
JP62190548A 1987-07-31 1987-07-31 手用外装具 Granted JPS6373963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62190548A JPS6373963A (ja) 1987-07-31 1987-07-31 手用外装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62190548A JPS6373963A (ja) 1987-07-31 1987-07-31 手用外装具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6373963A JPS6373963A (ja) 1988-04-04
JPS6362217B2 true JPS6362217B2 (ja) 1988-12-01

Family

ID=16259911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62190548A Granted JPS6373963A (ja) 1987-07-31 1987-07-31 手用外装具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6373963A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9999534B2 (en) * 2012-07-31 2018-06-19 Enhance Technologies, LLC Adaptive arm support systems and methods for use

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620595A (en) * 1979-07-26 1981-02-26 Rhone Poulenc Ind Method of stabilizing solution which dissolved organic derivative of hexahydric chromium into hydrocarbon solvent with phosphoric acid ester

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620595A (en) * 1979-07-26 1981-02-26 Rhone Poulenc Ind Method of stabilizing solution which dissolved organic derivative of hexahydric chromium into hydrocarbon solvent with phosphoric acid ester

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6373963A (ja) 1988-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4559932A (en) External apparatus for motor handicaps of at least one upper limb
US7708709B2 (en) Orthotic protective device
US5951499A (en) Continuous passive motion device for upper extremity forearm therapy
US4719906A (en) Universal articulated splint
US3707963A (en) Articulated hand brace
US4781178A (en) Orthopedic glove
US6293918B1 (en) Adjustable splint
US6723061B2 (en) Dynamic splint for carpal tunnel syndrome treatment
JPH0581147B2 (ja)
CA2875407C (en) Thumb orthosis
US20170333242A1 (en) Orthotic splint
RU2665386C1 (ru) Пассивный реабилитационный экзоскелет
WO1998052650A1 (en) A finger exercise and rehabilitation device
US5882323A (en) Polycentric hinged ulnar deviation hand splint
JPS58501108A (ja) 調整副子
US7033330B2 (en) Wrist brace
US5020521A (en) External apparatus for motor handicaps of at least one upper limb
MX2007004714A (es) Aparato ortotico mejorado para el sindrome del tunel carpiano.
JPS6355346B2 (ja)
Chan Splinting for peripheral nerve injury in upper limb
US7273463B2 (en) Dynamic gauntlet
JPS6362217B2 (ja)
US20060224096A1 (en) Splinter CR/S W
RU209330U1 (ru) Аппарат для реабилитации пациентов с повреждениями кисти
JP2007186803A (ja) サポータ