JPS6355345B2 - - Google Patents

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JPS6355345B2
JPS6355345B2 JP60197534A JP19753485A JPS6355345B2 JP S6355345 B2 JPS6355345 B2 JP S6355345B2 JP 60197534 A JP60197534 A JP 60197534A JP 19753485 A JP19753485 A JP 19753485A JP S6355345 B2 JPS6355345 B2 JP S6355345B2
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JP
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JP60197534A
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JPS6257552A (ja
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Masao Itokawa
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、横漏れを確実に防止し得る生理用ナ
プキンの製造法及び生理用ナプキンに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
一般に、生理用ナプキンは、主としてパルプ及
びレーヨンから製造され、不織布の表面材、経血
を吸収する吸収材及び水分をはじいて外に漏れな
いようにする防水材とから構成されている。
ところで、平形ナプキンは、使用に際してその
中央が一定せずに全体がしわ状になり吸収面積が
減少し横漏れを招くという問題点があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点を解決するもので、製造
が容易で、使用に際して位置ずれすることなく、
横漏れを確実に防止することのできる生理用ナプ
キンの製造法及び生理用ナプキンを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決しようとする手段〕
上記本発明の目的を達成するための本発明に係
る生理用ナプキンの製造法は、第1の吸水層の一
側に約3倍幅の吸収紙及び不織布を重合し且つ他
側に約3倍幅の防水紙を重合し、次いで前記第1
の吸水層の幅方向両端において前記吸水紙、不織
布及び防水紙を溶着した後、これら幅方向両端片
に各々第1の吸水層から離れて第2の吸水層を介
在させ、且つ当該第2の吸水層を前記吸収紙及び
不織布と防水紙の間に挟み、前記両端片を前記第
1の吸水層の他側方向に折曲重合し、更にその自
由端片を幅方向約1/2で外側に折返し重合し、長
手方向両端縁を各々溶着し、前記第2の吸水層の
位置の前記防水紙に両面粘着片を貼着したことを
特徴とする。
また、本発明の目的を達成するための本発明に
係る生理用ナプキンの構成は、一側に約3倍幅の
吸水紙及び不織布が重合され且つ他側に約3倍幅
の防水紙が重合された第1の吸水層と、この第1
の吸水層の幅方向両端における前記吸水紙、不織
布及び防水紙を溶着した溶着部と、前記吸水紙、
不織布及び防水紙の幅方向両端片に各々第1の吸
水層から離れて介在させ、且つ前記吸収紙及び不
織布と防水紙の間に挟んだ第2の吸水層と、前記
両端片を前記第1の吸水層の他側方向に折曲して
重合した折曲部と、この自由端片を幅方向約1/2
で折返して重合した折返し部と、長手方向両端縁
を各々溶着した長手溶着部と、前記第2の吸水層
の位置の前記防水紙に貼着された両面粘着片とか
らなるものである。
〔実施例〕
次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、本発明に係る生理用ナプキンの一実
施例を示し、製造前の状態を示す断面図である。
第2図は、同実施例における製造後の状態を示
す概略断面図である。
第3図A,Bは、同実施例の正面図、背面図で
ある。
第4図A,B,Cは、各々同実施例の収納過程
を示す斜視図である。
図中1は、ナプキン本体で、このナプキン本体
1には、第1の吸収層10が設けられ、この第1
の吸収層は、吸水紙、高分子吸収体と粉砕パルプ
とを混合したものをシート状に形成したポリマー
シート等により構成されている。また第1の吸収
層10の上側には、第1の吸収層10の約3倍の
幅を有する吸水紙12、レーヨン等からなる不織
布14が重合され、しかも第1の吸収層10の下
側には、第1の吸収層10の約3倍の幅を有する
紙にフイルムを積層した防水紙16が包み込むよ
うに重合されている。なお第1図に示される実施
例においては、幅方向の両側の不織布14が防水
紙16により包み込まれて形成されているが、包
み込むことなく、不織布14と防水紙16とを両
側において溶着してもよい。更にまた、第1の吸
水層10の幅方向の両側を股間にフイツトし易い
ように、前記幅方向の両側中央部を一部カツトし
て幅を狭くしてもよい。
更に、第1の吸収層10の幅方向両端における
吸水紙12、不織布14及び防水紙16は、溶着
部18にてヒートシール又はホツトメルト等によ
り溶着される。即ち、上側の吸水紙12、不織布
14と下側の防水紙16とが溶着部18でシール
される。両側面をヒートシール等でとめること
は、第1の吸収層10と第2の吸収層20を完全
に独立させ、各々の吸収層の働きをし易くするこ
とができる。すなわち、ヒートシール等でとめら
れた第1の吸収層10の両側面は、第1の吸収層
10の側面防水になる。この側面防水により、第
1の吸収層10から第2の吸収層20に、大き
く、にじみ広がることを阻止する。そして横漏れ
を阻止する。また溶着部18でシールすることに
より、溶着部18から折曲し易くなり、機械化が
可能となる。これに対し、溶着しないと手を以つ
て折曲形成しなければ、折曲不可能である。
20は、第2の吸収層であり、この第2の吸収
層20は、吸水紙12、不織布14及び防水紙1
6からなる幅方向両端片において吸水紙12と防
水紙16との間に各々全体幅の約1/6の幅を有し
て介在されている。第2の吸収層20は、全体幅
の約1/6の幅に限定されることなく、第1の吸水
層から離れて介在していればよい。第2の吸水層
20は保持部であるので、必ずしも高分子吸水体
を必要としない。例えば吸水紙のみで形成しても
よい。このように形成された両端片は、第1の吸
水層10の下側方向に折曲部22で折曲して重合
され、更に、この自由端片は折返し部24で幅方
向約1/2の幅で折返して重合される。なお、折曲
部22と折返して外側に出た第2の吸水層20の
端が必ずしも一致している必要はなく、吸水層2
0の端が折曲部22より外に出ていてもよい。
そして、長手溶着部25で長手方向両端縁が
各々溶着され、また幅方向両端縁も溶着される。
更にまた各第2の吸収層20の位置の防水紙16
には、シヨーツ等に貼着して固定するための両面
粘着片26,26が貼着されている。この両面粘
着片26,26は、長手方向に対していずれか一
方の端縁寄りに貼着され、両面粘着片26,26
が貼着された側が局部に対して前側にして使用さ
れる。
したがつて、上記のように構成された本発明に
係る生理用ナプキンは、第1の吸収層10、2つ
の第2の吸収層20,20を設けたので、第2の
吸収層20,20が両面粘着片26,26を以つ
てシヨーツに固定されるのに対し、第1の吸収層
10が自由に移動可能となる。そして、第2の吸
収層20,20は、第1の吸収層10を保持する
機能を有し、また第1の吸収層10と切離して形
成され、折返し部24を形成したことにより、第
1の吸収層10と異なる作用をなすものである。
かくして、使用に際しては、中央に設けられた
第1の吸収層10が股間に挟まれて変形して通常
の横漏れ状態のときでも左右両端に設けられた第
2の吸収層20,20がシヨーツに両面粘着片2
6,26を以つて固定されているので、全体的に
変形することなく、第1の吸収層10を確実に保
持し、かつ第2の吸収層が横漏れを吸収して横漏
れを防止することができる。
一方、使用後は、第4図A,B,Cに示すよう
に、先ずナプキン本体1の長手方向に対し両端を
各々内側に折曲してA状態とし次いで、この折曲
したナプキン本体1の幅方向両端縁を引き出して
B状態とし、更に上部を折り畳み、各両面粘着片
26,26を利用して接着しC状態とすることに
より収納することができる。これにより、手を汚
すことなく吸収層を完全に被覆固着して、極めて
衛生的に処理することができる。
次に、本発明に係る生理用ナプキンを製造する
には、先ず第1の吸収層10の上側に約3倍幅の
吸水紙12及び不織布14を重合し且つ下側に約
3倍幅の防水紙16を重合する。次いで、第1の
吸収層10の幅方向両端における吸水紙12、不
織布14及び防水紙16を溶着する。その後、こ
れらの幅方向両端片に各々全体幅の約1/6の幅を
有する第2の吸水層20,20を介在させる。
そして、前記両端片を第1の吸水層10に対し
て下側方向に折曲重合し、更にその自由端片を幅
方向に対し約1/2の幅を以つて外側に折返し重合
し、長手方向両端縁を各々溶着し、また幅方向両
端縁も溶着する。しかる後、第2の吸収層20,
20の位置の防水紙16に両面粘着片26,26
を貼着して完了する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る生理用ナプキ
ンの製造法によれば、第1の吸水層の一側に約3
倍幅の吸水紙及び不織布を重合し且つ他側に約3
倍幅の防水紙を重合し、次いで前記第1の吸水層
の幅方向両端において前記吸水紙、不織布及び防
水紙を溶着した後、これら幅方向両端片に各々第
1の吸水層から離れて第2の吸水層を介在させ、
且つ当該第2の吸水層を前記吸収紙及び不織布と
防水紙の間に挟み、前記両端片を前記第1の吸水
層の他側方向に折曲重合し、更にその自由端片を
幅方向約1/2で外側に折返し重合し、長手方向両
端縁を各々溶着し、前記第2の吸水層の位置の前
記防水紙に両面粘着片を貼着したので、製造が容
易で、折曲げ作業が機械により行なうことがで
き、したがつて、大量生産が可能となり、安価に
提供することが可能となる効果を奏する。
また、本発明に係る生理用ナプキンによれば、
一側に約3倍幅の吸水紙及び不織布が重合され且
つ他側に約3倍幅の防水紙が重合された第1の吸
水層と、この第1の吸水層の幅方向両端における
前記吸水紙、不織布及び防水紙を溶着した溶着部
と、前記吸水紙、不織布及び防水紙の幅方向両端
片に各々第1の吸水層から離れて介在させ、且つ
前記吸収紙及び不織布と防水紙の間に挟んだ第2
の吸水層と、前記両端片を前記第1の吸水層の他
側方向に折曲して重合した折曲部と、この自由端
片を幅方向約1/2で折返して重合した折返し部と、
長手方向両端縁を各々溶着した長手溶着部と、前
記第2の吸水層の位置の前記防水紙に貼着された
両面粘着片とからなるので、使用に際して位置ず
れすることがなく、横漏れを確実に防止すること
が可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る生理用ナプキンの一実
施例を示し、製造前の状態を示す断面図である。
第2図は、同実施例における製造後の状態を示す
概略断面図である。第3図A,Bは、同実施例の
正面図、背面図である。第4図A,B,Cは、
各々同実施例の収納過程を示す斜視図である。 1……ナプキン本体、10……第1の吸収層、
12……吸水紙、14……不織布、16……防水
紙、18……溶着部、20……第2の吸収層、2
2……折曲部、24……折返し部、25……長手
溶着部、26……両面粘着片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の吸水層の一側に約3倍幅の吸収紙及び
    不織布を重合し且つ他側に約3倍幅の防水紙を重
    合し、次いで前記第1の吸水層の幅方向両端にお
    いて前記吸収紙、不織布及び防水紙を溶着した
    後、これら幅方向両端片に各々第1の吸水層から
    離れて第2の吸水層を介在させ、且つ当該第2の
    吸水層を前記吸収紙及び不織布と防水紙の間に挟
    み、前記両端片を前記第1の吸水層の他側方向に
    折曲重合し、更にその自由端片を幅方向約1/2で
    外側に折返し重合し、長手方向両端縁を各々溶着
    し、前記第2の吸水層の位置の前記防水紙に両面
    粘着片を貼着したことを特徴とする生理用ナプキ
    ンの製造法。 2 一側に約3倍幅の吸収紙及び不織布が重合さ
    れ且つ他側に約3倍幅の防水紙が重合された第1
    の吸水層と、この第1の吸水層の幅方向両端にお
    ける前記吸収紙、不織布及び防水紙を溶着した溶
    着部と、前記吸収紙、不織布及び防水紙の幅方向
    両端片に各々第1の吸水層から離れて介在させ、
    且つ前記吸収紙及び不織布と防水紙の間に挟んだ
    第2の吸水層と、前記両端片を前記第1の吸水層
    の他側方向に折曲して重合した折曲部と、この自
    由端片を幅方向約1/2で折返して重合した折返し
    部と、長手方向両端縁を各々溶着した長手溶着部
    と、前記第2の吸水層の位置の前記防水紙に貼着
    された両面粘着片とからなることを特徴とする生
    理用ナプキン。
JP60197534A 1985-09-09 1985-09-09 生理用ナプキンの製造法及び生理用ナプキン Granted JPS6257552A (ja)

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JPS6257552A JPS6257552A (ja) 1987-03-13
JPS6355345B2 true JPS6355345B2 (ja) 1988-11-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249653A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Masao Itokawa 生理用ナプキン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59214450A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 糸川 正男 生理用ナプキンの製造法並に生理用ナプキン
JPS6012057A (ja) * 1983-05-20 1985-01-22 糸川 正男 生理用ナプキンの製造法並に生理用ナプキン

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JPS59214450A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 糸川 正男 生理用ナプキンの製造法並に生理用ナプキン
JPS6012057A (ja) * 1983-05-20 1985-01-22 糸川 正男 生理用ナプキンの製造法並に生理用ナプキン

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