JPS6355202A - 地下水循環利用加温装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地下水を汲み上げ、その地下水の熱エネルギー
を融雪停に利用した後、地下水を再び地下に戻すように
した地下水循環利用加温装置に関する。

〔従来の技術〕

積雪の多い地域では、たとえば道路に積った雪を融雪す
る手段として地下から汲み上げた地下水を利用しており
、従来は汲み上げた地下水を雪に散水して雪を融かして
いた。

〔発ｒ５Ｊが解決しようとする問題点〕ところで、雪に
散水するために地下水を汲み上げると、＃Ａ下水の水位
が降下したり、Ｊｌ＋ｆｆｉ沈下等を招くという問題が
発生する。

そこで、これらの問題上解決するために、汲上げ井戸と
還元井戸の２木の井戸を掘り、汲上げ井戸から汲み上げ
た地下水を融雪に用い、その後地下水を還元井戸に戻す
融雪装置が従来提案されている。

しかしこのような融雪装置では、２木の井戸を掘らなけ
ればならず、建設費がコスト７−／プしたり、装置の維
持管理が容易でないという問題がある。

本発明は、このような従来の問題点を解決するために提
案されたものであり、地盤沈下や地下水降下が起こらず
、また建設費のコストダウンを図れ、装置の維持管理が
容易な地下水循環利用加温装δを提供することを目的と
する。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するために未発ＩＪＪの地下水循環利用
加温装置は、開口した下端を井戸の地下水脈に到達させ
た汲水用小径管と、この汲水用小径管の上端に連続し上
端部に第１の密閉蓋を設けた汲水用大径管と、上記密閉
蓋の底部に支持され上記汲水用大径管内に設けられた水
中ポンプと、上記汲水用小径管の周囲に設けられるとと
もに開口した下端を上記井戸の地下水脈に到達させた量
水用小径管と、上記板木用大径管の周囲に設けられると
ともに上記還水用小径管の上端に連続し上端部に第２の
密閉蓋を設けた還水用大径管と、上記第１の密閉蓋およ
び上記第２の密閉近間に設けられ上記水中ポンプに接続
される連通管と、この連通管に逆止弁および調水弁を介
して接続される吐水管と、上記還水用大径管に連通しこ
の還水用大径管の側部より突出した枝、管と、この枝管
に濾過姦および調水弁を介してｖｃ統される回収管と、
上記吐水管に一端が接続され他端が上記回収管に接続さ
れる融雪用または凍結防止用等の伝熱コイルとを罰えた
ことを特徴とする。

〔作用〕

上述した未発ＩＪＪでは、１本の井戸から汲み上げた地
下水は、そり熟エネルギーを融雪等に用いた後再び同じ
井戸に戻して′０５ｒＡせしめるようにしているので、
従来のように地盤沈下や地下水降下が起こらない。

また従来のように汲み上げ井戸と還元井戸の２木の井戸
を掘る必要がないので、建設費のコストダウンを図れる
とともに、装この維持管理が容易である。

〔実施例〕

次ざに未発■Ｊ１の一実施例を図面に示す一具体例に基
いて詳細に説１１する。

第１図は本発明の一実施例を示す地下水循環利用加温装
置の構成図である。

同図において、井戸ｌには先端を開口した汲水管２が地
下水脈に到達する深さまで挿入されており、この汲水管
２よりも太い環水管３が汲水管２の周囲に同心状に配設
され、環水管３の先端の開口部４は汲水管２の開口部５
よりもやや深いｂ？ｍとなっている。

また汲水管２の上部は、後述の水中深井戸ポンプ６を収
容できる太さの大径部２Ａとなっており、この大径部２
Ａの上端部には密閉蓋７が取付けられている。そしてこ
の大径部２Ａ内には水中深井戸ポンプ６が密閉蓋７の底
部に支持されて収容されている。

また汲水管２の上記大径部２．Ａの周囲には、大径ｆｉ
２Ａより太い環水用の大径部３Ａが同心状に配設されて
いる。この大径部３Ａは環水管３と連続しており、大径
部３Ａの上端部には密閉蓋８が取付けられている。

上記密閉蓋７と密閉蓋８との間には、大径部ａＡ内に、
上記ポンプ６と連結した連通管９が設けられている。

この連結管９は密閉蓋８上稀に取付けられている接続管
１０に接続され、この接続管１０は逆止弁１１、および
仕切弁（スルースバルブ）等のバルブ１２ｔ−介して吐
水管１３に接続されている。なお、この逆止弁１１はポ
ンプ８が作動しているときに開くようになっており、地
下水の逆流を防止している。

前記密閉Ｍ７と密閉蓋８間の上記大径部３Ａには、横方
向に延びる枝管１４が設けられており、この枝管１４は
濾過器１５、および仕ｙＪ弁等のバルブ１８を介して回
収管１７に接続されている。

また広い面琶に双設するために、パイプを往復して折り
曲げて形成した伝熱コイル１８が設けられており、往路
となる伝熱コイル１Ｂの一端には上記吐水管１３が接続
され、往路となる伝熱コイル１８の他端は上記回収管１
７に接続されている。

上記伝熱コイル１８は、建物の屋根に配設されたり、道
路下等に敷設される。

このように構成される上記地下水の循環利用加温装置で
は、上記ポンプ６を運転することで、井戸！より地下水
が汲水管２の大径部２Ａに汲み上げられる。汲み上げら
れた地下水は、ポンプ６を通り、連通管８．接続管ｌＯ
１逆止弁１２を通り、開としであるバルブ１２を通って
吐水管１３に送られる。吐水管１３に送られた地下水は
伝熱コイル１８に通され、地下水の熱エネルギーが融雪
や凍結防止に供される。

伝熱コイル１８を出た地下水は回収管Ｉ７を通り、開と
しであるバルブ１８を通過した後濾過器Ｉ５で鑓過され
て不純物の除去、！２菌がなされ。

枝’Ｆ？１４から大径部３Ａに送られ、環水管２を通っ
て井戸１の地下水脈に戻される。

このように上記地下水循環利用加温装置では、−本の井
戸１から汲み上げた地下水は、その熱が融雪や凍結防止
に用いられた後再び井戸！に戻されるので、地下水を常
に安定した水量と水温に確保できる。

（９，明の効果〕 以上説明したように本発明では、１本の井戸で地下水の
汲み上げと還元の両者を行い、これが間断なく繰り返さ
れるので、地下水は常に安定した水量と水温が確保され
、効率よ（融雪や凍結防止等を行うことができる。

また汲み上げた地下水を再び同じ井戸に返すようにして
いるので、従来のように単に雪に散水する場合とは異な
り、＃Ａｉ沈下や地下水脈の枯渇が防止される。

また汲み上げ用と還元用の２木の井戸を掘るのではなく
、１本の井戸を掘るだけでよ＜、Ｕ設費のコストダウン
を図れ、装置の維持管理が容易である。

また、汲水管の周囲に還木管を設けるようにしており、
装置の構造が簡単となっている、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の地下水循環利用加温装置の
構成囚である。 図　　中 １・・井戸　　　　　　　２・・汲水管２Ａ・・大径部
　　　　　　３・・環水管３Ａ−瞭大径部　　　　　　
４．５・・開口部６・・水中深井戸ポンプ　７，８嗜・
密閉蓋３拳＠連通管　　　　　　１０−拳接続管１１・
参道止弁　　　　　　１２，１８−・バルブ１３・・吐
水管　　　　　　１４・−枝管１５・＋１濾過器　　　
　　　１７・・回収管！８＋１・伝熱コイル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 開口した下端を井戸の地下水脈に到達させた汲水用小径
   管、 この汲水用小径管の上端に連続し、上端部に第１の密閉
   蓋を設けた汲水用大径管、 上記密閉蓋の底部に支持され上記汲水用大径管内に設け
   られた水中ポンプ、 上記汲水用小径管の周囲に設けられるとともに開口した
   下端を上記井戸の地下水脈に到達させた還水用小径管、 上記汲水用大径管の周囲に設けられるとともに上記還水
   用小径管の上端に連続し、上端部に第２の密閉蓋を設け
   た還水用大径管、 上記第１の密閉蓋および上記第２の密閉蓋間に設けられ
   て上記水中ポンプに接続される連通管、 この連通管に逆止弁および調水弁を介して接続される吐
   水管、 上記還水用大径管に連通し、この還水用大径管の側部よ
   り突出した枝管、 この枝管に濾過器および調水弁を介して接続される回収
   管、 上記吐水管に一端が接続され、他端が上記回収管に接続
   される融雪用や凍結防止用等の伝熱コイル、 を備えることを特徴とする地下水循環利用加温装置。