JPS6354965A - ヘツドランプクリ−ナ用超広角ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行中に自動車のヘッドランプを洗浄するた
めの洗浄水を噴出する自動車用ヘッドランプクリーナの
洗浄技術に係る、ヘッドランプクリーナ用超広角ノズル
に関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、自動車のヘッドランプの前面に付着する泥や
昆虫等を走行中に洗浄し、ヘッドランプの投光性能の回
復を計るヘッドランプクリーナとして、第１５図（イ）
乃至（ハ）に示すような洗浄水噴射ノズルを用いて構成
したヘッドランプクリーナにより、高圧洗浄水をヘッド
ランプ面に向かって噴出する構造のものが使用されて°
いる。

〔発明が解決すようとする問題点〕

然るに近年、ヘッドランプが車のデザインの一部として
取り込まれ、本俸にレンズ形状の異なる所謂プロパー型
ヘッドランプが主流と成っており、而も車のデザイン面
及び空気抵抗を考慮するにあたり、一般に薄型広幅のヘ
ッドランプが多くなると共に、上記従来の洗浄水噴射ノ
ズルによっては、十分な乱流が得られなかったり（イ）
、また、ノズル内において噴射口からの噴射を妨げる方
向に噴射力（矢印）が作用したり（ロ）、（ハ）して、
ヘッドランプクリーナから拡散噴出する洗浄水がヘッド
ランプ面全体に届かなくなり、洗い残しが生じるように
なっているが、これを全体が洗い流せるようにすると、
ヘッドランプに当突することなく周囲に飛散する洗浄水
が生じて洗浄水の使用量が増大し、洗浄効率が低下する
と共に、中心部と外周部で洗浄差が生じる問題を有して
いた。

本発明は、上記の問題に鑑みて創案されたもので、洗浄
水を超広角ヘッドランプの面形状に拡散噴射するように
噴射形状及び噴射密度を制御すると共に、強力な洗浄力
を発揮し、且つ水量の限定された洗浄水を有効に利用し
てヘッドランプ全面を均一に洗浄するヘッドランプクリ
ーナ用超広角ノズルを提供することを目的とするもので
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

即ち、本発明に係るヘッドランプクリーナ用超広角ノズ
ルは、筒状部の端部に構成する渦流形成腔部を特殊形状
の構造に構成し、該噴射口から噴出する液滴化した高圧
洗浄水による汚れの吹き飛ばし、及び強制剥離作用を改
善したもので、高圧洗浄水を自動車のヘッドランプに噴
射洗浄して投光率の回復を計るヘッドランプクリーナに
おいて、洗浄水供給部と連通ずる短筒部の筒壁と、該短
筒部の端部に構成した頂部壁の端壁面とから成る渦流形
成腔部に対して、上記頂部壁の前端に構成し、正面形状
が適宜曲率にて彎曲するか又は直線状になる水切縁と、
該水切縁に対応して上記短筒部の前半部上端に構成した
正面形状が上方に彎曲するか又は直線状になる彎曲縁と
、該彎曲縁と水切縁を両端部においてそれぞれ適宜曲率
で連結した側縁により、洗浄水噴射口を開口して成ると
共に、該水切縁が上記頂部壁の端壁面から略直角に彎曲
縁の内側に向かって延びる、適当量の垂れ幅を有する乱
流用ビード部を構成して成ることを要旨とするものであ
る。

〔作用〕

上記へラドランプクリーナ用超広角ノズルは、渦流形成
腔部に適宜圧力の高圧洗浄水を供給することにより、渦
流形成腔部に供給された洗浄水が洗浄水噴射口から流出
する水流によって該水切縁で分流した上部洗浄水に、該
洗浄水噴射口近傍で高速の渦流を形成する。この渦流は
、水切縁が端壁面から略直角に垂れる乱流用ビード部を
構成しているため、水切縁で分流した渦流は該端壁面に
衝突して強制的に向きを変えられるようになり、渦中心
が絶えず振動する乱流になる。該乱流のため、上記洗浄
水噴射口から噴出する洗浄水は、洗浄水噴射口から放出
され急速に減圧されると、水滴状化すると共に、円弧状
の水切縁と彎曲縁及び側縁で規制された噴射方向に噴出
し、ヘッドランプの前面に高速度で当突し、被洗浄面に
付着した汚れを強制剥離すると同時に吹き飛ばし除去す
る。

［実施例〕 以下、本発明に係るヘッドランプクリーナ用超広角ノズ
ルの実施例を図面に従って説明すると、第１図乃至第５
図は、第一の実施例を示すものである。

図面において、１は、球形外周から成る球形基部２の軸
芯０に連続して突設した短筒部であり、該球形基部２は
、ノズルケース５１の端部に構成した球形凹部５２と固
定角度調整可能に嵌着して成り、自動車のバンパーａ等
に該洗浄水噴射ノズルを固定するヘッドランプクリーナ
５０を構成して成る。上記短筒部１には球形基部２端か
ら軸芯０に穿設した筒壁３と、短筒部１の端部に構成し
た嘴状頂部壁４の端壁面５により、短筒部ｌの端部−側
に洗浄水噴射口６を開口した渦流形成腔部７を構成する
。上記嘴状頂部壁４の前端４ａは、筒壁３の内径位置に
対して僅かｄに後退して成り、該前端４ａから略９０度
の角度αで°延びる側縁４ｂ、４ｂが、筒壁３の略１８
０度位置で交差するような平面形状を構成すると共に、
該嘴状頂部壁４の前端４ａから側縁４ｂに亘って徐々に
垂れ幅りが小さくなり、正面形状が上方に彎曲した水切
縁８からなる乱流用ビード部を構成し、洗浄水噴射口６
の上縁を形成している。また、９は、上記水切縁８に対
応して、短筒部１の前半部上端に形成した彎曲縁であり
、正面形状が上方に彎曲すると共に、端面９ａが筒壁３
に向かって僅か（約８度）に傾斜下降し、該彎曲縁９と
水切縁８を両端部においてそれぞれ適宜曲率の側縁１０
で連結して洗浄水噴射口６の正面形状を構成している。

上記構成のヘッドランプクリーナ用超広角ノズルは、ノ
ズルケース５１を介して渦流形成腔部７に適宜圧力の高
圧洗浄水を供給することにより、洗浄水噴射口６から水
滴状になった洗浄水が噴出し、左右拡散角度βが１４０
度、上下拡散角度γが２１度の超広角度を達成すること
ができる。

即ち、渦流形成腔部７に高圧洗浄水を供給すると、洗浄
水噴射口６において水切縁８が筒壁３の内側に位置して
いるため、洗浄水噴射口６から流出する水流によって該
水切縁８で分流した上部洗浄水は、該洗浄水噴射口６近
傍で高速の渦流を形成する。この渦流は水切縁８が端壁
面５から略直角に垂れる（垂れ幅ｈ）乱流用ビードを構
成しているため、該水切Ｉ！８で分流した渦流は、該端
壁面５に衝突して強制的に向きを変えられるようになり
、渦中心が絶えず振動する（第５図参照）乱流になる。

この乱流のため洗浄水噴射口６近傍の水圧が脈動するよ
うになり、該洗浄水噴射口６がら噴出する洗浄水は、洗
浄水噴射口６から放出され急速に減圧されると水滴状化
すると共に、円弧状の水切縁８と彎曲縁９及び側縁１０
で規制された噴射方向に噴出し、第６図に示すような噴
射パターンを形成してヘッドランプの前面に高速度で５
突する。この水滴状化した洗浄水は、洗浄水が洗浄水噴
射口６を構成する水切縁８と彎曲縁９の相対向する形状
により薄型幅広の超広角ヘッドランプ面形状に噴射制御
して吹き付けられると、被洗浄面に付着した汚れを強制
剥離すると同時に吹き飛ばし除去する優れた作用を発揮
する。

即ち、本発明に係るヘッドランプクリーナ用超広角ノズ
ルは、洗浄水噴射口６に渦流形成腔部７の頂部壁４の端
壁面５から略直角に彎曲縁９の内側に向かって延びる適
当量の垂れ幅りを有する水切縁８を構成することによっ
て、乱流用ビード部を形成し、洗浄水を水滴状に変える
ことを可能としたものである。したがって、該乱流用ビ
ード部の断面形状を変えることなく洗浄水噴射口６の正
面形状を次のように種々に設計変更することができる。

第７図乃至第１４図は、洗浄水噴射口６の正面形状に関
する他の実施例を示すもので、該平面形状は、第５図に
示す如く、何れも前記実施例と同様に洗浄水噴射口６が
、渦流形成腔部７の頂部壁４の端壁面５から略直角に彎
曲縁９の内側に向かって延びる適当量の垂れ幅りを有す
る水切縁８を含む構成に成る。

第７図の洗浄水噴射口６は、彎曲縁９の曲率を大きくし
、無限大にすることにより直線状化してなるものである
。該洗浄水噴射口６は、正面形状が上方に彎曲した水切
縁８と、該水切縁８に対向した水平方間に延びる彎曲縁
９と、該彎曲縁９と水切縁８を両端部においてそれぞれ
適宜曲率の側縁１０で連結して構成し、第８図に示すよ
うな噴射パターンを形成し得るようにしたものである。

第９図の洗浄水噴射口６は、嘴状頂部壁４の前端から側
縁４ｂに沿って徐々に水切縁８の垂れ幅を大きくし、水
切縁８の正面形状を下方に彎曲したものであり、該下方
に彎曲した水切縁８と、該水切縁８に対向し上方に彎曲
した彎曲縁９と、該彎曲縁９と水切縁８を両端部におい
てそれぞれ適宜曲率の側縁１０で連結して構成し、第１
０図に示すような噴射パターンを形成し得るようにした
ものである。

また、第１１図の洗浄水噴射口６は、前記第９図の実施
例において彎曲縁９の曲率を大きくし、無限大にするこ
とにより直線状化してなるもので、正面形状が下方に彎
曲した水切縁８と、咳水切縁８に対向した水平方向に延
びる彎曲縁９と、該彎曲縁９と水切縁８を両端部におい
てそれぞれ適宜曲率の側縁１０で連結して構成し、第１
２図に示すような噴射パターンを形成し得るようにした
ものである。

更に、第１３図の洗浄水噴射口６は、前記各実施例にお
いて水切縁８．彎曲縁９及び側縁１０の曲率を大きくし
、無限大にすることにより直線状化してなるもので、正
面形状が略矩形を呈し、第１４図に示すような噴射パタ
ーンを形成し得るようにしたものである。

本発明に係るヘッドランプクリーナ用超広角ノズルは、
上記実施例に示したように、渦流形成腔部７に高圧洗浄
水を供給すると、水切縁８が構成した乱流用ビード部に
よって乱流を生じ、該乱流による洗浄水噴射口６近傍の
水圧の脈動により、洗浄水噴射口６から噴出する洗浄水
が水滴状化するため、噴射パターンの左右分離を生ずる
ことなく、超広角ヘッドランプ面形状に対応して広角に
洗浄水を噴射し、被洗浄面に付着した汚れを強制剥離す
ると同時に吹き飛ばし除去する強力な洗浄作用を発揮す
るようになり、洗浄効率の上昇を計ることができるもの
である。

Ｃ発明の効果〕 本発明に係るヘッドランプクリーナ用超広角ノズルは、
以上のように構成したから、水滴化した洗浄水が幅方向
に大きく拡散され強力な洗浄力を発揮すると共に、被洗
浄面に均一に噴射されるため、薄型広幅のヘッドランプ
において洗い残しが生ずることがなく、洗浄効率を改善
することができる等の優れた特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る洗浄水噴射ノズルを用いて構成さ
れたヘッドランプクリーナの縦断面図、第２図は本発明
に係るヘッドランプクリーナ用超広角ノズルの第一の実
施例を示す洗浄水噴射ノズルの正面図、第３図は同平面
図、第４図は第２図におけるＴＶ−ｒｌ／線断面図、第
５図は第３図における渦流形成腔部の作用を示す拡大図
、第６図は噴射パターン図、第７図乃至第１４図はそれ
ぞれ正面形状の異なる洗浄水噴射口に関する他の実施例
を示す要部正面図と、それに対応する噴射パターン図、
第１５図（イ）乃至（ハ）はそれぞれ従来の洗浄水噴射
ノズルの要部断面図である。 ■・・・短筒部　　　　　　２・・・球形基部３・・・
筒壁　　　　　　　４・・・頂部壁５・・・端壁面　　
　　　　６・・・洗浄水噴射ロア・・・渦流形成腔部　
　　８・・・水切縁９・・・彎曲縁　　　　　ｌＯ・・
・側縁特許出願人　株式会社　小糸製作所 代理人　弁理士　前　　１）　和　　男第１図 −へり寸のロトω■口 第７図　　　　第８図 ｂ　　　　　　ソ 第１３図 第１４図 （イ） ５図 （ロ）　　　　　　　　　（ハ） Ａ−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高圧洗浄水を自動車のヘッドランプに噴射洗浄して投光
   率の回復を計るヘッドランプクリーナにおいて、洗浄水
   供給部と連通する短筒部の筒壁と、該短筒部の端部に構
   成した頂部壁の端壁面とから成る渦流形成腔部に対して
   、上記頂部壁の前端に構成し、正面形状が適宜曲率にて
   彎曲するか又は直線状になる水切縁と、該水切縁に対応
   して上記短筒部の前半部上端に構成した正面形状が上方
   に彎曲するか又は直線状になる彎曲縁と、該彎曲縁と水
   切縁を両端部においてそれぞれ適宜曲率で連結した側縁
   により、洗浄水噴射口を開口して成ると共に、該水切縁
   の上記頂部壁の端壁面から略直角に彎曲縁の内側に向か
   って延びる適当量の垂れ幅を有する乱流用ビード部を構
   成することを特徴とするヘッドランプクリーナ用超広角
   ノズル。