JPS6354841B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6354841B2 JPS6354841B2 JP59004006A JP400684A JPS6354841B2 JP S6354841 B2 JPS6354841 B2 JP S6354841B2 JP 59004006 A JP59004006 A JP 59004006A JP 400684 A JP400684 A JP 400684A JP S6354841 B2 JPS6354841 B2 JP S6354841B2
- Authority
- JP
- Japan
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- seawater
- exchange
- bay
- drainage
- flow
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000013535 sea water Substances 0.000 claims description 32
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000012851 eutrophication Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 2
- 239000003643 water by type Substances 0.000 description 2
- 238000005273 aeration Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B9/00—Water-power plants; Layout, construction or equipment, methods of, or apparatus for, making same
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は海水の交流促進方法に係り、さらに詳
しくは発電所等が使用する大量の冷却水の排水の
流れを利用して富栄養化が進みつつある湾内等の
閉鎖水域内の海水交流を促進する方法に関するも
のである。
しくは発電所等が使用する大量の冷却水の排水の
流れを利用して富栄養化が進みつつある湾内等の
閉鎖水域内の海水交流を促進する方法に関するも
のである。
湾内等の閉鎖水域内における漁業が盛んに行わ
れている。このような閉鎖水域内は海象が穏やか
で利用し易いが海水の交流が悪く富栄養化が進ん
でおり生産力が低下するという問題が発生してい
る。
れている。このような閉鎖水域内は海象が穏やか
で利用し易いが海水の交流が悪く富栄養化が進ん
でおり生産力が低下するという問題が発生してい
る。
一方、このような閉鎖水域内の海水交流方法は
従来より各種研究されており、湾口改良、新水道
開削、作嶺あるいは導流堤、離岸堤などの他、動
力を用いて強制的に海水交流を促進するものとし
てポンプによるもの、エアレーシヨンによるもの
等が用いられる場合もあつた。
従来より各種研究されており、湾口改良、新水道
開削、作嶺あるいは導流堤、離岸堤などの他、動
力を用いて強制的に海水交流を促進するものとし
てポンプによるもの、エアレーシヨンによるもの
等が用いられる場合もあつた。
しかし、動力を用いるものは自然のエネルギー
と比較してあまりにも小さいエネルギーであるた
め無駄であると言われていた。
と比較してあまりにも小さいエネルギーであるた
め無駄であると言われていた。
本発明は以上のような事情に鑑み成されたもの
で、火力発電所、原子力発電所のように大量に新
鮮な海水を常に動かす施設を利用して閉鎖水域に
おける海水交流を促進し自然の潮汐、波などによ
る海水交流を促進することができるようにした海
水交流促進方法を提供することを目的としてい
る。
で、火力発電所、原子力発電所のように大量に新
鮮な海水を常に動かす施設を利用して閉鎖水域に
おける海水交流を促進し自然の潮汐、波などによ
る海水交流を促進することができるようにした海
水交流促進方法を提供することを目的としてい
る。
以下、図面と共に本発明方法の詳細を説明す
る。
る。
第1図は本発明方法の概略を説明するもので、
図において符号1で示す部分は閉鎖水域で、この
閉鎖水域の近傍の高所に火力や原子力を利用した
発電所2が建設されている。
図において符号1で示す部分は閉鎖水域で、この
閉鎖水域の近傍の高所に火力や原子力を利用した
発電所2が建設されている。
この発電所2はポンプなどを利用して外海の海
水を取込む取水口3を有し、排水口4は放水路5
を介して閉鎖水域1内に設けられている。
水を取込む取水口3を有し、排水口4は放水路5
を介して閉鎖水域1内に設けられている。
一般に閉鎖水域1内の水は自然の潮の干満によ
る海水交流だけが水の移動の原動力であるため、
閉鎖水域内で富栄養化が進んでしまう。
る海水交流だけが水の移動の原動力であるため、
閉鎖水域内で富栄養化が進んでしまう。
そこで、本発明においては自然の干満による湾
内流と関連づけて海水交流を促進するため第2図
に示すような流向制御板6、を排水口4の部分に
設けた。
内流と関連づけて海水交流を促進するため第2図
に示すような流向制御板6、を排水口4の部分に
設けた。
これら制御板6、は夫々その基端をピン7によ
つて排水口4側に回動自在に取付けてある。
つて排水口4側に回動自在に取付けてある。
また、これら制御板6、の近傍にシリンダ8を
配置し、そのロツドの先端と途中を制御板6に対
し回動自在に連結してある。
配置し、そのロツドの先端と途中を制御板6に対
し回動自在に連結してある。
このような構造を採用することにより例えば干
潮時において閉鎖水域1側から外海に対して海水
の流れが生じる時、第2図に実線で示すように制
御板6、を湾口側に向ければ放水路5を介して導
かれてきた利用済の海水は排水口4から排水され
る時実線の矢印で示すように湾口側へ向かい海水
の流れを促進する役割を果す。
潮時において閉鎖水域1側から外海に対して海水
の流れが生じる時、第2図に実線で示すように制
御板6、を湾口側に向ければ放水路5を介して導
かれてきた利用済の海水は排水口4から排水され
る時実線の矢印で示すように湾口側へ向かい海水
の流れを促進する役割を果す。
自然の海水交流のエネルギーは莫大であり、
100万KW程度の能力を持つ発電所における600万
t/日程度の取、排水の海水交流という意味では
微々たるものであるが交流の促進という意味では
有効である。
100万KW程度の能力を持つ発電所における600万
t/日程度の取、排水の海水交流という意味では
微々たるものであるが交流の促進という意味では
有効である。
一方、満潮時には外海から湾内へ向かう海水の
流れが生じるがこの場合にはシリンダ8を作動さ
せて制御板6、を第2図に鎖線で示すように湾内
方向に向ければ排水は湾内側に向つて流れ海水交
流を促す。
流れが生じるがこの場合にはシリンダ8を作動さ
せて制御板6、を第2図に鎖線で示すように湾内
方向に向ければ排水は湾内側に向つて流れ海水交
流を促す。
このようにして閉鎖水域内における海水交流を
潮の干満に合わせて促進することができ、湾内漁
場の富栄養化を防止して湾内の海水を浄化し、周
辺漁民及び湾内を利用する観光、行楽関係の事業
者や観光客に対する大きな利益をもたらし漁業補
償を円滑に進めることができる。
潮の干満に合わせて促進することができ、湾内漁
場の富栄養化を防止して湾内の海水を浄化し、周
辺漁民及び湾内を利用する観光、行楽関係の事業
者や観光客に対する大きな利益をもたらし漁業補
償を円滑に進めることができる。
第3図は本発明の他の実施例を説明するもので
本実施例にあつては排水口4の先端を湾内側に向
かう排水口4aと湾口側に向かう排水口4bとに分
けたもので、両者の中央部に制御板6の一端を回
動自在に取付け、これをシリンダ8により湾口側
及び湾内側へ回動させ排水流の方向を変化させる
ことができるように構成してある。
本実施例にあつては排水口4の先端を湾内側に向
かう排水口4aと湾口側に向かう排水口4bとに分
けたもので、両者の中央部に制御板6の一端を回
動自在に取付け、これをシリンダ8により湾口側
及び湾内側へ回動させ排水流の方向を変化させる
ことができるように構成してある。
このような構造を採用しても前述したのと同様
に潮の干満に合わせて排水流の方向を変え海水交
流を促進させることができる。
に潮の干満に合わせて排水流の方向を変え海水交
流を促進させることができる。
一方、第4図は本発明のさらに他の実施例を説
明するもので、本実施例にあつては排水口4の先
端部近傍に制御板6の中心をピン9を介して回動
可能に軸承させこれを支持部材10により排水口
4付近に取付けたものであり、実線で示す湾口側
と、湾内側とに図示していない動力源により回動
させ得るように構成してある。
明するもので、本実施例にあつては排水口4の先
端部近傍に制御板6の中心をピン9を介して回動
可能に軸承させこれを支持部材10により排水口
4付近に取付けたものであり、実線で示す湾口側
と、湾内側とに図示していない動力源により回動
させ得るように構成してある。
このような構造を採用しても前述した実施例と
同様に湾内の海水の潮の干満による交流を促進す
ることができる。
同様に湾内の海水の潮の干満による交流を促進す
ることができる。
尚、上述した実施例においては排水口は1個し
か設けられていないが、放水路5を複数系統にし
潮汐と関連づけて排水路を使い分け海水交流を促
進することができる。
か設けられていないが、放水路5を複数系統にし
潮汐と関連づけて排水路を使い分け海水交流を促
進することができる。
以上の説明から明らかなように本発明によれば
閉鎖水域内の適切な位置に発電所等の利用済の海
水を排出する排水口を設け、この排水口からの排
水流の潮の干満に合わせて方向を変えることによ
り海水交流を促進し閉鎖水域内の水の交換率を飛
躍的に向上させ閉鎖水域内における漁場の富栄力
化を防止し、周辺漁民及び湾内を利用する観光そ
の他に多大の利益をもたらすことができる。
閉鎖水域内の適切な位置に発電所等の利用済の海
水を排出する排水口を設け、この排水口からの排
水流の潮の干満に合わせて方向を変えることによ
り海水交流を促進し閉鎖水域内の水の交換率を飛
躍的に向上させ閉鎖水域内における漁場の富栄力
化を防止し、周辺漁民及び湾内を利用する観光そ
の他に多大の利益をもたらすことができる。
第1図は閉鎖水域における設備の概略構成図、
第2図乃至第4図は本発明の夫々異なつた実施例
を説明する排水口の構造図である。 1……閉鎖水域、2……発電所、3……取水
口、4……排水口、5……放水路、6……制御
板、7,9……ピン、8……シリンダ、10……
支持部材。
第2図乃至第4図は本発明の夫々異なつた実施例
を説明する排水口の構造図である。 1……閉鎖水域、2……発電所、3……取水
口、4……排水口、5……放水路、6……制御
板、7,9……ピン、8……シリンダ、10……
支持部材。
Claims (1)
- 1 閉鎖水域の近傍に設置され外海に取水口を有
し湾内に排水口を有する発電所の排水口側の潮の
干満による海水の流れ方向に合わせて排水を導く
制御板を回動自在に設け、排水流により海水交流
を促進させるようにしたことを特徴とする海水の
交流促進方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59004006A JPS60148908A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | 海水の交流促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59004006A JPS60148908A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | 海水の交流促進方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60148908A JPS60148908A (ja) | 1985-08-06 |
JPS6354841B2 true JPS6354841B2 (ja) | 1988-10-31 |
Family
ID=11572892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59004006A Granted JPS60148908A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | 海水の交流促進方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60148908A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1272139A (en) * | 1984-11-16 | 1990-07-31 | Shoji Mizutani | Fluid separator, hollow fiber to be used for construction thereof and process for preparation of said hollow fibers |
US5336018A (en) * | 1990-03-22 | 1994-08-09 | Inge Maudal | Tidal system and method for cleansing a harbor |
-
1984
- 1984-01-12 JP JP59004006A patent/JPS60148908A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60148908A (ja) | 1985-08-06 |
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