JPS635471Y2 - - Google Patents

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JPS635471Y2
JPS635471Y2 JP14279385U JP14279385U JPS635471Y2 JP S635471 Y2 JPS635471 Y2 JP S635471Y2 JP 14279385 U JP14279385 U JP 14279385U JP 14279385 U JP14279385 U JP 14279385U JP S635471 Y2 JPS635471 Y2 JP S635471Y2
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JP
Japan
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poultry
floor
house
chicken manure
chicken
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JP14279385U
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JPS6253671U (ja
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は鶏舎の内部に養鶏室と鶏糞貯留室と
を上下に設け、養鶏室での鶏糞を鶏糞貯留室に落
下させて処理するようにした養鶏装置に関するも
のである。
〈従来の技術〉 周知のように鶏を多数飼育する鶏舎には床に直
接ケージ列を設置する低床式鶏舎と、床に柱を設
置して柱の上端にケージ列を設置する高床式鶏舎
とがある。
上記した両鶏舎ともウインドレスとなつている
場合がある。このウインドレス鶏舎は、鶏舎の妻
面からダクトで吸入した外気を天井裏に形成した
通気路に圧送し、天井に形成したスリツトから外
気を鶏舎内に吹き出して環流させ、壁面から屋根
裏に設けた排気路を通して棟から排出するのであ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 そして、低床式鶏舎は、例えば少なくとも一日
に一回は鶏糞を舎外に搬出し、舎内に鶏糞を溜め
ない様にしている。即ち、舎内に鶏糞を溜める
と、鶏糞からアンモニアガスその他のガスが発生
して鶏舎内の環境が悪化し、鶏病が発生するし、
空気が汚損するからである。しかし、低床式鶏舎
は天井が低いので、鶏の体温による舎内気温の上
昇で温度調節機構の熱源を節減することができ、
しかも舎内気温の上昇で飼料の消費量を少なくし
て産卵率の上昇を期待することができる。
一方、高床式鶏舎はケージ列と床面との間隔が
充分に有るので、ケージ列から落下する鶏糞をそ
のまま床面に溜めて乾燥したり、またはケージ列
と床面との間に簀子を設けて鶏糞を受止め、簀子
である程度まで鶏糞を乾燥してから床面に落下さ
せるのである。したがつて、鶏糞の処理作業に付
いては効果的であるが、床面に堆積した鶏糞から
発生するガスにより低床式鶏舎と同様の欠点があ
る。しかも、鶏の体温で舎内温度の上昇を期待す
るウインドレス鶏舎では、鶏の体温による温度を
期待することができず、温度調節機構で広い舎内
を暖めなければならないので、舎内温度を上昇さ
せるために充分な熱源が必要である。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記した低床式鶏舎と高床式鶏舎との
長所を取り入れて短所を除去するようにしたもの
で、鶏舎の内部に横方向の床部を設け、該床部の
上方に養鶏室を、下方に鶏糞貯留室を夫々構成
し、上記床部にはケージ列の下方に位置してケー
ジ列の長さ方向に沿うように開口部を形成し、該
開口部には固定材と、該固定材の上に位置する移
動材とを設け、移動材の摺動により隣り合う固定
材間の落下孔を開閉可能にしたことを特徴とする
ものである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面の実施例に付いて説明する
と、1は鶏舎で、該鶏舎1は横に長い左右の壁部
2,2と、屋根部3とを有し、内部に横方向の床
部4を設けて上方に養鶏室5を、下方に鶏糞貯留
室6を区画構成してある。
上記した鶏舎1はウインドレス構造で、各壁部
2が内壁7と外壁8とから成つて縦排気路9を有
し、屋根部3も内屋根10と外屋根11とから成
つて上記両縦排気路9に連通する傾斜排気路12
を有し、両傾斜排気路12は屋根部3の傾斜上端
である棟部13に形成した排気部14により外気
に連通している。
しかし、鶏糞貯留室6の壁部2は開放して上記
した縦排気路9の下端が開口し、開放部分に例え
ばカーテン15を取り付けて開放可能となつてい
る。そして、内屋根10と天井部16とで囲まれ
る部分には送気路17を形成し、鶏舎1の妻面に
設けたフアン18を上記送気路17に位置させ、
天井部16に鶏舎1の長さ方向の吹出し孔19を
開設する。又、内壁7の高さの途中には養鶏室5
と縦排気路9とを連絡する通孔20を開設する。
したがつて、フアン18で圧送される外気は送気
路17で加圧されて吹出し孔19から養鶏室5に
吹出し、養鶏室5を環流して通孔20から縦排気
路9に流入し、傾斜排気路12を通つて排気部1
4から外部に放出したり、縦排気路9を下に流れ
て鶏糞貯留室6に吹出す。
前記した床部4の上面には複数基のケージ列2
1を鶏舎1の長さ方向に設置し、床部4にはケー
ジ列21の下方に位置するとともに長さ方向に沿
う開口部22を形成する。この開口部22には一
定の間隔で板状の固定材23を設け、隣り合う固
定材23,23間に養鶏室5と鶏糞貯留室6とを
連通させる落下孔24を形成する。
そして、上記固定材23の上面には細い線状の
受材25を開口部22の長さ方向に沿つて2本並
設し、固定材23の上面には受材25に乗るよう
にして複数の板状移動材26を設ける。各移動材
26は落下孔24より僅かに長くて固定材23と
ほぼ同一長さで、隣り合う移動材26同志が線材
27で接続されている。したがつて、鶏舎1の一
端においてウインチ等で各移動材26を引つ張る
と、各移動材26は受材25に乗つて開口部22
の長さ方向に摺動し、鶏舎1の他端において引つ
張ると移動材26は他方向に摺動する。
又、開口部22には各落下孔24の上方に位置
して移動材26の上面に接触する棒状の掻落材2
8を、開口部22の長さ方向と直交するようにし
て落下孔24ごとに設ける。したがつて、各移動
材26が摺動すると掻落材28が移動材26の上
面を擦ることになる。
本考案は上記した構成であつて、通常では第3
図で示すように各移動材26が落下孔24を閉塞
した状態である。したがつて、養鶏室5と鶏糞貯
留室6とが床部4により遮断して空気の流通がほ
とんどない独立状なので、養鶏室5が低床式鶏舎
と同様の構成になる。そして、各ケージ列21か
ら落下する鶏糞は固定材23と移動材26の上面
に溜る。
一方、一日または数日に一回各移動材26を往
復摺動する。即ち、鶏舎1の一端において機械的
操作で各移動材26を第3図矢印で示すように固
定材23の長さ程度だけ左方向に摺動すると、移
動材26が固定材23の上面を移動し、移動側先
端部が固定材23の上面の鶏糞を押出して落下孔
24から落下させるとともに、掻落材28が移動
材26の上面の右半分に乗つている鶏糞を掻き取
つて落下孔24から落下させる(第4図)。
又、鶏舎1の他端において各移動材26を第4
図矢印で示すように落下孔24と固定材23の長
さ程度だけ右方向に摺動すると、移動材26は右
隣の固定材23に乗り移り、掻落材28が移動材
26の左上面に乗つている鶏糞を掻き取つて落下
孔24から落下させる(第5図)。したがつて、
移動材26の往復摺動で固定材23及び移動材2
6の上面に溜る鶏糞は全て落下孔24から鶏糞貯
留室6内に落下し、落下孔24の床面に堆積す
る。
そして、移動材26を約落下孔24の長さ程度
だけ左方向に摺動すると、移動材26は落下孔2
4を閉塞するので、養鶏室5と鶏糞貯留室6とが
区画された独立の室になる。このため、養鶏室5
ではそのまま鶏を継続して飼育することができる
し、鶏糞貯留室6では壁部の開放部から外気を導
入して床に堆積する鶏糞を乾燥したり、熱風を吹
き付けて乾燥処理すればよい。
以上、本考案を図面の実施例に付いて説明した
が、本考案は上記実施例に限定するものではな
く、実用新案登録請求の範囲に記載された範囲内
であればどのようにでも変更して実施することが
できる。
〈考案の効果〉 以上、要するに本考案によれば鶏舎の内部を床
部により養鶏室と鶏糞貯留室とに区画構成してあ
るので、養鶏室では従来の低床式鶏舎と同様にし
て鶏を飼育することができるし、鶏糞が僅かしか
溜らない。そして、溜つている鶏糞は固定材を僅
かに往復摺動するだけで簡単に下方に落下するこ
とができるので、鶏糞から発生する各種のガスで
養鶏室の環境を損なうことがないし、鶏の体温で
養鶏室内の温度を充分に維持することができる。
又、鶏糞貯留室では上方の養鶏室に悪影響を与
えないで鶏糞を乾燥することができ、鶏糞の乾燥
処理効率を著しく高めることができて実用的価値
が有るものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断面図、第2図は一部の縦断面図、第3図か
ら第5図は固定材の作動状態の断面図である。 1……鶏舎、4……床部、5……養鶏室、6…
…鶏糞貯留室、21……ケージ列、22……開口
部、23……固定材、24……落下孔、26……
落下孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鶏舎の内部に横方向の床部を設け、該床部の上
    方に養鶏室を、下方に鶏糞貯留室を夫々構成し、
    上記床部にはケージ列の下方に位置してケージ列
    の長さ方向に沿うように開口部を形成し、該開口
    部には固定材と、該固定材の上に位置する移動材
    とを設け、移動材の摺動により隣り合う固定材間
    の落下孔を開閉可能にしたことを特徴とする養鶏
    装置。
JP14279385U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPS635471Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14279385U JPS635471Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14279385U JPS635471Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6253671U JPS6253671U (ja) 1987-04-03
JPS635471Y2 true JPS635471Y2 (ja) 1988-02-15

Family

ID=31051856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14279385U Expired JPS635471Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0714307B2 (ja) * 1986-08-05 1995-02-22 三菱農機株式会社 高床鶏舎

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JPS6253671U (ja) 1987-04-03

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