JPS6354327A - 治療用組成物 - Google Patents

治療用組成物

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JPS6354327A
JPS6354327A JP62150069A JP15006987A JPS6354327A JP S6354327 A JPS6354327 A JP S6354327A JP 62150069 A JP62150069 A JP 62150069A JP 15006987 A JP15006987 A JP 15006987A JP S6354327 A JPS6354327 A JP S6354327A
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tumor necrosis
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、細菌および真菌類による感染症の治療に関す
るものである。詳細には、本発明は、この様な治療にお
けるサイトカイン(cytokincs)の使用に関す
る。なかでも本発明は、抗感染症剤としての、サイトカ
イン、腫瘍壊死因子アルファ(TNF−α)の使用に関
する。
本発明の抗感染症剤によって治療される感染症は、食細
胞に欠陥があるために生じる感染症である。単核細胞、
多形核好中球、マクロファージおよび好酸球を包含する
食細胞は、通常、細菌および真菌類病原体を取り込む。
この食細胞は、[呼吸激発(burst)Jによって証
拠だてられる様に、酸素を利用すると思われる未知の機
構によって、取り込んだ病原菌を殺す。ある種の病気で
は、食細胞は、病原体を取り込むことによって血液およ
び組織からこれらを除去することができるが、捕食した
微生物を殺すことはできない。これらの非殺菌性食細胞
に含有されている微生物は、生育可能である。慢性肉芽
腫症(COD)は、非殺菌性多形核好中球を生じる遺伝
的欠陥に起因する症状の一例である。慢性肉芽腫症は子
供に最も頻繁に起こるが、成人にも観察される。慢性肉
芽腫症を有する患者は、感染症に対して過度の感受性を
示す(ハカンソン等(Hakansson、L、 et
 al、 )、Arch。
Dis、 Child、 55.776(1980))
。慢性肉芽腫症は、重大な小児科上の問題となっており
、不完全な食細胞によるこの様な病気の一例である。
CODの特徴は、その他の全ての点において正常である
らしい食細胞による呼吸激発が実質上全く存在しないこ
とである。COD患者は、そのリンパ節、肝臓、骨、皮
膚および呼吸器に、しばしば重篤でしばしば致死的な感
染症を有する。
呼吸激発は、酸素ラジカルの産生を示す。この酸素消費
は、最も一般的な細菌および真菌類病原体を殺すための
最適条件を作り出すために必要とされると考えられる。
酸素が欠乏している細胞は、ある種の病原菌を取り込む
が、効果的に殺さない(マンデル(Man4ell、 
G、 L、 )、jnfect、  fmun、 9−
1337.1974)。病原体を殺すことに関係してい
ると思われる物質であって、酸素を要求する物質には、
過酸化物、ヒドロキシラジカル、原子状酸素および過酸
化水素がある。
腫瘍壊死因子(TNF)と呼ばれている物質は、自然に
痛症状が軽減している患者が同時に細菌感染症を有して
いることが観察された時、初めて記載された。腫瘍壊死
因子アルファは、生物学的活性および構造において種々
の程度の類似性を有する一群の蛋白質類に属するようで
ある。時折カケクチン(cachect in)とも呼
ばれる腫瘍壊死因子ベータ(以前はリンホトキシンと呼
ばれていた)は、この蛋白質群に含まれるその他の既知
分子の一例である。感染症における腫瘍壊死因子アルフ
ァの役割についての推論はあるが、一定の範囲の細菌お
よび真菌類で試験した結果は、直接の腫瘍壊死因子アル
ファ感受性の証拠を示さなかった(オールド(Old、
L、J、)、S cience  230.632(1
985)における概説)。腫瘍壊死因子アルファは、ヒ
ト謄静脈内皮細胞単層へのヒト好中球の粘着性を高める
ことが示された(ギャンブル等(GaIIlble、 
J 、 R,et al、 )、PNAS  82,8
667(1985))。内皮細胞に対するPMNの粘着
′ 性のこの増大は、腫瘍拒否における腫瘍壊死因子の
効果の1要素であると考えられた(前掲8667)。組
換えヒトインターフェロンガンマ(rHuIFN−γ)
および天然のヒト腫瘍壊死因子ベータ(nHuTNF−
β)は、イン・ビトロにおいてPMNの食菌活性を高め
ることが、PMHのラテックスビーズ取り込み能によっ
て測定された(シャラビー等(Shalaby、 M、
 R,、et al、 )、ASBC/AA I (1
984))。ヒトインターフェロンガンマおよびヒト腫
瘍壊死因子ベータは、PMNに媒介される抗体依存性細
胞の細胞毒性を高め、またOf−の産生を増加すること
が示された(シャラビー等(Shalaby、 M、 
R,et al、 )、J、ofI mmunolog
y、↓35(3)、2069(1985))。
腫瘍壊死因子は、投与量に依存してヒト好酸球の、寄生
体を殺す能力を高めることが示された(シルバースタイ
ン(Silberstein、D、 S、 )およびデ
ィピッド(David、J、  R,)、P、N、A、
S、83.1055(1986))。
本発明は、ヒト腫瘍壊死因子アルファが多形核好中球(
PMN)を活性化するという新しい観察に基づいている
。本発明者らは、ヒト腫瘍壊死因子アルファがイン・ビ
トロでPMNの食菌活性を高めることを見い出した。本
発明者らはまた、ヒト腫瘍壊死因子アルファがX−関連
CODに罹患した男性患者の不活性なPMNをイン・ビ
トロで変性させ、呼吸激発を生じさせることを見い出し
た。
本発明は、食菌作用を必要とする種々の感染症のための
抗感染症治療剤を提供することを目的とするものである
。より詳細には、ヒト腫瘍壊死因子アルファを、正常な
食細胞を有する、種々の感染症に罹患している患者にお
ける抗感染症剤として使用することができる。
本発明はまた、不完全な食菌細胞を活性化するための抗
感染症治療剤を提供することを目的とするものである。
発明の要約 本発明は、ヒト腫瘍壊死因子アルファが、正常および不
完全な多形核好中球(PMN)を活性化するという新し
い蚊察に基づいている。従って、本発明の一態様は、正
常な食細胞を存する感染症患者における抗感染症治療と
して、ヒト腫瘍壊死因子アルファを含存している組成物
を投与することである。本発明の別の態様は、不完全な
食細胞を有する患者にこの組成物を投与し、抗病原菌応
答をもたらすことである。
咀匡符μs団 第1図は、ヒト腫瘍壊死因子アルファによる、正常(A
)およびC0D(B)提供者からのPMNの食菌作用の
活性化を示す。食菌作用の検定は、実施例1の一般的な
物質および方法に記載した様にして行った。食菌細胞の
分類は、FACSのプロファイルによって示す。X軸に
近い曲線は、バックグラウンドの自己蛍光および/また
はビーズを取り込まなかった細胞を表わす。(A)では
、非処理正常PMNを(−)で、ヒト腫瘍壊死因子アル
ファで処理した正常PMNを(−)で表わし、(B)で
は、非処理CGDPMNを(−)で、ヒト腫瘍壊死因子
アルファで処理したCGDPMNを(−)で表わす。
詳細な説明 多形核好中球(PMN)、単核細胞、マクロファージお
よび好酸球を包含する食細胞は、細菌および真菌類病原
体に起因する感染症を排除する役割を有する。宿主の防
御メカニズムへの食菌細胞の関与は、よく調べられてい
る。PMNは、腫瘍細胞およびウィルス感染細胞に対し
、抗体依存性の細胞毒性活性を示すことができる(プレ
グリ等(Dellegri、F、 et at、 )、
r Illmunology 48 、273(198
3))。P〜INはまた、病原体の排除に独特の方法を
示す。PMNはまず、病原菌を取り込み、次いで急速に
多量の酸素を消費することによって病原菌を殺ず。酸素
の消費は、最も一般的な細菌および真菌類病原体を殺す
ための最適条件を作り出すために必要とされる。酸素由
来の代謝産物は、病原菌を殺すことに関与する(ベイビ
オ−(Babior、B、 M、 )、N、 Engl
、 J 、 Med。
玄先影、659(+978))。
ある種の病気では、食細胞は、血液および組織から病原
体を取り込むことができるが、捕食した微生物を殺すこ
とはできない。リンパ腺炎、肺炎、肝臓膿瘍および蜂巣
炎の様な感染症は、この様な、食細胞に欠陥がある場合
に発症する。スタフィロコッカス0アウレウス(S t
aphylococcus aureus)、エンテロ
バクタ−・アエロゲネス(E nterobacter
aerogenes)、E、コリ(E、 coli)、
セラチアψマルセツセンス(S erattia ma
rcescens)、カンジダ・アルビカンス(Can
dida albicans)およびアスペルギルス・
フミガッス(Aspergillus rumigat
us)を包含する種々の微生物が、この様な状態の病巣
から培養された。これらの病原体を殺すことができない
食細胞、即ち不完全な食細胞によって取り込まれた病原
体は、抗生物質から保護される。
従って、この様な低者における抗生物質の使用は制限さ
れる。本発明は、細胞内微生物に起因する感染症の治療
をら包含する。より詳細には、本発明は、正常な食細胞
を有する感染症の患者の治療をも包含する。本発明は特
に、慢性肉芽腫症に罹患している低音を含む不完全な食
細胞を存する信者に生じるこれらの感染症に適用するこ
とができる。
腫瘍壊死因子アルファ、および組換え細胞培養からの回
収を包含するその製造方法は、よく知られている(ヨー
ロッパ特許出願第85304758.7号)。組換え、
天然または合成供給源からの腫瘍壊死因子アルファが、
腫瘍壊死因子アルファの範囲に含まれる。アミノ酸が置
き換えおよび/または除去および/または付加された腫
瘍壊死因子アルファの変異体、その有機および無機塩、
および腫瘍壊死因子アルファの共有結合的に修飾された
誘導体も腫瘍壊死因子アルファの範囲に含まれる。
本発明に使用するに当たっては、腫瘍壊死因子アルファ
を注射用または局所用製剤のいずれかに製剤化すること
ができる。非経口的製剤は知られていて、本発明の使用
に好適であり、筋肉内または静脈内投与用製剤が好まし
い。これらの製剤は、腫瘍壊死因子アルファの治療的有
効量を含有する滅菌溶液剤、懸濁液剤または凍結乾燥物
のいずれかであり、安定化剤または賦形剤を含有してい
てもよい。凍結乾燥組成物は通常、適当な希釈剤、例え
ば注射用の水、生理食塩水等で約、001mg/ccか
らlomg/ccの濃度、即ち繊維芽細胞(L−M)で
測定した生物学的活性が約≧4 X 10’単位/mg
となる−ように復元する。
腫瘍壊死因子アルファは、皮膚科用賦形薬に治療的有効
濃度の腫瘍壊死因子アルファを含有させることにより、
局所治療のための外用製剤に製剤化される。投与すべき
腫瘍壊死因子アルファの量、および局所用製剤中の腫瘍
壊死因子アルファの濃度は、選ばれる賦形薬、叡者の臨
床的症状、使用される腫瘍壊死因子アルファの種類およ
び製剤中の腫瘍壊死因子の安定性によって決まる。従っ
て、医師は、製剤中に適当な濃度の腫瘍壊死因子アルフ
ァを含有している適当な製剤、および問題の患者または
同等の患者についての臨床上の経験によって決められる
投与すべき製剤の量を使用しなければならない。通常、
局所用製剤のための濃度は、約、 01 mg/ ml
−100mg/ m1以上の範囲である。
腫瘍壊死因子アルファの固形分散剤および可溶化製剤を
使用することができる。従って、賦形薬中に使用される
正確な濃度は、治療上の応答を最も効果的にするために
、適度の実験的処理によって決められるであろう。皮膚
感染症の治療では、I%W/Wの水酸化アルミニウムゲ
ル賦形薬を用い、賦形薬100グラム当たり約10mg
以上の腫瘍壊死因子を使用することができる。ゲル以外
の好適な賦形薬は、鉱油、ワセリン等を使用した水中油
型または油中水型の乳濁液である。
腫瘍壊死因子アルファは、経皮治療系を使用して、局所
的に投与することができる(バリー(Barry)、1
983、Dermatological For+++
ulations。
p、I81およびその引用文献)。この様な系は、主と
して低分子量薬物の経皮投与のためにデザインされてき
たが、これらは、範囲を限定することにより経皮投与す
ることができる。これらは、速度調節用多孔性膜を適当
に選択することにより、腫瘍壊死因子アルファおよび関
連する治療用タンパク質に容易に適用することができる
。しかしながら、この皮膚結合粘着剤が初回投与量の腫
瘍壊死因子を含有している必要はない。
腫瘍壊死因子アルファの局所用(外用)製剤は、全身ま
たは局所投与のいずれかのために使用することができ、
非経口投与のための上記の賦形薬、および相互溶媒、界
面活性剤、油、湿潤剤、皮膚軟化剤、保存剤、安定化剤
および抗酸化剤の様な局所用製剤に使用されるその他の
賦形薬を含有することができる。例えばトリスまたはリ
ン酸緩衝液のような、薬理学的に許容し得る緩衝液を使
用することができる。場合により、局所用製剤に、腫瘍
壊死因子アルファの経皮浸透を高めるための薬物または
その他の薬物の様な、増進剤、界面活性剤、反応促進剤
、吸着促進剤または浸透増進剤と呼ばれるIまたはそれ
以上の薬物を含有させてもよい。この様な薬物は、好ま
しくは当業者に知られている以下の特性、即ち薬理学的
に不活性であり、体液または電解質の損失を促進せず、
腫瘍壊死因子アルファと共存することができ(不活化し
ない)、そして所望によりクリーム、ゲルまたはその他
の局所投与系に製剤化することができるという性質の幾
つかまたは全てを有しているべきである。
好ましいl態様では、クリーム基剤の局所用製剤は以下
の成分を含有する: クリーム基剤        グラム/100グラムr
TNF           O,01−1,0グリセ
リルステアリン酸 エステル           3.0イソプロピルミ
リスチン酸 エステル           4.0プロピレングリ
コール      3.0PEG−40ステアレート 
   1.0セチルアルコール        2,0
ヒドロキシエチルセルロース  0.5−1.0保存剤
            95 水                 100その他の
例では、クリーム基剤の局所用製剤は以下の成分を含有
する クリーム基剤        グラム/100グラムr
−TNF          O,01−1,0ステア
リン酸         15.0グリセリン    
      80 水酸化カリウム         0.7保存剤   
         95 水                   76.3局
所用製剤の更に別の例では、ゲルまたは軟膏はそれぞれ
以下の成分を含有するニ ゲル             グラム/100グラム
rTNF            O,01−1,0リ
ン酸ナトリウム緩衝液    95 塩化ナトリウム          l保存剤    
        95 メチルセルロース        2 水                   100均貴
− r−TNF扮末       0.01−1.0ラノリ
ン           15 保存剤            95 白色ワセリン          95−!00腫瘍壊
死因子アルファは、約25μ9/M”/ Elより多い
投与量で筋肉内注射することにより、局所的ではなく、
全身的に投与することができる。
投与mは、使用する腫瘍壊死因子アルファ種の特性、例
えばその活性および生物学的半減期、製剤中の腫瘍壊死
因子アルファの濃度、投与の部位および割合、問題の憶
者の臨床的な耐久力、を者が罹廖j7ている感染症等、
医師の技量の範囲内で決められる。
本発明の腫瘍壊死因子アルファは、溶液状で投与するこ
とができる。溶液のpHは、p115〜9゜5、好まし
くはpH6,5〜7.5の範囲にするべきである。腫瘍
壊死因子アルファは、リン酸塩、トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタ:/−MCI2またはクエン酸塩等の
様な適当な薬学的に許容し得る緩衝液を含有する溶液に
するべきである。緩衝液の濃度は、11−1O0iの範
囲にするべきである。腫瘍壊死因子アルファの溶液は、
塩化ナトリウムまたは塩化カリウ与の様な塩を50〜7
50肩Mの濃度で含有することもできる。腫瘍壊死因子
アルファを含有しでいる溶液または溶液が調製される組
成物に、アルブミン、グロブリン、ゼラチン、プロタミ
ンまたはプロタミンの塩の様な安定化剤の有効量を含有
させてもよく、加えることができる。
腫瘍壊死因子アルファの全身投与は、毎日、通常筋肉的
注射によって行なわれるが、静脈内注射してもよい。鼻
腔内またはその他の非注射経路によって投与してもよい
。腫瘍壊死因子アルファを、血液などのある種の組織に
適用するためのミクロスフェア−、リポソームまたはそ
の他の微粒子からなる投与系によって投与することもで
きる。局所用製剤は、毎日直接皮膚または粘膜に塗布し
、次いで好ましくはこの局所用製剤を通さない包帯(帯
具)、ポリオレフィンフィルムまたはその他の防御物質
でおおう。
実施例1−一般的物質および方法 組換え腫瘍壊死因子アルファ(rHuTNF−α)をク
ローンしてE、コリ中で発現させ、99パ一セント純度
以上に精製した(ペニカ等(P ennica。
D、 eL al、 )、Nature 3↓メー、7
24(1984))。腫瘍壊死因子アルファの力価を、
アクチノマインンDで処理したi、−Mマウスの繊維芽
細胞における細胞溶解活性を測定することにより計算し
た。Id、分析結果に基づくと、組換えヒト腫瘍壊死因
子アルファの比活性は、4.0xlO7U/mgタンパ
ク質であった。全ての腫瘍壊死因子アルファ製剤は、ル
ミラス・アモエボサイト・リゼイト(Lumulus 
aIRoebocytc 1ysate)法(マリンク
0−)ト(Maliinkrodt)、セント・ルイス
(St、 Louis)、ミズーリ)によって試験した
ところ、リポポリサッカライド汚染について陰性であっ
た。
末梢血液中の単核細胞(PBMC)および多形核好中球
(PMN)をシャラビー等(Shalaby、 M。
Il、 et al、 )、J 、  I mmuno
l 、上35,2069.1985の記載に従って分離
した。フィコール−ハイバークグラジェント上で、ヘパ
リン化した血液を遠心することにより、簡便にPBMC
を得た。
パイロジエンを含んでいないデキストラン(ファルマシ
ア・ラボラトリーズ(P harmacia L ab
oratories)、ビスカッタウェイ(P ise
ataway)、ニューシャーシー)の沈降によりPM
Hに富んだベレットから赤血球を除去し、次いで蒸留水
中で約20秒間低張的に溶解させた。ギエムサ(Gie
msa)染色した細胞標本をモニターすると、最終的な
pMN細胞懸濁液は通常、〉97パ一セント純度であっ
た。トリパン青エクスクルージョンによって求めた細胞
の生存率は、−貫j2て〉95パーセントであ・った。
P B M Cを、10%熱不活化(50℃で30分間
)ウシ胎児血清(FBS、アーヴイン・サイエンティフ
ィ”)り(I rvine S 1entific)、
アーヴイン、カリフォルニア))、1%I、−グルタミ
ン、1%非必須アミノ酸およびペニシリン/ストレプト
マイシン(完全MEM)を補足したイーグルの最小必須
培地(ME!vLグランド・アイランド・バイオロジカ
ル・コル(Grand  l5land Biolog
ical Cot)、グランド・アイランド、ニューヨ
ーク)中で3回洗浄した。完全MEM2籾中の4X10
’PBMCを24ウ工ル組織培養プレート(コスタ−(
Costar)、ケンブリッジ(Cambr idge
)、マサチューセッッ)に入れ、5ng/n+lの12
−β−ホルボール−12−β−ミリステート−13−α
−アセテ   。
−ト(PMAXング?(SigIIIa))、および/
または1:500希釈のフィトヘマグルチンーP (P
 HA−P)(ディフコ・ラボラトリーズ(Difco
 Laboratories)、デトロイト、ミシガン
)で刺激した。
腫瘍壊死因子アルファの測定のために、刺激の24.4
8および72時間後に試料を集めた。
腫瘍壊死因子アルファの濃度を、特異的ELISA検定
により測定した。腫瘍壊死因子アルファのためのELI
SAは、> 0 、4 ng/mlを検出する(ヴアド
ハンーラジコ等(Vadhan −Raj、 S 、 
et al )、J 、 C11nical Onco
logy 4−1I37(1986))。
5%熱不活化FBS(アーヴイン・サイエンティフィッ
ク)を補足した最小必須培地(ギブコ(GIBCO))
にPMNを懸濁した(2 、5 X 10 ”/ml)
0.5mlずつの細胞を種々のヒト腫瘍壊死因子アルフ
ァ投与量の存在または不在下、12X75mmプラスチ
ックチューブに分注し、円弧を描く振盪機にて37℃で
20分間インキュベートした。各培養に、1.5ミクロ
ンの蛍光ラテックスビーズを単分散させた懸濁液(10
’/1l)(ポリサイエンシズ・インコーホレイテッド
(Polysciences  Inc、 )、ワーリ
ントン(Warrington)、ペンシルバニア)6
0マイクロリツトルを加え、チューブを更に37℃で6
0分間培養した。等容量の2%グルタルアルデヒド(シ
グマ、セント・ルイス、ミズーリ)を加えて細胞を固定
し、FBSグラジェント上で遠心することにより、取り
込まれなかったビーズを除いた。蛍光活性化細胞選別機
(FAC8IV、ベクトン・ディキンソン・アンド・カ
ンパニー(Becton Dickinson and
 Co、 )、サニーベイル(S unnyvale)
、カリフォルニア)を使用し、捕食したPMNの数を調
べた。
アルゴンレーザーを通り過ぎる時の前部角度の光散乱(
細胞サイズ)および蛍光(捕食されたラテックスビーズ
)について、’FAC9■によりPMN(8xlO’→
を分析した。これらの測定は、1個ずつの細胞に基づい
て行い、度数分布ヒストグラムとしてディスプレイした
。取り込まれなかったビーズ、細胞残骸、細胞凝集塊お
よび蛍光ビーズを含有している細胞を電気的に区別する
ように、FAC9IVをプログラムした。取り込まれた
ビーズを含有しているPMNを、ヒストグラム上にディ
スプレイされたその相対蛍光に基づいて定量した。幾つ
かの試料を顕微鏡試験にも付し、取り込まれなかったか
または破壊作用を受けたビーズが除外されていることを
確認した。
抗体依存性細胞の細胞毒性(ADCC)活性を、PMN
を完全培地に懸濁し、種々の投与量でのヒト腫瘍壊死因
子アルファの存在または不在下、37℃で2時間インキ
ュベートすることにより検定した。次いで、種々の数の
PMNを含有している0、11容量を3個の丸底@1a
定プレート(コスタ−(Costar)、ケンブリッジ
、マサチューセッツ)に移した。lウェル当たり、10
’個の”Cr標識されたニワトリ赤血球(CRBC)を
含有しているO、1mlずつを加え、次いで抗体を加え
た。
4時間インキュベートした後、上清を集め(スカトロン
・インコーホレイテッド(S katron、 I n
c、)、スターリング(S terling)、バージ
ニア)、自動ガンマカウンターモデル28037(マイ
クロメゾイック・システムズ・インコーホレイテッド(
Mieromedic Systems、 I nc、
 )、ホージャム(Horsham)、ペンシルバニア
)を使用して、放射活性を測定した。細胞毒性の百分率
で表される比標的溶解活性を以下の様にして計算したニ −B 式中、Aは試験上清(対照または処理PMNと共培養さ
れた標的)中の平均cpmを表わし、Bは自然放出平均
cpm(単独で培養された標的)を表わし、Cは最大放
出平均cpm(1%ノニデット(Nonidet)P−
40で溶解された標的)を表わす。抗体の不在下、常法
により試験した死細胞毒性は5%またはそれ以下であっ
た。
実施例2  PMN  ADCCの増大試験した少なく
とも20人の提供者からの結果は、ヒト腫瘍壊死因子ア
ルファでpMNを処理すると、90%以上のケースにお
いてADCCを高めるということを示した。第1図にお
ける結果は、ヒト腫瘍壊死因子アルファがP M N 
−A D CC活性を高めるということを示している。
投与量応答検定試験を行ない、3回の実験からの代表的
な結果を第1表に示す。ヒト腫瘍壊死因子アルファ処理
した後、試験した全ての投与量で一致して、PMN−A
DCCの実質的増大が明らかであった。
■またはIOU/mlでの処理についての細胞毒性パー
セントは0,05であった。以下の第1表に、CRBC
に対するPMN媒介ADCCにおける、種々の投与量の
ヒト腫瘍壊死因子アルフlの影響を示す。
見上森 a:細胞をヒト腫瘍壊死因子アルファで処理した。
細胞を2時間インキュベートした後、種々の数の非処理
またはヒト腫瘍壊死因子アルファ処理PMNを含有して
いるO、1mlを微量滴定プレートに移した。51 C
r標識したCRBCおよび抗体を加え、4時間インキュ
ベートした後上清を集め、その放射活性を測定した。3
回の培養の比標的物溶解率(s l Crの放出)を細
胞毒性パーセントとして表わす。それぞれの場合、CR
BCに対する抗体を除くと、0−5%の細胞毒性を生じ
た。
b:E :T−エフェクタ一対標的の比実施例3  o
、−産生の増加 第2表に示す様に、正常な提供者からのPMNは、12
−β−ホルボール−12−β−ミリステート−13−α
−アセテート(PMA)刺激後、有意な濃度のOt−を
産生じた(非刺激0.44nmに対し、PMA刺激2.
59 ; p< 0.001)。P M Aは、PMN
活性に効果があることが知られている。
0、−濃度は、PMA刺激したものについて0.57r
+m0t−から5.6r+nOt\培地対照群について
0〜1.37nmot−の範囲であった。これに対し、
3人の男性X−関連CGDtuBl(DD、JMによび
RD)からのPMNは、PMA刺激後、正常者に比較し
て有意に低い濃度のOt−を産生した(それぞれ0.1
7nmO,一対2.59nmOz→(p< 0 、 Q
Of)。2人の女性CGDキャリヤー(JRおよびCM
)によって産生された0、−濃度は、正常者と有意差が
なかった。この結果は、3人の男性患者がX−関連CG
Dであるという臨床上の診断を裏付けした。以下の第2
表に、正常およびCOD提供者由来のPMNによる0!
−産生を示す。
第2表 a:正常音については50〜90分間、COD者および
CGDギヤリヤーにフいては90〜120分間、0.−
量を測定した。
b:15人の正常な提供台からの20回の試験の結果の
平均値 0.3人の男性X−関連CGD提供台からの4回の試験
の結果の平均値 d、2人のCODキャリヤーtDJ者からの6回の試験
の結果の平均値 第3表に示1−だ様に、ヒト腫瘍壊死因子アルファは、
正常な提供台の末梢血液から得たPMNにおいて、刺激
の60分後、非処理対照群に比較してa色な01411
[:ヲ生シjj(p< 0 、001 )。ヒト腫瘍壊
死因子アルファおよび腫瘍壊死因子ベータ(リンホトキ
ンンとら呼ばれる)の両方が好中球活性を刺激するが、
ヒト腫瘍壊死因子アルファは、腫瘍壊死因子ベータより
大きい好中球活性の増大を示した。以下の第3表に、r
I−1uT N F−αによる0、−産生を示す。
町−表− a、刺激の60分後に測定した。
第4表に示した様に、ヒト腫1壊死因子アルファは、正
常咎、CODキャリヤーおよびX−関連CGD提供者か
ら得たPMNを刺激し、非刺激対照群に比較して有意に
高い濃度の0.−を産生した。
P M Aおよびヒト腫瘍壊死因子アルファの両者によ
って誘導される0、−は、過酸化物分子変位補酵素(S
OD)によって阻害され、それによって、測定された活
性が事実上Ot−であり、X−関連CGD提供考からの
P M NがOf−を産生じ得るということが証明され
た。以下の第4表に、rHuTNF−αで刺激した後の
0.−産生を示す。
寒す− a:刺激の60〜90分後にO2゛を測定した。結果は
、3〜4回の反復試験の平均値である。
b3人の提供者からの3回の試験の平均値012人の提
供者からの2回の試験の平均値実施例4 食菌作用の刺
激 ヒト腫瘍壊死因子アルファの刺激によるPMN媒介食菌
作用の増大を調べた。第1図のAおよびB枠に示した様
に、正常(MW)およびCOD(JM)の両提供音から
のPMNはそれぞれ、ヒト腫瘍壊死因子アルファIOU
/mlで刺激した後、食菌作用が高まった。これは、3
個以北の捕食されたラテックスビーズを合資しているP
MNの数によって測定した。この結果は、COD提供音
からのPMNは、0ffi−発生系の欠陥にしかかわら
ず、正常な食菌作用を保持していることを証明1−でい
る。
COD提供者の免疫機能障害がP〜INの02−発生系
に限定されているのか、またはサイト力インの産生にも
影響するのかを決定する)′:、めに、PHA−P、P
〜IAまたはP HA −P / P MAで刺激した
後、IFN−γおよびT N I”−αを産生ずる末梢
血液中の単核細胞の能力を調べた。3回の実験の内の1
つの結果を第5表に示す。I!l]ら、第5表は、正常
なCGDキャリヤーおよびCOD提供者の末梢血液中単
核細胞による、インターフェ[7ンガンマおよび腫瘍壊
死因子アルファの産生を示す。
第5表 a、フィトヘマグルチニン−P(PHI−P)を、1・
500の終濃度で、12−Bポルボール12−Bミリス
テート13−α−アセテート(PMA)をlong/m
lで使用した。
b:標準以下 正常よjよびCG I)キャリヤーからのP )I M
 CをPMAで刺激]また後、ナノグラムのL[のイン
ターフェロン−ガンマが産生されただけであっノー。し
かしながら、驚くべきことに、PNA単独は、X−関連
COD患者(DDおよび、iM)からのPBMCにおい
て高濃度のI F N−γの産生を刺激した(第3日に
は、X−関連COD提供名については361±247n
g/mlであるのに対(2、正常およびCODキャリヤ
ーについては1.95±0 、2 ng/1llL p
< 0.001であった)。更14六 r−’ HA 
−P/PMAで刺激されたX−関連COD提供考からの
PBMCは、第3日(574i181ng/ml対73
±16日g/ml、 p< 0.001)、および第1
および2日(データは示さず)に、正常’1UZIよC
ODキャリヤーに比較して有きに多いインターフェロン
ガンマを産生じた。別の試験(第5表)では、腫瘍壊死
因子アルファの産生においても同様の増加が得られた。
即ち、PMAで刺激したX−関連COD提供者からのP
BMCは、第3日(5952±1389 pg/ml対
15!対土5!0±7 pg/mlp<0.001)、
および第1および2日(データは示さず)に、正常また
はCGDキャリヤーに比較して有意に高いa度の腫瘍壊
死因子アルファを産生した。これに対し、PHA−P/
PMAで刺激したCGD、正常またはCODキャリヤー
提供者からのP B M Cは、第3日(正常CODキ
ャリヤー提供者にライて11669±4750 pg/
+nl対X−関連CGDについて+1615±6117
pg/ml、p=ns)、および第2日(データは示さ
ず)に、同等のレベルの腫瘍壊死因子アルファを産生じ
た。
X−関連CGonにおけるPHA−P/PMA刺激後の
腫瘍壊死因子アルファの産生は、第1日(データは示さ
ず)のみ、有意に高かった。
これらの結果は、正常な提供者に比較して、COD提供
者からのP B〜ICは、マイトツエン(fflito
gen)による刺激後、IFN−γを産生するためのそ
の能力に種々の変化を示すということを証明している。
腫瘍壊死因子アルファの産生においても同様の変化か観
察された。CG I)提供者からのPBMCはまた、P
MAおよびP〜IA/PHA−P刺激後、正常な提供者
からのPRMCに比較して、共に有意に高い濃度のTN
F−αおよびIFN−γを産生じた。先の研究は、PM
Aは、正常な提供者からのP B M C培養において
マイトジェンとして作用し、これは単独では有意な濃度
のIFN−γまたはインターロイキン−2の産生を刺激
することはできないが、マイトジェンの存在下ではリン
ホカインの産生を有意に高めるということを示した(バ
ールシュタイン等(P earlstein、 K 。
T、 et al、 )、 J 、 Biol、 Re
5ponse Modeifiers 2.81−91
(1983))。従ってこれらの結果は、正常な提供者
からのPBMCに比較し5て、COD患者におけるPB
MCの活性化に必要なシグナルには有意な差が存在する
ことを示しており、この病気における免疫機能障害は、
従来考えられていたより重大であるということを示唆し
ている(シーガル(Segal、A、 W、 )、Th
e Lancet、 J une15、+378−13
82、(1985))。
u1腫−カンジダ・アルビカンスによる好中球の活性化
に対する腫瘍壊死因子アルファの影響カンジダ・アルビ
カンスによるP〜INの活性化に対する、組換え腫瘍壊
死因子アルファの影響を調べた。先のデータは、非オプ
ソニン化菌糸に比較して、オプソニン化粒子(ザイモサ
ンまたは菌糸)によって誘導されたPMN応答に差があ
ることを示唆した。PMNを得、末梢血液から分離した
。P〜INを腫瘍壊死因子アルファctoo単位10”
PMN)と−緒に30分間インキュベートした結果、過
酸化物(Of−)の非刺激ベースライン放出に対する影
響は全く観察されなかった。PMNを腫瘍壊死因子アル
ファ(100単位/ 10 s)と−緒に30分間ブレ
インキュベートすると、ザイモサン(20,2%)、お
よびオンソニン化菌糸(38,6%)および非オプソニ
ン化菌糸(42,0%)によるOf−の発生が増加する
。過酸化物(0,→放出の阻害剤として知られている百
日咳の毒素(PT)500ng/ml 2時間、および
カルシウム(Ca++)キレート化(細胞内、有機緩衝
液BAPTAで負荷させることによる:細胞外、EGT
Aで負荷させることによる)。PTを加えた、または加
えなかったB A P T AまたはE G T Aは
、腫瘍壊死因子アルファの予備処理に関係なく、オンソ
ニン化ザイモサンに対するPMNのO2一応答をほとん
ど完全に除<(95−99%)。しかしながら、オプソ
ニン化されたか否かにかかわらず、菌糸によって腫瘍壊
死因子アルファ刺激PMNから誘導された呼吸激発応答
は、部分的に低下しただけであった(オンソニン化菌糸
対非オブソニン化菌糸によるそれぞれの阻害二PTによ
り、24.6+4.3対25.0+2.4%、BAPT
Aにより、20.0+8.4対45.5+4.9%、E
GTAにより、47.3+2.4対27.5+1.4%
、および3種全ての組み合わせにより、68.9+2.
8対54.3+3.3%)。全ての場合、即ち一連の条
件について、菌糸に対するPMNの02一応答は、腫瘍
壊死因子アルファによって有意に高められた(p<0.
05)。これらのデータは、腫瘍壊死因子アルファは、
サイトソリツク(cytosol ic)カルシウム濃
度の変化で、検出し得るカルシウムイオン流によって媒
介される「セカンド・メツセンジャー」応答またはPT
−阻害能を有するグアニンヌクレオチド調節プロティン
の関係する活性化過程に近い部位において、PMNの呼
吸激発を高めるように作用するということを示唆してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ヒト腫瘍壊死因子アルファによる、正常(A
)およびCGD(B)提供者からのPMNの食菌作用の
活性化を示すグラフである。 特許出願人 ジェネンテク、インコーポレイテッド代理
 人 弁理士 青 山 葆 外1名宝光afA(LoG
lo) Fig、1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感染症を有する患者に、腫瘍壊死因子アルファの治
    療的有効量を投与することを特徴とする感染症の治療方
    法。 2、感染症が患者の食細胞の欠陥に関連する第1項に記
    載の方法。 3、感染症が患者の多形核好中球の欠陥に関連する第1
    項に記載の方法。 4、感染症が慢性肉芽腫症の結果生じる第1項に記載の
    方法。 5、腫瘍壊死因子アルファを筋肉内投与する第1項に記
    載の方法。 6、腫瘍壊死因子アルファを静脈内投与する第1項に記
    載の方法。 7、腫瘍壊死因子アルファを局所投与する第1項に記載
    の方法。 8、治療が更に抗生物質を含む第1項に記載の方法。
JP62150069A 1986-06-16 1987-06-16 治療用組成物 Expired - Lifetime JPH07100662B2 (ja)

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US874736 1986-06-16
US5393887A 1987-05-22 1987-05-22
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