JPS6354203B2 - - Google Patents
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- JPS6354203B2 JPS6354203B2 JP2807682A JP2807682A JPS6354203B2 JP S6354203 B2 JPS6354203 B2 JP S6354203B2 JP 2807682 A JP2807682 A JP 2807682A JP 2807682 A JP2807682 A JP 2807682A JP S6354203 B2 JPS6354203 B2 JP S6354203B2
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- Japan
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- winding
- disc
- interleaved
- shaped
- insulation
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- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims description 25
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 15
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 28
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 5
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- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/32—Insulating of coils, windings, or parts thereof
- H01F27/322—Insulating of coils, windings, or parts thereof the insulation forming channels for circulation of the fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、変圧器やリアクトルなどの静止誘導
電器に係り、特にインターリーブ巻線を備えたも
のに関する。
電器に係り、特にインターリーブ巻線を備えたも
のに関する。
一般に、内鉄型変圧器は、鉄心の脚部に少なく
とも低圧巻線と高圧巻線を巻装して構成される。
このうち特に高圧巻線は、通常、絶縁被覆を施し
た素線導体をゼンマイ状に巻回して円盤状コイル
を形成し、このような円盤状コイルを複数層、巻
軸方向に積重ねて直列に接続することにより構成
される。このような巻線は円盤巻線といわれ、リ
アクトルなどにも用いられている。
とも低圧巻線と高圧巻線を巻装して構成される。
このうち特に高圧巻線は、通常、絶縁被覆を施し
た素線導体をゼンマイ状に巻回して円盤状コイル
を形成し、このような円盤状コイルを複数層、巻
軸方向に積重ねて直列に接続することにより構成
される。このような巻線は円盤巻線といわれ、リ
アクトルなどにも用いられている。
ところで、変圧器の高圧巻線は、線路側端子か
ら侵入する雷インパルス電圧など急峻なサージ電
圧に耐えることが要求される。サージ電圧が印加
されたときの円盤巻線における発生電圧は、巻線
に分布する対地及び直列静電容量によつて決ま
り、ターン間及び円盤状コイル間の直列静電容量
を大きくすることにより、ほぼ直線的になること
がよく知られている。この目的で使用されている
のが制振遮蔽巻線やインターリーブ巻線である。
ら侵入する雷インパルス電圧など急峻なサージ電
圧に耐えることが要求される。サージ電圧が印加
されたときの円盤巻線における発生電圧は、巻線
に分布する対地及び直列静電容量によつて決ま
り、ターン間及び円盤状コイル間の直列静電容量
を大きくすることにより、ほぼ直線的になること
がよく知られている。この目的で使用されている
のが制振遮蔽巻線やインターリーブ巻線である。
制振遮蔽巻線は、第1図に示すように、それぞ
れの円盤状コイルa1,a2……中にそのコイルを構
成する絶縁導体bと共に遮蔽導体cを巻き込んだ
ものである。
れの円盤状コイルa1,a2……中にそのコイルを構
成する絶縁導体bと共に遮蔽導体cを巻き込んだ
ものである。
なお、図中の数字は線路側端子dから数えた巻
線のターン数を表す。また図において、eは内側
絶縁筒、fは外側絶縁筒である。
線のターン数を表す。また図において、eは内側
絶縁筒、fは外側絶縁筒である。
このような制振遮蔽巻線は、遮蔽導体cの巻回
数及び接続方法により直列静電容量を任意に選べ
るので、サージ特性の改善が容易である。しか
し、この制振遮蔽巻線は円盤状コイルa1,a2……
中に遮蔽導体cを巻き込んでいるため巻線径の増
大は不可避であり、特に800〜1100KVというよ
うな高電圧変圧器に適用しようとすると容量の大
小に係わらず器体の大形化が問題となる。
数及び接続方法により直列静電容量を任意に選べ
るので、サージ特性の改善が容易である。しか
し、この制振遮蔽巻線は円盤状コイルa1,a2……
中に遮蔽導体cを巻き込んでいるため巻線径の増
大は不可避であり、特に800〜1100KVというよ
うな高電圧変圧器に適用しようとすると容量の大
小に係わらず器体の大形化が問題となる。
一方、インターリーブ巻線は、第2図に示すよ
うに、複数条(この例では2条)の絶縁導体b1,
b2を揃えてゼンマイ状に巻回して円盤状コイル
g1,g2……を構成し、この円盤状コイルg1,g2…
…を2層1組として巻軸方向に間隔をあけて配置
すると共に各組内で絶縁導体b1,b2を入り組むよ
うに接続してインターリーブ巻線ユニツトh1,h2
……を構成し、この巻線ユニツトh1,h2……を直
列接続してなるものである。
うに、複数条(この例では2条)の絶縁導体b1,
b2を揃えてゼンマイ状に巻回して円盤状コイル
g1,g2……を構成し、この円盤状コイルg1,g2…
…を2層1組として巻軸方向に間隔をあけて配置
すると共に各組内で絶縁導体b1,b2を入り組むよ
うに接続してインターリーブ巻線ユニツトh1,h2
……を構成し、この巻線ユニツトh1,h2……を直
列接続してなるものである。
しかしこのようなインターリーブ巻線において
は、巻線ユニツト例えばh1内の円盤状コイルg1―
g2間の最大電圧をVとすると、隣接する絶縁導体
b1―b2間にはV/2、巻線ユニツトh1―h2間には
最大で3V/2の電圧が発生する。したがつて、
これに対処するためには絶縁導体b1,b2の絶縁被
覆厚Tを厚くしたり、巻線ユニツトh1―h2間、h2
―h3間の間隔Lを広げたりする必要があり、その
結果高電圧変圧器などでは巻線占積率が低下して
器体が大形化するだけでなく、ターン間及び円盤
状コイル間の直列静電容量が小さくなつて充分な
サージ特性が得られなくなる欠点がある。これは
リアクトルなどでも同様である。
は、巻線ユニツト例えばh1内の円盤状コイルg1―
g2間の最大電圧をVとすると、隣接する絶縁導体
b1―b2間にはV/2、巻線ユニツトh1―h2間には
最大で3V/2の電圧が発生する。したがつて、
これに対処するためには絶縁導体b1,b2の絶縁被
覆厚Tを厚くしたり、巻線ユニツトh1―h2間、h2
―h3間の間隔Lを広げたりする必要があり、その
結果高電圧変圧器などでは巻線占積率が低下して
器体が大形化するだけでなく、ターン間及び円盤
状コイル間の直列静電容量が小さくなつて充分な
サージ特性が得られなくなる欠点がある。これは
リアクトルなどでも同様である。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、サージ電圧に対する信頼性が高く、しかも
小形な、インターリーブ巻線を有する静止誘導電
器を提供するにある。
くし、サージ電圧に対する信頼性が高く、しかも
小形な、インターリーブ巻線を有する静止誘導電
器を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、インター
リーブ巻線を備えた静止誘導電器において、イン
ターリーブ巻線ユニツト相互間に、円盤状の絶縁
バリアを、その上下に油通路ができるようにスペ
ーサに支持させて配置すると共に、インターリー
ブ巻線ユニツト相互間における最大の差電圧が発
生するターン間を覆うように円盤状コイルの内周
側に絶縁物製コーナリングを設けたことを特徴と
する。
リーブ巻線を備えた静止誘導電器において、イン
ターリーブ巻線ユニツト相互間に、円盤状の絶縁
バリアを、その上下に油通路ができるようにスペ
ーサに支持させて配置すると共に、インターリー
ブ巻線ユニツト相互間における最大の差電圧が発
生するターン間を覆うように円盤状コイルの内周
側に絶縁物製コーナリングを設けたことを特徴と
する。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第3図ないし第5図は本発明の第1の実施例を
示す。第3図において、第2図と同一ないしは同
等部分には同一符号を付してある。この実施例が
従来例と大きく異なる点は、インターリーブ巻線
ユニツト相互間即ちh1―h2間、h2―h3間……に円
盤状の絶縁バリアiを配置したこと、各円盤状コ
イルの内側に下巻mを設けたこと、及びそれぞれ
の巻線ユニツト間で最大の差電圧が発生するパタ
ーン間即ち8と49,36と77……を覆うよう
に円盤状コイルg2,g3……の内周側に絶縁物製の
コーナリングnを設けたことである。絶縁バリア
iはプレスボードなどの絶縁物で作成され、第4
図及び第5図に示すように、その上下面には周方
向に間隔をあけて絶縁物製のコイル間スペーサj
が貼付けられている。つまり絶縁バリアiはスペ
ーサjによつて部分的に挾持された状態で巻線ユ
ニツトh1―h2間、h2―h3間……に介装されている
ので、その上下には冷却用の油通路kが形成され
る。スペーサjの内側には垂直ダクトの保持部l
が形成されている。
示す。第3図において、第2図と同一ないしは同
等部分には同一符号を付してある。この実施例が
従来例と大きく異なる点は、インターリーブ巻線
ユニツト相互間即ちh1―h2間、h2―h3間……に円
盤状の絶縁バリアiを配置したこと、各円盤状コ
イルの内側に下巻mを設けたこと、及びそれぞれ
の巻線ユニツト間で最大の差電圧が発生するパタ
ーン間即ち8と49,36と77……を覆うよう
に円盤状コイルg2,g3……の内周側に絶縁物製の
コーナリングnを設けたことである。絶縁バリア
iはプレスボードなどの絶縁物で作成され、第4
図及び第5図に示すように、その上下面には周方
向に間隔をあけて絶縁物製のコイル間スペーサj
が貼付けられている。つまり絶縁バリアiはスペ
ーサjによつて部分的に挾持された状態で巻線ユ
ニツトh1―h2間、h2―h3間……に介装されている
ので、その上下には冷却用の油通路kが形成され
る。スペーサjの内側には垂直ダクトの保持部l
が形成されている。
前述のように同じ巻線ユニツト内の円盤状コイ
ル間例えばg1―g2間の最大電圧をVとすると、絶
縁導体b1―b2間にはV/2、巻線ユニツト間には
最大3V/2の電圧が発生する。そして円盤状コ
イル間のインパルス貫通破壊強度はターン間のせ
いぜい3/2倍であるため、絶縁的には巻線ユニツ
ト間即ち円盤状コイルg2―g3間、g4―g5間が最も
厳しくなる。この実施例ではこの部分に絶縁バリ
アiが配置されているので、この部分のインパル
ス貫通破壊強度を大幅に向上させることができ、
かつインターリーブ巻線ユニツト相互間のうち最
も差電圧の大きなターン間を覆うように円盤状コ
イルの内周側に絶縁物製のコーナリングを設けた
ので、このコーナリングと前記絶縁バリアとの組
合せにより前記差電圧の大きなターン間のクリー
プ距離を著しく長くして、この部分の絶縁強度を
さらに向上することができる。したがつて巻線ユ
ニツト間の間隔を従来より小さくできる。また、
ターン間は絶縁的には余裕があるから絶縁導体の
絶縁被覆を薄くすることができる。したがつて全
体としては巻線占積率が向上し、器体を小形化す
ることができると共に、巻線の直列静電容量が大
きくなつてサージ特性を改善することができる。
この結果、800KV,1100KVというような高電圧
変圧器を、サージ特性の良いインターリーブ巻線
を採用して、小形に構成できる利点がある。ま
た、ターン数の少ない変圧器にもインターリーブ
巻線を採用して、そのサージ特性を向上させるこ
とができる。しかも、絶縁バリアやコーナリング
は電線接続点のないインターリーブ巻線ユニツト
相互間に設けられているので、その取付作業は容
易である。
ル間例えばg1―g2間の最大電圧をVとすると、絶
縁導体b1―b2間にはV/2、巻線ユニツト間には
最大3V/2の電圧が発生する。そして円盤状コ
イル間のインパルス貫通破壊強度はターン間のせ
いぜい3/2倍であるため、絶縁的には巻線ユニツ
ト間即ち円盤状コイルg2―g3間、g4―g5間が最も
厳しくなる。この実施例ではこの部分に絶縁バリ
アiが配置されているので、この部分のインパル
ス貫通破壊強度を大幅に向上させることができ、
かつインターリーブ巻線ユニツト相互間のうち最
も差電圧の大きなターン間を覆うように円盤状コ
イルの内周側に絶縁物製のコーナリングを設けた
ので、このコーナリングと前記絶縁バリアとの組
合せにより前記差電圧の大きなターン間のクリー
プ距離を著しく長くして、この部分の絶縁強度を
さらに向上することができる。したがつて巻線ユ
ニツト間の間隔を従来より小さくできる。また、
ターン間は絶縁的には余裕があるから絶縁導体の
絶縁被覆を薄くすることができる。したがつて全
体としては巻線占積率が向上し、器体を小形化す
ることができると共に、巻線の直列静電容量が大
きくなつてサージ特性を改善することができる。
この結果、800KV,1100KVというような高電圧
変圧器を、サージ特性の良いインターリーブ巻線
を採用して、小形に構成できる利点がある。ま
た、ターン数の少ない変圧器にもインターリーブ
巻線を採用して、そのサージ特性を向上させるこ
とができる。しかも、絶縁バリアやコーナリング
は電線接続点のないインターリーブ巻線ユニツト
相互間に設けられているので、その取付作業は容
易である。
上記実施例では、インターリーブ巻線ユニツト
相互間のすべてに絶縁バリアとコーナリングを配
置するよう説明したが、絶縁バリアは円盤状コイ
ル間差電圧が特に大きくなる線路端側のインター
リーブ巻線ユニツト相互間に選択的に配置するよ
うにしてもよい。
相互間のすべてに絶縁バリアとコーナリングを配
置するよう説明したが、絶縁バリアは円盤状コイ
ル間差電圧が特に大きくなる線路端側のインター
リーブ巻線ユニツト相互間に選択的に配置するよ
うにしてもよい。
また上記実施例では、絶縁バリアとして円盤状
コイルの全面をカバーするような幅のものを用い
たが、絶縁バリアとしては同じ円盤状コイル間の
中でも差電圧が特に大きい部分例えば円盤状コイ
ルの径方向の幅の中央より内周側の部分だけをカ
バーするような幅のものを用いてもよい。
コイルの全面をカバーするような幅のものを用い
たが、絶縁バリアとしては同じ円盤状コイル間の
中でも差電圧が特に大きい部分例えば円盤状コイ
ルの径方向の幅の中央より内周側の部分だけをカ
バーするような幅のものを用いてもよい。
さらに上記実施例では、絶縁バリアは円盤状の
一体ものとして説明したが、この絶縁バリアは円
周方向に適当な角度毎に分割したもの即ち半円な
いしは扇形のセグメントを組合わせて円盤状にし
たものでもよい。この場合、各セグメントの継目
は絶縁強度を保つために互いに重なり合うように
しておくことが望ましい。重なり部の厚さを非重
なり部の厚さと同じにするためにはセグメントの
端部を段付きにしておけばよい。また絶縁バリア
は、半円ないしは扇形の薄いセグメントを端部突
合せ状態で円形に組合せ、このようなものを何層
か積重ねて所要の厚さにして構成することもでき
る。この場合、セグメントの突合せ部は1層毎に
周方向にずらしておくことが絶縁強度を保つ上で
好ましい。このように絶縁バリアをセグメントの
組合せで構成すると、絶縁バリアの製作が容易に
なる。
一体ものとして説明したが、この絶縁バリアは円
周方向に適当な角度毎に分割したもの即ち半円な
いしは扇形のセグメントを組合わせて円盤状にし
たものでもよい。この場合、各セグメントの継目
は絶縁強度を保つために互いに重なり合うように
しておくことが望ましい。重なり部の厚さを非重
なり部の厚さと同じにするためにはセグメントの
端部を段付きにしておけばよい。また絶縁バリア
は、半円ないしは扇形の薄いセグメントを端部突
合せ状態で円形に組合せ、このようなものを何層
か積重ねて所要の厚さにして構成することもでき
る。この場合、セグメントの突合せ部は1層毎に
周方向にずらしておくことが絶縁強度を保つ上で
好ましい。このように絶縁バリアをセグメントの
組合せで構成すると、絶縁バリアの製作が容易に
なる。
また上記実施例では変圧器について説明した
が、リアクトルなどの場合も同様である。
が、リアクトルなどの場合も同様である。
以上説明したように本発明によれば、インター
リーブ巻線ユニツト相互間に円盤状の絶縁バリア
を配置し、かつインターリーブ巻線ユニツト相互
間のうち最も差電圧の大きななターン間を覆うよ
うに円盤状コイルの内周側に絶縁製物のコーナリ
ングを設けたので、インターリーブ巻線ユニツト
間のインパルス貫通破壊強度が大幅に向上し、か
つ絶縁バリアとコーナリングの組合せにより前記
差電圧の大きなターン間のクリープ距離が著しく
長くなつてこの部分の絶縁強度がさらに向上す
る。この結果、絶縁的に余裕のあるターン間の絶
縁厚即ち絶縁導体の絶縁被覆厚を薄くすることが
できる。したがつて巻線占積率が向上し、器体を
小形化することができると共に、巻線の直列静電
容量が大きくなつてサージ特性も向上し、小形軽
量で信頼性の高い静止誘導電器を構成できる利点
がある。
リーブ巻線ユニツト相互間に円盤状の絶縁バリア
を配置し、かつインターリーブ巻線ユニツト相互
間のうち最も差電圧の大きななターン間を覆うよ
うに円盤状コイルの内周側に絶縁製物のコーナリ
ングを設けたので、インターリーブ巻線ユニツト
間のインパルス貫通破壊強度が大幅に向上し、か
つ絶縁バリアとコーナリングの組合せにより前記
差電圧の大きなターン間のクリープ距離が著しく
長くなつてこの部分の絶縁強度がさらに向上す
る。この結果、絶縁的に余裕のあるターン間の絶
縁厚即ち絶縁導体の絶縁被覆厚を薄くすることが
できる。したがつて巻線占積率が向上し、器体を
小形化することができると共に、巻線の直列静電
容量が大きくなつてサージ特性も向上し、小形軽
量で信頼性の高い静止誘導電器を構成できる利点
がある。
第1図は従来の制振遮蔽巻線を有する変圧器の
要部断面図、第2図は従来のインターリーブ巻線
を有する変圧器の要部断面図、第3図は本発明の
一実施例に係る変圧器の要部断面図、第4図は同
変圧器に用いられる絶縁バリアの一例を示す平面
図、第5図は第4図のA―A線断面図である。 b1,b2,b3…絶縁導体、d…線路側端子、e…
内側絶縁筒、f…外側絶縁筒、g1,g2………円盤
状コイル、h1,h2…インターリーブ巻線ユニツ
ト、i…絶縁バリア、j…スペーサ、k…油通
路。
要部断面図、第2図は従来のインターリーブ巻線
を有する変圧器の要部断面図、第3図は本発明の
一実施例に係る変圧器の要部断面図、第4図は同
変圧器に用いられる絶縁バリアの一例を示す平面
図、第5図は第4図のA―A線断面図である。 b1,b2,b3…絶縁導体、d…線路側端子、e…
内側絶縁筒、f…外側絶縁筒、g1,g2………円盤
状コイル、h1,h2…インターリーブ巻線ユニツ
ト、i…絶縁バリア、j…スペーサ、k…油通
路。
Claims (1)
- 1 複数条の絶縁導体を揃えてゼンマイ状に巻回
してなる円盤状コイルを巻軸方向に間隔をあけて
偶数層に配置すると共に前記絶縁導体を円盤状コ
イル相互間で入り組むように接続してインターリ
ーブ巻線ユニツトを構成し、このインターリーブ
巻線ユニツトを巻軸方向に複数段設け、かつ前記
インターリーブ巻線ユニツトを構成する各円盤状
コイル間をその最外周側で互に接続してなるイン
ターリーブ巻線を備えたものにおいて、前記イン
ターリーブ巻線ユニツト相互間に、円盤状の絶縁
バリアを、その上下に油通路ができるようにスペ
ーサに支持させて配置すると共に、前記インター
リーブ巻線ユニツト相互間における最大の差電圧
が発生するターン間を覆うように前記円盤状コイ
ルの内周側に絶縁物製コーナリングを設けたこと
を特徴とする静止誘導電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2807682A JPS58147014A (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | 静止誘導電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2807682A JPS58147014A (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | 静止誘導電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58147014A JPS58147014A (ja) | 1983-09-01 |
JPS6354203B2 true JPS6354203B2 (ja) | 1988-10-27 |
Family
ID=12238675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2807682A Granted JPS58147014A (ja) | 1982-02-25 | 1982-02-25 | 静止誘導電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58147014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11009124B2 (en) | 2019-07-22 | 2021-05-18 | GM Global Technology Operations LLC | Hydrodynamic torque converters with integrated engine disconnect devices of motor vehicle powertrains |
-
1982
- 1982-02-25 JP JP2807682A patent/JPS58147014A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11009124B2 (en) | 2019-07-22 | 2021-05-18 | GM Global Technology Operations LLC | Hydrodynamic torque converters with integrated engine disconnect devices of motor vehicle powertrains |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58147014A (ja) | 1983-09-01 |
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