JPS6354044B2 - - Google Patents

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JPS6354044B2
JPS6354044B2 JP56091562A JP9156281A JPS6354044B2 JP S6354044 B2 JPS6354044 B2 JP S6354044B2 JP 56091562 A JP56091562 A JP 56091562A JP 9156281 A JP9156281 A JP 9156281A JP S6354044 B2 JPS6354044 B2 JP S6354044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
rotary kiln
firing
temperature
mmφ
Prior art date
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Expired
Application number
JP56091562A
Other languages
English (en)
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JPS57207109A (en
Inventor
Satoichi Suzukawa
Kazuichi Kobayashi
Seiji Akeki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP56091562A priority Critical patent/JPS57207109A/ja
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Publication of JPS6354044B2 publication Critical patent/JPS6354044B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、製鋼用合成造滓材(以下造滓材と
いう)の改良した製造方法に関するものである。 従来、造滓材の製造方法として、CaO系物質、
CaF2系物質を主原料とし、これにAl2O3
Fe2O3、SiO2、またはNa2Oなどを添加した造滓
材原料を単に混合する方法や電気炉などで溶融し
たのち粉砕する方法があり、また溶融による造滓
材と同等の効果を示す焼成による製造方法(特開
昭51−139514号公報および特開昭54−103718号公
報など)がある。しかし、この焼成による製造方
法も、焼成過程で、焼成物がロータリーキルン内
壁の耐火物に融着し、さらに生長してロータリー
キルンの連続操業を困難にしたり、または不可能
にする欠点を有していた。その後、これらを解決
する方法として流動炉を用いる方法などが行なわ
れてきたが、この方法もまた流動状態を一定範囲
内で長期間持続することがむずかしく、その他い
ずれの方法によつても実施については多くの欠点
があつた。 この発明者らは、ロータリーキルンを用いる方
法でおきている欠点を解決した造滓材をつくるこ
とを目的として鋭意研究を行なつた結果、CaOを
50〜70重量%、CaF2を10〜40重量%含みAl2O3
10〜30重量%および/またはFe2O3、SiO2および
Na2Oからなる群から選ばれた1種または2種以
上の物質を3〜5重量%含む製鋼用合成造滓材の
製造方法において、各原料を粉砕し、混合・造粒
したのちこれら物質の有するタンマン温度で最も
低いタンマン温度以上900℃以下に予熱硬化して
ロータリーキルンに投入し、ロータリーキルン内
の焼成帯における焼成物中の粒径3mmφより小さ
いものを全焼成物の量に対し、4重量%以下とな
るように調整して焼成することにより、焼成物の
粒度をそろえ、操業中の粉化を防止し、さらに焼
成物がロータリーキルンの内壁の耐火物に融着す
ることなく長期間継続した操業のできる造滓材の
製造方法を見いだし、この発明を完成した。 この発明の製造方法に用いられる原料のCaO系
物質としては、通常使用している石灰石あるいは
消石灰などCaOを含む物質であればよく、また
CaF2系物質としては、天然の螢石あるいは人工
の螢石などを用いることができる。その他の原料
についても、夫々の物質を含むものであれば十分
使用することができ、これら原料の配合割合は、
すでに造滓材として知られている割合で何ら差支
えない。また粉砕物の粒度は、すでに行なわれて
いる範囲であれば十分使用しうる。焼成用の原料
とする造粒物の大きさは、通常の造滓材を製造す
るときの大きさである3〜20mmφであればよく3
mmφより小さいときはロータリーキルン内壁への
付着現象および飛散によるダスト損失の増加など
を生じ好ましくない。また20mmφより大きいとき
は造粒物の中心部に未反応物質量の残存量が増大
するので好ましくない。 造粒は、通常行なわれている乾式、湿式いずれ
の方法によつて行なつても差支えない。 この発明における予熱温度は、原料を構成する
物質によつて異なりその温度は、各物質の有する
タンマン温度のうち最も低いタンマン温度以上
で、また900℃以下であることが好ましい。 ここでいうタンマン温度(Tammann温度)と
は、固体の溶融温度をTn(絶対温度)で表すと
(0.5〜0.6)×Tnと定義され、固体の格子点にある
原子やイオンが移動し始め、格子内拡散も起こる
ようになる温度とされる。 (橋本謙一、浜野健也著「セラミツクスの基礎」
−−−昭和56年刊、共立出版(株)−−−の第238頁
参照)最も低いタンマン温度より低いとその物質
による低温焼結がおこらず、また900℃より高い
と原料の1つである石灰石の脱炭酸反応を抑制す
ることができない。予熱時間については、10〜
180分好ましくは20〜90分がよい。10分より短か
いと低温焼結の発現が不足であり、また、180分
より長くしても低温焼結の進行は殆んどみられな
い。 ロータリーキルンの焼成温度は、通常の造滓材
を製造する温度1000〜1500℃で十分行なうことが
できる。 この発明における焼成については、焼成帯にお
ける焼成物中に3mmφより小さい粒子が存在する
とこの粒子の焼成反応が進み過ぎ、熔融状態とな
りロータリーキルン内で融着現象を示すので、3
mmφより小さいものは、全焼成物に対し4重量%
以下となるように調整するのが好ましい。4重量
%より多くなるとロータリーキルン内壁への融着
現象(リング生成現象)がおこり、キルンの長期
運転を困難もしくは不可能にする。4重量%以下
であれば3mmφより小さいものは3mmφより大き
い造粒物に融着し製品となるのでさしつかえな
い。 この焼成帯における焼成物中の3mmφより小さ
いものを4重量%以下にするため、次式による方
法で算出するのが好ましい。 A=B+C+D−E A:焼成帯における3mmφより小さい焼
成物の重量% B:予熱硬化後の3mmφより小さい被焼
成物の重量% C:ロータリーキルン送入シユートで発
生する3mmφより小さい焼成物の重量% D:ロータリーキルン内移動により発生
する3mmφより小さい被焼成物の重量% E:ロータリーキルン内でダストとして
飛散する3mmφより小さい被焼成物の重量
% なお、ロータリーキルンに投入する直前に3mm
φより小さい被焼成物を分離除去しておくことも
好ましい効果をもたらす。 得られた焼成物は、そのままかもしくは通常用
いられている方法により粉砕し製品とする。 この発明で使用するCaO、CaF2、Al2O3
Fe2O3、SiC2またはNa2Oの粒度は、通常用いら
れているもので何ら差支えない。 3mmφより小さい焼成物を4重量%以下に調整
する方法は、例えば、Bに関しては篩分けなどの
分離効率を向上するように調節(篩振動数、材料
チヤージ量など)する。Cに関しては送入シユー
トの改良が好ましいが、被焼成物の衝突をやわら
げる処置を行なう。Dに関してはロータリーキル
ンの回転数を小さくし、キルン胴体の周速を遅く
する。CおよびDに関係して、低温焼結条件(予
熱硬化条件)を調節する。Eに関してはロータリ
ーキルンの排ガスの吸引力を高めることなどであ
る。 この発明でのべるように、3mmφより小さい焼
成物が少ない状態で焼成するので、ロータリーキ
ルン内で融着する現象が全くおこらないかあるい
は殆どおこらず、通常の焼成温度で長期間継続し
て運転することができる。また焼成物の粒子の小
さい部分は、通常ロータリーキルン内での滞留時
間が著しく長くなるが、この発明の方法では3mm
φより小さい焼成物を4重量%より少なくなるよ
うにしているので、ロータリーキルン内での焼成
物の移動速度を均一にすることができ、得られる
焼成物の組成は均一な品質を示す。 また前述のように、本発明の焼成方法は、ロー
タリーキルン内での融着現象がおこりにくいの
で、原料物質の溶融温度と焼成温度との差の小さ
い物質の焼成にも適用することができ、従来、焼
成がむずかしかつた場合にも行なうことができる
大きな特徴がある。 次にこの発明による製造方法の1例をのべる。
通常の造滓材を製造するための原料であるCaO系
物質、CaF2系物質および他の第三物質を粉砕し、
得られた粉砕物をパン型あるいは転動型造粒機を
用いて混合・造粒し、3〜20mmφのものをうる。
得られた3〜20mmφの造粒物を添加物質である
Al2O3、SiO2あるいはNa2Oなどから判断し、所
要の温度で10〜180分間予熱硬化したのち、必要
に応じて3mmφより小さいものを分離・除去する
ため篩などに用いる除粉操作を行なつてロータリ
ーキルンに投入する。 投入された3〜20mmφの原料はロータリーキル
ン内を移動し部分的に摩砕・造粒作用を受けなが
ら焼成帯に入るが、焼成帯における3mmφより小
さいものの割合Aが4重量%以下になるように調
整しながら、所定時間、所定温度で焼成したのち
造滓材を取り出す。 次に実施例および比較例をあげて、この発明を
説明する。 なお、実施例および比較例で使用した各原料の
化学成分は、次表のとおりである。
【表】 実施例 1 石灰石(CaO含有量56.0重量%)、螢石(CaF2
含有量89.7重量%)および工業用アルミナ
(Al2O3含有量99.2重量%(三井アルミ社製)を
6:1:1の重量比に混合して100メツシユ篩を
全通する粒度にまでボールミルで粉砕したのち、
パン型造粒機(直径1.2m、10r.p.m)で水を12重
量%添加しながら、5〜15mmφの造粒物に造粒し
た。この造粒物をロータリードライヤー型の乾燥
機(直径0.3m長さ6m)により通過時間20分で
750℃に予熱し、さらにこの予熱後の造粒物中に
含まれる3mmφ以下の粉末を金網付きの送入シユ
ートで除去しつつロータリーキルン(φ0.45×12
m)に送入した。ロータリーキルンの焼成条件を
通過時間160分、焼成温度1150℃および排出量1.2
t/dとして行なつた。焼成帯における3mmφ以下
の量をB=0.6重量%、C=0.4重量%、D=3.7重
量%、およびE=2.2重量%より算出したところ
2.5重量%であつた。 ロータリーキルンによる焼成4日間の造滓材の
品質は安定し、遊離アルミナで0.2重量%、硫黄
分で0.06重量%であり、収率(合格品の割合)は
96.9重量%であつた。ロータリーキルン内の融着
状況は良好で焼成終了後にかきとつて測定したと
ころ5.2Kgにすぎず、更に継続して操業できる状
況であつた。 なお、この原料造粒物の溶融温度を電気炉によ
り測定したが1250℃であり、焼成温度との温度差
が100℃の極めて接近した物質の焼成をロータリ
ーキルンで融着させることなくできた。 実施例 2 予熱条件を通過時間90分、800℃にかえたほか
は実施例1と同じ条件で実験を行なつた。焼成帯
における3mmφ以下の量をB=0.1重量%、C=
0.4重量%、D=1.8重量%、E=1.4重量%より算
出したが0.9重量%であり、ロータリーキルン内
に融着現象はまつたく生じなかつた。キルンの焼
成運転は非常に安定し、造滓材の品質は遊離アル
ミナで0.1重量%、硫黄分で0.05重量%であり、
収率は99.0重量%であつた。 実施例 3 石灰石(CaO含有量55.5重量%)、螢石(CaF2
含有量92.7重量%)および鉄鉱石(Fe2O3含有量
96.9重量%)を10:1:10の重量比で混合し、予
熱条件を通過時間120分で500℃およびロータリー
キルンの焼成条件を通過時間80分、1130℃にかえ
たほかは実施例1と同じ条件で実験を行なつた。
焼成帯における3mmφ以下の量を同様に測定した
ところ1.7重量%であつた。 ロータリーキルンは安定した継続運転ができ、
造滓材の収率も98.2重量%であつた。また、ロー
タリーキルン内における状況は良好で融着は全く
認められなかつた。 なお、この原料造粒物の溶融温度は電気炉によ
り測定したが、1220℃であり、焼成温度との温度
差が90℃の接近した物質であつたが融着現象を生
じることなく実施できた。 実施例 4 実施例1において、予熱後の除粉操作を行なわ
なかつたほかは、実施例1と同じ条件で実験を行
なつた。焼成帯における3mmφ以下の量をB=
3.2重量%、C=0.3重量%、D=1.7重量%および
E=2.1重量%より算出したが3.1重量%であつ
た。ロータリーキルンによる焼成4日間の造滓材
の品質は安定し、遊離アルミナで0.1重量%、硫
黄分で0.05重量%であり、収率は97.9重量%であ
り、極めて良好な結果であつた。ロータリーキル
ン内の融着現象はまつたく生じなかつた。 実施例 5 実施例1において、原料調合物に炭酸ソーダ
(Na2O含有量57.9重量%)を、5重量%加え、予
熱条件を滞留時間180分で320℃にし、焼成温度
1100℃にしたほかは、実施例1と同じ条件で実験
を行なつた。焼成帯における3mmφ以下の量を、
B=1.2重量%、C=0.4重量%、D=1.6重量%、
E=2.2重量%より算出したが1.0重量%であつ
た。ロータリーキルン内の融着現象はまつたく生
じなく、焼成品の品質も安定し、遊離アルミナで
0.1重量%であり、収率は97.8%であつた。 実施例 6 実施例2において、工業用アルミナを珪石粉
(SiO2含有量95.7重量%)にかえたほかは、実施
例2と同じ条件で実験を行なつた。焼成帯におけ
る3mmφ以下の量をB=1.5重量%、C=0.4重量
%、D=1.6重量%、E=2.3重量%より算出した
が、A=1.2重量%であつた。製品の品質は遊離
シリカ0.2%、収率97.7%であり、ロータリーキ
ルン内の融着現象はまつたく生じなく極めて良好
であつた。 比較例 1 実施例4において、予熱条件を通過時間20分、
150℃にかえたほかは実施例4と同じ条件で実験
を行なつた。焼成帯における3mmφ以下の量をB
=6.9重量%、C=3.7重量%、D=3.0重量%およ
びE=7.1重量%より算出したが、6.5重量%であ
つた。ロータリーキルンの操業も比較的順調であ
つたのは開始後の6時間程で、次第に困難さを伴
ない24時間後には融着により製品の排出が不可能
となり運転を停止した。運転停止後のロータリー
キルン内を調査したところ全面に融着し、キルン
焼成帯(キルン出口附近)は特にその現象が激し
かつた。 比較例 2 実施例4において、予熱条件を通過時間230分、
950℃にかえたほかは、実施例4と同じ条件で実
験を行なつた。焼成帯における3mmφ以下の量A
をB=8.7重量%、C=0.5重量%、D=2.8重量%
およびE=6.2重量%より算出したが、5.8重量%
であつた。ロータリーキルンの操業も当初順調で
あつたが、次第に困難となり48時間後は融着によ
り造滓材の排出が不可能となり運転を停止した。
運転停止後のロータリーキルン内を調査したとこ
ろ全面に融着し、ロータリーキルンの焼成帯は特
に激しかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 CaOを50〜70重量%、CaF2を10〜40重量%
    含み、Al2O3を10〜30重量%および/または
    Fe2O3、SiO2およびNa2Oからなる群から選ばれ
    た1種または2種以上の物質を3〜5重量%含む
    製鋼用合成造滓材の製造方法において、各原料を
    粉砕し、混合・造粒したのちこれら物質の有する
    タンマン温度で最も低いタンマン温度以上900℃
    以下に予熱硬化してロータリーキルンに投入し、
    ロータリーキルン内の焼成帯における焼成物中の
    粒径3mmφより小さいものを全焼成物の量に対
    し、4重量%以下となるよう調整して焼成するこ
    とを特徴とする製鋼用合成造滓材の製造方法。
JP56091562A 1981-06-16 1981-06-16 Production of synthetic slag making material for steel making Granted JPS57207109A (en)

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JPS57207109A JPS57207109A (en) 1982-12-18
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ID=14029945

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JPH0285344U (ja) * 1988-12-21 1990-07-04

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JPH0285344U (ja) * 1988-12-21 1990-07-04

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