JPS6353463A - オイル劣化検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンオイル等のオイルの劣化を検出する
オイル劣化検出装置に関する。

〔従来の技術］ −［に、エンジンオイル等のオイルの劣化を検出するた
め、オイル劣化検出装置が用いられている。

第４図は、従来のオイル劣化検出装置を示すもので、こ
のオイル劣化検出装置では、オイル１１の劣化による、
オイル１１の静電容量変化が平行板電極１３．１’５と
ブリッジ検出回路１７により検出され、この微小な電圧
変化が増幅器１９で増幅され、劣化判断比較回路２１に
より、その値が一定値を越えるとオイル劣化信号が出力
される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来のオイル劣化検出装置で
は、新しいオイル１１と劣化したオイル１１との静電容
量変化率が２〜５％と小さいため以下述べるような問題
があった。

すなわち、従来のオイル劣化検出装置では、増幅時にお
けるＳ／Ｎ比が悪く、従ってノイズ対策が非常に大掛か
りになり、また、センサ電極ハーネスの引き回しにより
静電容量変化率が変化し、誤検出の原因となっていた。

〔発明の目的〕

本発明は、上記のような問題を解決したもので、ノイズ
による誤検出を確実にＭ消することのできるオイル劣化
検出装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明にかかわるオイル劣化検出装置は、エンジンオイ
ル等のオイル中に超音波の発信部および受信部を設け、
オイルの物性変化またはオイル中に混入生成した固形粒
子によりオイル中を伝搬する超音波の減衰率および固形
粒子による散乱減衰の差によりオイルの劣化度を検出す
るものである。

〔発明の作用］ 本発明においては、信号発生部から超音波発生器に一定
周期で超音波発生信号を出力すると、超音波発生器から
一定周期で超音波が出力され、この超音波が超音波受信
器により受信される。

一方、超音波受信器により受信される超音波の大きさは
、オイルが劣化していると、オイル中に含まれる金属粉
、炭素粒子が増加しているため、これらにより、超音波
が減衰され、小さくなる。

従って、超音波受信器により受信される信号の値が予め
定められた値より小さくなった時にオイル劣化信号がレ
ベル検出部から出力され、オイルの劣化が確実に検出さ
れる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。

第１図は、本発明のオイル劣化検出装置の一実施例を示
すもので、図において符号２３．２４は、オイル２５内
に一定間隔を置いて対抗配置される超音波発生器および
超音波受信器を示している。

第２図は、超音波発生器２３および超音波受信器２４の
詳細を示すもので、ホルダ２７内に、セラミック振動板
２９が配置され、セラミック振動板２９には、端子３１
．３３がそれぞれ接続される表面電極３５．３７が形成
されている。

第１図において、符号３９は、超音波発生器２３に一定
周期で超音波発生信号を出力する信号発生部を示してい
る。

この信号発生部３９は、パルス発生器４１．ゲート信号
発生器４３．ＡＮＤ回路４５および遅延回路４７とを有
している。

図において符号４９は、超音波受信器２４からの信号を
入力し、この信号の値が予め定められた値より小さくな
った時にオイル劣化信号を出力するレベル検出部を示し
ている。

このレベル検出部４９は、ｆＨＭＨ５１，ＡＮＤ回路５
３．レベル比較器５５とを有している。

第３図は、以上のように構成されたオイル劣化検出装置
の各部における動作タイミングチャートである。

以下この動作タイミングチャートに基づいて、第１図の
オイル劣化検出装置の作動を説明する。

なお、第１図におけるｆｌ、）〜（８）までの記号は、
第３図における（１）〜（８）までの記号にそれぞれ対
応している。

すなわち、以上のように構成されたオイル劣化検出装置
では、パルス発生器４１からは、連続信号（１）が出力
され、ゲート信号発生器４３からは、信号（１）より周
期の大きい信号（２）が出力される。

これ等の信号（１）、　（２＋は、ＡＮＤ回路４５によ
り一定時間ごとに一回ずつ発生する信号（３）とされ、
この信号（３）により、超音波発生器２３から超音波が
超音波受信器２４に向けて発信される。

なお、ここでいう一定時間とは、−回の超音波発生後、
周囲の壁面からの反射波が無くなるまでの時間であり、
オイル容器の容積、壁面構造等により決定される。

超音波発生器２３からの超音波は、超音波受信器２４に
より受信され、この超音波受信器２４の信号（４）は、
増幅器５１により信号（５）に増幅される。

この信号（５）および遅延回路４７からの信号（６）と
がＡＮＤ回路５３に入力され、ここで、反射波の取り除
かれた一次波信号（７）が出力される。

なお、ここで、遅延回路４７の遅延時間は、超音波発生
器２３と超音波受信器２４との間の距離により求められ
る。

一方、超音波受信器２４により受信される超音波の大き
さは、オイル２５が劣化していると、オイル２５が物性
変化し、またオイル２５中に含まれる金属粉、炭素粒子
等の固形粒子が増加しているため、これらにより、超音
波が減衰され、小さくなる。

従って、レベル比較器５５では、信号（７）の値が、予
め定められた劣化判断値へと比較され、信号（７）の値
が劣化判断値Ａより小さくなった時にオイル劣化信号（
８）が警報として出力される。

すなわち、以上のように構成されたオイル劣化検出装面
では、信号発生部３９から超音波発生器２３に一定周期
で超音波発生信号を出力すると、超音波発生器２３から
一定周期で超音波が出力され、この超音波が超音波受信
器２４により受信される。

一方、超音波受信器２４により受信される超音波の大き
さは、オイル２５が劣化していると、オイル２５中に含
まれる金属粉、炭素粒子が増加しているため、これらに
より、超音波が減衰され、小さくなる。

従って、超音波受信器２４により受信される信号の値が
予め定められた値より小さくなった時にオイル劣化信号
がレベル検出部４９から出力され、オイル２５の劣化が
確実に検出される。

そして、以上のように構成されたオイル劣化検出装置で
は、超音波を使用しているため、オイル２５の劣化によ
る超音波の減衰が大きく、これによりＳ／Ｎ比が大きく
なり、誤検出を解消することができる。

また、以上のように構成されたオイル劣化検出装置では
、超音波の反射波の影響を無くしたので、より確実にオ
イル２５の劣化を検出することができる。

さらに、以上のように構成されたオイル劣化検出装置で
は、超音波を用いるため、オイル２５に着火する虞を解
消することができる。

なお、以上述べた実施例では、超音波発生器２３と超音
波受信器２４とを水平面内において対抗配置した例につ
いて説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるも
のではなく、例えば、垂直面内において対抗配置するこ
とにより、オイル２５のレヘルを検出することも可能と
なる。

また、以上述べた実施例では、エンジンオイルの劣化の
検出に本発明を用いた例について説明したが、本発明は
かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、切削
油、動力油、その他の液体中の金属粉等の検出にも適用
できることは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、エンジンオイル等のオイ
ル中に超音波の発信部および受信部を設け、オイルの物
性変化またはオイル中に五人生成した固形粒子によりオ
イル中を伝搬する超音波の減衰率および固形粒子による
散乱減衰の差によりオイルの缶化度を検出するようにし
たので、確実にオイルの劣化を検出することができると
いう利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のオイル劣化検出装置の一実施例を示す
配線系統図、第２図は第１図の超音波発生器および超音
波受信器を示す縦断面図、第３図は第１図の動作タイミ
ングを示す説明図、第４図は従来のオイル劣化検出装置
を示す説明図である。 ２３・・・超音波発生器、２４・・・超音波受信器、２
５・・・オイル、３９・・・信号発生部、４９・・・レ
ベル検出部。 第３図 （未使用油〕　　　　（劣化油） （８）　　　　　　　　　　　　　Ｔｈ第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンオイル等のオイル中に超音波の発信部および受
   信部を設け、オイルの物性変化またはオイル中に混入生
   成した固形粒子によりオイル中を伝搬する超音波の減衰
   率および固形粒子による散乱減衰の差によりオイルの劣
   化度を検出する事を特徴とするオイル劣化検出装置。