JPS6352756B2 - - Google Patents

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JPS6352756B2
JPS6352756B2 JP5711582A JP5711582A JPS6352756B2 JP S6352756 B2 JPS6352756 B2 JP S6352756B2 JP 5711582 A JP5711582 A JP 5711582A JP 5711582 A JP5711582 A JP 5711582A JP S6352756 B2 JPS6352756 B2 JP S6352756B2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
plate
corrugated
front plate
wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP5711582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58175286A (ja
Inventor
Yasushi Iwabuchi
Tetsuo Kubota
Ikuo Odajima
Hisayuki Serizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Netsu Kigu KK
Original Assignee
Hitachi Netsu Kigu KK
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Publication date
Application filed by Hitachi Netsu Kigu KK filed Critical Hitachi Netsu Kigu KK
Priority to JP5711582A priority Critical patent/JPS58175286A/ja
Publication of JPS58175286A publication Critical patent/JPS58175286A/ja
Publication of JPS6352756B2 publication Critical patent/JPS6352756B2/ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高周波エネルギーによつて食品などの
被加熱物を加熱処理する高周波加熱装置に係り、
特に電波漏洩防止用の周期構造体付きのドアの改
良に関するものである。
従来、ドア周縁に設けたチヨーク溝の電波漏洩
防止効果を増すため、チヨーク溝の内部に周期構
造体を取付けたり、チヨーク溝の周壁自体を多数
の金属片から成る周期構造体で形成したものが多
数提案されているが、実用化されたものは少な
い。実用化されたものは、加熱周波数2450MHz
で、その自由空間波長λ0(122mm)の約1/4の深さ
の基本波用チヨーク溝を加熱室の開口部周縁(前
面フランジ面)に対して直角方向に設けているた
め、ドアが厚く、電波シールに要するスペースが
大形となり、装置全体も大形となつていた。基本
波に対する電波シールのみ行つているので、高調
波に対するシール用に電波吸収材を追加している
ものも見られる。さらに、周期構造体付近に電磁
界を集中させるため空焼時におけるドアと加熱室
開口部周縁との接触部での異常加熱やスパークの
発生を助長し易いなどの欠点を有していた。
そこで、本発明は上記の点に鑑み、外形寸法が
小さくでき、上記異常加熱やスパークが発生しに
くく、かつ作業性のよい周期構造体付きのドアを
備えた高周波加熱装置を提供することを目的とす
る。
次に本発明の一実施例を図面とともに説明す
る。
第1図は本発明の高周波加熱装置の要部断面略
図である。1は高周波エネルギーが供給される加
熱室である。加熱室1の開口部周縁2にドア3を
対向させ、このドア3を開口部周縁2に平面接触
する金属板から成るドア後板3bとこのドア後板
3bをネジ止め(図略)等により取付けるための
金属板から成るドア前板3aとにより構成してい
る。ドア3周縁において基本波用チヨーク溝5a
と第2高調波用チヨーク溝6aとを対向させ一つ
の入口7を持つ一つの電波減衰空胴4を構成して
いる。
基本波用チヨーク溝5aでは入口7から短絡面
5bまでの矢印で示した電波伝搬経路5を加熱周
波数の自由空間波長λ0に対して約λ0/4としてい る。基本波用チヨーク溝5aを加熱室1に近い側
に配置すると共に、この溝5aの一壁面であるド
ア後板3bを開口部周縁2と平面接触(第1図で
はわかり易くするため故意に隙間を開けて図示し
ているが、密着していた方がよい)させている。
第2高調波用チヨーク溝6aでは入口7から短絡
面6bまでの矢印で示した電波伝搬経路6を約
λ0/8としている。第2高調波用チヨーク溝6aの 開口部周縁2と対向する一壁面10自体を根本1
0″wの幅が先端10′wの幅よりも大きい台形状
とする複数の波板10wに分割している(第2図
参照)。この波板10wは、加熱室1から開口部
周縁2とドア後板3bとの隙間(製作精度上の隙
間で、電波シール用の通路のため設けたものでは
ない)を通過した電波がそのまゝ外部に漏洩する
のを防ぎ、電波減衰空胴4の基本波用チヨーク溝
5aあるいは第2高調波用チヨーク溝6a内へ能
率よく導き入れる整合素子として作用させるもの
で、根本10″wから先端10′wまでの長さは実
験によると約λ0/12がよい。波板10wの先端1 0′wには電波減衰空胴4の内部に向かつて折り
曲げた突出面8を設け、この突出面8とほぼ平行
にドア後板3bの端部にも突出面9を設け、両突
出面8,9の間の間隙を開口部周縁2に直角な電
波伝搬経路とすることにより、基本波用チヨーク
溝5aおよび第2高調波用チヨーク溝6aを共に
開口部周縁2に対して直角な方向と平行な方向か
ら成る電波伝搬経路5,6としている。前述のよ
うに両チヨーク溝5a,6aの電波伝搬経路5,
6をそれぞれ約λ0/4、約λ0/8としており、かつ開 口部周縁2に対して直角な方向と平行な方向とに
屈曲させている。したがつて、開口部周縁2と直
角方向のドア3の厚みに対応するA寸法、B寸法
および電波減衰空胴4の開口部周縁2と平行な方
向の寸法Cを小さくすることができる。
例えば、加熱周波数2450MHz(波長λ0=122
mm)の高周波加熱装置において、Aが13mm、Bが
16mm、Cが40mm程度で十分実用に供せられること
が実験で確認されており、電波漏洩防止に要する
ドア3周縁部の空胴体積をより小さく抑えること
ができる。そのため、本発明では、ドア3の外形
寸法を小形化、薄形化することができ、装置全体
の外形寸法に対する加熱室1の体積比率(スペー
スフアクター)の良好な高周波加熱装置が提供で
きる。これは、ビルトイン式、その他置き場所が
狭い場合に都合がよく、電子化された薄形のコン
トロールパネル等にも適応しており、デザイン的
にも有利である。もちろん材料が少なくて済むの
で、コスト的にも有利である。
また、第2図に示すように、波板10wの先端
10′wを折り曲げて突出面8を設け、この突出
面8とドア後板3bの端部の突出面9とをほぼ平
行して平面どうしを向かい合わせているため、電
界は矢印のようになり、局部的に強くならない。
したがつて、本発明の周期構造体付きのドア3
は、ドア後板3bと開口部周縁2との接触部、特
に突出面9の湾曲部付近において空焼時に生じ易
い高周波電磁界による異常加熱やスパーク等の不
都合を低減する作用がある。
さらに、波板10wは根本10″wの幅を先端
10′wの幅よりも大きい台形状としているため、
波板10wの強度が強く、変形による電波漏洩防
止効果の低下も防げる。
第3図は台形状の波板10wを一壁面とする第
2高調波用チヨーク溝6aを帯状金属板を折り曲
げて構成し、ドア前板3aに接着した一実施例を
示す。すなわち、帯状金属板を折り曲げて略L字
形断面の曲面から成る波板取付台11aが波板1
0wを支持するように一体成形した波板組11を
ドア前板3aの前部内壁3abにスポツト溶接1
2し、基本波用チヨーク溝5aと対向し、かつ共
通の入口7を有する第2高調波用チヨーク溝6a
を構成している。さらに、波板10wおよび入口
7を誘電体カバー13で覆つて両溝5a,6a内
に被加熱物の食品くずなどが入らないようにして
いる。この構成では、強度を要するドア前板3a
の板厚は0.8〜1.0mm必要であるが、波板10wの
材料である帯状金属板の板厚は0.3〜0.6mm程度と
薄くしても強度的に差し支えないし、波板10w
の成形作業が容易になる。
第4図は第3図の波板組11の斜視図である。
波板取付台11aはドア前板3aの前部内壁3
abとスポツト溶接12する溶接面11aaと、ド
ア前板3aの最外周壁3acの内面に密着すると
共に波板10wを支持する立ち上がり面11ab
と、コーナの湾曲部11acとから成つている。
湾曲部11acの曲げ半径R1はドア前板3aの最
外周壁3acと前部内壁3abとの間の曲げ半径R2
より大きくして、立ち上がり面11abとドア前
板3aの最外周壁3ac内面との密着性を良好に
している。立ち上がり面11abが最外周壁3ac
内面を押し付けても、立ち上がり面11abの方
が板厚が薄いので、最外周壁3acが外側へ湾曲
するなどの不都合はない。波板組11とドア前板
3aとの接合面のスポツト溶接12は、波板10
wの隣りどうしの間隙に溶接棒14を通して行う
ようにしており、スポツト作業性がよく、かつス
ポツト溶接12は波板組11の湾曲部11acに
近いところで行えるため、より一層波板組11の
立ち上がり面11abとドア前板3aの最外周壁
3ac内面との密着性が良くなる。したがつて第
3図、第4図のように構成すると、波板10wを
ドア前板3aの最外周壁端部3aaを折り曲げて
波板10wを形成した第1図、第2図の場合と電
波漏洩防止効果は変らない。また、スポツト溶接
12の点数を少なくしてもドア前板3aと波板取
付台11aとの接触面の密着性が良いので、この
接触面の隙間を通つて外部へ漏洩する電波も防げ
ると共に、高周波電磁界による接触面間のスパー
クや異常加熱も防止でき、スポツト作業性、コス
ト的にも有利である。
尚、スポツト溶接以外の同様の溶接手段によつ
てもよく、ネジ、リベツト等によつて接着しても
よい。
以上のように、本発明によれば、次のような効
果がある。
ドアの電波減衰空胴体積がコンパクトにな
り、ドアの小形化、薄形化がはかれ、スペース
フアクターの良好な高周波加熱装置を提供でき
る。
ドア構成部品の材料が少なくて済み、低コス
ト化に有利である。
波板とドア後板の端部とが、平面どうしで向
かい合つているため、空焼時におけるドアと加
熱室の開口部周縁との接触部での異常加熱やス
パークの発生を低減できる。
波板は根本の幅を先端の幅よりも大きい台形
状としているため、波板の強度が強く、変形に
よる電波漏洩防止効果の低下も防げる。
更に基本波用チヨーク溝と対向し、かつ共通
の入口を有する第2高調波用チヨーク溝を、先
端を折り曲げた台形状の複数の波板を一壁面と
し、この波板と略L字形の曲面から成る波板取
付台とを帯状金属板から一体成形した波板組か
ら構成し、ドア前板の前部内壁に波板の隣りど
うしの間隙を通して接着し、さらに、波板取付
台のコーナの曲げ半径をドア前板の曲げ半径よ
りも大きくしており、波板組の板厚をドア前板
よりも薄くしているので、上記(1〜4項)の
効果を保持し得るのは言うまでもないが、下記
のような独特な効果もある。
波板を支持する略L字形の波板取付台とドア
前板との接触面の密着性が良いので、この接触
面の隙間を通つて電波減衰空胴4に入つた電波
が外部へ漏洩するのを防ぐと共に、接触面での
高周波電磁界によるスパークや異常加熱も防止
できる。
接着の個所を少なくしても、上記5項の効果
は保持できるので、スポツト作業性がよい。
ドア前板よりも薄い帯状金属板から波板が製
作できるため、成形作業が容易であり、波板組
をドア前板に接着した際、波板取付台の立ち上
がり面がドア前板の最外周壁を押し付けても最
外周壁の変形もなく、良好な電波漏洩防止効果
を保持できる。
上記5,7項のように波板組の接着作業性、
成形作業性が良いので、コスト的にも有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高周波加熱装置の一実施例を
示す要部断面図、第2図は第1図の斜視図、第3
図は台形状の波板10wを一壁面とする第2高調
波用チヨーク溝6aを帯状金属板を折り曲げて構
成し、ドア前板3aにスポツト溶接した本発明の
一実施例の断面図、第4図は第3図における波板
組11の斜視図である。 1…加熱室、2…開口部周縁、3…ドア、3a
…ドア前板、3b…ドア後板、3ab…ドア前板
3aの前部内壁、3ac…ドア前板3aの最外周
壁、5a…基本波用チヨーク溝、6a…第2高調
波用チヨーク溝、7…入口、10w…波板、1
0′w…波板10wの先端、11…波板組、11
a…波板取付台、11aa…溶接面、11ab…立
ち上がり面、11ac…湾曲部、12…スポツト
溶接。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱室1の開口部周縁2に平面接触する金属
    板から成るドア後板3bと、このドア後板3bを
    取付けるための金属板から成るドア前板3aとに
    より基本波用チヨーク溝5aを有するドア3を構
    成し、基本波用チヨーク溝5aと対向して第2高
    調波用チヨーク溝6aを設けたものにおいて、先
    端10′wを折り曲げた台形状の金属片から成る
    複数の波板10wとこの波板10wを支持する略
    L字形の曲面から成る波板取付台11aとを帯状
    金属板から一体成形した波板組11を、上記ドア
    前板3aの前部内壁3abに接着し、上記基本波
    用チヨーク溝5aと対向し、かつ共通の入口7を
    有する第2高調波用チヨーク溝6aを構成したこ
    とを特徴とする高周波加熱装置。 2 特許請求の範囲第1項において、上記波板取
    付台11aはドア前板3aの前部内壁3abに接
    着する接着面11aaと、ドア前板3aの最外周
    壁3ac内面に密着する立ち上がり面11abと、
    コーナの湾曲部11acとから成り、湾曲部11
    acの曲げ半径R1をドア前板3aの最外周壁3
    acと前部内壁3abとの間の曲げ半径R2より大
    きくし、立ち上がり面11abとドア前板3aの
    最外周壁3acの内面との密着性をよくしたこと
    を特徴とする高周波加熱装置。 3 特許請求の範囲第1項において、上記波板組
    11を構成する帯状金属板の板厚をドア前板3a
    よりも薄くしたことを特徴とする高周波加熱装
    置。
JP5711582A 1982-04-06 1982-04-06 高周波加熱装置 Granted JPS58175286A (ja)

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JPS58175286A JPS58175286A (ja) 1983-10-14
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