JPS635252A - 溶液濃度検出装置 - Google Patents

溶液濃度検出装置

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JPS635252A
JPS635252A JP14814486A JP14814486A JPS635252A JP S635252 A JPS635252 A JP S635252A JP 14814486 A JP14814486 A JP 14814486A JP 14814486 A JP14814486 A JP 14814486A JP S635252 A JPS635252 A JP S635252A
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JP
Japan
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water
concentration
sensor
alcohol
dampening water
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JP14814486A
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Inventor
Michiaki Kobayashi
道明 小林
Daiji Suzuki
大二 鈴木
Kenji Yamada
研二 山田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、アルコールなどの溶質と水などの溶媒からな
る溶液の濃度を測定する装置に係り、特に、オフセット
印刷に用いられる湿し水中のアルコール濃度の測定に好
適な溶液濃度測定装置に関する。
〔発明の背景〕
周知のとおり、オフセット印刷では版面に湿し水を与え
る必要がある。そして、この湿し水を版面に与える装置
、すなわち湿し水装置としては、版面への水付はローラ
としてモルトン(保水性の布)を用いた、いわゆるモル
トン方式のものが従来から広く用いられていた。
しかして、近年、安定した画質を保ち易いこと、操作や
メインテナンスが容易であることなどの理由により、版
面に対する水の供給にモルトンローラを用いない、いわ
ゆるアルコールダンプニングシステムが上記したモルト
ン方式に代って広く普及してきている。
第11図はこのアルコールダンプニングシステムの−例
を示したもので、この図において、1は湿し水タンクで
あり、−般に定温装置を備えていて内部の湿し水を15
℃程度の温度に保つようになっている。このタンク1の
中の湿し水はポンプ2によってくみ上げられ、印刷機の
水舟3に送られるが、この水舟3の中には湿し水装置の
ローラ群4の一部が設けられ、湿し水に浸されるように
なっている。そこで、水舟3の中の湿し水はローラ群4
によって取り出され、版胴5に巻付けられている版6の
表面に供給されてゆくことになる。
−方、水舟3の中に余分に供給された湿し水は戻しパイ
プ7を経由して湿し水タンク1に戻される。
ところで、このアルコールダンプニングシステムでは、
版面への水付はローラ自体は、モルトンローラの様な強
力な保水性を持たないので、版面に充分な湿し水を供給
するためには、アルコール等の界面活性剤を湿し水に加
え、表面張力を小さくし、インク中に水が分散しやすい
ようにする必要があるとされている。
ここで、現在、界面活性剤として、最もよく使用されて
いるのが、アルコール類のうちでも特に、イソプロビー
ルアルコールであり、このときの湿し水中でのアルコー
ル濃度は、通常5%〜20%程度であるが、このアルコ
ール濃度の変化は、インキング装置に供給される水の量
つまり版面に供給される水の量、さらには、印刷物の品
質に非常に大きな影響を及ぼす。
従って、このようなアルコールダンプニングシステムで
は、湿し水中のアルコール濃度を所定値に保つことが不
可欠の要素となっており、このためにはアルコール濃度
の測定が必要である。
ところが、このようなアルコール濃度の測定方法として
は、従来から、アルコールの比重が水より小さいことを
利用し、比重ビンを用いて、湿し水の比重を測定し、ア
ルコール濃度を求める方法が主として用いられていた。
しかして、上記したアルコールダンプニングシステムな
どでは、湿し水は通常、ポンプにて印刷機上の水舟と、
湿し水のタンク間を循環させられているため、湿し水中
には微細な気泡が多くまざっており、これが比重ビンに
付着するなどして、正しい濃度測定が困難であった。ま
た、湿し水中のインクや汚れ等の比重ビンへの付着も測
定誤差の原因となり、ひんばんに清掃してやる必要があ
り、取扱いが煩雑であった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した背景のもとになされたもので、その
目的とするところは、アルコールなどの溶質を水などの
溶媒に溶解してなる溶液の濃度を、溶液中に混入する気
泡やインキなどの汚れの存在に影響されることなく、自
動的にしがもほぼ連続して測定することができるように
した溶液濃度測定装置を提供するにある。。
〔発明の概要) この目的を達成するため、本発明は、′I4度を測定す
べき溶液に接して区画された空間内で飽和する溶質ガス
の濃度を検出し、この検出結果に基づいて溶液の濃度を
測定するようにし1、〕のとき、ト記空間内での溶液面
の位置を一定に保つと共に、この溶液面での溶液の露呈
状態を均一に保ち、かつ、上記空間内での溶液面の状態
が充分に安定に保たれるようにした点を特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明による溶液)湿度測定装置について、図示
の実施例により詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例をオフセット印刷機のアルコ
ールダンプニングシステムに適用したもので、図におい
て、8はアルコール濃度測定部であり、ポンプ2から水
舟3に向って送り出された湿し水の1部を、バイパスバ
イブ9を通じて採取し、測定後パイプ10を通じて湿し
水タンク1へ戻すようになっている。
11は制御部で、測定部8から出力されるガス濃度信号
と水温を表わす信号によりアルコール濃度を算出し、設
定濃度よりも測定したアルコール濃度の方が低下したと
きには電磁弁12をひらき、湿し水タンク1の内にアル
コールを供給するように働く。
第1図は測定部8の拡大断面図で、バイパスバイブ9を
介して採取された湿し水は、測定部8内にはいると、し
やへい板13の下をくぐる。このしやへい板13は、測
定部8の中で、水面に波がおこるのを防止する働きをす
る。もどりのパイプIOは測定部8内につき出た形とな
っており、測定部8内の水面りの高さを常に一定に保ち
つつ余分になった湿し水を、湿し水タンク1に戻す。測
定部8のフタ14には温度センサー15及びガスセンサ
ー16が取り付けられている。センサーキャップ17は
図のような円筒形で、下部は水面下に僅かにはいり、小
さな密閉空間18を形成しており、センサー16はこの
測定部8の中に注入された湿し水19の密閉空間18内
の界面から気化し、密閉空間18に充満したアルコール
ガスの濃度を検知する動きをする。
センサー16は第3図に示すような周知の接触燃焼式の
ガスセンサーで、第4図に示すように測定素子16aと
ダミー16bからなり、ブリッジ回路により検出信号を
得るようになっている。なお、本発明で使用するセンサ
ーとしては、このような接触燃焼式のものに限らず、ア
ルコールガスに対して必要とする検出特性を示すものな
らどのようなセンサーでもよく、例えば、半導体式セン
サ−1赤外腺吸収式センサー、熱伝導式センサー、ある
いは光波干渉計センサーなど、どのようなセンサーを用
いてもよい。なお、センサーキャップ17は着脱容易に
作られ、汚れなどによる影響の虞れを生じたときには容
易に交換できるようになっている。
測定部8の底面にはくさび形の凸部20が形成しである
が、その頂部はセンサーキャップ17の下部に近接し、
かつその中心を横切るようにしてあり、このため、バイ
パスパイプ9から測定部8の中に送り込まれた湿し水は
、しやへい板13によって一旦は底部に進むが、その後
、この凸部20の側面に沿って上昇し、湿し水のほとん
ど全量が液面りの直下近傍を流れて移動してゆくように
される。そして、この結果、この実施例によhば、セン
サーキャップ17内の液面近傍に湿し水の滞留部分を生
じることがなく、常に正確な測定を行なうことができる
。なお、このことは、バイパスパイプ9から、測定部8
内部の湿し水よりも温度が低い湿し水が送り込まれてき
た場合に有効で、このとき、もしも凸部20が設けられ
ていなかったとすれば、送り込まれてきた低温の湿し水
は比重の違いから測定部8の底部を流れ、この結果、水
面り付近には古い湿し水が滞留し、測定誤差が多なって
しまうが、と記実施例によれば、このような測定誤差の
虞れがなく、充分な精度を保つことができる。
また、このことは温度センサー15に関しても同様で、
凸部20の存在により常に正し、い湿し水温度の検出が
可能になる。
なお、この凸部20の機能は、上記したように、測定部
8内の湿し水中に部分的な滞留を生じないようにするた
めのものであるから、これに代えて、例えば液体かく拌
機樽などを設けるようにしてもよい。
21はエアパイプで、制御部11内に設けであるエアポ
ンプ(図示してない)から送られて来る空気を密閉空間
18内に導入させ、1:の空間内の空気をパイプ22か
ら外部に排出させる働きをする。従つて、必要に応じて
センサーキャップ17内を新鮮な空気で入れ代えること
ができる。
次に、この実施例による濃度測定動作について説明する
上記実施例では、制御部11内にマイコン(マイクロコ
ンピュータ)を備え、必要な動作をソフト的に逐次遂行
してゆくようになっている。そこで、以下、第5図のフ
ローチャートにより濃度測定動作を各ステップ毎に説明
する。
ステップ1  (S−1)  センサーキャップ17内
の換気 制御部11内のエアポンプを作動させ、センサーキャッ
プ17内のアルコールガスを排気する。これによりキャ
ップ内は換気されアルコールガスがほとんどない状態に
なる。
キャップ内の換気を行なうのは次の理由による。
湿し水19の水面上にキャップ17をふせたまま測定を
継続させると、湿し水19内でのアルコール濃度が高く
なる方向での変化に対しては、キャップ内のアルコール
ガス濃度もすみやかに上昇し、水中のアルコール濃度変
化をすばや(センサー16でとらえることが出来る。し
かし、湿し水中のアルコール濃度が低下してゆく方向で
の変化に対しては、濃度の高いガスがセンサーキャップ
17中に滞留するためセンサーキャップ内のガス濃度が
下がりに<<、水中のアルコール濃度変化がガス濃度の
変化としてセンサーでとらえられる時期がかなり遅くな
ってしまう。そのため、センサーキャップ内のガスを一
旦排気し、その後に、その時点でのアルコール濃度に応
じて気化してきたアルコールガス濃度を測るという方法
をとっているためである。
ステップ2 (S−2)  ポンプの停止−定時間、あ
るいはセンサーキャップ17内が適当なガス濃度になる
まで換気を行った後、エアポンプを停止する。このとき
、吸気パイプ21.排気バイブ22を適当に細く、かつ
長めにしておき、ポンプ停止後は測定部8の外での風な
どによりセンサーキャップ内が影響をうけたり、キャッ
プ内からガスかにげたりしないようにする。
ステップ3 (S−3)  −定時間の待機ステップ1
〜2で充分換気されたセンサーキャップ17内には、や
がてアルコールガスが気化し、その時点での湿し水中の
アルコール濃度と、湿し水の液温にみあった一定の濃度
のガスが充満する。
しかして、このためには、所定の時間だけ待たなければ
ならないが、実用上からは、この待機時間として数十秒
程度を設定してやれば充分である。
そこで、この実施例では、このための待機時間として1
分30秒を設定し、このステップ3での所定の時間とし
ている。なお、この時間は必要に応じて任意の時間に設
定してよいことは言うまでもない。
ステップ4 (S−4)  信号の取り込みこのステッ
プでは、ガスセンサー16と温度センサー15の信号を
それぞれ取り込む。なお、この実施例では、読み取り時
点でのノイズなどによる影響を少くするため、少くとも
10回以上、信号の取り込みを行なって平均化し、その
結果を各センサーの信号としており、これにより精度の
低下を少くするようになっている。
ステップ5(S−5)  アルコール濃度の演算このス
テップでは、ステップ4で取り込んだガスセンサーの出
力データと、温度センサーによる液温データにより湿し
水中のアルコール濃度の演算を、以下のようにして行な
う。
まず、このときの湿し水の濃度は、第6図のように、ガ
スセンサー出力Gと液温(湿し水の温度)Tの関数とな
っている。
そうすると、濃度を求めるためには、基本的には、必要
な温度範囲と、ガスセンサー出力範囲にわたって、それ
らから与えられる全ての濃度をテーブルとして記憶して
おき、測定の際には、ガスセンナ−出力Gと、温度Tに
より、このテーブルを参照してy66度を求めるように
すればよい。
しかしながら、このような方法をとると、テーブルのた
めに大量の記憶容量を必要とするため、本実施例では、
次の様な方法をとっている。
すなわち、まず、第6図に示すよろに、温度Tとガスセ
ンサー出力Gとの関係を、所定のいくつかの%濃度ごと
に次のような近似式として記憶しておく。
G=f、1(T) ここで、nは%濃度を表わす添字で、0.5゜10、1
5の各数値を取る。つまり、この実施例では、近似式と
して、濃度が0%、5%、 10%、それに15%の4
種類のものを記憶しておくのである。
そして、1度の演算に際しては、第4図に示すように、
そのときのセンサー出力Gの値aと、温度Tの値すによ
り与えられる点Cが、それぞれの近似式f 、(T)に
−致したときには、その近似式で求められる%濃度をそ
のまま演算結果とし、第6図に示すように、与えられた
点Cが近似式のいずれとも一致せず、いずれか2種の近
似式の間にあったときには、それらの近似式の間での直
線補間によって%濃度を求めるようにしている。例えば
、第6図に示すように、与えられた点Cがf。
(T)と「1゜(T)の各近似式の間にあり、かつ、こ
の点Cが近似式fs(T)からf、。(T)までの距離
の315のところに位置することから、このときの濃度
は比例的に8%であるとするのである。
なお、この実施例では、上記したように、記憶しておく
近似式の数を4としているが、この数は任意に定めてよ
く、多くすればする程、精度は上るが、他方、必要な記
憶容量は多くなる。
ステップ6 (S−6)  濃度と温度の表示このステ
ップでは、演算結果である%濃度を制御部11の表示部
23でディジタルメータ24に表示させ、同時に温度も
ディジタルメータ25に表示させる処理を行なう。従っ
て、オペレータなどは、常時、濃度と温度を簡単に知る
ことができる。
ステップ7 (S−7)  設定濃度との比較このステ
ップでは、ステップ6で既に計算された湿し水中のアル
コール濃+1を表示部23のデジタルスイッチ26によ
って予め設定されている濃度と比較し、測定値が設定値
より低い場合は電もn弁12を開き、アルコールを添加
しくステップ8)、設定値より高い場合、及び設定値を
中心にあらかじめ定められた許容幅以内に納まっている
場合は、とくになにもしない。
なお、未実施例においては、湿し水タンク1の容量が限
られているため、アルコール濃度が高すぎる場合にアル
コール未添加の湿し水を加えて、濃度を下げるような制
御を行うと、湿し水がタンク1から溢れでる虞れがある
ため、このような制御は行っていない。しかして、この
ような虞れがない場合は、湿し水アルコール濃度が高す
ぎる場合にアルコール未添加の湿し水を加える様に構成
してもよい。なお、循環している湿し水は、かなり量が
あるため、アルコールを添加しても、アルコールが均一
にまざるには数分以上かかる。そのため、この実施例で
はアルコールの添加量は、測定値と設定値の差に見合っ
た量とし、−旦アルコールを添加した後は、数分間は、
湿し水のアルコール濃度が低すぎることを検知しても、
アルコール添加を行なわないなどして、アルコールの入
れすぎを防ぐようになっている。
ステップ8 (S−8)  アルコールの添加このステ
ップは電磁弁12を開くことにより、アルコールを添加
する処理である。添加の方法としては、必要な量を一度
に入れてもよいが、均一にまぜる目的で、数回にわけて
入れるようにしてもよい。ステップ8が終わった後は、
ステップ1にもとり処理を操り返す。
次に、第7図は制御部11のブロック図で、以下、この
制御部]1の動作を第5図のフローチャートに対応させ
て説明する。
すべての動作計算は、CPU28がコントロールしてお
り、センサー感度等のデータ及びプログラムを記憶して
いるROM29及びプロゲラl、を実行するためのRA
M30がデータバス31に接続されている。尚RA M
は、バッテリーによりバックアップされている。
まず、ステップ1〜2ではCPU2Bが制御信号を【/
F(インターフェース)32に送ることによりエアポン
プ33を作動させ、−定時間をカウントした後、再び制
御信号を[/F32に送り、ポンプを停り卜する。
ステップ3では、CPO28は、エアポンプ停止時点よ
り、所定の時間をカウントする。なお、本実施例では、
この間、時間のカウント以外前も行っていないが、この
間にも温度測定だけは行なうようにしてもよい。
ステップ4では、CPO28は、温度センサー15の信
号及びガスセンサー16の信号を、各々アンプ34、3
5を介した上でA/D変換器36でA/D変換して取り
込む。このとき、上記したように、ノイズ等の影響をさ
けるため、各センサー信号を10回以上取り込み、平均
化するようにしている。
ステップ5では、CPU28は、ステップ4において取
り込まれた、温度ガス濃度信号より、アルコール濃度を
、ROM29.  RA M2Oに記憶されているデー
タに従って算出する。
ステップ6では、ステップ5で算出したアルコール濃度
及び、温度を、I/F37を介して、ディジタル表示器
24.25に与え、アルコール濃度及び、温度を表示す
る。
ステップ7においては、デジタルスイッチ26により設
定されている目標値をI/F38を介して読み、ステッ
プ5における算出アルコール濃度と比較し、I/F40
を介して高低及びデジタルスイッチ39によって設定さ
れている許容範囲内にあるが否かを判定する。
ステップ8においては、アルコール濃度が設定値より低
い場合には、I/F41を介して電磁弁12を必要回数
、または必要時間開閉させ、必要量のアルコールを添加
する。
ところで、本発明で必要とするガスセンサーは、−般に
有限の寿命をもち、このため、本発明の実施に際しては
、その交換についての考慮を要する。
他方、このようなセンサーでは、−般にその特性にバラ
ツキが残っている場合が多い。
そこで、この実施例では、ガスセンサー16の交換など
に際して必要な、ガスセンサーのキャリブレーション機
能が設けられており、以下、この点について説明する。
まず、ガスセンサーの特性のバラツキについて説明する
今、成るセンサー(イ)では、前述した、温度とガスセ
ンサー出力の関係が第8図falの如くであったとして
も、他のセンサー(0)では、同図(b)のようになる
場合がある。これは、ガスセンサーの0点が異なること
に起因するずれZ(=Zz  Z+)と、ガスに対する
感度の差5(=S+   SZ)によるものである。
そうすると、センサー交換に際して、これらによる誤差
を、なくす為にはキャリブレーションが必要になり、こ
のため、本実施例では、第7図に示すように、キャリブ
レーションスイッチ42と■/F43を設け、次の様に
している。
すなわち、いま、−例として、センサー(イ)をセンサ
ー(El)に変換する場合を想定すると、このとき制御
部11のRAM30には、センサー(イ)のデータ(第
8図(a))が近似式f o(TL・・f +5(T)
として記憶されていることになり、このため、キャリブ
レーションは以下のようになる。
A、0点のキャリブレーション まず、センサーを交換し、測定部8にはアルコールを含
まない水を入れ、0点キャリブレーションボタンを押す
、これによりCPU28は、自動的に以下の手順で0点
の調整を行う。まず数回測定動作を行ない、ガスセンサ
ーの出力を平均し、その値をGとし、温度平均をT度と
すれば、E=c−re(’r)       ・−・−
−−−−−・−+11が0点のずれZに相当するので、
0点が補正された近似式f′は、 で表現できる。
B、感度のキャリブレーション 次に、アルコール濃度が10%の水を測定部8に入れ、
キャリブレーションスイッチ42の感度調整ボタンを押
す、これによりCPU28は以下の手順で、感度の補正
を自動的に行う。数回測定を行なって得た平均のガスセ
ンサー出力をG、平均温度をT、とすると、0点および
感度が補正された近似式f″′は、 と表現できる。
そこで、こうして求めた、補正済の近似式を新にRA 
M2Oに記憶して測定を行なえば、センサー16を交換
したことによる誤差の発生ば抑えられ正I確な測定の継
続が可能になる。なお、キャリブレーションスイッチ4
2の詳細は第9図に示すようになっている。
従って、以上のキャリブレーションに必要な処理をフロ
ーチャートで示すと第10図のようになり、キャリブレ
ーションに必要な操作は以下のとおりとなる。
■ センサーを交換する。
■ 制御部11のキャリブレーションスイッチ42に設
けである測定・制御−キャリブレーション切替スイッチ
を、キャリブレーション側にする。
■ 測定部8内にアルコールを含まない水を入れ、O%
校正ボタンを押す。
■ 測定部8内に10%のアルコール水溶液を入れ、1
0%校正ボタンを押す。
なお、この第1O図の実施例では、O点校正と感度校正
とを続けて双方共行なうようになっているが、−方だけ
の較正も行なえるようにしてもよく、このようにすれば
、センサーが劣化して0点だけ、或いは感度だけが変化
した場合にも補正が可能で、適用範囲を広(するこかと
ができる。
また、上記実施例では、感度の較正をアルコール濃度が
0%と10%のときで行なうようになっているが、本発
明はこれに限ることな〈実施可能なことは言うまでもな
い。
ところで、以上の実施例では、本発明をアルコール水溶
液の濃度測定に適用した場合について説明したが、本発
明は溶質を含む溶媒からなる溶液の、溶質がガス化し易
(、かつ、このガスの濃度が検出可能なものなら、これ
ら溶質、溶媒の種類を問わず広く適用可能なことは言う
までもない。
なお、以上の実施例では、制御系としてマイクロコンピ
ュータを中心とた構成を用いていたが、本発明ではアナ
ログ回路或いはハードワイヤードロジック回路で同様の
機能を果たすようにしてもよい。
さらに、測定部8が複数ある場合には、これらの測定部
に対して共通に1台の制御部11を設けるようにしても
よく、このようにした実施例によれば、構成をさらに簡
略化でき、ローコスト化に役立つ。
とくに、湿し水タンク1の中の湿し水が積度よく所定の
一定温度を保つように構成しておけば、温度を逐一測定
し、補正する必要はなくセンサー出力から直接、湿し水
中のアルコール濃度を測定できるため、温度センサーは
不要になり、構成を簡略化できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、溶液の溶質濃度
を、周知のガスセンサーを用いることにより、自動的に
、はぼ連続して精度良く検出することができるから、従
来技術の問題点に充分に対処し、オフセット印刷におけ
るアルコールダンプニングシステムなどに適用して良好
印刷結果を得るのに役立つ、溶液濃度検出装置を容易に
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による溶液濃度検出装置の一実施例にお
ける測定部を示す断面図、第2図は本発明をアルコール
ダンプニングシステムに通用した一実施例を示すブロッ
ク図、第3図はガスセンサーの一例を示す外観図、第4
図は測定回路の一例を示す回路図、第5図は本発明の一
実施例における測定処理を示すフローチャート、第6図
はガスセンサーの特性図、第7図は制御部の一実施例を
示す構成図、第8図はガスセンサーの特性のバラツキを
示す説明図、第9図はキャリブレーションスイッチの正
面図、第10図はキャリブレーション動作の一実施例を
示すフローチャート、第11図はアルコールダンプニン
グシステムの一例を示すブロック図である。 1・・・湿し水タンク、2・・・ポンプ、3・・・水舟
、4・・・ローラ群、5・・・版胴、6・・・版、7・
・・戻しパイプ、8・・・測定部、9・・・バイパスパ
イプ、10・・・もどりのバ・イブ、11・・・制御部
、12・・・電磁弁、13・・・しやへい板、14・・
・フタ、15・・・温度センサー、16・・・ガスセン
サー、17・・・センサーキャップ、18・・・密閉空
間、19・・・湿し水、20・・・凸部、21.22・
・・空気パイプ、23・・・ディジタルスイッチ。 第1図 第2図 第3図 第4図 侶号土カ 第5図 第6図 第8図 (0)       (b) 温度T                 遍廖T第7
図 2B 第9図 第11図 く 巨 し 唱 く 巨 閏 10図 く !定1 1Eシ 写杉く 前 ?欅で ≦ く 捉 ζtン −の・− 13)L μし4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)濃度を測定すべき溶液との界面を含む所定空間を
    区画する部材を備え、この空間内での溶質ガス濃度を検
    出し、この検出結果に基づいて上記溶液の濃度を測定す
    る方式の溶液濃度測定装置において、上記所定空間内で
    の界面位置を一定に保つ液面保持手段と、上記界面を形
    成する溶液が滞留することなく常に正しい測定対象にな
    るようにする滞留防止手段と、この界面への上記溶液の
    供給路中に位置し、界面の安定を保つ経路そらせ手段と
    を設け、上記界面に上記溶液を循環させることにより濃
    度を測定するように構成したことを特徴とする溶液濃度
    測定装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、上記溶質がアル
    コールで、上記溶媒が水であることを特徴とする溶液濃
    度測定装置。
JP14814486A 1985-11-26 1986-06-26 溶液濃度検出装置 Pending JPS635252A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14814486A JPS635252A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 溶液濃度検出装置
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