JPH0213961Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213961Y2
JPH0213961Y2 JP1980010165U JP1016580U JPH0213961Y2 JP H0213961 Y2 JPH0213961 Y2 JP H0213961Y2 JP 1980010165 U JP1980010165 U JP 1980010165U JP 1016580 U JP1016580 U JP 1016580U JP H0213961 Y2 JPH0213961 Y2 JP H0213961Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
immersion liquid
measured
specific gravity
weight
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980010165U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56112659U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980010165U priority Critical patent/JPH0213961Y2/ja
Publication of JPS56112659U publication Critical patent/JPS56112659U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213961Y2 publication Critical patent/JPH0213961Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は天びんを用いて空気中および浸せき
液中における被測定物の重量を測定し、これら両
者の値を適宜演算してその比重・密度を求める比
重測定器に関する。
従来より天びんを用いて被測定物の比重・密度
を測定する方法のひとつとして水中置換法があ
る。この測定方法は、まず空気中での被測定物の
重量を測定し、次に被測定物を浸せき液中に浸
し、この浸せき液中の重量を測定する。
このようにして得られた2つの値をS=
a/a−b(但しSは比重、aは空気中における被 測定物の重量、bは浸せき液中における被測定物
の重量)なる式によつて比重を求めるものであ
る。第1図は従来の装置によつて被測定物の浸せ
き液中における重量測定の状態を示す説明図であ
る。図において1は天びんのさお、3は環状分
銅、5は被測定物を支持する支持桿である。従来
被測定物7の重量を空気中で測定した后、浸せき
液9中での重量測定する際、被測定物7を静止さ
せたまま浸せき液9を満たしたビーカー11を下
方から移動して、前記ビーカー11を支持台13
上に載置し、被測定物7を浸せき液9中で静止せ
しめて測定する。このとき被測定物7がビーカー
11に接触していると測定誤差を生ずる原因とな
るので、ビーカー11と接触しないようにするこ
とはむろんであるが、被測定物7を支持する支持
桿5が浸せき液中に浸せきしている場合、この浸
せき液中の支持桿5部分に浮力が働くので精密な
測定をする際には、被測定物のみを浸せき液中に
浸せきせしめるようにしなければならない。
しかし上記したような従来の装置においては操
作性が悪いのみならず、被測定物7のみを浸せき
せしめるといつた微細な調整は困難なものであつ
た。更に従来の装置においては浸せき液より小さ
な密度をもつた被測定物の浸せき液中における重
量を測定する場合、あらかじめ鉛片などの重りの
浸せき液中における重量を測定し、この重りを被
測定物に取りつけ、重りとともに被測定物を浸せ
き液中に浸せきせしめて測定し、S=
a/a+c−d(但しSは比重、aは被測定物の空 気中における重量、cは重りの浸せき液中におけ
る重量、dは重りと被測定物の浸せき液中におけ
る重量)なる式から比重を求める。このとき天び
んによる測定はa,c,dの3項にわたつて測定
せねばならず、このような浸せき液の密度より小
さな密度の被測定物の比重を求める場合には更に
煩雑な操作をせねばならない、重りの浮力補正を
せねばならない、被測定物と重りのみを浸せき液
中に浸せきせしめるといつた微細な調整が困難で
あるなどの欠点を有するものであつた。
この考案は上記の事情に鑑み、被測定物の比重
の大小にかかわりなく同一の操作によつて測定で
きるとともに被測定物の浸せき状態を微細に調整
できるといつた操作性・測定精度をともに向上せ
しめる比重測定装置を提供しようとするものであ
り、天びんを用いて被測定物の空気中および浸せ
き液中での重量を測定してその比重を求める比重
測定器において、被測定物を内部に収容し、その
構成部材が被測定物を収容保持した状態で浸せき
液中に沈下せしめるに足る重量を有する有蓋のバ
スケツトと、前記浸せき液を容れる容器を上下駆
動して前記バスケツトと浸せき液水位との位置関
係を調整する浸せき液上下駆動装置とを配設して
なる比重測定器にかかるものである。
つぎにこの考案にかかる比重測定器の実施例を
図面に基づいて説明する。第2図はこの考案にか
かる比重測定器の機構を示す説明図であり、演算
回路を内蔵した天びんを用いた実施例である。図
において天びんのビーム1には支持桿5によつて
被測定物を載置するさら15が支持されており、
更にさら15の下方には金属細線6によつて十分
な重量を有する金属製バスケツト17が支持され
ている。前記さら15は被測定物の空気中におけ
る重量を測定するためのものであり、また前記バ
スケツト17は少なくともその上面および下面に
被測定物を保持する保持部を有するものであり、
その内に被測定物を保持してバスケツト17ごと
浸せき液9中に浸せきせしめ、浸せき液9中にお
ける重量を測定するためのものである。またバス
ケツト17は浸せき液9中に常時浸せきされてお
り、浸せき液19を満たしたビーカー11はラボ
ラトリジヤツキ19上に載置されている。このラ
ボラトリジヤツキはねじ21を回動することによ
り載置したビーカー11を上下方向に移動するよ
うに構成されている。
この考案にかかる比重測定器は以上のような機
構を有しており、つぎに述べる操作を行う。すな
わち、まず測定に先立つてビーム1に支持される
さら15、バスケツト17などの重量を風袋除去
しておく必要があるが、このとき浸せき液9中の
バスケツト17を支持する金属細線6における浸
せき液19の液面位置が操作のたび毎にずれを生
じると、金属細線6に働く浮力は変動するので測
定誤差を生ずる原因となる。従つてこの金属細線
6にマークを付し、このマーク位置に浸せき液9
の液面を一致せしめるようにラボラトリジヤツキ
19を作動して液面位置の調整を行う。このよう
にして風袋除去した后に、被測定物をさら15上
に載置して、空気中における重量を測定する。こ
のとき被測定物の自重により金属細線6の液面位
置とマーク位置とにずれを生じた場合には上記風
袋除去の場合と同様にラボラトリジヤツキ19を
作動せしめて容易に金属細線の液面位置を補正し
て測定誤差を解消することができる。この被測定
物の空気中における重量は天びんに内蔵した測定
回路によつて算出され、一旦記憶回路に記憶され
る。つぎに被測定物を浸せき液9中のバスケツト
17に移して、浸せき液中における重量を測定す
る。このとき被測定物の体積によつて浸せき液9
の水位をおし上げ金属細線6の液面位置とマーク
位置とにずれを生じた場合にも上記同様にラボラ
トリジヤツキ19を作動せしめて容易に金属細線
の液面位置を補正して測定の精密化を図ることが
できる。この浸せき液中における重量も、上記し
た空気中での重量測定と同様に、天びんに内蔵し
た測定回路によつて算出し、記憶回路に送られ
る。記憶回路における空気中および浸せき液中の
重量値は更に演算回路に送られ、この演算回路に
おいてS=a/a−b(但し、Sは比重、aは空気 中における被測定物の重量、bは浸せき液中にお
ける被測定物の重量)なる演算によつて被測定物
の比重を算出し、この比重が直接表示器に表示さ
れるのである。以上の動作によつて被測定物の比
重測定は行われるのであるが、殊に被測定物の密
度が浸せき液の密度より小さい場合においても前
記バスケツト17の上面保持部によつて被測定物
は浸せき液中に完全に浸せきせしめることがで
き、被測定物の密度が浸せき液の密度より小さな
ものから大きなものまで同一の操作で測定するこ
とができるものである。また測定物が液体である
場合、液体の密度は温度条件によつて異なるもの
であるが、この液体の密度を測定する際には1
cm3、10cm3、100cm3など10の整数乗の体積を有する
バスケツトを用い、例えば100cm3のバスケツトを
用いる場合、このバスケツトを空気中に保持した
状態で天びんのゼロ点を合わせた后、このバスケ
ツトを液中に沈下せしめれば天びんの表示器には
バスケツトがうける浮力が表示されるが、同時に
この数値はバスケツト自体の体積と浸せき液の液
体密度との積であるから表示器には浸せき液の密
度の100倍のマイナス数値が表示されることとな
り、その絶対値を1/100倍して読み取ればよい。
このときバスケツトを支持する細線が液中に没さ
ないように水位を調節することはいうまでもな
い。このようにバスケツトの体積を10の整数乗と
することによつて容易に液体の密度を測定するこ
とができる。このような温度条件による浸せき液
密度の変化は比重測定の際には測定誤差を生ずる
原因であるが、第2図に図示したように天びんの
内蔵演算回路に連動して定数設定回路を配設して
おけば温度条件による測定誤差を解消することが
できる。すなわちt℃における被測定物の比重
(St)はSt=ρ/K(但し、ρはt℃における試料の 密度、Kはt℃における浸せき液の密度)なる式
によつて求めることができるが、例えば20℃の水
の密度は0.9982(g/cm3)30℃の水の密度は
0.9956(g/cm3)であるから、これらの逆数(K1
20℃aのとき1.0018,30℃aのとき1.0044の値を
比例定数として前記定数設回路に入力し、演算回
路においてSt=ρ・K1なる演算をすることによ
り温度条件による浸せき液の密度変化を補正した
真の比重を表示器に直接表示することができる。
このような定数設定回路を配設することによつて
全ゆる温度条件下での精密な測定を可能とするも
のである。
以上演算回路を内蔵した天びんを用いた実施例
について説明を加えてきたが、この考案は演算回
路を内蔵した天びんを用いることに限定されるも
のではなく、演算回路を内蔵しない天びんを用い
てもこの考案の要旨を何ら変更するものではない
ということは言うまでもない。
この考案にかかる比重測定装置は以上述べたよ
うな構成を有しているので、浸せき液より大きな
密度の被測定物から小さな密度のものまできわめ
て容易な同一の操作で測定することができ、測定
の際の浸せき液の液面位置のずれをきわめて容易
な操作で解消でき、従つて被測定物を支持する吊
線に働く浮力の変動を解消して測定精度を向上せ
しめることができ、更にまた演算回路を内蔵した
天びんを用いることによつて測定場所の温度条件
による浸せき液の密度変化によつて生ずる測定誤
差を補正して真の比重を直接表示でき、かつ演算
プログラムを簡易な式とすることができる比重測
定器を提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の比重測定器による測定の状態を
示す説明図であり、第2図はこの考案にかかる比
重測定器の機構を示す説明図である。 1……天びんのビーム、7……被測定物、9…
…浸せき液、11……浸せき液容器、17……バ
スケツト、19……ラボラトリジヤツキ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 天びんを用いて被測定物の空気中および浸せ
    き液中での重量を測定してその比重を求める比
    重測定器において、被測定物を内部に収容し、
    その構成部材が被測定物を収容保持した状態で
    浸せき液中に沈下せしめるに足る重量を有する
    有蓋のバスケツトと、前記浸せき液を容れる容
    器を上下移動して前記バスケツトと浸せき液水
    位との位置関係を調整する浸せき液容器上下駆
    動装置とを配設してなる比重測定器。 2 演算プログラムを内蔵した天びんを用いてこ
    の内蔵プログラムによつて被測定物の比重値を
    直示するようにしてなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の比重測定器。 3 浸せき液の密度変化を補正する補正項を設定
    する機構を設け、この補正項を演算プログラム
    において演算せしめて温度条件による浸せき液
    の密度誤差を補正するようにした実用新案登録
    請求の範囲第2項記載の比重測定器。
JP1980010165U 1980-01-29 1980-01-29 Expired JPH0213961Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980010165U JPH0213961Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980010165U JPH0213961Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56112659U JPS56112659U (ja) 1981-08-31
JPH0213961Y2 true JPH0213961Y2 (ja) 1990-04-17

Family

ID=29606826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980010165U Expired JPH0213961Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0213961Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0678975B2 (ja) * 1988-03-25 1994-10-05 三菱原子燃料株式会社 固体比重の測定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257851A (en) * 1975-11-06 1977-05-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Specific gravity measuring device by immersion method

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487769U (ja) * 1977-12-03 1979-06-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257851A (en) * 1975-11-06 1977-05-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Specific gravity measuring device by immersion method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56112659U (ja) 1981-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0612995B1 (en) An apparatus and a method for automatically measuring the density of an object
CN109374080B (zh) 一种基于磁力悬浮的橡胶体积变化测量装置及方法
CN110646323A (zh) 一种等体积静浮力比较法测定液体密度的装置及方法
JPH0213961Y2 (ja)
US1272605A (en) Specific-gravity scale.
US2650494A (en) Jolly balance
CN211825543U (zh) 一种固体密度测量装置
KR101382251B1 (ko) 물속 무게 측정 장치 및 이를 이용한 물속 무게 측정 방법
CN113740211A (zh) 一种基于毛细现象的表面张力光学测量系统及方法
RU2696678C1 (ru) Мерник жидкости с устройством поверки
JPS5821124A (ja) ゴム試験片等の体積・比重測定装置
JP2913962B2 (ja) 板状試料測定用天びん
JPH05302881A (ja) 比重測定装置
JP4018301B2 (ja) 表面張力測定方法
US1880436A (en) Scale
US1188527A (en) Specific-gravity balance.
US3922906A (en) Method of locating the center of gravity etc.
CN210123391U (zh) 一种钢密度的测量装置
US3087247A (en) Determining reference plane for surface plate inspection
US2889703A (en) Apparatus for measuring the density of a solid
JP2672679B2 (ja) 表面張力測定装置
CN108333081B (zh) 一种浆体材料极限切应力测试装置及测试方法
US3054296A (en) Apparatus for specific gravity measurements
JP2672696B2 (ja) 粉粒体層の毛細管半径と接触角測定装置
SU44382A1 (ru) Ареометр полного погружени