JPS6352065B2 - - Google Patents

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JPS6352065B2
JPS6352065B2 JP21127885A JP21127885A JPS6352065B2 JP S6352065 B2 JPS6352065 B2 JP S6352065B2 JP 21127885 A JP21127885 A JP 21127885A JP 21127885 A JP21127885 A JP 21127885A JP S6352065 B2 JPS6352065 B2 JP S6352065B2
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Japan
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blocking
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JP21127885A
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Masaaki Shimizu
Takeyuki Kitsutaka
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Sakata Inx Corp
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/34Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/36Polyalkenyalcohols; Polyalkenylethers; Polyalkenylesters
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • D21H17/35Polyalkenes, e.g. polystyrene
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21H17/34Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/37Polymers of unsaturated acids or derivatives thereof, e.g. polyacrylates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は、段ボール、カートン等の紙器及び
種々の紙袋に塗工して荷くずれを防止するための
すべり止めニス及びすべり止め加工方法に関す
る。 <従来技術> 農産物、水産物その他の種々の食料品、各種工
業製品等は、段ボール、カートン等の紙器あるい
は種々の紙袋でもつて包装され、輸送されてい
る。近年、各種包装ラインの自動化、輸送ライン
のパレツト化等物流の効率化が進み、段ボールケ
ース等のすべりによる荷くずれが大きな問題とな
つて来ている。パレツト積みされた段ボールケー
ス等の荷くずれは、バンデイング処理やシユリン
ク処理によつて防止することが可能であるが、コ
スト高をまねき、低コストで安全性の高いすべり
防止が望まれている。 従来これら紙器・紙袋のすべり防止のために
は、以下説明するようなすべり止めニスが使用さ
れ、例えば段ボールケースの積層面となる天面及
び/又は地面に塗工され用いられていた。 これらすべり止めニスとしては、粘着タイプ
(紙器等表面に塗工後の乾燥状態においても粘着
性を保持しており、この粘着力でもつてすべり防
止効果を発揮するもの)及び、非粘着タイプ、
(紙器等の表面に塗工した後、必要に応じて加熱
発泡等適当な処理を行うことによつて表面に微細
な凹凸面を形成せしめ、この凹凸が物理的にかみ
合つて摩擦係数が向上しすべり防止を行うもの)
が一般的に使用されていた。 前者の粘着タイプのすべり止めニスとしては、
粘着性を有するアクリル共重量体エマルジヨンが
もつぱら用いられ、適当なコーテイング手段で塗
工されていた。またエチレン/酢酸ビニル共重合
体の固型樹脂も用いられ、特別なホツトメルトコ
ーテイング装置でもつて加熱溶融により塗工され
ていた。 一方、後者の非粘着タイプとしては、水性イン
キ、水性塗料等の樹脂バインダー中に無水ケイ酸
等の微細粒子あるいは加熱によつて発泡するよう
な発泡剤を混合分散せしめたものが用いられ、適
当なコーテイング手段で塗工後、固着した前記微
細粒子あるいは加熱により体積膨張した発泡剤粒
子でもつて、凹凸面が形成されていた。 <発明が解決しようとする問題点> しかしながら、前述の粘着タイプは、乾燥後の
塗工面が粘着性を有するため、ブロツキングが生
じ、紙器等の表面を損傷せしめたり、あるいは輸
送中等にゴミ、ホコリなどが付着して汚すなど、
容器の商品価値を著しく低下させるものであつ
た。 また、ブロツキング現象そのものの程度が低
く、紙むけなどによる紙器表面の損傷が生じない
場合においても、すべり止め加工を行つた紙器同
志の分離においてハク離強度を有する場合には、
以下のような問題が生じた。 すなわち、紙器、紙袋等のすべり止め加工は、
通常段ボールメーカー等で行なわれ、適当な数量
ごと結束されて、ユーザーに輸送され、該ユーザ
ーでは、自動包装装置でもつて種々の包装が行な
われるものである。それがゆえ、結束された紙器
等がハク離強度を有する場合は、自動包装ライン
に流す工程で1個づつ自動的に分離することが困
難となり、自動包装が出来ないという大きな問題
を生ずる結果となるもので、このような問題の生
じないすべり止めニスが要望されている。 またアクリル共重合体エマルジヨンの場合は、
ブロツキングの発生を防止しようとすればすべり
防止効果が低いという問題点を有し、また固型樹
脂の場合は、加熱溶融して塗工する特別な装置を
必要とするため、紙器・紙袋の印刷機をそのまま
使用出来ず、作業効率の低下という問題を有する
ものであつた。 また、後者の非粘着タイプの場合、最初のすべ
り防止効果はある程度期待出来るが、積み換え作
業がくり返えされるとすべり防止効果が極端に低
下するものであり、すべり防止の持続性に欠ける
もので、実用上十分なものではなかつた。 また微細粒子又は発泡剤の分散物を用いる関係
上、印刷又は塗工工程で、彫刻シリンダー等の目
づまりあるいはドクターブレードの損傷を早める
結果となり好ましいものではなかつた。また、紙
器表面に分散した微細粒子等を均一に塗工するこ
とがむずかしいもので、すべり防止効果の均一性
に欠くものであつた。 更に、発泡剤を使用する場合は、加熱発泡する
ための工程が必要となり、作業効率面でも問題を
有するものであつた。 本発明は、従来のすべり止めニスの上記問題を
解決することを目的としたもので、すぐれたすべ
り止め効果を有するニス並びにそれを用いたすべ
り止め加工方法を提供しようとするものである。 <問題点を解決するための手段> すなわち本発明は、粘着性を有する特定のエチ
レン/酢酸ビニル共重合体エマルジヨンと、非粘
着性のアルカリ可溶型水性樹脂との特定割合から
なる混合物から主として構成されるすべり止めニ
スを提供しようとするものである。また更に本発
明は、上記すべり止めニスを塗工するにあたり、
紙器・紙袋等の印刷機上で、特定の図柄よりなる
印刷版を用いてすべり止め被覆を行うすべり止め
加工方法を提供しようとするものである。 本発明に係るすべり止めニスにおいて使用する
エチレン/酢酸ビニル共重合体エマルジヨン(以
下単にEVAエマルジヨンという)としては、紙
器等に塗工後の乾燥状態においても粘着性を付与
する性状を必要とし、かつ、後記するアルカリ可
溶型水性樹脂と相溶性を有するものでなければな
らない。 このような目的に適用出来るEVAエマルジヨ
ンとしては、エチレン含有量10〜40重量%、粘度
が300〜4000センチポイズで、常温で造膜するも
のが使用出来る。 エチレンの含有量が10%より少ない場合は、す
べり防止効果が十分でなく、40%を越えるとブロ
ツキングが発生するなど同様問題の生じるもので
ある。 また、エマルジヨンの粘度ば上記範囲外である
場合は、印刷適性が十分でなく、また常温で造膜
しないものは、特別な加熱装置を必要とし、作業
工程上好ましいものではない。 これらの性状を有するEVAエマルジヨンの具
体例としては、スミカフレツクス400、401、450、
610、460(住友化学工業社製)、ポリゾールEVA
P−20、P−3(昭和高分子社製)、デンカEVA
テツクス#20、#60(電気化学工業社製)等が例
示出来る。これらエマルジヨンは、固形分35〜60
の範囲のものである。 また、上記EVAエマルジヨンと混合使用し、
ブロツキング性の減少及び印刷適性を付与するた
めのアルカリ可溶型水性樹脂としては、スチレ
ン/マレイン酸共重合体、スチレン/アクリル共
重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、アクリル樹
脂、マレイン酸樹脂等が例示され、単独又は2種
以上を併用して使用することが出来る。 これらアルカリ可溶型水性樹脂としては、分子
量が5000〜60000の範囲で、酸化が80〜300の範囲
のものが好ましいものである。分子量が5000以下
では、ブロツキング防止効果が低く、40000以上
では、溶解性が劣り、印刷適性に問題を生じるも
のである。また、酸価力80以下では、水溶化が困
難となり、逆に300以上では、耐水性、あるいは、
耐水すべり防止効果において劣る結果となるもの
である。 これらアルカリ可溶型水性樹脂は、アンモニ
ア、トリエタノールアミン等のアミン、モルホリ
ン、苛性ソーダー等のアルカリ、必要に応じて水
混和性溶剤の存在下で固形分5〜40%の水溶液と
なし、前記EVAエマルジヨンと混合されるもの
であるが、塗工被膜の耐水性の面から、アンモニ
ア等の揮発性アルカリが好ましいものである。 本発明の目的とするすべり止めニスを製造する
場合は、前記EVAエマルジヨン50〜85重量%
(固形分50%として換算)に対し、上記アルカリ
可溶性樹脂の水溶液15〜50重量%(固形分25%と
して物質)の範囲で混合されるものである。 前記エマルジヨンが50%以下である場合は、す
べり防止効果が十分得られず、85%以上の場合
は、ブロツキングの問題が生じ、印刷適性も十分
ではない。特に、紙器等の印刷機上で、印刷と同
時に、かつ、未乾燥の印刷インキ面上に塗工する
場合には、上記樹脂の水溶液が、所定量混合され
ていることが必要で、少ない場合は、印刷インキ
への重ね刷り適性が十分でなく、接着性不良ある
いはすべり止めニスの着色等の問題が生じるもの
である。 本発明に係るすべり止めニスは、前記2つの成
分を主たる成分とするものであるが、必要に応
じ、消泡剤、粘度調整、あるいは乾燥性の調整の
ための水あるいは水混和性溶剤、印刷適性向上の
ための流動性調整剤(たとえば、体質顔料等)等
を添加することが出来るものである。 本発明に係るすべり止めニスの塗工に関して
は、製函後あるいは製袋後にローラーコーテイン
グあるいはスプレー等の手段で行うことも可能で
あるが、作業の効率化の面から紙器、紙袋の印刷
工程内で行うことが好ましいものである。 具体的には、印刷機の余つた最終印刷ユニツト
あるいは、必要に応じ追加した印刷ユニツトでも
つて紙器等の印刷と同時にすべり止めニスの塗工
を行うことが出来る。すべり止めニスの塗工量と
しては、紙器等の形状、大きさによつても異なる
が積み重ねられる天面及び/又は地面に相当する
部分の1m2当り、3〜10g(ニス量として)の範
囲が好ましい。塗布量が少ないとすべり防止効果
が十分でなく、多い場合はブロツキングの発生に
つながるものである。 紙器等へのすべり止めニスの塗工は、被塗工面
に対してベタ刷りで行うことが一般的であり、す
べり防止効果を向上させんがためには塗工量を多
くすることが必要である。しかし、ベタ刷りの場
合、ブロツキングという問題が発生するため、お
のずと塗布量を少なくせざるを得ないもので、す
べり防止効果も制限される結果となるものであ
る。 このような塗工上の問題を解決するため、本発
明の第2の目的は、以下のようなすべり止め加工
方法を提供することにある。 すなわち、本発明は、前述構成よりなるすべり
止めニスを、線数が15〜40線/インチ、網点15〜
45%からなる網版印刷でもつて印刷し、すべり止
め被覆を行うすべり止め加工方法を提供するもの
である。 使用する印刷版の線数並びに網点%が上記範囲
より少ない場合は、すべり防止効果が不十分とな
り、逆に、大きい場合は、ベタ刷りと同様な傾向
を示すものである。上記範囲内の印刷版を用いて
すべり止めニスを塗工した場合は、ニスの粘着性
に力が高い場合でも、ブロツキングの発生は防止
出来るものであり、ブロツキング防止とすべり止
め効果を同時に満足させることが出来る加工方法
として極めて有効な手段である。又従来ブロツキ
ングが発生して使用できなかつた粘着タイプのす
べり止めニスも、網点印刷でもつて塗工すること
によつてブロツキングが防止できるものである。 <作用> 以上説明したように、本発明に係るすべり止め
ニスは、粘着性を有するEVAエマルジヨンと非
粘着性でかつ硬い皮膜を形成するアルカリ可溶型
水性樹脂との特定割合での混合物を使用すること
により、ホコリ等の付着並びにブロツキングの防
止をしながらすぐれたすべり防止効果が得られる
ものである。すなわち、非粘着性樹脂の比較的硬
い皮膜が、接触感覚上のタツクを少なくし、ホコ
リ付着やブロツキングを防止する働きをするもの
と考えられ、紙器等が積み重ねられ、荷重がかか
り、接触面同志が密着状態となつた時には、粘着
性樹脂のタツクが働き、すぐれたすべり防止効果
が発揮されるものと考えられる。 また、本発明に係る加工方法においては、荷重
がかかり、接触面同志が密着したとしても、すべ
り止めニスの塗工が網状であるがゆえ、極部的な
密着状態が形成されるだけであるため、粘着樹脂
のタツクが強く働いたとしてもブロツキングを発
生することなく分離することが可能であるものと
言える。 従つて、この加工方法に従えば、すべり止めニ
スの粘着性の高い状態(EVAエマルジヨンの混
合割合を多くした状態)においてもブロツキング
の発生は防止出来、かつ、粘着性による高度なす
べり防止が可能となるものである。 以下、実施例でもつて本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。 <実施例> 実施例1〜7及び比較例1〜3 表−1に記載配合に従い、それぞれのEVAエ
マルジヨン及びアルカリ可溶型水性樹脂の水溶液
等を通常の混合装置でもつて混合し、ニス1〜7
及び比較ニス1〜3を調整する。なお表中の数字
は重量部を示す。
【表】
【表】 比較例 4 (微細粒子を分散した非粘着タイプ) 二酸化ケイ素、サイロイド(富士デビソン社
製)10重量部、表−1中の水溶液−1.65重量部、
水25重量部及び消泡剤1重量部を混合し、同様に
して比較ニス4を調整する。 比較例 5 (発泡剤を分散した非粘着タイプ) 発泡剤、マイクロスフエアF−30(松本油脂社
製)25重量部、表−1中の水溶液−1、60重量
部、水5重量部及び消泡剤1部を混合し、同様に
して比較ニス5を調整する。 比較例 6 (アクリル共重合体エマルジヨンからなる粘着
タイプニス) 粘着性を有するアクリル共重合体エマルジヨ
ン、モビニール930、(ヘキスト合成社製)90重量
部、表−1中の水溶液10重量部、消泡剤1重量部
を混合し、同様にして比較ニス6を調整する。 塗工評価試験 1 実施例1〜7及び比較例1〜6で得たニス1〜
7及び比較ニス1〜6をバーコーターでもつて段
ボールライナー表面にベタ状に塗布量約4g/m2
になるように塗工し、20℃、湿度60%で1日調湿
し、TAPPIに規定されている傾斜法試験に基づ
きすべり角度を測定した。またブロツキングにつ
いては、高温多湿(40℃、湿度90%)で同様に調
湿し、ブランク対ニス加工面を重ね合せ荷重5
Kg/25cm2をかけ評価した。なお、ニスを全く塗工
しないライナーのすべり角度はブランクとして同
様評価した。 また実施例1、4、5及び比較例4、5で得た
ニス1、4、5及び比較ニス4、5を塗布した段
ボールライナーのニス加工面同志を合せて、5回
つづけてすべり角度を測定し、すべり止め効果の
持続性を評価した。 結果は、表−2に示す。
【表】
【表】 生じないものを△、ハク離抵抗がないものを○と
して評価した。
表−2の結果のとおり、実施例1〜7のニス
は、十分なすべり角度を有するものであることが
わかる。(一般的に荷くずれ防止のためには、ニ
ス加工面/ニス加工面同志の場合で35゜以上必要
と言われている)。しかし、ベタ刷りの場合、塗
布量を多くするとブロツキングの発生につながる
ものである。一方比較例1〜3で示すように
EVAエマルジヨンの混合割合が範囲より多い場
合は、ブロツキングが発生し、逆に少ない場合は
すべり角度が十分でない。また比較例4において
は、すべり角度が不十分であり、比較例5におい
ては、すべり角度はほぼ満足するが特別な加熱発
泡のための装置を必要とし、比較例6の場合は、
耐ブロツキング性において十分でないことがわか
る。 また、すべり防止効果の持続性については、実
施例1、4、5に比べ、比較例4、5の方が低下
することがわかる。 塗工評価試験 2 実施例1、4、6及び比較例2、4、5、6で
得たニス1、4、6及び比較ニス2、4、5、6
を用い、段ボール印刷と同時にすべり止め加工の
ためのニス印刷を行つた。段ボール印刷機とし
て、三菱ラングストン社製の3色機を用い、1色
及び2色目の印刷ユニツトは、水性フレキンイン
キでの印刷に、3色目のユニツトには、版胴にベ
タ版、10線10%網版、20線20%網版、及び40線、
30%の網版からなるゴム凸版を取り付け、ニスの
塗布量力約7g/m2になるように調整して印刷直
後の段ボール表面上に3色目の印刷ユニツトでも
つてすべり止め加工を行う。 塗工された段ボールを切り取り、すべり角度
(ニス加工面対ニス加工面を測定)並びに耐ブロ
ツキング性(ニス加工面対ニス加工面を重ねる)
を塗工評価試験1と同じ方法で行う一方、ニスの
印刷適性、すなわち、印刷インキのブリードによ
るニスの着色の有無について評価した。 評価結果は、表−3に示す。
【表】
【表】 表−3の結果より明らかなように、ニスの塗布
量が多い状態で印刷機により塗工した場合、ベタ
版では、すべり角度が大きく得られるが、逆にブ
ロツキングが生じる結果となるものであるが、網
版の場合は、すべり角度を維持した状態で、ブロ
ツキングの発生を極端に低下させるものであるこ
とがわかる。また、ベタ印刷では耐ブロツキング
性に問題のあつた従来の粘着タイプのすべり止め
ニスでも網点印刷を行うことによつてブロツキン
グが防止できることがわかつた。実施例のニス
は、印刷適性にもすぐれるもので、紙器・紙袋の
印刷機上で連続してすべり止め加工を行うことが
出来、作業効率の大巾な向上が可能なものであ
る。網版の線数、網パーセントをケースの天面と
地面を異ならしめることによつて、すべり止め効
果、耐ブロツキング性をコントロールすることも
可能である。 <発明の効果> 以上、実施例でもつて具体的に示したとおり、
本発明に係るすべり止めニスは、従来のものに比
べ、すべり防止効果、耐ブロツキング性に優れる
ものであり、紙器、紙袋の印刷と同時に塗工作業
が出来るもので作業性にすぐれるものである。 また本発明に係るすべり止め加工方法に従え
ば、塗布量の過多により生じるブロツキング発生
を著しく防止することが出来るため、粘着タイプ
のすべり止めニスの最大の問題であつた耐ブロツ
キング性と、すべり止め効果を同時に満足させる
ことが可能なすべり止め加工方法であると言え
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレン含有量10〜40重量%のエチレン/酢
    酸ビニル共重合体エマルジヨン50〜85重量部(固
    形分50重量%として換算)と、酸価80〜300、分
    子量5000〜60000の範囲にあるアルカリ可溶型水
    性樹脂の水溶液15〜50重量部(固形分25重量%と
    して換算)との混合物から主として構成されるこ
    とを特徴とするすべり止めニス。 2 アルカリ可溶型水性樹脂が、スチレン/マレ
    イン酸共重合体、スチレン/アクリル共重合体及
    びロジン変性マレイン酸樹脂から選ばれた特許請
    求の範囲第1項記載のすべり止めニス。 3 エチレン含有量10〜40重量%のエチレン/酢
    酸ビニル共重合体エマルジヨン50〜85重量部(固
    形分50重量%として換算)と、酸価80〜300、分
    子量5000〜60000の範囲にあるアルカリ可溶型水
    性樹脂の水溶液15〜50重量部(固形分25重量%と
    して換算)との混合物から主として構成されるす
    べり止めニスを、15〜40線/インチ、15〜45%網
    版を取り付けた印刷機でもつて、塗工することを
    特徴とするすべり止め加工方法。
JP21127885A 1985-09-25 1985-09-25 すべり止めニス及びすべり止め加工方法 Granted JPS6270461A (ja)

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