JPS6351695B2 - - Google Patents

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JPS6351695B2
JPS6351695B2 JP54088000A JP8800079A JPS6351695B2 JP S6351695 B2 JPS6351695 B2 JP S6351695B2 JP 54088000 A JP54088000 A JP 54088000A JP 8800079 A JP8800079 A JP 8800079A JP S6351695 B2 JPS6351695 B2 JP S6351695B2
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JP
Japan
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diode
source
anode
pulse
ray
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JP54088000A
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English (en)
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JPS5511000A (en
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Kuupaasutein Jirarudo
Shii Ranza Richaado
Robetsuto Shooaru Ei
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BUTLER NEWTON Inc
Original Assignee
BUTLER NEWTON Inc
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Publication date
Application filed by BUTLER NEWTON Inc filed Critical BUTLER NEWTON Inc
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Publication of JPS6351695B2 publication Critical patent/JPS6351695B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/42Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4275Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for detecting radiation specially adapted for radiation diagnosis using a detector unit almost surrounding the patient, e.g. more than 180°
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/40Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4007Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis characterised by using a plurality of source units
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/22X-ray tubes specially designed for passing a very high current for a very short time, e.g. for flash operation
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/10Power supply arrangements for feeding the X-ray tube
    • H05G1/20Power supply arrangements for feeding the X-ray tube with high-frequency ac; with pulse trains
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/70Circuit arrangements for X-ray tubes with more than one anode; Circuit arrangements for apparatus comprising more than one X ray tube or more than one cathode

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は放射線撮像装置に係るものである。本
発明は特に静止X線源及び検出器アレーを用い、
鼓動する心臓のような運動する人間の器官の動的
研究を容易ならしめるように毎秒当り多数の超高
速走査を行なうことができるこの一般的な型の装
置に係るものである。本発明は多くの応用を有し
ているが、特に計算機化された断層撮影(CT)
スキヤナに有用である。従つて本発明細書はCT
スキヤナに関して記述する。
CTスキヤナは極く最近開発されたものであり、
X線放射或はガンマ線放射のような高エネルギ放
射線による身体の検査を容易にするものである。
この装置を用いると、陰極線管或は他の像形成装
置上の画像或はこの画像の写真のような任意の形
状の放射線写真を得ることができる。
この型のスキヤナは外部の源から関心のある身
体の部分に放射線を向かわせる。放射線は1組の
ビームの形状であり、これらのビームは複数の異
なる方向から、身体部分をはさんで源とは反対側
に配列されている1つ或はそれ以上の放射線検出
器に向かう。各ビームは身体を通過した後に検出
され、検出器の出力はコンピユータによつて処理
存び相関され、身体のある面内に配列されている
要素の二次元マトリツクスにおける要素の吸収或
は透過係数が決定される。この処理された情報
は、この面即ち身体のスライスの画像を再生する
のに用いられる。
EMIリミテツドで作られた最初の型のCTスキ
ヤナーでは、検査する身体を走査及び探知構造内
のアパーチヤ内に挿入する。これらの構造は放射
線源及び検出器をアパーチヤーの両側に保持して
いる。源及び検出器は構造上を前後に移動するこ
とができるので放射線は1つの面で身体を横方向
に横切つて走査する。またこの構造は上記の面に
垂直な軸を中心として身体の周囲を回転すること
も可能である。このようなスキヤナは例えば米国
特許第3919552号に開示されている。
この先行スキヤナにおける主な問題は、放射線
源、検出器アレー及びそれらの保持構造が比較的
大きくて重く、上述のようなそれらを身体に対し
て運動させるには動力装置及び他の補助設備が必
要であり、そのため装置全体が比軽的複雑とな
り、大きく重くなり、そして高価となる。また身
体を機械的に走査するために走査作動が遅くな
る。結果的に、身体スライスの有用像を得るため
の走査を完了するには比較的長い時間、例えば数
乃至数十秒を必要とする。従つて走査時間中に患
者の器官或は身体に動きがあると合成画にアーチ
フアクトを生じ、そのため画像に不明瞭な部分を
生じて放射線学者を混乱させる。しかし、最も重
要なことは、先行スキヤナが緩速であるために、
鼓動する心臓のような動的な器官の急速順次像を
得ることができないことである。
更に最近に至つて、患者の身体を取巻いて円形
に固定された検出器アレー及び身体を中心として
回転し身体の選択された面即ちスライスを放射線
の扇形ビームで照射する放射線源を有するCTス
キヤナが開発された。各源位置における吸収され
なかつた放射線が異なる組の検出器によつて検出
器され、全ての検出器からの情報が相関されて身
体スライスの像が作られる。
この先行スキヤナは検出器が固定されていると
いう長所を有しているが、使用可能な情報を得る
ために源を回転させるための機械的構造を必要と
する。従つてこの先行スキヤナの走査時間も比較
的遅く、例えば±0.5%或はそれ以上の精度を得
ようとすると数秒を必要とするが、この時間では
心臓のような動的器官のスナツプ像を得るには長
過ぎる。更に源を回転させるのに必要な機械的構
造及び動力装置を必要とするために比較的複雑と
なり高価となる。上記の型のスキヤナはアメリカ
ン・サイエンス・アンド・エンジニアリング・イ
ンコーポレーテツドで製造され、1976年4月に同
社から発行されたASE―3869に「コンピータラ
イズド・トモグラフイツク・スキヤナ」の題で開
示されている。
上述の問題の若干を回避するために源及び検出
器アレーの両方を固定したスキヤナも提案されて
いる。異なる2機種が提案されており、現在米国
ロチエスター市のメイヨー・クリニツクで製造中
のものは、源アレーが患者の身体を取巻く半円形
状に配置されている分離したX線管の固定アレー
からなつている。これらのX線管は順次にパルス
駆動されて患者の身体の多重スライスを照射する
回転放射線ビームを発生する。放出された放射線
は、放射線源に対して直径方向に向合つている固
定半円形検出器アレーによつて検出される。検出
器からの信号は身体スライスの画像を得るよう処
理される。
この装置には移動する源及び検出器構造は無い
が、合理的に良好な画像を得るためには28個程度
ものX線管及びそれらの保持構造、並びに遮蔽を
必要とするために極めて高価となる。更に、これ
らのX線管が比較的かさ張つているために、異な
る源位置間の間隔が比較的大きくなつてしまう。
従つて得られる画像には期待した程多くの情報は
含まれないようになる。このような少数の源位置
を補償するために、この装置では走査中に若干回
転を与えるようにしなければならないのであろ
う。静止スキヤナの長所を打消すようなこの要求
は、機械的な複雑さに加えて装置の走査時間も増
加させることになる。
静止スキヤナの他の提案されている例は、1
1977年10月版「ジヤーナル・オブ・コンピユー
タ・アシステツド・トモグラフイ」の第1巻第4
号に記載されており、この装置は患者の軸に沿つ
て配向されている電子ビーム銃の形状の固定放射
線源を使用する。X線放出材料の環と、隣接して
いる固定円形検出器アレーとが患者を取巻いてい
る。電子銃からのビームは円形に偏向されて標的
環を走査するようになつているので環はX線を半
径方向内向きに患者に向けて放出する。患者の反
対側から放出された放射線は検出器アレーによつ
て検出され、検出器信号は患者の身体の選択され
たスライスの画像を得るように処理される。
この型のスキヤナは鼓動する心臓を実時間で画
くのに充分速い走査時間を有しているが、電子ビ
ームの分散を避けるためには銃から標的環までの
長い(例えば3m)電子ビーム通路を高真空室
(約10-7トル)内に完全に包囲しなければならな
い。また、高速走査時間を得るためには極めて大
電流の電子ビームが必要である。
反撥性空間電荷効果のために、有用な画像を得
るのに不可欠の精度(小寸法の焦点スポツト、ビ
ーム位置等)を保つようにビームを制御すること
は殆んど無理である。同じ理由から、この型の
CTスキヤナは製造上も、保守上も極めて高価と
なる。
現在市販されているCTスキヤナは何れも、鼓
動している心臓の実時間画像を得るのに充分に速
く走査しないし、また情報を処理しない。その上
これらのスキヤナは一連の心臓鼓動中に心臓の与
えられた断面スライスのために集めたデータを平
均化する心臓ゲーテイング技術を利用しなければ
ならない。ゲーテイング技術は、鼓動から鼓動ま
での心臓の空間的及び時間的非再現性のために本
質的に不正確であり、それによつて得られる画像
は運動アーチフアクトのにじみによつて質が低下
する。本発明のコンピユータ超高速断層撮影スキ
ヤナーは、 イ 冷陰極二極管の非回転固定アレーから成るX
線源(各冷陰極二極管は陽極と陰極とを有し、
それらの間のインピーダンスは100オームを越
え、陽極と陰極との間に高電圧パルスがかけら
れると、X線を放出する。)、 ロ 高電圧パルスを発生するパルス発生手段(こ
の高電圧パルスの巾は100ナノ秒以上であり、
振幅は200KVであり、パルス発生手段の出力
と冷陰極二極管とはマツチングしていない。)、 ハ 実質的に一定振幅のX線パルスを冷陰極二極
管が放出するようにアレーの冷陰極二極管へ順
次に高電圧パルスを加える手段、 及び ニ 患者をX線が貫通してからそのX線を受ける
ように配置されたX線検出器 を備えている。
本発明のスキヤナーの改良点は多くあるが特
に、X線検出器もX線源も回転させることなく、
その代わりX線源に順次信号を送り、X線を順次
に放出させて患者の内部の断層撮影像をつくるよ
うにしたことにある。この非回転スキヤナーはX
線源として冷陰極二極管の使用により可能となつ
たのである。冷陰極二極管は高真空雰囲気を必要
としない。
従つて本発明の目的は、固定されたX線源及び
検出器アレーを有する改善された放射線撮像装置
を提供することである。
本発明の別の目的は、固定された源及び検出器
アレーを用いて与えられた画像を得るのにミリ秒
走査時間しか要しないCTスキヤナ用の上記装置
を提供することである。
本発明の別の目的は、低雑音で空間的及び時間
的解像度が高いことを特徴とする像が得られるス
キヤナを提供することである。
本発明の別の目的は、心臓のある鼓動中にその
心臓の鼓動の弛緩状態における静的像を充分に低
い雑音で且つ高い空間的解像度でとらえて正常な
組織と阻血心臓組織とを区別し、心筋阻血及び梗
塞を検出し、大きさを測り、所在を局限するスキ
ヤナを提供する。
本発明の別の目的は、鼓動する心臓の順次像を
得るためのX線データを迅速に得る超高速CTス
キヤナを提供することである。
本発明の別の目的は、心臓ゲーテイング技術に
頼ることなく静的及び動的な作業を遂行する心臓
CTスキヤナを提供することである。
本発明の別の目的は、比較的小型のCTスキヤ
ナを提供することである。
本発明の別の目的は、入力電力が比較的低い放
射線撮像装置を提供することである。
本発明の別の目的は、評価し得る時間間隔に亘
つて比較的一定の最適化された放射線出力を発生
できる改善されたパルス駆動X線源を提供するこ
とである。
本発明の別の目的は、比較的長い動作寿命を有
する小型X線源を提供することである。
本発明の別の目的は、比較的高コントラストの
身体放射線像を得るのを容易ならしめるX線源を
提供することである。
本発明の更に別の目的は、上記のようなX線源
用の改善されたパルス電源を提供することであ
る。
以上のように、本発明の構造上の特色、要素の
組合せ、及び部品の配列からなつており、これら
について以下に説明を進める。
概述すれば、本装置は分離した放射線源の固定
アレー及びこのアレーに隣接していて密着して束
ねられている放射線検出器の固定同軸状アレーを
用いている。これらのアレーの直径は、患者をこ
れらのアレーの共通軸にそつて調整できるように
位置ぎめすることができ、それによつて患者の身
体の選択されたスライスの放射線像が得られるよ
うな大きさである。放射線源は分離した比較的安
価で小型の高圧パルス発生器によつてパルス駆動
される。各源はそれぞれの位置において放射線の
扇形ビームを発生し、このビームは患者の予め選
定されている部分に向かう。患者の身体の反対側
から発し、吸収されなかつた放射線は検出器アレ
ー内の検出器によつて検出され、検出器の電気的
出力はデイジタル化されてコンピユータ内に読込
まれる。
アレー内の各放射線源がパルス駆動されるにつ
れて、対応する検出器の情報が得られ、記憶され
る。全ての源が駆動されて走査が完了すると、収
集された情報はコンピユータによつて相関され処
理されて患者の身体の選択されたスライスの再構
成像が作られる。コンピユータからのデータは陰
極線管上に像を画くのに用いられる。
源アレー内の各放射線源は特別の、小さい、安
価な、緻密な冷陰極二極管組立体からなつてい
る。冷陰極二極管は従来X線源として用いられて
来たが、その用途としては核兵器効果模擬への応
用が主であつたことに注目されたい。この用途で
はインピーダンスが極めて低い二極管(例えば数
オーム)を極めて短かく(約50ナノ秒)極めて高
圧(約1メガボルト)のパルスで駆動して、二極
管に極めて短かく非常に強いX線バーストを発生
させている。このようなX線は放射線撮像用途に
は全く不適当であり、患者を殺さないまでも危険
な損傷を与えてしまう。
現在ではヒユーレツト・パツカード社の一部門
であるフイールド・エミツシヨンズ・コーポレー
シヨンが冷陰極二極管に類似した電界放出X線管
を製造していることは公知である。このX線管の
インピーダンスは300オーム程度と比較的高く、
標準のX線管と同様に医療放射線学に用いられて
いる。この二極管は切頭円錐形のタングステン陽
極と、この陽極の周囲に分配されている4本の櫛
型陰極アレーとを有している。この二極管は30ナ
ノ秒の短かい且つ350キロボルト程度の高圧のパ
ルスによつて多重パルス・モードで駆動される。
しかし、この型の管は本発明が係つている型の
撮像装置に用いるには幾つかの欠陥を有してい
る。例えば、この管は製造するのが全く複雑であ
り、長さが約152mmであり、また例えば10-7トル
のような高真空を必要とするので、少なくとも大
きい真空マニホールド及び極めて高価な補助真空
装置を使用しない限りこれらの管をスキヤナ・ア
レー内に充分に密着させて設置することができな
い。
また、これらの管を駆動する高圧パルスは管に
比較的硬いX線を発生させるが、これらの硬X線
は組織の像のコントラストを弱めてしまうために
本用途には適していない。
更に、これらの管を高圧で短かいパルスによつ
て動作させるので、衝突する電子によつて管の陽
極に発生する熱を消散させるための時間が不充分
である。従つて、この管の寿命は比較的短かい。
またこのような高圧動作をさせるためには、管に
その陽極アレーと陰極アレーとを分離する碍子構
造を設ける必要があるが、管のインピーダンスを
著しく低下させ従つてX線出力を低下させる碍子
表面の電気的導通を最小にするために碍子は極め
て複雑な形状となる。この問題は、この表面導電
がX線の発生に必ず附随する紫外放射線によつて
促進乃至は助長されるために、悪化する一方であ
る。
またこの管を巾の短かい(30ナノ秒)のパルス
によつて駆動するには、比較的複雑なパルス電源
が必要である。これは電源が極めて速い立上り時
間を有するパルスを発生しなければならないから
である。立上り時間は回路のインダクタンスに正
比例するから、回路のインダクタンスを比較的低
くする必要がある。インダクタンスを低くするた
めに、アレー内にこれらの管を多数配列してそれ
ぞれにパルスを分配することが極めて困難とな
り、高価となる。
最後に、どのような電界放出装置を動作させて
もいわゆる陰極プラズマが発生し、陰極から陽極
に向つて伝播するので管のインピーダンスが低下
し、X線出力が降下する。陰極プラズマの速さは
管を駆動する電圧パルスの立上り時間と共に変化
する。従つて極めて短かいX線のバーストだけが
管から放出され得るようになる。これらの及びそ
の他の考察から、この型のパルス駆動X線源を本
発明に係る放射線撮像用途に用いるには適してい
ないと考えられる。
しかし、100オーム以上、好ましくは300乃至
350オームの高インピーダンスの冷陰極二極管を
120乃至125キロボルト程度の比較的低圧で且つ例
えば150乃至160ナノ秒の長い持続時間の電圧パル
スによつて駆動すると、放射線撮像用途特に高コ
ントラストの身体像を得るための超高速トモグラ
フイツク・スキヤナのための優れたX線源として
機能することが解つた。二極管をこのように低い
電圧でパルス駆動すると、良好な像コントラスト
を得るのに充分軟かいX線を発生するようにな
る。
二極管の動作電圧をこのように低下させると、
過熱による二極管の陽極を破損するという既に潜
在する厳しい問題を更に悪化させると考えるであ
ろう。これは、二極管の陰極から放出される低エ
ネルギの電子の陽極への突入がそれ程深くないこ
とが知られており、そのために発生する熱は陽極
の薄い層によつて吸収され消散に長い時間を要す
るからである。しかし予期に反して、このように
はならない。明らかに巾の長いパルスを用いれ
ば、陽極の深い冷い層内に熱を拡散させるための
時間が充分にあるものと考えられ、特に後述する
新らしい二極管構造の場合にはこのことを考慮さ
れている。
高インピーダンス二極管を駆動するための比較
的長い立上り時間を本質的に有している低電圧、
長持続時間パルスを使用すると、回路インダクタ
ンスをある程度高くできるという点からパルス発
生器に対する要求も大巾に緩和される。このため
源をアレー内に設置し、トモグラフイツク・スキ
ヤナに要求される例えば10KHzの周波数で異なる
源に駆動パルスを分配するのが遥かに容易とな
る。
この時点で、たとえ目的が均一な放射線出力を
有するX線を発生させることであつても、高イン
ピーダンス二極管を巾の長いパルスで駆動するこ
とが必ずしも明白なことではないことに言及して
おくべきであろう。何故ならば、冷陰極二極管の
ような電界効果装置は、それらがパルス駆動され
ている時間中の種々の現象に起因してインピーダ
ンスの低下を示すことが知られているからであ
る。これらの現象の1つは、その速さが電圧パル
スの立上り時間と共に変化する前述の陰極プラズ
マを広げることである。即ち、長い駆動パルスが
ゆつくりした立上り時間を持つていたとしても、
二極管のインピーダンス従つてその電圧は、陰極
プラズマが約1.7cm/ミリ秒の速度で陽極に向つ
て伝播するので長いパルスの間に低下し、二極管
からのX線出力も比例して低下する。実際に、約
7mmの陽極・陰極間隙を必要とする300オームの
二極管においては、150ナノ秒のパルスの間にイ
ンピーダンスは1/2まで降下する。
しかし、これに加えて陽極が約400℃程度の温
度に加熱されると陽極から解脱するガスによつて
陽極プラズマが発生する。これは極めて短時間
(例えば2乃至10ナノ秒)で発生する。このプラ
ズマは低Zイオンを発生し、これらのイオンは迅
速に陽極・陰極間隙を走行する。これらのイオン
は二極管内の電子空間電荷を部分的に電荷中和し
て二極管インピーダンスを急激に降下させる。こ
のために二極管電圧及びX線生産が低下する。陽
極プラズマ自体も陰極に向つて伝播してインピー
ダンスの低下を早めるのに寄与し、従つて二極管
からのX線出力を低下させる。これらの間隙閉塞
問題のために、冷陰極二極管が比較的一定の再現
可能な出力を要求するCTスキヤナのような撮像
装置の効果的なX線源であり得るという考えを放
棄しがちであつた。
ところが、データ収集の目的で二極管をパルス
駆動する直前に二極管を1回或はそれ以上予めパ
ルス駆動することによつて陽極を200乃至400℃ま
で予熱して解脱したガスを一時的に陽極表面から
駆逐することによつて二極管のインピーダンスを
低下させる陽極プラズマを大巾に減少させ得るこ
とが解つた。また、プラズマ形成ガスを駆逐する
予パルス駆動中は、二極管のインピーダンスが比
較的低く二極管に大電流が流れるから、陽極の過
熱或は溶融を防ぐために短か目の二極管駆動パル
スを使用できる。一且二極管表面から比較的低温
の解脱ガスが追放されてしまうと、陽極がその溶
融温度(タングステン陽極では約3650℃)まで加
熱されるまではそれ以上陽極プラズマは発生しな
い。陽極材料が固体から液体に相遷移する点でそ
れ以前にタングステン格子内に捕捉されていた解
脱した材料が放出されるものと考えている。
二極管出力に及ぼす陽極プラズマの効果は、後
述するように二極管の構造を適切にすることによ
つてより一層減少させることができる。
更に、二極管のインピーダンスを低下させる陰
極プラズマ現象は、二極管のインピーダンスとそ
のパルス発生器の出力インピーダンスとを故意に
不整合ならしめることによつて補償できることも
発見した。出力インピーダンスがZGのパルス発生
器のパルス形成ラインを固定電圧VGまで充電し
た場合、IDVD 2.8(ID及びVDは二極管に影響を及ぼ
す電流及び電圧)で定義される(トモグラフイに
係るスペクトル領域内の)最大二極管放射線パル
スが、二極管インピーダンスZDがZD=VD/ID
2.8ZGである時に得られることは公知である。従
つてもし二極管のインピーダンスZDが陰極プラズ
マによつて2.8ZGよりも大きい値から2.8ZGよりも
小さい値まで降下することが許容されれば、二極
管電圧VDも降下するが電流IDは増加して最適化さ
れたほぼ一定の放射線パルスIDVD 2.8を発生するこ
とが解つた。事実、本発明が係る用途において、
二極管のインピーダンスZDを発生器のインピーダ
ンスZGの約4乃至5倍にすると最良の結果が得ら
れる。
要するに、二極管の寿命を伸ばし長期に亘つて
再現性を得るために、各パルスが発生する時の陽
極の損傷を最小にするように二極管のインピーダ
ンス、及び二極管を駆動するパルスの電圧及び巾
を選定したのである。詳細を後述する高インピー
ダンス二極管放射線源を駆動するのに巾の大きい
低電圧パルスを使用すると、二極管をX線源とし
て駆動するのに用いる電圧パルス発生器に対する
要求も大巾に緩和される。そのために本スキヤナ
のX線源を駆動するのに比較的簡単で低価格のパ
ルス電源を使用することが可能となる。
更にこれらのパルス駆動二極管の比較的良くな
い再現性を相殺するために、本スキヤナに用いら
れる再構成アルゴリズムは得たデータを検出器扇
形としてではなくX線源扇形として処理するの
で、分離した各X線源が視点(View)を構成し、
扇形ビームによつて照射されるアレー内の各検出
器が線(ray)を構成する。このような配列によ
れば約150程度の源即ち視点によつて満足できる
再構成像が得られ、比較的小振巾のアーチフアク
トが導入されるだけであることが理解されよう。
また更に、像は二極管の再現性の数%程度の変化
には無感覚であり、これを10%程度まで高めるこ
とができる。これは前記の先行技術のスキヤナで
は極めて低い、例えば0.1%程度のX線源再現性
を必要とするのと対照的である。
本発明の各冷陰極X線源は、電源に接栓接続可
能なそれ自体のケーブル、及びそれ自体の逆補償
X線フイルタ及びコリメータを有する自蔵ユニツ
ト即ち組立体からなつている。更に、この組立体
は源アレー内の定められた位置において容易に取
外し可能であり、変換可能であるので、最低の努
力で保守或は交換することができる。スキヤナの
型に応じて後述の二極管はX線の点源或は線源の
何れにもなるようになつており、典型的な源アレ
ーでは150程度の分離した源を使用する。しかし、
脳のように空間的解像度のより高い像が要求され
る器管に対しては、後述するように300或は600も
の視野を得るように源アレーを極めて小さい角度
に細分することができる。源ユニツトが配置され
る源アレー・ハウジングは排気しなければならな
い。しかし0.5ミクロン程度の適度の真空が必要
なだけであり、これは簡単なありふれた真空ポン
プを用いて全く容易に維持することができる。
前述のように、本スキヤナでは巾の長い低電圧
パルス駆動高インピーダンス二極管を用いている
ので、この二極管を駆動するのに必要なパルス電
源は極めて簡易化されている。実際には、本装置
では15乃至30キロボルト程度の標準の、安定化さ
れていない、比較的低電力の直流電源が用いられ
ている。この電源から給電される主コンデンサが
150個の二極管源アレーの全走査のための150パル
ス分のエネルギを蓄積する。価格及び簡易化のた
めに本装置ではスタツクした同軸ケーブル変成器
を用いており、パルス・エネルギの蓄積を行なう
のと共にパルス形成回路網として役立つている。
インピーダンスが高い二極管を選択したことによ
つて、本質的にインピーダンスが高いこのパルス
形成回路網が使用可能となるのである。電圧てい
倍比及び出力/入力インピーダンス比はケーブル
変成器の利得段数の関数である。これらのパラメ
ータ間のトレード・オフを平衡させることによつ
て、変成器の出力インピーダンスを二極管源に適
するように設計し、充電用コンデンサによつて例
えば20キロボルトに充電した時に120キロボルト
の矩形パルスを発生させる。パルス巾はケーブル
の長さに直接関連しており、必要ならば変更する
ことができる。またケーブルの質量が大きいため
に源に印加されるパルスとパルスとの間に熱を消
散させるようになる。
トリガ信号を印加すると変成器の入力端はスイ
ツチを介して接地(短絡)される。変成器にまた
がる電圧が所望値(例えば20キロボルト)に達し
てからスイツチが変成器入力を短絡するので変成
器は二極管へ駆動パルスを供給する。実際にはス
イツチはスキヤナに走査中に約10KHzの周波数で
開閉するので変成器は一連の高圧パルスを発生
し、これらのパルスはロータリー・スイツチ或は
分配器によつて源アレー内の二極管に、好ましく
は非順次的に、印加される。
上記のようなパルス電源は非安定化電源を用い
ているにも拘わらず、変成器にまたがる電圧が正
しい大きさにならない限りスイツチが閉じないこ
とから、それら自体で安定化された高圧パルスが
得られる。更に、パルス形成回路網を構成してい
る変成器自体が各出力パルスを整形するのでパル
スの再現性は極めて高い。
前述のように、二極管のインピーダンスが高
く、パルス巾が長いので回路のインダクタンスは
大きくてもよく、このために自動車のデイストリ
ビユータのような比較的簡単な高圧分配器を用い
て源間を切替えることが可能となる(各二極管毎
に1個宛の多くの複雑なトリガ型高圧スイツチを
用いる必要はない)。これにより複数の高圧スイ
ツチは、反覆して作動する1個のありふれた低圧
水素サイラトロンに置換できるようになる。
本スキヤナの検出器アレーは、二極管源アレー
から平行に間隔をおいた環内に配列されている複
数のX線検出器を備えている。比較的高解像度の
再構成像を得るのに充分な情報を収集するため
に、例えば750個のような比較的多数の検出器が
アレー内に分配されている。1実施例ではありふ
れたシンチレーシヨン結晶を環上に互に束ね合わ
せ、各結晶を別々の光管によつて標準の光電子増
倍管に結合してある。結晶に入射するX線は結晶
を発光させ、その光放射が光電子増倍管に結合さ
れるので、光電子増倍管は結晶に入射するX線の
強さに比例する出力信号を発生する。ある走査中
の検出器からの信号はデイジタル化され再構成像
を得るように処理される。また充分に安定なあり
ふれた低利得フオトダイオードを用いればより一
層密着して束ねられた検出器アレーを得ることが
できる。ガス或は液体電離箱を同様にX線検出器
として使用可能である。
本スキヤナは固定された源アレー及び検出器ア
レーを用いて15ミリ秒程度の短かい走査時間で人
間の身体の高解像度再構成像を得ることが可能で
ある。従つて本スキヤナは鼓動する心臓のような
動的器官の高品質再構成像を得ることができる。
更に本スキヤナは高い空間的解像度(例えば2
mm)、低雑音(例えば約1%)で心臓の静的像を
得ることができるので、心臓病の診断を援助し、
処置の経過を監視できるようにする。従つて本ス
キヤナは病院、診療所等における広範囲な応用が
期待される。
以下に添附図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
第1図に全体を10で示すスキヤナは大よそト
ロイダル形で、床上に設置されている。スキヤナ
10は大きい中央開口11を有しており、その直
径は1m程度でテーブルT上に位置ぎめした患者
Pを開口11内で長さ方向に選択的に位置ぎめで
きるようにしてある。
スキヤナ10はハウジング12を含み、ハウジ
ング12は全体を14で示す環状X線源部と、全
体を16で示す隣接した同軸環状X線検出部とを
収容している。源部14は遠隔の高圧パルス発生
部22及びホース15によつて源部14に結合さ
れている真空ポンプ24によつてサービスされ
る。発生器22からのパルスに応答して源部14
はX線の扇形ビームを発生し、これらのビームは
患者Pの選択された断面スライスを照射する。検
出器16は患者Pの身体によつて吸収されなかつ
た放射線を検出し、出力部26を介して出力信号
をコンピユータ28に供給する。コンピユータ2
8は検出部16からの信号を処理して選択された
身体スライスの像を作り、この像はCRTモニタ
32上に表示される。
第1図乃至第3図を参照する。源部14は円筒
形の環34を備え、この環34は分離したX線源
36のアレーを保持している。図示のアレーは円
形であるが、用途に応じて弓形であつても、また
線形であつても差支えない。ポンプ24からのホ
ース15は環34を排気するために環34の内部
に接続されている。図を見易くするために比較的
少数の源36を巾広く間隔をおいて示してある
が、実際には典型的な源部14は環34の円周に
沿つて密着して束ねられている150個程度の源3
6を含んでいることを理解されたい。
第2図及び第3図から明らかなように、各源3
6は環34の外壁34aの孔38を通して突出て
おり、またスキヤナ10の軸A―A(第1図)に
向つて半径方向内側に向うように配向されてい
る。各X線源36は緻密な自蔵冷陰極二極管Dか
らなつており、各源36が円周方向に占める大き
さは約2cmである。各二極管Dは大よそ円筒形の
導電性のシエル40を含んでいる。シエル40内
には大よそ円筒形で比較的大直径の金属導体41
が軸方向に位置ぎめされている。導体41は絶縁
用プラスチツク・フイードスルー
(feedthrough)42によつてシエル40の両端
の中程に保持されている。フイードスルー42は
シエル40と導体41とを電気的に絶縁するにも
役立つている。フイードスルー42に接している
導体41内に設けたみぞ44内にOリング・シー
ル43を取付けることが望ましい。同様にフイー
ドスルー42に対面しているシエル40の内壁に
設けられているみぞ46に大直径のシール45を
挿入してある。これらのシールの目的は、上述の
ように環34内は真空に保たれているので、シエ
ル40の両端を絶縁するためのものである。真空
絶縁用フイードスルー領域は、最大の二極管束ね
効率が得られて最小の直径が維持されるように注
意深く設計すべきである。
導体41の自由端には比較的小直径の棒状陽極
48が取付けられてシエル40の軸方向に突起
し、シエル40の内端附近まで伸びている。典型
的には陽極48は、直径が1乃至3mm程度であ
り、長さが1乃至2cmである。陽極48附近のシ
エル40の環状セグメントは二極管の陰極52と
して働らき、陽極48と同程度の長さを有し、内
径は1乃至2cmである。1つ或はそれ以上の電界
増強用環53を陰極52の内壁に沿つて分布させ
ることができる。環53の内縁は陰極52から陽
極48への電子流の源として働らき、陽極48で
X線を発生させる。これらの環53の役目は、二
極管がパルス駆動された時に陰極ホイスカ爆発に
より早目に陰極プラズマを形成させて陰極52の
内面の電界を増強させることである。この陰極プ
ラズマはX線を発生させる電子の源となる。
各二極管Dには、シエル40の外端内に伸びて
いる高圧同軸ケーブル58が設けられている。ケ
ーブル58の中心導体はフイードスルー42附近
で導体41の外端に接続されており、ケーブル5
8の外側導体は好ましくは金属カバー59によつ
てシエル40に電気的に接続する。カバー59は
シエル40の端に固定され、このカバー59をケ
ーブル58が通過している。フイードスルー42
とカバー59との間のシエル40の内側空間には
適当な油或はポツテイング・コンパウンド60を
充填することが望ましい。各ケーブル58は高圧
パルス発生器22(第1図)に接続されるように
なつており、ケーブル58の外側導体は電気的接
地に、或はそれに近い電位に保つ。これを容易な
らしめるために、各ケーブル58を同軸コネク
タ・プラグ(図示せず)内で終端し、これらを発
生器22内の反応コネクタに接栓接続することが
望ましい。
シエル40には一体のフランジ40aが設けら
れている。フランジ40aには1組のボルト62
を受けるように円周方向にあけられている孔61
を有しており、ボルト62は環壁34aのねじ孔
63内にねじ込まれて源36を環34に固定す
る。フランジ40aの下側に作られているみぞ6
5にはOリング64が挿入されていてフランジ4
0aと環壁34aとの間を耐流体シールしてい
る。以上のように、各源36は単一の自蔵二極
管・ケーブル組成体からなつており、修理或は交
換の場合に発生器22から抜取ることができ、環
34から全く容易に取外すことができる。各源3
6を第3図に示す位置にボルト止めした場合、源
36と環34との間は充分なシール係合が得られ
るので、ポンプ24(第1図)によつて環34の
内側を1ミクロン程度の中庸の真空を維持するこ
とができる。この値は全ての冷陰極二極管源36
を適切に動作させるのに全く充分な値である。
各二極管陽極48から半径方向内側には逆補償
用フイルタ66が取付けられている。好ましく
は、第3図に示すように、フイルタ66を環内壁
34bの孔67内に取付ける。フイルタ66の目
的は、各源36が発生するX線扇形ビームの外側
部分の放射を減少させることである。このフイル
タ66はアルミニウム或は銅のような適当なX線
吸収性材料製のありふれた傾斜密度フイルタであ
る。
本発明によれば、各源36の陽極48及び陰極
52は冷陰極二極管Dを構成していてその電気的
インピーダンスZOは著しく高くて100オームを超
えており、最も好ましくは300乃至350オームとす
る。高圧源22からパルス駆動されると増強用環
53から放出された電子が二極管の陽極48に衝
突し、第3図にXで示すX線のバーストを発生さ
せる。X線源36が半径方向に配向されているの
でX線は大よそ陽極48の端から放出されるか
ら、各源36の焦点スポツト寸法は陽極48の直
径、即ち1乃至3mmにほぼ等しくなる。この焦点
スポツト寸法は、心臓像に対して充分過ぎる程で
あり、更に身体全般的に高品質な像を得るのにも
充分に小さいものである。
一般的なX線源の場合と同様に、このX線発生
の場合も紫外線放射の発生が伴なう。この放射は
陽極48に最寄りのプラスチツク・フイードスル
ー42の表面42aに沿つて電子の移動を促進す
る傾向がある。このような傾向があると二極管の
インピーダンスを望ましくなく低下させるように
なる。従つてこの傾向を最小にするために、導体
41の自由端に一体フランジ41aが設けてあ
る。このフランジ41aは、陽極48の端から放
出されるX線によつて生ずる紫外線放射からフイ
ードスルーの表面42aを遮蔽するように働ら
く。
第3図に示す源36の陽極48及び陰極52は
主として炭素及び黒鉛で作られている。好ましく
は、特に増強用環53に関してはPOCO印の黒鉛
を用いるべきである。それはこの黒鉛が極めて細
かい粒子を有していて、極めて薄い(1.27mm)シ
ートに形成可能であり、また必要寸法への加工に
耐えるのに充分に強く、そのため二極管の製造が
比較的容易となり、寿命が長くなるからである。
好ましくは陽極48は薄い高Z(タングステン)
X線発生層を有するべきである。炭素は、充分に
熱に耐え、X線に対して透過性であり、二極管源
36に正確に再現可能な出力を発生させるので適
当である。最も好ましいのは、陽極48を第4図
に示すように複合構造とすることである。第4図
では各種材料の厚みを誇張して画いて解り易くし
てある。この陽極48は炭素の心68をタングス
テン或は他の比較的高い原子番号の金属の被膜6
9によつて取巻いてある。タングステン被膜はX
線を多量に発生するように充分に厚くし、しかも
これらのX線を自己吸収しないように充分に薄く
する。またこの被膜69はパルス駆動された時に
その融点温度まで加熱されてしまわないように、
炭素基材に熱を消散させるように充分に薄くす
る。最後に、陽極48には炭素或は他の適当な材
料の極めて薄い(例えば数ミクロン)外側被膜即
ちジヤケツト70を含んでいてもよい。この層は
2つの機能を有している。第1はタングステン材
料を機械的に収容することである。これはタング
ステンが陽極から除去されて陰極構造、特に電界
増強用環53の縁を被膜する傾向(これによる効
果は陰極の望ましい炭素特性をマスクしてしまう
ことである)を最低にする。第2は、そしてより
重要な機能は、電子衝突によつて解放されたガス
から陽極プラズマが発生するしきい値をタングス
テンよりも高くしてパルス駆動の間二極管のイン
ピーダンスを合理的に高く維持することである。
また若干の応用においては、陽極48の表面に
沿うX線の自己吸収を最低にするために、陽極4
8をテーパーさせることが望ましいかも知れな
い。このような源を第5図に示す。この源の陽極
48aはその長さに沿つて典型的には約12゜の角
度のテーパーが付いている。
第6図を参照する。源36をパルス駆動する高
圧パルス発生器22は直流電源72を備えてい
る。しかし従来のCTスキヤナのX線管では必要
としていた大きくて高価な高圧(例えば120キロ
ボルト)安定化電源とは極めて対照的に、電源7
2は非安定であり、15乃至30キロボルト程度の比
較的低い出力電圧である。従つてその価格は従来
使用されていたCTスキヤナの安定化電源の1/5程
度とすることができる。
電源72はその出力と接地との間に接続されて
いる主コンデンサ74に給電する。このコンデン
サ(例えば50マイクロフアラド)はスキヤナの各
走査、即ち150パルスのためのエネルギを蓄積す
る。コンデンサ74にまたがる電圧は、単に抵抗
79、インダクタンス80及びダイオード82か
らなる充電回路76に印加される。回路76の出
力はパルス形成回路網84に供給される。主コン
デンサ74、充電回路76及び回路網84は一諸
になつて共振充電系を形成しているので、Qが無
限大(抵抗が0に等しい)であるとすれば、回路
網84に供給されるピーク電圧は理論的には主コ
ンデンサ74の出力電圧の2倍になる。このパル
ス形成回路網84はパルス形成機能を遂行するだ
けではなく、パルス・エネルギの蓄積を行ない、
更にてい倍変圧器として働らく。
回路76が回路網84を必要電圧まで充電する
と、トリガ信号が水素サイラトロン・スイツチ9
0に供給される。これで回路網84が放電して適
切に整形された電圧パルスをケーブル86に供給
する。ケーブル86は高圧分配器92に接続され
ている。高圧分配器92は高圧パルスを高圧ケー
ブルC1乃至C150を介して冷陰極二極管源D
1乃至D150の1つに選択的に向かわせる。X
線発生部14(第1図)の冷陰極二極管D1乃至
D150の1つに高圧パルスが印加されると、そ
の選択された二極管はX線のバーストを放出す
る。
第7図に示すパルス形成回路網84は、好まし
くは同軸ライン発生器即ち変成器を形成するよう
に接続されている同軸ケーブルのスタツクを含ん
でいる。第7図に示す回路網84は1番から6番
までの6本のケーブルを有している。実際には、
典型的スキヤナは10本のケーブルを使用し、各ケ
ーブルのインピーダンス10オームとするから、回
路網の合計出力インピーダンスは100オームであ
る。
第7図から解るように、回路網のケーブルは対
に接続されている。例えばケーブル1と2とが1
つの対をなしており、ケーブル3と4が第2の対
をなし、という具合である。回路76からの出力
は、全体としてパルス形成回路網84の入力をな
している各対の一方のケーブル(即ちケーブル
2,4,6)の中心導体に並列に接続されてい
る。この中心導体の反対端は各対の第2のケーブ
ル(即ちケーブル1,3,5)の中心導体に接続
されている。第2のケーブルの反対端は浮いてい
る。スタツク内のケーブル2,4及び6の外側導
体の左端は互に接続され、接地されている。ケー
ブル2及び4の外側導体の右端はそれぞれケーブ
ル3及び5の外側導体の左端に接続されている。
またケーブル6の外側導体の右端及びケーブル1
の外側導体の左端は負荷、この場合は二極管源3
6に接続されている。最後に、トリガ信号によつ
てトリガされるサイラトロン・スイツチ90は回
路入力と接地との間に接続されている。トリガ信
号は分配器92の各位置においてありふれた制御
可能なパルス発生器から与えられる。
スイツチ90が開いていて回路76からの電圧
Vが回路網入力に印加されると、各ケーブルは並
列に充電されて電圧Vがケーブルにまたがつて現
われる。しかし、各対のケーブルの電圧ベクトル
は互に相反しているので源36に印加される正味
の電圧は0ボルトである。しかし、サイラトロ
ン・スイツチ90が閉じることによつて各対の1
方のケーブルへの入力が短絡されると、これらの
ケーブルを通して伝播する電圧のベクトルが反転
し、全てのケーブルが直列に放電するので分配器
92を通して電圧パルスが二極管源36に印加さ
れるようになる。開回路内への電圧パルスの振巾
は入力電圧Vにケーブルの数、第7図では6を乗
じた値に等しい。1本のケーブルの特性インピー
ダンスをZOとすると、この回路網の特性インピー
ダンスはZOにケーブル数を乗じたものに等しい。
以上のように、分配器92の各位置において、
スイツチ90が開いていると充電回路76は各ケ
ーブル1乃至6を充電し始める。一定の時間間隔
の後にケーブル・スタツクにまたがる電圧が例え
ば20キロボルトのような選択された値に達する
と、スイツチ90にトリガ信号が供給されてケー
ブル入力を短絡するので変成器が分配器92を介
して源36に高圧パルスを供給する。160ナノ秒
程度の巾を有するこの矩形パルスが二極管源36
を導通させるので二極管源36はX線X(第3図)
のバーストを発生する。
第6図のパルス発出器の動作を第8図に図式的
に示す。時刻0の各走査の始めに直流電源72の
スイツチ(図示せず)を閉じると電源72が例え
ば20キロボルトの動作電圧でコンデツサ74を充
電する。従つて充電回路76はこの電圧の2倍の
電圧即ち40キロボルトまでをパルス形成回路網8
4に印加する。回路網84が充電を開始し、回路
網84にまたがる電圧を第8図に波形VP1で示
す。
一定の時間の後に回路網84にまたがる電圧が
所定値に達すると、スイツチ90にトリガ・パル
スが供給されスタツクされたケーブル1乃至6
(第7図)が放電するので120キロボルトの電圧パ
ルスが分配器92によつて源アレー内の第1の二
極管D1に印加される。回路網84が放電した後
にスイツチ80が開き、分配器92は次の二極管
D2に切換わる。回路網84は第8図に波形VP2
で示すように再び充電を開始する。同じ時間後に
スイツチ90が再び点弧し回路網84が放電する
ので120キロボルトのパルスがアレー内の二極管
D2に印加される。このプロセスは源アレー内の
150個の全ての二極管がパルス駆動されるまで約
10KHzの周波数で繰返され、走査を終了する。こ
の間に必要なエネルギは約2250ジユールである。
その後コンデツサ74が電源72によつて再充電
され、次の走査の準備を整える。或は、コンデツ
サ74が充分に大きければ、コンデツサ74を再
充電する前に数回の走査を遂行させることができ
る。
好ましくは二極管D1乃至D150は源アレー
内に順次に配列しない。そのようにはせず、先に
パルス駆動された二極管により発生した扇形ビー
ムに次にパルス駆動される二極管の扇形ビームが
重なることがないように各二極管を位置ぎめして
おく。このようにすると各パルス駆動された二極
管によつて照射される検出器アレー16内の一連
の検出器からの読出しに利用できる時間を長くす
ることができる。前述のように、解脱したガスに
よつて作られる陽極プラズマによる二極管インピ
ーダンス低下の問題を最低下するために、各160
ナノ秒の走査パルスの前に各二極管は低圧で巾の
短かい1つ或はそれ以上のパルスで予パルス駆動
して二極管陽極を加熱し、ガスを駆逐する。これ
はパルス発生器内にクロウバー(crowbar)スイ
ツチ(図示せず)を組込み、回路網84からの長
いパルスを1つ或はそれ以上の短かくて低圧のパ
ルスに細断することによつて遂行することができ
る。
予パルス駆動の際に患者がX線にさらされるの
を避けるために、予パルス駆動される二極管のフ
イルタ66の前の位置に小さい鉛のシヤツタ(図
示せず)を配置することができる。
第9図は電圧VD及び電流ID波形と、典型的な二
極管源36を特徴づけるX線プロフイルIDVD 2.8
示すグラフである。波形RCは巾の長い走査パル
ス中に陽極に向つて伝播する陰極プラズマによつ
て変化する二極管の有効陰極半径を表わしてい
る。第9図に示すように、前述のクラツド型陽極
構造と予パルス駆動のために導通後に低温の陽極
プラズマが形成されるのでインピーダンスZDの急
激な低下は見られない。むしろ有効陽極半径RC
が徐々に縮少するために二極管のインピーダンス
ZDは時間と共に徐々に低下するだけである。パル
ス発生器のインピーダンスZG(この場合80オーム)
の2.8倍を超える、好ましくは4乃至5倍(本例
では300オーム)のインピーダンスZDで起動する
高インピーダンス二極管を選択し、インピーダン
スZDが2.8ZG乃至2ZG、即ち160オームまで降下す
ることを許容することによつて、二極管の電圧及
び電流の変化はある程度互に相殺することができ
る。即ち、電圧VDは40ナノ秒の126キロボルトか
ら160ナノ秒の108キロボルトに低下するが、この
時間に電流IDは420アンペアから660Aに増加して
いる。結果的に、二極管が一旦導通してしまうと
パルス期間中の二極管の放射線出力IDVD 2.8はほぼ
一定に保たれている。80オームの整合インピーダ
ンスに260ナノ秒で到達した時には二極管の放射
線発生効率はそのピーク値の約65%まで低下して
いる。従つてもし二極管を160ナノ秒後に遮断す
れば殆んどの有効X線が抽出されることになり、
電流IDは二極管陽極が破損する点まで過熱させる
程或は陽極の溶解によつて高温陽極プラズマを発
生させる点まで増大することはない。換言すれ
ば、この技術は電圧及び放射線出力の両方をほぼ
一定に保ち、最低量の陽極加熱で最大量のX線を
発生させるである。
再び第1図乃至第3図を参照する。各走査中
150個の各二極管源36は順番にパルス駆動され
るので患者Rは1つの円に沿つて間隔をおいた位
置から発するX線の連続バーストにさらされる。
各バーストは環34内のコリメータ(図示せず)
によつて限定される約45゜の扇形角度を有してい
る。各二極管源36からの吸収されなかつた放射
線は検出部16において検出される。
検出部16は源環34から平行に間隔をおいた
管状の環98を含んでいる。環98の内縁には全
体を100で示す放射線検出器のアレーが取付け
られている、図示の円形の源アレーに対して、典
型的な検出器アレーは環98に沿つて密着して配
列されている750個程度の検出器100を有して
おり、検出器100の窓は第3図に示すように源
部14に密着して或は重なり合つて位置ぎめされ
ている。
検出器100はどのような標準の型のものであ
つても差支えない。第3図に示してあるものはシ
ンチレーシヨン結晶102を備え、この結晶10
2はX線が入射すると光を放出する。光子は光管
104によつてありふれた光電子増倍管106に
結合される。管106はリード108を介して出
力部26(第1図)に入射放射線の強さに比例す
る振巾を有する信号を供給する。即ち、走査の開
始時に源アレー内の第1の源36がパルス駆動さ
れると、この源の反対側にあつて源部16の45゜
セクター内の全ての検出器100が吸収されなか
つた放射線Xを検出し、リード108を介して出
力信号を出力部26に供給する。出力部26はこ
れらの信号をデイジタル化してそのデータをコン
ピユータ28に挿入する。
第2の源36がパルス駆動されると、別の45゜
の組の検出器100が出力信号を発生し、これら
の信号は処理されてコンピユータ28に読込まれ
る。このプロセスは全ての源に対して続行される
ので、約15ミリ秒に亘つて行なわれる走査が完了
するとコンピユータ28は150の源位置即ち視
点からのデータ組を含むことになり、各データ組
は45゜セクターの検出器100からの約175の線
(ray)からなつている。コンピユータ28はこ
のデータの全てを処理し、相関させて患者Pの選
択されたスライス即ち面の再構成像を作る。
本装置の走査時間が短かいので、本装置は鼓動
する心臓のような動的器管の再構成像を得ること
ができる。しかし、脳及び下腹部のような身体の
若干の領域ではX線の透過率が減少するために、
また或は空間的解像度をより一層高める必要があ
る場合には、若干の再構成像を作るために各走査
中に150以上異なる源位置を必要とするかも知れ
ない。この場合には源部14を検出部16に対し
て小さい角度だけ回転させるだけで、本装置によ
つて300或は600もの別の視点を得ることができ
る。これを遂行する適当な機構を第2図に示して
ある。
第2図に示すように、源環34は4つの半径方
向に配向されているたわみ物150によつてハウ
ジング12内に吊られている。環34の外壁34
aにはラツク152が取付けてあり、ハウジング
12の内側に取付けられている小さいステツピン
グ・モータ156によつて駆動される回転ピニオ
ン154とかみ合つている。装置が上述のように
して150の源36ならデータを収集した後、モ
ータ156を付活して源アレーを小さい角度だけ
回転させ、源36を数mm変位させてその位置で新
らしい位置の組からデータを収集するようにす
る。この場合でも身体の上記の領域のX線透過率
が低いから、各二極管源36の各源位置において
多重パルス駆動して再構成像を最適化することが
できる。
第2図に示す二極管源36は半径方向に配向さ
れていてX線の点源となつている。線源アレーが
好ましいような用途に対してはこれらの源を軸方
向に、即ち軸Aと平行に配向して線源として機能
させることも可能であることを理解されたい。
また個々のX線源組立体36を使用する代り
に、源アレーを単一ユニツトとして形成すること
も可能である。第10図はこの型の配列を示すも
のであり、源アレーは、スキヤナ軸Aを中心とす
る円上に分布する1組の半径方向に配向された陽
極棒160を含んでいる。陽極棒160の上下に
間隔をおいて1対の連続した環状の板162及び
164が配置されている。陽極棒160は前述の
ようなクラツド型のタングステンでも或はタング
ステン・ワイヤでもよい。板162及び164は
炭素で作ることが望ましい。これらの板には薄い
電界増強用炭素シート即ちブレード163及び1
65が取付けてある。これらのシートは図示のよ
うに陽極棒160に垂直でも或は棒160と平行
であつてもよい。この二極管アレー158は適当
なトロイダル・ハウジング(図示せず)内に収容
し、陰極板162及び164と個々の陽極棒16
0に前述の源組立体36と同じようにしてパルス
発生器を接続することができる。
第11図は更に別の源アレー166を示すもの
である。この実施例では一連の板をスキヤナ軸A
を中心とする円上に分布させてある。1枚置きの
板は接地されている。接地された板の間に挿入さ
れている例えば168a及び168bのような板
は分配器92(第6図)によつてパルス発生器に
接続される。挿間板及びその隣接接地板が源二極
管を形成している。この配列では、各板の縁が軸
Aと平行であるために、各二極管はX線の線源と
なる。板は前述のように炭素或はクラツド型タン
グステン製でよい。このアレーは、二極管を互に
密着させて配列し最高の空間的解像度が得られる
こと及び与えられた空間体積内に最大数の視点が
得られることが長所である。
以上のように、緲密な冷陰極二極管組立体を放
射線撮像装置の分離した源として使用することに
よつて、多数のこれらの源を互に密着させてアレ
ーにすることができる。従つてCTスキヤナに組
込んだ場合にはアレーは走査中に固定させておく
ことができ、従来の比較できるスキヤナに見られ
るような複雑な機械的回転機構を必要としない。
更にX線源として高インピーダンス二極管及び低
電圧で巾の長いパルスの使用によつて中程度に低
いインダクタンスの回路を有するパルス発生器を
使用することができる。またこのパルス発生器は
その電力を比較的低圧の非安定電源から得るので
価格を一層節約できるようになる。更にパルス発
生器及び二極管組立体が一緒になつて極めて短時
間内に源アレーが多数の源扇形を発生することを
可能ならしめるので、極めて短時間内に極めて多
数の視点を表わすデータを収集することができ、
装置は鼓動する心臓のような身体の動的器管の実
時間再構成像を作ることが可能となる。
以上の説明から前述の目的及び説明で明らかに
された目的が効果的に達成されていること、また
本発明の範囲から逸脱することなく若干の変更が
可能であることが理解されよう。例えば、同じ原
理を空間的マルチプレツクス・トモグラフイ、符
号化された源トモグラフイ及びX線螢光励起分析
のような非CT放射線撮像用途にも使用できる。
従つて、本明細書に記述し、添附図面に示した全
ての実施例は単なる例示であつて本発明を限定す
るものではないことを理解願いたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を実施したCTスキヤナ
を一部除去し一部をブロツクで図式的に示すもの
であり、第2図は第1図のスキヤナの一部の側面
を一部を除去して示すものであり、第3図は第1
図の3―3矢視断面を示すもであつてスキヤナの
要素の詳細を示すものであり、第4図は第3図の
4―4矢視断面図であり、第5図は別のX線源の
部分断面図であり、第6図は第1図のパルス発生
器の詳細を示すブロツクダイアグラムであり、第
7図は第6図の一部の詳細を図式的に示すもので
あり、第8図は第6図の充電回路の動作を説明す
るグラフであり、第9図は第3図のX線源の動作
を説明するグラフであり、第10図は変形X線源
アレーの部分斜視図であり、そして第11図は更
に別の源アレーの部分斜視図である。 10……スキヤナ、11……中央開口、12…
…ハウジング、14……X線源部、15……ホー
ス、16……X線検出部、22……高圧パルス発
生部、24……真空ポンプ、26……出力部、2
8……コンピユータ、32……CRTモニタ、3
4……源部環、36……二極管X線源、38……
孔、40……シエル、41……金属導体、42…
…フイードスルー、43……Oリング、44……
みぞ、45……シール、46……みぞ、48……
陽極、52……陰極、53……電界増強用環、5
8……高圧同軸ケーブル、59……金属カバー、
60……コンパウンド、61……孔、62……ボ
ルト、63……ねじ孔、64……Oリング、65
……みぞ、66……逆補償用フイルタ、67……
孔、68……心、69……被膜、70……外側被
膜、72……直流電源、74……コンデンサ、7
6……充電回路、79……低抗、80……インダ
クタンス、82……ダイオード、84……パルス
形成回路網、86……ケーブル、90……サイラ
トロン・スイツチ、92……高圧分配器、98…
…検出部環、100……検出器、102……シン
チレータ、104……光管、106……光電子増
倍管、108……リード、150……たわみ物、
152……ラツク、154……ピニオン、156
……ステツピング・モータ、158……二極管ア
レー、160……陽極棒、162,164……陰
極板、163,165……電界増強用シート、1
66……二極管アレー、168……陽極板、17
0……陰極板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線源とX線検出器とが静止しているコンピ
    ユータ超高速断層撮影スキヤナーにおいて、 冷陰極二極管の固定アレーから成るX線源、高
    電圧パルスを発生し、実質的に一定振幅のX線パ
    ルスを冷陰極二極管が放出するようにアレーの冷
    陰極二極管へ順次に高電圧パルスを加えるパルス
    発生手段を備え、各冷陰極二極管の陽極と陰極と
    の間のインピーダンスは100オームを越え、陽極
    と陰極との間に高電圧パルスがかけられると冷陰
    極二極管はX線を放出し、この高電圧パルスの巾
    は100ナノ秒以上であり、振幅は200KVであり、
    パルス発生手段の出力と冷陰極二極管とはマツチ
    ングしておらず、前記のパルス発生手段は初期高
    電圧をかける高圧直流電源と、この高圧直流電源
    の出力にまたがつて接続されている一次コンデン
    サと、このコンデンサの一側に接続された充電回
    路網と、この充電回路網の出力に接続されたパル
    ス形成回路と、パルス形成回路網への入力を接地
    するため一次コンデンサの他側と充電回路の出力
    との間に接続されたスイツチ手段と、固定アレー
    の冷陰極二極管へパルス形成回路網からのパルス
    を分配する高電圧分配手段とを備え、前記のX線
    検出器はX線パルスに応答して出力信号を放出す
    る手段を備えていることを特徴とするコンピユー
    タ超高速断層撮影スキヤナー。 2 各冷陰極二極管は、ロツド状の陽極と、この
    陽極と同軸に配置された円筒状の陰極と、陰極か
    ら陽極に向かつて延び、陰極に当たつているが、
    陽極からは離れている電界増強用環を備える特許
    請求の範囲第1項に記載のコンピユータ超高速断
    層撮影スキヤナー。
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