JP4441656B2 - X線管のための電子源及びケーブル - Google Patents

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Description

X線管は、医療診断用画像形成、医療治療、及び種々の医療試験並びに材料分析産業において不可欠なものになっている。典型的なX線管は、誘導電動機によって回転させられる回転陽極構造体を備えるように形成され、該電動機は、円板形の陽極ターゲットを支持する片持ち式軸内に組み込まれた円筒形のロータと、該ロータを収容するX線管の細長いネック部を囲む銅巻線を有する鉄製ステータ構造体とを備える。陽極組立体のロータを囲むステータによって駆動される回転陽極組立体のロータは陽極電位であり、一方ステータは電気的にアースに接続されている。X線管の陰極は集束電子ビームを供給し、該電子ビームは、陽極と陰極の間の真空ギャップを横切って加速され、陽極ターゲットへの衝突時にX線を生成する。ターゲットは、一般に、タングステン、モリブデン、又はその合金のような耐火金属製の円板を含み、このターゲットを高速で回転させる間に電子ビームを該ターゲットと衝突させることによってX線が生成される。高速で回転する陽極は、9,000RPMから11,000RPMに達することがある。
ターゲットの狭い表面領域だけに電子が衝突させられる。この狭い表面領域は、焦点と呼ばれ、X線源を形成する。ターゲットの陽極に伝達されるエネルギの99パーセント以上が熱として放散され、一方、伝達されたエネルギのわずか1パーセント未満がX線に変換されるので、ターゲット陽極において好結果をもたらすためには、熱の管理が重要である。エネルギが比較的多量に与えられると、このエネルギは、通常はターゲット陽極内に伝達されることになり、該ターゲット陽極は、効率的に熱を放散できなくてはならないことが理解できる。この小さい寸法の焦点に加えて、高レベルの瞬時出力をターゲットに供給するために、X線管の設計者は、ターゲット陽極を回転させ、これによって熱流速が該ターゲット陽極の広い領域全体に分散するような構成をとるようになった。
X線管の性能を考慮する際に、幾つかの重要な課題は、X線生成の効率、患者の照射量の管理、高電圧安定性、選択的なスペクトル組成、検知器の応答時間及び画像取得の速度である。
現在のX線管設計の効率は、約1パーセントであり、残りの電力入力は熱として放散される。この電力に対応するために、大きな管状ターゲット及び付随する構造体が必要である。現在、X線管は2つの電源により駆動されており、1つはフィラメントを加熱するためのもの、もう1つは陽極陰極間ギャップ間に高圧(HV)加速電位を供給するためのものである。これらの電力源は、AC又はDCのいずれであっても一定の電力を管に供給して一定の出力をもたらす。この方法では、X線が生成されていない間、又は生成されたX線が不要であるか又は利用されない間にも電力が放散されることになる。
高電圧源をパルス化又は共振手法で用いると、X線管の全体効率が増大することが分かっている。パルス化高電圧電源を用いて加速電圧が生成される場合には、絶縁システムの絶縁耐力は電圧パルスの持続時間に依存するものとなり、すなわち、絶縁体は、持続時間の短いパルスである程より高い絶縁耐力を有する。この効果はよく知られており、対応する電圧・時間特性曲線に反映される。この曲線は、ほとんどの絶縁材料に当てはまり、絶縁材料が耐えることができる電圧、すなわち、破壊電圧VBDを示すものであり、これは高電圧の印加時間に対して一定ではない。電圧・時間特性曲線は、同じ幾何形状又は誘電間隔に対しては、短時間であればより高い電圧を印加することができることを表す。或いは、この曲線は、所定の電圧レベルに対して誘電材料の間隔又は厚さを減らすことができることを表す。従って、一般に、パルス電力技術を使用すると、DC高電圧の印加に比べて、より小さなHVの重要な構成要素を使用することができる。
フィラメント構造の熱応答時間が遅いために、フィラメントの電力源はより安定した定電源であることが必要である。その結果、電力印加の効率が低くなり、これに伴ってフィラメント電流を扱うために大きなワイヤを使用することになる。
管全体の寸法は一般に、要求される最大電力に起因する。小さな焦点の方が電力よりも重要である場合においては、管の寸法をより小さく作ることができるが、HVケーブルの寸法により制限される。これにより、管を固定具に堅く装着することが制限され、アクセスが困難な生体組織の領域に対しての有用性を制限することになる。
米国特許第6516048号
従って、電子が必要とされないときに不必要な電子の生成を排除し、或いは検知器の応答時間又は画像取得の速度に基づいて画質への影響を最小限にする方法及び装置が望まれる。更に、電力要求量を低減し、従ってX線管及び電子の生成に必要とされるX線管内の高圧要素へのケーブル寸法を小さくすることが望まれる。
上述及び他の難点及び欠点が克服又は軽減される、X線管に供給する電力ケーブルの寸法を縮小するための方法が開示される。この方法は、フォトンエネルギによりトリガされて電子の放出を開始する電子源に光エネルギを光学導波管を用いて伝送し、加速電位導線の厚さを減らすように表皮効果を考慮して、該加速電位導線が該導波管の周りに周方向に配設されるように構成し、絶縁材料を該導線と導波管との間に配設し、絶縁材料が導線及び導波管の周辺部を囲むようにする段階を含む。
例示的な実施の形態において、X線管のためのパルス電力印加システムは、陽極及び陰極を有するX線管と、陽極陰極間ギャップ加速電位及びフォトンエネルギを与えるようになった電源とを備え、ギャップ電圧及びフォトンエネルギがパルス化され、該電源から単一ケーブルを介して該X線管により受けられてパルス化されたX線放射がもたらされる。
本発明の上述された及び他の特徴及び利点は、当業者には以下の詳細な説明及び図面から認識され、理解されるであろう。
例示的な図面を参照すると、幾つかの図において同様の要素に同様の番号が付けられている。
図1を参照すると、この図は、X線画像形成システム100を示す。画像形成システム100は、X線源102と、検査中の構造体をX線フォトンに曝すコリメータ104とを含む。例として、X線源102をX線管とし、検査中の構造体106を人間の患者、テスト模型、その他の試験用の無生物とすることができる。
X線画像形成システム100はまた、処理回路110に接続されたイメージセンサ108を含む。処理回路110(例えば、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、顧客用ASIC又はその種のもの)が、メモリ112及びディスプレイ114に接続されている。 メモリ112(例えば、1つ又はそれ以上のハードディスク、フレキシブルディスク、CDROM、EPROM及びその種のものを含む)は、高エネルギ水準の画像116(例えば、110〜140kVp、5mAsの照射後にイメージセンサ108から読み出された画像)及び低エネルギ水準の画像118(例えば、70kVp、25mAsの照射後に読み出された画像)を格納する。メモリ112はまた、画像116〜118(例えば、骨又は組織構造体)における特定の種類の構造体を削除するための、処理回路110により実行される命令を格納する。その結果、画像120を削除された構造体が、ディスプレイに生成される。
図2を参照すると、X線源102として使用するためのX線管200が示されており、このX線管200は、陰極204と、陽極206と、全体が216で示される誘電絶縁体を有するフレーム208とを有し、その全てがX線管200の中に配置されている。図2はまた、X線照射を制御する例示的な構成要素、すなわち、主電源(発電機)210、フィラメント又は電子源212のための電源、及びグリッド回路214も示している。電源発電機210、電子源212、及びグリッド回路214を個別に用いて、又は組合せて用いて、X線管200へのパルス電力を生成することができる。上の例示的な構成要素の組合せを用いる方法を以下に概説する。
例示的な方法において、パルス化された管の放出電流218が生成され、次にこの放出電流218が陽極ターゲット222からパルス化されたX線放射220を生成する。パルス化された放出電流218の周波数、パルス幅、及びデューティ比が、X線検知器の応答時間、画像取得速度、及び必要な画質によって定められる。
電流パルスの周波数(f)、パルスがONの時間(TON)、パルスがOFFの時間(TOFF)及び時間(T)の場合には、効率改善率は、
効率改善率=(TON+TOFF)/TON
となる。
図3は、デューティ比が100%(TOFF=0)のときのX線生成の原理を示す。より具体的には、図3は、図4と比較して放出電流がパルス化されていないときのDC電圧、DC電流、DCX線放射及びエネルギ入力を示す。
図4を手短に参照すると、50%のデューティ比(TON=TOFF)を有する放出電流218のパルスの場合には、効率改善率は2となり、すなわち従来の方法に対し100%の効率向上となる。効率改善率は、任意に入力電力の減少率と解釈できることが理解されるであろう。
例えば、CT(コンピュータ断層撮影)スキャナは、画像取得のために500μsかかり、600μsの間隔で走査する。従って、600μsの間隔の中には、X線フォトンが依然として生成されるが使用されない100μsの時間があり、このことは、パルス化された放出電流218が使用された場合には、入力電力が、16.7%だけ減少されたことになることを意味する(例えば=100/600)。
ここで開示される例示的な方法は、人体ダイナミックスが、ミリ秒より小さい時間尺度においては大幅に変わらないと仮定する。また、人体ダイナミックスにおける何らかの変化の結果として、マイクロ秒間に何らかの画像の損失が生じたとしても、それは診断手順に影響を与えるものではない。この基本的仮定によれば、およそ数十kHzのパルス周波数を有するパルス化されたX線放射を生成することにより、著しい情報の損失が生じることはない。また、X線検知器の応答時間(特に立下り時間)は、放出電流の応答時間より遅いということも仮定されている。この場合においては、X線信号は、非常に長い時定数で減衰し、次のパルスが到達するまでその値をほぼピーク値に保持する。図4は、予想される電圧、電流、及びX線放射の波形を示す。
更に図2を参照して、X線管200に対するパルス電力入力を生成する例示的な方法を説明する。高電圧の電源210をパルス化することにより、主陽極と陰極の間のギャップ電圧226が高周波数でパルス化される。各々のパルスの持続時間は、約1ミリ秒より下であることが好ましい。放出電流218及びX線の生成220は、取り出された電圧Vacをパルス化することによって制御される。現代のパルス電源生成装置は、複雑でなく、低コストになってきている。しかしながら、高電圧、典型的には約150kV及びそれより高い瞬間電力が必要とされる場合には、パルス電源を生成することは難題である。双極性のX線管設計においては、一方の側に対して典型的には75kVのパルス電圧を生成することは、比較的複雑なことではなく、容易に利用可能である。例えば、電源210の一方の電源発電機230に高速の高電圧スイッチ(ソリッド・ステート・スイッチング技術に基づいた)を用い、この電源発電機230に電源210の別の電源発電機232を直列に接続すると、80kV及び1kAの瞬間電流の場合には、各電源発電機230、232は200nsの放出電流立上り時間をもたらす。
更に、パルス電圧電源210を用いることは、可変電圧値が望まれるときに、例えば、スペクトル組成の変化のために利点をもたらす。従来の厚い固体のターゲット222からのX線放出のスペクトル組成を、2つの調整可能なパラメータ、すなわち(1)電子加速電圧、及び(2)ターゲット材料の組成によって制御することができる。現在、医療用診断装置に使用されている高出力のX線源は、厚い高密度、高Zの材料のターゲットであり、制動放射の放射線がターゲットから後方散乱し、低Zの窓234を介して挿入されたX線管から漏れる。放射線のスペクトルは、より高い加速電圧を用いることによって、より高エネルギの放射を含むように任意にシフトされる。パルス電力の印加は、パルスからパルスまでの間に陰極204と陽極206の間で管200を横切って印加される電圧の制御に適している。放射についての濾過は同じであるが、パルス列は異なるパルスを含み、幾つかのパルスはより高エネルギの放射を有する。検知器をゲート制御し、放射線の放出220と合致させることができる。代わりに、2つの異なる検知器を任意に用いて、各々の検知器を、異なるエネルギのフォトンで使用するために最適化することができる。この実施形態においては、放射線のスペクトル組成が適度の制御のもとにあるので、造影剤の影響を強めるために関係する技術分野において知られ、使用されている画像減色法を、多くの制御と共に用いることができる。画像間の時間が短いことはまた、動きに関連する減色効果が減少することを暗示する。
乳房X線撮影のように、ターゲット222上に2つの異なる材料を用いることによって、X線放射のスペクトル組成に更に別の変化を達成することができる。乳房X線撮影のターゲット設計においては、電子ビームの衝突のために2つの別個のトラックがターゲット222上に配置される。X線出力の調整又は最適化は、ターゲット222に衝突する様々なエネルギの電子、及び該ターゲット222上に配置される2つの異なる材料の選択によって任意に行われる。次に、2つの材料の間に生じるX線の差を取り除くか又は補償するために、電子ビームの電流を変化させることができる。
パルス間で電子ビームの強さが急速に変化することは、応答時間の速い陰極電子エミッタについて或る水準の技術開発がなされることを想定しているものと認められるであろう。慣習的には、フィラメント236からの熱電子の電子放出が、電子を生成するために用いられている。陰極内に放散した電力の大部分は陰極構造体を加熱するだけであり、陰極への電力供給は必要より大きく、陰極の部品が必要以上に高温になり、廃熱は、巧妙なX線管設計を通して管理されなければならない。電界放出陰極は、フィラメント・ベースの設計において必要とされる加熱電力なしに電子を生成する代替的な手法を提供するものである。微細加工により作られた鋭利な先端部のアレイの形態の電界エミッタ陰極が、電子源である。陰極を加熱することなく電子を取り出すために、電界放出が用いられる。ソリッド・ステート装置として、電界放出陰極は、パルス化されたX線生成に適している。これらのアレイは、オリジナルのスピント型陰極アレイにおいて先端部がモリブデンから作られたものを含む。
電子の生成を制御するために、速い応答時間をもつ電界放出源のような電子源を用いて放出電流(温度)を2つのしきい値の間でON及びOFFに切り換えることができる。他の電子源を用いる場合には、同様の手順を用いて、電子の流れをON/OFFに切り換えることができる。この方法の実用性は、主に電子源の応答時間によって決まる。これを行うのに理想的に適した1つの例示的な方法は、適度な電圧でゲート制御された電界放出アレイ(FEA)により実行することができる。この課題に理想的に適合する別の例示的な方法は、ここで後述する光放出陰極組立体を用いるものである。
例示的な代替的実施形態においては、放出電流218の急速な変化が、グリッド電圧238を用いるグリッドを含む。陰極カップの容量は十分に小さいので、放出電流218の制御を数十マイクロ秒から数百マイクロ秒の時間尺度で行うことができる。例示的な実施形態において、電子放出電流を制御するためにグリッドが用いられる。グリッド電極240は、電子の流れを切断する負電位から、電子を流れさせる陰極電位へ切り換わる。必要とされるグリッド電圧238が数kV程度であるので、面倒なことなく低コストで速いスイッチングを達成することができる。
高電圧電子放出にパルス化電力を印加して制動放射を放射線放出することは、透過モードでX線放射を生成する薄いターゲットに用いることができる。好ましい実施形態は、X線放射を生成するために用いられる電子ビームの近くを回転する薄いターゲット材料の多数の箔を有する薄い支持体である。パルス列の選択は、検知器の作動に同期され、電子ビームエネルギーを変化させることによって特定のスペクトル組成のために最適化された状態で、適時にターゲットに衝突させるための鍵である。
図4は、上述のパルス化グリッド電圧を用いる、1つの提案された例示的な方法についての作動原理を示す。現在の手法と比べると、この方法はエネルギ入力を減少させ、最終的には管の部品の温度上昇を減少させる。この方法を用いて、効率改善率だけ熱的制限値を高めることができる。図4は、ミリ秒より小さい持続時間にパルス化された電流を例示するが、電圧も同様に、任意にパルス化できると考えられていることが理解されるであろう。好ましい実施形態は、グリッド電圧を迅速に変化させることにより、高周波数で電流をパルス化するためのものである。グリッドを単独でまたは他の方法と共に用いて、ここに開示される放出電流をパルス化することができる。
図5及び図6を参照すると、フィラメントベースの設計において必要とされる加熱電力なしで電子を生成するための例示的な装置及び手法が示される。X線管200が示され、このX線管はフォトントリガ電子源を有する陰極204と、陽極206と、全体が216で示される誘電絶縁体を有するフレーム208とを有し、その全てがX線管200の中に配置されている。また図5は、X線照射を制御する例示的な構成要素、すなわち、電気エネルギによって加速電位を与え、光エネルギによってフォトンを与えるように構成された電源300を示す。電源300は、加速電位を陽極と陰極との間に供給するため、及び光エネルギを光放出陰極204に供給するために、電力ケーブル304によりX線管200に接続される。上述の例示的な構成要素の組合せを用いる方法が、以下に概説される。
例示的な方法において、パルス化された管の放出電流218が生成されると、次に、パルス化されたX線放射220が陽極ターゲットから生成される。前述のように、パルス化された放出電流218の周波数、パルス幅、及びデューティ比が、X線検知器の応答時間、画像取得速度、及び必要な画質によって定められる。
更に図5及び図6を参照すると、電源300はフォトン源308を有するように構成され、このフォトン源は、限定されないが、レーザー、発光ダイオード(LED)、又は他のエレクトロルミネセント装置を含み、準備された陰極204の光放出面312に向けてフォトン310を生成する。準備された陰極204の光放出面312は、純金属、半導体結晶、被覆金属材料、被覆酸化物材料、及び劈開された結晶縁の少なくとも1つ、及びこれらの組合せの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。陰極204に向けられる適切なエネルギ又は波長のフォトン310は陰極204から放出される電子316を生じ、この電子316は、陰極204と陽極206との間に作動可能に接続されるバイアス電圧装置318によって部分的に生成された静的及び動的な電磁界の影響下で、陽極206に引かれる。バイアス電圧装置318は、陽極206に対して、陰極204上に負極性を維持するように構成される。
図5及び図7を参照すると、X線管の寸法の縮小は、従来の大規模高圧(HV)ケーブル配線に限られるものではない。X線管は、任意選択的ではあるが、単一ケーブルのパルス化手法で光エネルギ及び加速電位を伝送する手段を組み込んだ独自のケーブル配線300を用いることによって、加速電位及び電子源の両方についてパルス化された電源又は共振電源を用いる手持ち式装置である。更に、パルス化電力を使用することにより、誘電材料における電圧時間効果に起因して、絶縁体の寸法、重量、及び加速電位用導線間の間隔要件が低減される。
例示的な実施形態において、電力ケーブル300の断面が図7に示される。電力ケーブル300は、フォトン源308により生成された光エネルギを陰極204の光放出面312に伝送するための導波管320を含む。導波管320は、光ファイバー束322であることが好ましい。導波管320は絶縁材料324中に収められており、この絶縁材料は、陰極204と陽極206との間に加速電位を与える電気エネルギを電源300から陰極204に伝送するために、2つの電気導線326を内部に有する。
例示的な実施の形態において、各電気導線326は、表皮効果を最大化するように設計された幾何学的形状、及びケーブルの幾何学的形状を有するように構成される。ケーブルの長さは、アンテナ調整の方法で機械的又は電気的に調整される。電力パルス列源の伝送ライン効果を最適化して利用することは、十分に当業者の周知事項の範囲内であり、これによりケーブルはX線管における最大電圧を許容するように調整されることが分かるであろう。これらの固有の要素を一体化すると、ケーブル配線を非常に小さな直径を有する単一の電力ケーブルとすることができることから、従来の装置よりもずっと小さな寸法のX線管を作ることができるようになる。このことは、X線管を手持ち式又は手動操作可能な装置とすることができ、診断のより多くの機会をもたらす。必要であれば、これらの管の列を、より大きな領域又はより高い透過力のものに組み込んで利用することができる。
より具体的には、更に図7を参照すると、各電気導線326は、交流が導線の表面近くを流れるという傾向を実現することにより、表皮効果を最大化するように構成され、従って、電流を全断面積の小さな部分に制限し、電流の流れに対する抵抗が増すようになる。表皮効果は導線の自己インダクタンスに起因するものであり、高周波数における誘導リアクタンスの増加を生じ、これによってキャリアすなわち電子を該導線の表面の方向に推し進める。高周波数においては周辺部の方が、断面部分よりも抵抗を予測することに関しては好ましい基準である。電流の透過深度は、直径に比べて非常に小さくなる。例示的な実施の形態において、各導線326は、ケーブル304の長さだけ延びる、実質的に薄い平面導線328として構成される。平面導線328は、光ファイバー束322の円周の一部の周りに曲げられ、束322と導線328との間に絶縁材料を有するようになる。導線328は、束322の周りに曲げられており、ケーブル304の直径330が最小になる。導線328は、表皮効果を最適化するように選択された導電性の金属で作られるのが好ましい。適切な導電性の金属は、銅、ニッケル、すず、金、これのいずれか又はすべての配合物を含むが、これらに限定されない。
X線管に関してパルス電力を用いる最もさしあたっての利点の一つは、該X線管の効率の改善であろう。パルス電力の印加によって、より高い電力を取り扱うことができるX線管の開発が容易になる。効率因子を高めて、ここに開示された独自のケーブル配線により、高電力管をよりコンパクトにすることができ、不必要な照射を排除することによって患者の照射量の管理が改善される。更に、X線管の効率(電力処理容量)が高くなると、発電機の電力所要量は減少する。このことは又、発電機がコンパクトで低コストになることを意味する。
短い持続期間のパルスを印加して、ターゲットの温度を低下させることによって、X線管の高電圧安定性を改善することができる。印加電圧のパルス幅が減少するに従って、絶縁体の絶縁耐力が改善される。トラック(ターゲット)温度を下げることによって、スピット活動(絶縁破壊)の可能性を低下させることができる。当業者であれば分かるように、高電流のもとでの高電圧安定性は、最も重要なX線管の設計及び性能課題の一つである。
更に、パルス化された高電圧供給を用いて一次パルスを生成する場合には、パルス化された高電圧供給を用いることにより、X線管の高電圧安定性の改善において更なる利点をもたらす。より具体的には、絶縁システムの絶縁耐力は、ほとんどの場合、電圧を印加する持続時間によって決まる。つまり、絶縁体は、短い持続期間のパルスに対してより高い絶縁耐力を有する。このことは、同じ幾何学的形状又は誘電間隔に対してはより高い電圧を印加することができ、又は同じ電圧水準に対しては間隔を狭めることができることを意味する。
ここに開示された例示的な方法は、X線管にパルス電力技術を用いることによって、X線の生成が、画像の記録のために必要とされるX線放射出力と同期されることを示す。これらの方法は、サンプルX線検知の使用を含むものであり、その後に信号回復技術が続く。フォトンが必要とされないとき、又はフォトンが画質にあまり影響を与えないときに不必要なフォトンの生成を排除することによって、発生する平均熱度を著しく減少させることができる。これにより、管の効率の改善又は電力処理能力の改善がもたらされる。
検知器の応答時間及び画像取得システムの速度が非常に急速に改善されるので、X線生成のために要する時間が短くなる。このことは、X線フォトンを生成するために単一のパルス又は多数のサンプルパルスの形態でパルス電力技術を用いる、優れた機会をもたらす。
X線検知器及び画像取得時間の応答時間(立上り時間及び立下り時間)に応じて、パルスの周波数、幅、及びデューティ比を最適化し、必要とされる画質のためのX線放射出力を生成することができる。速い画像操作及び処理アルゴリズムを有する強力なデジタル信号プロセッサが、重要な情報の損失が非常に少ないか又はない状態でサンプルX線出力から明瞭な画像を生成するために利用可能である。
パルス電圧の振幅を変えることによってX線放射のスペクトル組成を変えるために、パルス電圧を用いることもできる。パルス電圧を用いてスペクトル組成を変えるこの方法を、1つ以上のスペクトル組成のX線放射が必要とされる場所に印加するのに用いることができる。
最後に、パルス化された放出電流を生成し、同様のパルス化されたX線放射を生成するためにパルス電力印加を用いる方法及び装置が、X線管の効率の改善、患者の照射量の管理の改善をもたらし、高電圧安定性を改善し、スペクトル組成を変える手段を提供する。更に、単一の電力ケーブルにおいて光エネルギ及び電気エネルギをX線管に伝送する独自のケーブル配線を用いる方法及び装置によって、より小型のX線生成の組立体が得られる。
本発明を好ましい実施形態に関して説明したが、本発明の技術的範囲から逸脱することなく種々の変更を行うことができ、その要素を均等物と置き換えることができることが、当業者には理解されるであろう。更に、本発明の本質的範囲から逸脱することなく特定の状況又は材料を本発明の教示に適合させるように、多くの修正を加えることができる。従って、本発明は、本発明を実施するのに最良の態様であると考えられるものとして開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の技術的範囲に含まれる全ての実施形態を含むことが意図されている。更に、第1、第2などの用語の使用は、如何なる順序又は重要度を示すものではなく、むしろ第1、第2などの用語は、ある要素を別の要素と区別するために用いられているものである。
X線画像形成システムのハイレベル図。 パルス化されたX線放射を生成するためのX線管と作動可能に接続された従来の電子源電源とグリッド回路とを含むパルス電源の例示的な実施形態の概略図。 DC電圧、DC電流及びエネルギ入力をプロットしたDCX線生成の現在の実施を示すグラフ。 図2のパルス電源を用いる場合のDC電圧、パルス電流及びエネルギ入力をプロットしたパルス化されたX線生成のグラフ。 パルス化された光エネルギ及び電気エネルギを単一の電力ケーブルを介してX線管に供給する電源の例示的な実施の形態の概略図。 電源に組み込まれたフォトン源に対応する光放出陰極組立体を示す図5のX線管の概略図。 電気エネルギ導線及び光エネルギ導線が用いられた図5に示される電力ケーブルの断面図。
符号の説明
100 X線画像形成システム
102 X線源
200 X線管
204 陰極
206 陽極
208 フレーム
210 電源
212 電子源
214 グリッド回路
218 放出電流
220 パルスX線放射線
238 グリッド電圧
308 フォトン源
310 フォトン
312 光放出面
320 導波管
322 光ファイバー束

Claims (16)

  1. X線管(200)のためのパルス電力印加システムであって、
    陽極(206)と陰極(204)とを有するX線管(200)と、
    光エネルギと電気エネルギによる陽極陰極間ギャップ電圧(226)とを与えるように構成された電源(300)と、
    を備え、
    前記光エネルギ及び前記ギャップ電圧がパルス化されてパルス化されたX線放射(220)をもたらすようになっており、
    前記光エネルギ及び前記電気エネルギを前記電源(300)から前記X線管(200)に伝送するための手段が設けられ、
    前記光エネルギ及び前記電気エネルギを前記電源(300)から前記X線管(200)に伝送するための前記手段が単一ケーブルであり、前記単一ケーブルが、
    光エネルギをX線管(200)に伝送するように構成された導波管(320)と、
    前記導波管(320)の少なくとも一部を前記ケーブルの長さに沿って囲み、電気エネルギを前記X線管(200)に伝送するようになった電気導線と、
    前記導波管(320)と前記電気導線との間に配設され、前記導波管(320)と前記電気導線とを囲む絶縁材料(324)と、
    を備えることを特徴とするパルス電力印加システム。
  2. 前記陽極(206)が、接地電位を基準としており、前記陰極(204)が、第2の電源(300)の負端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の発明。
  3. パルス化されたX線放射(220)を生成するようになったX線管であって、
    フレーム(208)と、
    前記フレーム(208)に配設された陽極(206)と、
    前記フレーム(208)に配設され、前記陽極(206)に対応する陰極(204)と、
    光エネルギと電気エネルギによる陽極陰極間ギャップ電圧(226)とを与えるように構成された電源(300)と、
    を備え、
    前記光エネルギ及び前記ギャップ電圧がパルス化されてパルス化されたX線放射(220)をもたらすようになっており、
    前記光エネルギ及び前記電気エネルギを前記電源(300)から前記X線管(200)に伝送するための手段が設けら
    前記光エネルギ及び前記電気エネルギを前記電源(300)から前記X線管(200)に伝送するための前記手段が単一ケーブルであり、前記単一ケーブルが、
    光エネルギをX線管(200)に伝送するように構成された導波管(320)と、
    前記導波管(320)の少なくとも一部を前記ケーブルの長さに沿って囲み、電気エネルギを前記X線管(200)に伝送するようになった電気導線と、
    前記導波管(320)と前記電気導線との間に配設され、前記導波管(320)と前記電気導線とを囲む絶縁材料(324)と、
    を備えることを特徴とするX線管(200)。
  4. 前記電源(300)から取り出した電圧をパルス化することにより、前記光エネルギ及び前記ギャップ電圧がパルス化されることを特徴とする請求項1または3に記載の発明。
  5. 前記電源(300)が、前記陽極(206)と電気的に接続された正端子と、前記陰極(204)と電気的に接続された負端子とを含み、前記電源(300)がパルス化された放出電流(218)を生成してパルス化されたX線放射(220)を前記陽極(206)からもたらすようになったことを特徴とする請求項1または3に記載の発明。
  6. 前記X線管(200)が双極性であり、前記陽極(206)が第1の電源(300)の正端子に接続され、前記陰極(204)が第2の電源(300)の負端子に接続され、前記第1及び第2の電源(300)の残りの端子が接地されていることを特徴とする請求項1または3に記載の発明。
  7. 前記光エネルギが、前記電源(300)と作動可能に接続されたレーザー、LED、及びエレクトロルミネセント装置の1つにより生成され、適当な波長のパルス化されたフォトンエネルギを生成して、電子源(212)からの電子放出を最適化するようになっていることを特徴とする請求項1または3に記載の発明。
  8. 前記陰極(204)が、電子源(212)として構成された表面を含み、前記表面に向けられるフォトン(310)によりトリガされて電子(316)を生成するようになっており、前記フォトン(310)が前記光エネルギから生成されるものである、ことを特徴とする請求項1または3に記載の発明。
  9. 前記陰極(204)の表面が、少なくとも1つの純金属、半導体結晶、被覆金属材料、被覆酸化物材料、及び劈開された結晶縁を含む準備された光放出面(312)であることを特徴とする請求項8に記載の発明。
  10. X線管(200)の作動効率を改良するために寸法を縮小する方法であって、
    光エネルギ及び電気エネルギをもたらすように電源(300)を構成し、
    前記光エネルギ及び電気エネルギを前記電源(300)から前記X線管(200)に伝送するための手段により前記電源(300)を前記X線管(200)に接続し、前記X線管(200)に陽極(206)及び陰極(204)を配設して、その間にギャップ電圧が印加されるようにし、
    前記ギャップ電圧をパルス化し、
    パルス化されたX線放射(220)を前記陽極(206)から生成する、
    段階を含み、
    前記光エネルギ及び前記電気エネルギを、前記電源(300)から前記X線管(200)に伝送するための前記手段が、単一ケーブルであり、前記単一ケーブルが、
    光エネルギをX線管(200)に伝送するように構成された導波管(320)と、
    前記導波管(320)の少なくとも一部を前記ケーブルの長さに沿って囲み、電気エネルギを前記X線管(200)に伝送するようになった電気導線と、
    前記導波管(320)と前記電気導線との間に配設され、前記導波管(320)と前記電気導線とを囲む絶縁材料(324)と、
    を備えることを特徴とす方法。
  11. X線管(200)の電源ケーブルであり、
    光エネルギをX線管(200)に伝送するように構成された導波管(320)と、
    前記導波管(320)の少なくとも一部を前記ケーブルの長さに沿って囲み、電気エネルギを前記X線管(200)に伝送するようになった電気導線と、
    前記導波管(320)と前記電気導線との間に配設され、前記導波管(320)と前記電気導線とを囲む絶縁材料(324)と、
    を備えることを特徴とする電源ケーブル。
  12. 前記電気導線が、前記導波管(320)の少なくとも一部を囲み、2つの電気導線(326)を通るパルス化電流の伝送のために表皮効果を最適化するように構成された2つの電気導線(326)を含むことを特徴とする請求項11に記載のケーブル。
  13. 前記2つの電気導線(326)の各々が、前記表皮効果を最適化するように前記ケーブルの周辺部の近傍に配設された円筒形壁の一部として構成されることを特徴とする請求項12に記載のケーブル。
  14. 前記導波管(320)が、光ファイバ及び光ファイバの束の1つを含むことを特徴とする請求項11に記載のケーブル。
  15. 前記導波管(320)がプラスチック及びガラスの1つから作られることを特徴とする請求項11に記載のケーブル。
  16. X線管(200)に供給する電力ケーブル(304)の寸法を縮小する方法であって、
    フォトンエネルギによりトリガされて電子の放出を開始する電子源(212)に光エネルギを光学導波管(320)を用いて伝送し、
    加速電位導線の厚さを減らすように表皮効果を考慮して、前記加速電位導線が前記導波管(320)の周りに周方向に配設されるように構成し、
    絶縁材料を前記導線と前記導波管との間に配設し、前記絶縁材料(324)が前記導線及び前記導波管(320)の周辺部を囲むようにする、
    段階を含むことを特徴とする方法。

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