JPS6351514A - 軟弱地盤表層処理工法における播き出し土砂の厚み測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、軟弱地盤表層処理工法において、播き出さ
れた土砂の厚みおよびその分布を測定する方法に関する
。

（発明の背景）　　） 先に本出願は、超軟弱地盤の表層処理工法の一つとして
シートを用いた表層処理工法を開発した。

この工法は、埋立地、干拓地などにおける通常ヘドロと
称される超軟弱地盤の表面に通気性の繊維シートを展開
敷設し、この上に良質の土砂を播き出し、地盤表面と播
き出し土砂の間に前記シートを介在させるものである。

そして、シートは軟弱地盤の表面との間に密着し、摩擦
抵抗により保持され、その上部の播ぎ出し土砂の荷重を
分散支持し、これによって地盤の流動破壊および播き出
し土砂の地盤内への侵入を防止する。

この方法では、播き出した土砂の厚みを管理することが
重要である。

（発明が解決しようとする問題点） この種の測定方法としては、従来は例えば作業者が棒な
どを地盤面に挿入し、棒がシートの上面に当たることを
確認することにより土砂の厚みを測定するようにしてい
た。しかし、これは感触などによる確＆２であるため、
作業者の勘と経験に頼ることが多く、不正確で手間のか
かるものである。

さらには、一部分のみしか播き出し土砂の厚みを測定す
ることができず、全体の厚み分布を知るまでには至らな
かった。

この発明は以上の問題点に鑑みなされたものであって、
人の勘や経験に頼らずとも精度の良い厚み及びその分布
を筒中に測定できるようにすることを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するため、この発明は、播き出し土砂上
を走行する台車と、台車内にあって、地中に送波面を向
けた送波部と、軟弱地盤表層に埋設されたシートからの
反射波を受波する受波部を備え、前記送波信号と受波信
号の時間差により播き出し土砂の厚みを検出するように
したことを特徴とする。

（作　用） 播き出し土砂の厚みはシートを反射面とした送波および
受波の時間差により自動的に測定でき、かつ台車を動か
すことで、連続的な分布状態を知ることができる。

（実施例） 以下、この発明の測定方法の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。

第１図はこの発明の測定方法を示す概略説明図、第２図
は測定装置の内部回路を示す回路ブロック図である。

図において、１はヘドロなどの超軟弱地盤、２はその上
部に播き出された良質の土砂であり、該土砂２と軟弱地
盤間には通気性のシート３が埋設され、軟弱地盤１と１
１き出し土砂２の層を仕切っている。

測定装置は、播き出し土砂２の上面に沿って走行する台
車４と該走行台車４にむ１プてレーデ光を発射するレー
ザレベル８１５を備えている。レーザレベル計５は播ぎ
出し土砂２の地表面の適宜の位置に設置固定されるもの
で、これが発射するレーザにより水平の基準値を台車４
に与える。

台車４の上部にはターゲツト板６が配置され、このター
ゲラ１−板６を前記レーザレベル計５に向けた状態で計
測者が台車４を押しつつ播き出し土砂２の厚みを測定す
るようになっている。

第２図はその内部回路構成を示すもので、レーザレベル
計５に内蔵されたレーザ発振器５ａのレーザ光は前記タ
ーゲツト板６に設けた受光レベル検知部７で検出される
。該検知部７の出力は光電変換部８で電気信号に変換さ
れ、減算部９の一方側の入力端に供給される。

光電変換部８は地表面の高低に応じた電気信号を出力す
るもので、レーザ光によって仕切られた水平レベルに対
し台車４が上下することによってその値は可変となって
いる。

また、台車４の内部には発議器１０およびこの発振器１
０からの発成パルス出力を地中に向けて反射する送波器
１１と、地中内にあって、前記シート３により反射され
た反射パルス出力を受波する受波器１２とを備えており
、これらの出力値は時間差検出部１３で表面からの深さ
に応じた時間差として演算され、この時間差に応じたシ
ート３の設置位置の深さ、づなわら播き出し土砂２の厚
みを演算するようになっている。

そして、この検出部１３によって演算された値は増幅２
；１５を経て前記減ｎ部９の他方側入力端に供給される
。

減口部９では、台車４を基準としてレーザ光によって仕
切られたレベルに対する台Ｑｉ４の高低を演算する改能
を持っており、この演わ結果は表示部１６および記録計
１７に出力される。

また、台車４内には台車４の測定開始地点を設定づるた
めの設定器１８およびこの設定器１８で設定された位置
を始点として台車４の走行距離に応じてその値を積算す
る積算部１つが設けられている。この積算部１９からの
出力は表示部１６および記録計１７に平行表示される。

つまり、表示部１６および記録計１７では、積算部１９
の値を横軸とし、減算部９の出力を縦軸とする表示ある
いは記録がなされ、これにより。

第１図の断面で示す形状の表示および記録がなされるの
である。

なお、シート３の設置厚みを検出するための手段として
は超音波、電Ｉａ、Ｉ！！あるいは磁気等種々の手段が
ある。また、場合によっては、シート３の表面に反射し
やずい物質を設けても良いことは勿論である。

単に厚み分布のみを測定したい場合にはレーザレベル計
およびこの検出手段は不要であり、この場合には、送波
器および受波器の時間差に応じた厚み分布のみが播き出
し土砂の地表面を一定のレベルとして表示あるいは記録
されることになる。

（発明の効果） 以上実施例により詳細に説明したように、この発明によ
る播き出し土砂の厚み測定方法によれば、単に走行台車
を走行させるだけで自動的に播き出し土砂の厚みおよび
その分布が表示あるいは記録されるため、従来の人手に
よる測定手段に比べて格段の精度で厚みの測定およびそ
の分布状態を知ることができ、土砂播き出し後の厚み管
理用の測定方法として好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した厚み測定方法を示す概略説
明図、第２図は同測定方法における電気的構成を示す回
路ブロック図である。 １・・・・・・軟弱地盤　　　　２・・・・・・播き出
し土砂３・・・・・・シート　　　　　４・・・・・・
走行台車　　　□１１・・・送波器　　　　　１２・・
・受波器１３・・・時間差検出部　　１６・・・表示部
１７・・・記録計

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）播き出し土砂上を走行する台車と、台車内にあっ
   て、地中に送波面を向けた送波部と、軟弱地盤表層に埋
   設されたシートからの反射波を受波する受波部を備え、
   前記送波信号と受波信号の時間差により播き出し土砂の
   厚みを検出するようにしたことを特徴とする軟弱地盤表
   層処理工法における播き出し土砂の厚み測定方法。