JPS6350498Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6350498Y2 JPS6350498Y2 JP15661583U JP15661583U JPS6350498Y2 JP S6350498 Y2 JPS6350498 Y2 JP S6350498Y2 JP 15661583 U JP15661583 U JP 15661583U JP 15661583 U JP15661583 U JP 15661583U JP S6350498 Y2 JPS6350498 Y2 JP S6350498Y2
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- Japan
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Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車等の変速装置におけるシンク
ロメツシユ装置の改良に関するものである。
ロメツシユ装置の改良に関するものである。
自動車等の車両においては、変速操作時の衝撃
を低減するために所謂イナーシヤロツク式のシン
クロメツシユ装置が広く用いられている。今その
代表的構造の一例を第1図について説明すると、
10は図示しない変速機出力軸上に廻転自在に支
承された高速段歯車、12は同出力軸上に廻転自
在に支承された低速段歯車であつて、これら両歯
車10,12は図示しないカウンタシヤフト上に
固定された対応する歯車と常時噛合している。1
4は歯車10,12間において上記出力軸上にス
プライン連結されたクラツチハブであつて、その
円板状部16の外周面には全周に亘つて多数のス
プライン歯が形成され、かつ外周面の複数個所
(通常三個所)にシフテイングキー18を収容す
るキー溝を具えている。上記シフテイングキー1
8は、上記キー溝内で出力軸の軸線に平行な方向
に摺動することができ、かつクラツチハブ14の
両側に配設されたリング状のキースプリング20
によつて半径方向外方に付勢されスリーブ22の
内周面に押圧されている。同スリーブ22は、そ
の内周面にスプライン歯を形成され、上記シフテ
イングキー18を介して上記クラツチハブ14上
に装架されている。更に、同スリーブ22は、そ
の外周面に環状溝24を具え、同溝内には、変速
操作時に上記出力軸の軸線に対し平行に移動せし
められるシフトフオーク26が嵌装されている。
上記高速段歯車10及び低速段歯車12は、夫々
対向する端面に固定されたスプラインピース2
8,30を有し、これらスプラインピースは、実
質的に同形,同寸のコーン部28a,30a及び
同コーン部から半径方向外方に延びた外周部分に
外周スプライン歯28b,30bを具えている。
又上記コーン部28a,30aの外側には、対応
する内周面にコーン部32a,34aを具えかつ
外周部分に外周スプライン歯32b,34bを形
成したシンクロナイザリング32,34が遊嵌さ
れ、同シンクロナイザリング32,34の外周面
の複数個所(通常は三個所)に形成された溝32
C,34C内に上記シフテイングキー18の端部
が十分な遊隙を存し嵌合されている。
を低減するために所謂イナーシヤロツク式のシン
クロメツシユ装置が広く用いられている。今その
代表的構造の一例を第1図について説明すると、
10は図示しない変速機出力軸上に廻転自在に支
承された高速段歯車、12は同出力軸上に廻転自
在に支承された低速段歯車であつて、これら両歯
車10,12は図示しないカウンタシヤフト上に
固定された対応する歯車と常時噛合している。1
4は歯車10,12間において上記出力軸上にス
プライン連結されたクラツチハブであつて、その
円板状部16の外周面には全周に亘つて多数のス
プライン歯が形成され、かつ外周面の複数個所
(通常三個所)にシフテイングキー18を収容す
るキー溝を具えている。上記シフテイングキー1
8は、上記キー溝内で出力軸の軸線に平行な方向
に摺動することができ、かつクラツチハブ14の
両側に配設されたリング状のキースプリング20
によつて半径方向外方に付勢されスリーブ22の
内周面に押圧されている。同スリーブ22は、そ
の内周面にスプライン歯を形成され、上記シフテ
イングキー18を介して上記クラツチハブ14上
に装架されている。更に、同スリーブ22は、そ
の外周面に環状溝24を具え、同溝内には、変速
操作時に上記出力軸の軸線に対し平行に移動せし
められるシフトフオーク26が嵌装されている。
上記高速段歯車10及び低速段歯車12は、夫々
対向する端面に固定されたスプラインピース2
8,30を有し、これらスプラインピースは、実
質的に同形,同寸のコーン部28a,30a及び
同コーン部から半径方向外方に延びた外周部分に
外周スプライン歯28b,30bを具えている。
又上記コーン部28a,30aの外側には、対応
する内周面にコーン部32a,34aを具えかつ
外周部分に外周スプライン歯32b,34bを形
成したシンクロナイザリング32,34が遊嵌さ
れ、同シンクロナイザリング32,34の外周面
の複数個所(通常は三個所)に形成された溝32
C,34C内に上記シフテイングキー18の端部
が十分な遊隙を存し嵌合されている。
上記装置において、変速操作時にシフトフオー
ク26が図において例えば矢印A方向に操作され
ると、先づシフテイングキー18が左動してその
左端面がシンクロナイザリング32の溝32Cの
壁面に摩擦的に係合して同リング32を左方に押
圧し、そのコーン部32aが対応するスプライン
ピース28のコーン部28aと摩擦係合する。次
いで、スリーブ22の内周面の凹部22′とシフ
テイングキー18の上面中央部の突起18′との
係合が外れ、スリーブ22がキースプリング20
を克服してシフテイングキー18を半径方向内方
に押し下げ、シフテイングキーの突起18′を乗
り越えて高速段歯車10の方に移動する。そして
スリーブ22の内周スプライン歯22bがシンク
ロナイザリング32の外周スプライン歯32bと
噛合い、最後にスリーブ22が更に左動してその
内周スプライン歯22bがスプラインピース28
の外周スプライン歯28bと噛合し、高速段歯車
10がスプラインピース28、スリーブ22、シ
ンクロナイザリング32、シフテイングキー1
8、クラツチハブ14を介して出力軸に対し回転
方向に固定され、変速操作が完了する。又上記と
は逆にシフトフオーク26が図中矢印B方向に操
作されると、上記と全く同様のプロセスで低速段
歯車12が出力軸に対し回転方向に固定されるこ
ととなる。
ク26が図において例えば矢印A方向に操作され
ると、先づシフテイングキー18が左動してその
左端面がシンクロナイザリング32の溝32Cの
壁面に摩擦的に係合して同リング32を左方に押
圧し、そのコーン部32aが対応するスプライン
ピース28のコーン部28aと摩擦係合する。次
いで、スリーブ22の内周面の凹部22′とシフ
テイングキー18の上面中央部の突起18′との
係合が外れ、スリーブ22がキースプリング20
を克服してシフテイングキー18を半径方向内方
に押し下げ、シフテイングキーの突起18′を乗
り越えて高速段歯車10の方に移動する。そして
スリーブ22の内周スプライン歯22bがシンク
ロナイザリング32の外周スプライン歯32bと
噛合い、最後にスリーブ22が更に左動してその
内周スプライン歯22bがスプラインピース28
の外周スプライン歯28bと噛合し、高速段歯車
10がスプラインピース28、スリーブ22、シ
ンクロナイザリング32、シフテイングキー1
8、クラツチハブ14を介して出力軸に対し回転
方向に固定され、変速操作が完了する。又上記と
は逆にシフトフオーク26が図中矢印B方向に操
作されると、上記と全く同様のプロセスで低速段
歯車12が出力軸に対し回転方向に固定されるこ
ととなる。
そして、上記公知装置では、シフテイングキー
18を常時半径方向外方に付勢しているリング状
のキースプリング20の存在が必須であり、同期
噛合時及び噛合状態から中立状態への復帰時に、
シフテイングキー18は常時キースプリング20
の半径方向外方への付勢力を受けた状態で軸線方
向に移動する。従つて、一組の高速段及び低速段
歯車10,12間に一対のキースプリング20を
介装するのに相応する軸線方向のスペースが必要
となるので、各歯車のトルク伝達容量が同一であ
れば、それだけ変速機の軸線方向の長さ及び重量
が大きくなり、又反対に変速機の軸線方向長さを
一定とすれば、各歯車のトルク伝達容量が小さく
なる。更にキースプリング20分だけ部品点数が
多くなり、又最小限それ自身の分だけ重量が増加
する。なお又、シフテイングキー18の下面両端
部分には、その軸線方向の移動中にシフテイング
キー18とキースプリング20との係合が保持さ
れるように、突部を設けておかねばならないの
で、その機械加工に手間を要しコストアツプを招
く等の不具合があつた。
18を常時半径方向外方に付勢しているリング状
のキースプリング20の存在が必須であり、同期
噛合時及び噛合状態から中立状態への復帰時に、
シフテイングキー18は常時キースプリング20
の半径方向外方への付勢力を受けた状態で軸線方
向に移動する。従つて、一組の高速段及び低速段
歯車10,12間に一対のキースプリング20を
介装するのに相応する軸線方向のスペースが必要
となるので、各歯車のトルク伝達容量が同一であ
れば、それだけ変速機の軸線方向の長さ及び重量
が大きくなり、又反対に変速機の軸線方向長さを
一定とすれば、各歯車のトルク伝達容量が小さく
なる。更にキースプリング20分だけ部品点数が
多くなり、又最小限それ自身の分だけ重量が増加
する。なお又、シフテイングキー18の下面両端
部分には、その軸線方向の移動中にシフテイング
キー18とキースプリング20との係合が保持さ
れるように、突部を設けておかねばならないの
で、その機械加工に手間を要しコストアツプを招
く等の不具合があつた。
本考案は、上記公知のシンクロメツシユ装置の
欠点を改良するために創案されたもので、同一軸
線上に対設され対向する端部に軸線方向に突出し
たコーン部を具えかつ外周面に外周スプライン歯
を設けた一対の歯車と、上記コーン部と協働する
コーン部を内周面に具えかつ外周面に外周スプラ
イン歯を設けた一対のシンクロナイザリングと、
上記一対のシンクロナイザリング間に配設され内
周面にスプライン歯を有すると共に変速操作時に
シフトフオークによつて軸線方向に移動せしめら
れるスリーブと、上記スリーブの軸線方向移動時
に同スリーブによつて軸線方向に変位せしめられ
上記シンクロナイザリングを上記歯車側に押圧す
るシフテイングキーとを有するものにおいて、上
記シフテイングキーが、半径方向外方及び内方の
端面を金属材料によつて形成され、その中間にゴ
ム等の弾性材料を介装して構成されたことを特徴
とするシンクロメツシユ装置を要旨とするもので
ある。
欠点を改良するために創案されたもので、同一軸
線上に対設され対向する端部に軸線方向に突出し
たコーン部を具えかつ外周面に外周スプライン歯
を設けた一対の歯車と、上記コーン部と協働する
コーン部を内周面に具えかつ外周面に外周スプラ
イン歯を設けた一対のシンクロナイザリングと、
上記一対のシンクロナイザリング間に配設され内
周面にスプライン歯を有すると共に変速操作時に
シフトフオークによつて軸線方向に移動せしめら
れるスリーブと、上記スリーブの軸線方向移動時
に同スリーブによつて軸線方向に変位せしめられ
上記シンクロナイザリングを上記歯車側に押圧す
るシフテイングキーとを有するものにおいて、上
記シフテイングキーが、半径方向外方及び内方の
端面を金属材料によつて形成され、その中間にゴ
ム等の弾性材料を介装して構成されたことを特徴
とするシンクロメツシユ装置を要旨とするもので
ある。
以下本考案の実施例を第2図乃至第4図につい
て具体的に説明する。(なお、これらの図面にお
いて、上記第1図の公知装置と実質的に同一の部
材又は部分には同一符号を用い、詳細な構造の説
明は省略する。)第2図から明らかなように、本
考案装置では、第1図のキースプリング20が設
けられていない点を除いて、その他の構造は実質
的に同等である。そして、シフテイングキー18
それ自体は、第3図乃び第4図に示すように、
夫々金属材料で作られた半径方向外方の端面36
及び半径方向内方の端面38と、これら端面3
6,38間に焼付固着されたゴム等の弾性材料層
40から構成されている。弾性材料層40は、勿
論、耐油性,耐熱性及び耐摩耗性を具備する必要
があり、一例としてポリウレタンゴムで形成され
ることが好ましく、又半径方向外方及び内方端面
36,38は従来の中実(ソリツド)に作られた
シフテイングキーと実質的に同等の金属材料又は
摩耗,曲げ強度等においてより高級な金属材料を
使用し、又端面38はキースプリングを受ける必
要がないので平らな板でよい。更に弾性材料層4
0の出力軸軸線方向の両端部には、第3図に示す
ように凹所42を設けることが望ましく、一方第
4図中に鎖線44で示すように、上記軸線に対し
直角方向には、金属製端面36,38から若干外
方にはみ出してもよい。
て具体的に説明する。(なお、これらの図面にお
いて、上記第1図の公知装置と実質的に同一の部
材又は部分には同一符号を用い、詳細な構造の説
明は省略する。)第2図から明らかなように、本
考案装置では、第1図のキースプリング20が設
けられていない点を除いて、その他の構造は実質
的に同等である。そして、シフテイングキー18
それ自体は、第3図乃び第4図に示すように、
夫々金属材料で作られた半径方向外方の端面36
及び半径方向内方の端面38と、これら端面3
6,38間に焼付固着されたゴム等の弾性材料層
40から構成されている。弾性材料層40は、勿
論、耐油性,耐熱性及び耐摩耗性を具備する必要
があり、一例としてポリウレタンゴムで形成され
ることが好ましく、又半径方向外方及び内方端面
36,38は従来の中実(ソリツド)に作られた
シフテイングキーと実質的に同等の金属材料又は
摩耗,曲げ強度等においてより高級な金属材料を
使用し、又端面38はキースプリングを受ける必
要がないので平らな板でよい。更に弾性材料層4
0の出力軸軸線方向の両端部には、第3図に示す
ように凹所42を設けることが望ましく、一方第
4図中に鎖線44で示すように、上記軸線に対し
直角方向には、金属製端面36,38から若干外
方にはみ出してもよい。
上述した本考案に係るシフテイングキー18
は、組立時にちようどキースプリング20が生起
したと同程度に半径方向に予圧縮されてクラツチ
ハブ16とスリーブ22との間に介装される。従
つて、シフトフオーク26の変速操作時に、上記
第1図の公知装置におけるシフテイングキーと全
く同様に作動し、シンクロナイズ作用を営為する
ことは明らかである。そして、上記本考案装置に
よれば、キースプリング20を設ける必要がない
ので、高速段歯車10と低速段歯車12との間の
軸線方向寸度を相応して小さくすることができ、
つれて変速機の軸線方向の長さを縮少し、重量を
軽減し得る利点がある。又一定の高速段歯車10
と低速段歯車12との間の軸線方向の寸度に対し
ては、キースプリング分だけ歯巾を大きくし、伝
達トルクを増大することができる。更に、キース
プリング20を省略することにより部品点数が少
くなり、更にその重量分だけ軽量にすることがで
きるし、一方シフテイングそれ自体も構造簡単で
安価に製造できる。
は、組立時にちようどキースプリング20が生起
したと同程度に半径方向に予圧縮されてクラツチ
ハブ16とスリーブ22との間に介装される。従
つて、シフトフオーク26の変速操作時に、上記
第1図の公知装置におけるシフテイングキーと全
く同様に作動し、シンクロナイズ作用を営為する
ことは明らかである。そして、上記本考案装置に
よれば、キースプリング20を設ける必要がない
ので、高速段歯車10と低速段歯車12との間の
軸線方向寸度を相応して小さくすることができ、
つれて変速機の軸線方向の長さを縮少し、重量を
軽減し得る利点がある。又一定の高速段歯車10
と低速段歯車12との間の軸線方向の寸度に対し
ては、キースプリング分だけ歯巾を大きくし、伝
達トルクを増大することができる。更に、キース
プリング20を省略することにより部品点数が少
くなり、更にその重量分だけ軽量にすることがで
きるし、一方シフテイングそれ自体も構造簡単で
安価に製造できる。
叙上のように、本考案に係るシンクロメツシユ
装置は、同一軸線上に対設され対向する端部に軸
線方向に突出したコーン部を具えかつ外周面に外
周スプライン歯を設けた一対の歯車と、上記コー
ン部と協働するコーン部を内周面に具えかつ外周
面に外周スプライン歯を設けた一対のシンクロナ
イザリングと、上記一対のシンクロナイザリング
間に配設され内周面にスプライン歯を有すると共
に変速操作時にシフトフオークによつて軸線方向
に移動せしめられるスリーブと、上記スリーブの
軸線方向移動時に同スリーブによつて軸線方向に
変位せしめられ上記シンクロナイザリングを上記
歯車側に押圧するシフテイングキーとを有するも
のにおいて、上記シフテイングキーが半径方向外
方及び内方の端面を金属材料によつて形成され、
その中間にゴム等の弾性材料を介装して構成され
たことを特徴とし、従来の同種装置におけるキー
スプリングを省略し得るので、変速機の軸線方向
の寸度を縮少し、又は変速歯車の伝達トルクを増
大することができ、更に部品点数を少くし製造コ
ストを低減し得る利点があり極めて有益である。
装置は、同一軸線上に対設され対向する端部に軸
線方向に突出したコーン部を具えかつ外周面に外
周スプライン歯を設けた一対の歯車と、上記コー
ン部と協働するコーン部を内周面に具えかつ外周
面に外周スプライン歯を設けた一対のシンクロナ
イザリングと、上記一対のシンクロナイザリング
間に配設され内周面にスプライン歯を有すると共
に変速操作時にシフトフオークによつて軸線方向
に移動せしめられるスリーブと、上記スリーブの
軸線方向移動時に同スリーブによつて軸線方向に
変位せしめられ上記シンクロナイザリングを上記
歯車側に押圧するシフテイングキーとを有するも
のにおいて、上記シフテイングキーが半径方向外
方及び内方の端面を金属材料によつて形成され、
その中間にゴム等の弾性材料を介装して構成され
たことを特徴とし、従来の同種装置におけるキー
スプリングを省略し得るので、変速機の軸線方向
の寸度を縮少し、又は変速歯車の伝達トルクを増
大することができ、更に部品点数を少くし製造コ
ストを低減し得る利点があり極めて有益である。
第1図は従来公知のシンクロメツシユ装置の要
部断面図、第2図は本考案の一実施例を示す第1
図同様の断面図、第3図は第2図におけるシフテ
イングキー18の拡大側面図、第4図は第3図の
−線に沿う断面図である。 10……高速段歯車、12……低速段歯車、1
4……クラツチハブ、18……シフテイングキ
ー、20……キースプリング、26……シフトフ
オーク、28,30……スプラインピース、3
2,34……シンクロナイザリング、36……半
径方向外方端面、38……半径方向内方端面、4
0……弾性材料層。
部断面図、第2図は本考案の一実施例を示す第1
図同様の断面図、第3図は第2図におけるシフテ
イングキー18の拡大側面図、第4図は第3図の
−線に沿う断面図である。 10……高速段歯車、12……低速段歯車、1
4……クラツチハブ、18……シフテイングキ
ー、20……キースプリング、26……シフトフ
オーク、28,30……スプラインピース、3
2,34……シンクロナイザリング、36……半
径方向外方端面、38……半径方向内方端面、4
0……弾性材料層。
Claims (1)
- 同一軸線上に対設され対向する端部に軸線方向
に突出したコーン部を具えかつ外周面に外周スプ
ライン歯を設けた一対の歯車と、上記コーン部と
協働するコーン部を内周面に具えかつ外周面に外
周スプライン歯を設けた一対のシンクロナイザリ
ングと、上記一対のシンクロナイザリング間に配
設され内周面にスプライン歯を有すると共に変速
操作時にシフトフオークによつて軸線方向に移動
せしめられるスリーブと、上記スリーブの軸線方
向移動時に同スリーブによつて軸線方向に変位せ
しめられ上記シンクロナイザリングを上記歯車側
に押圧するシフテイングキーとを有するものにお
いて、上記シフテイングキーが、半径方向外方及
び内方の端面を金属材料によつて形成され、その
中間にゴム等の弾性材料を介装して構成されたこ
とを特徴とするシンクロメツシユ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15661583U JPS6064328U (ja) | 1983-10-08 | 1983-10-08 | シンクロメツシユ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15661583U JPS6064328U (ja) | 1983-10-08 | 1983-10-08 | シンクロメツシユ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6064328U JPS6064328U (ja) | 1985-05-07 |
JPS6350498Y2 true JPS6350498Y2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=30345527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15661583U Granted JPS6064328U (ja) | 1983-10-08 | 1983-10-08 | シンクロメツシユ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6064328U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5092993B2 (ja) * | 2008-08-26 | 2012-12-05 | トヨタ自動車株式会社 | 手動変速機 |
-
1983
- 1983-10-08 JP JP15661583U patent/JPS6064328U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6064328U (ja) | 1985-05-07 |
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