JPS6350497Y2 - - Google Patents

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JPS6350497Y2
JPS6350497Y2 JP6260083U JP6260083U JPS6350497Y2 JP S6350497 Y2 JPS6350497 Y2 JP S6350497Y2 JP 6260083 U JP6260083 U JP 6260083U JP 6260083 U JP6260083 U JP 6260083U JP S6350497 Y2 JPS6350497 Y2 JP S6350497Y2
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JP
Japan
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oil
clutch
case
clutch case
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JP6260083U
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JPS59168025U (ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はオイルクラツチの冷却装置に係り、特
にクラツチデイスクの焼き付きを防止するために
吹き付けられたオイルがクラツチケース内に充満
するのを防止する装置に関する。
従来技術 フオークリフトトラツク等のクラツチの断続が
頻繁に行なわれる荷役用産業車輌にあつては、ク
ラツチデイスクの焼き付きが生じ易い。従来クラ
ツチデイスクの焼き付きを防止する方法としては
クラツチデイスクに対してオイルを吹き付ける方
法が一般的に用いられ、クラツチデイスクに吹き
付けられたオイルはクラツチケース底部に溜めら
れオイルタンクに回収される。
第1図はクラツチデイスクに対してオイルを吹
き付ける装置とオイルを回収する装置の従来装置
を示す一部断面図である。図中1はクラツチケー
スであり、2はオイルタンクより延出されたイン
レツトパイプ、3はアウトレツトパイプでありク
ラツチケース1からオイルタンクへ延出してい
る。前記インレツトパイプ2とアウトレツトパイ
プ3はフローデイバイダ4によつて連結され、該
フローデイバイダ4には両パイプ2,3間をつな
ぐ連通路5と、同連通路5より分岐されて噴射路
6がクラツチデイスク方向に向けて設けられる。
さらに、連通路5のアウトレツトパイプ3寄りに
位置してノズル5′が設けられ、同ノズル5′に対
峙してベンチユリ7を設ける。そしてベンチユリ
7部からはオイルの回収パイプ8が下向きに延設
され、その先端部がクラツチケース1の底部に設
けられるオイル溜り1′に臨む如く設けられる。
図示しないオイルタンクより同じく図示しないオ
イルポンプを介しインレツトパイプ2を経てフロ
ーデイバイダ4内に送り込まれたオイルは連通路
5内を圧送されアウトレツトパイプ3を経て再び
オイルタンク内に還流される。そして連通路5内
を圧送されるオイルの一部は噴射路6を経てクラ
ツチデイスクに対して吹き付けられて冷却作用が
得られ、冷却後オイルは落下してオイル溜り1′
に貯溜される。そしてオイル溜り1′に貯溜され
たオイルは前記連通路5内を圧送されるオイルが
ベンチユリ7を通過する際に生ずる負圧作用によ
り回収パイプ8によつて吸引され、アウトレツト
パイプ3を介してオイルタンク内に回収される。
しかし、オイルポンプの性能低下時や低温時等の
場合には十分な負圧が得られない、又はオイルの
粘度が大きいなどの理由により吸引能力が低下し
オイルがクラツチケース内に充満するためにクラ
ツチデイスクに対する流体抵抗が生じエンジンが
ストツプしてしまう等の不具合が生じる欠点を有
していた。また、従来装置においてオイルの回収
能力が最悪の状態におけるオイルの回収量とオイ
ルの吹き付け量を一致させることにより、クラツ
チケース1内におけるオイルの過溜を防止するこ
とは可能であるが、この場合にはオイルの吹き付
け量が不足しクラツチデイスクの焼き付きを生じ
易くなる欠点を有する。
考案の目的 本考案は、クラツチデイスクに対する十分な冷
却オイル吹き付け量を確保してもクラツチケース
内にオイルの過溜することのないオイルクラツチ
におけるオイル充満防止装置を提供することにあ
る。
考案の構成 クラツチケースをほぼ密封状態にするととも
に、同クラツチケース底部のオイル溜りに液面ス
イツチを設け、同液面スイツチにより作動する電
動モータと同モータに連結してエアポンプを設
け、同エアポンプからの圧縮空気を前記クラツチ
ケース内に導くホースをエアポンプより延設し、
オイル面に圧力を加えることでベンチユリ部で生
じる吸引力を増大させる様に構成されている。
実施例 本考案の具体的な実施例を第2図及び第3図に
従つて説明する。クラツチケース1の上端開口部
はパツキン9を介してケースカバー10がボルト
11により締結されている。またクラツチケース
1のクランクケース側開口部12は図示省略して
あるがクランクシヤフトケースがボルト13によ
り締結され、該クラツチケース1はほぼ密封状態
となつている。14はクラツチケース1内に回転
自在に横架するメインドライブシヤフトであつ
て、該メインドライブシヤフト14にはクラツチ
デイスク15がスプライン嵌合される。前記メイ
ンドライブシヤフト14の端部には図示省略して
あるがパイロツトベアリングを介してクランクシ
ヤフトが同軸上に横架され、該クランクシヤフト
の端部には前記クラツチデイスク15に対して摺
接可能な如く対峙させてフライホイール16が固
着されている。さらに、フライホイール16には
前記クラツチデイスク15を覆う様にクラツチカ
バー17が固着され、該クラツチカバー17の後
面に窓孔18が開けられており、クラツチカバー
17の内側にはプレツシヤプレート19、クラツ
チスプリング20、支点ピン21及びレリーズレ
バー22が配設されている。またオイル吹き付け
装置及びオイル回収装置であるところのインレツ
トパイプ2、アウトレツトパイプ3、フローデイ
バイダ4及び回収パイプ8の配置及びベンチユリ
部等の内部構成は従来技術と同様であるため詳述
を省略する。本考案に係わるオイルの充満防止装
置は前記クラツチケース1底部に設けられたオイ
ル溜り1′の側壁であつて、回収パイプ8の下端
より上部に液面スイツチ23を配設し、該液面ス
イツチ23は外部に設けられた電動モータ24に
接続されており、該電動モータ24はエアポンプ
25と連結される。さらに、エアポンプ25の出
口ポート26はホース27を介してクラツチケー
ス1のケースカバー10に固着された入口ポート
28と連通されている。以上のように構成されそ
の作用は、図示されないオイルタンクよりオイル
ポンプを介しインレツトパイプ2を経て連通路5
内を圧送されるオイルの一部が噴射路6を経てク
ラツチデイスク15に対して吹き付けられたの
ち、それがオイル溜り1′に溜る量に対し、ベン
チユリ部7に生ずる負圧作用を利用するオイル回
収量が少なく、前記オイル溜り1′に貯溜される
オイルが増加して液面スイツチ23に達すると、
該液面スイツチ23が作動し外部に設けられた電
動モータ24が作動する。前記電動モータ24に
よりエアポンプ25が運転され、圧縮空気がホー
ス27を介してクラツチケース1内に送り込まれ
る。前記クラツチケース1はほぼ密封状態に形成
されており、エアポンプ25から圧送された空気
によりオイル液面に圧力が加えられベンチユリ7
部での圧力との差圧が増大することにより回収パ
イプ8を介してオイル溜り1′から回収されるオ
イル量を増加させることが可能となる。オイル回
収量が増え、液面が前記液面スイツチ23より下
がれば該スイツチ23は切れ、電動モータ24が
停止して空気の圧送が止まりオイル回収量はもと
に戻る。
考案の効果 本考案によれば、オイルが過溜した場合はオイ
ル液面に圧力が加えられ、ベンチユリ部との圧力
差を大きくすることによりオイル回収量を必要に
応じて増大可能とした為、過溜防止のために冷却
オイルの吹き付け量を少なくする必要はなく、十
分な冷却オイル吹き付け量を確保でき、クラツチ
デイスクの焼き付きが防止可能である効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を示す一部断面図を示し、第
2図は本実施例の側断面図を示し、第3図は同じ
く本実施例の一部断面図を示すものである。 1……クラツチケース、1′……オイル溜り、
2……インレツトパイプ、3……アウトレツトパ
イプ、4……フローデイバイダ、6……噴射路、
7……ベンチユリ部、8……回収パイプ、10…
…ケースカバー、23……液面スイツチ、24…
…電動モータ、25……エアポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチケース内にオイルタンクより延出する
    インレツトパイプとアウトレツトパイプを設け、
    両パイプ間はフローデイバイダによつて連結し、
    該フローデイバイダは前記両パイプをつなぐ連通
    路と、同連通路より分岐するクラツチデイスク方
    向に向いた噴射路が設けられる一方、連通路には
    ベンチユリ部を設けるとともに同ベンチユリ部入
    口部分からオイル回収パイプを下向きに延設し、
    その先端部をクラツチケースの底部に形成するオ
    イル溜りに臨ませて成るオイルクラツチ冷却装置
    において、クラツチケースをほぼ密封状とし、ケ
    ース下部のオイル溜りに液面スイツチを設け、同
    液面スイツチにより作動する電動モータにエアポ
    ンプを連結して、該エアポンプの出口ポートと前
    記クラツチケースをホースで連結したことを特徴
    とするオイルクラツチ冷却装置のオイル充満防止
    装置。
JP6260083U 1983-04-25 1983-04-25 オイルクラツチ冷却装置のオイル充満防止装置 Granted JPS59168025U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260083U JPS59168025U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 オイルクラツチ冷却装置のオイル充満防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260083U JPS59168025U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 オイルクラツチ冷却装置のオイル充満防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59168025U JPS59168025U (ja) 1984-11-10
JPS6350497Y2 true JPS6350497Y2 (ja) 1988-12-26

Family

ID=30192790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6260083U Granted JPS59168025U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 オイルクラツチ冷却装置のオイル充満防止装置

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JP (1) JPS59168025U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0533780Y2 (ja) * 1985-08-23 1993-08-27
JPH0648190Y2 (ja) * 1987-07-30 1994-12-12 株式会社豊田自動織機製作所 オイルクラッチ冷却装置におけるオイルの充満防止機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59168025U (ja) 1984-11-10

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