JPS63503197A - マラリアに対する保護免疫を与えるポリペプチド類 - Google Patents

マラリアに対する保護免疫を与えるポリペプチド類

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マラリアに対する保護免疫を与えるポリペプチド類技術分野 本発明は、マラリア、特にプラスモジウム・ファルシパルム(町smodium  falciparum)感染に対する保護免疫を付与するのに適した抗原性を 有するポリペプチド類、その製造方法、該ポリペプチド類を含有するワクチン、 およびこれらを用いる免疫学的な方法に関する。
従来技術 ヒト・マラリア寄生虫プラスモジウム・ファルシパルムは、ヒトにおいて免疫応 答を誘導する多数のポリペプチド類をコードしている。最近になって、分子クロ ーニング法は、この複合混合物中に存在する個々のポリペプチド抗原を分析する ことを容易なものにした[ケンプ等(Kemp et al、、1983)]。
クローンされた配列を発現する大腸菌(Escherichia coli)コ ロニーをヒト抗体でスクリーニングすることによって、これらの抗原類を発現す る多くのcDNAクローンが単離された。これらクローンのスクリーニングおよ び製造は、国際特許出願明細書To 8410291?(参考のために記載した )に詳細に記載されている。RESAと命名された、リング−感染した赤血球表 面抗原に対するある特定のクローンされた抗原が、国際特許出願To 8610 1802(参考のために記載した)に完全に記載されている。本発明は、β−ガ ラクトシダーゼとの融合タンパク質としてのRESAフラグメントが、サルをプ ラスモジウム・ファルシパルムの有毒株によるチャレンジから保護することがで きるという発見に基づいている。この実験に用いたサルの血清を分析すると、2 種類のペプチド(その配列は、RESAの特徴的な反復配列に由来する)のどち らかに対する抗体と保護の間に強い関係が示された。第1のペプチドは長さが2 2アミノ酸であり、11アミノ酸配列DDEHVEEPTVAの直列反復からな り、一方、第2のペプチドは配列旦旦Σゆる5°反復領域の一部であり、一方、 8アミノ酸配列は3°反復領域に見い出される。
すなわち、本発明は、プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原の5°あ るいは3°反復領域、それらの誘導体類、それら領域の一部、それら領域の一部 の誘導体類、11アミノ酸および8アミノ酸反復単位、それらの一部あるいは誘 導体類、あるいは上記ペプチド類の組合わせ物あるいはマルチマーを含むペプチ ド類あるいはポリペプチド類を含有するワクチンで免疫化することによって、哺 乳動物マラリア、特にファルシパルムマラリアに対する保護免疫を誘導すること ができるというアプローチに基づいている。
一般的に、抗原が大きいほど免疫原性が高くなるようである。逆に、30アミノ 酸あるいはそれ以下のアミノ酸からなる小さいペプチド類は免疫原性がないよう である。通常の操作では、小さいペプチド類は比較的大きい担体分子[たとえば 、破傷風トキソイド、ジフテリアトキソイド、キーホール・リムビット・ヘマシ アニン(keyhole limpit haemacyanin)]と化学的 に結合させて免疫原性を向上させる。従って、化学的に合成した11アミノ酸あ るいは8アミノ酸ペプチド(あるいはそれらの複合体)を適当な担体分子と結合 させることによってワクチンを創製するのは可能性のあるアプローチである。
最も免疫原性の高いワクチンは、免疫システムにRESA反復エピトープ類を多 数与えるものであろうと予想することもできる。化学的に合成されるペプチド類 については、達成可能な長さに実際上の限界が存在する。市販ワクチン用の、コ スト−効果の高いペプチドは比較的短いものであり、20〜30アミノ酸である にすぎないであろう。従って、本発明は、マラリアワクチンへの合成的なアプロ ーチだけでなく、組換え分子(そのマラリア配列はRESA分子から誘導されて いる)の発現に基づくアプローチをも含むものである。
発明の説明 第1の態様において、本発明はポリヌクレオチド配列を提供するものであり、こ れには、その配列がプラスモジウム・ファルシパルムの完全長さのRESA分子 に由来している第1のポリヌクレオチド配列、該第1のポリヌクレオチド配列と ハイブリダイズするポリヌクレオチド配列、1つあるいは多数の塩基の置換、欠 失、挿入および変位を含む突然変異により該第1の配列あるいはハイブリダイズ する配列と関連しているポリヌクレオチド配列、あるいは発現の際に天然゛のプ ラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原由来のポリペプチドあるいは該ポ リペプチドと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプチドをコード しているポリヌクレオチド配列が含まれる。
本発明のこの態様には、実施例に記載したポリヌクレオチド配列を含む、上記配 列の一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物、あるいは上記 配列の一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマルチマー であるポリヌクレオチド配列が含まれる。
また、本発明のこの態様には、本発明に係るポリヌクレオチド配列を選択するた めの方法であって、1またはそれ以上のヌクレオチド配列を提供し、プラスモジ ウム・ファルシパルムのRESA抗原領域の全部、一部、類似体、同族体、誘導 体、それらのマルチマーあるいは組合わせ物をコードしていることがわかってい るヌクレオチド配列と該配列のどれがハイブリダイズするかを調べることからな る方法も含まれる。
この態様」こよれば、本発明により、本発明に係るヌクレオチド配列の同定に有 用なプローブであって、プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原領域由 来のヌクレオチド配列、あるいはプラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗 原領域と類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプチドをコードして いるヌクレオチド配列、あるいは該配列とハイブリダイズする配列、およびラベ ルからなるプローブが提供される。
第2の態様において、本発明は、本発明に係るポリヌクレオチド配列の製造方法 を提供するものであり、その方法は以下のようであってよい: 1、本発明に係るポリヌクレオチドのマルチマーの反復単位を含むヌクレオチド 配列を合成し、次いで酵素により該ヌクレオチド配列を「頭部−尾部」結合させ て反復単位のマルチマーを作成する。
2、(a)本発明に係るペプチドあるいはポリペプチド単位を構成しているアミ ノ酸配列を1またはそれ以上のRNA配列がコードしている、多数のRNA配列 を提供し、 (b)該RNA配列に相補的な第1の鎖のDNA配列を合成し、(c)該第1の 鎖のDNA配列に相補的な第2の鎖のDNAを合成して2重鎖cDNAを作成し 、 (d)該cDNA配列を自律的に複製するクローニングベクターに挿入して組換 えクローニングベクターを作成し、(e)工程(d)の組換えクローニングベク ターで宿主細胞を形質転換し、 (f)挿入されたDNA配列が本発明に係るペプチドあるいはポリペプチド単位 をコードしている形質転換宿主細胞を選択し、(g)工程CF>の形質転換宿主 のクローニングベクター内に含まれている挿入DNA配列を同定し、 (h)該挿入cDNA配列を単離し、 (i)酵素による制限、超音波による剪断、または酵素DNase■あるいはB a131による消化のいずれかによって、またはこれら方法の組合わせによって 、RESA DNAの適当なフラグメントを調製し、そして (D本発明に従う適切な条件下で、酵素により該フラグメントを「頭部−尾部」 結合させて反復単位のマルチマーを作成する。
3 、RE S A抗原の遺伝子を含有するゲノムDNA(プラスモジウム・フ ァルシパルムの)を単離し、そして(a)酵素による制限、超音波による剪断、 または酵素DNaseIあるいはBa131による消化のいずれかによって、ま たはこれら方法を種々組合わせることによって、RESA DNAの種々フラグ メントを作成し、 (b)酵素により、RESA DNAの単離したフラグメントを「頭部−尾部」 結合させてこれらフラグメントのフレーム内マルチマーを作成する。
8アミノ酸の反復領域をコードしているポリヌクレオチドを合成によって調製す るのが好ましい(この領域を区切っている適当な制限酵素部位が、11アミノ酸 の反復をコードしている領域とは異なり、天然の配列中に存在しないので)。し かし、このアプローチは、クローンされたcDNAあるいはゲノムDNAからの 8アミノ酸反復領域の単離、それに続く、8アミノ酸反復を含む制限フラグメン ト(実質的に8アミノ酸反復領域だけを含むDNAフラグメントが得られるよう エキソヌクレアーゼで切り取ったフラグメント)の単離を妨げるものではない。
また、本発明は、ベクターDNAおよび本発明の第1の態様に従うポリヌクレオ チド配列であるポリヌクレオチド配列を含有するDNA挿入体であることを特徴 とする、組換えDNA分子を提供するものである。
この組換えDNA分子のベクターDNAは、プラスミド、ウィルスまたはバクテ リオファージDNAからなる。
適当なプラスミドニハ、pUC13、psKs106、pLK57、pLV85 、pPLc245、ptacl 2H,pBTA395、p〜VT571および pBTA260が含まれる。適当なウィルスには、ウシ乳頭腫ウィルス、アデノ ウィルス類、ワクシニアレトロウィルス類、バキュロウィルス類、エプスタイン −バーウィルスおよび5V−40ベースのウィルス類が含まれる。適当なバクテ リオファージには、M13およびλが含まれる。本発明に係る組換えDNA分子 の範囲内に含まれるのは、発現コントロール配列がDNAに機能的に結合してい る組換えDNA分子である。これにより、ヘテロローガスな系での分子の発現が 得られる。好ましいものとして、本発明は、実施例に記載の、発現コントロール 系に機能的に結合したDNA分子を提供するものである。
また、本発明は、本発明に係る組換え分子で形質転換された形質転換宿主を提供 するものである。この宿主細胞は、細菌細胞、酵母、菌類、および植物およびヒ ト細胞を含む高等真核細胞から選ぶことができる。本発明は、プラスモジウム・ ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5°あるいは3゛ 反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物 のマルチマーあるいはモノマーであるポリペプチド、または該プラスモジウム・ ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5゛あるいは3゛ 反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物 のマルチマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポ リペプチド、または該プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグ メント、ならびに特に5゛あるいは3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族 体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマーと類似の 生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプチドを発現しうる形質転換宿主を 含むものである。
本発明は、プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、な らびに特に5゛あるいは3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体 あるいはそれらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマーであるポリペプチド 、または該ポリペプチドと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプ チドをコードしているDNAを有するように宿主を形質転換するための方法であ って、適当な宿主を用い、該宿主に本発明に係る組換えDNA分子を導入するこ とからなる方法を提供するものである。
また、本発明は、本発明に係る形質転換宿主の発現産物であって、プラスモジウ ム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5゛あるいは 3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わ せ物のマルチマーあるいはモノマーであるポリペプチド、または該プラスモジウ ム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5′あるいは 3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わ せ物のマルチマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示 すポリペプチドからなる産物をも提供するものである。
また、本発明は、実質的に純粋な形のこのような発現産物をも包含するものであ る。
さらに、この発現産物は、形質転換宿主の、またはその他の、発現レベルの増加 を宿主に引き出すことができるか、あるいはさらに免疫原性の高い分子の産生を 導く第1のペプチド配列、およびプラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗 原のフラグメント、ならびに特に5°あるいは3゛反復単位の、全部、一部、類 似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマ ーであるか、または該プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグ メント、ならびに特に5°あるいは3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族 体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマーと類似の 生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプチドである第2のペプチド配列か らなる融合産物であることもできる。
また、本発明は、プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原の種々の部分 、ならびに特に5°あるいは3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘 導体あるいはそれらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマーを含有するポリ ペプチド、または該プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原の種々の部 分、ならびに特に5°あるいは3゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、 誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマーと類似の生物 学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプチドを生合成するための方法であって : プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に 5°あるいは3°反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそ れらの組合わせ物のマルチマーあるいはモノマー、またはプラスモジウム・ファ ルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5′あるいは3°反復 単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマ ルチマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペ プチドに対応しているか、または発現の際にコードしている第1のDNA配列を 含むD N A挿入体であることを特徴とする組換えDNA分子を得: 該組換えDNA分子で宿主を形質転換して、該宿主が、プラスモジウム・ファル シパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5°あるいは3°反復単 位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマル チマーあるいはモノマーからなるポリペプチド、またはプラスモジウム・ファル シパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5′あるいは3°反復単 位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマル チマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプ チドを含有するタンパク質産物を発現することができるようにし;そして 該宿主を培養して該発現物を得、タンパク質産物を集めることからなる方法を提 供するものである。
第3の態様において、本発明は、プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗 原に対する哺乳動物の免疫応答を刺激するための組成物であって、プラスモジウ ム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5°あるいは 3°反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わ せ物のマルチマーあるいはモノマーからなるポリペプチド、またはプラスモジウ ム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5°あるいは 3°反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わ せ物のマルチマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示 すポリペプチドの少なくとも1種を、薬学的に許容しうる担体および/またはア ジュバントとともに含有するか、またはそのようなポリペプチド単独からなる組 成物を提供するものである。
適当なアジュバントには、ムラミルジペプチドなどの種々マイコバクテリウムの 抽出物およびアルヒドロゲルが含まれる。
また、この態様は、該組成物を製造するための方法であって、本発明に係るポリ ペプチドの少なくとも1種の有効量を調製するための工程群および所望により該 有効量を薬学的に許容しうる担体および/またはアジュバントと混合することか らなる方法をも提供するものである。
適当な投与量範囲はl投与あたり0.1μ9〜3mgである。
第4の態様において、本発明は、マラリア、特にファルシパルムマラリアに対し て免疫を付与する方法であって、本発明に係る組成物あるいはポリペプチドの有 効量を哺乳動物に投与することからなる方法を提供するものである。
さらに別の態様は、抗マラリア抗体の検出に有用な、本発明に係るポリペプチド 含有の試薬を提供するものである。
また、本発明は、抗マラリア抗体を検出するための方法であって、プラスモジウ ム・ファルシパルムのRESA抗原のRES/l子の領域、ならびに特に5°あ るいは3°反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの 組合わせ物のマルチマーあるいはモノマーであるポリペプチド、または該プラス モジウム・ファルシパルムのRESA抗原の5°あるいは3°反復単位を含むR ESA分子の領域の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組 合わせ物のマルチマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性 を示すポリペプチドを調製し、そして該ポリペプチドを検定に用いて抗マラリア 抗体を検出することからなる方法を提供するものである。
さらに別の本発明に係る試薬には、本発明に係るポリペプチドに対して生成させ た抗体であって、マラリア抗原の検出に有用な抗体が含まれる。
また、本発明は、マラリア抗原を検出するための方法であって:プラスモジウム ・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、ならびに特に5゛あるいは3 ゛反復単位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ 物のマルチマーあるいはモノマーであるポリペプチド、または該プラスモジウム ・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメント、特に5°あるいは3゛反復単 位の、全部、一部、類似体、同族体、誘導体あるいはそれらの組合わせ物のマル チマーあるいはモノマーと類似の生物学的あるいは免疫学的活性を示すポリペプ チドを調製し;該ポリペプチドに対する抗体が生成するように、動物を該ポリペ プチドで免疫学的にチャレンジし;そして該抗体を検定に用いてマラリア抗原を 検出することからなる方法を提供するものである。
本発明の別の態様によれば、哺乳動物の血液段階のプラスモジウム・ファルシパ ルム抗原に対する免疫化のためのワクチン組成物であって、配列: (DDEHVEEPTVA)n。
(EENVEHDA)n、および (E E N V )n [配列中、nは正の整数である] からなる群から選ばれる配列、または削除および/または保存的置換によってこ れらから導かれる関連配列の少なくとも1つを有するか、または含有している合 成ペプチド(この合成ペプチドは、所望により担体分子に結合される)を、それ らの薬学的に許容しうる担体とともに含有する組成物が提供される。
この合成ペプチドは、(DDEHVEEPTVA)nおよび(EENVEHDA )n [ここで、nは正の整数であるコから選ばれる配列の少なくとも1つを有 するか、または含有しているのが好ましい。上記のように、本発明は、担体分子 と結合していることもある反復オリゴマーとして、メリーフィールド(Merr if 1eld)固相合成あるいはその他の適当な方法で合成したある種のペプ チド類を、薬学的に許容しうる担体とともに用いて、プラスモジウム・ファルシ パルムによる感染の結果から保護する免疫応答を刺激することに関する。
また、合成ペプチドに対する免疫応答を刺激し、それによって組成物の保護効果 を高めるために、本発明のワクチン組成物は、たとえばリン酸アルミニウムなど のアジュバントを含有していてもよい。
発現コントロール配列と機能的に結合した適当なヌクレオチド配列からなる組換 えDNA分子、またはそのような組換えDNA分子を含有する組換えDNAクロ ーニング媒体あるいはベクターを含んでいる宿主細胞中での発現によって、本発 明のワクチン組成物に用いるペプチドを調製することができる。このようにして 発現される合成ペプチドは、所望の配列を有するか、あるいは含んでいる部分、 およびそれに融合した組換えDNA分子のDNAがコードしている付加的なポリ ペプチドからなる融合ポリペプチドであってもよい。
別法では、この合成ペプチドを、化学的手段、たとえばよく知られた上記のメリ ーフィールド固相合成法(Merrifield、 1963)によって調製し てもよい。
図面の簡単な説明 以下の詳細な説明および添付の図面により、本発明の細部がさらに明らかなもの となるであろう。
第1図:酵母株AH22中に産生じたRESA−特異的なタンパク質の検出。発 現ベクターpBTA260だけ(レーンA)を含有するか、またはRESAの2 .8kbX+ulフラグメント(レーンB)あるいはRESAの3 、2 kb フラグメント(レーンC)のどちらかをpBTA260に挿入した組換えベクタ ーを含有する株AH22゜レーンDおよびEは、酵母株MT302−1c中での 、RESAの2.8kbXmnlおよび3 、2 kbフラグメントの発現をそ れぞれ示す。RESA−特異的なタンパク質は、Ag632−ベータガラクトシ ダーゼ融合タンパク質に対するアフィニティー精製抗体を用い、ウェスタンプロ ット分析で検出した。
第2図:ベクターpSKS l 06(レーンA)、pBTA354(レーンB )、pty C9(レーンC)またはpBTA356(レーンD)を含RESA −特異的なタンパク質の検出。RESA−特異的なタンパク質は、第1図につい て記載したようにして検出した。
第3図二大腸菌中で発現されるRESA−特異的なタンパク質の検出。1.3k b EcoRIフラグメントの発現の検出(第3B図)に用いた抗体がRESA の3′反復領域に対するモノクローナルであること以外は、第1図について記載 したようにしてRESA−特異的なタンパク質を検出した。
第3A図:ベクターpBTA368を含有する3M107の1 on−突然変異 体中でのRESA−特異的なタンパク質の検出を示しているが(レーンl)、親 ベクターpUC13を含有している同一の宿主株は検出しうるRESA−特異的 なタンパク質を全く産生じない(レーン2)。
第3B図:ベクターpBTA367を含有するJM109株中でのRESA−特 異的なタンパク質の検出を示しているが(レーンl)、ベクターpBTA395 (pUCl 3と密接に関連しているベクターであり、その多重クローニング部 位だけが異なっている)を含有する同一の宿主株は検出しうるRESA−特異的 なタンパク質を全く産生じない(レーン2)。
第4図:大腸菌株JM109中でのβ−ガラクトシダーゼ−A8632融合タン パク質の検出。レーンAおよびCは、それぞれ発現ベクターpsKs106およ びpBTA286のコントロール下で産生される、β−ガラクトシダーゼの完全 な長さのおよび短くなった誘導体(矢印)の発現を示している。レーンBおよび Dは、それぞれ発現ベクターpBTA224、およびpBTA286に密接に関 連したベクターのコントロール下で産生される、対応するβ−ガラクトシダーゼ −Ag632融合タンパク質の発現を示している:この後者ベクターはpBTA 286とは異なるフレームに多重クローニング部位を有しているが、それ以外は pBTA286と同じである。電気泳動によって分離した全細胞タンパク質を含 有している5DS−ポリアクリルアミドゲルのクーマツシー(Coomass  ie)染色によって融合タンパク質を見えるようにした。5°反復領域に対する モノクローナル抗体を用い、ウェスタンプロット分析によって、融合タンパク質 (レーンBおよびDの矢印)がRESA−特異的であることを確認した(データ は示していない)。
第5図:大腸菌株JM109でのβ−ガラクトシダーゼ−Ag28融合タンパク 質の検出。レーンAは、発現ベクターpsKs106のコントロール下で産生さ れる、JM109での完全な長さのβ−ガラクトシダーゼ(矢印)の発現を示し 、一方、レーンBは、発現ベクターpBTA224のコントロール下のβ−ガラ クトシダーゼ−Ag28融合タンパク質(矢印)の発現を示している。3°反復 領域に対するモノクローナル抗体を用い、ウェスタンプロット分析によって、矢 印のバンド(レーンB中の)がRESA−特異的であることを確認した(データ は示していない)。
第6図:酵母株Ag22中での、天然に近いタンパク質として、およびPGK− 融合タンパク質としてのAg632 Bの検出。レーンBおよびDは、ベクター pBTA380を含有する細胞中でのPGK−融合タンパク質(レーンB)とし ての、およびベクターpBTA535を含有する細胞中での天然に近いタンパク 質(レーンD)としての、Ag632 Bの発現を示している。レーンAおよび Cは、親ベクターpMA27およびpBTA261 (pBTA260に密接に 関連したベクターであり、部分的EcoRI2μmDNA由来のDNAセグメン トの配向だけが異なっている)をそれぞれ含有する細胞中で産生されるRESA −特異的なタンパク質が存在しないことを示してい°る。5°反復領域に対する モノクローナル抗体を用いること以外は、第1図で記載したようにしてRESA −特異的なタンパク質を検出した。
第7図:それぞれ、IPTGの存在下および非存在下で増殖させた、大腸菌株J MIOI(レーンC,D)、JM109(レーンE1F)、3M107 頃〔( レーンG、H)、NB42F’(レーン11J)、NB42(レーンに、L)、 TG894(レーンM、N)、およびAKBC2B(レーン0、P)での、発現 ベクターpBTA395のコントロール下の、Ag632Bのウェスタンプロッ ト分析。レーンAおよびBは、挿入体を欠くプラスミドを有する大腸菌株NB4 2を示している。このウェスタンをAg632のβ−ガラクトシダーゼ融合体に 対するアフィニティー精製抗体でプローブし、結合した抗体をヒツジ抗−ウサギ IgG−アルカリホスファターゼコンジュゲートで検出した。
第8図:大腸菌株JMI 09cl 857(A)およびPL459(B)にお いて、発現ベクターpLV85のコントロール下で産生されるAg632Bのウ ェスタンプロット分析。この細胞を本明細書中に記載したようにして熱−誘導し た。レーン1.3は28℃で増殖させた細胞を、レーン2.4は42℃で増殖さ せた細胞を含んでいる。
(A)および(B)のレーンlおよび2は、挿入体を欠くプラスミドを有する対 照株を示している。このウェスタンを第7図について記載したようにしてプロー ブした。
第9図:大腸菌株JMIOI(A)、NB42F”(B)、JMI 07亘(C )およびJM109(D)での、発現ベクターpBTA395のコントロール下 の、天然の5゛反復のウェスタンプロット分析。(A)および(D);レーンl および2は挿入体を欠くプラスミドを有する対照株を示し、レーン3および4は モノマー、レーン5および6はダイマー、レーン7および8はトリマーおよびレ ーン9および10はヘキサマー。(B)および(C):レーン1および2は、モ ノマー、レーン3および4はダイマー、レーン5および6はトリマーおよびレー ン7および8はヘキサマー。細胞をそれぞれI PTGの存在下および非存在下 で増殖させた。このウェスタンを第7図について記載したようにしてプローブし た。
第10図二大腸菌株PL459において、発現ベクターpI、V85のコントロ ール下で産生させた天然の5°反復モノマーのウェスタンプロット分析。レーン AおよびBは挿入体を欠くプラスミドを有するPL459株を、レーンCおよび Dはモノマー含有株を示す(それぞれ、28℃および42℃で増殖させた)。こ の細胞を本明細書中に記載したようにして熱−誘導した。このウェスタンを第7 図について記載したようにしてプローブした。
第11図:大腸菌株JM101(A)、C600λ(B)、TG894(C)お よびN842F’(D)での、発現ベクターpBTA395のコントロール下の 、合成の5゛反復のウェスタンプロット分析。(A)、(B)および(C)レー ンlおよび2はトリマー、レーン3および4はペンタマー、およびレーン5およ び6はヘプタマーを示す。5°反復挿入体を欠くプラスミドを有する対照株を( C)レーン7および8に示す。(D);レーンlおよび2はトリマーを示し、レ ーン3および4はヘプタマーを示す。細胞をそれぞれI PTGの存在下および 非存在下で増殖させた。このウェスタンを第7図に記載したようにしてプローブ した。
β−gal −Agf332融合産物を臭化シアン消化することによって得たペ プチドを、本明細書中に記載のようにしてDEAE−セファセル(Sephac el)で分画した。ピーク(C)は、5°反復領域を含有するペプチドに対応し ている。
第12図からの、ピークCを含有している分画の一部を20%5DS−PAGE で電気泳動にかけ、次いで明細書中に記載のようにしてニトロセルロースに移し た。アルカリホスファターゼと結合した抗−マウスIgG抗体およびクローンA g632(FP Ag632)が産生ずる融合タンパク質に対して生成したモノ クローナル抗体(Mab306.14)を用いてバンドを検出した。
第14図:大腸菌中で発現したRESA遺伝子およびセグメントに予想される構 造。示した構造は、クローンされたFC27cDNAの配列(Ag46ヌクレオ チド3,270−4.586)に結合させた(内部EcoRI部位で)、プラス モジウム・ファルシパルム単離体FCQ27/PNG(Fe12)からのクロー ンされた染色体性Bc。
RIフラグメントの配列(ヌクレオチド1−3,269)からなる。
大腸菌中で発現させ、Aotusサルのワクチン接種に用いたフラグメントの相 対位置および終点が示されている。
第15図:構築物Δ11に含まれているRESAの3.59kbフラグメントの 模式図。
第16図:酵母発現ベクターpBTA260およびpBTA261の構築工程の 概略図。
第17図:制限酵素H4nflおよびAluIを用いて、完全長さのRESA  DNAから切断したRESAの5°反復領域の配列。適当なdNTPの存在下、 フレノウ酵素を用いて、切断した分子の5°末端を2本鎖形に変換した。
第18図ニブラスミドpBTA559を得るためにI)BTA395の多重クロ ーニング部位領域に挿入したR’ESAの天然5°反復領域の配列。翻訳された 配列は、予想したアミノ酸配列の発現産物を与える。
第19図二頭部−尾部ライゲートして(33−mer)aD N A分子を得、 これにアダプターを付加してベクターpBTA395へのライゲートを可能にす るための、合成11アミノ酸反復単位の配列。これによってベクターpBTA5 40が得られ、その配列の一部をここに示した。モノマーと呼ばれるこの挿入体 は、BglllおよびBamHIで消化した後に単離すると、さらに別の頭部− 尾部自己ライゲートのベースとなる。
第20図:クローンAg2Bから単離した融合ポリペプチドで免疫化したA o tusサルでの抗体応答を示している(グループl)。
A、BSAにコンジュゲートしたEENVEHDAと反応する抗体 B、BSAにコンジュゲートした(E E N V )4と反応する抗体実線は 、治療することなく回復したサルを示している。破線は、10%寄生虫血症に達 し、治療されたサル、または10%寄生虫血症に達する前にマラリアで死んだサ ルを示している。
第21図:クローンAg632から単離した融合ポリペプチドで免疫化したAo tusサルでの抗体応答を示している(グループ2)。
A、B5A1.::)ンジュゲートした( D D E HV E E P T  V A ) tと反応する抗体 B、BSAにコンジュゲートした(EENV)、と反応する抗体すべてのサルが 治療することなく回復した。
第22図:クローンAg631およびAg633から単離した融合ループ3)。
A、B5Al:コンジュゲートした( D D E HV E E P T V  A ) xと反応する抗体 B、BSAにコンジュゲートした(EENV)、と反応する抗体実線は、治療す ることなく回復したサルを示している。破線は、lO%寄生虫血症に達し、治療 されたサル、またはlO%寄生虫血症に達する前にマラリアで死んだサルを示し ている。
第23図二マイクローEL I SAで測定した、RESA合成ペプチドで免疫 化したマウスの抗体応答。KLHと結合さ仕たペプチドは次のもノテあった:E ENVEHDA(RESA 3°−1)、黒枠;(EENV)、(RESA 3 °−2)、斜線を引イタ棒、DDEHVEEPTVAY(RESA 5°−IY )、陰影を付ケタ棒;および対照として、NP7S−1,すなわちプラスモジウ ム・ファルシパルム単離体NF7S抗原の2つの反復に対応している16−アミ ノ酸ペプチド、白樺。完全フロインドアジュバントとKLHコンジュゲートI0 0μ9でマウスを免疫化し、4週間後に不完全アジュバント中の同一量のコンジ ュゲートでブースター処理した。ブースター処理の2週間後に抗体測定用の血液 を採取した。RESAの5°反復(FPAg632)および3°反復(1;’l )Ag2B)に対応している融合ポリペプチド(下の枠)、およびBSAとコン ジュゲートした合成ペプチド(上の枠)のそれぞれに対し、1種類の希釈(1: 250)で、血清を複数回検定した。3匹のマウスだけが生き残ったRESA  5°−IYで免疫化した群を除き、結果は5回の平均である。
第24図:マイクロ−ELI SAで測定した、マウス抗−RESAペプチド抗 血清とプラスモジウム・ファルシパルムに感染した赤血球の超音波処理物(単離 物FC27)との反応性。それぞれの棒は、個々のマウスで得られた値である。
本明細書中、PBTA382、pBTA535、pBTA379、pBTA53 7およびpBTA356と命名した株の寄託は、それぞれ取得番号ATCC67 350、ATCC67349、ATCC67348、ATCC67351および ATCC67347の−〇コレクション(American Type Cu1 ture Co11ection、Bethesda、Maryland、U、 S、A、)に行った。
(a)大腸菌:細菌細胞を初期対数期まで増殖させ、使用する発現システムに応 じて誘導した。lacプロモーターを含有しているものを、富培地(トリプトン 大豆ブロス)または最小培地(Mq塩+グリセリン)中、37℃で増殖させ、1 mMイソプロピル−チオ−ガラクトシド(IPTG)で誘導し、さらに2〜4時 間収穫前に増殖させた。
始めに、λPLプロモーターを含有する細胞(感温性リプレッサーCl857と ともに)を富培地中、30℃で増殖させ、次いで、4時間、42℃にして誘導し た。次いで、細胞を遠心し、ベレットを電気泳動試料緩衝液に懸濁し、5〜15 分間煮沸してタンパク質を変性した。
(b)酵母:2%グルコース含有の最小培地中、対数期まで増殖させることによ って酵母細胞を誘導した。細胞ペレットを集め、1mMフェニルメチルスルホニ ルフCリド(PMSF)含有の蒸留水中、ガラスピーズとのポルテックス撹拌に よって細胞を破壊した。次いで、全細胞破片を試料緩衝液中で2〜5分間煮沸し てタンパク質を変性した。
酵母または大腸菌からの全細胞タンパク質試料を上記のようにして調製し、5D S−ポリアクリルアミドゲルによる1次元電気泳動で分離した。次いで、タンパ ク質のバンドを、クーマツシーブルーでゲルを染色することによって見えるよう にするが、または免疫プロット用にニトロセルロースシートに移した。
免疫プロットによるタンパク質の分析 電気泳動によってタンパク質を5DS−ポリアクリルアミドゲルからニトロセル ロースシートに移した。次に、このシートをブロッ) (B 1ottoX 5 %脱脂粉乳のリン酸緩衝食塩水)中でインキュベートし、次いで以下に挙げる抗 −RESA抗体の1つとともにインキュベートした: (i)β−ガラクトシダーゼ−Ag632融合タンパク質に対するウサギ抗血清 (大腸菌および酵母抽出物に対して予め吸着した)、(ii)β−ガラクトシダ ーゼ−Ag632融合タンパク質に対するアフィニティー−精製した抗体、また は(iii)5°または3°反復領域のどちらかに対するモノクローナル抗体。
このシートを洗浄し、次いで 1tJ−タンパク質Aとともにインキュベートし 、洗浄し、オートラジオグラフィーにかけるか;または、アルカリホスファター ゼとコンジュゲートした抗−ウサギIgGとともにインキュベートし、洗浄し、 基質(5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−ホスフェート)で現像した。
5°反復領域に対するモノクローナル抗体はタンパク質Aと結合することができ ないので、アフィニティー−単離したヒツジ抗−マウスIgG[シレヌス(Si  Ienus)]との中間インキュベートは、このモノクローナルによる免疫検 定においてItJ−タンパク質Aを使用することを可能にした。このような場合 、タンパク質Aとのインキュベートは、pH8,8に緩衝化したプロット中で行 なった。
DNA法 DNAの単離および操作に用いた方法のすべては、マニアナイス等(Mania tis et al、、19g2.”)lolecular Cloning” 、Co1d Spring !Iarbor Laboratory)の記載の ものと実質的に同じである。
課」」d」町1床 以下に挙げる大腸菌株を用いた: 鏡 参照文献 遺伝子型 JMIOI 1 Δ(lac、pro)、5upE(GlnV)、thi/F’  s prok=B:。
NB42F’ 1,3 11B42/F’ proA”B”、 Iaclq、Δ (lacZ)M2S、TG894 呵、臘、1euB6. proAム岨、hi s−4゜AKEC284thrC,1euB6、thyA、 trpc1117 、hsdRk、 hsdMk。
C600(λ) 5 thiAl、 thr−L 1euB6.5upE (g lnV)44、側、FhuA21(λ戸 参照文献: 1、グロネンボーンおよびメリック[Gronenborn、B、 and M essing。
J、、Natjre 272:375−377(197g)コ2、ヤニッシュー ペロン、ビエラ、メリック[Yanisch−Perron、C,、Viera 、J、、Messing、J、、Gene 33:103−119(1985) :]982)] 融合ポリペプチドの単離 適当な細菌細胞を、通気した8001!の培養器中、中間対数期になるまで増殖 させ、45℃で15分間熱−誘導し、さらに37℃で90分間インキュベートし た。この細菌細胞を遠心して集め、0゜25119/wQリソチーム、10mM トリス、pH8,2+nMEDTAおよび50mM NaCl2で処理して溶解 した。最終濃度0.2%となるようにトリトン(Triton)X−100を加 え、この溶液を10mM MgC(hおよび1μ97MQDNaseにした。室 温で30分間インキュベートした後、850gで遠心して細胞破片を除去した。
40.000gで遠心して不溶性の細菌タンパク質を集め、次いで2%SDSお よび10+nMジチオトレイトール(DTT)含有の0 、1 Mリン酸緩衝液 (pH6,8)に溶解した。次に、この溶解したタンパク質を、セファクリル( Sephacryl)S 4 Q Qカラム(25u+x 90il)と直結し たセファクリル8300カラム(25mix 90 xx)によるサイズ排除ク ロマトグラフィーで分画した。このカラムを平衡化し、0.1%SDSおよび1 mMDTT含有の0.1Mリン酸緩衝液(pH6、8)を用い、40yrQ/時 間の流速で溶離した。各分画の少量を5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動 にかけ、融合ポリペプチドの溶出部分を同定した。他のポリペプチドのかなりの 部分を含んでいない融合ポリペプチドを含有している分画をプールした。この溶 液から融合ポリペプチドを濃縮し、ヒドロキシアパタイト(HA)への吸着によ って不純なSDSの約90%を除いた。このため、プールした分画を、0.1% SDSおよび1mMDTT含有の0.01Mリン酸緩衝液(pH6,4)中で洗 浄しておいたHAと、室温で20分間混合した。次いで、HAを沈澱させ、上清 をデカンテーションして捨て、1+nMDTTを含むがSDSを含まない0.1 Mリン酸緩衝液(pH6,4)にHAを再懸濁した。このHAを200xxx  15+va+カラムに入れた後、1mMDTT含有の0,5Mリン酸緩衝液(p H6、8)で融合ポリペプチドを溶離した。使用時までこの融合ポリペプチドを 、この溶液中、−70℃で保存した。
ペプチドの合成およびフンジュゲート キーゼルグール(Kieselguhr)K A樹脂支持体による、アセ−トン 等(Atherton et at、 1983)のFMoc固相合成法によっ て、ペプチドRESA 5°−1およびRESA 5°−IYを合成した。その 他のペプチドのすべては、メリーフィールドの固相TBoc法(1963)を用 い、手作業で、またはアプライド・バイオシステムズ社(APplied Bi osystems Inc、)のモデル430A自動ペプチド合成機で合成した 。
グルタルアルデヒドを用いてこのペプチドを、担体タンパク質、キーホールド・ リムベット・ヘモシアニン(keyhold limpet haemocya nin、 KLM)およびウシ血清アルブミン(B S A)とコンジュゲート した。このため、0.1Mリン酸緩衝液(pH7,0)1y12中のタンパク質 4ス9およびペプチド2所に25mMグルタルアルデヒド0 、5 *Qを滴下 し、この溶液を室温で6時間放置した。次いで、このコンジュゲートを、リン酸 −緩衝食塩水(PBS、数回交換)に対し、4℃で24時間透析した。
マウスの免疫化 フロイントの完全アジュバント(FCA)とKLM/ペプチドコンジュゲート1 00μ9(担体タンパク質)でマウスを免疫化し、4週聞役に、不完全アジュバ ント中の同一量のフンシュゲートでブースター処理した。ブースター処理の2週 間後にマウスから血液を採取した。
ウサギの免疫化 FCA、ツルームラミルジペプチド/スクアレン−アラセル(Squalene −Aracel、 Ciba−Geigy)またはアルミニウムと、ジフテリア トキソイド/ペプチドコンジュゲート250μg(担体タンパク質)で免疫化し た。各実験群に3匹のウサギを用い、この動物を筋肉内により免疫化し、3週間 後に2回目の同一の免疫化を行なった。
酵素結合した免疫吸収検定(ELISA)を用いる抗体測定4℃で一晩、PBS 中のBSA/ペプチドコンジュゲート(5μ9/酎BSA)50μQで被覆した 、可撓性のポリ塩化ビニル微量滴定プレートを用いて、通常のマイクロ−EL  I SAを行なった。1種類の希釈(マウスについては1:250、ウサギにつ いてはl:1000)で血清を2回検定し、結合した抗体を、アフィニティー精 製した(マウスあるいはウサギ免疫グロブリンで)西洋ワサビペルオキシダーゼ にコンジュゲートしたヒツジF(ab)tで検出した。1種類の希釈(1:20 00)でサルの血清を3回検定し、結合した抗体を、アフィニティー精製した( Aotus免疫グロブリンで)西洋ワサビペルオキシダーゼにコンジュゲートし たウサギF(ab)tで検出した。
結合した西洋ワサビペルオキシダーゼを検出するための基質として2.2°−ア ジノビス(3−エチルベンズ−チアゾリンスルホン酸)を試験に用いる動物は、 動物施設[疾病コントロールセンター、マラリア部門、アトランタ、米国(Ma laria Branch、 Centers for Disease Co ntrol、 At1anta、 USA)]において、同同一量で行なう試験 開始前の最低1ケ月間、前もって調整した。この期間に、ベースラインの血清学 的、血液学的、血液化学的、および臨床的パラメーターを確立した。ワクチンま たは対照処理群への動物(抜型■、XあるいはXIのAotusサル)の割り当 ては、乱数表を用いてランダムな。
配分とした。6週間離して、各動物に試験あるいは対照抗原を2回接種した。最 初の免疫化には、抗原250μ9を完全フロインドアジュバントで乳化し、これ を筋肉内注射した。2回目の免疫化には、同一量の抗原を、完全フロインドアジ ュバントを追加した不完全フロインドアジュバント(10部中に1部)で乳化し 、これも筋肉内注射した。
2回目の免疫化の2週間後に、プラスモジウム・ファルシパルムのインドシナ  I/CDC株に感染したAotusサルから得た500゜000の無性寄生虫を 静脈内接種することによって、この動物をチャレンジした。チャレンジした日か ら、毎日の血液標本について寄生虫血症の測定を行なった。抗体レベルを調べる ための血清試料は、試験中、1週間毎に採取した。10%またはそれ以上の寄生 虫血症を示した動物をこの研究から除き、メフロキーネで治療した。
結 果 酵母および大腸菌(E、coli)に於いて完全な長さのRESAが発現するI ;めの組換えベクターの組み立て。
(a)醪旦 完全な長さのRESAフラグメントを酵母および大腸菌の発現ベクターの両方に サブクローンすることを容易にするために、Δ11と命名した第一の構築物を作 成した。
RESA染色体EcoRIラグメント由来の5″−遺伝子爵配列の様々な量(a n+ount) (第14図)を、エキソヌクレアーゼBa131を用いて取り 除きs B a m HIリンカ−をこの新しい5′末端に付与した。10個の Ba131欠損クローンを得、配列分析によってこれらの欠損終末端を決定しt ;。10個のBamHI−EcoRIフラグメントを各々pGS62に入し、得 られI;プラスミドをワクシニアのクローニングに使用した。ワタシニア感染細 胞へのトランスフェクションのために2つのプールを調製した二プールlは5個 の最長のBamHI−EcoRIフラグメント・サブクローンを含有しており、 プール2は5個の最短のサブクローンを含有していた。トランスフェクションの 後、ワクシニアウィルス・プデークを得、RESAポリペプチドの「5′反復部 」に特異的な家兎抗血清を使用してRESAの5″末端の発現に関してスクリー ニングした。
ポジティブ・クローン(Δ11と命名)の配列を決定し、AUG開始コドンの直 後に開始していることが分かった。
組換えベクターΔ11の精製DNA (第15図)をBamHIで消化した後、 dNTPsの存在下クレノー酵素で処理することにょっンド・バイオラプス(N ew England Biolabs)、5’ GAAGATCTTC3’  ]を、元のBamH1部位をBglI[部位に効果的に変換する切断ベクターに ライゲートした。別々に、Δ11をX m nIで部分消化し、RESAコード 領域の下流に位置するXmn1部位が合成リンカ−を使用することによってBa mHI部位に変換されている組換えプラスミドを分離した。次いで、B g I  If P s t■フラグメン1−(第15図、a)およびPs t I−B amHI7ラグメント(第15図、b)を、低融点(LMP)アガロースゲルか ら精製して分離し、これら2つの7ラグメントを一緒に酵母発現ベクターpBT A260のBgllI部位にライゲートし、組換えベクターpBTA369を調 製した。
ベクターpBTA260およびpBTA261の組み立てについて以下説明する (第16図も参照)。ホスホグリセレート・キナーゼ(PGK)遺伝子の全体と 共に、PGK転写および終止コントロール領域を含有する3kbHindn[フ ラグメントを9MA27から切除し[メロ−(Mellor、J、)ら、198 3、ジーン(Gene) 24:1(4]、HindI[[消化pBR322に ライゲートして[ポリバー(Bolivar。
F、)ら1977、ジーン2:95−113] 、組換えベクターpBTA21 2を調製した。次いで、PGK翻訳開始コドンの直ぐ上流の5au3A部位から PGK遺伝子内でただ一つのBglI[部位までの7ラグメント(サイズ約1. 2 k b)をこのベクターから欠損させ、ベクターpBTA229を調製した 。pBTA229のEcoRI部位にpMA3a由米のEcoRI部分7ラグメ ント(2μプラスミド複製起源およびIeu−2遺伝子を含有)をライゲートす ることによって、ベクターpBTA230およびpBTA234を組み立てた[ キングマン(Kingsman、S、M、)らの酵母に於ける遺伝子発現(Ge ne Expresion in Yeast)、1983 ;コーラ(M、K orhola)およびベイサネン(E、Vaisanen)版、アルコ・シンポ ジウム・ヘルシンキの議事録(Proceedings of the He1 sinki)、1983 、生物工学研究および工業発酵研究の基礎(Foun dation for BioLechnical and Industri al Fermentation56bpをpBTA230およびpBTA23 4の唯一のBglI[部位にライゲートし、PGKプロモーターに基づく発現ベ クターpBTA260およびpBTA261を調製しt;。pBTA260およ びpBTA261に於けるPGK翻訳開始領域の回りのヌクレオチド配列を以下 に示す: 翻訳方向 −10met ser glu ile 5er5’ TATAAAAACA  ATG TCT CAG ATCTCC3’ATATTTTTGT TACAG A GTCTAG AGGBglI[ 一10位の上流のDNA配列は、天然の配列と同一である。
完全な長さのRESAフラグメント3.2kbを含有する組換えベクターpBT A369を、LiC1法[イト−(Ito、H,)r a%1983、ジャーナ ル−オブ・バクテリオロジ−(J、Bact、)153:163−168]によ って酵母菌株AH22[ボーウェン(Bowen、B、A、)らの1984、核 酸研究(Nucleic Ac1ds Re5earch)、12.1627− 16401 、およびMT302−IC[メロ−(Mallor、J、)らの1 983、ジーン24:l−141に形質転換した。マテリアルズ・アンド・メソ ッズ(Materials and Meshods)に記載されているように 、酵母培養液からタンパク質を分離し、得られたタンパク質を5DS−PAGE および免疫プロット法によって分析しノこ。完全な長さのRESAの酵母に於け る発現は、ウェスターン分析によって検出できた(第1図、レーンCおよびEで あるが、5DS−PAゲルのコマッシー(Coomassie)染色では検出で きなかった)。
(b)大腸菌 大腸菌に於いて完全な長さのRESAを発現する組換えベクターを、酵母ベクタ ーの構築物りBTA369に対応させて組み立てた(上記の実施例1(a))、 pBTA369の精製DNAをBglI[およびBamHIを用いて消化し、B g I I[−BamHIフラグメント3.9kbをLMPアガロースゲルから 精製した。このフラグメント、即ち(完全な長さのRESA遺伝子に加えて): (i)PGK遺伝子由来の酵母転写終止領域、および(ii)pBR322の小 さいHindn[−BamHI7ラグメントを含有したこの7ラグメントを、B amHI−消化した大腸菌発現ベクターpUc9 [ヴイーラ(Vieira、 J、)およびメッシング(J、Messing)、1982、ジー719:25 9−2681にライゲートし、形質転換された大腸菌宿主JM1071on−[ ヤニツシューペロン(Yanisch−Perron、C,)らの1985、ジ ーン33:103−119]に於いて組換えベクターを(ブルー/ホワイトXg a l法によって)検出した。この組換えベクターはpBTA356として知ら れている。
マテリアルズ・アンド・メソッズ(Materials and Method s)に記載されているように、大腸菌培養液からタンパク質を分離し、得られた タンパク質を5DS−PAGEおよび免疫プロット法によって分析した。完全な 長さのRE、S Aの大腸菌に於ける発現は、ウェスターンプロット分析によっ て検出できた(第2図)が、5DS−FA’7’ルのコマッシー染色では検出で きなかった。
実施例2 酵母および大腸菌に於けるRESAのxmnI7ラグメント(2,8 kb)の発現のための組換えベクターの組み立て。
Δ11の精製DNAをXmnIで消化し、RESAの5″および3′反復領域を 共に含有する2、8kb7ラグメントを、LMPアガロースゲルから精製した。
次いで、合成リンカ−[ニュー・イングランド・バイオラプス、BgllI、5 ’ CAGATCTG 3’]を用いてこのフラグメントを、酵母発現ベクター pBTA260のBglI[部位または大腸菌1ac発現ベクターpsKs10 6 [シャビラ(Shapira、S、に、)らの1983、ジーン2571− 82]のBamHI部位のいずれかにクローンした。このようにして作成したこ れら2つの組換えベクターは、それぞれpBTA357およびpBTA354と して知られている。大腸菌菌株JM1071on−を、別々に2つのベクターを 使用して形質転換し、無作為プライミング法(randampriming m ethod)によって3!P標識したRESAの1.3kbEcoRIフラグメ ントをプローブとして用いたグランスティン・ハイブリダイゼーション(Gru nstein hybridisation)により、所望のクローンを検出し た[ファインベルクおよびヴオーゲルスタイン(Feinberg and V ogelstein)のアナリティカル・バイオケミストリー(Anal、Bi ochem、)+132:6] 。
次いで、プラスミドpBTA357を有した細胞由来のミニDNA試料を調製し 、これを使用して酵母菌株AH22およびMT302−1cを形質転換した。マ テリアルズ・アンド・メソッズ(Materials and Methods )に記載されているように、酵母むよび大腸菌培養液からタンパク質を分離し、 得られたタンパク質を5DS−PAGEおよび免疫プロット法によって分析した 。RESA特異的物質の、酵母および大腸菌両方に於ける発現は、ウェスターン プロット分析によって検出できた(第1図レーンBおよびD1第2図レーoRI フラグメントの大腸菌に於ける発現のだめの組換えベクターの組み立て。
ベクターΔ11の精製DNAをBamHIおよびEcoRIを用いて消化し、得 られた7ラグメントをLMPアガロースゲルの電気泳動にかけて分離した。2. 2kbBamHI−EcoRIフラグメン) (RESAの5′反復領域を含有 しているが、3′反復領域は含有してしない)を精製し、BamHI−EcoR に重油化されたpUc13[ビエイラ(Vieira、J、)およびメッシング Q、lJessing)、1982、ジーン坦:259−268]にライゲート し、組換えベクターpB’rA368を調製した。1.3kbEcoRIフラグ メントを精製し、EcoRI−消化pUc13にライゲートして組換えベクター 、BTA367を調製した。この組換え分子を用い、大腸菌菌株JMIQ7+o n−およびJM109をそれぞれ形質転換した。
無作為法により32P−標識した2、2kbBamHI−EcoRIまたは1. 3kbEcoRIフラグメントのいずれかをプローブとして用いたグランスタイ ン・ハイブリダイゼーション法によって、得られた組換えクローンを検出した。
マテリアルズ・アンド・メソッズ(Materials and Method s)に記載されているように、大腸菌培養液からタンパク質を分離し、得られた タンパク質を5DS−PAGEおよび免疫プロット法によって分析した。RES A特異的物質の、大腸菌に於ける発現を、ウェスターンプロット分析によって検 出した(第3A図レーン11第3B図レーンl)。
実施例4 β−ガラクトシダーゼAg632融合タンパク質の大腸−に於ける発 現のための組換えベクターの組み立て。
Ag632由米の5acI/EcoRI7ラグメントを、pB”rA224のS ac IおよびEcoRIの間に再度クローンし、p13TA379を得た。
Ag632への比較的短いβ−ガラクトシダーゼ融合体を、以下に記載のように 組み立てた。pBTA379の精製DNAをHpaIおよびAvaIを用いて消 化し、サイズ4000bp、1443bpv 624bpおよび290bpのフ ラグメントを作成した。次いで、dNTPsの存在下、クレノー酵素と共にこれ らの制@7ラグメントをインキュゲートすることによってこれらのAvaI末端 を平滑末端にした。次いで、得られたフラグメントをLMPアガロースゲルの電 気泳動法により分離し、得られた4kbフラグメントを精製した後、自己ライゲ ートさせて組換えベクターpBTA511を調製した。このベクターは、β−ガ ラクトシダーゼの大きなセグメントが欠損していることを除いてはpBTA37 9と同一であった。このライゲーション混合体をDNAの供給源として使用し、 大腸菌菌株JM109を形質転換した。マテリアルズ・アンド・メソッズ(Ma terials and Methods)に記載されているように、大腸菌培 養液からタンパク質を分離し、得られたタンパク質を5DS−PAGEおよび免 疫プロット法によって分析した。RESA特異的な抗原物質の発現を、第4図に 示しているように検出した。ネガティブコントロールとして使用したベクターp BTA286は、pBTA511をpBTA379から得た同様の方法によって 、ベクターpBTA224から得I;。
実施例5 RESAフラグメントAg631%Ag632およびAg633の大 腸菌に於ける発現のための組換えベクターの組み立て。
NAクローンNF7 Ag13 (内部EcoRI部位を重複(オーバーラツプ )している(コーマンらを参照))由来のNF7 Ag13Lを用いて検出した 。全てのクローンの配列を鎖終末法(chain−termination p rocedure)により完全に決定した。NF7 Ag13 (分離体NF& 由来)は、ヌクレオチド(nucleotide) 1.654−3.727か ら分かる配列を有する共直線(col 1near)であり、大腸菌では、3゛ 側からこれまでの配列はおそらく欠損を受けている(コーマンら)。大腸菌に於 いて発現するこれらの7ラグメント(Ag631.Ag632およびAg633 )を、クローンNF7 Ag13の5’EcoRIフラグメント(ヌクレオチド 、1.654−3.269、これらはコーマンらのヌクレオチドl−1,616 に対応)を音波処理して生成させた。得られた7ラグメントにリンカ−(GCA ATTCC)を付加した後、λgtll−amp3にライゲートし、NF7 A g13の7ラグメントを用いたハイプリダイ−ジョンによってスクリーニングし て配列のどの部分が存在しているかを検定した。使用したプローブは、PstI 部位までのEcoRIリンカ−(ヌクレオチド1゜654−1,969) ;  352塩基対(bp)のAlu 1フラグメント(2,162−2゜513)お よび485bpHinclI−ECORI7ラグメント(2,785−3,26 9)由来であった。RESA遺伝子の異なる部分を有するクローンを、安定な融 合ポリペプチドの産生に関し、誘導されたクローンの溶解物を5DS−ポリアク リルアミドゲルの電気泳動にかけた後、コマッシー・ブルー(Comassie  blue)で染色することによって試験した。クローンAg63]、Ag63 2およびAg633は、重複したフラグメントの組を有し、実質的な量の安定な 融合ポリペプチドを産生するので、これらを選別した。これら3つのフラグメン トの正確な終点を配列決定を行い検定した。Ag631は989bp挿入体(ヌ クレオチド1.654−2.642)を含有しているので、5′反復部までの2 18アミノ酸、並びに5′反復部をコードしている。Ag632は997bp挿 入体(2,208−3,204)を含有しているので、5′反復部をコードして いる。このクローンの5’EcoRI部位をクローニング人工産物によって破壊 した;ベクターEcoRI部位の5″張り出し部を外見上取り除き、平滑末端フ ラグメントのヌクレオチド2.208を得られた平滑末端に直接ライゲートした 。これにより得られた配列を、融合点間にわたる5acI−EcoRIフラグメ ントに関し、β−ガラクトシダーゼ配列に対応した合成オリゴヌクレオチドを用 いて決定した。Ag633は730bp挿入体(ヌクレオチド2,535−3. 264)を含有しているので、5′反復部より下流に位置している。
実施例6 RESA3’7ラグメントAg28の大腸菌に於ける発現のj;めの 組換えベクターの組み立て。
Ag28はAg13と同一の配列を有しており、国際特許明細書画wo8410 2917に開示されている。Ag28に対応したDNAを、EcoRI7ラグメ ントとして分離し、EcoRIによって開裂されたベクターpBTA224にラ イゲートした。[pBTA224は、pUR292[ルーサーおよびミューラー ーヒル(Ruther、V、 and Muller−H411,B、)、19 87、EMBOジャーナル2:1791−1794)]の]β−ガラクトシダー ゼ遺伝の外側に位置するEcoRI部位を除去することによってpUR292か ら得た。このことは、pBTA224をEcoRIで部分消化しl;後、4個の dNTP’sの存在下クレノー酵素を用いて粘着末端を充填し、再ライゲートし 、1ac2遺伝子の外側に見いだされるEcoRI部位が消失したプラスミドを 分離することにより実施した。]このライゲーション混合物を大腸菌菌株JM1 09を形質転換するためのDNAの供給源として使用した。適当なりローンを、 $3p−標識化RESA DNAを使用したグランスティン・ハイブリダイゼー ション実験によって検出した。
次いで、マテリアルズ・アンド・メソッズに記載された方法により、β−ガラク トシダーゼへの融合物としてのAg28の発現を検定した。第5図レーンBには 、コマッシー染色性タンパク質寒天上のこのRESA7ラグメントの検出を示し ている。これらの分子の同定は、免疫プロッティング法により行った(資料示さ ず)。
実施例7 近似天然分子(Near Native Mo1ecule)として のAg632Bの、大腸菌および酵母に於ける発現。
完全に近い長さのβ−ガラクトシダーゼに融合されていないRESAフラグメン トの発現に関する実験を行った。このような分子の始原型は、配列がAg632 に類似したフラグメントである。この分子(Ag632Bと命名)を、以下のよ うにRESAから得た。
クローンされたRESAゲノムDNAを、AccIおよびEcoRIを用い、即 ちこれら2つの部位地図はAg632の終末端に近いので、これらを用いて開裂 させた。次いで、分離したAccI−EcoRIフラグメントを、この分子の末 端を無作為化するためにBa131で手短に消化した。BglI[リンカ−を加 えた後、得られた分子(Ag632B)をベクターpBTA260 (既述)ノ BgIff部位にライゲートし、大腸菌にクローンした。分離した全てのクロー ンは、センス鎖(有意なりNA−末鎖)がPGK翻訳開始領域の方向と反対の方 向である挿入体を有していた。BgllIで消化し、pBTA395のBg11 部位に挿入した後、得られた一つのクローン由来のAg632B挿入体を分離し た。[ベクターpBTA395を、オリゴヌクレオチドをpUc13の複数クロ ーニング部位の5alIおよびBamH1部位間に部位−ニングすることによっ て特別に組み立て、以下に示す部位群を得た:5alI Bglll XhoI  BamHIAGG TCG ACT CAG ATCTACATCGAG T TG GAT CCにの領域の外側のDNA配列は、pUc13の配列と同一で ある。J得られた組換えプラスミドをpBTA557と命名した。次いで、5a lIおよびBamHIを使用してAg632B挿入体をpBTA357から切除 し、ベクターpLV85の5alIおよびBamHIの部位間に挿入してプラス ミドpBTA537を得た。ベクターpLV85は、下記の複数のクローニング 部位を有していることを除いてはベクターpPLc245 [レマウト(Rem aut、E、)らの1983年の核酸研究(Nucleic Ac1ds Re aearch)14:4677−4688] と同一である: いて切除し、pBTA260のBglI[部位にライゲートしてpBTA535 を得た。
次いで、第6.7および8図に於ける説明のように、組換えプラスミドI)BT A557、pBTA537およびpBTA535を、適当な大腸菌および酵母菌 株に形質転換し、Ag632Bの発現の程度をマテリアルズ・アンド・メソッズ に記載のように検定した。
これらの図に示しているように、RESA−特異的物質は、各々検出することが できた(第6図レーンD1第7図レーンC,E、G。
■、KSMおよび0、第8A図レーン4、第8B図レーン4)。
実施例8 酵母ホスホグリセレートキナーゼへの融合体としてのAg632Bの 発現。
酵母のPGK遺伝子へのAg632Bの融合体を以下のように組み立てた。
Ag632Bを、Bglnを用いてpBTA557がら切除し、ベクターpMA 27に含有されたPGK構造遺伝子の3′末端の近くに見いだされるBg111 部位にライゲニトすることによりプラスミドpBTA380を得た。大腸菌に於 ける構築物の特性を調べた後、菌株AH22の酵母細胞をこのプラスミドで形質 転換し、RESA特異的物質の発現の程度を検定した。第6図レーン8に示して いるように、RESA物質の発現は検出される。
実施例9 近似天然型であり、頭部から尾部までのマルチマー(重合体)系列と しての天然5′反復領域の発現。
RESAを制限エンドヌクレアーゼHinfIおよびAluIで消化した後、R ESAの5゛反復領域をDNAフラグメントとして分離した。H4nfl酵素に より生成した、5′末端に於ける張り出している3つの塩基を、クレノー酵素を 用いたdAおよびdTによる「充填」によって二重鎖に変換した(第17図参照 )。
この分子(XhoIリンカ−の添加後)を、プラスミドpUc13のポリリンカ ー内に下記の制限酵素部位を含有させて特別に組み立てた大腸菌プラスミド(p BTA395)のXhoI部位にクロRESAのHinfI−Alu17ラグメ ントのXhoI部位への挿入時に、BgllIおよびBamHI部位に於けるA TCのフレームが同一になるように、上記の複数クローニング部位も組み立てた (pBTA395のこの領域の配列に関しては実施例7を参照)。
次いで、得られた組換えプラスミドpBTA559を酵素Bgl■およびBam HIを用いて消化し、挿入体を分離した。次いで、ウィルソン(Willson )らに開示された方法(,1985)にしたがって、この分子を、Bglnおよ びBamHIの存在下に自己ライゲートさせ、全てが実質的に頭部から尾部の直 列反復部のように配列したオリゴマー系列を得た。これらの分子を大きさくサイ ズ)に基づいて分別し、ベクターpBTA395のBgll[部位にライゲート した。次いで、組換え分子を大腸菌に形質転換し、オリゴヌクレオチド・プロー ブを用いてスクリーニングした。マルチマーのフレーム内系列を含有したクロー ンを同定した。これらの配列の中から以下の分子を選別し、更に調査を行った: モノマー(単量体)(即ちpBTA559、第18図)、ダイマー(二量体)、 トリマー(二量体)およびヘキサマー(六量体)。
次いで、これらのマルチマー挿入体の幾つかを、以下のようにベクターpLV8 5にクローンした。プラスミドを含有するマルチマーのpBTA395系列を5 ai1およびBamHIを用いて消化し、得られた挿入体を、5alIおよびB amHIであらかじめ切断しておいたpLV85にライゲートした。このことは 、PLプロモーターの制御下にあるRESA反復領域を有するプラスミド系列を 生じさせるばかりでなく、挿入体のすぐ下流に位置するTAA終止コドンを提供 するものである。
適当な大腸菌菌株を形質転換し、各々のマルチマ一種の発現性を、マテリアルズ ・アンド・メソッズに記載のように免疫プロット法によって検定した。第10図 に示した上記のモノマーに関する成績により、RESA特異的物質の検出結果が 示されている。
実施例10 単位配列がRESAの11アミノ酸反復配列に対応している合成り NA分子のマルチマー系列の発現。
配列がRESAの5′領域の11アミノ酸反復部に対応している合成りNA分子 を合成した。幾つかの場合には、コドンに於ける第3塩基を変更して、酵母およ び大腸菌で高度に発現されるタンパク質をコードする最も頻繁に使用されている コドンの配列と同じにした。この分子を、アプライド・バイオシステムズ(Ap plied BioSystems)D N A合成機の固相系上の2つの相補 的な33塩基オリゴヌクレオチドとして合成した。このオリゴヌクレオチドの配 列は以下である: Asp Asp Glu His Vat Glu Glu Pro Thr  Vat Ala5’ −CAT GACGAA CACGTT GAA GAA  CCA ACT GTT GCT−3’3’ −CTT GTG CAA C TT CTT GGT TGA CAA CGA CTA CTG−5’アニー リングを行い二重鎖分子を得た後、DNA試料をリガーゼと共に混合し、長いマ ルチマー分子の集まりとした。次いで、下記のアダプター分子を加え、これらが 、BglI[およびBamHIで消化しt:、pBTA395にクローンできる ようにした:a)5′末端のアダプター 5’−GATCTACGTTGCT−3’3’−ATGCAACGACTACT G−5’5’−GATGACGATATCTG−3’3’−CTATAGACC TAG−5’DNA配列決定を行い、塩基33mer配列の頭部から尾部単位6 個を含有していることを確認した一つの組換え分子を分離し、これをpBTA  と命名した。次いで、このプラスミドをBglNおよびBamHIで消化し、挿 入体を分離した。次いで、この分子を、BglnおよびBamHIの存在下、ウ ィルソンらの方法によって自己ライゲートさせ、全てが実質的に頭部から尾部の 直列反復部として配列したオリゴマー系列を得た。実施例9に記載の方法により 、フレーム内頭部−尾部マルチマーの系列を同定した。これらの配列の中から以 下の分子を選別し、更に調査を行ったニトリマー、ペンタマー(五量体)、およ びヘプタマー(七量体)。
次いで、実施例9に記載の方法と同じ方法によって、これらのマルチマー挿入体 の幾つかをベクターpLV85にクローンした。
適当な大腸菌菌株を形質転換し、各々のマルチマ一種の発現性を、マテリアルズ ・アンド・メソッズに記載のように免疫プロット法によって検定しt;。第11 図に示したように、殆どの菌株に於いて、RESA特異的物質が検出された。
実施例11 単位配列がRESAの8アミノ酸反復配列に対応している合成りN A分子のマルチマー系列の発現。
配列がRESAの3′領域由来の反復単位の一つの配列に対応している合成りN A分子を合成した。幾つかの場合には、コドンに於ける第3塩基を変更して、酵 母および大腸菌で高度に発現されるタンパク質をコードする最も頻繁に使用され ているコドンの配列と同じにした。この分子を、8個のアミノ酸反復部をコード している2つの直列反復部からなる2つの相補的な48塩基のオリゴヌクレオチ ドとして合成した。このオリゴヌクレオチドの配列、並びにこれらによってコー ドされているアミノ酸は以下である:Glu Glu Asn Val Glu  His Asp Ala Glu Glu Asn Val Glu His 5’ −GAA GAA AACGTT GAA CACGACGCT GAA  GAA AACGTT GAA CAC3’ −TTG CAA CTT G TG CTG CGA CTT CTT TTG CAA CTT GTGGA CGCT−3’ CTG CGA CTT CTT −5’アプライド・バイオシステムダDNA 合成機によって合成した。
アニーリングを行い二重鎖単位を得た後、DNA試料をリガーゼと共に混合し、 長いマルチマー分子の集まりとした。
次いで、下記のアダプター分子を加え、これらが、BglnおよびBamHIで 消化したpBTA395にクローンできるようにした: a)5′末端のアダプター 5’−GATCTACGTTGCT−3’3’−ATGCAACGACTTCT T−5’b)3′末端のアダプター 5’−GAAGAAGATATCTG−3’3’−CTATAGACCTAG− 5’DNA配列決定を行い、塩基48mar配列の頭部から尾部単位3個を含有 していることを確認した一つの組換え分子を分離し、これをpBTA551と命 名した。実施例1Oに記載のように、まず始めに、この分子の挿入を行い、出発 分子の頭部から尾部の直列反復部として全て配列したオリゴマー系列を組み立て 、特徴付けを行った。
これらの配列の中から以下の分子を選別し、更に調査を行った:ペンタマーおよ びデカマー(士量体)。
次いで、実施例9に記載の方法と同じ方法によって、これらのマルチマー挿入体 の幾つかをベクターpLV85にクローンした。
適当な大腸菌菌株を形質転換した。発現は、通常の方法によって測定することが できる。
実施例12 あるメチオニン残基がインビトロ(in vitro)突然変異誘 発法によって他のアミノ酸に突然変異されたAg632の変異体の組み立ておよ び発現。
比較的安定なAg632 (5’反復部および両側の配列を有するβ−ガラクト シダーゼ融合タンパク質)の臭化シアン開裂によってRESAのタンパク質フラ グメントを産生するための戦略を以下に概略説明する。天然Ag632を開裂す ることにより、5′反復部を有する〜1lOaaフラグメント、Ag632に存 在する〜330aaよりも実質的に小さいタンパク質が得られるので、本発明者 らは、部位を目的にしたインビトロ突然変異誘発法によって、選別したMet残 基を除去することに決めた。これは、本質的に、クローンAg632由米の5a c−EcoRI7ラグメントを含有する一重鎖M13鋳型(mp19)に基づく シラーおよびスミス(Zollerand Sm1th)の方法によって行った 。突然変異誘発性オリゴヌクレオチドは、以下である: 5’−CAG TAA TTT CGT TGA TAT CAG CA−3′ 最初の標的は、5′反復部の下流に位置するMetコドン(第14図に於いて塩 基2609−2611)である。このコドンをATC(Ileをコードしている )に変換し、EcoRv部位を作成した。得られた突然変異体は、Ag632と サイズまたは免疫反応性の点で区別できない量的に豊富で安定な融合タンパク質 を産生ずる。同様の戦略が、Ag632の他のMet残基を除去する上で適用す ることができる。
実施例13 β−ガラクトシダーゼに融合され、CNBrで開裂された比較的大 きな分子部分として発現されるRESAのフラグメントの分離。
この研究は、β−ガラクトシダーゼ−Ag632融合ポリペプチドを分離し、C NBrで開裂させた後、5′反復領域を含有するRESAの7ラグメントを分離 することによると説明される。
1、細胞の増殖 プラスミドpBTA379を有する大腸菌菌株JM109(実施例4参照)を、 アンピシリン0.25mg7mQ含有するTBS培地4Qにて、6時間(Ass sが1.6になる時間である)増殖させる。次いで、この培養液に100+nM  I PTG I 0raQを加え、β−ガラクトシダーゼ−Ag632(β− gal−Ag)融合生産物の合成を誘発させる。この培養液を振盪器にて37° Cで一晩インキユベートした後、4°Cに於ける17.700gの遠心分離30 分によって細胞を回収した。得られた細胞ペレットを0.95%生理食塩水に再 懸濁し、上記と同様な遠心分離によって細胞を回収した。
2.細胞溶解およびβ−gal Ag632融合生産物の回収洗浄した細胞ベレ ットを0.95%生理食塩水に再懸濁し、19゜000psiでマーチン−ガラ リン・プレス(Martin−Gaulin Press)に3回通し、細胞の 溶解を行った。溶解された細胞の懸濁液を17゜7009の遠心分離(4°C) に30分かけ、上清を捨て、得られたペレットを、1++MEDTA、1+MP MSFおよび5%トリトンX100を含有する0、1Mリン酸ナトリウム(pH 7,0)200mQに再懸濁した。この溶液を更に17.700g30分の遠心 分離(40C)にかけた。この遠心分離液のベレットにのみ含有されているβ− ga 1−Ag632融合生産物を、8M尿素および0.1MDTTを含有する 0、1M)リス−〇〇 (p H8,0) 50raaを加えて37℃で2時間 インキュベートした後に溶解した。得られた溶液を25.7009の30分間遠 心分離(4°C)にかけて清浄化し、上溝を回収した。
3、セフ7クリル(Sephcryl)S −300クロマトグラフイー上記の 清浄化上溝40IIIQに、氷酢酸2.OmQを加え、pHを約4以下にした。
次いで、この溶液を、laMDTTおよび8M尿素を含有するO、1M酢酸ナト リウムで平衡化したセファクリルS−300カラム(3,4crAx 80cr n; V t −726mff)にかけ、これと同じ緩衝液で溶出した。流速?  、 Orn(1部分で分画5.0II112ずつを採集した。5DS−PAG Eで検定し、カラムのボイドボリューム(void volume)で溶出され たβ−galAg632融合生産物を、水で透析し、凍結乾燥にかけた。
4、β−galAg632融合生産物の臭化シアン消化上記の凍結乾燥した物質 を70%蟻酸8mQに溶解し、これに臭化シアン660mgを加えた。この反応 を、環境温度の暗所にて24時間行った後、得られた溶液を水10容量で希釈し て凍結乾燥した。
5、DEAE−セファクリル・クロマトグラフィー上記の凍結乾燥した開裂生産 物(41,4mg)を、8M尿素、laMDTTおよび1mMEDTAを含有す る501+1Mトリス−CI2(pH7,5)2領iに溶解し、これと同じ緩衝 液で平衡化したDEAE−セフ7クリルカラム(4,4cmx 12 、Ocm HV t −182mQ)にかけた。次いで、ペプチドを、出発緩衝液中、塩化 ナトリウム0から400mMの直線傾斜溶離溶媒で溶出した。傾斜溶離を完全に 行うために、カラムを1M塩化ナトリウムを含有する出発緩衝液で溶出させた( 第12図)。流速3 mQ1分で分画5mQずつを採集した。
得られた分画を、ウェスターン・プロット分析によって分析し、主要な免疫的交 叉反応帯が1M塩化ナトリウム洗液で溶出されていることが判明した(第13図 )。このことは、5部反復領域を含有する臭化シアンペプチドの既知のアミノ酸 組成と一致するものである。
実施例14 あらかじめ本RESA物質でワクチン接種したサルを、毒性を有す るプラスモジウム・ファルシパルム単離体で抗原投与した時に於ける、RESA の各種の・フラグメントの保護能力の試験。
RESA分子の各種の領域を試験するためのワクチン試行(トライアル)を、米 国、アトランタ州疾病管理センター(Centers for Disease  Control)のマラリア部署の役員と協力して実施した。2゜匹のサルを 全てこのトライアルに使用した:3つの試験群(5匹すル/群)には、第14図 に示した4つのcDNAにより生産した融合ポリペプチドを投与し、対照群は、 無関係の融合ポリペプチドで免疫した(第1表参照)。
動物を0回目に、フロイントの完全アジュバントと共に各種の抗原250μgを 用いて免疫した。6週間後に、この動物に、70インドの完全アジュバント10 部に1部のフロイントの不完全アジュバントを含有した上記と同量の抗原を用い て2回目の免疫を行った。この増強免疫を行って2週間後に、動物に、P、ファ ルシパルム単離体インドシナ1で感染されたオータス(Aotus)赤血球0. 5xlO’の抗原投与を行った。感染の進行具合を、ギムザ染色した血液の塗抹 標本を顕微鏡で観察することにより毎日モニターした。10%若しくはそれ以上 の赤血球細胞が感染された動物は素早くこのトライアルから除外し、メフロキン (mef 1oquine)で処置した。免疫によって得られる有効性の第一の 基準は、対照群での結果と比較した実験群の最大平均寄生虫血症とした。残念な がら、対照群(第4群)のサル2匹および第2、群のサル1匹は、免疫の有意な 有効性を示したにもかかわらず、P。
ファルシパルムの抗原投与を行う前に死亡してしまった(第2表)。
第2表 本 化学療法を要した動物群。
# 寄生虫血症lO%に達する前にマラリアにより死亡した動物。
免疫に対する血清学的応答および抗原投与感染。
RESAポリペプチドの異なる部分に対する抗体応答に関してサルを調査したと ころ、上記の勇気づけられる結果の有意性が顕著に強調された。血清抗体を、R ESAの3つの異なるエピトープに対応している合成ペプチドを使用するEL  I SAにより測定し、固相ELISAsの標的抗原として牛血清アルブミンに コンジュゲートした。2つのペプチドEENVEHDAおよび(EENV)4が 、RESAの3′反復構造内に見いだされる2つの主要な反復配列に対応してい I;。他のペプチド、DDEHVEEPTVAは、RESA(7)5’反復構造 に見いだされる反復配列に対応している。この配列は1回反復しているが、他の 反復部は欠失および/または保存的置換によってこの配列から得これらの抗体判 定の成績を第20−22図に示す。FP Ag28で免疫した5匹のサルは、抵 抗性を形成したか否か(10%寄生虫血症に達しないで回復)、あるいは依然と して感受性である(マラリアにより死亡若しくはlO%寄生虫血症に達してメフ ロキンを投与)にかかわらず全て、(EENV)、ペプチドに対する抗体を高濃 度に有していた。(EENV)4に対する抗体は、最初の免疫の後には急速に濃 度が上昇し、このトライアルの間中、高濃度を維持していた。これらのサルから 採取した°血液を他の3′反復ペプチド(EENvビHDA)に関して検定を行 うと、FP Ag28による免疫により抵抗性を付与した2匹の動物では高濃度 の抗体を有していたが、感受性を有する3匹の動物では、抗体は検出されないか 、または非常に低濃度であった。抗原投与の結果として明らかな感染症が発病し た前または後のいずれであっても、5′反復ペプチドに対する抗体はこれらのサ ルの血清中には検出されなかった。
第2群の、FP Ag632による免疫によって抵抗性を付与した4匹のサルに 関しては、最初の免疫によって誘起された5′反復ペプチド(DDEHVEEP TVA)2に対する抗体の急速な上昇が認められた。第2群のサルには、Ag6 32による免疫によって3′反復ペプチドのいずれに対する抗体も検出可能な濃 度で出現しなかったが、その寄生虫血症の兆候は、(EENV)、に対する抗体 の産生に関連するものであった。第2群の動物に於ける(E E N V)、に 対する抗体濃度は対照群(第4群)動物の抗体濃度よりも高かったので、5′反 復融合ポリペプチド(FP Ag632)による免疫により、増強されfニーC E E N V)、に対する抗体の応答性に対して、動物は明らかに感作されて いた。
第」群のように第3群には、合成ペプチドに対する抗体応答性に係る相違によっ て区別され得る感受性および抵抗性動物が存在した。3匹の抵抗性サルは、FP  Ag631およびFP Ag633の混合体による免疫によって誘起された5 ′反復ペプチドに対して高度な応答性を示し、一方2匹の感受性サル(1匹は1 0%寄生虫血症の治療レベルに達する前に死亡)は、このペプチドに対して非常 に低い抗体レベルであった。5匹の動物はいずれも、FP Ag631およびF PAg633による免疫によって誘導される3′反復ペプチドのどちらに対して も抗体を有していなかったが、第2群に於ける成績に対応するように、これらの 動物に抗原投与を行い、感染症を発病させた場合には動物は(E E N V) 、に対する増強された応答性に対して感作されていた。
抗原投与されて生き残った3匹の対照群動物では、抗厚投与前は3つのペプチド のいずれに対しても抗体は検出されなかったが、3つの動物のうち2匹には、2 匹の動物に10%寄生虫血症を急速に引き起し、治療を必要とさせ、他の動物は 死に至らしめた約6%寄生虫血症を引き起こした感染によって誘導された(E  E N V)、に対する抗体が低濃度で認められた。
上述の血清学的検定により、RESAの短い反復配列は宿主保護抗体の標的物で あるエピトープをコードしていることが分かった。従って、P、ファルシパルム の血液段階に対して免疫するには、これらの配列(またはこれらのマルチマー) に対応した合成ペプチドを適当な担体と共に投与すれば十分であろう。
実施例15 合成ペプチドの免疫原性。
(a)マウスに於ける免疫原性 RESA反復配列に対応した合成ペプチドの免疫原性を、マウスをキーホー゛ル リンペットヘモシアニン(keyhole Iimpet haemocyan in) (KLH)とコンジュゲートしたペプチドで免疫することによって説明 する。これらの実験では、オータス・ワクチントライアルの血清学的検定に使用 したものと同じ2つのRESA3’反復ペプチド、即ち(EENV)4およびE ENVEHDAを使用した。これらの免疫原性試験復11アミノ酸配列のDDE HVEEPTVAY?’あり、そのc−末端にはチロシンが付加されている(オ ータス血清学に使用した合成ペプチドは、この11アミノ酸配列の2つの複写物 (editions)に対応している22−mar)。
これらのペプチドにより免疫したマウスから得た血清を、BsAとコンジュゲー トした各ペプチド、RESAの3′および5′反復部に対応した融合ポリペプチ ド、更に感染性赤血球の音波処理物に対してのマイクロEL I SAによって 検定した。これらのペプチドにより免疫されたマウスは全て、ホモローガスなペ プチドと反応する抗体、並びにその配列を含有する融合ポリペプチドを産生じた (第23図)。更に、ペプチド(EENV)4は、それと共存して5−アミノ酸 配列を有している他の3′反復ペプチドEENVEHDAとも反応する抗体を誘 導した。しかし、この逆は成り立たず、EENVEHDAで誘起された抗体は( E E N v)iと反応しなかった。
これらの抗ペプチド抗血清をペプチド−BSAコンジュゲート体に関して検定す ると、RESAの5′および3′反復部間に明らかな交叉反応性は認められなか った。しかし、同じ抗血清を融合ポリペプチドに関して検定すると、ヘテロロー ガスな反復部との反応性はホモローガスな反復部との反応性に比べ非常に弱いが 、このペプチドはその両方の反復構造部と反応する抗体を誘導することが判明し た。
これらの抗ペプチド抗血清をP、7アルシパルムに感染された赤血球の音波処理 物に関して検定すると(第24図) 、(EeNv)4により免疫されたマウス から最も強力なシグナルが認められ、希釈度1;よりも突出したシグナルを良好 に与えた。DDEHVEEPTVAYで免疫した3匹のマウスのうちの2匹とは 封蝋的に、EENVEHDAで免疫した4匹のマウスのうちで1匹がバックグラ ウンドよりも突出しj;シグナルを与えた。これらは比較的低いシグナルである が、これら合成ペプチドが各々、免疫性ペプチドのみならずこれらの配列を含有 する寄生虫抗原とも反応する抗体応答性を誘導できることは明らかである。
この実験に使用したペプチドは以下のものである: (EENV)、、RESA 3’−反復4−marの8個の反復部に対応した32−mer;(EENVEH DA)4.RESA3’−反復g−marの4個の反復部に対応した32−me r;および(DDEHVEEPTVA)、、RESA5″−反復1 l −me rの3個の反復部に対応した3 3−+ner。
グルタルアルデヒドを用いてジフテリア毒素にコンジュゲートしたペプチドを使 用し、3つの異なるアジュバント:70インドの完全アジュバント(FCA)、 ノルMDP/スクアレンーアルラセル(Squalene−Arlacel)( MDP) [チパ・ガイギー(Ciba(;eigy)から入手]およびミョウ バン(Alnm)を用いて家兎を免疫した。各実験群に3匹の家兎を供し、各々 を免疫するために投与したコンジュゲート体は、担体タンパク質250μgと同 量であった。動物を筋肉注射により免疫し、最初の免疫から3週間経て、同量の アジュバントおよび同じ投与経路によって2回目の増強免疫を行った。
免疫に対する抗体応答性を、標的抗原として牛血清アルブミンにコンジュゲート した同じRESAペプチドを使用して固相EL I SAによって検定した。第 3表の成績は、家兎血清のi : 1ooo希釈度を使用して得られた光学濃度 を示したものであり、これにより、アジュバントとしてFCAおよびMDPを使 用すれば高度な抗体応答性が得られ、アジュバントとしてミョウバンを使用して もこれが得られないことが分かる。
第3表 家兎に於ける、ジフテリア毒とコンジュゲートしたRESA合成ペプチ ドに対する抗体応答性これらの値は、マイクロEL I SAによって家兎血清 の希釈度l:1000で分析した414nmに於ける光学濃度の値である。各個 は3匹の家兎に於ける平均値である。
産業的出願 本発明に従えば、マラリアに対する保護免疫性を提供することによって、哺乳動 物のマラリア、特にフフルシパルム・マラリア寄生虫する上で有効なワクチンを 得ることができる。
本発明は、マラリア抗原、マラリア寄生虫または抗マラリア抗体を検出するため に有用な試薬を調製するために利用することができる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プラスモジウム・フアルシパルムのRESA抗原をコードしている領域から 得られたポリヌクレオチド配列、このポリヌクレオチド配列とハイブリダイズす るポリヌクレオチド配列、第1に挙げた配列若しくはハイブリダイズ配列と関連 しているポリヌクレオチド配列、またはプラスモジウム・アァルシバルムのRE SA抗原由来のポリペプチド着しくはこのポリペプチドと同様の生物学的若しく は免疫学的活性を示すポリペプチドを発現時にコードしているポリヌクレオチド 配列。 2.プラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原の5′および/または3′ 反復領域から得られたポリヌクレオチド配列、このポリヌクレオチド配列とハイ ブリダイズするポリヌクレオチド配列、ポリヌクレオチド配列、第1に挙げた配 列若しくはハイプリダイズ配列と関連しているポリヌクレオチド配列、またはプ ラスモジウム・フアルシパルムのRESA抗原の5′および/または3′反復領 域から得られるポリペプチド若しくはこのポリペプチドと同様の生物学的若しく は免疫学的活性を示すポリペプチドを発現時にコードしているポリヌクレオチド 配列。 3.第1項または第2項に記載の少なくとも一つのポリヌクレオチド配列の一部 、類似体、同族体、誘導体若しくは組み合わせ物、またはその全て若しくは一部 、類似体、相同体、誘導体若しくは組み合わせ物のマルチマーであるポリヌクレ オチド配列。 4.プラスモジウム・フアルシパルムのRESA抗原をコードしている領域から 得られるヌクレオチド配列、またはプラスモジウム・フアルシパルムのRESA 抗原の領域と同様の生物学的若しくは免疫学的活性を示すポリペプチドをコード しているヌクレオチド配列、または該ヌクレオチド配列とハイプリダイズする配 列、およびラベルからなる第1項から第3項のいずれかに記載のポリヌクレオチ ド配列を同定するために有用なプローブ。 5.第1項から第3項のいずれかに記載のポリヌクレオチド配列からなるDNA 挿入体およびベクターDNAで特徴づけられる組換えDNA分子。 6.ベクターDNAがプラスミド、ウイルスまたはバクテリォフアージDNAか らなる第5項に記載の組換えDNA分子。 7.発現コントロール配列が機能的に連結している第5項または第6項に記載の 組換えDNA分子。 8.第5項から第7項のいずれかに記載の組換えDNA分子によって形質転換さ れた形質転換宿主。 9.宿主細胞が細菌、酵母、糸状菌および高等真核細胞の中から選ばれる第8項 に記載の形質転換宿主。 10.第8項または第9項に記載の形質転換宿主の発現生産物。 11.実質的に純粋な第10項に記載の発現生産物。 12.ブラスモジウム・ファルシパルムのRESA抗原のフラグメントのモノマ ー若しくはマルチマー、またはそのフラグメントの一部、類似体、同族体、誘導 体若しくは組み合わせ物を含有しているポリペプチド、またはこのポリペプチド と同様の生物学的若しくは免疫学的性質を有するポリペプチド。 13.該フラグメントがプラスモジウム・フアルシパルムのRESA抗原の5′ および/または3′反復単位(群)を含有している第12項に記載のポリペプチ ド。 14.第12項または第13項に記載のポリペプチドを少なくともひとつ含有し ており、薬学的に許容できる担体および/若しくはアジュバントをも含有してい ることもある、哺乳動物に於ける免疫応答を刺激する組成物。 15.哺乳動物に第14項に記載の組成物の有効量を投与することからなる哺乳 動物に免疫を与える方法。 16.第12項または第13項に記載のポリペプチドを少なくともひとつ含有す る試薬を調製し、この試薬を、抗マラリア抗体を検出するために使用することか らなる抗マラリア抗体の検出方法。 17.第12項または第13項に記載のポリペプチドに対して誘起された抗体。 18.第17項に記載の抗体を含有する試薬を調製し、この試薬を、マラリア抗 原を検出するために使用することからなるマラリア抗原の検出方法。 19.(DDEHVEEPTVA)n (EENVEHDA)n および(EENV)n (ここに、nは正の整数である) からなる群から選ばれる少なくともひとつの配列またはこの配列から欠損および /若しくは保存的置換によって得られる関連配列で示されるか若しくはこの配列 を含有する担体分子と結合していることもある合成ペプチドを、薬学的に許容で きる希釈剤および/またはアジュバントと共に含有している、血液段階のプラス モジウム・ファルシパルム抗原に対する免疫を哺乳動物に付与するための組成物 。 2.該合成ペプチドが、(DDEHVEEPTVA)nおよび(EENVEHD A)n[ここに、nは正の整数である]から選ばれる少なくともひとつの配列で 示されるペプチドであるか若しくはその配列を含有する合成ペプチドである第1 9項に記載の組成物。
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