JPS63501366A - ポリカ−ボネ−トとポリエステルを含むポリマ−混合物 - Google Patents
ポリカ−ボネ−トとポリエステルを含むポリマ−混合物Info
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- JPS63501366A JPS63501366A JP50545085A JP50545085A JPS63501366A JP S63501366 A JPS63501366 A JP S63501366A JP 50545085 A JP50545085 A JP 50545085A JP 50545085 A JP50545085 A JP 50545085A JP S63501366 A JPS63501366 A JP S63501366A
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- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリカーボネートとポリエステルを含むポリマー混合物
本発明は次の成分:
(a)芳香族ポリカーボネート30〜70重量%、(b)芳香族ポリエステル2
0〜60M1k%、(c)1種以上のアルキルアクリレートまたはアルアルキル
アクリレート、架橋剤およびグラフト化剤からなるエラストマー性コアを有し、
かつ剛性の熱可塑性エンベロープを有するポリマー5〜15重量%
を含むポリマー混合物に係る。
芳香族ポリカーボネート、芳香族ポリエステル、およびゴム状の第−相と剛性の
熱可塑性最終相とをもつポリマーからなりうるポリマー混合物は国際公開WO8
0100972に記載されている。これら公知の混合物は、特に純粋な芳香族ポ
リエステルと比較して、良好な衝撃強さと良好な引張強さを有する。さらに実際
問題として、これらの公知のポリマー混合物は有機溶剤、たとえば内燃機関用燃
料(ガソリン)に対する良好な耐性をもっていることが判明している。これら公
知のポリマー混合物にはふたつの小さな欠点がある。すなわち、射出成形によっ
て得られた物品は真珠光沢といわれることがある現象を起こしゃすい傾向を示す
。これの意味することは、これらの物品が時とじて真珠光沢を示す表面をもっと
いうことである。二番目の不利な点は、有機溶剤たとえば内燃機関用燃料と接触
した後に表面の変色(白色化)が起こることである。成形された物品の外観に関
して高い要求が課せられている用途では、これらのふたつの不利な点のためにこ
れらの物品にラッカーの保護層を設ける必要が生じる。
本発明は、公知のポリマー混合物と同じ良好な機械的特性をもち、しかも上記の
不利が生じない新規なポリマー混合物を提供する。本発明は、ポリマー(c)の
粒子サイズを適切に選択することによって前記の不利が生じないという発見に基
づいている。
本発明のポリマー混合物は、ポリマー(C)が0.2マイクロメーターより小さ
い平均粒子サイズをもっことを特徴としている。粒子サイズとは、常に、少なく
とも別言しない限り後記する方法に従って測定される大きさくサイズ)を意味す
るものと理解されたい。
本発明はまた、
a)芳香族ポリカーボネート85〜99.5重量%とb)0.2マイクロメータ
ーより小さい平均粒子サイズを有する上述の意味のポリマー(C)0.5〜15
重量%とを含むポリマー混合物にも係る。
さらに本発明は、
a)芳香族ポリエステル85〜99.5i1ffi%とb)0.2マイクロメー
ターより小さい平均粒子サイズを有する上述の意味のポリマー(C)0.5〜1
5重量%、好ましくは10〜15重量%と
を含むポリマー混合物に関する。
本発明は特に、米国特許第3.808,180号明細書に記載されているポリマ
ー(C)を含むポリマー混合物を提供する。そこに記載されているポリマーは、
ガラス転移温度が10℃より低い第1の相を有する多相複合インターポリマーか
ら構成されている。この第1の相は、少なくとも約50重量%の1種以上のアル
キルアクリレートおよびアルアルキルアクリレート、約0.05〜560重量%
の架橋用モノマー、約0.05〜5,0重量%のグラフト結合用モノマー、約0
〜10重量%の親水性モノマー、および残りのさらに共重合可能なエチレン性不
飽和モノマーの重合によって得られている。架橋用モノマーとしては、付加重合
に対して反応性であって全てがほとんど同じ速度で反応するいくつかの基を有す
るポリエチレン性不飽和モノマーが使用される。グラフト結合用モノマーは、付
加重合に対して反応性であり、少なくとも1つが残りの反応性残基の少なくとも
1つの反応速度とはかなり異なる反応速度で重合するいくつかの基を有するポリ
エチレン性不飽和モノマーである。米国特許第3.808.180号によるポリ
マー(C)は、さらに、前述のエラストマー性相の存在下で、少なくとも50重
量%のアルキルメタクリレートで構成されるモノマー混合物から重合された剛性
の熱可塑性材料の最終相を含む。このエラストマー性相と最終相との間には中間
相、たとえばスチレンの中間相が存在してもよい。
本発明のポリマー混合物中で使用するポリマー(C)はエラストマー相中にたと
えばn−ブチルアクリレートや2−エチルへキシルアクリレートを含みうる。2
−エチルへキシルアクリレートが好ましい。エラストマー相中に2−エチルへキ
シルアクリレートを使用した場合得られるポリマー(c)は、本発明のポリマー
混合物中に使用した際、ガソリンに対して特に良好な耐性をもつ(実質的に変色
しない)ポリマー混合物を与える。架橋用モノマーとしてはポリオールのポリア
クリレートがポリメタクリレート、たとえばブチレンジアクリレートを使用しつ
る。ポリマー(c)を製造する際にはグラフト結合用モノマーも使用する。適切
なグラフト結合用モノマーはたとえばアリルメタクリレートとアリルアクリレー
トである。エラストマー相は、上記のアルキルアクリレートおよび/またはアル
アルキルアクリレートと前記モノマーの外にさらに共重合可能なモノマーを含ん
でいてもよい。剛性の最終相はC〜C4アルキルメタクリレ〜トたとえばメチル
メタクリレートからか、またはスチレンとアクリロニトリルのコポリマーから構
成することができる。ポリマー(C)の製造はそれ自体公知である。また、いか
にすれば所与の粒子サイズのポリマー(C)が得られるかも公知である。この目
的には、前述の米国特許第3.SO8,180号明細書およびバンデガー(J、
Vandegaer)の論文、ジャーナル争オブφアプライド・ポリマー・サ
イエンスU、 Appl、 Po1. Sc、)、第9巻、第2929頁(19
65年)を参照することができる。
公知のポリマー(c)は米国特許第3,808.180号に従って剛性ポリマー
、たとえばアクリルポリマーと混合してもよい。米国特許第3,808,180
号による「エラストマーの粒子サイズ」は「なんら本質的な重要性をもたない」
。
粒子サイズの測定方法と、どちらのサイズを意味するのか(直径か半径か)また
はこのサイズの計算方法(数による平均か容積による平均か)とは指示されてい
ない。
米国特許第3.808.180号の譲受人は前記特許請求の範囲に入る製品をア
クリロイド(Acryloid) K M 330という表示で上布している(
この目的にはたとえばヨーロッパ特許出願第36,127号および暗黙的に国際
公開8010 O972を参照せよ)。
この製品(アクリロイド(Acrylold) K M 330 ) (1)粒
子サイズを後述のやり方で走査型電子顕微鏡によって測定すると粒子サイズは0
.46マイクロメーターである。
米国特許第3.808,180号明細書に記載されているポリマー(C)はすで
に、ポリ(アルキレンテレフタレート)とのポリマー混合物(米国特許第4,0
96,202号参照)、ポリ(カーボネート)とのポリマー混合物(ヨーロッパ
特許第0.036.127号)、ポリ(アルキレンテレフタレート)およびポリ
(カーボネート)とのポリマー混合物(国際公開80100972およびヨーロ
ッパ特許第0.025.920号)の形態で使用されている。使用されているポ
リマー(C)の粒子サイズはどこにも示されておらず、通常ポリマー(C)とし
ては市販品のアクリロイド(Acrylold) K M 330を使用すると
述べられている。
粒子サイズと、真珠光沢の発生および有機溶剤との接触後の白い斑点の発生との
間に見出された関係は予言できなかったことである。これらの要因の間の関連は
類似のポリマーについても知られていないことである。
粒子サイズ測定
本出願並びに請求の範囲において他に明記しない限り、ポリマー(C)の粒子サ
イズはいつでも以下のように測定される寸法を意味するものと理解されたい。ポ
リマー(C)を製造する際にラテックスが得られ、これからポリマー(C)を回
収する。粒子サイズを測定するにはこのラテックスを出発材料として使用する。
このラテックスを分析用遠心分離機(日本の板場製CAPA500タイプ)によ
って高希釈形態で遠心分離する。沈降する粒子のサイズを、ショルタン(W、
5choltan)が記載した方法(コロイド・ツァイトシュリフト(Koll
oid Ze1tschrif’t)第250巻、第782〜96頁、1972
年)に従って測定する。測定されるのは常に容積で平均された粒子サイズ、すな
わち平均粒径がD 50数として測定される。
この方法は市販されている製品アクリロイド(Acrylold)KM330の
粒子サイズを測定するのには適切でなかった。
というのは、これらの粒子は多少凝集した形態を示したからである。したがって
粒子サイズは、本発明のポリマー混合物から形成した物品および市販の製品アク
リロイド(Acrylold) K M 330からなるポリマー混合物から形
成した物品に対しても測定された。8.5重量部のポリマー(C)、40重量部
のポリブチレンテレフタレート、50重量部のビスフェノール−A−ポリカーボ
ネート、0,5重量部の二酸化チタン、0.05重量部のカーボンブラックおよ
び安定剤を有するポリマー混合物を265℃のエクストルーダー内で混合した。
押出物を造粒した。顆粒を射出成形した。得られた物品を一196℃で破壊した
。破壊面内のポリマー(c)の粒子を走査型電子顕微鏡で観察した。粒子100
個の平均の直径は以下でrs、e、m、値」として示す。一般に、この方法では
上記の方法に比べてより小さい直径の値が見られる。
粒子サイズが0.2マイクロメ一ター未満のポリマー(C)は公知の方法に従っ
て製造することができる。適切な製造方法が示されている(第1のポリマーC)
。
本発明は、芳香族ポリカーボネート、芳香族ポリエステル、および、粒子サイズ
が0,2マイクロメ一ター未満のポリマー(C)からなるポリマー混合物が真珠
光沢をもたず、しかも有機溶剤と接触したときに白い斑点を示すこともないとい
う発見に基づいている。芳香族ポリカーボネートと粒子サイズが0.2マイクロ
メーターより小さいポリマー(C)とのポリマー混合物、ならびに芳香族ポリエ
ステルと粒子サイズが0.2マイクロメーターより小さいポリマー(C)とのポ
リマー混合物は、粒子サイズが0.46マイクロメーター(s、e、m、値)の
公知のアクリロイド(Acrylold) K M 330を含む類似のポリマ
ー混合物と比較して同様の性質改善を示す。
本発明のポリマー混合物中では、7g/ダラム未満の膨潤度(後述のやり方で測
定)に相当する比較的架橋の程度が高いポリマー(C)を使用するのが好ましい
。
市販されているポリマー(c)(KM330)は膨潤度が5g/グラムである。
7g/ダラム未満の膨潤度を有するポリマー(C)を適用すると(同じ粒子サイ
ズに対し)真珠光沢が低下したポリマー混合物が得られる。
本発明のポリマー混合物はポリマー(C)に加えて芳香族ポリカーボネートと芳
香族ポリエステルを含む。
芳香族ポリカーボネートはそれ自体公知である。適した芳香族ポリカーボネート
はたとえば米国特許第4,034゜016号明細書に記載されている。特に適し
ているのはビスフェノールAおよび/またはテトラメチルフェノールAから誘導
された単位を含むポリカーボネートである。いわゆる分枝ポリカーボネートも使
用することができる。
芳香族ポリエステルは、やはりそれ自体公知の化合物である。いわゆるポリアル
キレンテレフタレート、たとえばポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレ
ンテレフタレートが特に適している。これらの芳香族ポリエステルは1種以上の
芳香族ジカルボン酸、たとえばテレフタル酸、そのエステルまたはエステル形成
性誘導体とIFli以上の異なるジオール化合物の反応によって製造される。適
したジオール化合物はエチレングリコール、1.4−ブタンジオールおよび1.
6−ヘキサンジオールである。芳香族ジカルボン酸の一部は脂肪族ジカルボン酸
で置き換えてもよい。
1種以上のポリエステルの混合物も適している。
本発明のポリマー混合物は、ポリマー混合物の通常の製造方法に従って得ること
ができる。本発明のポリマー混合物は通常どおりに成分a) 、b)およびC)
をエクストルーダー内で混合し、それを押出すことで製造される。次いで押出物
を造粒する。
本発明のポリマー混合物は熱可塑性材料の成形技術によって、特に射出成形によ
って物品を形成することができる。
ポリマー混合物はさらに常用の添加剤、たとえば充填材(たとえば強化用繊維の
形態のもの)、安定剤、染料、難燃剤、軟化剤、離型剤、種子形成剤などを含ん
でいてもよい。
第1のポリマー(C5の製造
1.02粒子サイズが0.2マイクロメーターより小さいポリマー(C)
1.16次の溶液を準備した。
A、 n−ブチルアクリレート506.9重量部アリルメタクリレート2,6重
量部
トリス(2−アクリリルオキシ−エチル)インシアヌレート[日立のフランス特
許公開第731A号]B、 (n−ドデシルベンゼンスルホン酸)ナトリウム6
゜4重量部
脱イオン水530重量部
C0K2S2O8(ベルオキシニ硫酸カリウム)1.6重量部
脱イオン水120重量部
り、Na2S2O5(二亜硫酸ナトリウム)1.6重量部
脱イオン水12offi量部。
2リツトルのガラス製反応器にAとBを入れ、10℃に冷却し、窒素で5回洗浄
/排気して無酸素状態にした。AとBの混合物を攪拌して乳化した。このとき温
度は40℃に上昇した。次に溶液C(脱気した)を60重量部注入し、さらにそ
の後溶液D(脱気した)を60重量部入れた。重合反応はすぐに始まり、その結
果温度は10分間で70〜75℃に上昇した。次に温度を60℃、圧力を1.5
気圧に調節した。溶液CとD(脱気した)の残りを自動供給ポンプによって2時
間でゆっくり加えた。その後さらに1時間60℃で攪拌して反応を完了させた。
1.21次の溶液を準備して脱気した。
E、 メチルメタクリレート127.4重量部アリルメタクリレート0,6重量
部
F、 (n−ドデシルベンゼンスルホン酸)ナトリウム1゜6重量部
に2S208 (ベルオキシニ硫酸カリウム)0.4重量部
脱イオン水100重量部
G、 Na2S2O5(二亜硫酸ナトリウム)0.4重量部
脱イオン水100重量部。
1時間かけて攪拌しながら、溶液E%FおよびGを1゜1、で得られた反応混合
物にゆっくり加えた。次いで85℃で30分間反応を続けた。こうして得られた
ラテックスの粒子サイズを上記のようにして測定した。
l、31反応器の中身を、Ca Cl 2を1重量%含む急速に攪拌している水
溶液中にフィルターを通して注ぐことにより、得られたラテックスを不安定化し
た。沈澱したポリマー(c)を濾過して単離し、水で洗い、60℃で減圧乾燥し
た。
粒子サイズは0.17マイクロメーターであった。
第2のポリマー(C)は0.2マイクロメーターより大き水500重量部を攪拌
しながら2リツトルのガラス製反応器に入れ、その後、1.1.に示したように
して製造したラテックスを160ffiffi部加えた。中身の入った反応器を
5回窒素で洗浄/排気することにより無酸素状態にした。
1.5気圧の圧力下全体を60℃の温度に加熱した。1゜1、に記載したような
脱気した溶液A−Dを3時間かけてゆっくり加えた。温度は62〜63℃に上が
った。最後に、60℃でさらに90分間攪拌した。
2.2.1.2.で指示した通り。
2.3.1.3.で指示した通り。
3.1.2.1.に記載した方法を繰返した。しかし、出発材料は初期バッチが
水400重量部と1.1.に従って得られたラテックス30重量部であった。
3.2.1.2.で指示した通り。
3.3.1.3.で指示した通り。
第4、第5、第6のポリマー(c)
それぞれ第1、第2および第3のポリマー(C)に対して記載した方法を繰返し
た。しかし、使用した溶液Aはn−ブチルアクリレート499.2重量部、アリ
ルメタクリレート2.56重量部およびトリス(2−アクリリルオキシ−エチル
)インシアヌレート10.24重量部から成っていた。
第7、第8、第9のポリマー(c)
それぞれ第1、第2および第3のポリマー(C)に対して記載した方法を繰返し
た。しかし、使用した溶液Aはn−ブチルアクリレート488.96重量部、ア
リルメタクリレート2.56重量部およびトリス(2−アクリリルオキシ−エチ
ル)インシアヌレート20.48重量部から成っていた。
得られたポリマー(C)1〜9の平均粒径(D 50)■
と、膨潤度およびゲル含量(ゲル分率)を測定した。膨潤度とゲル分率を測定す
るには所与の量のポリマー(c)を秤量した(A)。この量のものを1,5重量
%の濃度で室温のトルエンに懸濁し、4時間懸濁状態を維持した。この懸濁液を
遠心分離<28.0OOG)L、上澄みの透明な液体をデカントし、得られたゲ
ルを新しいトルエンと混合し、再度遠心分離した。上澄みの透明な液体を再度デ
カントした。残ったゲルの重量を測定した(B)。次いでこの残りのゲルを乾燥
して一定の重量とした(C)。膨潤度(ZG)はBとCの比であり、ゲル分率(
GF)は(C/A)X100%で計算される。
得られた結果を下の表Aに挙げる。
表 A
ポリマー(c) 平均粒子サイズ ZG GFNo、 D 50(μm) Ct
r/g) 41%)■
1 0.17 11.7 94.3
2 0.32 9.5 95.5
3 0.81 g、8 95.1
4 0.1g 7.9 96.2
5 0.34 B、5 95.2
B 0.57 5.5 95.0
7 0.1B 5.7 94.9
B 0.30 5.4 98.6
9 0.52 5.2 98.1
ポリマー(c)第1、第4および第7は本発明のポリマー混合物に適している。
ポリマー(c)第2.第3、第5、第6、第8および第9は比較例用に使用した
。
実施例1
265℃のエクストルーダー内で常にポリマー(C)第1〜9のいずれかひとつ
の8.5重量部を、ポリブチレンチレフタレ−) (ISO(国際標準化機構>
1133に従った250℃、5ONでのメルトインデックス−24g710分)
40重量部、ビスフェノールAから誘導されたポリカーボネート(IS0113
3に従った300℃、12Nでのメルトインデックス−11g/10分)50重
量部、二酸化チタン0.5重量部、カーボンブラック0.05重量部および安定
剤と混合した。押出物を造粒した。顆粒を射出成形によって試験棒に形成した。
さらにふたつのポリマー混合物も製造した。ひとつはポリマー(C)を含まず、
他のひとつは市販のアクリロイド(Acryloid) KM 330を8.5
重回部含んでいた。
得られた顆粒と出発ポリマーのl5O1133によるメルトインデックスilF
りを測定した。−15℃でのノツチ付き衝撃強さはASTM D256(棒の厚
みは3゜2mm)に従って測定した。表面の変色(白色化)と真珠光沢効果は5
X6cmの寸法のプレートで測定した。
白色化は次のようにして測定した。プレートを「C重油」(ISO1817によ
る)85容量%とメタノール15容量%との混合物に6分間浸漬した。次にこの
プレートを空気中で24時間乾燥した。変色はラフイス(Zeiss)のRFC
3分光光度計を用いて測定し、DIN (ドイツ工業規格)6174に従って計
算した。白色化はいわゆるシー・アイ・イー・ラボ(C1elab)単位で表わ
したΔL* 寄与によb
*
って定量化される。ΔL の絶対値が低いと白色化の程b
*
度が小さく、ΔL の値が高ければ白色化の程度が高い。
b
真珠光沢効果は、いろいろな光源の下でいろいろな角度で色の変化に注意しなが
らプレートを検査することによって目視評価される。色の変化がまったくなけれ
ば(すなわち、真珠光沢がまったくなければ)5の評価を与え、色の変化が強い
と数字1で評価される。
ポリマー混合物中のポリマー(C)の粒子サイズは、走査型電子顕微鏡により前
述のようにして測定される。
結果を下の表Bに挙げる。
l 蚕 箋
刊ス1ト9−−−−−−−−−−−
E ’に
、ヤ、の−トのoト■Cφ ■
Φ勢IE l−I Ncvz−のの−への で1ンOP−I NのすりCト閃■
シの
表Bから分かるように、ポリマー(C)第1、第4および第7を含むポリマー混
合物は白色化がほとんどなく真珠光沢効果がまったくかまたはほとんどないとい
う最も好ましい組合せを示す。ポリマー(c)第7を含むポリマー組成物とポリ
マー(C)第4及び第1を含有する組成物とを比較すると、ポリマー(c)第7
の方が真珠光沢効果が小さい。ポリマー(C)第1、第4および第7の間にある
最も重要な相違は膨潤度である(表A参照)。すなわちポリマー(c)第7の膨
潤度が最も低い。この結果によると膨潤度が7 g / gより低いポリマー(
C)が好ましい。膨潤度が真珠光沢に及ぼす影響は、ポリマー(C)第9、第6
および第4を含むポリマー混合物を相互に比較するといっそう顕著に見える。膨
潤度が最も低いポリマー(c)を用いると真珠光沢に対するベストの評価が得ら
れる。
実施例■
第4のポリマー(C)について前に記載したのと同様にして、n−ブチルアクリ
レートの代りに2−エチルへキシルアクリレートを用いたポリマー(C)を製造
した。
(上記のエチルへキシルアクリレートを基材としたポリマー(c)を用いて実施
例Iに記載したようにして製造した)本発明のポリマー混合物の破壊面内でのこ
のポリマー(c)の平均粒子サイズ(s、e、m、直径値)は0.14マイクロ
メーターであった。このポリマー混合物のメルトインデックスは14.0g/分
であった。−15℃でのノツチ付衝撃強さは605J/mであった。真珠光沢は
数*
字4で評価され、ΔL 値はたった0 、5 C1elab単位でb
あった。
実施例■
実施例Hに記載したのと類似したやり方で(すなわちエラストマー相は2−エチ
ルへキシルアクリレート)ポリマー(C)を製造した。ただし、最終相はメチル
アクリレートからではなくスチレンとアクリロニトリルの混合物(重量比はそれ
ぞれ71:29)から共重合した。
得られたポリマー(C)を含む実施例Iによるポリマー混合物中のこのポリマー
(c)の平均粒子サイズ(s、e。
m、直径値)は0.12マイクロメーターであった。このポリマー混合物のメル
トインデックスは16g/10分、−15℃ノツチ付衝撃強さは580J/m、
真珠光沢値は上記に述べたポリマー(C)第7の二番目を製造した。
平均の粒子サイズは0.17マイクロメーター、膨潤度は5.9g/g、ゲル分
率は95.0重量%であった。
上述のポリマー(C)8.5重量部を、前記と同じポリカーボネー)90.95
重量部、二酸化チタン0.5重量部、カーボンブラック0.05ffi量部およ
び安定剤と混和した。
比較として、ポリマー(C)第7の代りに市販のKM330を8.5重量部用い
て類似のブレンドを製造した。
得られた材料を試験して次の結果を得た(表C)。
混合物中 メルトイン −15℃ノツチ ΔL*b
のポリマー デックス 付衝撃強さ (C1elab 真珠(c) (r/10
分)(J/m) 単位) 光沢No、7 7.0 881 8.4 4KM33
0 B、7 850 23.2 3上の表Cから見ることができるように、ポリ
マー(C)第7を含む本発明のブレンドは秀れたL値を示し、かつより小さい真
珠光沢を有している。
国際調査報告
Claims (6)
- (1)次の成分: (a)芳香族ポリカーボネート30〜70重量%、(b)芳香族ポリエステル2 0〜60重量%、(c)1種以上のアルキルアクリレートまたはアルアルキルア クリレート、架橋剤およびグラフト化剤からのエラストマー性コアと剛性の熱可 塑性エンベロープとを有するポリマ−5〜15重量% を含み、ポリマー(c)が0.2マイクロメーターより小さい平均粒子サイズを 有することを特徴とするポリマー混合物。
- (2)ポリマー(c)が7g/gより小さい膨潤度を有することを特徴とする請 求の範囲第1項に記載のポリマー混合物。
- (3)ポリマー混合物が (a)芳香族ポリカーボネート40〜60重量%、(b)芳香族ポリエステル3 0〜50重量%、(c)ポリマー(c)8〜12重量% を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー混合物。
- (4)ポリマー(c)がエチルヘキシルアクリレートからなるエラストマー性コ アを有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のポリマー混合物。
- (5)(a)芳香族ポリカーボネート85〜99.5重量%、および(b)請求 の範囲第1項に記載のポリマー(c)0.5〜15重量%を含むポリマー混合物 。
- (6)(a)芳香族ポリエステル85〜99.5重量%、および(b)請求の範 囲第1項に記載のポリマー(c)0.5〜15重量%、好ましくは10〜15重 量%を含むポリマー混合物。
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