JPS63501270A - いびき防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 いびき防止装置 発明の背景 本発明は、請求の範囲の第１項の序文に記載の睡眠中の人間のいびきを防止する 装置に関する。

２Å以上の人間が同室に睡眠しようとする場合に、そのうちの誰かがいびきの音 を発生し、このため別の人間の誰かが眠りに入るのを邪魔したり、あるいは誰か が目を覚ましてしまったりする不快なことがしばしば生じる。この問題は、同居 し同じ寝具で寝る２人の人間の間でよく生じるものであるが、別の状況において も、例えば病院中では、むしろ深刻な問題となり得る。後者の場合に、病床患者 にとって人間のいびきを止めることは、病室に他の人間の目を覚まさせることな くして行うことは不可能である。ある場合においては、この問題は重要なものと なり、２人の同居人が、色々厄介な問題が生じるものであるにもかかわらず、別 々の部屋で睡眠することを選択するようになる。そこで寝ている人間のいびきを 防止し、そのようにすることにより、その人自身ならびに同室の他の人間の眠り を覚まさせないようにする装置を提供することができれば非常に望ましいことで ある。この目的のための装置が本願の目的とするところである。

この種の装置は、スウェーデン特許出願８２０４３７５−３に開示されている。

この装置は、睡眠中のいびきをかきそうな人間に、例えば、その腕にプレスレッ ドのように巻くことにより、接触せしめるようにした２つの電極としての装置を 含むものである。この電極には電圧が与えられ、これにより、装置に包含される マイクロフォンが、いびきの特性を与える周波数を存する音を登録した時点で、 対象たる人間に僅かな電気ショックを与えるようになっている。この電気シロツ クによりいびきをかく人間に影響を与え、当人の眠りの位置を変化させていびき を止めるか（この状態となるまで電気ショックの供給が停止することはない）、 目を覚まさせることとなる。

以上の装置は、欠点を有するものであり、この欠点を本発明でかなり減少させる ように努めている。第１の欠点として、いびき音の周波数と同様な周波数の音が 寝室に伝播した途端に寝ている者が電気ショックを与えられることは非常に不幸 なことである。第２に、このような音は、該当者自身が発するものでなく、その 周りから発せられることが多い。しかしながら、もし該当者から発する音であっ たにせよ、睡眠中の独り言、たった１回のいびき、あるいは鼻息などの場合には 、該当者の寝姿を変えさせたり、目を覚まさせたりする必要はない。なぜなら必 ずしも他の同室者の阻害をしたりするようなことはないからである。この装置は 、該当者のいびきを防止するものではあるが、該当者を不必要に阻害する確率が 非常に高いことも事実である。

本発明の目的は、上述の種類の装置を提供するものであり、すなわち、かなり長 い時問いびきをかいたときだけ睡眠中の人間に影響を与えていびきを止め、同時 にマイクロフォンにより登録された音がいびきのものでないときは、この装置は 以上のような影響を与えることを防止するものである。

発明の要旨 本発明によれば、この目的とするものは、請求の範囲の第１項に記載の特徴項の 特性を有する装置を提供することにより達成せしめられる。

本発明による装置の長所は、いびきというものがティピカルな時間間隔であり、 装置に、検出音が周期性を有するものであるかチェックし、上記の時間間隔でい びきが所定の数だけ連続した場合にいびきをかく者に影響を与えるような手段を 設けるものであることにより達成できる。この結果として、周りの雑音や途切れ 途切れのいびきにより、睡眠中の人間が不必要に影響されたり、阻害されるよう なことはないが、長い時間、例えば３０秒間程度実際にいびきをかいた時だけ影 、響を受けることとなる。周りの人間が阻害されるのは、いびきがある所定時間 継続してからである。当然ながら、まだ眠っていない人間あるいは睡眠中の人間 は、その眠りに入ろうとする際に１回のいびきで阻害されるようなことはほとん どない。よってこの利点は、既知の装置に比べるに明らかである。

図面の簡単な説明 添付図を参照して、−例として、本発明の装置の実施例の具体的な説明を以下に する。

図面において、 第１図は、ベッドマツトレスの特定の位置に設けた、本発明による装置と共に睡 眠中の人間を概略的に示す図。

第２図は、上記装置の構成ならびにその機能的動作方法を概略的に示す図。

好適実施例の詳細な説明 第２図において、ベッドｌに横になっている睡眠中の人間２が示されている。人 間の頭の高さで、ベッドマツトレス３の下側に箱４が配置されている。この箱内 には、電源及び箱内の機器に接続する電源からの配線を除いて、本発明による装 置全体が収められている。

箱外に設けられる素子は、本発明にはあまり関係なく、よってこの図には図示し ていない。１つ以上のバッテリで動力源を構成するようにすることも可能である が、このような場合は、動力源を箱内に内臓でき、本発明による装置の利用を容 易にすると共に移動も可能となる。

第２図を参照して、本発明による装置の機能ならびに構成を詳細に説明すること とする。人間がいびきをかくと、低周波数（２００Ｈｚあるいは、これ以下のオ ーダで）のいびき音が、枕およびベッドマツトレスを通して伝播するが、これら 枕およびマツトレスは、ローパスフィルタの作用をする。いびきの典型的な周波 数とは、約１００Ｈｚであるから、いびきから発せられたものでないものと思わ れる音をフィルタで除いてしまうのに枕およびマツトレスを利用するには、枕お よび／もしくはマツトレスの下に装置を配置することは有利なことである。箱４ に達する音は、箱内部に設けたマイクロフォン５をたたき、これによりこの音は 電気信号に変換される。

これらの信号は、８０　Ｈｚの低周波数制限で低周波側にＯｄＢ／オクターブの 強度減衰のフィルタ６に通される。これら信号は、増幅器７に通されて４００ｄ Ｂだけ増幅される。その後に、フィルタ装置８に通される。この場合、このフィ ルタ装置は、直列接続で１００Ｈｚの中間周波数の３個のバンドパスフィルタで 、各々が周波数スケールで両方向に１２ｄＢ／オクターブの強度減衰を有するも ので構成されている。このフィルタ装置からの出力信号は、もれなく周波数が１ ００Ｈｚ　２０Ｈｚの音から得られたものとなる。前述したように、これは、典 型的ないびき音の周波数に対応している。

これら信号は、この後Ａ　Ｃ／Ｄ　Ｃコンバータ９に導かれ、ここで直流に変換 される。

以下で説明する対象は、上記フィルタを通過してきたものが、すべていびきに関 して典型的な時間間隔で周期的に現れるものであるかを判断し、信号がいびきか ら生じてきたものかどうかを知るための装置についてである。

ロジック１−ステートあるいは２−ステートを述べる場合は、信号が有るか無い かということが必要であるが、強弱の信号を意味するようにもできる。言葉の単 純化のためにも、以下では、“ロジック”なる言葉は省略する。

ＡＣ／ＤＣコンバータ９は、マイクロフォンにより登録され少なくとも０．３秒 継続する音響信号が入った時に、その出力で１ステートを出力する。このＡＣ’ ／ＤＣコンバータ９の出力は、第１および第２単安定フリップフロップ１０．１ １に接続されている。第１および第２フリツプフロツプは、信号（あるいびきに 対応する）がコンバータ９から到着するのが止まったときにトリガーされ、約５ 秒間０−ステートを、そして約１．５秒間ｌ−ステートを出力側にそれぞれ発す る。もし信号が、時間間隔が経過する前にコンバータから入ると、第１フリツプ フロツプはその後５秒間だけ延長される。

いびきが続いている間は、このフリップフロップは、出力側に１−ステートを生 じることがない。しかしながら、逆に２つのいびきの間の中断が出力側において 、５秒以上と長ければ出力側で１−ステートがＯＲゲート１２に伝達され、ＯＲ ゲート１２の出力には、これによりｌ−ステートが発せられる。したがって、第 １フリツプフロツプの目的は、この場合に５秒間である所定時間以内に回復しな い、（不快な）いびきとしての音がカウントされないようにすることを確実なら しめるものである。

第２フリツプフロツプ１１に出力は、その入力側にフィードバックされ、新たな トリガーは、出力側の１−ステートが出力されている時間間隔（１，５秒）の間 継続できない。第２フリツプフロツプ出力は、ＡＮＤゲート１４の入力側に接続 されているＡ　Ｃ／Ｄ　Ｃコンバータの出力ともなる。ＡＮＤゲートの出力側に さらに接続されている。この結果、先行の１−ステートの消滅後１．５秒の間に コンバータの主力側に１−ステートが伝達された場合で、したがって第２のフリ ップフロップ１１がその出力側に１−ステートを有している場合は、ＡＮＤゲー ト１４は、その出力側に１−ステートを発生させ、カウンタ１３がリセットされ る。したがって第２フリツプフロツプの目的は、再発生する迄に、ここでは１． ５秒である所定最小時間間隔を存しない音がいずれもいびきとしてカウントされ なにようにすることを確実ならしめることである。これにより、睡眠中の独り言 および周りの音と思われる音をいびきとし登録されないようにすることができる 。

第２フリツプフロツプ１１の出力は、カウンタ１３の入力にも接続されており、 このカウンタ１３により、前記フリップフロップの出力側の１−ステートが０− ステートに変化する際にいびきとしてカウントされる。カウンタは、所定の数、 例えば、５のいびきがカウントされた後、その出力側に１−ステートを出力する 。この数は外部から調節が可能とすることができるが、装置の製造段階で設定す るようにすることもできる。よって、睡眠中の人間が連続していびきをかいてい ると認められる場合には、カウンタは、その出力側に１−ステートを発生させる ので、これが第３の単安定フリップフロップ１５に伝達され、単安定フリップフ ロップ１５は、このためその出力側に約５秒間ｌ−ステートをトリガーされる。

同時に信号がカウンタの出力側からＯＲゲートに出力され、これに上りカウンタ がリセットされる。第３フリツプフロツプ１５からの信号は、いびきをかいてい る人間に影響を与えるための装置１７を駆動している動力装置１６に伝達される 。この装置１７は、この場合においては、睡眠中の人間の目を覚まさせるような ことなく影響を与え、睡眠中の人間が感知し得る程度の振動を伝達せしめるパイ ブレークで構成されている。もし該当者がなおいびきをかくのであれば、パイブ レーク１７の該当者への作用が停止され、上述のサイクルが再度開始され、さら に５回のいびきの後、好ましくは該当者がいびきを終わらせる姿勢に変化するよ うに、いびきをかく人間への作用が開始される。

いびき音を検出する装置は、上述のごとく素子５から１４を包含し、このうち素 子ｌＯから１４は、上詰手段を構成するものである。

本発明に上る装置は、上述の実施例に全く限定されるものでなく、本発明の知見 にもとづき本発明の範囲から逸脱することなく、種々の種類の修正が可能なこと は、当業者の自明とするところである。

上述の時間間隔、周波数等は、当然ながら適当に変更可能である。

また異なる形式の回路配線でも上述と同じ機能を得ることができるものである。

非常に便利であるとはいえ、装置の素子を同一の箱内に収める必要はない。また 同和をマツトレスの下に配置することも意図しなければならないものである。

いびきをかく者に作用する装置は、例えば、該当者にのみ登録可能の音響信号を 発するようにすることができ、いびきをかく者の頭位置を変更すべく枕を動かす ようにさせるか、他の適当な方法でいびきをかく者に対して影響を与え、目を覚 まさせることなく該当者の不快行為を止めるようにすることもできる。

いびきの外にも心臓の鼓動等その他の周期的な身体の作用を測定することが可能 であり、これにより適当な方法で使用できるように装置を設計することが可能で ある。

最後であるが、必要であれば、いびきを止めるためにいびきをかく人間に作用す べく、該当者の目を覚まさせるようにすることができる。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．睡眠中の人間のいびきを防止する装置にして、いびき音を検出する構成（５ −９）と、この構成により制御され、前記人間に影響を与えていびきを止めるよ うにした装置（１７）とを有し、前記構成が、いびきから発する音を受けて信号 を発するための受音手段を有する装置において、前記構成は、さらに前記受音手 段が発する信号が、いびきとして典型的で、ある時間間隔で周期的に生じるもの であるか否かを判断するための手段（１０−１４）を有し、該手段（１０−１４ ）は、いびきの数を数えるためのカウンタ（１３）を包含するものであり、前記 構成（５−１４）は、該カウンタ（１３）が、前記時間間隔で引き続き所定の数 のいびきを検出したときに前記装置（１７）に動作制御信号を伝達するようにな っていることを特徴とするいびき防止装置。 ２．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記受音手段のマイクロフォン（ ５）は、結果としてローバスフィルタの作用をし得るベッドマットレス（３）お よび／もしくは枕の下に配置されるように設計されていることを特徴とする装置 。 ３．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記手段（１０−１４）は、前に 発したいびきが消えた後から所定の時間以内に音が登録されない場合に、前記カ ウンタ（１３）をリセットするようになった第１部材（１０，１２）を有し、頻 繁に生じない音で前記装置（１７）が動作することを防止するようになっている ことを特徴とする装置。 ４．請求の範囲第３項に記載の装置において、前記手段（１０−１４）が前に発 したいびきが消えてから所定の短い時間以内に別の音が登録された場合に前記カ ウンタ（１３）をリセットするようになった第２部材（１１，１４）をさらに有 し、阻害音である場合も前記装置（１７）が動作することを防止するようになし 、いびきとして典型的な時間間隔の後および以内で回復する音のみ前記カウンタ （１３）がカウントするようになっていることを特徴とする装置。 ５．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記装置（１７）は、前記いびき をかく人間のみ感知し得る時間制限付音響信号を発する発生器および／もしくは 、該いびきをかく人間に作用する時間制限付振動を発するバイブレータを有する ことを特徴とする装置。 ６．請求の範囲第１項から第５項のいずれか１項に記載の装置において、前記装 置（１７）は、前記いびきをかく人間に直接あるいは間接的に影響を与えて、該 当者がその寝姿を変えるようにするが、しかして目を覚まさないようにさせるよ うなっていることを特徴とする装置。 ７．請求の範囲第１項およびその他前記各項に記載の装置において、前記装置（ １７）は、所定時間の後に前記いびきをかく人間へ影響することを停止し、かつ 前記カウンタ（１３）をリセットするようになっており、前記構成（５−１４） は、前記いびきが止まるまで同じサイクルを操り返すようになっていることを特 徴とする装置。 ８．請求の範囲第１項から第７項のいずれか１項に記載の装置において、少なく とも前記受音手段の１つのマイクロフォン（５）および前記装置（１７）は、前 記ベッドマットレスおよび／もしくは前記枕の下に配置するようにされた小さな 箱（４）の内部に設けられていることを特徴とする装置。 ９．請求の範囲第１項から第８項のいずれか１項に記載の装置において、前記手 段（１０−１４）は、ある所定時間以内に新たないびき信号が生じた場合にこの 時間間隔は延長できるのであるが、該時間間隔の間、いびきからの前記信号が終 了した時点で、出力側が０−ステートにトリガーされるようになった第１単安定 フリップフロップ（１０）と、該第１単安定フリップフロップと同じ時間である が、所定時間出力側が、１−ステートにトリガーされるようになった第２の単安 定フリップフロップ（１１）とを有するものであり、該第２のフリップフロップ の出力側は、ＡＮＤゲートに接続されていると共に自体の入力にも接続され、受 信したいびき信号は、該ＡＮＤゲートにも伝達され、該ＡＮＤゲートの出力側は 、該第１のフリップフロップの出力側共々ＯＲゲート（１２）の入力側に接続さ れ、該ＯＲゲートの出力側は、カウンタ（１３）の入力側に接続され、１−ステ ートである場合は、該カウンタをリセットし、該第２フリップフロップ（１１） の出力側は、該カウンタの入力側にも接続され、該第２フリップフロップの出力 が、１−ステートから０−ステートに変化する毎にカウントされたいびきの数に １を加え、該カウンタは、カウントされたいびきが所定の数に達した後に、該Ｏ Ｒゲートの入力側に信号を伝達すると共に第３の単安定フリップフロップにも信 号を伝達せしめ、この信号により、その出力側が所定時間１−ステートにトリガ ーされ、前記第３フリップフロップ（１５）は、この所定時間の間制御パルスを 出力するようになっており、この出力制御パルスにより、前記装置（１７）が動 作され、前記の時間の間いびきをかく人間に影響を与えるようになっていること を特徴とする装置。