JPS63501124A - ザイモモナス属モ−ビリス型菌株を使用して澱粉水解物をエタノ−ルに転化する方法 - Google Patents
ザイモモナス属モ−ビリス型菌株を使用して澱粉水解物をエタノ−ルに転化する方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
ザイモモナス属モーピリス型菌株を使用して澱粉氷解物をエタノールに転化する
方法発明の背景
(1)発明の分野
本発明は、微好気性条件を使用のもとに高効率菌株のザイモモナス属モーピリス
型細菌を使用する単独段階プロセスで沈澱氷解物をエタノールに転化する方法に
関するものである。
(2)先行技術
従来のエタノール生産方法は酵母を使用する2段階バ・ツチ方法で行われており
、それによって第1段階が培養段階と称される酵母の好気性増殖を含み、第2段
階が小量の酸素の存在或いは不在下のエタノール生産の嫌気性プロセスを含む。
エタノールを生産する第2段階の間さらに酵母を増殖させるために空気或は酸素
を若干添加する必要がある。全体のプロセスの効率が沈降あるいは遠沈のような
装置によって酵母セルの随時の再循環を使用して改良すべき場合、後者を必要と
する。酵母の発酵が本質的にエタノール生産の速度と成育の結合に左右されるの
で、エタノール生産を最適化させるため、その培地は成育を増加する物質或は精
密に調節される曝気で補足しなければならない。
従って従来の酵母発酵プロセス(第2段階)は大きい接種原サイズ約500〜1
000万セル/ m Lに左右される。好ましい最適発酵温度は30と40℃と
の間にありかつ生育される熱は、冷却装置の使用によって調節しなければならな
い。エタノール9〜11%(v/ v)を得る発酵時間は、第2段階のパッチ或
は半連続発酵系列プロセスで40〜60時間である。この発酵時間は、セル再循
環を介して接種原密度を80〜100倍までに増加することによって10時間ま
で減少させることができる。
しかしながら、エタノールに対する澱粉氷解物のコストの効率は最高使用効率及
び11%(v/ v)エタノールを得るため第2段階のプロセスに対して3〜5
個の発酵槽を使用する発酵系列プロセスで新鮮な酵母の連続添加の使用が好まし
い。
エタノール生産に対する第2プロセスは公知であり、それはザイモモナス属モー
ビリス型細菌を使用する(ジョージ ヴエストン会社のヨーロッパ特許第004
7641号明細書参照)。このプロセスは上述のように酵母パッチ発酵に対する
2段階プロセスでもあるが、しかしその細菌が生育段階(段階1)に対して空気
の添加を必要としない。このプロセスはセル生育に対する有機或は無機窒素源な
らびに追加の栄養素の供給を必要とする可能性がありまた厳密な嫌気性条件が発
酵槽への窒素ガスの遅い泡立ちを要求する。エタノールの生産に対するこのプロ
セスの第2段階の間、その糖濃度が6%(−/v)を上回ってはならず、従って
濃縮糖溶液の段階或は連続添加を必要とする。好ましい温度は28〜33℃であ
りまた好ましいpHが5゜5である(この特許からは、そのプロセスの第2段階
で発酵槽への窒素の遅い泡立ちをも必要とするかどうかが明瞭ではない)。
エタノール生産に対する第3プロセスは、第2プロセスで固定化酵母或はザイモ
モナス属の菌株を使用し、それぞれ限定量の糖(10% w/v)で存在してい
ることを説明している(田辺製薬株式会社の英国特許第2055121号明細書
参照)。
エタノール生産に対する第4プロセスは公知であり、このプロセスではセル再循
環で連続的にザイモモナス属モーピリス型菌株を使用するか(ユニサーチリミテ
ッドのオーストラリア特許第AU−B−67696/81号明細書)或は半バッ
チ培養条件下の線状のザイモモナス属モービリス型菌株を使用する(ユニサーチ
リミテッドのオーストラリア特許第AU−B−78199/81号)。
両事例では発酵温度は10℃でまたpHは、5.0で調節され、培地が酵母抽出
物5〜10 g/Lの添加物をもつ純粋グルコースを含んでいた。
酵母発酵の場合では、炭素源転化に対する諸例は遮糖、グルコース、糖蜜、サト
ウキビジュース及び澱粉氷解物であるのが公知である一方、ザイモモナス属発酵
の場合ではそれらの例がグルコースに限定され、固定化セルの場合ではグルコー
スおよび糖蜜へ限定され、また本発明者による前述の特許出願に対して遮糖、糖
蜜、サトーキビシロップ、砂糖大根シロップおよびグルコース/果糖混合物類に
限定される。
発明の概要
本発明の目的は、穀粒或は根茎作物からの澱粉氷解物のような澱粉を基礎とする
材料からエタノールを製造する方法を提供することにあり、その場合に変質の純
度が発酵剤としてザイモモナス属モービリス型微生物を使用する方法の成功に対
して重要ではない。
本発明の好ましい目的は、グルコーズ成分の濃度が10%(、/v)より大きい
発酵培地の存在下でこの方法を行うことにある。
本発明の別の好ましい目的は、単独段階バッチ発酵或は必要に応じて、この培養
方法に対する調節、例えば、供給バッチ、半連続発酵槽系列、連続或は多段階装
置であって、エネルギー人力の少ないも−のを使用するような方法を提供するこ
とにある。
本発明の別の好ましい目的は、下記の説明から明瞭になるt!ろう。
広汎な面では本発明は、単独発酵培地においてエタノールに対する澱粉氷解物を
発酵させる諸段階を特徴とし、この発酵培地でザイモモナス属モービリス型菌株
を使用する発酵によるエタノール生産に対する方法にある。
それらの発酵段階は、下記より成っている。
(al単独発酵培地のアミノグルコシダーゼ作用によるグルコースに対する澱粉
の糖化
(b)糖化後単独発酵培地へ添加される菌株の作用によるこの発m培地のグルコ
ースからエタノールの生成。
これと異なり、菌株は発酵培地へ添加される澱粉水解物混合物で作用してもよく
、それによってエタノールが生成される。
“澱粉氷解物゛′とは、転化合物としてマルトリン、デキストリン、マルトース
、脂質および蛋白質をもつ主成分としてグルコースを含有する物理、化学或は酵
素処理によって液化される澱粉から得られろ複素混合物である。
゛単独段階プロセス”とは、微生物の生育およびエタノール生成相が同一発酵槽
で発生するプロセスとして規定す・ろ。このプロセスの開始は、その発酵培地を
含む発酵槽に対して添加されるザイモモナス属モービリス型を含む種培養物によ
って或は前の発酵生産からの一部分の発酵培地、ザイモモナス属モービリス型を
含む発酵済培地を含む発酵槽に対する発酵培地を添加することによって行うこと
ができる。好ましくはこの発酵は、微好気性条件下で行われる。゛微好気性条件
“′とはガス(酸素、空気、窒素等)が発酵槽へ添加されず、また発酵培地の表
面が大気へ曝されない条件として規定する。このザイモモナス属モービリス型微
生物は、エタノールの増殖及び生成に対して空気或は酸素(好気性)或は窒素(
fi気性)を要求しないが、しかし発酵培地の表面での空気の存在を許容できる
。
好ましい微生物ザイモモナス属モーピリス型の菌株はオーストラリア国、 40
67 クィーンズランド州、セントルシアに所在のクイーンズランド大学の微生
物学部の培養コレクシシンに寄託番号VQM2716号、第UQM27号、第U
QM2814号及び第UQM2864号の下に及びアメリカ合衆国、 2085
2メリーランド州、ロックビル、パーク四−ン ドライブ 12301に所在の
アメリカ型式培養物コレクション(ATCC)にそれぞれ寄託番号第39676
号、第53432号及び第53431号の下に1984年4月24日及び198
6年1月17日付で寄託されている。
菌株UQM2716は英国 AB9 8DG アバジーン、アベーロードに所在
のトーレー研究所、工業バクテリア国家コレクションで寄託番号第NClB11
199号及びATCC寄託番号第29191号及びクィーンズランド大学に寄託
番号第UQM2007号の下に寄託される菌株から連続培養技術を使用する選択
によって派生された。この選択は、親菌株UQM2007に関して改良される性
能及び遮糖化代謝速度に基づいて決定された。
菌株UQM2864は菌株VQM2716から派生される果糖使用陰性突然変位
体であり、また第3菌株VQM2841は菌株UQM2007から派生される果
糖使用陰性突然変位体である。それらの菌種は自由或は固定化形式にしてもよく
またそれら菌株の突然変位体及び変種を使用してもよい。
好ましくはそのグルコースは、穀物(例えば、小麦、大麦、燕麦、ライ麦、ライ
コムギ、トウモトコシ)或は根茎作物(例えば、カッサバ、クズウコン等)から
得られる澱粉氷解物から得られまた濾過されるか或は濾過されない、或は任意に
指定された他の基質と組み合わせたグルコースシロップはグルコース/果糖混合
物の形式にして発酵槽へ供給してもよい。
本発明の代表的工業用の実施では第3者供給者は発酵槽操作者に対して澱粉加水
分解産物の化学的に不確定(複素)混合物の澱粉氷解物を提供し、上記混合物が
通常供給者によって企業秘密として取り扱われる酵素的或は非酵素的方法によっ
てつくられている。(今までのところはザイモモナス属モービリス型を使用する
科学的に十分規定される“澱粉材料”と区別されるように、一連の澱粉氷解物の
複素混合物を発酵させることが可能であると考えられていなかった。)
好ましくはそのグルコース成分は、濃度範囲10〜30%(、/v)にすべきで
、濃度範囲15〜20%(、/v)が単独バッチ発酵の最高エタノール収量或は
連続供給系の比較的に高いエタノール収量にとって一層好ましいものとされる。
グルコースシロップ及び糖化澱粉の場合では、培地は1つ或はそれ以上の任意の
下記成分を含んでもよい。即ち、ペプトン(カゼイン氷解物)酵母抽出物、燐酸
二水素カリウム(KH2PO4) 、硫酸アンモニウム[(NH4)2SO4]
或は水酸化アンモニウム(CH40)T) 或は尿素及び硫酸マグネシウム(M
g SO4,4H20)及び燐酸ニアンモニウム[(NH4) 2 HPO,]
である。好ましくはそれらの成分は、それぞれ濃度範囲0.01乃至0.5%(
w/v)で提供され、はぼ0.05〜0.5%が好ましいとされる。それらの成
分酵母抽出物及びペプトン(カゼイン氷解物)は、パントテン酸カルシウム或は
β−アラニンによって置換することができる。
上述の培地成分は、サト−キビジュース、砂糖大根ジュース或は適当な濃度の糖
蜜、或は最終濃度範囲1.5〜7.5%(乾燥固体)のコーン浸漬リカーの添加
によって置換してもよい。浸漬リカー水は植物材料から澱粉を強制的に出させる
ため澱粉製造工業で使用される温式磨砕プロセスの副成物である。使用法に従っ
て、全乾燥固体含量は、9〜13%に変化してもよく或は35〜50%へ濃縮し
てもよい(動物給餌30〜35%(発酵栄養素)それは蛋白質、アミノ酸、炭水
化物、フィチン酸及び多数の無機及び有機形式の異なる鉱物の混合物を含んでい
る)。
好ましくはこの発酵プロセスのpHは、範囲3.5〜7.0以内ニアリ、初期p
H4,5〜7.0及び3.9と5.0との間の調節が好ましいとされている。こ
れと異なり、澱粉氷解物/コーン浸漬リカー混合物の初期pH通常約4.1及び
4.3と5.0との間に対するこの天然pHの若干の調節によってpH調節装置
を使用しなくてもよく、範囲4.5〜4.5が好ましいとされる。
それから発酵は、進行しかつpHがその混合物の天然緩衝作用によって維持され
る。このためこのプロセスに重要な経済的長所を生ずる。
好ましくは発酵槽の温度は範囲25〜40℃で維持されており、一定温度調節3
0〜35℃の間が好ましいとされる。
発明を実施するための最良の形態
本発明を十分理解させるため、この方法の好ましい実施例を説明する。
第1実施例
・カッサバ根をすり潰し、アミラーゼ酵素(例えばアミログルコシダーゼ)を使
用して60℃で糖化した。75%g/Lグルコースを含んで加水分解されるマツ
シュは、3L発酵槽へ移された。培地200mLは、ペプトン(カゼイン氷解物
)、酵母抽出物燐酸二水素カリウム、硫酸アンモニウム或は尿素及び硫酸マグネ
シウムのうち任意の1つの或はそれ以上を含んで無菌に添加され、各成分が濃度
2%をもち、それによってペプトン及び酵母抽出物をペントテン酸カルシウムに
よって置換、或は全培地を適量のサトウキビシロップ、糖蜜或は砂糖大根シロッ
プの添加によって置換することができる。
遮糖或はグルコース10%(、/v) 、酵母抽出物0゜2%(、/v) 、カ
ゼイン氷解物0.2%(*/ v ) 、 K H2PO40,2%(w/v)
、或はMg SO4,78200,2%(、/v)、(NH4)2So40,2
%を含む培地において37%で増殖されるザイモモナス属モービリス型(ATC
C39676)の12〜24時間種培養物300 m Lが発酵槽へ添加された
。初期pHが7゜0へもたらされかつpHが2Nアルカリ(例えば 80g /
L N a OH)の添加によって5.5で調節された。
培養は、攪拌速度80rpmで温度を35℃にして行われた。
12時間後、最高エタノール生産量が発生し、転化効率92%のエタノール濃度
36.31g/Lを生じた。
若しカッサバ氷解物が糖化後遠沈される場合、転化効率は、少な(とも95%ま
で増加できる。
第2実施例
グルコース330gが蒸留水1.OL中に溶解されかつ10分間60℃へ加熱さ
れた。500 m L中コーン浸漬リカー(48〜50%乾燥物質)100gが
溶解されかっ800 m Lへ近づけられ、次にグルコース溶液1゜OLへ混合
された。生ずる溶液1.8Lが3L発酵槽へ仕込まれかつ温度が25〜38℃へ
調節され、32℃が最も好ましいものとされる。接種原の添加に先行してそのp
Hを範囲3.9〜5.5にすべきであり、4.2〜5.0が最も好ましいものと
されろ。
酵母抽出物3 g/L、ペプトン3 g/L及びKH2PO4、(NH4)2S
04及びM2SO4,7H2oの各々2 g/Lと共にグルコース5〜10%(
w/v)を含む培地で増殖されかつ22〜37℃で培養されるバイモモナス属モ
ービリス型の12〜24時間培養物200 m Lが発酵槽へ添加された。
グルコースは、澱粉氷解物によって置換してもよく、酵母抽出物、ペプトン、K
H2P O4、NH4)2S04及びMg5O,,7H2O接種原および主発
酵の両段階においてコーン浸漬リカー(48〜50%乾燥物質コーン浸漬リカー
溶液)1.5〜7.5%(乾燥物質)によって置換してもよい。
初期pHは4.5へもたらされた。発酵している間そのpHは、攪拌速度60〜
80 r p mにして1〜2Nアルカリ (例えば水酸化ナトリウム80 g
/L)の添加によって4.0〜4.10で調節された。初期混合後攪拌を必要と
しない。17時間後最高エタノール生産量が発生し、エタノール濃度83.Og
/L或はNo、54%(v/v)を示した。発酵槽の温度は、好ましくは範囲2
5〜39℃に維持され、32℃が最も好ましいとされる。最高エタノール生産の
時発酵槽でグルコース0.1g/L以下が残る。
第3実施例
容[IL中グルコース165g及びコーン浸漬リカー(45〜50%乾燥物質)
50gを使用して第2実施例を反復した。第2実施例で説明されるように種培養
物100 m Lを使用して発酵を出発させた。17時間後最高エタノール生産
が発生し、エタノール濃度83.7g/L或は10.63%(w/v)を示した
。温度は32℃で維持されかっpHが4.1で調節された。最高生産時グルコー
ス0.Ig/L以下が残る。
第4実施例
容ilL中グルコース1806及びコーン浸漬リカー(48〜50%乾燥物質)
50gを使用して第2例を反復した。第2例で説明されるように種培養物100
mLを使用して発酵を出発させた。23゜6時間後最高生産が発生し、最高生産
時発酵槽でグルコース0.6g/Lを残してエタノール濃度93.1g/L或い
は11.8%cw/’V)を示した。
第5実施例
グルコース255g及びコーン浸漬リカー(48,98%乾燥物質)75gを含
む培養培地1500 m Lが1.5L発酵槽へ仕込まれた。グルコース5%(
、/V)、酵母抽出物5 g/L、ペプトン3 g/L及びK H2P O,。
Mg5O,/7H20及び(NH4)2So4 の各々2g/Lを含む培地にお
いて22〜30℃で増殖される12〜24時間種培養物300 m lは、25
分間環境温度で2500Xgで遠沈された。生じるセルペレットが保持されかつ
グルコース/コーン浸漬リカー混合物の一部分(はぼ200mL)を使用してそ
れらのセルを再懸濁させた。このセル懸濁液は、次に1.5L培養容器へ添加さ
れた。
培養温度は、60 r pmで攪拌して32℃へ設定された。最も好ましい温度
範囲30〜38℃をもつ温度範囲25〜34℃が適当である。攪拌は重要ではな
い。
pH調節を必要としない。15時間後グルコースの使用を完了し、エタノール濃
度82.9g/L或は10゜5%(w/v)を示した。
すべての例において、ザイモモナス属モービリス型の小さい種培養物しか発酵槽
へ添加されなかった。発酵槽の特定条件のために、ザイモモナス属モービリス型
の増殖及びエタノール生産は、正真正銘の単独段階プロセスで同時に発生される
。このためセル懸濁液をつくり、次いで、例えばヨーロッパ特許第004764
.1号明細書で説明されるように、発酵槽に対してこのセル懸濁液を移すため、
発酵培地で最初ザイモモナス属モービリス型セルを増殖する要求条件が避けられ
た。
この発酵を完成する場合、ザイモモナス属モービリス型セルは、その発酵培地か
ら分離してもよ(、従ってエタノールが蒸留して除かれる。これと異なり、先行
する発酵から一部分の発酵法培地は、続く発酵に対するザイモモナス属モービリ
ス型セルの接種原として発酵槽に対して添加してもよい。
生成されるエタノールはガソリンに対する成分としてまた化学工業、例えば、エ
チレンの生産に対する基幹産物として商業価値をもつ一方、他の副成物、二酸化
炭素は、ドライアイスに或りよ藻類バイオマス(人1gae biomass)
の増殖に対する炭素源として使用してもよい。
この発酵プロセスは、微生物が発酵プロセスの間相当量の熱を発生するから、小
量のエネルギ入力しか必要としなかった。加うるに、その発酵は、微好性条件で
行われており、それらの発酵成分及び産物が僅かな機械攪拌及びpH調節しか必
要としない。(場合によっては、pH調節を必要としない。)
多数の実験の示すところによれば、その発酵プロセスの成功は、濾過されない氷
解物を使用したから、基質の品質に全面的に左右されない。
本発明は上述した特定の実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲で規定
される本発明の範囲を逸脱することなく、それらの実施例に対して各種の変形及
び変更を行うことができる。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の7第1項)
昭和62年6月25日
1、国際出願番号
ユ・′、/−ぐ7 亡 7.ンy;に
PCT/AU 86100315
2 発明の名称
ザイモモナス属モービリス型菌株を使用して澱粉氷解物をエタノールに転化する
方法3、特許出願人
ユニバージティー オブ クイーンスラント4代理人
5、 補正書の提出年月日
27)単独発酵培地において、この発酵培地でザイモモナス属モービリス型菌株
を使用し、その際この培地のグルコース濃度が範囲10%乃至30%(、/v)
にあるエタノールに対して澱粉氷解物を発酵させる段階よりなることを特徴とす
る発酵によるエタノール製造方法。
28)ザイモモナス属モービリス型の菌株がグルコース耐性菌株であることを特
徴とする特許請求の範囲第27項記載の方法。
29)ザイモモナス属モーピリス型セルが゛″自由生活性セル”であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項乃至第25項、第27項或は第28項のいずれが
1項記載の方法。
国際調査報告
bua+*m−@+”ム・−<l+4’l NφPCT/All I’1610
1’+111;讐0.8604925 NL 8600431 ZA 8601
308 AU55103/86εND OF ANNEX
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)単独発酵培地において、この発酵培地でザイモモナス属モーピリス型菌株を 使用すろ澱粉水解物をエタノールに発酵させる段階を特徴とする発酵によるエタ ノール生産方法。 2)ザイモモナス属モーピリス型がATCCの寄託番号第39676号或はAT CC第39676号の突然変位体或は変種の下にATCCにおいて寄託されてい る菌株であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 3)ザイモモナス属モーピリス型が寄託番号第29194号或はATCC第29 191号の突然変位体或は変種の下にATCCにおいて寄託されている菌株であ ることを特徴とすろ特許請求の範囲第1項記載の方法。 4)ザイモモナス属モーピリス型がATCCの寄託番号第53431号或はAT CC第53431号の突然変位体或は変種の下にATCCにおいて寄託されてい る菌株であることを特徴とすろ特許請求の範囲第1項記載の方法。 5)ザイモモナス属モーピリス型がATCCの寄託番号第53432号或はAT CC第53432号の突然変位体或は変種の下にATCCにおいて寄託されてい る菌株であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 6)(a)発酵培地のアルミログルコシダーゼ作用によるグルコースに対する澱 粉の糖化; (b)糖化後発酵培地に対して添加される菌株の作用により発酵培地のグルコー スからエタノールの生成; 上記発酵段階から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 7)菌株が発酵培地へ添加されろ澱粉水解物混合物へ働き、それによってエタノ ールを生成することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 8)澱粉或は澱粉水解物が殼粒或は根茎作物から得られることを特徴とする特許 請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか1項記載の方法。 9)殼粒が小麦、大麦、燕麦、ラィ麦、トゥモロコシ或はライコムギから成るこ とを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。 10)根茎作物がカツサバ或はクズウコンから成ることを特徴とする特許請求の 範囲第8項記載の方法。 11)澱粉水解物が澱粉加水分解産物の化学的に不確定(或は複素)混合物の形 状であり、上記混合物が酵素的或は非酵素的方法によってつくられることを特徴 とする特許請求の範囲第7項記載の方法。 12)発酵培地のグルコース濃度が範囲10〜30%(w/v)にあることを特 徴とする特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれか1項記載の方法。 13)発酵培地が1つ或はそれ以上の任意の下記成分、即ち、ペプトン(カゼイ ン水解物)、酵母抽出物、燐酸二水素カリウム(或はアンモニウム或はナトリウ ム)、硫酸アンモニウム、或いは水酸化アンモニウム或は尿素、硫酸マグネシウ ム或は燐酸二ァンモニウムを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第 12項のいずれか1項記載の方法。 14)各成分の濃度が範囲0.01〜0.5%(w/v)にあることを特徴とす る特許請求の範囲第13項記載の方法。 15)各成分の濃度が範囲0.05〜0.5%(w/v)にあることを特徴とす る特許請求の範囲第14項記載の方法。 16)酵母抽出物及びペプトンがパントテン酸カルシウム或はβ−アラニンであ ることを特徴とする特許請求の範囲第13項乃至第15項のいずれか1項記載の 方法。 17)発酵培地がコーン浸漬リカーを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1 3項乃至第16項のいずれか1項記載の方法。 18)コーン浸漬リカーの濃度が範囲2.0〜7.0%(w/v)にあることを 特徴とする特許請求の範囲第17項記載の方法。 19)発酵培地のpHが範囲3.5乃至7.0以内に維持されることを特徴とす る特許請求の範囲第1項乃至第18項のいずれか1項記載の方法。 20)pHが範囲3.9乃至5.0にあることを特徴とする特許請求の範囲第1 9項記載の方法。 21)発酵段階の間pH調節がない特許請求の範囲第1項乃至第18項のいずれ か1項記載の方法。 22)発酵槽の温度が範囲25℃乃至40℃に維持されることを特徴とする特許 請求の範囲第1項乃至第18項のいずれか1項記載の方法。 23)発酵槽の温度が範囲30℃乃至35℃に維持されることを特徴とする特許 請求の範囲第21項記載の方法。 24)発酵を完了する場合、ザイモモナス属モーピリス型セルが発酵培地から分 離されかつエタノールが蒸留して除去されることを特徴とすろ特許請求の範囲第 1項乃至第22項のいずれか1項記載の方法。 25)先行する発酵から一部分の発酵培地が続く発酵に対してザイモモナス属モ ーピリス型セルに対する接種原として発酵槽に添加されていることを特徴とする 特許請求の範囲第1項乃至第23項のいずれか1項記載の方法。 26)特許請求の範囲第1項乃至第25項のいずれか1項記載の方法により澱粉 材料からつくられるエタノール。
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