JPS63500966A - 道路の安全性改善を容易にする装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 道路の安全性改善を容易にする装置 本発明は、運転者の動作に影響を及ぼすことにより、特に、運転者が自動車等の 車両（以下、車両と称す）の走行運動に関する規定された制限事項に従うのを奨 励することにより、道路の安全性改善を容易にする装置に関する。

最近においては法律により、血液中のアルコール及びシートベルトによる保護の 分野における運転者の態度の説得による修正に対し多くの注意が与えられている 。しかし一般的には少なくとも重大な自動車事故の要因として重要であり、かつ 飲酒運転及び運転未熟と組合された場合特に重大な事態となる。標準的な対策は 警官がアムフォメータ（ａｍｐｈｏｍｅｔｅｒ）及びレーダ装置を使用して速度 違反を見つけ出すものであるが、違反が広汎に残存していることは明らかである 。

本件発明者は、大抵の運転者が、よく考えてみると、制限速度が必要であること 及びそれを守るのが望ましいことを簡単に認めてはいるが、実際には道路上では 時間のプレッシャー及び退屈さに負けて制限速度を超える傾向のあることを考察 し、かつ大抵の運転者がかかる行動を簡単にとり易い状態にあり、その理由はこ れら運転者が、つかまる可能性は極く僅かなので多数回の違反者にとってたまの 罰金は容認できる程度の料金に過ぎないと信じているからであるということを考 察した。

従って本発明の目的は、多くの場合において法律を守る態度へ簡単に説得される 運転者に対して、車両の走行運動に関する規定された制限事項、例えば、制限速 度内にほぼ維持するように影響を与える装置を提供するにある。従って本発明は 、車両に装着される装置であって、車両の外部に配設され、車両の走行運動に関 して規定された制限事項についての指示をモニタし、かかる指示を示す第１信号 を出力するセンサ手段と、情報蓄積手段と、前記第１信号を受信するようセンサ 手段に結合され、車両の走行運動に関して前記規定された制限事項と、車両の観 測された走行運動とを比較し、前記規定された制限事項からの所定の変化の記録 を前記情報記録手段に蓄積させる比較手段とを具えたことを特徴とする。

センサ手段によって路面上の符号化データ、例えば、バーコードを含む指示を読 取らせるか、又はセンサ手段は規定された制限事項の符号化された指示を含む道 路側における無線送信機に応動させるようにすることができる。規定された制限 事項には制限速度が含まれるものである。従って車両の外部に配設される指示は 制限速度が変わる場所に配設できるので、運転者に速度帯の変化を知らせてこれ に応じて自己の運転速度を調節させるか、又は制限速度が特定地域での制限速度 もしくは規定された絶対最大速度、例えば６０キロ／時もしくは１００キロ／時 以外の速度帯の初めもしくは終りにだけ運転者に知らせるようにすることができ る。比較手段は車両の実際の速度を示す信号を供給されるよう結合できる。かか る結合は機械的とするか、変速機もしくは車軸から直接駆動されるか、又は電気 的とするか、もしくはギヤボックス、車軸部材或いは車輪の如き伝達素子の回転 を介して送出される周期パルスに応動するようにできる。

また本発明は車両に装着された前記装置を包含する。

所定の変化の記録、即ち違反記録には実際の速度の詳細と、違反の持続時間と、 時刻、日付及び場所とを包含させることができる。かかる記録は密封された消去 不能なフォーマットの形態、例えば、メモリチップの形態において作製できるよ うにすると便宜である。車両の所有者が自己の車両登録又は運転免許証を更新す る場合には、車両の記録を監督官庁による読取に供する必要があり、更新が行わ れる場合には適当な料金を支払う必要がある。

更に本発明の装置は前記規定された制限事項からの現在の変化の持続時間を測定 する手段を具え、かつ少なくとも規定された最小時間にわたる変化を所定の変化 とするようにできる。例えば、速度超過が記録されない時間は２０秒〜５分の範 囲きすることができ、約３０秒が好適である。

このようにすることにより運転者は随意に、例えば、処罰の恐れなしに他車を追 越すか又は緊急事態に対処できることとなる。前記時間は、運転者が、不便を感 じることなく又は気楽に、自己の運転速度を周期的に短時間だけ低下させること により処罰を簡単に回避できる程大きくすべきではない。前記規定された最小時 間内に、前記規定された制限事項からの現在の変化が矯正されなければ規定され た変化になってしまうことを指示する可聴及び／又は可視警報手段を具えると好 適である。

別の実施例において本発明は自動車に装着された前記装置も包含し、かつマーキ ングの場所またはその隣接部分における車両の走行運動に関する規定された制限 事項につき機（戒によって読取可能な符号化情報を含む前記マーキングを有する 構成としたことを特徴とする路面を提供する。

次に本発明の実施例を添付図面を参照して説明することとし、添付図面において 第１図は本発明の好適例として自動車用の速度違反記録装置の主要要素を示す線 図、 第２図は第１図の装置の遮蔽されたセンサ手段の縦断面図、 第３図は本発明の他の実施例として速度指示バーコードを配設した道路の斜視図 、 第４図は速度指示バーコードを読取るためのマイクロプロセッサの割込プログラ ムルーチンのフローチャート、第５図はマイクロプロセッサのメインプログラム ルーチンのフローチャートである。

第１図に線図的に示した装置はコントローラ１０及び反射光電センサ１２を具え る。コントローラ１０は、自動車の任意の適当箇所に装着されると共に、センサ １２から直列ポート１５を介して電気信号を供給され、かつ自動車の伝達素子、 本例の場合後輪１４によって発生した電気パルス信号をモニタするように結合し て、自動車の速度を直接示すようにする。かかるパルスは典型的には導体１６を 介して速度計１８に供給される。分岐導体２０により、走行速度に比例する速度 指示信号をインタフェース回路２１を介してコントローラ１０に供給する。

ギヤボックス及び速度計をケーブルを用いて機械的に結合する大抵の古い自動車 の如き自動車においては、かくして伝達された回転をこれに比例する電気信号に 変換してコントローラに供給する変換装置が必要であった。

センサ１２は現時における所定制限速度、即ち自動車が走行しつつある道路の広 がりにつき現在適用される車外の制限速度指示をモニタする。この目的のためセ ンサは典型的には、自動車の前部下側に装着でき、例えば、エンジン冷却ファン の下及び、／又はラジェータに隣接して装着できるが、他の任意の便宜な箇所、 例えば、車内の床に隣接して装着することもできる。

センサの好適な構成を第２図に示す。センサ１２は赤外線袋；ξとするのが有利 であり、かつ典型的には、光送出ボーＨ，２ａ及びこれに隣接した反射光受光ポ ート１２ｂを有し、このセンサは管状遮蔽部材２２内に支持する。遮蔽部材２２ は下端を傾斜切断してその前部２２ａを自動車の走行方向に対し適切に配設する ことにより、センサから泥等が最大限に排除されるようにする。遮蔽部材の頂部 にはベンチュリ装置、対流ファン等の装置２４を設けて空気流２５を下向きにセ ンサ１２の周りを通過させ、遮蔽部材２２に付着せしめられる泥又は汚れをこの 空気流によって強制的に排除するようにする。管状遮蔽部材２２はセンサの直ぐ 下に２６で示した箇所で螺合される２つの部分で構成して、センサの光送出部及 び受光部１．２ａ、　１２ｂの日常の清浄作業を容易ならしめる。これに代わる 構成（図示せず）においては光送出部及び受光部を、これらの外部表面に沿って 規則的又は連続的に移動ｔ　ルア　イラ−（ｍｙｌａｒ）ベルトの如き物理的素 子によって清浄化することもできる。

本例ではセンサ１２は、場所及びその場所の制限速度（地域制限速度）の符号化 された指示を含む、路面上のバーコードに感応する。視認されるバーコード配置 ４０を第３図に示す。路面に鮮明に対照的なライン又はスペース４２の列（シー ケンス）を配設し、ラインは直線としかつアスファルトの全幅を横切って延在さ せる。バーコードは典型的には４つの符号化された列を含む。走行中の車両から みてこれら４つの符号化された列の順序は、特定のオープニング列、当該走行帯 の場所を特定する第２の列、この走行帯における制限速度を示す第３の列、及び クロージングを示す第４の列である。自動車がバーコードの周りの砂利又は芝生 の縁部４４を走行することによりバーコードを回避するのを防止するため、典型 的にはいわゆるアームコ（ａｒｍｃｏ）レール４６の如き適当な障壁をバーコー ドマーキング４０の両側に設置する。

コントローラ１０は標準の物理構造のものとし、マイクロプロセッサＣＰＵ　１ ０’　と、ＲＡＭ及びＲＯＭにおけるメモリモジュール１１．１３の形態の適当 な情報蓄積手段とを具え、前者にはクロック及びカレンダを設け、更にコントロ ーラはデータメモリ１１に対するバックアップバッテリー５０と、センサ１２か らの信号を受信する直列ポート１５と、速度計結線１６に対する入力インタフェ ース２１と、出力インタフェース１７と、これに接続した保護回路１７ａ及び外 部コネクタ１９とを具え、これを介して取締当局が特定のメモリアドレスの内容 を自動的に読出すことができる。またコントローラ１０は可聴及び可視警報表示 装置２８と、発光ダイオード表示装置３０とに対する出力端子を有する。これら の要素は典型的には、自動車の運転車が眼で見ることができるようにするため自 動車のダツシュボード上又はその近くに配設される。

［Ｐｕ及びセンサ１２のための電力は自動車のバッテリーから導出され、かつ点 火装置によって供給可能ならしめるようにする。バックアップバッテリー５０は 、他の電力供給が不能になったときに違反記録を維持するために設けられる。

また。勝手に変更を加えるのを防止する新しい方法として、バックアップ電力を 自動車の速度計駆動発電機によって発生させるようにすることもできる。

コントローラ１０の動作及び機能のシーケンスはＲＯＭメモリモジュール１３に おけるプログラムルーチンによって決定する。その主要な機能は次の通りである 。

１、　センサ１２によって決定される現在の制限速度を記録する。

２、　表示装置３０を起動して運転者にこの現在の制限速度を知らせる。また、 制限速度の変化につき特殊な可聴及び／又は可視表示装置、例えば、チャイムを 使用することもできる。

３、　インタフェース回路２１における入力に基づいた自動車の速度を、記録さ れたばかりの制限速度と連続的に比較する。

４、　車速が制限速度を超えた場合、つまり制限速度を超えると直ちに、又は多 少超えた場合即ちこの制限速度に、例えば２〜３キロ／時の余裕分を加えた速度 を超えた場合に、警報装置２８を作動させる。

５、　警報装置２８の起動後に所定遅延時間の計時を開始する。

６、　車速が、所定遅延時間より長い時間にわたり制限速度を超えたままである 場合、又は所要に応じ事前に組込まれた制限速度の上乗せ余裕分を、含めた速度 を超えたままである場合、例えば、メモリモジュール１１におけるＥＰＲＯＭの ブロックに違反の記録が蓄積される。これらのパラメータを介する違反は記録さ れたばかりの制限速度を含む規定された制限事項からの所定の違反の変化を形成 する。

７、　違反が記録されたことを表示装置３０において表示する。

違反の記録は典型的には、制限速度の符号化された記録と、速度帯の場所（バー コード４０からセンサ１２によって決定される）と、遅延時間の終りにおける車 速と、違反の日付及び時刻とを含む。

コントローラ１０はＥＦＲＯＭもしくはその一部が遮断された場合又はセンサ１ ２が不明瞭となり読取を行うことができなくなった場合、ＥＦＲＯＭにおいて特 殊な記憶レコードを行わせる設備を具える。センサが不明瞭又は無効になったこ とは特殊な警報灯によりダツシュボードにおいて運転者に知らせることができ、 その際、この事態がメモリモジュール１１に記録される以前にこの事態を矯正ま たは修復するため成る時間の間待つようにすることができる。

更に本例装置は振動スイッチ５２を具えることができ、この振動スイッチは加速 の持続を所定最小期間にわたり検知した場合、Ｅ　Ｆ　ＲＯＭに特殊な記録とし て蓄積された信号を送出するよう作動する。この設備は、入力インタフェース２ １が作動不能となったか又は装置が不作動となった場合に自動車の走行運動を検 出するよう作動する。更に勝手に変更を加えるのを防止する手段としてコントロ ーラ１０は、違反記録のいずれかの消去又は消去の試みに関する個々の項目を記 録するよう構成する。

自動車の所有者が自己の自動車登録を更新する場合、自動車を、コネクタ１９と 共働できる適当なプラグイン装置による違反記録の公式読取りに供する必要があ り、かつ登録の更新が行われる場合には適当な科料を払う必要がある。

この読取では不接続または取外しくディスコネクション（ｄｉｓｃｏｎｎｅｃｔ ｉｏｎ））、消去又はセンサの不明瞭な記録、及び振動スイッチ５２の応動の記 録が読取られ、これらの各項目に対しては特別の罰金（例えば、酒気帯び運転検 査を拒否したことに対するのと同様な）を支払わせることができる。

第４図は、センサ１２からの信号によって検出された場合制限速度のバーコード 指示を読取りかつ格納する割込プログラムルーチンのフローチャートを示す。こ のルーチンは、センサの受光ポー）　１２ｂが附勢されかつ第１ビツトが直列ポ ート１５に供給された場合、割込ベクトルを介して実行される。従ってこのルー チンは上述した主要機能のうちの最初の２つを含む。第５図は他の主要機能を実 現するメインプログラムルーチンのフローチャートを示す。命令“フラッシュオ ン（ＦＬＡＳＨＯＮ）”は表示装置２８の可視要素の発光を示す。

図面につき上述した装置は制限速度オーバーを減らすのに極めて有効であり、従 って事故の発生率及び重大さを減らすのに極めて有効であり、その理由は運転者 は自己の違反に対し確実にペナルティを科せられるからである。普通の違反者に 対する現在の明らかな不公平及びたまにしか罰金を科せられないという統計的事 実は最早やあてはまらなは最早やなくなり、警官を実際の犯罪に関連する社会的 に、１．３有用な仕事に配置転換することができる。スピードレーダ、スピード カメラ及びアムフォメータ（ａｍｐｈｏｍｅｔｅｒ）の如き装置は最早必要でな くなる。単に運転者だけが恩恵に預かりかつ運転者が依然として新たな制限速度 に同様な余裕分を上乗せした速度において走行する恐れのない適当な場合には制 限速度を上記新たな制限速度へ上げることができる。なお、本発明は如何なる種 類の調速器をも構成せず、従って如何なる態様においても自動車の作動を阻害す るものではない。例えば、危険な状態を通過又は回避する場合には運転者は依然 として制限速度を簡単に超えることができ、かつ運転者に対しかかる恩恵期間の 設定及び警報発生の機能を具備していることにより本発明の装置はいわゆる“ユ ーザ・フレンドリ−′”なものとなっている。緊急事態において必要となった場 合運転者は依然として極めて高速で走行することができる。違反記録が読出され た場合かかる緊急事態の実証によって罰金を回避できる。

更に本発明は速度制限への適用に限定されるものではなく、例えば、交通標識赤 色灯、停止信号における完全停止の要求、路面に矢印で示された特殊な走行運動 、ダブルライン、一方通行街路、及び種々の方向転換禁止規則の如き自動車の走 行運動に関するいずれかの規定された制限事項にも適用できる。またプログラム によって特定形式の自動車に適用可能な特殊な制限、例えば、一層低い制限速度 を準備することもできる。

本発明の車載の装置には付加的な設備を具えることができる。例えば、通行料金 、駐車又はその後の処理の料金及び支払を記録するようプログラムすることかで き、これらは道路表面におけるバーコードの如き外部表示において指示すること ができ、かつセンサを介して記録できる。

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Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．車両に装着される装置であって、 車両の外部に配設され、車両の走行運動に関して規定された制限事項についての 指示をモニタし、かかる指示を示す第１信号を出力するセンサ手段と、情報蓄積 手段と、 前記第１信号を受信するようセンサ手段に結合され、車両の走行運動に関して前 記規定された制限事項と、車両の観測された走行運動とを比較し、前記規定され た制限事項からの所定の変化の記録を前記情報記録手段に蓄積させる比較手段と を具えたことを特徴とする車両に装着される装置。
2. ２．前記センサ手段により路面上の符号化データを含む指示を読取らせる請求の 範囲第１項記載の装置。
3. ３．路面上の符号化データがバーコードを含む請求の範囲笛２項記載の装置。
4. ４．センサ手段により、車両が走行している区域に対し規定された制限速度を含 む指示をモニタし、かつ前記比較手段が車両の実際の速度を示す信号を受信する よう結合される請求の範囲第１，２又は３項記載の装置。
5. ５．車両の駆動伝達素子によって発生した速度指示電気信号をモニタするよう結 合される請求の範囲第４項記載の装置。
6. ６．前記センサ手段か反射光モニタである請求の範囲第１〜５項中のいずれか一 項記載の装置。
7. ７．前記センサ手段に対する遮蔽部材を具える請求の範囲第１〜６項中のいずれ か一項記載の装置。
8. ８．前記センサ手段を車両の前部に装着し、かつ前記遮蔽部材は前記センサ手段 からの泥等の排除を最大ならしめる形状とする請求の範囲第７項記載の装置。
9. ９．空気流を前記センサ手段及びその周囲を通過して下向きに指向させる手段を 具える請求の範囲第７又は８項記載の装置。
10. １０．前記規定された制限事項からの現在の変化の持続時間を測定する手段を具 え、かつ少なくとも規定された最小時間にわたる変化を所定の変化とする請求の 範囲第１〜９項中のいずれか一項記載の装置。
11. １１．前記規定された最小時間内に、前記規定された制限事項からの現在の変化 が矯正されなければ規定された変化になってしまうことを指示する可聴及び／又 は可視警報手段を具える請求の範囲第１０項記載の装置。
12. １２．自動車に装着される請求の範囲第１〜１１項中のいずれか一項記載の装置 。
13. １３．車両の前記観測された走行運動が欠如する場合における車両の走行運動を 検知及び記録する手段を具える１〜１２項中のいずれか一項記載の装置。
14. １４．マーキングの場所又はその隣接部分における車両の走行運動に関する規定 された制限事項につき機械によって読取可能な符号化情報を含む前記マーキング を有する構成としたことを特徴とする路面。
15. １５．車両の走行運動に関する規定された制限事項がマーキングの場所又はその 隣接部分における制限速度を含む請求の範囲第１４項記載の路面。
16. １６．マーキングがこのマーキングの場所に特有のコードを含む請求の範囲第１ ４又は１５項記載の路面。
17. １７．マーキングがバーコードマーキングを含む請求の範囲第１４，１５又は１ ６項記載の路面。