JPS63500791A - スタッドタイヤの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スタッドタイヤの構造 技術分野 本発明は、引込み自在なスタンドを備えたスタッドタイヤの構造に関し、タイヤ の内面と共に空気室を構成する可動壁を含み、。

空気室は該可動壁に固着されたスタンドをタイヤのトレッド内の通路を通して外 へ移動させるよう膨張できる。

背景技術 固定されたスタッドを備えたスタンドタイヤは、路面が良好な時でも、冬の全期 間にわたって使用されることが多い。スタンドは、道路の舗装を磨滅させ、スタ ンド自体も磨撰し、その結果安全性が低下する。かかる磨耗のため毎年多額の費 用がかかる。このことが、いくつかの国でスタッドタイヤが禁止される理由とな っている。

スタッドを引込み自在に配置することにより、上記問題を解決しようとする試み がなれれてきた。かかる場合、スタッドはタイヤ内の可動壁に取付けられ、この 可動壁はタイヤの内面と共に空気室を構成し、この空気室はタイヤのトレンド内 の通路を通してスタッドを外側へ押出するよう膨張できる。かかる装置の例は、 西独特許出願公開公報第１６８０４９１号、西独特許出願公開公報第２６０２５ ４４号および米国特許第３．３４０，９２１号に見られる。しかしながらこれら 装置は、欠点を有している。そのうちの最大の欠点は、スタッドを走行中にタイ ヤ内へ戻るよう押圧されるので、緊急時の制動中にスタンドの機能が損なわれ、 あるいは完全に無くなることさえある。

衾ユ■皿丞 本発明の目的は、上記タイプの従来公知の構造にあった欠点を解消すること、お よびスタンドが引込みできかつ突出してその状態に口、りされ、バンクの危険を 低減するだけでなくスタッドとタイヤとの間に完全に有効なシールを確保するよ うにした節単かつ信頼性のある構造を提供することにある９この目的は、所望期 間中スタンドを突出した位置にロックするようになっている、上記通路に関連す るタイヤ内のロッキング手段により主に達成され、この目的は従属した請求の範 囲の特徴事項によっても達成される。

図面の簡単な説明 第１図は、スタンドが引込まれた第１位置に示されている本発明に係る構成が設 けられた略図で示されたタイヤの一部の断面であり、 第２図はスタンドが突出した第２位置にある状態で構成が示されている第１図に 実質的に対応する断面図である。

奸ましい実施態様 本発明に係る構造のタイヤは、１で表示されたトレッドと２で表示されたインナ ーライニングを有する。図示するようにタイヤの内部に移動自在に収容された内 部璧３はライニング２と共に閉じた室４を形成するや 壁３にはスタンドアンカー５が固定され、アンカーにはくさびロフト６が固定さ れている。両端に六角形ソケット８．１１が設けられたスタンド７は、ソケット ８がアンカーの流路９を介してタイヤ内部に近づくように、アンカー５内にきつ くねじ込まれている。タイヤ内にはスリーブ上のフランジ１０ａによりロッキン グおよびシール用スリーブ１０が固定されている。スタンド７は長手方向に往復 運動して、タイヤトレンド内の通路１ａからスタンドの作動端が突出できるよう スリーブ内に収容されている。上方シールリング１２がスタッドの上方円筒形部 分１４とスリーブ１０内のボア１６との間をシールし、下方シールリング１３が スタンド７の下方円錐形部分１５と、この円錐形部分１５に相補形のスリーブ１ ０内の通路１７との間をシールしている。スリーブｌＯには、くさびロンドロ用 のボア１８およびボール２０用のボア１９も設けられている。円錐形通路１７に はスタッド７の円錐形部分１５をシールするためのゴムクラッド２１が設けられ ている。

内壁３には孔２２が設けられ、ホース２３がこの孔２２から、取付プレート２４ に螺合したバルブ２５まで延びており、該取付はプレートはタイヤを取付けたリ ムに固定されている。このバルブ２５には、バルブニードル２６が設けられ、さ らに、内側ずン２８と通気孔２９が設けられた二車式ニフプル２７の雌ねじに螺 合するよう雄ねじが切られている。ニップル２７は横断面が六角形であることが 適当であり、両端部に雌ねじが切られ、左右逆にして使用できる。ニップル２７ が一方の方向位置にあるときは、ピン２８はニードル２６を押し下げ、通気孔２ ９を通して室４を通気させることができる。ニップルが逆の方向位置にあるとき は、チャンバ４を通気できないが、室４へ空気を圧送することができる。ニップ ルには、保護キャップ３０も設けられており、このキャップはウィング３２およ びニップルのいずれかの端部に螺合する雄ねじと、さらにニップルの本体に嵌合 する六角形ソケット３１を有する。

タイヤを取付けて膨張させると、可動内壁３は第２図に示すようにライニング２ へ押圧され、従ってスタンド７がトレッド１を通って突出し、すなわち作動位置 となる。くさびロフト６が膨張により第１図に示す位置から上方に移動されると 、ボール２０がくさびロアドロによりスタッドの円錐部分１５に押圧され、スタ フドアはボール２０によりこの位置にロックされる。スタンド７が外力を受ける と、すなわちスタンドが道路に接触する際にタイヤ内へ押圧されると、スタッド ７はロンキングボール２０に抗して押圧され、一方ボールはくさびロフト６の先 端へ押圧され、よってスタッドは強固にロックされ、タイヤ内へ戻ることが防止 される。

路面が良好で、スタンドが不要のときは、バルブ２５を通して室４内へ空気を圧 送し、内壁３はライニング２から離間するよう押され、スタンド７は内壁３と共 に移動するのでスタッド７は第１図に示すようにタイヤ内へ引込まれる。スタッ ド７が更に移動することは、ロッキングシールスリーブ１０と、ゴムクラッド２ １を介してスリーブの相補的円錐形部分１７に保合するスタンドの円錐部分１５ とにより停止され、空気室の気密を確保する。

道路の状況等からタイヤがより強いけん引力を必要とする場合ピン２８がバルブ ニードル２６を押下げるようにバルブ２５に二車式ニップル２７を螺合し、室４ がら空気を抜（。二車式ニップルをバルブ２５の螺合から容易に外すことができ るようにするため、キャップ３０には、ウィング３２と、ニップル２７の本体に 嵌合する六角形ソケット３１とが設けられている。

上記では、本発明の一つの実施態様しか説明せず、添付図面に一つの実施態様し か示さなかったが、本発明はこの実施態様のみに限定されず、請求の範囲のみに 限定されるものであると解すべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．タイヤの内面（２）と共に空気室（４）を構成する可動壁（３）を含み、前 記空気室は、可動壁（３）に固着されたスタッドをタイヤのトレッド（１）内の 通路（１ａ）を通して外へ移動させるよう膨張自在である、引込み自在なスタッ ドを備えたスタッドタイヤの構造において、 スタッド（７）を突出位置にロックするため前記通路（１ａ）と係合するように 配置されたロッキング手段（６、１０、１８〜２０）を設けたことを特徴とする スタッドタイヤの構造。 ２．上記ロッキング手段（６、１０、１８〜２０）が、タイヤ内に固着されたス リーブ（１０）を有し、スタッド（７）が突出位置にあるとき、スタッド（７） の円錐部分と、可動壁（３）に取付けられスリーブ（１０）内へ突出するロッド （６）との間にロッキング係合を形成するため、スリーブ（１０）内に可動的に 配置されたロッキングボール（２０）を有することを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の構造。 ３．上記ロッド（６）が、スタッド（７）を螺合するアンカー（５）に取付けら れていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の構造。 ４．スタッドが引込み位置にあるとき、スタッドとタイヤとをシール係合するよ うロッキング手段（６、１０、１８〜２０）とスタッド（７）とに取付けられた シール（２１）を設けたことを特徴とする請求の範囲第１、２または３項記載の 装置。 ５．上記シールが、スリーブ（１０）の円錐形通路（１７）に設けられたゴム製 クラッド（２１）を有することを特徴とする請求の範囲第２および４項記載の構 造。 ６．上記空気室（４）が、バルブをシールしかつ通気するため、バルブ（２５） 、及びバルブから取外自在でかつ反転自在なニップル（２７）により接続された ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれかの項に記載の構造。 ７．上記ニップル（２７）が、これに取外し自在に取付けられ、バルブ（２５） からニップルを取外すための手段が設けられたキャップ（３０）を設けたことを 特徴とする請求の範囲第６項記載の構造。