JPS6349722A - 顕微鏡のｔｖカメラ取付マウント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の分野］ 本発明は、試料観察用ＴＶ（テレビ）カメラを装着した
顕微鏡に関し、特にＴＶカメラ取付用のマウント構造に
関する。

［発明の背景］ 顕微鏡の試料観察に用いるためにＴＶカメラを備え、モ
ニタ観察や画像処理を可能とした顕微鏡が一般に用いら
れている。このようなＴＶカメラを顕微鏡に取付ける場
合、カメラ焦点位置等のフランジパック調整やねじマウ
ント上の姿勢調整を行った後、調整した位置に確実に固
定しなければならない。

［従来の技術］ 従来の顕微鏡のＴＶカメラ取付マウント構造を第３図に
示す。ＴＶカメラ１はマウント２上に装着されている。

マウント２は顕微鏡本体５の上部鏡筒５ａに嵌合しセッ
トビス４により固定される。このような従来の構造にお
いては、フランジパック調整、ＴＶカメラの姿勢調整等
を行い、マウント２の位置を調整した後、セットビス４
によってのみマウント２を固定していたため、セットビ
ス４が緩んだ場合にマウント２が位置ずれを起し、ＴＶ
カメラ１の焦点がずれて像がぼけ、画像品買の低下の原
因となっていた。

［発明の目的］ 本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みなされたものであ
って、偏心段ビスを用いてＴＶ左カメラ付マウントの位
置調整を行うことにより、セットビスでマウントを調整
された位置に固定した後、万一セットビスが緩んだ場合
でもマウントが位置ずれすることなく常に調整された位
置に確実に保持されるような顕微鏡のＴＶ左カメラ付マ
ウントの提供を目的とする。

［実施例］ 第１図は本発明に係るＴＶ左カメラ付マウントを具備し
た顕微鏡の全体構成図である。ＴＶカメラ１は支持用ね
じ部材１ａを介してマウント２の上部に螺着している。

マウント２は円筒体であり顕微鏡本体５の上部鏡筒５ａ
に嵌合している。この円筒形マウント２の外周面には円
周溝２８が環状に形成されている。このマウント２を保
持する上部鏡筒５ａには偏心段ビス３が螺合している。

偏心段ビス３の先端には、第２図に示すように偏心量Ａ
だけ軸ずれした円筒形状の偏心ダボ３ａが備わる。この
偏心ダボ３ａはマウント２の円周溝２ａ内に嵌入する。

４はマウント２の固定用セットビスである。

ＴＶカメラ１を取付ける場合、まずＴＶカメラ１を螺着
したマウント２を顕微鏡本体５の上部鏡筒５ａに嵌合さ
せる。次に偏心段ビス３を上部鏡筒５ａの内部へ進入さ
せて偏心ダボ３ａをマウント２の円周溝２ａ内に嵌入さ
せる。この状態で偏心段ビス３を回転させれば偏心ダボ
３ａが偏心回転してマウント２を上下動させる。このよ
うに偏心段ビス３の回転によりマウント２を最適位置に
位置合せした後、セットビス４を締付けてマウント２を
顕微鏡本体５に対し固定する。セットビス４が緩んだ場
合でも偏心段ビス３の偏心ダボ３ａがマウント２の円周
溝２ａ内に嵌入しているため、マウント２の上下動は規
制され、したがって、マウント２は所定の位置に保たれ
る。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係る顕微鏡のＴＶ左カメ
ラ付マウントにおいては、偏心段ビスを用いてマウント
の位置調整を行っているため、位置調整後にセットビス
でマウントを固定した後、万一セットビスが緩んでも偏
心段ビスの偏心ダボがマウントに係合してマウントの位
置ずれを防止するため、マウントは常に最適位置に保持
されＴＶカメラにより常に鮮明な画像が得られる。

また、偏心段ビスを用いることにより位置調整作業が容
易になり顕微鏡組立作業能率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るＴＶ左カメラ付マウントを具備し
た顕微鏡の全体構成図、第２図は本発明で用いる偏心段
ビスの正面図、第３図は従来の顕微鏡のＴＶ左カメラ付
マウントの構成図である。 １：ＴＶ左カメラ１ａ：支持用ねじ部材、２：マウント
、２ａ：円周溝、 ３：偏心段ビス、３ａ：偏心ダボ、 ４：セットビス、５：顕微鏡本体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ＴＶカメラを支持したマウントに、位置調整用偏心
   段ビスの先端に設けた偏心ダボを係合させ、該偏心段ビ
   スの回転により前記マウントを移動可能としたことを特
   徴とする顕微鏡のＴＶカメラ取付マウント。 ２、前記ＴＶカメラは支持用ねじ部材を介してマウント
   上部に螺着されたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の顕微鏡のＴＶカメラ取付マウント。 ３、前記マウントは顕微鏡本体の上部鏡筒に上下方向に
   摺動可能に装着した円筒体であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項または第２項記載の顕微鏡のＴＶカメ
   ラ取付マウント。 ４、前記マウントは顕微鏡本体に対し位置調整後、セッ
   トビスを介して該顕微鏡本体に固定されることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１
   項記載の顕微鏡のＴＶカメラ取付マウント。 ５、前記マウントの円筒側面に円周溝を設け、該円周溝
   内に前記偏心段ビスの偏心ダボを係入させたことを特徴
   とする特許請求の範囲第３項または第４項記載の顕微鏡
   のＴＶカメラ取付マウント。 ６、前記偏心段ビスは前記顕微鏡本体に螺合し、該偏心
   段ビスを顕微鏡本体に対し回転させることにより先端の
   偏心ダボを偏心回転させ、以ってマウントを顕微鏡本体
   に対し上下動させることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項から第５項までのいずれか１項記載の顕微鏡のＴＶ
   カメラ取付マウント。 ７、前記偏心ダボは、前記偏心段ビスに対し軸ずれした
   円筒形状であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   から第６項までのいずれか１項記載の顕微鏡のＴＶカメ
   ラ取付マウント。