JPS6349510Y2 - - Google Patents

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JPS6349510Y2
JPS6349510Y2 JP7389982U JP7389982U JPS6349510Y2 JP S6349510 Y2 JPS6349510 Y2 JP S6349510Y2 JP 7389982 U JP7389982 U JP 7389982U JP 7389982 U JP7389982 U JP 7389982U JP S6349510 Y2 JPS6349510 Y2 JP S6349510Y2
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JP
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horizontal
opening
slat
slats
horizontal slat
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JP7389982U
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JPS5954680U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、二階等の床を開口せしめた水平開口
部を開閉するための水平開口部開閉装置における
気密構造に関するものである。
一般に、工場、倉庫等の建造物にあつては、二
階等の床を開口せしめて水平開口部を形成し、該
水平開口部を介して上下各階を連通状にし、クレ
ーン等で水平開口部から荷物を搬入搬出するよう
にしたものがあるが、この種水平開口部にあつて
は、空調、騒音の遮断等のため、荷物の運搬等を
しないときには閉塞する必要がある。そこで、従
来、水平開口部用の開閉装置には、水平開口部両
縁に対設された水平レールを走行するシヤツター
カーテンによつて構成したものが提案されていた
が、このものは、シヤツターカーテン自身、通常
の上下開口部用の一枚状のシヤツターカーテンを
利用し、該シヤツターカーテンに水平レール走行
用ローラを設けて構成していたものであるため、
シヤツターカーテン自身の重量が重くなつて、水
平開口部の閉塞時にシヤツターカーテンの反りが
大きく、たとえ補強部材を設けても3m位の内法
が限度であつて幅広な水平開口部には用いられな
い欠点があつた。そこで、上下複数の案内レール
を緩傾斜状に設け、該各案内レールにそれぞれ独
立の水平スラツトを支架し、水平スラツトが自重
によつて順次段階状に閉塞側に走行できるように
して水平開口部を閉塞すべく構成し、広幅な水平
開口部であつても取付けられるようにする試みが
あるが、このものは、独立した水平スラツトで段
差的に閉塞するものであるため水平スラツト間を
十分シールすることは難しく、従つて、水平開口
部を水平スラツトでせつかく閉塞しても気密性に
劣り、所期の効果を企及することが難しい実状に
あつた。
本考案は、上記の如き実状に鑑み、これらの欠
点を一掃すべく創案されたものであつて、上下複
数段の案内レールに、水平スラツトを閉塞側に自
重で走行して閉塞すべくそれぞれ独立して支架せ
しめたものでありながら、閉塞時において各水平
スラツトの間の間隙を、水平スラツトに設けた気
密材によつて確実に気密することができ、もつて
気密性の優れた閉塞を行ない得る水平開口部開閉
装置における気密構造を提供することを目的とし
たものである。
本考案の構成を、図面に示された一実施例に基
づいて説明すれば、1は上下階の間、即ち上階側
の床部1a、換言すれば下階側の天井部に開設さ
れた水平開口部であつて、該水平開口部1には、
水平開口部1を開閉せしめる開閉装置2が装備さ
れている。
上記開閉装置2を構成する案内レール3は、ブ
ラケツト3bを介して水平開口部1の左右両側縁
に緩傾斜状に上下複数段対設されている。そし
て、各案内レール3の基端部は床部1a下方に位
置し、先端部は水平スラツト4の閉塞側走行端に
達した隣接する上下の水平スラツト4の傾斜下端
縁部と傾斜上端縁部同志がオーバーラツプするよ
うに下段側案内レール3ほど閉塞側に段階的に長
くなつており、最下段の案内レール3aは閉塞端
まで達している。5は案内レール3の先端に、締
付ボルト5aを介して着脱自在に固定されたスト
ツパであつて、該ストツパ5にはゴム等の弾性材
からなる緩衝材5bが固定され、閉塞位置まで走
行した水平スラツト4を受けるようになつてい
る。また、上記各案内レール3のうち、最下段の
案内レール3a閉塞端には、凹部6cに緩衝材6
bを内装したストツパ6が設けられている。
前記水平スラツト4は左右方向に長い平板状部
材によつて構成されているが、本実施例において
は、第7図に示す如く、凹凸のある上面板7aと
平滑状の下面板7bとによつて形成された中空状
板体7を、左右両端側の縦枠8、中間側の補強枠
8aを介して2枚を一連状に連結することによつ
て構成されている。一方、前記縦枠8の側面には
前後一対の走行ローラ9が案内レール3を転動す
べく軸支されていて、水平スラツト4が自重によ
つて閉塞位置側に向けて緩傾斜状の案内レール3
を走行するようになつている。また、縦枠8の上
面にはゴム等の弾性材で形成したシール材10が
固定されており、案内レール3と水平スラツト4
との間隙を閉塞する。
水平スラツト4の幅員方向両側縁にはビス止め
された横枠11,12が固定されているが、前記
横枠のうち、傾斜上側横枠11によつてやはり弾
性材で形成されたシール材13が挟持固定されて
いる。即ち、シール材(気密材)13は、横枠1
1によつて基端部が凹凸のある上面板7a側に固
定され、上面板7aよりも上方に突出した先端縁
が上側水平スラツト4の平滑な下面板7bに僅か
な間隙を存して近接し、水平スラツト4が閉塞位
置に位置した際、上記先端縁が下側横枠12に接
当して、両スラツト間の間隙を閉塞している。一
方、傾斜下側横枠12は水平スラツト4の傾斜下
側端縁に外嵌し、その上端からは上方に向けて突
出部12aが突設されている。そして、下側水平
スラツト4が開口側に移動し、上側水平スラツト
4と略重合した位置で下側水平スラツト4の突出
部12aが上側水平スラツト4の横枠12に接当
し、上側水平スラツト4の自重走行を規制する状
態で一連状に開口側に移送できるようになつてい
る。12bは突出部12aに設けた緩衝材であ
る。また、本実施例では最上段の水平スラツト4
はさらに上側の水平スラツトを押上げる必要がな
いため、傾斜上側の側枠11と同様の横枠で傾斜
下側横枠11aが形成してある。また、最下段の
水平スラツト4aには、横枠12を介して下面板
7bよりも下方に突出するシール材13aが固定
してあるが、該シール材13aは、開閉装置2の
閉塞作動時に水平スラツト4aがストツパ6の凹
部6cに設けられた緩衝材6bに接当した状態で
当該ストツパ6に接当して密封するものである。
13bは開閉装置2の閉塞作動時に最上段の水平
スラツト4と床部1aとの間を遮閉すべく床部1
a底面に固定されたシール材である。
14は開閉装置2の基端側左右間に回動自在に
軸架された巻取軸であつて、該巻取軸14はチエ
ン伝動機構15を介して電動モータ16に連動連
結されており、電動モータ16の正逆切換駆動に
連動して回動する。巻取軸14の両端には巻取ド
ラム17が固定してあるが、該巻取ドラム17に
一端が固定されたワイヤ18の他端は、最下段の
水平スラツト4aの下面板7bに固着のブラケツ
ト18aに固定されている。そして、巻取軸14
の正逆回転に伴う巻取ドラム17のワイヤ巻取り
作動では最下段水平スラツト4aは強制的に開口
側に牽引移送され、巻取ドラム17のワイヤ巻戻
し作動ではワイヤ18が緩み、水平スラツト4a
が閉塞側に向けて自動走行するようになつてい
る。19はワイヤ18の下方に設けられるワイヤ
受け、20は水平開口部1側に固定された巻取軸
14用の軸受である。また、21は一端が巻取軸
14側に固定され、他端が軸受20側に固定され
たスプリングであつて、該スプリング21は、そ
の蓄勢力によつて巻取軸14をワイヤ18の巻取
り方向に回動せしめるべく巻き込まれている。
次に、叙述の如く構成された本考案の作用につ
いて説明する。水平開口部1は、本考案が実施さ
れた開閉装置2によつて開閉することになるが、
開放作動時にあつては階下側から階上側に荷物等
の運搬作業を行うことができ、上下階間の運搬作
業等が終了した際には開閉装置2を閉塞せしめる
ことによつて上下階を区分し得ることができる。
この様な開閉装置2において、水平開口部1を
閉塞せしめるには、切換スイツチ(図示せず)の
切換操作で電動モータ16を駆動せしめて巻取軸
14を回動し、ワイヤ18を巻取ドラム17から
巻き戻せばよい。即ち、ワイヤ18が巻取られた
状態では最下段の水平スラツト4aは開口端に位
置するため、各水平スラツト4は、該開口位置
で、上側水平スラツト4が下側水平スラツト4の
突出部12aにそれぞれ接当し、閉塞側への自重
走行が規制され、水平開口部1を開口せしめてい
るが、ワイヤ18の巻戻し作動によつてワイヤ1
8が緩むと同時に最下段水平スラツト4aは他の
水平スラツト4と共に閉塞側に自重走行する。そ
して、ワイヤ18が巻戻されるに従い、各水平ス
ラツト4は、上側のものから順次ストツパ5に接
当して移動を停止し、最下段の水平スラツト4a
はストツパ6に接当することによつて水平開口部
1は閉塞される。
この様に、水平開口部1は独立した水平スラツ
ト4によつて段差状に閉塞されているが、各水平
スラツト4間には間隙が存在している。しかしな
がら、本考案では、下側水平スラツト4の上面板
7a側から上側水平スラツト4の下面板7bに向
けて突出したシール材13が、下面板7bに対し
ては接することなく横枠12に接するため、開閉
操作時においてシール材13と下面板7b間で摩
擦抵抗や摩耗が生じることはない。しかしながら
閉塞時にはシール材13が横枠12に接当して両
面板7a,7b間を気密にしているため、自重走
行する独立した水平スラツト4で水平開口部1を
閉塞するようにしたものであつても隣接する水平
スラツト4間の間隙を確実に遮蔽し得て、水平開
口部閉塞時における気密性を著しく向上すること
ができる。しかも、上記シール材13は、専用の
固定部材を用いることなく、水平スラツト4を補
強するために必要な傾斜上側の横枠11を有効利
用して挟持状に固定されているため、シール材1
3を用いたものであつても部品点数を殊更増加せ
しめることなく、部品の兼用化を図ることができ
る。また、特に本実施例では、シール材13は、
凹凸のある上面板7a側から平滑な下面板7bに
向けて突出しているものであるため、上面板7a
の凹凸模様にかかわりなく気密性が保持される。
そのうえ、最下段水平スラツト4aと水平開口部
1との気密は緩衝材13aが兼ねることになり、
ここでも部品の兼用化が図られている。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、シール材を下側に向けて突出するようにし
てもよく、また、シール材を固定する横枠は傾斜
上側のものでなく傾斜下側のものであつてもよ
い。
以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、水平開口部の両縁に緩傾斜状に
設けた上下複数段の案内レールにそれぞれ支架し
た水平スラツトが自重で閉塞方向に移動し、そし
て閉塞姿勢では、隣接する各水平スラツト同志の
傾斜下端縁部と傾斜上端縁部とが互いにオーバー
ラツプした状態となつて水平開口部を閉塞するも
のであるが、各水平スラツトには、隣接する水平
スラツトとの間隙を遮蔽する気密材を、水平スラ
ツトの横枠を介して固定したことにより、水平開
口部は、閉塞側に自重走行する上下複数の水平ス
ラツトによつて開閉操作できるものでありなが
ら、閉塞時における各水平スラツト間の間隙は、
水平スラツトに固定した気密材によつて確実に遮
蔽し得て閉塞時の気密性を有効に確保することが
できる。しかもこの気密材は、専用の固定部材を
用いることなく、水平スラツトを構成するために
必要な横枠を用いて固定できるようにしたため、
横枠が気密材の固定部材に兼用できて部品点数を
少なくし得、シンプル形状のものにすることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る水平開口部開閉装置にお
ける気密構造の一実施例を示すものであつて、第
1図は開閉装置の側面図、第2図は同上平面図、
第3図は要部拡大側面図、第4図は要部拡大正面
図、第5図、第6図は平面並びに側面から見た作
用説明図、第7図A,Bは水平スラツトの側面
図、平面図である。 図中、1は水平開口部、2は開閉装置、3は案
内レール、4は水平スラツト、5,6はストツ
パ、7は板体、8は縦枠、9は走行ローラ、10
はシール材、11,12は横枠、12aは突出
部、13はシール材、14は巻取軸、15はチエ
ン伝動機構、16は電動モータ、17は巻取ドラ
ム、18はワイヤ、19はワイヤ受け、20は軸
受である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 躯体に開設した水平開口部の両側縁に開口部一
    端縁側から他端縁側に向けて緩傾斜状に下降させ
    て上下複数段の案内レールを設け、これら各案内
    レールの傾斜下端位置を、各案内レールに自重降
    下するようそれぞれ支架せしめた水平スラツトが
    レール下端まで下降した閉塞姿勢で、隣接する上
    下水平スラツト同志の下端縁部と上端縁部とが互
    いにオーバーラツプするよう上側若しくは下側の
    案内レールのものほど閉塞側に位置するよう段階
    的に位置設定すると共に、隣接する上下水平スラ
    ツト間には、一方の水平スラツトがそれよりも傾
    斜下端側まで下降する他方の水平スラツトに先行
    して下降するのを規制する下降規制手段が設けら
    れ、かつ最も傾斜下端側まで下降する水平スラツ
    トは、これを牽引して強制的に移動せしめるため
    の強制移動手段に連結されたものであつて、前記
    各水平スラツトの傾斜端部には、上記閉塞姿勢に
    おいてオーバーラツプ部の間隙を閉塞するための
    気密材を、水平スラツトの横枠を介して固定した
    ことを特徴とする水平開口部開閉装置の気密構
    造。
JP7389982U 1982-05-20 1982-05-20 水平開口部開閉装置における気密構造 Granted JPS5954680U (ja)

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JPS5954680U JPS5954680U (ja) 1984-04-10
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