JPS6349498Y2 - - Google Patents

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JPS6349498Y2
JPS6349498Y2 JP1982080660U JP8066082U JPS6349498Y2 JP S6349498 Y2 JPS6349498 Y2 JP S6349498Y2 JP 1982080660 U JP1982080660 U JP 1982080660U JP 8066082 U JP8066082 U JP 8066082U JP S6349498 Y2 JPS6349498 Y2 JP S6349498Y2
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JP
Japan
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aluminum
stators
insulating material
heat insulating
sections
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JP1982080660U
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JPS58183888U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物の内、外を仕切るサツシ用形
材、カーテンウオール用形材などに用いる建具用
断熱形材に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、建具用断熱形材として、1対のアルミニ
ウム形材間に断熱材を介在させて前記アルミニウ
ム形材を互いに離間させた状態で固定したものが
用いられている。また、このような断熱形材で、
アルミニウム形材と断熱材とを結合するために、
例えば特開昭54−132336号公報に示すように、1
対のアルミニウム形材の対向面に開口側の幅が溝
底側の幅よりも狭い凹溝を形成し、これらの凹溝
内を含めて前記両アルミニウム形材間に合成樹脂
断熱材を介在させ、この断熱材によつて両アルミ
ニウム形材を離間させて固定させたものがあつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の建具用断熱形材は、以上のように構成さ
れ、合成樹脂断熱材の一部がアルミニウム形材の
対向面に形成した開口側の幅が溝底側の幅よりも
狭い凹溝内に充填されていることで、内外(厚
さ)方向にアルミニウム形材と前記断熱材とを分
離させるような外力が加わつてもこれらが分離し
にくいが、両アルミニウム形材および断熱材のう
ちの1つに長手方向に沿う外力が加わると、アル
ミニウム形材と合成樹脂断熱材とが長手方向にず
れてしまうという問題点があつた。
本考案は、前述した問題点を解決して、アルミ
ニウム形材および断熱材のうちの1つに長手方向
に沿う外力が加わつても、これらが長手方向にず
れたり、がたついたりすることを確実に防止で
き、しかも体裁のよい建具用断熱形材を提供する
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、対向面に開口側の幅が溝底側の幅よ
りも狭い凹溝を形成した1対のアルミニウム形材
と、これらのアルミニウム形材の前記凹溝内を含
み合成樹脂断熱材と接触すべき対向面間に充填し
て介在しかつ両アルミニウム形材を離間させて固
定させる合成樹脂断熱材とを備えた建具用断熱形
材において、前記両アルミニウム形材の凹溝の両
側壁に外側からアルミニウム形材の長手方向と直
交する方向に貫通させた固定子を、それぞれ互い
に離間させて前記側壁に固定し、前記固定子を前
記断熱材にそれぞれ埋設し、固定子を介して両ア
ルミニウム形材に前記断熱材を係止させると共
に、同じ側壁には、複数の固定子を両アルミニウ
ム形材の長手方向に所要間隔を置いて配設し、さ
らに両アルミニウム形材の反断熱材側の両側に固
定子の外端よりも幅方向外側に突出する突出部を
形成したものである。
〔作用〕
本考案による建具用断熱形材は、両アルミニウ
ム形材の凹溝の両側壁に外側からアルミニウム形
材の長手方向と直交する方向にそれぞれ固定子を
貫通させ、これらの固定子を前記側壁に固定する
と共に、合成樹脂断熱材に埋設したので、両アル
ミニウム形材と前記断熱材のうちの1つに長手方
向に沿う大きな外力が加わつても、この外力を固
定子を介して他のものに支承できることにより、
アルミニウム形材と断熱材とが長手方向にずれる
ことがなく、また、アルミニウム形材の幅寸法が
大きいものでも、その一側部のみに長手方向に沿
う外力を受けた場合に、両アルミニウム形材の両
側壁にそれぞれ固定子を貫通させてあることによ
り、外力を確実に支承することができて、アルミ
ニウム形材と断熱材とが剥れて長手方向にがたつ
くことを防止でき、さらに両アルミニウム形材の
反断熱材側の両側に固定子の外端よりも幅方向外
側に突出する突出部を設けたので、建具用断熱形
材の使用時に、固定子が前記突出部で隠されて
内、外両方向から見えず体裁がよい。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例につき図面を参照して説
明する。
第1図は本考案の第1実施例を示す。第1図に
おいて、1は素材であり、この素材1は、建物外
側に用いるアルミニウム形材2と建物内側に用い
るアルミニウム形材3とが、これらの一側部のみ
で連結部4により連結され、その他の部分では離
間された断面形状の一体押出成形品から構成さ
れ、前記両アルミニウム形材2,3の対向面には
それぞれ凹溝5,6が形成され、これらの凹溝
5,6はそれぞれ2本の爪で開口部の幅が溝底側
よりも狭いほぼ台形またはばち形の断面形状に形
成されている。また、アルミニウム形材2,3の
反対向面側の両側部には、凹溝5,6の側壁より
も幅方向外側に突出する突出部2a,3aがそれ
ぞれ形成されている。なお、アルミニウム形材
2,3の建物に対する向きは、内外方向が逆にな
る場合もある。
ねじからなる固定子8が、アルミニウム形材
2,3の凹溝5,6の両側壁を外側から貫通して
螺着され、これらの固定子8は同じ側壁にはアル
ミニウム形材2,3の長手方向に沿つて所定間隔
で複数ずつ配置され、さらに固定子8は軸方向が
アルミニウム形材2,3の軸方向と直交し、固定
子8の頭部すなわち外端部よりも幅方向外側に前
記突出部2a,3aが突出している。
断熱材9を形成するに当つては、まず連結部4
を下にしてアクリル、エポキシ、ウレタンなど、
液状または流動性をもつた合成樹脂を、アルミニ
ウム形材2,3と連結部4とで囲まれた内部に注
入し、次にアルミニウム形材2,3間に、凹溝
5,6内を含みかつ前記固定子8の内端部を埋込
んで充填し、その後、合成樹脂を硬化させること
により、断熱材9が形成される。この断熱材9
は、前記アルミニウム形材2,3に固定された固
定子8の内側部を埋込んでいるので、両アルミニ
ウム形材2,3とこれらの長手方向に対して確実
に係止され、また固定子8はそれぞれ互いに離間
されている。そして、両アルミニウム形材2,3
には前述した形状の凹溝5,6が形成され、これ
らにも断熱材9の一部が充填されているので、断
熱材9とアルミニウム形材2,3とが第1図の上
下、左右方向にも強固に固定されている。また、
断熱材9の形成後に、前記素材1の連結部4はカ
ツタなどを用いて切断され、製品である建具用断
熱形材では、両アルミニウム形材2,3の全体が
離間される。
第2図は本考案の第2実施例を示す。この実施
例では、アルミニウム形材2,3の凹溝5,6の
両側壁に、凹溝5,6の開口から一部がアルミニ
ウム形材2,3間にも突出するようにねじおよび
ピンからなる固定子8,7がそれぞれ固定された
ものである。なお、この実施例の前述した点以外
は、第1実施例と同様であるから、説明を省略す
る。また、第2図中、第1図と同一符号はそれぞ
れ対応する部分である。
本考案において、アルミニウム形材の断面形状
は必ずしも実施例のものに限られることなく適宜
変更することができる。
また、本考案において、アルミニウム形材の凹
溝の両側壁を外側から貫通する固定子は、前述し
た実施例のように合成樹脂の注入充填前にアルミ
ニウム形材に予め固定しておくことなく、合成樹
脂断熱材の注入充填後であれば硬化後、アルミニ
ウム形材の外側から取付けてもよい。この場合
に、アルミニウム形材に設ける固定子取付用の穴
は固定子の取付直前に形成することが好ましく、
断熱材の硬化後に固定子を取付けるには断熱材に
も穴を形成することが必要である。
さらに、本考案において、固定子は、種類、
数、形状も、実施例のものに限られず、材質をア
ルミニウム、ステンレスなどとし、さらに固定子
のアルミニウム形材外に突出した部分に他の機能
を兼用させてもよいが、すべての固定子を互いに
他の固定子と断熱材内で接触させないことが、断
熱作用を確保するために必要である。そして、連
結部がなく独立したアルミニウム形材を、型を用
い、かつ、アルミニウム形材間に合成樹脂液の漏
れ防止シートを介在させて合成樹脂液の注入を行
い、断熱材を形成するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の建具用断熱形材
は、両アルミニウム形材の凹溝の両側壁に、アル
ミニウム形材の長手方向に所要間隔を設けかつ前
記側壁を外側から貫通して固定した固定子を、前
記両アルミニウム形材間に介在させてこれらを固
定すると共に、前記凹溝にも充填した合成樹脂断
熱材に埋込んだので、両アルミニウム形材と前記
断熱材との長手方向の固定を強固にすることがで
き、サツシなどの建具の組立、使用時などにアル
ミニウム形材と断熱材のうちの1つに大きな外力
が加わつても、これらが長手方向にずれることが
なく、また、アルミニウム形材の幅方向寸法が大
きいものでも、その一側部のみに長手方向に沿う
外力を受けた場合に、両アルミニウム形材の両側
壁にそれぞれ固定子を貫通させてあることによ
り、外力を確実に支承することができて、アルミ
ニウム形材と断熱材とが剥れて長手方向にがたつ
くことを防止でき、さらに両アルミニウム形材の
反断熱材側の両側に固定子の外端よりも幅方向外
側に突出する突出部を設けたので、建具用断熱形
材の使用時に、固定子が前記突出部で隠されて
内、外両方向から見えず体裁がよいという効果が
ある。そして、アルミニウム形材、断熱材とは別
体の固定子を用い、固定子をアルミニウム形材の
凹溝の側壁に外側から貫通させたので、固定子の
選択およびこれらの取付時期の選択の自由度が大
きく、アルミニウム形材と断熱材との固定を強固
にするため、および固定子を互いに離間させてこ
れらの間における熱伝導を防止させるために利点
が多いという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す横断面図、
第2図は同、第2実施例を示す横断面図である。 1……素材、2,3……アルミニウム形材、2
a,3a……突出部、4……連結部、5,6……
凹溝、7,8……固定子、9……断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向面に開口側の幅が溝底側の幅よりも狭い凹
    溝を形成した1対のアルミニウム形材と、これら
    のアルミニウム形材の前記凹溝内を含み合成樹脂
    断熱材と接触すべき対向面間に充填して介在しか
    つ両アルミニウム形材を離間させて固定させる合
    成樹脂断熱材とを備えた建具用断熱形材におい
    て、前記両アルミニウム形材の凹溝の両側壁に外
    側からアルミニウム形材の長手方向と直交する方
    向に貫通させた固定子を、それぞれ互いに離間さ
    せて前記側壁に固定し、前記固定子を前記断熱材
    にそれぞれ埋設し、固定子を介して両アルミニウ
    ム形材に前記断熱材を係止させると共に、同じ側
    壁には、複数の固定子を両アルミニウム形材の長
    手方向に所要間隔を置いて配設し、さらに両アル
    ミニウム形材の反断熱材側の両側に固定子の外端
    よりも幅方向外側に突出する突出部を形成したこ
    とを特徴とする建具用断熱形材。
JP8066082U 1982-06-02 1982-06-02 建具用断熱形材 Granted JPS58183888U (ja)

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JP8066082U JPS58183888U (ja) 1982-06-02 1982-06-02 建具用断熱形材

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JPS58183888U JPS58183888U (ja) 1983-12-07
JPS6349498Y2 true JPS6349498Y2 (ja) 1988-12-20

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ID=30089797

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