JPS6349105Y2 - - Google Patents

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JPS6349105Y2
JPS6349105Y2 JP12256582U JP12256582U JPS6349105Y2 JP S6349105 Y2 JPS6349105 Y2 JP S6349105Y2 JP 12256582 U JP12256582 U JP 12256582U JP 12256582 U JP12256582 U JP 12256582U JP S6349105 Y2 JPS6349105 Y2 JP S6349105Y2
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高電圧をうける負荷の電源装置に係
り、特に温度によつて特性変化を伴う負荷に供給
する高電圧電源装置に関するものである。
高電圧をうける負荷としては例えば電子複写機
があげられる。これは表面に光導電層を形成した
ドラムの表面を放電によつて帯電させ、この上に
レンズによつて複写像を露光させて静電潜像を形
成し、これに負に帯電させた着色粉末いわゆるト
ナーをかけてトナー像として可視化し、この上に
転写紙を重ねて紙背から放電により正の電荷を与
えて転写紙にトナー像を転写し、これを加熱して
トナーを溶融定着させる複写プロセスを上記ドラ
ムの回動角度に応じて行うように配設し、ドラム
の一回転により複写が完了するように形成されて
おる。このような複写機の帯電用電源には鮮明な
画像を得るために安定化した高電圧電源が要求さ
れ、その構成としては、コンバータ方式によるも
の、インバータ方式によるもの等種々提案されて
おるが、基本的には、直流電源に接続された出力
トランスの入力巻線回路をスイツチングトランジ
スタで開閉制御することにより出力トランスの出
力巻線から高電圧を出力するようにした発振回路
と、この発振回路の出力を検出する検出回路と、
この検出回路の検出信号と基準電圧を送出する基
準電圧設定回路の出力信号との誤差検出によりパ
ルス幅を可変して出力するパルス幅変調回路とを
備え、このパルス幅変調回路のパルス信号により
上記スイツチングトランジスタのオン期間を制御
して安定化した高電圧を出力するようになつてお
る。
しかし乍ら、近時複写機は複写速度の高速化、
機器の小形コンパクト化が図られ、帯電用の電源
装置も必然的に狭隘なスペースに収納配置される
ことになり、上記複写プロセスにおいて発生する
熱により特に連続して多数複写が行なわれる場合
には機器函体内の温度上昇はさけられず、このた
め電源装置自体の出力が安定化を図つたものであ
つても、帯電の均一化が損なわれ、鮮明な画像が
得られなくなるという問題を有している。
本考案は上述した点にかんがみてなされたもの
で、その目的とするところは、負荷が温度の変化
に影響されるものであつても安定した動作を行な
わしめることができるようにした電源装置を提供
することにある。
以下、本考案の実施例を図によつて説明する。
1は安定化した直流電源、2は上記直流電源1に
接続されて温度変化に応じた基準電圧を送出する
ようにした基準電圧設定回路で、温度検出回路3
と、第1、第2の分圧回路4,5と、これらの回
路の出力をうけて温度変化に応じた出力を送出す
るようにした差動増幅回路6と、これの出力が所
定のレベルに達するとクランプするようにしたク
ランプ回路7と、レベル設定用の出力を送出する
ようにしたレベル設定回路8と、この回路8の出
力と差動増幅回路6の出力とを加算して出力する
ようにした加算回路9とから形成されておる。そ
して、上記温度検出回路3は直流電源1に抵抗
R1,R2と電源装置の周囲温度検出に適当な位置
に配設したサーミスタTHを直列に挿入して上記
抵抗R1とR2の接続点から出力するように形成し、
第1、第2の分圧回路4,5は直流電源1に抵抗
R3とR4並びにR5とR6をそれぞれ直列に接続して
抵抗R3とR4との接続点、抵抗R5とR6との接続点
からそれぞれ分圧した出力を送出するように形成
し、差動増幅回路6は、演算増幅器A1の反転入
力端子を温度検出回路3の出力端に抵抗R7を介
して接続すると共に、抵抗R8を介して分圧回路
4の出力端に接続し、演算増幅器A1の非反転入
力端子を分圧回路5の出力端に接続すると共に、
ノイズ吸収用のコンデンサC1を介して接地し、、
演算増幅器A1の反転入力端子と出力端子間には
ノイズ吸収用のコンデンサC2と抵抗R9とを並列
に挿入して、演算増幅器A1の出力端子から温度
によつて変化するサーミスタTHの抵抗値により
温度検出する温度検出回路3の出力を反転増幅し
て出力するようになつている。この差動増幅回路
6の出力V6は、温度検出回路3の出力をV3、第
1、第2の分圧回路4,5の出力をそれぞれV4
V5とすると、 V6=V5+〔−R9/R7(V3−V5)〕 +〔−R9/R8(V4−V5)〕 …(1) で示されるので、負荷13の種類に応じて動作開
始の温度(初期設定温度、第2図t1)を例えば0
℃あるいは25℃に選定した場合でも出力V5を任
意に固定して上記出力V4を調整することによつ
てゲインを変動せしめることなく動作開始時の所
定の出力V6(例えば0V)にシフトせしめること
ができるようになつている。また、クランプ回路
7は上記差動増幅回路6の演算増幅器A1の出力
端子と接地間に抵抗R10とR11を直列に挿入し、
抵抗R10とR11との接続点にアノードを接続した
ダイオードD1のカソードを演算増幅器A1の反転
入力端子に接続して、温度上昇によつて上昇する
差動増幅回路6の出力V6が所定のレベルに達し
たとき、ダイオードD1を導通させて差動増幅回
路6の出力V6がそれ以上上昇せしめないように
なつている。このクランプ回路7の上記所定のレ
ベルは負荷13の最大定格電圧又は電流に対応す
る加算回路9の出力(基準電圧)から設定される
ようになつている。レベル設定回路8は、基準電
圧の出力レベルを設定するもので、直流電源1に
抵抗R12と可変抵抗VR1と抵抗R13を直列に挿入
し、可変抵抗VR1の摺動子から分圧した出力V8
を送出するようになつている。また、加算回路9
は、演算増幅器A2の非反転入力端子に抵抗R14
介して上記差動増幅回路6の演算増幅器A1の出
力端子を接続すると共に、抵抗R15を介して上記
レベル設定回路8の可変抵抗VR1の摺動子を接続
し、かつ非反転入力端子と接地間にノイズ吸収用
のコンデンサC3を挿入し、演算増幅器A2の反転
入力端子と出力端子間にノイズ吸収用のコンデン
サC4と抵抗R16とを並列に挿入し、上記反転入力
端子を抵抗R17を介して接地して、演算増幅器A2
の出力端子から差動増幅回路6の出力V6とレベ
ル設定回路8の出力V8とを加算した出力(V6
V8)を基準電圧設定回路2の出力(基準電圧
Vref)として送出するようになつており、この基
準電圧Vrefは負荷13の最大定格電圧又は電流に
対応した値に達するまでは温度上昇に応じて増加
するようになつている(第2図9の出力)。10
は上記基準電圧設定回路2の出力Vrefと後述の検
出回路14の出力Vdet1,Vdet2との誤差増幅信号
によりパルス幅を可変して出力するようにしたパ
ルス幅変調回路である。これは比較器CP1からな
る比較部と、上記加算回路9の出力端に演算増幅
器A3とA4の反転入力端子をそれぞれ抵抗R22
R23を介して接続し、演算増幅器A3,A4の反転入
力端子と出力端子間にそれぞれ抵抗R24,R25
挿入し、演算増幅器A3はその非反転入力端子を
接地すると共に、反転入力端子を抵抗R26を介し
て後述の検出回路14の出力電流の検出信号
Vdet1を送出する出力端に接続し、演算増幅器A4
の非反転入力端子を検出回路14の出力電圧の検
出信号Vdet2を送出する出力端に接続し、上記演
算増幅器A3とA4の出力端子をそれぞれダイオー
ドD2とD3を介して比較器CP1の非反転入力端子
に接続して、演算増幅器A3の出力Va3は基準電圧
Vrefと検出信号Vdet1から Va3=(Vdet1/R26−Vref/R22)・R24 …(2) の関係式で示される出力を送出し、演算増幅器
A4の出力Va4は基準電圧Vrefと検出信号Vdet2から Va4=(1+R25/R23)Vdet2−R25/R23Vref …(3) の関係式で示される出力を送出して、ダイオード
D2,D3を介していずれか高い方の出力を比較器
CP1に送出するようにした誤差増幅部と、直流電
源1に定電流源IcとコンデンサC5を直列に挿入
し、定電流源IcとコンデンサC5との接続点にヒス
テリシスを有して出力する比較器CP2の入力端を
接続し、この比較器CP2の出力端にエミツタ接地
のトランジスタQ3のベースを接続し、このトラ
ンジスタQ3のコレクタを上記接続点に接続する
と共に、上記比較器CP1の反転入力端子に接続し
て、上記コンデンサC5の充電電圧が所定のレベ
ルに達したとき、“H”レベルの出力信号を送出
する比較器CP2によつてトランジスタQ3を導通さ
せてコンデンサC5を瞬時に放電させこの放電に
よつてコンデンサC5の端子間電圧が0V近傍(例
えば0.1V)まで低下したとき、“H”から“L”
レベルに反転する比較器CP2の出力信号によりト
ランジスタQ3を不導通にしてコンデンサC5が再
び充電するという動作を繰返えすことによるいわ
ゆるノコギリ波状の出力信号を送出するようにし
たノコギリ波発生部とから形成され、比較器CP1
は上記ノコギリ波発生部の出力信号と誤差増幅部
の出力信号とをレベル比較し、ノコギリ波発生部
からの入力が誤差増幅部の入力より大きい期間だ
け“L”レベルとなるパルス信号をその出力端子
から送出するようになつている。11は自励型コ
ンバータに形成されて高電圧を出力するようにし
た発振回路である。これは、鉄心に入力巻線N1
ベース巻線N2、出力巻線N3を巻装した出力トラ
ンスTの上記入力巻線N1を直流電源1にエミツ
タ接地のスイツチングトランジスタQ1のコレク
タ・エミツタ間を介して接続し、直流電源1の出
力端とスイツチングトランジスタQ1のベースと
の間に起動用抵抗R18を挿入し、上記トランジス
タQ1のベースにエミツタ接地の制御用トランジ
スタQ2のコレクタを接続し、このトランジスタ
Q2のコレクタ・エミツタ間に出力トランスTの
ベース巻線N2を抵抗R19を介して接続し、トラン
ジスタQ2のベースに上記パルス幅変調回路10
の比較器CP1の出力端子を接続して、トランジス
タQ1のオン期間中に蓄積された磁気エネルギー
をトランジスタQ1のオフ時に出力巻線N3から放
出することにより高電圧を発生させるようになつ
ている。12は整流平滑回路で、上記発振回路1
1の出力トランスTの出力巻線N3の端子間にダ
イオードD4とコンデンサC6を直列に挿入して、
コンデンサC6の端子間から整流平滑した直流高
電圧出力を一端接地の負荷13に送出するように
なつている。14は上記整流平滑回路12を介し
て送出する発振回路11の出力電圧、電流を検出
してその検出信号を送出するようにした検出回路
で、整流平滑回路12のコンデンサC6の端子間
に抵抗R20、可変抵抗VR2、抵抗R21を直列に挿入
し、可変抵抗VR2の摺動子を上記パルス幅変調回
路10の演算増幅器A4の非反転入力端子に接続
して、出力電圧の検出信号Vdet2を送出し、コン
デンサC6と抵抗R21との接続点と、負荷13の接
地側との間に分流器Shを挿入し、この分流器Sh
の出力端を上記パルス幅変調回路10の演算増幅
器A3の反転入力端子に抵抗R26を介して接続し
て、出力電流を電圧に変換した検出信号Vdet1
(接地側からみて極性を反転させて)送出するよ
うになつている。そして上記分流器Shの抵抗値
は出力電圧を検出する分圧回路の抵抗値に比して
極めて小さくなるように設定されておる。
次に、その動作について説明する。直流電源1
が印加されると、発振回路11のスイツチングト
ランジスタQ1は起動用抵抗R18を介してベース電
流が流れ、該トランジスタQ1が導通を開始し、
入力巻線N1に電圧が発生する。この電圧により、
ベース巻線N2にはトランジスタQ1を順バイアス
する極性で電圧が発生し、ベース電流をさらに増
加させてトランジスタQ1は急速に完全導通する。
このとき、出力トランスTの入力巻線N1に流れ
る電流は直線的に増加する。やがて出力トランス
Tの磁束が飽和点に達し磁束φの時間微分値
dφ/dtが零に近くなると、ベース巻線N2の誘起
電圧が減少し始め、この結果、トランジスタQ1
のベース電流が減少するとそのコレクタ電流は減
少し始め上記dφ/dtが負になることによりベー
ス巻線N2にはトランジスタQ1を逆バイアスする
極性の電圧が発生し、トランジスタQ1は急速に
不導通となる。この不導通により入力巻線N1
逆起電力が発生する。出力トランスTの電圧はそ
のインダクタンスLと巻線間分布容量Cによる並
列共振により振動電圧となり、この振動電圧の1/
2周期後にトランジスタQ1のベース電位が順バイ
アス方向となると、再び起動抵抗R18を介してト
ランジスタQ1のベースにベース電流が流れるた
め、トランジスタQ1が再び導通する。以上の動
作をくり返えすことにより自励発振し、この発振
により、トランジスタQ1のオン期間中に励磁イ
ンダクタンスに蓄積された磁気エネルギーがトラ
ンジスタQ1のオフ期間に出力巻線N3を介して放
出されることになるので、このパルス電圧を整流
平滑した直流高電圧が整流平滑回路12のコンデ
ンサC6の端子間から負荷13に供給される。
そして、負荷13に供給された直流高電圧出力
は、検出回路14の可変抵抗VR2の摺動子から出
力電圧を分圧した検出信号Vdet2が、また分流器
Shの出力端から出力電流を電圧に変換した検出
信号Vdet1がパルス幅変調回路10の演算増幅器
A3,A4にそれぞれ送出される。
一方、基準電圧設定回路2は直流電源1の印加
により、温度検出回路3、第1、第2の分圧回路
4,5から出力V3,V4,V5が差動増幅回路6に
送出される。今、温度が負荷13の温度特性に支
障のない温度(例えば第2図で示す初期設定温度
t1℃より低い温度)であつたとすると、差動増幅
回路6の出力V6は例えば0Vレベルにあれば、加
算回路9の出力(V6+V8)はV8となつて、これ
が基準電圧設定回路2の出力(基準電圧)Vref
して(第2図9の出力)、パルス幅変調回路10
の演算増幅器A3,A4に送出される。これをうけ
た演算増幅器A3,A4はそれぞれ他方の入力
Vdet1,Vdet2との誤差増幅した出力Va3,Va4を送
出する。このとき、演算増幅器A3の出力Va3は、
上述した(2)式からも理解されるように、入力
Vdet1がVrefより低くなると低下し、反対に高くな
ると上昇する出力となり、演算増幅器A4の出力
Va4は、上述した(3)式で示すように、入力Vdet2
Vrefより低くなると低下し、高くなると上昇する
出力となる。そしてこれら出力Va3,Va4はそれ
ぞれダイオードD2,D3を介していずれか高い方
の出力(例えばVa3)が誤差増幅部の出力信号と
して比較器CP1に送出される。これをうけた比較
器CP1は他方に入力するノコギリ波発生部の出力
信号とレベル比較し、ノコギリ波発生部からの入
力信号が誤差増幅部からの入力信号より大きい期
間“L”レベルとなつたパルス信号を発振回路1
1のトランジスタQ2のベースに送出する。従つ
て、比較器CP1のパルス信号は誤差増幅部の出力
が低下すればこれにつれて“L”レベルの期間が
長くなる即ち“H”レベルのパルス幅が短かくな
り、発振回路11のトランジスタQ2のオン期間
を増加させ、出力トランスTに蓄積されるエネル
ギーも増加することとなつて高電圧出力を増加さ
せる。これとは反対に、誤差増幅部からの出力が
上昇すれば、比較器CP1のパルス信号の“L”レ
ベル期間は短かくなり、トランジスタQ2のオン
期間が増加しトランジスタQ1のオン期間が減少
して、高電圧出力は減少するように動作して高電
圧出力が安定化が図られる。
そして、上記負荷13の温度がその動作あるい
は外気温等によつて第2図に示す初期設定温度t1
℃より上昇すると、これをサーミスタTHが抵抗
値の低下として検出することにより温度検出回路
3の出力V3が低下する。これをうけた差動増幅
回路6の出力V6は、上述した(1)式からも明らか
なように、入力V3の低下により上昇し、これを
加算回路9に送出する。加算回路9はレベル設定
回路8の出力V8と上記出力V6とを加算した出力
を基準電圧Vrefとしてパルス幅変調回路10に送
出することになる。この上昇した基準電圧Vref
うけたパルス幅変調回路10の演算増幅器A3
A4は上述の(2)、(3)式からも明らかなように、そ
のVa3,Va4は低下し、ダイオードD2,D3を介し
ていずれ高い方の出力(例えばVa3)が比較器
CP1に入力される。この入力レベルは温度が上記
初期設定温度t1℃より低いときの基準電圧時に比
して低くなるので、比較器CP1の“L”レベル期
間は長くなり、トランジスタQ2のオン期間が減
少しトランジスタQ1のオン期間を増加させ、発
振回路11から送出する高電圧出力を増加させて
負荷13に供給する。
更に、温度が上昇するとこれにつれて差動増幅
回路6の出力V6も上昇し、温度が第2図に示すt2
℃に達すると、クランプ回路7の抵抗R10とR11
の分圧した出力も上昇してダイオードD1が導通
し、差動増幅回路6の出力V6をそれ以上上昇せ
しめないようにクランプする(第2図6の出力)。
これにより加算回路9の出力(基準電圧Vref)は
所定のレベルに保持され(第2図9の出力)、発
振回路11から送出される高電圧出力はそれ以上
増加しない。このため、負荷13が例えば複写機
における帯電用として使用される場合にはアーク
放電を防止して放電による帯電が行なわれ温度が
上昇しても帯電の均一化が図られる。このように
基準電圧設定回路2は、負荷13の種類に応じて
設定した初期設定温度と負荷13の最大定格から
設定された基準電圧Vrefによつて定まる終期設定
温度の温度範囲(第2図t1〜t2)においては温度
上昇によつて基準電圧Vrefを上昇せしめて、発振
回路11の高電圧出力を増加させて負荷13に供
給する。
尚、上記実施例にあつてはいわゆるリンキング
コンバータ方式に適用したものについて説明した
が、要旨を変更しない範囲で、その他のコンバー
タ方式あるいはインバータ方式のものに対しても
適用できることは勿論である。
本考案は上述したように、発振回路のスイツチ
ングトランジスタのオン期間を制御するパルス幅
変調回路に入力せしめる基準電圧を温度変化に対
応して昇降せしめるようにしてあるから、温度変
化によつて発振回路の高電圧出力を制御すること
ができ、このことは温度によつて特性変化を伴う
負荷、例えば複写機の放電による帯電を安定して
行なわせることができ、連続して多数複写する場
合であつても鮮明な画像を得ることができるとい
う大きな効果を有する。又、温度検出は直流電源
にサーミスタと抵抗を直列に接続した温度検出回
路と、抵抗を分圧して出力する第1、第2の分圧
回路とを並列に接続し、温度検出回路と第1の分
圧回路との出力端を差動増幅回路の入力端の一方
に、また入力端の他方に第2の分圧回路の出力端
をそれぞれ接続して差動増幅により検出するよう
にしてあるから、単にブリツジ形として差動増幅
により検出するものに比して、差動増幅回路の出
力シフトの設定が、ゲインやクランプ電圧に影響
せしめることなく簡単に調整することができ、回
路定数の選定も容易となり、調整の手間を大巾に
軽減することができ、このことは負荷の種類に応
じた設定が容易となり、設計の自由度を拡大して
電源装置の適用範囲を拡大することができるとい
う実用上大きな利点となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブロツク図、第
2図は第1図の基準電圧設定回路の温度と出力の
関係を示す説明図である。 1:直流電源、2:基準電圧設定回路、3:温
度検出回路、4:第1の分圧回路、5:第2の分
圧回路、6:差動続幅回路、7:クランプ回路、
9:加算回路、10:パルス幅変調回路、11:
発振回路、13:負荷、Q1:スイツチングトラ
ンジスタ、Q2:制御用トランジスタ、T:出力
トランス、TH:サーミスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力トランスとスイツチングトランジスタ等よ
    りなる発振回路と、この発振回路の出力を検出す
    る検出回路と、基準電圧を出力する基準電圧設定
    回路と、この基準電圧設定回路と検出回路の両出
    力の誤差によつてパルス幅を可変して出力するよ
    うにしたパルス幅変調回路とを備え、このパルス
    幅変調回路の出力によつて上記スイツチングトラ
    ンジスタのオン期間を制御することにより安定化
    した高電圧を送出するようにしたものにおいて、
    上記基準電圧設定回路を、直流電源にサーミスタ
    と抵抗を直列に接続してなる温度検出回路と、抵
    抗分圧によつて出力する第1、第2の分圧回路と
    を並列に接続し、上記温度検出回路と第1の分圧
    回路との出力端を差動増幅回路の入力端の一方
    に、また入力端の他方に上記第2の分圧回路の出
    力端をそれぞれ接続し、差動増幅回路と直流電源
    に接続されて抵抗分圧によりレベル設定の出力を
    送出するようにしたレベル設定回路との両出力端
    を加算回路に接続し、この加算回路から基準電圧
    を出力するように構成したことを特徴とする高電
    圧電源装置。
JP12256582U 1982-08-12 1982-08-12 高電圧電源装置 Granted JPS5928282U (ja)

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