JPS6348739Y2 - - Google Patents

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JPS6348739Y2
JPS6348739Y2 JP6222784U JP6222784U JPS6348739Y2 JP S6348739 Y2 JPS6348739 Y2 JP S6348739Y2 JP 6222784 U JP6222784 U JP 6222784U JP 6222784 U JP6222784 U JP 6222784U JP S6348739 Y2 JPS6348739 Y2 JP S6348739Y2
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JP
Japan
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eaves gutter
hollow
rainwater
synthetic resin
ribs
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JP6222784U
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JPS60174730U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は合成樹脂製の軒樋に関する。
(従来の技術) 近年、合成樹脂の品質や成型技術が急速に向上
したことに伴ない各種雨樋にも金属製に代り合成
樹脂の成型品が多く用いられるようになつた。そ
して、その補強の為の手段も種々講じられるよう
になつたが、その一例を第5図にて説明すると、
図例の雨樋は半丸型軒樋Tを示し、雨水の受容部
たる内面には長手方向に沿つた2本の中空リブT
1,T1が形成され、この中空リブT1,T1に
よつて軒樋Tの剛性や耐ねじれ強度等がアツプさ
れる。この軒樋Tは合成樹脂のみによつて成型さ
れながら充分なる強度を保有し、従つて合成樹脂
の安価・軽量である特質がそのまま活かされると
云う点で注目され、最近では半丸樋だけでなく角
樋にも適用されるようになつた。
(考案が解決しようとする問題点) この軒樋Tを用いて一連の雨樋を構築する場
合、軒樋T同志の接続部や止り部では、接手Jや
止り(不図示)が用いられるが、この接手Jや止
りには軒樋Tの切断端面を受容する受止部J1が
形成されているものの、リブT1,T1の端部を
も完全に受容するようにはなされていない(一般
の軒樋にも兼用し得るよう)のが通常である。従
つて、リブT1,T1の切断端面は封止されるこ
となく接手Jや止り内で雨水に接し、上記中空リ
ブT1,T1の中空部に雨水が浸入することは不
可避であつた。そして、中空部内に溜つた水は流
れ出ることなく冬期夜間などに凍結し、その結果
軒樋Tに亀裂を生じると云つた新たな問題点も指
摘されるようになつた。亦、この凍結による亀裂
発生を防止するべくリブT1,T1を中実にする
ことも考えられるが、剛性が低下したり合成樹脂
の使用量が増大するなどの不利益がある為、これ
も決して得策とは云えなかつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記に鑑みなされたもので、上記中空
リブに雨水受容部に通じる開口部を設けることに
よつてその問題点を一掃せんとするものである。
本考案を添付図面に基づき更に詳述すると、第
1図は本考案軒樋の代表例を示す部分切欠斜視
図、第2図は第1図線部の部分拡大断面図、第
3図は第1図の変更例であり、第4図は他の実施
例の部分切欠斜視図である。即ち、本考案の合成
樹脂製軒樋の要旨は、長手方向に沿つた補強用中
空リブ2を具備する合成樹脂製軒樋1に於て、上
記中空リブにその中空部21と軒樋1の雨水受容
部11との間に相互に連通する開口部3を設けて
成ることを特徴とするにある。第1図及び第4図
の軒樋1は合成樹脂の連続押出成型によつて半丸
型に製せられたもので、その雨水受容部11たる
内面には長手方向に沿つた2本の中空リブ2,2
が形成されているが、軒樋1の形状は半丸型に限
らず角型(第3図参照)であつても良く、亦、リ
ブ2の本数もこれに限られるものではない。そし
て、中空リブ2,2には、その中空部21,21
と雨水受容部11との間に相互に連通する開口部
3(第1図及び第3図では小孔31……、第4図
ではスリツト32)が、軒樋1の成型と同時若し
くは成型後に形成される。
(作用) 上記軒樋1を用いて一連の雨樋を構築する場
合、相互の接続部には接手(第5図参照)が、
亦、終端部には止り(不図示)が用いられる。そ
して、これら各部材との結合部では上述の如くリ
ブ2……の切断端部は封止されないので、雨水は
リブ2……の中空部に浸入する。しかし、この雨
水も開口部3より軒樋1の雨水受容部11に流れ
出て、中空部21……内で溜留することがない。
次に、実施例を挙げ更に詳述する。
(実施例 1) 第1図及び第2図に示す如く、軒樋1の内面に
形成された中空リブ2,2には、中空部21,2
1と雨水受容部11とに連通する多数の小孔31
……が下向きで等間隔且つ等位置に穿設されてい
る。更に、例図では軒樋1の耳部12,12を長
手方向に連続した中空筒状体とし、この耳部1
2,12にもその中空部121,121と上記雨
水受容部11とに連通する小孔120……が上記
小孔31……と長手方向等位置に多数穿設されて
いる。斯かる軒樋1にあつては中空リブ2,2に
浸入した雨水は各小孔31……より雨水受容部1
1に速やかに排出されるからその内部に雨水が滞
留することがなく、冬期夜間に雨水が凍結して軒
樋1の亀裂を惹起する懸念がない。亦、この場合
耳部12,12にも同様の小孔120……が穿設
されているから、施工過程や大雨の時にこの中空
部121,121内に雨水が浸入しても同様の効
果を奏する。更に、この小孔31……,120…
…は上記の如く等間隔且つ等位置に穿設しておけ
ば、軒樋1を切断する際、これを目印として正確
に(軒樋1の軸心方向に対し直角に)切断するこ
とが出来る利点も付加される。
亦、第3図は軒樋1を角形とした場合であつて
軒樋1の内底面に中空リブ2,2を形成し、中空
部21,21と雨水受容部11とに連通する多数
の小孔31……が下向きで等間隔且つ互いに対向
位置に穿設されて居り、この場合でも中空部2
1,21に浸入した雨水は各小孔31……より速
やかに排出され、雨水が凍結して軒樋1に亀裂を
生じさせることがないのである。
(実施例 2) 第4図は中空リブ2,2の開口部3,3をその
長手方向に連続するスリツト32,32としたも
ので、中空部21,21内に浸入した雨水はこの
スリツト32,32より流出する点は上記と同様
であるが、この場合、仮に残つた水が凍結したと
してもスリツト32,,32が拡開し、これによ
つて凍結による膨張が吸収されるから亀裂等の発
生が有効に防止される。
尚、上記実施例では開口部3として多数の小孔
31……及び長手方向に連続するスリツト32を
例に採つたが、これを長手方向に延びる長孔その
他本考案を逸脱しない限りの各種孔なども採用可
能であることは云うまでもない。
(考案の効果) 叙述の如く、本考案の合成樹脂製軒樋は中空リ
ブを長手方向に沿つて有し、この中空リブによつ
て有効に補強されると共に、中空リブ内に浸入し
た雨水はその開口部より速やかに排出され滞留す
ることがなく、冬期夜間の急激な温度低下によつ
ても凍結することがなく、従来のような凍結によ
る亀裂発生が未然に阻止される。従つて、合成樹
脂のみによつて成型された本考案軒樋は合成樹脂
の安価・軽量である特質がそのまま活かされる上
に堅牢であり、上記の如き凍結による亀裂発生が
防止されるもので、その実益は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案軒樋の代表例を示す部分切欠斜
視図、第2図は第1図線部の部分拡大断面図、
第3図は第1図の変更例であり、第4図は他の実
施例の部分切欠斜視図、第5図は従来の軒樋と接
手とを示す部分切欠斜視図である。 符号の説明、1……合成樹脂製軒樋、11……
雨水受容部、2……中空リブ、21……中空部、
3……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に沿つた補強用中空リブを具備する合
    成樹脂製軒樋に於て、上記中空リブに、その中空
    部と軒樋の雨水受容部との間に相互に連通する開
    口部を設けて成ることを特徴とする合成樹脂製軒
    樋。
JP6222784U 1984-04-26 1984-04-26 合成樹脂製軒樋 Granted JPS60174730U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222784U JPS60174730U (ja) 1984-04-26 1984-04-26 合成樹脂製軒樋

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JP6222784U JPS60174730U (ja) 1984-04-26 1984-04-26 合成樹脂製軒樋

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Publication Number Publication Date
JPS60174730U JPS60174730U (ja) 1985-11-19
JPS6348739Y2 true JPS6348739Y2 (ja) 1988-12-15

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ID=30591242

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JP6222784U Granted JPS60174730U (ja) 1984-04-26 1984-04-26 合成樹脂製軒樋

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JPH0142574Y2 (ja) * 1984-09-10 1989-12-13

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JPS60174730U (ja) 1985-11-19

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