JPS6348570B2 - - Google Patents

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JPS6348570B2
JPS6348570B2 JP60042580A JP4258085A JPS6348570B2 JP S6348570 B2 JPS6348570 B2 JP S6348570B2 JP 60042580 A JP60042580 A JP 60042580A JP 4258085 A JP4258085 A JP 4258085A JP S6348570 B2 JPS6348570 B2 JP S6348570B2
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JP
Japan
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gas
fluoride
reaction
temperature
filled
Prior art date
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Expired
Application number
JP60042580A
Other languages
English (en)
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JPS61204025A (ja
Inventor
Minoru Aramaki
Hiroaki Sakaguchi
Takashi Suenaga
Yoshuki Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 NF3はロケツト燃料のほか、近年LSIのドライ
エツチング剤あるいはフツ素化剤として注目され
ており、特にドライエツチング剤としてはCF4
どのパーフロロカーボン系のエツチング剤にくら
べエツチングの際に生じるLSI基板の汚染が極め
て少ないことなどの利点を有している。一方、
NF3は大気中で極めて安定であり、水にもわずか
しか溶解せずTLV10ppmの毒性ガスであり、こ
れを使用する場合にはその残ガス等の排気の際に
その除害が常に必要となる。本発明はかかるNF3
を含むガスの除害方法に関するものである。 〔従来技術〕 NF3の除害方法については、次に示す2方法が
知られている。(Frank J.Pisacane et al、
Naval Surface Weapons Center、“Nitrogen
Trifluoride:Its Chemistry、Toxicity、and
Safe Handring”、12 November 1976、P31) (1) 金属と反応させる方法 この方法における反応式は次のとおりであり、 NF3,Me→MeFx,N2 (Me;Cu,Bi,As,Sb、鋼鉄等) 得られるフツ化物は固体状であり、金属の表面
はフツ化物により皮膜が形成されるため反応が阻
害され易く、また反応器に充填された金属の形状
がフツ化物の生成とともに変化するため反応器内
での閉塞あるいは粉じんの発生等の問題を有して
いる。 (2) カーボンと反応させる方法 この方法における反応式は次のとおりであり、 NF3,C→N2,N2F4,CF4,C2F6 生成物がガス状であるため前記の(1)の方法のよ
うな問題はないものの、毒性および爆発性を有す
るN2F4が副生する。このN2F4の副生を防ぐため
にはカーボンとNF3との接触時間を極めて長くす
る必要があり、反応器を処理量に対して、非常に
大きくするか、処理量を少くするかしか方法がな
く、いずれも工業的な方法とは言い難い。また、
この方法においては反応温度を高くすると副生す
るパーフロロカーボンとNF3とが爆発する危険性
があるなど種々の問題点を有している。 〔問題点を解決するための具体的手段〕 本発明は前記した従来法の問題点を一掃した工
業的なNF3の除害方法を提供するものであり、具
体的には、NF3を含むガスをSi,B,W,Mo,
V,Se,Te,Geおよびこれらの非酸化物系化合
物の中から選ばれる少なくとも1種と200〜800℃
の範囲で反応させ、得られるフツ化物ガスを補集
することを特徴とするNF3の除害方法である。本
発明は、NF3を処理剤と反応させ対応するフツ化
物ガスとN2を得る工程と、得られるフツ化物ガ
スを補集する工程とよりなるものであり、第1段
で用いる処理剤はいずれもNF3と容易に反応して
SiF4,BF3,WF6,MoF6,VF5,SeF6,TeF6
GeF4として排出されるが、これらはいずれも、
常温で十分な蒸気圧を有し、ガス状で取扱えるた
め、前述の(1)の方法において問題となる反応の阻
害、閉塞、粉じんの発生等によるトラブルは全く
ない。また、毒性、爆発性を有するN2F4の副生
もなく、いずれも高温においてもNF3との爆発の
危険性もなく、極めて安全である。用いる処理剤
としては、価格面ではSiが最も安価であり最適の
処理剤といえる。本発明で処理するNF3ガスは、
NF3100%は勿論のこと、N2,Ar,He等の不活
性ガスで希釈されたNF3を含むガスについても勿
論適用可能である。また、反応温度は、用いる処
理剤の種類によつても差があるが、一般に200〜
800℃、より好ましくは、300〜600℃の範囲が選
ばれる。また、接触時間は用いる処理剤の反応性
により、0.1秒〜数時間の範囲で適宜選択すれば
よい。また、圧力は、加圧下であれば反応は促進
されるが、大気圧もしくは減圧下でも十分な速度
で除害できるため、特に制限されない。 反応器としては、気体、固体を接触させるもの
であれば、特に制限はないが、強制循環式、固定
床流通式、流動層式などの固気接触良好な反応器
が特に好ましい。またその材質はニツケル、モネ
ル等の耐フツ素性材料が好ましい。 第1段の反応で生成したフツ化物およびN2は、
次いでフツ化物ガスの補集工程で処理される。そ
の方式は、従来公知の種々の方式が可能であり、
例えば、水もしくはアルカリ性水溶液によるスク
ラツビング、ソーダライム、KOH,NaOH,
CaO,Ca(OH)2等のアルカリ性固体およびNaF、
ゼオライト等の吸着性を有する固体との接触によ
り容易に除去することができ、最終的にはNF3
10ppm以下まで効果的に除去することができるも
のである。 以下本発明を実施例により詳細に説明する。 実施例 1 直径1インチ、長さ2mのNiパイプに粒状金
属シリコン1Kgを充てんし、外部ヒーターで500
℃まで昇温させた後、100%のNF3を3/min
で供給した。出口ガスの組成はNF3が2ppmで、
他はN2とSiF4であつた。さらにこのガスを直径
4インチ高さ1mにラツシリングを充てんしたス
クラバーに供給し、20%KOH水溶液で、洗浄し
たところ排ガスのフツ素分は3ppmであつた。 実施例 2 実施例1と同様の反応器に、粒状金属シリコン
を1Kg充てんし、外部ヒーターで500℃まで昇温
させた後Arで希釈した1%のNF3を2/minで
供給した。出口ガスの組成は、NF3が2ppmで他
はN2とSiF4であつた。さらに、このガスを、直
径2インチ高さ1mのステンレス管にソーダライ
ムを充てんし外部ヒーターで150℃まで昇温させ
た後、供給したところ排ガスのフツ素分は、
4ppmであつた。 実施例 3 実施例1と同様の反応器に、粒状ホウ素1Kgを
充てんし外部ヒーターで450℃まで昇温させた後、
Arで希釈した50%NF3を4/minで供給した。
出口ガスの組成はNF3が3ppmで、他はN2とBF3
であつた。さらに、このガスを実施例2と同様の
ソーダライム管を100℃まで昇温させた後、供給
したところ排ガスのフツ素分は4ppmであつた。 実施例 4 実施例1と同様の反応器にchip状のタングステ
ン6Kgを充てんし、外部ヒーターで600℃まで昇
温させた後、100%のNF3を5/minで供給し
た。出口ガスの組成は、NF3が3ppmで、他はN2
とWF6であつた。さらにこのガスを実施例1と
同様のスクラバーに供給し、20%KOH水溶液で
洗浄したところ排ガスのフツ素分は3ppmであつ
た。 実施例 5〜9 実施例1においてSiのかわりに、Mo,V,
Ge,SeおよびTeを用い実施した。その条件およ
び結果を第1表に示した。
〔発明の効果〕
本発明によればNF3を含むガスを十分に除去で
きるとともに、爆発性を有するガスの副生もなく
安全に実施することができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 NF3を含むガスをSi,B,W,Mo,V,
    Se,Te,Geおよびこれらの非酸化物系化合物の
    中から選ばれる少くとも1種と200〜800℃の範囲
    で反応させ、得られるフツ化物ガスを補集するこ
    とを特徴とするNF3の除害方法。
JP60042580A 1985-03-06 1985-03-06 Nf↓3の除害方法 Granted JPS61204025A (ja)

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JPS61204025A JPS61204025A (ja) 1986-09-10
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