JPS6347909A - 外鉄形コモンモ−ドチヨ−クコイル - Google Patents

外鉄形コモンモ−ドチヨ−クコイル

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JPS6347909A
JPS6347909A JP19353186A JP19353186A JPS6347909A JP S6347909 A JPS6347909 A JP S6347909A JP 19353186 A JP19353186 A JP 19353186A JP 19353186 A JP19353186 A JP 19353186A JP S6347909 A JPS6347909 A JP S6347909A
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cores
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Kusuo Takagi
高木 国主男
Yuzaburo Inoue
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sanritsu Electric Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、平衡伝送路を同方向に伝導するコモンモード
雑音を阻止するコモンモードチョークコイルに関するも
のである。
〔従来技術〕
従来、この種のコイルとしては、第19図(コモンモー
ドチョークコイル概略構成図)のようなコイルが広く用
いられている。第19図において、1は円形状のトロイ
ダルコアであり、このコア1には、それぞれ巻線2及び
2′が同回数Nだけ捲回されている。3及び3′は巻a
2及び2′の入力端子、4及び4′は巻線2及び2′の
出力端子であり、巻線2及び2′のコア1への巻方向は
入力端子3及び3′から出力端子4及び4′に同相で伝
導するコモンモード電流に対して、コア1内に生じるそ
れぞれの磁束が同方向となって互いに強め合うような方
向に捲回されている。Cは巻線2及び2′の入出力巻線
間容量であり、第20図はこのようなコイルの電気的等
価回路図である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようなコモンモードチョークコイルの雑音阻止特性
は、インダクタンスLが大きく、容量Cが小さい程広帯
域にわたって良好なものとなるが、実際にはコア形状や
巻線寸法からこれらの値が制約される。一方、このよう
なコイルは、抵抗やコンデンサ等の電気回路部品と同様
に種々の機器に組込まれて用いられるが、これが金属筐
体や他の金属部品等の導電体に接近して取り付けられた
場合、高周波コモンモード雑音に対する阻止特性が低下
する。すなわち、第19図に示す5は、このような状況
を説明する一例としてコイル巻線の一方2′に接近して
配置された導電体であり、巻線2′との間の分布容量C
6の集積によって、入出力端子3’−4’間の等価容量
Cが増大して高周波雑音が導電体5を通過し、この結果
雑音阻止効果が悪くなる。
第21図及び第22図は、このようなコイルへの導電体
近接効果を防止するためになされている従来のコモンモ
ードチョークコイル、いわゆる外鉄形コイルの構成例を
示す図であり、6は内部コア、7及び8はコア6の周囲
の全部又は大部分を囲む外部コアである。内部コア6へ
それぞれN回捲回された巻1iA2及び2′の巻線方法
は゛、第21図は両者を分離して巻いた場合、第22図
は、そろえて巻いた場合をそれぞれ示す。
これらの構成では、巻線2及び2′が内部コア6に捲回
されており、これらの周囲は外部コア7゜8で大部分が
おおわれているため、近くに金属板等の導電体があって
も、入出力端子間容1cはこの影響をほとんど受けない
。しかし、低域でのインダクタンスLを得ようとして全
長Qから長さが制約されたコア6への巻数を多くすると
、コア6には巻線2及び2′の2つの巻線が捲回されて
いるので、第21図及び第22図のいずれの場合も巻線
の密集によって入出力巻線間容量Cが増加し。
雑音の高域阻止特性が低下するという問題があった。ま
た、前記Qの長さを長くすればこの問題点は解決される
が、全体の長さ寸法が拡大し、コイルが大型化するとい
う問題があった。
一方、巻数Nを少なくすれば容量Cが減少して高域阻止
特性は向上するが、インダクタンスLが小さいため、低
域阻止特性が低下し、これらによって雑音阻止の広帯域
特性が得られないという間層があった。
本発明の目的は、導電体周辺に取り付けても影響を受け
ない広帯域雑音阻止特性を有するコモンモードチョーク
コイルを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の以下の記述及び添付図面によって説明する。
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
従来の外鉄形コモンモードチョークコイルをもとに、2
つの巻線の施された内部コアの断面中心を長さ方向に2
分割して2つの閉磁路を形成し、それぞれの内部コアに
一方の側から中央部付近まで捲回した巻線を中央部で反
対側コア巻線と接続したことを最も主要な特徴とするも
のである。
〔作用〕
外鉄形コモンモードチョークコイルの2つの巻線の施さ
れた内部コアの断面中心を長さ方向に2分割して、それ
ぞれの外部コアとで第1の閉磁路と第2の閉磁路を形成
し、これらの内部コア部分に2つに分けて巻線を施し、
中央部付近で長さ方向にずれた互いに反対側巻線と接続
することによってコモンモードチョークコイルを形成し
たことにより、従来の外鉄形コイルと長さ寸法及び入出
力端子間巻数が同一の場合であっても入出力巻線間容量
を小さくできると共に、インダクタンスを増加させるこ
とができるので、コモンモード雑音電流に対する阻止特
性の広帯域化をはかることができる。
また、上記分割した内部または側面コアの一部と、巻線
の一部で共通巻きする第3及び第4の閉磁路補助コアを
設けることにより、インダクタンスを更に大きくするこ
とができるので、阻止特性の低域側への拡大をはかるこ
とができる。
また、上記第3の閉磁路コア及び第4の閉磁路コアを第
1及び第2の閉磁路コアの長さ方向の外側側に配置した
ことにより1巻数を多くした場合にも入出力巻線間容量
Cが小さくなり、入出力巻線間容量を小さくすると共に
、インダクタンスを増加させることができるので、コモ
ンモード雑音電流に対する阻止特性の広帯域化を更に大
きくすることができる。
〔発明の実施例〕 以下1本発明の実施例を図面を用いて具体的に説明する
なお、実施例を説明するための全回において。
同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返し
の説明は省略する。
〔実施例I〕
本発明の実施例■の外鉄形コモンモードチョークコイル
概略構成を第1図に示し、その等価回路を第2図に示す
第1図及び第2図において、9及び10は第21図及び
第22図に示した従来のコイルの内部コア6の長さ方向
に垂直な断面中心を長さ方向に切断した内部コア、11
.12は外部コアであり、コア9と11及びコア10と
12でそれぞれ第1の閉磁路及び第2の閉磁路を形成し
ている。また、巻線2 a +2a′は、内部コア9,
10に一方の端から中央部付近まで対向してN1回だけ
捲回され、巻線2b′。
2bは、同様に内部コア9,10のもう一方の端から中
央部付近まで対向してN2回だけ捲回されている。そし
て、内部コア9,10の中央部付近で巻線2aと2b及
び巻線2a′と2b’がそれぞれ交叉状に接続されてい
る。このときコア9に対する巻線2aと2b’の巻方向
及びコア10に対する巻a 2 a ’と2bの巻方向
はそれぞれ同一方向に、かつ巻線2aと2a′及び2b
と2b’とは互いに反対方向に捲回されている。
第3図は、第1図の2つの閉磁路コアの長さ方向に垂直
な中央部付近の断面図であり、巻線は省略しである。す
なわち、第1図の外部コア11.12は第3図のように
、前記内部コア9及び10の周囲をそれぞれコの字状に
囲むように構成されている。
gは2つの閉磁路の外部コア同志の対向ギャップであり
1反対側磁路への磁束の流出を防止すると共に、巻線の
発熱による熱の放射孔の役目もしている。
また、第4図は、第3図の外部コアの一部を削除し、取
付台13Aを設けたものである。
第5図及び第6図は、第1図乃至第4図に示す実施例■
についてコモンモード雑音電流Nc及び通常の信号電流
(ノーマルモード)S流入時の動作原理を説明するため
の図であり、第5図が前者。
第6図が後者の場合をそれぞれ示す、すなわち。
第5図において巻線入力端子3,3′から同相のコモン
モード雑音電流Ncがコイル巻線に流入した時、内部コ
ア9内に生じる巻線2aによる磁束φ8、と巻線2b’
によるφ′2.4及び内部コア10内に生じる巻線28
′による磁束φ’1N と巻線2bによる磁束φ2N 
とはそれぞれの閉磁路内で同方向に生じるため強め合い
、コモンモード雑音電流Ncに対して大きなインダクタ
ンスとなる。一方、第6図において、巻線入力端子3,
3′からノーマルモードの信号電流Sがコイル巻線に流
入したとき、内部コア9内に生じる巻線2aによる磁束
φ15  と巻線2b’による磁束φ′よ、及び内部コ
ア10内に生じる巻線2a′による磁束φ′15  と
巻線2bによる磁束φ25 とは、それぞれの閉磁路内
で反対方向に生じるため打消し合って、信号電流Sに対
してはインダクタンスとして作用せずロスとならない。
次に、第21図と第1図との入出力端子間容量について
みると、第21図のコア6に捲回された巻線2及び2′
の巻線数の和(= 2 N)と第1図のコア9またはコ
ア10に捲回された巻線数の和(二N、十N、)が等し
く、N工=N2とするとN、=N2=Nとなり1巻線面
端間距離が一定の巻線間静電容量は、巻線方法が同一と
すると、はぼ巻数に比例することから1巻線2 a t
 2 a ’のそれぞれ両端間容量C1及び巻線2b’
 、 2aのそれぞれ両端間容量C2は、C1=C2=
Cとなる。よって、容量C工と容量C2とが直列接続さ
れた第1図の入出力端子3−4間及び3’−4’間巻線
容量はいずれもC/2となり、第2図の入出力端子3−
4間または3’−4’間容量Cの172に軽減される。
一方、トロイダルコアのインダクタンスLは、コアの透
磁率をμ、断面積をS1巻線をN、平均閉磁路長をdと
すると、L=μSN2/dで表わされ、S及びN2に比
例することがわかっている。
そこで、第21図の入出力端子3−4間又は3′−4′
間のインダクタンスに対する第1図の同人出力の端子間
のインダクタンスを考えると、第1図では磁路長はほぼ
同一であり、磁路断面積が172、巻数が2倍となって
いるため、l/2 X 22=2倍となることが明らか
である。したがって、第1図に示す本実施例■は、従来
のものに比べ容1.1ItCが1/2に小さくなり、か
つインダクタンスLが2倍に増大する構成となっている
ため、コモンモード雑音電流Ncに対する阻止特性が高
域側及び低域側のいずれにも拡大され、広帯域化される
利点がある。
なお、上記説明では1巻AIjf2a、2a’の巻数N
1と巻線2b’、2bと巻数N2とが等しい場合につい
て述べたが、等しくなくても2aと2a′。
2b’と2bの各対向巻線同志の巻線が等しく巻き方が
同等でさえあれば同様の効果があることはいうまでもな
い。
〔実施例■〕
本発明の実施例■の外鉄形コモンモードチョークコイル
の概略構成を第7図に示す。
本実施例■の外鉄形コモンモードチョークコイルは、第
1図乃至第6図に示す実施例Iをもとにさらにコモンモ
ード雑音電流Ncに対するインダクタンスLの増加をは
かったものであり、第1図に示す内部コア9,10の間
に第3の閉磁路を有する補助コア13及び第4の閉磁路
を有する補助コア14を挿入し1巻線2a、2a’ 、
2b、2b’の一部であるそれぞれ巻線2a工、2a’
1,2b工。
2b′1によって内部コア9,10の一部と補助コア1
3または14とを共通巻きしたものであり、残りの巻線
2 C212a ’2及び2b2,2b’、は、それぞ
れ内部コア9及び10のみに捲回しである。
第8図及び第9図は、第7図の構成についてコモンモー
ド雑音電流Nc及びノーマルモード信号電流Sが入力端
子3,3′から巻線に流入したときの動作原理を説明す
るための説明図であり、前記第1及び第2の閉磁路コア
内に生じる磁束については、第5図及び第6図と同様で
ある。第3゜第4の閉磁路コア内に発生する磁束につい
ては、第8図のコモンモード雑音電流Ncに対しては、
コア13内に同方向磁束φtNc  及びφ’zt、e
  が生じて、第5図の場合のインダクタンスLをさら
に強める。また、第9図のノーマルモード電流Sに対し
ては、コア13内に生じる2つの磁束φ15c、φ′”
Gc の方向が反対となって打消し合い、インダクタン
スLとして作用しない。コア14についても同様である
。 したがって、第7図乃至第9図に示す本実施例■は
、前記実施例Iに比べ、入出力端子3−3′間又は4−
4′間の巻数が同一の場合、インダクタンスLをさらに
大きくすることができるため、低域特性が改善できる。
一方、第1図に示すものに比べ、容量Cは両者でほとん
ど変らないため、高域特性は同等であり、全体として雑
音阻止特性をより広帯域化することができる利点がある
第10図は、第7図に示す本実施例■をより具体化した
組立構成図であり、第4図はその分解斜視図、第12図
は巻線を施したコイルボビン部の斜視図、第13図は第
12図のx−x切断線における断面図である。
本実施例Hにおいて、第7図に示すコア9,11及び1
0.12からなるそれぞれ第1及び第2の閉磁路、なら
びに補助コア13.14からなる第3.第4の閉磁路を
それぞれ長さ方向に垂直な断面を中心に2分割し、組立
後それぞれの磁路断面をつきあわせて閉磁路を形成する
ようにしである。すなわち、第4図及び第12図におい
て、9a、9b。
10 bは内部コアであり、内部コア10 aは図示し
ていない、 lla 、 llb 、 12a 、 1
2bはそれぞれの内部コアをコの字形に囲む外部コアで
あり、13a。
13b 、 14a 、 14bは補助コアである。1
5は各補助コアに設けたばね溝であり、16a、16b
は補助コア押えバネである。17.17’はボビンの内
部コア挿入口であり、18.18’はボビンの補助コア
挿入口である。また、第13図において、19.19’
はコイル接続線、 20.20’はコイル接続線19.
19’とコイルとの接続点であり、コイル接続線19.
19’は一方のボビン側から反対側にのびており、接続
点20.20’は、組立前はコイルから分離されている
本実施例■の組立方法は、長さ方向中心線に沿って分離
した2つのボビンの一方の両端から中央部に向って第1
2図のように巻線2axと2a2及び2b′1と2b′
2を施し、もう一方のボビンの両端から中央に向って2
a′、と2a′2及び2b□と2b、を施しておき、両
ボビンをあわせた後、コイル接続点20.20’を接続
する。次に、第4図に示すように、このボビンの内部コ
ア挿入口17及び17′の両側から内部コア9a、9b
及び10a。
10bを挿入すると共に、補助コア挿入口18.18’
の両側からコの字形の補助コア13aと13b及び14
aと14bとを挿入した後、補助コア押え用ばね16a
、16bを補助コアのばね溝15に挿入して固定し、補
助コアの閉磁路を構成する。第1の閉磁路コア及び第2
の閉磁路の固定は図示していないケースや金具等を用い
て外部コアlla、jlb及び12a。
12bを長さ方向の両側から押えることによって第1の
閉磁路コア及び第2の閉磁路コアによる閉磁路を形成す
ると第10図のようになる。
第14図及び第15図は、第4図の補助コア13a、1
3bからなる第3の閉磁路及び補助コア14a、14b
からなる第4の閉磁路部分についての他の実施例の構成
を示す分解斜視図であり、第14図は、13a’、13
b’からなるコの字形補助コアを補助コア押え板ばね1
7Aを開いて固定した場合。
第15図は、13a″、13b”からなるL字形補助コ
アを補助コア押え板ばね18Aを用いて固定した場合を
示す。いずれもボビン挿入後の取付けが簡単で固定が確
実な利点がある。
〔実施例■〕
本発明の実施例■の外鉄形コモンモードチョークコイル
の概略構成を第16図に示す。
第16図において、19.20はそれぞれ第1及び第2
の閉磁路の内部コアであり、21.22はそれぞれ第1
及び第2の閉磁路の外部コアである。また。
23.24はそれぞれ第3及び第4の閉磁路の内部コア
であり、25.26はそれぞれ第3及び第4の閉磁路の
外部コアである。
本実施例■の外鉄形コモンモードチョークコイルは、第
16図に示すように、前記第7図に示す第3の閉磁路の
補助コア13及び第4の閉磁路の補助コア14を第1及
び第2の閉磁路コアの長さ方向の外両側に配置したもの
である。そして、前記第1又は第2の閉磁路コアと第3
又は第4の閉磁路コアとを共通巻きした巻線2a工l 
28 ’it 2 bl12b′1部分が、第1又は第
2の閉磁路コアへの巻線2az+ 28’z+ 2bz
+ 2b’2部分と同一直線軸上にないため、上記共通
巻き部分の磁路の長さを短くして多層巻きしてこの部分
の巻線両端間容量が増加しても全体の入出力端子3−4
間又は3′−4′間容量にはあまり影響しないように形
成できる。したがって、インダクタンスLを大きくでき
、かつ、容量Cも増加しないことから、コモンモード雑
音の阻止特性をさらに広帯域化できる利点がある。
第17図は、第16図をより具体化した組立構成図であ
り、第18図は、第17図の分解斜視図である。
本実施例■の組立方法は、第18図において、巻線2a
2と2b′2の捲回されたコイルボビンと巻線2a′2
と2b2の捲回されたコイルボビンとをそろえてこの開
口部29及び30に内部コイル19゜20を挿入する。
次に、共通巻線2a工、2b’、及び2a’、、2b、
の捲回されたコイルボビンの内側開口部、それぞれ31
,32,33.34に第1及び第2閉磁路を形成する外
部コア突部、それぞれ27a 、 2?b 、 28a
 、 28bを挿入すると共に、共通巻線2all 2
b’、及び28′0,2b1の捲回されたコイルボビン
の外側開口部35,36,37.38に第3及び第4の
閉磁路を形成する内部コア23a 、 24a 、 2
5a 、 26aをそれぞれ挿入すると、この結果、第
17図のようになる。
このように巻線が外部コアでおおわれており、かつ、巻
数を多くした場合にも入出力巻線間容量Cが小さくなる
ように構成したことにより、従来の外鉄形コイルに比に
、さらにインダクタンスLを大きくかつ入出力巻線間容
量Cが小さくなることができるので、コモンモード雑音
電流に対する阻止特性の広帯域化を更に大きくすること
ができる。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、外鉄形コモンモ
ードチョークコイルの2つの巻線の施された内部コアの
断面中心を長さ方向に2分割して、それぞ九の外部コア
とで第1の閉磁路と第2の閉磁路を形成し、これらの内
部コア部分に2つに分けて巻線を施し、中央部付近で長
さ方向にずれた互いに反対側巻線と接続することによっ
てコモンモードチョークコイルを形成したことにより、
従来の外鉄形コイルと長さ寸法及び入出力端子間巻数が
同一の場合であっても入出力巻線間容量を小さくすると
共に、インダクタンスを増加させることができるので、
コモンモード雑音電流に対する阻止特性の広帯域化をは
かることができる。
また、上記分割した内部又は側面コアの一部と、巻線の
一部で共通巻きする第3及び第4の閉磁路補助コアを設
けたことにより、インダクタンスを更に大きくすること
ができるので、阻止特性の低域側への拡大をはかること
ができる。
また、上記第3の閉磁路コア及び第4の閉磁路コアを第
1及び第2の閉磁路コアの長さ方向の外両側に配置した
ことにより、巻数を多くした場合にも入出力巻線間容量
Cが小さくなり、インダクタンスを増加させることがで
きるので、コモンモード雑音電流に対する阻止特性の広
帯域化を更に大きくはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例Iの外鉄形コモンモードチョ
ークコイル概略構成を示す説明図、第2図は、第1図の
等価回路図、 第3図は、第1図の2つの閉磁路コアの長さ方向に垂直
な中央部付近の断面図、 第4図は、第3図の外部コアの一部を削除し、取付台を
設けた断面図、 第5図及び第6図は、第1図乃至第4図に示す本発明の
実施例■について、コモンモード雑音電′dtNc及び
通常の信号電流(ノーマルモード)S流入時の動作原理
の説明図、 第7図は1本発明の実施例■の外鉄形コモンモードチョ
ークコイルの概略構成を示す説明図、第8図及び第9図
は、第7図の構成についてコモンモード雑音電流Nc及
びノーマルモードの信号電流Sが入力端子から巻線に流
入したときの動作原理の説明図、 第10図は、第7図に示す本発明の実施例■の外鉄形コ
モンモードチョークコイルをより具体化した組立構成図
、 第4図は、第10図の分解斜視図、 第12図は、巻線を施したコイルボビン部の斜視図、 第13図は、第12図のX−X切断線における断面図、 第14図及び第15図は、第4図の第3の閉磁路及び第
4の閉磁路部分についての他の実施例の構成を示す分解
斜視図、 第16図は、本発明の実施例■の外鉄形コモンモードチ
ョークコイルの概略構成を示す説明図、第17図は、第
16図をより具体化した組立構成図。 第18図は、第17図の分解斜視図、 第19図及び第20図は、従来の円形状のトロイダルコ
アを用いたコモンモードチョークコイルの問題点を説明
するための図、 第21図及び第22図は、従来の外鉄形コモンモードチ
ョークコイルの問題点を説明するための図である。 図中、 9,10,19,20,23.24・・・内部
コア、11,12゜21 、22 、25 、26・・
・外部コア、13 、14・・・補助コア、2 a t
2b’・・・内部コア9に施した巻線、2a’、2b・
・・内部コア10に施した巻線H2ai+2a’t+2
bx+2b′、・・・補助コアに施した共通巻線である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対向巻線の施された内部コアと、この周囲を囲む
    外部コアとから閉磁路が形成された外鉄形コモンモード
    チョークコイルにおいて、前記内部コアを形状の等しい
    第1の内部コア及び第2の内部コアで構成し、該2つの
    内部コアのそれぞれについて長さ方向両端と該長さ方向
    に垂直な断面内の周囲3方向とを囲む外部コアとから独
    立した第1の閉磁路及び第2の閉磁路を構成し、前記2
    つの内部コアの前記外部コアで囲まれない面を対向して
    配置し、前記2つの内部コアに巻方向が互いに反対方向
    になるようにそれぞれ対向して巻線を捲回し、該対向巻
    線のそれぞれを前記内部コアの長さ方向中央部付近で切
    断し、該巻線切断部をお互いに長さ方向にずれた反対側
    の巻線切断部と接続したことを特徴とする外鉄形コモン
    モードチョークコイル。
  2. (2)対向巻線の施された内部コアと、この周囲を囲む
    外部コアとから閉磁路が形成された外鉄形コモンモード
    チョークコイルにおいて、前記内部コアを形状の等しい
    第1の内部コア及び第2の内部コアで構成し、該2つの
    内部コアのそれぞれについて長さ方向両端と該長さ方向
    に垂直な断面内の周囲3方向とを囲む外部コアとから独
    立した第1の閉磁路及び第2の閉磁路を構成し、前記2
    つの内部コアの前記外部コアで囲まれない面を対向して
    配置し、前記2つの内部コアに巻方向が互いに反対方向
    になるようにそれぞれ対向して巻線を捲回し、該対向巻
    線のそれぞれを前記内部コアの長さ方向中央部付近で切
    断し、該巻線切断部をお互いに長さ方向にずれた反対側
    の巻線切断部と接続し、前記第1及び第2の内部コアの
    長さ方向中央部両側の対向部分に、前記第1及び第2の
    内部コアに捲回されたそれぞれの対向巻線の一部貫通す
    る磁路を有するそれぞれ独立した第3及び第4の閉磁路
    からなる補助コアを配置したことを特徴とする外鉄形コ
    モンモードチョークコイル。
  3. (3)対向巻線の施された内部コアと、この周囲を囲む
    外部コアとから閉磁路が形成された外鉄形コモンモード
    チョークコイルにおいて、前記内部コアを形状の等しい
    第1の内部コア及び第2の内部コアで構成し、該2つの
    内部コアのそれぞれについて長さ方向両端と該長さ方向
    に垂直な断面内の周囲3方向とを囲む外部コアとから独
    立した第1の閉磁路及び第2の閉磁路を構成し、前記2
    つの内部コアの前記外部コアで囲まれない面を対向して
    配置し、前記2つの内部コアに巻方向が互いに反対方向
    になるようにそれぞれ対向して巻線を捲回し、該対向巻
    線のそれぞれを前記内部コアの長さ方向中央部付近で切
    断し、該巻線切断部をお互いに長さ方向にずれた反対側
    の巻線切断部と接続し、前記第1及び第2の閉磁路の長
    さ方向の両側に、独立した第3及び第4の閉磁路からな
    る補助コアを配置し、該補助コアと前記第1及び第2の
    閉磁路の長さ方向両側コア部分とを共通巻きした巻線と
    、前記内部コア巻線の両端とを前記第1及び第2の内部
    コアに捲回した巻線とそれぞれ同方向に接続したことを
    特徴とする外鉄形コモンモードチョークコイル。
JP19353186A 1986-08-18 1986-08-18 外鉄形コモンモ−ドチヨ−クコイル Granted JPS6347909A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01212417A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Tokin Corp 広帯域コモンモードチョークコイル
JPH02132806A (ja) * 1988-11-14 1990-05-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多線条平衡伝送路用コモンモードチョークコイル
JPH0295178U (ja) * 1989-01-12 1990-07-30
JPH0520306U (ja) * 1991-08-22 1993-03-12 トツプ電子株式会社 インターフエイス変成器用磁心
JP2016077104A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 住友重機械工業株式会社 電力変換装置およびそれを用いた作業機械

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