JPS6346846Y2 - - Google Patents

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JPS6346846Y2
JPS6346846Y2 JP1982169873U JP16987382U JPS6346846Y2 JP S6346846 Y2 JPS6346846 Y2 JP S6346846Y2 JP 1982169873 U JP1982169873 U JP 1982169873U JP 16987382 U JP16987382 U JP 16987382U JP S6346846 Y2 JPS6346846 Y2 JP S6346846Y2
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JP
Japan
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port
flow path
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detector
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JP1982169873U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、液体クロマトグラフ検出装置の改良
に関するものである。
液体クロマトグラフ検出装置として例えば第1
図のようなものが知られている。この液体クロマ
トグラフ検出装置は、カラム1を通つた溶液を検
出器2の試料側2aへ向け、更にコツク3を通し
て(点線流路)検出器2の対照側2bへ送り、再
びコツク3を通して排液する。ここでベースライ
ンが安定した後にコツク3を切換えて(実線の流
路)試料側流路と対照側流路を切離した後にカラ
ムに試料を注入してこれを試料側流路に流して差
動検出を行なう。
液体クロマトグラフ検出装置による分析のなか
に、検液を検出器の検液側に流し続け、一方対照
溶液は検出器の対照側に流し続けて測定を行なう
超安定高感度分析がある。このような分析におい
ては、検液および対照溶液をいずれも流し続けた
状態にして分析が行なわれるために、第1図に示
すようなコツク3の切換えによつて検液と対照液
とを切換えて測定を行なう検出装置では、上記の
超安定高感度分析を行なうことが出来ない。
又一般には液体クロマトグラフにおける測定で
は、分析目的の場合は検液の流量が少なく一方分
取目的の場合は検液の流量が比較的大である。そ
のために液体クロマトグラフ検出装置で使用され
る検出器の検出用セルは、検出器における再混合
を防止するために、分取用は容積が比較的大であ
り又分析用のものは容積が小である。更に検出用
セルの容積に応じて検出器の試料側に接続する溶
液の通る配管も、分析用は径が小であり、一方分
取用は径が比較的大であるものが用いられる。分
析用セルを組込んだ分析用検出器と、分取用セル
を組込んだ分取用検出器の2台を用意して使用す
る代りに、試料側セルの容積を小としそれに細い
配管を接続し又対照側セルの容積を大としそれに
太い配管を接続した検出器1台で、分析目的には
通常の配管接続で使用し、分取目的には試料側と
対照側の配管の接続を入れかえて使用すれば便利
である。しかし第1図に示すような従来の検出装
置においてはこのような便利な使い方が出来な
い。
本考案は、以上のような事情に鑑みなされたも
ので、第1図に示すような従来の方法による分析
は勿論のこと超安定高感度分析や大容量の試料を
用いての分取等も行ない得るようにした液体クロ
マトグラフ検出装置を提供するものである。
以下図示する一実施例にもとづき本考案の液体
クロマトグラフ検出装置の詳細な内容を説明す
る。第2図は、本考案の液体クロマトグラフ検出
装置の構成を示す図で、1はカラム、2は試料側
セル2aと対照側セル2bとよりなる検出器でこ
れらは第1図に示す従来例と実質的に同じであ
る。10はコツクで例えば第3図に示すようなス
テーター11とローター12とよりなり、ステー
ター11には夫々ポート11a,11b,11
c,11d,11e,11fが取付けられ、又ロ
ーター12には切換えのための三つの溝つまり第
1、第2、第3の溝12a,12b,12cが形
成されている。そしてローター12を回転させる
ことによつて第2図に示す実線位置から破線位置
へと切換えられる。13は試料導入装置15を介
してカラム1へ接続されている第1の溶液供給
管、14は第1の溶液供給管13より分岐されポ
ート11fに接続されている第2の溶液供給管、
16,17は夫々第1の溶液供給管13および第
2の溶液供給管14に設けられた弁である。
次に以上のような構成の液体クロマトグラフ装
置の作用について説明する。まずコツク10をロ
ーター12の溝が実線にて示す位置に来るように
セツトし又弁16を開き弁17は閉じた状態にす
る。この状態において溶液は弁16を通りカラム
1を通つて検出器2の試料側2aに供給され更に
ポート11bよりローター12の第1の溝12a
を通つてポート11aから検出器2の対照側2b
へと送られる。続いて溶液は、検出器2の対照側
2bからポート11d、第2の溝12b、ポート
11cを通り排液される。つまり検出器2の試料
側2a→コツク10→検出器2の対照側2b→コ
ツク10→排液の第1の流路が形成される。この
流路は第1図に示す従来例におけるコツク3の破
線位置に流路を切換えた場合と実質的に同じであ
る。
次にコツク10のローター12を回動させてロ
ーター12の第1、第2、第3の溝12a,12
b,12cが破線位置12a′,12b′,12c′に
来るようにする。この状態にて検液をカラム1を
通して検出器2の試料側2aに供給すると、検出
器2を通つた検液は、ポート11b、第1の溝1
2a′、ポート11cを経て排液される。つまり検
出器2の試料側2aを通つて直接排液される第2
の流路を形成する。
このように第1の流路と第2の流路をコツク1
0の切換えによつて切換えて対照溶液および検液
を流すことによつて第1図に示す従来の装置と全
く同様の分析を行なうことが出来る。
次に第2の流路を構成する状態に検出装置をセ
ツトし、つまりコツク10を第1、第2、第3の
溝12a,12b,12cが破線の位置12a′,
12b′,12c′にある状態に検出装置をセツトす
る。この状態において弁17を開いて溶液を供給
すれば第2の溶液供給管14を通つてコツク10
のポート11fより第3の溝12c′、ポート11
aを通り検出器2の対照側2bを通りポート11
d、第2の溝12b′、ポート11bを通つて排液
される。つまり供給管14→コツク10→検出器
2の対照側2b→コツク10を通つて排液される
第3の流路を構成する。この時第2の流路が構成
されているので別の溶液供給管13を使つて検液
をカラム1を通して検出器2の試料側2aに供給
すれば検出器を通つた試料は直接排液となる。こ
の場合、第2の流路と第3の流路とは夫々独立し
て存在するので第2の流路には検液を又第3の流
路には対照用溶液を夫々連続して流すことが可能
である。したがつて両溶液を流し続けた状態での
超安定高感度分析が可能である。
又上記の状態にて第1の溶液供給管13と第2
の溶液供給管14に逐次同一組成の液を流すこと
によつて溶液組成が逐次変化するグラジエント法
分析を行なうことも出来る。
尚第1図に示すような従来の検出装置では超安
定高感度分析やグラジエント法分析を行なうこと
は出来ない。
次にカラム出口配管18と第2の溶液供給管1
4の接続を入れ替えてカラム出口配管18をコツ
ク10のポート11fに接続し第2の溶液供給管
14を検出器2の試料側2aに接続し又コツク1
0をローター12の第1、第2、第3の溝12
a,12b,12cが破線位置12a′,12b′,
12c′にあるようにすれば、ポート11f側から
カラム1の検液を検出器2の対照側2b(大容量
セル)に供給することが出来る。この場合配管を
若干太くすると大流量の検液を流すことが可能で
ある。一方対照用の溶液は、検出器2試料側2a
に直接供給することが出来る。したがつて分取を
目的とした大流量の検液での測定が可能である。
第3図に示すコツクの場合、流路の切換え途中
で流路が完全に遮断される部分がある。このよう
に流路の一部が遮断された場合、遮断された部分
に大きな圧力が加わる等の問題が生ずる。例えば
検出器2の試料側2aに溶液が供給されている時
にコツク10を切換えた場合、切換えの途中でポ
ート11bの個所が遮断されここに大きな圧力が
加わる。又ポート11aとポート11dが遮断さ
れることによつて、ポート11a←→検出器2の対
照側2b←→ポート11dの間が閉ざされた状態と
なりこの間に溶液が封じ込めれらる。そのために
温度変化等によつて流路内の溶液に圧力変化がお
こりこれらの原因によつて出力信号がドリフトし
たり、検出器のガラスセルが割れることも起り得
る。
これらの悪影響を除くために、本考案の液体ク
ロマトグラフ検出装置は、コツクとして次に述べ
る第4図や第5図に示すような構造のものを用い
ている。
第4図に示すコツクは、第3図におけるステー
ター11のポート11a,11c,11eに夫々
溝11g,11h,11i(いずれも破線にて示
してある。)を形成したもので、ローターには第
3図同様第1、第2、第3の溝12a,12b,
12cが形成されている。第4図のAは第1の流
路を形成するようにコツク10を切換えた状態、
Cは第2の流路を形成するようにコツク10を切
換えた状態、Bは両状態の切換え途中の状態を示
すものである。これら図から明らかなようにコツ
ク10を切換える際にその切換え途中にても流路
が遮断されることがないので、前述のようなコツ
ク切換え途中での悪影響が生ずることはない。
第5図は、更にコツク内に他の流路を構成する
ためにローター12に第3の溝として第4図にお
ける溝12cの代りに溝12dを形成したもので
ある。又11j,11k,11lはステーター1
1に設けた溝である。この図に示すコツクにおい
ても切換えの途中で流路が遮断されることはな
く、更に溶液が流れないで滞留する部分も存在し
ない。この図ではAの時は第2の流路を又Cの時
は第1の流路を形成する。
尚第2図に示す実施例では第1の溶液供給管と
第2の溶液供給管は共通の供給管から途中で分岐
せしめたもので、これを各々に設けられた弁の開
閉により切換えるようにしたものであるが、各々
独立した配置にしてもよい。
以上説明したように本考案の液体クロマトグラ
フ検出装置によれば、コツクの切換えと第2の溶
液供給路よりの溶液の供給との組合わせ使用によ
つて第1図に示す従来例における分析方法の外に
超安定高感度での分析を行なうことが可能であ
る。更にカラムより検出器へ試料等の供給する配
管と第2の溶液供給路の配管とを継ぎ代えること
によつて大流量の検液による測定が可能である。
このように本考案の液体クロマトグラフ検出装置
によれば極めて簡単な作業によつて各種の測定が
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液体クロマトグラフの構成を示
す図、第2図は本考案の液体クロマトグラフ検出
装置の構成を示す図、第3図は本考案の液体クロ
マトグラフ検出装置で用いるコツクの分解斜視
図、第4図および第5図はいずれも本考案の液体
クロマトグラフ検出装置で用いるコツクの他の例
のステーターとローターの関係を示す図である。 1……カラム、2……検出器、10……コツ
ク、11……ステーター、12……ローター、1
3……第1の溶液供給管、14……第2の溶液供
給管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一検出器内に試料側流路と対照側流路と排液
    側流路の各流路と、これら流路相互に切換接続を
    行なうための切換コツクとを有する液体クロマト
    グラフ検出装置において、前記切換コツクがその
    一方が第1乃至第6の6ケのポート11a,11
    b,11c,11d,11e,11fを有し他方
    が第1乃至第3の3ケの溝12a,12b,12
    cを有するローターとステーターとより構成さ
    れ、カラムを通して試料側流路へ供給され、これ
    を出た溶液を前記切換コツク内の第2のポート1
    1bと第1の溝12a、第1のポート11aを通
    して対照側流路へ供給し、更に前記切換コツク内
    の第4のポート11d、第2の溝12b、第3の
    ポート11cを通して排液する第1の流路と、前
    記切換コツクを切換えることにより前記検出器内
    の試料側流路へ供給された溶液を前記切換コツク
    の第2のポート11b、第1の溝12a、第3の
    ポート11cを通して直接排液する第2の流路
    と、前記切換コツクが第2の流路を形成する位置
    にある時に、他の第2の溶液供給路より供給され
    る溶液を前記切換コツク内の第6のポート11
    f、第3の溝12c、第1のポート11aを通り
    前記検出器の対照側流路を通した後に第4のポー
    ト11d、第2の溝12b、第5のポート11e
    を通つて排液する第3の流路を構成し、前記切換
    コツクが第1の流路を形成する時に前記の他の第
    2の溶液供給路より供給される溶液がこの切換コ
    ツクの第6のポート11f、第3の溝12c、第
    5のポート11eを通して排液する構成を有する
    ことを特徴とする液体クロマトグラフ検出装置。
JP16987382U 1982-11-11 1982-11-11 液体クロマトグラフ検出装置 Granted JPS5974360U (ja)

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JP16987382U JPS5974360U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 液体クロマトグラフ検出装置

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JP16987382U JPS5974360U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 液体クロマトグラフ検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5974360U JPS5974360U (ja) 1984-05-19
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JP16987382U Granted JPS5974360U (ja) 1982-11-11 1982-11-11 液体クロマトグラフ検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336917Y2 (ja) * 1985-12-13 1991-08-05

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416876A (en) * 1977-07-08 1979-02-07 Toshiba Corp Bulb

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5416876A (en) * 1977-07-08 1979-02-07 Toshiba Corp Bulb

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