JPS6346363B2 - - Google Patents
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- JPS6346363B2 JPS6346363B2 JP61310547A JP31054786A JPS6346363B2 JP S6346363 B2 JPS6346363 B2 JP S6346363B2 JP 61310547 A JP61310547 A JP 61310547A JP 31054786 A JP31054786 A JP 31054786A JP S6346363 B2 JPS6346363 B2 JP S6346363B2
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 10
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
この発明は、イメージセンサーを用いて、被写
体までの距離を検出する距離検出装置に関するも
のである。
体までの距離を検出する距離検出装置に関するも
のである。
(従来技術)
イメージセンサーとは、映像を電気信号に変換
する機能と、その電気信号を映像に対応した電気
信号列として取り出す機能とを備えたものであ
る。例えば被写体のビデオ信号を半導体によるア
ナログメモリーによつて順序よく直列に取り出す
ものであつて、被写体の映像を電気信号に変換す
る素子にはフオトトランジスターあるいはフオト
ダイオードが使用され、アナログメモリーには
MOS技術を使つたCCD(チヤージ・カツプル・デ
バイス)もしくはBBD(バケツト・ブリゲート・
デバイス)が使われており、CCDはソースとド
レインの間に多くのゲートが付いたMOSトラン
ジスターと見ればよく、蓄積と転送の二つの機能
をもつた素子で、通常多相のクロツクパルスによ
つて転送されるシフト・レジスターである。また
BBDは、MOSトランジスターをカスケード接続
したシフト・レジスターで、動作機能はCCDと
同様である。
する機能と、その電気信号を映像に対応した電気
信号列として取り出す機能とを備えたものであ
る。例えば被写体のビデオ信号を半導体によるア
ナログメモリーによつて順序よく直列に取り出す
ものであつて、被写体の映像を電気信号に変換す
る素子にはフオトトランジスターあるいはフオト
ダイオードが使用され、アナログメモリーには
MOS技術を使つたCCD(チヤージ・カツプル・デ
バイス)もしくはBBD(バケツト・ブリゲート・
デバイス)が使われており、CCDはソースとド
レインの間に多くのゲートが付いたMOSトラン
ジスターと見ればよく、蓄積と転送の二つの機能
をもつた素子で、通常多相のクロツクパルスによ
つて転送されるシフト・レジスターである。また
BBDは、MOSトランジスターをカスケード接続
したシフト・レジスターで、動作機能はCCDと
同様である。
第1図は、上述のイメージセンサーの原理を説
明するための模型図であつて、このイメージセン
サーISは前述したように、複数個のフオトトラン
ジスターなどで構成された感光領域1と、この感
光領域1で得られた被写体のビデオ信号を転送す
る電荷転送領域2とで構成されている。いま、ゲ
ートパルスが印加されて、ゲートスイツチ3がオ
ンになると、感光領域1で得られた被写体の映像
に相当する電荷が電荷転送領域2に転送される。
この転送された電荷はクロツクパルスによつて、
感光領域1の一端から走査され、その他端まで順
を追つて出力端子に取り出される。第2図は上記
のイメージセンサーISに一定光量の光を入射させ
たときに得られる出力波形の一例を示すものであ
る。
明するための模型図であつて、このイメージセン
サーISは前述したように、複数個のフオトトラン
ジスターなどで構成された感光領域1と、この感
光領域1で得られた被写体のビデオ信号を転送す
る電荷転送領域2とで構成されている。いま、ゲ
ートパルスが印加されて、ゲートスイツチ3がオ
ンになると、感光領域1で得られた被写体の映像
に相当する電荷が電荷転送領域2に転送される。
この転送された電荷はクロツクパルスによつて、
感光領域1の一端から走査され、その他端まで順
を追つて出力端子に取り出される。第2図は上記
のイメージセンサーISに一定光量の光を入射させ
たときに得られる出力波形の一例を示すものであ
る。
このようなイメージセンサーを用いて、所定位
置から任意の位置に置かれた被写体までの距離を
検出する装置は従来より知られている。
置から任意の位置に置かれた被写体までの距離を
検出する装置は従来より知られている。
いま、第3図に示すように、一対のイメージセ
ンサーA,Bを被写体Oに対向させ、両イメージ
センサーA,Bの感光領域に、結像レンズLa,
Lbによつて被写体Oの映像をそれぞれ結像させ
ると、各イメージセンサーA,Bには被写体Oの
位置が2組のイメージセンサーとレンズの中心軸
の交点以外にあるとき、被写体Oの各イメージセ
ンサー上の結線位置は両者で異なり、そのため両
者からは異なる二種のビデオ信号が得られる。
ンサーA,Bを被写体Oに対向させ、両イメージ
センサーA,Bの感光領域に、結像レンズLa,
Lbによつて被写体Oの映像をそれぞれ結像させ
ると、各イメージセンサーA,Bには被写体Oの
位置が2組のイメージセンサーとレンズの中心軸
の交点以外にあるとき、被写体Oの各イメージセ
ンサー上の結線位置は両者で異なり、そのため両
者からは異なる二種のビデオ信号が得られる。
つまり、各イメージセンサーA,Bの出力をそ
れぞれ左端部から順に取り出したとすると第4図
に示すように、イメージセンサーAのとらえた被
写体Oのビデオ信号と、このイメージセンサーA
のとらえたビデオ信号よりも一定時間だけ前後し
たイメージセンサーBのとらえたビデオ信号とが
得られる。ところで、この各イメージセンサー
A,Bによつて得られたビデオ信号の時間的なず
れ量は、被写体Oから両イメージセンサーまでの
距離が変化することによつて異なる。これは、被
写体Oの位置が変化することによつて、各イメー
ジセンサー上の被写体Oの結像位置が移動し、こ
の被写体Oの結像位置の移動に伴つて、各イメー
ジセンサーによつて、被写体Oのビデオ信号が取
り出されるタイミングがずれることによる。従つ
て、各イメージセンサーA,Bによつて得られた
被写体Oのビデオ信号の時間的なずれ量は、被写
体Oの位置の変化量に比例することになる。
れぞれ左端部から順に取り出したとすると第4図
に示すように、イメージセンサーAのとらえた被
写体Oのビデオ信号と、このイメージセンサーA
のとらえたビデオ信号よりも一定時間だけ前後し
たイメージセンサーBのとらえたビデオ信号とが
得られる。ところで、この各イメージセンサー
A,Bによつて得られたビデオ信号の時間的なず
れ量は、被写体Oから両イメージセンサーまでの
距離が変化することによつて異なる。これは、被
写体Oの位置が変化することによつて、各イメー
ジセンサー上の被写体Oの結像位置が移動し、こ
の被写体Oの結像位置の移動に伴つて、各イメー
ジセンサーによつて、被写体Oのビデオ信号が取
り出されるタイミングがずれることによる。従つ
て、各イメージセンサーA,Bによつて得られた
被写体Oのビデオ信号の時間的なずれ量は、被写
体Oの位置の変化量に比例することになる。
この関係によれば、一方のイメージセンサーの
走査タイミングを他方のイメージセンサーの走査
タイミングに対して可変遅延せしめ、上記両イメ
ージセンサーから得られた各出力信号波のうちの
同一信号波が、同両イメージセンサーから同時に
得られたときの上記両イメージセンサー間の走査
開始タイミングのずれ量は被写体Oの位置の変化
量に比例することになる。例えば、第3図におい
て、イメージセンサーBを固定しておき、他方の
イメージセンサーAを矢印aの向きに漸次移動さ
せると、イメージセンサーA上の被写体Oの結像
位置が次第に移動し、その位置が一方のイメージ
センサーBのそれと全く一致する時点がある。仮
にこの時のイメージセンサーAの位置が破線で示
す位置であつたとすれば、イメージセンサーAが
破線の位置に達したとき、それのとらえた被写体
Oの信号波がイメージセンサーBのとらえたそれ
と全く同一タイミングで取り出されることにな
る。ここで、仮に物体Oが第3図に示した位置よ
りも各イメージセンサに対して後方、例えば鎖線
で示す位置にあつたとすれば、この鎖線で示した
被写体のイメージセンサーA上での結像位置は、
実線で示した被写体Oの結像位置よりも第3図に
おいて右方寄りになるから、イメージセンサーA
のとらえた被写体の信号波がイメージセンサーB
のそれと同一タイミングで取り出される時のイメ
ージセンサーAの位置は先の破線で示した位置よ
りも右方になる。このように、イメージセンサー
Aの位置の変化と被写体Oの位置の変化との間に
は一定の比例関係が成立するから、イメージセン
サーAの移動量を知ることによつて、予め設定し
た所定位置、例えばイメージセンサーの位置から
被写体Oまでの距離を検出することができる。
走査タイミングを他方のイメージセンサーの走査
タイミングに対して可変遅延せしめ、上記両イメ
ージセンサーから得られた各出力信号波のうちの
同一信号波が、同両イメージセンサーから同時に
得られたときの上記両イメージセンサー間の走査
開始タイミングのずれ量は被写体Oの位置の変化
量に比例することになる。例えば、第3図におい
て、イメージセンサーBを固定しておき、他方の
イメージセンサーAを矢印aの向きに漸次移動さ
せると、イメージセンサーA上の被写体Oの結像
位置が次第に移動し、その位置が一方のイメージ
センサーBのそれと全く一致する時点がある。仮
にこの時のイメージセンサーAの位置が破線で示
す位置であつたとすれば、イメージセンサーAが
破線の位置に達したとき、それのとらえた被写体
Oの信号波がイメージセンサーBのとらえたそれ
と全く同一タイミングで取り出されることにな
る。ここで、仮に物体Oが第3図に示した位置よ
りも各イメージセンサに対して後方、例えば鎖線
で示す位置にあつたとすれば、この鎖線で示した
被写体のイメージセンサーA上での結像位置は、
実線で示した被写体Oの結像位置よりも第3図に
おいて右方寄りになるから、イメージセンサーA
のとらえた被写体の信号波がイメージセンサーB
のそれと同一タイミングで取り出される時のイメ
ージセンサーAの位置は先の破線で示した位置よ
りも右方になる。このように、イメージセンサー
Aの位置の変化と被写体Oの位置の変化との間に
は一定の比例関係が成立するから、イメージセン
サーAの移動量を知ることによつて、予め設定し
た所定位置、例えばイメージセンサーの位置から
被写体Oまでの距離を検出することができる。
上述のようにイメージセンサーを物理的に移動
させずに、電気的な手段によつて、イメージセン
サーを移動させたのと同等の結果を得て距離検出
を行なう装置は、両イメージセンサーを固定した
ままの状態で、所定位置から被写体までの距離を
検出することができ、メカニカルな動作によらず
に距離検出が行なえることになる。この装置をカ
メラに適用すれば、後述するような自動合焦カメ
ラを提供することができる。
させずに、電気的な手段によつて、イメージセン
サーを移動させたのと同等の結果を得て距離検出
を行なう装置は、両イメージセンサーを固定した
ままの状態で、所定位置から被写体までの距離を
検出することができ、メカニカルな動作によらず
に距離検出が行なえることになる。この装置をカ
メラに適用すれば、後述するような自動合焦カメ
ラを提供することができる。
この装置は、例えば被写体Oの結像された一対
のイメージセンサーのうちの一方のイメージセン
サーの走査タイミングを他方のイメージセンサー
の走査タイミングに対して可変遅延させる。い
ま、仮に被写体Oが点光源であるとし、その像が
一対の結像レンズLa,Lbによつて、一対のイメ
ージセンサーA,B上に、第5図に示すように結
像されているものとする。この状態において、各
イメージセンサーA,Bにそれぞれ同時にゲート
パルスを印加し、クロツクパルスによつて各イメ
ージセンサーA,Bの第5図において左端部より
からそれぞれの出力を取り出すとその出力信号は
第6図イ,ロに示すように、被写体Oのビデオ信
号のみが立上つたものとして得られる。ここで、
前述の手法によつてイメージセンサーAを第5図
において矢印aの向きに移動させ、このイメージ
センサーAが破線A1で示す位置に達したとき、
その出力信号が第6図ハに示すように、イメージ
センサーBの出力信号と略一致したとする。そこ
で、後述の方法により、イメージセンサーAに対
するゲートパルスの印加時期を第6図ニに示すよ
うに漸次可変させて遅延させると、第6図ホに示
すように、被写体Oのビデオ信号が時間軸上を第
6図において右方に移動する。この被写体Oの移
動は、イメージセンサーAを定位置に固定したま
までその走査を行なつているので、被写体Oのイ
メージセンサーA上における結像位置が常に一定
であるために、それにゲートパルスが印加される
と、このゲートパルスが印加された時点から一定
時間経過後に周期的に被写体Oのビデオ信号が得
られるも、この方法においては、ゲートパルスの
印加時期が各走査周期毎に変化しているために生
じるものである。このように、イメージセンサー
Aに印加するゲートパルスの印加時期を可変遅延
させることによつて、イメージセンサーAのとら
えた被写体Oのビデオ信号をイメージセンサーB
の出力に対して時間軸上で任意に位置に移動させ
ることができる。そこで、第6図ホに示すよう
に、イメージセンサーAに対するゲートパルスの
印加時期を、イメージセンサーBに対するゲート
パルスの印加時期に対してt0時間だけ遅延させた
とき、イメージセンサーAのとらえた被写体Oの
ビデオ信号が他のイメージセンサーBのとらえた
それと全く一致したとすると、このときの上記遅
延時間t0はイメージセンサーAを第5図において
破線の位置に移動させたときのその移動量を時間
に置き換えたものとなる。従つて、上記の遅延時
間t0を知ることによつて、被写体Oの位置を検出
することができる。第7図は上記の方法によつて
被写体Oの位置を検出する距離検出装置の一例を
ブロツクダイアグラムで示したものである。
のイメージセンサーのうちの一方のイメージセン
サーの走査タイミングを他方のイメージセンサー
の走査タイミングに対して可変遅延させる。い
ま、仮に被写体Oが点光源であるとし、その像が
一対の結像レンズLa,Lbによつて、一対のイメ
ージセンサーA,B上に、第5図に示すように結
像されているものとする。この状態において、各
イメージセンサーA,Bにそれぞれ同時にゲート
パルスを印加し、クロツクパルスによつて各イメ
ージセンサーA,Bの第5図において左端部より
からそれぞれの出力を取り出すとその出力信号は
第6図イ,ロに示すように、被写体Oのビデオ信
号のみが立上つたものとして得られる。ここで、
前述の手法によつてイメージセンサーAを第5図
において矢印aの向きに移動させ、このイメージ
センサーAが破線A1で示す位置に達したとき、
その出力信号が第6図ハに示すように、イメージ
センサーBの出力信号と略一致したとする。そこ
で、後述の方法により、イメージセンサーAに対
するゲートパルスの印加時期を第6図ニに示すよ
うに漸次可変させて遅延させると、第6図ホに示
すように、被写体Oのビデオ信号が時間軸上を第
6図において右方に移動する。この被写体Oの移
動は、イメージセンサーAを定位置に固定したま
までその走査を行なつているので、被写体Oのイ
メージセンサーA上における結像位置が常に一定
であるために、それにゲートパルスが印加される
と、このゲートパルスが印加された時点から一定
時間経過後に周期的に被写体Oのビデオ信号が得
られるも、この方法においては、ゲートパルスの
印加時期が各走査周期毎に変化しているために生
じるものである。このように、イメージセンサー
Aに印加するゲートパルスの印加時期を可変遅延
させることによつて、イメージセンサーAのとら
えた被写体Oのビデオ信号をイメージセンサーB
の出力に対して時間軸上で任意に位置に移動させ
ることができる。そこで、第6図ホに示すよう
に、イメージセンサーAに対するゲートパルスの
印加時期を、イメージセンサーBに対するゲート
パルスの印加時期に対してt0時間だけ遅延させた
とき、イメージセンサーAのとらえた被写体Oの
ビデオ信号が他のイメージセンサーBのとらえた
それと全く一致したとすると、このときの上記遅
延時間t0はイメージセンサーAを第5図において
破線の位置に移動させたときのその移動量を時間
に置き換えたものとなる。従つて、上記の遅延時
間t0を知ることによつて、被写体Oの位置を検出
することができる。第7図は上記の方法によつて
被写体Oの位置を検出する距離検出装置の一例を
ブロツクダイアグラムで示したものである。
第7図において、一対のイメージセンサーA,
B上には被写体の映像が図示されない結像レンズ
によつて結像されている。イメージセンサーBに
は、オツシレーターCから発せられるクロツクパ
ルスと、このクロツクパルスをイメージセンサー
Bの走査ビツト数に応じて、その一走査周期完了
ごとに一個のパルスを発するように設定された分
周回路Dの発するゲートパルスとがそれぞれ印加
されている。また、他のイメージセンサーAには
上記のクロツクパルスと、可変遅延回路Eによつ
て遅延されたゲーナパルスとがそれぞれ印加され
ている。可変遅延回路Eによつて遅延されるゲー
トパルスの遅延時間は掃引回路Sでコントロール
する。両イメージセンサーA,Bのとらえた被写
体Oのビデオ信号は一致信号検出器Gにそれぞれ
印加される。
B上には被写体の映像が図示されない結像レンズ
によつて結像されている。イメージセンサーBに
は、オツシレーターCから発せられるクロツクパ
ルスと、このクロツクパルスをイメージセンサー
Bの走査ビツト数に応じて、その一走査周期完了
ごとに一個のパルスを発するように設定された分
周回路Dの発するゲートパルスとがそれぞれ印加
されている。また、他のイメージセンサーAには
上記のクロツクパルスと、可変遅延回路Eによつ
て遅延されたゲーナパルスとがそれぞれ印加され
ている。可変遅延回路Eによつて遅延されるゲー
トパルスの遅延時間は掃引回路Sでコントロール
する。両イメージセンサーA,Bのとらえた被写
体Oのビデオ信号は一致信号検出器Gにそれぞれ
印加される。
なお、分周回路Dは、ブロツキングオツシレー
ター、マルチバイブレーターまたは階段波発生回
路等によるものである。また、可変遅延回路Eは
分布定数回路、フアンタストロン回路またはワン
シヨツトマルチバイブレーター等を利用したもの
であつて、例えば第9図に示すように、分周回路
Dの出力パルスを微分回路Jで微分し、その出力
をトリガーとして、ワンシヨツトマルタバイブレ
ーターKを動作させ、この出力波形を微分回路L
で微分し、ワンシヨツトバイブレーターKの出力
波形に立下がり部分の微分波形をトリガーとして
ワンシヨツトマルチバイブレーターMを動作さ
せ、遅延した出力波を得るようにしたものであ
る。このようなワンシヨツトマルチバイブレータ
ーを利用した可変遅延回路においては、第9図に
おけるワンシヨツトバルチバイブレーターKのパ
ルス幅が遅延時間を決定するから、その遅延時間
をコントロールするには、ワンシヨツトマルチバ
イブレーターKの時定数を可変させればよい。
ター、マルチバイブレーターまたは階段波発生回
路等によるものである。また、可変遅延回路Eは
分布定数回路、フアンタストロン回路またはワン
シヨツトマルチバイブレーター等を利用したもの
であつて、例えば第9図に示すように、分周回路
Dの出力パルスを微分回路Jで微分し、その出力
をトリガーとして、ワンシヨツトマルタバイブレ
ーターKを動作させ、この出力波形を微分回路L
で微分し、ワンシヨツトバイブレーターKの出力
波形に立下がり部分の微分波形をトリガーとして
ワンシヨツトマルチバイブレーターMを動作さ
せ、遅延した出力波を得るようにしたものであ
る。このようなワンシヨツトマルチバイブレータ
ーを利用した可変遅延回路においては、第9図に
おけるワンシヨツトバルチバイブレーターKのパ
ルス幅が遅延時間を決定するから、その遅延時間
をコントロールするには、ワンシヨツトマルチバ
イブレーターKの時定数を可変させればよい。
掃引回路Sの発するコントロール信号が漸次変
化することによつてイメージセンサーAのとらえ
たビデオ信号の位置が時間軸上を移動し、イメー
ジセンサーBのそれと同期すると、一致信号検出
回路Gから一致信号が発せられる。ところで、こ
の一致信号が発せられた時点における掃引回路S
の出力信号のレベルがイメージセンサーから被写
体までの距離に対応するから、上記の掃引回路S
の出力信号のレベルを知ることによつて、被写体
の位置を割り出すことができる。つまり、掃引回
路Sの出力レベルは時間とともに変化しているの
で、上記一致信号が出たときのそのレベルを保持
するために、サンプルホールド回路Tを用いて、
一致信号検出回路Gの出力によつて、掃引回路S
の出力レベルをホールドしておく。
化することによつてイメージセンサーAのとらえ
たビデオ信号の位置が時間軸上を移動し、イメー
ジセンサーBのそれと同期すると、一致信号検出
回路Gから一致信号が発せられる。ところで、こ
の一致信号が発せられた時点における掃引回路S
の出力信号のレベルがイメージセンサーから被写
体までの距離に対応するから、上記の掃引回路S
の出力信号のレベルを知ることによつて、被写体
の位置を割り出すことができる。つまり、掃引回
路Sの出力レベルは時間とともに変化しているの
で、上記一致信号が出たときのそのレベルを保持
するために、サンプルホールド回路Tを用いて、
一致信号検出回路Gの出力によつて、掃引回路S
の出力レベルをホールドしておく。
従つてこのサンプルホールド回路Tから得られ
た信号の出力レベルから被写体Oの位置を割り出
すことができる。例えば第8図に示すように、サ
ンプルホールド回路Tの出力信号を比較回路Xに
印加しておき、この比較回路Xに距離表示ダイア
ルFの回動に伴つて出力レベルの変化するポテン
シヨメーターVの出力信号を印加して、比較回路
Xの出力信号をサーボパワーアンプYで増幅し、
その出力信号で距離表示ダイアルFを駆動するサ
ーボモータZの回転方向および回転量を制御する
ようにすれば、距離表示ダイアルFの指針Faの
指示値が所定位置から被写体Oまでの距離とな
る。
た信号の出力レベルから被写体Oの位置を割り出
すことができる。例えば第8図に示すように、サ
ンプルホールド回路Tの出力信号を比較回路Xに
印加しておき、この比較回路Xに距離表示ダイア
ルFの回動に伴つて出力レベルの変化するポテン
シヨメーターVの出力信号を印加して、比較回路
Xの出力信号をサーボパワーアンプYで増幅し、
その出力信号で距離表示ダイアルFを駆動するサ
ーボモータZの回転方向および回転量を制御する
ようにすれば、距離表示ダイアルFの指針Faの
指示値が所定位置から被写体Oまでの距離とな
る。
すなわち比較回路X、アンプY、サーブモータ
Z、ダイアルF、ポテンシヨメータVはサンプル
ホールド回路Tの出力信号によつてイメージセン
サーから被写体までの距離を検出することにな
る。ここにサンプルホールド回路Tの出力レベル
の方がポテンシヨメーターVの出力レベルより高
い場合には、それらの差出力が比較回路Xの出力
端子1に取り出されるから、この出力信号で、距
離表示ダイアルFがポテンシヨメーターVの出力
レベルを高める向きに回動するように、サーボモ
ータZを駆動し、また、ポテンシヨメーターVの
出力レベルの方が高い場合には、それらの差出力
で、サーボモータZを上記と反対の方向に駆動す
るようにしてあり、距離表示ダイアルFの指針
Faは、自動的に被写体Oの位置を表示する。
Z、ダイアルF、ポテンシヨメータVはサンプル
ホールド回路Tの出力信号によつてイメージセン
サーから被写体までの距離を検出することにな
る。ここにサンプルホールド回路Tの出力レベル
の方がポテンシヨメーターVの出力レベルより高
い場合には、それらの差出力が比較回路Xの出力
端子1に取り出されるから、この出力信号で、距
離表示ダイアルFがポテンシヨメーターVの出力
レベルを高める向きに回動するように、サーボモ
ータZを駆動し、また、ポテンシヨメーターVの
出力レベルの方が高い場合には、それらの差出力
で、サーボモータZを上記と反対の方向に駆動す
るようにしてあり、距離表示ダイアルFの指針
Faは、自動的に被写体Oの位置を表示する。
なお、上述の検出装置を、カメラを組み込むか
もしくはカメラと併用し、上記の距離表示ダイア
ルFをそのままカメラの撮影レンズに置き換えれ
ば、撮影の際の合焦操作を半自動ないし全自動に
よつて行なうことができ、オートフオーカシング
カメラを実用に供することができる。
もしくはカメラと併用し、上記の距離表示ダイア
ルFをそのままカメラの撮影レンズに置き換えれ
ば、撮影の際の合焦操作を半自動ないし全自動に
よつて行なうことができ、オートフオーカシング
カメラを実用に供することができる。
ところで、上述の距離検出装置においては、各
イメージセンサーA,Bが検出すべき被写体Oの
映像のみをとらえている場合を前提としたもので
あるが、実際には被写体は一般的に3次元である
ため被写体Oの近傍に第10図に示すO1,O2の
ような奥行きの違う他の被写体がある場合には、
各イメージセンサーが被写体Oの背景のビデオ信
号をも同時にとらえているため被写体は3次元が
一般的であり、A列,B列の全ビツト数で一致度
を検出しようとすると、両イメージセンサーA,
Bからのビデオ信号の一致検出が困難になり距離
検出に誤差が発生する。その理由としては本測距
システムにおける測距原理としては被写体が近付
けば被写体の像はA列上では図示左端側に、B列
上では右端側に作像されるし、被写体が遠ければ
それと逆の現象が発生するようになつている。仮
にO,O1,O2が白色で背景が黒色とすればA列
からの出力波形とB列からの出力波形が全く異な
つたものとなつてしまい一致検出が困難となる。
イメージセンサーA,Bが検出すべき被写体Oの
映像のみをとらえている場合を前提としたもので
あるが、実際には被写体は一般的に3次元である
ため被写体Oの近傍に第10図に示すO1,O2の
ような奥行きの違う他の被写体がある場合には、
各イメージセンサーが被写体Oの背景のビデオ信
号をも同時にとらえているため被写体は3次元が
一般的であり、A列,B列の全ビツト数で一致度
を検出しようとすると、両イメージセンサーA,
Bからのビデオ信号の一致検出が困難になり距離
検出に誤差が発生する。その理由としては本測距
システムにおける測距原理としては被写体が近付
けば被写体の像はA列上では図示左端側に、B列
上では右端側に作像されるし、被写体が遠ければ
それと逆の現象が発生するようになつている。仮
にO,O1,O2が白色で背景が黒色とすればA列
からの出力波形とB列からの出力波形が全く異な
つたものとなつてしまい一致検出が困難となる。
(目的)
本発明は上記欠点を改善し、距離検出を簡単に
行なうことができる距離検出装置を提供すること
を目的とする。
行なうことができる距離検出装置を提供すること
を目的とする。
(構成)
本発明は基準被写体像と参照被写体像をそれぞ
れビデオ信号に変換する一次元のイメージセンサ
ーと、一定距離を隔てて配置されそれぞれ被写体
像を基準被写体像および参照被写体像として上記
イメージセンサーに結像する一対の結像光学系
と、ビデオ信号選択手段と、一致信号検出手段
と、電気的ずらし手段とを有する。ビデオ信号選
択手段は、前記イメージセンサーより基準被写体
像及び参照被写体像の一方の一部に対応するビデ
オ信号を得る。このビデオ信号選択手段は、前記
イメージセンサーに基準被写体像及び参照被写体
像の一方の一部を結像させてこの一方の他の部分
を結像させないようにすることにより前記一部に
対応するビデオ信号を選択するようにしてもよ
く、また前記イメージセンサーより基準被写体像
及び参照被写体像の一方の一部に対応するビデオ
信号を電気的に選択するようにしてもよい。一致
検出信号手段はビデオ信号選択手段により選択さ
れたビデオ信号と前記イメージセンサーからの基
準被写体像および参照被写体像の他方に対応する
ビデオ信号との一致を検出し、電気的ずらし手段
は上記ビデオ信号選択手段で選択されたビデオ信
号と上記他方に対応するビデオ信号とを相対的に
ずらし、距離検出は一致信号検出手段の一致検出
時における上記電気的ずらし手段によるビデオ信
号ずらし量に基づいて行う。
れビデオ信号に変換する一次元のイメージセンサ
ーと、一定距離を隔てて配置されそれぞれ被写体
像を基準被写体像および参照被写体像として上記
イメージセンサーに結像する一対の結像光学系
と、ビデオ信号選択手段と、一致信号検出手段
と、電気的ずらし手段とを有する。ビデオ信号選
択手段は、前記イメージセンサーより基準被写体
像及び参照被写体像の一方の一部に対応するビデ
オ信号を得る。このビデオ信号選択手段は、前記
イメージセンサーに基準被写体像及び参照被写体
像の一方の一部を結像させてこの一方の他の部分
を結像させないようにすることにより前記一部に
対応するビデオ信号を選択するようにしてもよ
く、また前記イメージセンサーより基準被写体像
及び参照被写体像の一方の一部に対応するビデオ
信号を電気的に選択するようにしてもよい。一致
検出信号手段はビデオ信号選択手段により選択さ
れたビデオ信号と前記イメージセンサーからの基
準被写体像および参照被写体像の他方に対応する
ビデオ信号との一致を検出し、電気的ずらし手段
は上記ビデオ信号選択手段で選択されたビデオ信
号と上記他方に対応するビデオ信号とを相対的に
ずらし、距離検出は一致信号検出手段の一致検出
時における上記電気的ずらし手段によるビデオ信
号ずらし量に基づいて行う。
本発明の実施例では前述の距離検出装置におい
て第10図に示すように一方のイメージセンサー
例えばイメージセンサーBとその結像レンズLb
との間にハーフミラーHMを設置し、イメージセ
ンサーB上に投影される映像の一部、例えばハー
フミラーMHの中央部を通して投影される映像の
みをスリツト板SPにより選択してイメージセン
サーB上に投影させてそれ以外の映像がイメージ
センサーBに投影されないようにすることによ
り、イメージセンサーBからハーフミラーHMの
中央部を通して投影される映像のビデオ信号のみ
がとり出されるようにしておく。この場合結像レ
ンズLbのとらえた被写体の映像を焦点板FP上に
結像させ、これを合焦レンズLFを介して観察で
きるようになつている。いま、検出すべき被写体
Oの近傍に奥行の違う他の物体O1,O2があつた
とする。そこで、まず焦点板FP上に被写体Oお
よび他の物体O1,O2をとらえ、目的とする被写
体Oの像が焦点板FPの中央に位置するように、
つまり目的とする被写体Oの像がハーフミラー
HMの中央部及びスリツト板SPを通してイメー
ジセンサーB上に投影されるようにこの距離検出
装置を被写体に対向させる。これによつて、イメ
ージセンサーBは焦点板FPの中央部に結像され
た映像、すなわち目的とする被写体Oのビデオ信
号のみを取り出すことになるから、上述した距離
検出装置によつて他のイメージセンサーAから取
り出されたビデオ信号のうちの目的とする被写体
Oのビデオ信号が、イメージセンサーBのとらえ
たビデオ信号と一致する時期を検出することがで
き、目的とする被写体Oまでの距離を知ることが
できる。なお、イメージセンサーBを焦点板FP
に結像された映像の中央部のみビデオ信号を取り
出すようにするには、例えば第10図に示すよう
に、スリツト板SPをイメージセンサーBの前面
に配置して、焦点板FPの中央部に対応する映像
のみをイメージセンサーB上に結像させ、その他
の映像をカツトするようにしてもよく、または、
スリツト板SPを設けずにイメージセンサーBか
らとらえられたビデオ信号のうちの不用な信号を
電気回路でカツトするようにしてもよい。さらに
は、イメージセンサーBを走査ビツト数の少ない
ものに置き換えてもよい。このように目的とする
被写体に対するビデオ信号のみを電気的に選択す
ることは可能である。
て第10図に示すように一方のイメージセンサー
例えばイメージセンサーBとその結像レンズLb
との間にハーフミラーHMを設置し、イメージセ
ンサーB上に投影される映像の一部、例えばハー
フミラーMHの中央部を通して投影される映像の
みをスリツト板SPにより選択してイメージセン
サーB上に投影させてそれ以外の映像がイメージ
センサーBに投影されないようにすることによ
り、イメージセンサーBからハーフミラーHMの
中央部を通して投影される映像のビデオ信号のみ
がとり出されるようにしておく。この場合結像レ
ンズLbのとらえた被写体の映像を焦点板FP上に
結像させ、これを合焦レンズLFを介して観察で
きるようになつている。いま、検出すべき被写体
Oの近傍に奥行の違う他の物体O1,O2があつた
とする。そこで、まず焦点板FP上に被写体Oお
よび他の物体O1,O2をとらえ、目的とする被写
体Oの像が焦点板FPの中央に位置するように、
つまり目的とする被写体Oの像がハーフミラー
HMの中央部及びスリツト板SPを通してイメー
ジセンサーB上に投影されるようにこの距離検出
装置を被写体に対向させる。これによつて、イメ
ージセンサーBは焦点板FPの中央部に結像され
た映像、すなわち目的とする被写体Oのビデオ信
号のみを取り出すことになるから、上述した距離
検出装置によつて他のイメージセンサーAから取
り出されたビデオ信号のうちの目的とする被写体
Oのビデオ信号が、イメージセンサーBのとらえ
たビデオ信号と一致する時期を検出することがで
き、目的とする被写体Oまでの距離を知ることが
できる。なお、イメージセンサーBを焦点板FP
に結像された映像の中央部のみビデオ信号を取り
出すようにするには、例えば第10図に示すよう
に、スリツト板SPをイメージセンサーBの前面
に配置して、焦点板FPの中央部に対応する映像
のみをイメージセンサーB上に結像させ、その他
の映像をカツトするようにしてもよく、または、
スリツト板SPを設けずにイメージセンサーBか
らとらえられたビデオ信号のうちの不用な信号を
電気回路でカツトするようにしてもよい。さらに
は、イメージセンサーBを走査ビツト数の少ない
ものに置き換えてもよい。このように目的とする
被写体に対するビデオ信号のみを電気的に選択す
ることは可能である。
また、イメージセンサーBに結像される映像の
光量はハーフミラーHMを透過することによつ
て、一方のイメージセンサーAのそれより幾分低
くなるが、これは、イメージセンサーAの前面に
減光フイルターを配設するか、もしくはイメージ
センサーAの出力レベルを全体に低くすることに
よつて補正することができる。
光量はハーフミラーHMを透過することによつ
て、一方のイメージセンサーAのそれより幾分低
くなるが、これは、イメージセンサーAの前面に
減光フイルターを配設するか、もしくはイメージ
センサーAの出力レベルを全体に低くすることに
よつて補正することができる。
本発明実施例の波及効果については、この実施
例のAFシステムは被写体の距離の変化(違い)
により、A,Bのイメージセンサー上の被写体画
像位置が変化することを利用しているのである。
例のAFシステムは被写体の距離の変化(違い)
により、A,Bのイメージセンサー上の被写体画
像位置が変化することを利用しているのである。
仮に無限位置に第11図のような光強度分布を
もつ被写体が有り、センサーのみている幅をSと
すると、A,Bのイメージセンサーから出力され
る波形は両方とも同じで第12図のようになる。
もつ被写体が有り、センサーのみている幅をSと
すると、A,Bのイメージセンサーから出力され
る波形は両方とも同じで第12図のようになる。
次にこの被写体が近付いて来たことを考えてみ
る。すると第10図からも判るようにA列では左
方向、B列では右方向に像がずれ、A列からは第
13図の鎖線、B列からは第13図の点線のよう
に出力される。イメージセンサーアドレスの1よ
り前はイメージセンサーの出力は無いので仮に0
とすると、A列とB列の本来一致の波形は第14
図のようになるが、一般的に行なう一致検出の手
段Σ|A―B|では、S1,S2が加算されてしま
い、一致検出が不可能となる。これが本実施例と
特公昭59―28884号公報との大きな相違である。
すなわち、この公報のものは第1図からも判るよ
うにレンズを、a方向に移動させることにより測
距を行なつており、一致した時には、A列とB列
との波形は同一となるが、上述のように一致検出
が不可能となる。本実施例はレンズを移動しない
ため、上述のような固有の問題が発生しない。
る。すると第10図からも判るようにA列では左
方向、B列では右方向に像がずれ、A列からは第
13図の鎖線、B列からは第13図の点線のよう
に出力される。イメージセンサーアドレスの1よ
り前はイメージセンサーの出力は無いので仮に0
とすると、A列とB列の本来一致の波形は第14
図のようになるが、一般的に行なう一致検出の手
段Σ|A―B|では、S1,S2が加算されてしま
い、一致検出が不可能となる。これが本実施例と
特公昭59―28884号公報との大きな相違である。
すなわち、この公報のものは第1図からも判るよ
うにレンズを、a方向に移動させることにより測
距を行なつており、一致した時には、A列とB列
との波形は同一となるが、上述のように一致検出
が不可能となる。本実施例はレンズを移動しない
ため、上述のような固有の問題が発生しない。
第15図のようにB列の基準エリアを限定し、
A列を走査し一致度を検出するようにすると、こ
の問題は解決できる。
A列を走査し一致度を検出するようにすると、こ
の問題は解決できる。
(効果)
以上のように本発明によれば基準被写体像と参
照被写体像を各々ビデオ信号に変換する一次元の
イメージセンサーと、被写体像を基準被写体像お
よび参照被写体像として前記イメージセンサーに
結像する一対の結像光学系と、前記イメージセン
サーより基準被写体像及び参照被写体像の一方の
一部に対応するビデオ信号を得るビデオ信号選択
手段と、このビデオ信号選択手段により得たビデ
オ信号と前記イメージセンサーからの基準被写体
像および参照被写体像の他方に対応するビデオ信
号との一致を検出する一致検出信号手段と、上記
ビデオ信号選択手段で得たビデオ信号と上記他方
に対応するビデオ信号とを対相的にずらす電気的
ずらし手段とを備え、上記一致信号検出手段の一
致検出時における上記電気的ずらし手段によるビ
デオ信号ずらし量に基づいて距離検出を行なうの
で、距離検出を簡単に行なうことができる。
照被写体像を各々ビデオ信号に変換する一次元の
イメージセンサーと、被写体像を基準被写体像お
よび参照被写体像として前記イメージセンサーに
結像する一対の結像光学系と、前記イメージセン
サーより基準被写体像及び参照被写体像の一方の
一部に対応するビデオ信号を得るビデオ信号選択
手段と、このビデオ信号選択手段により得たビデ
オ信号と前記イメージセンサーからの基準被写体
像および参照被写体像の他方に対応するビデオ信
号との一致を検出する一致検出信号手段と、上記
ビデオ信号選択手段で得たビデオ信号と上記他方
に対応するビデオ信号とを対相的にずらす電気的
ずらし手段とを備え、上記一致信号検出手段の一
致検出時における上記電気的ずらし手段によるビ
デオ信号ずらし量に基づいて距離検出を行なうの
で、距離検出を簡単に行なうことができる。
第1図はイメージセンサーの模型図、第2図は
上記イメージセンサーの出力波形図、第3図は距
離検出方法の原理説明図、第4図は上記方法の原
理を説明するための波形図、第5図は距離検出方
法を説明するための図、第6図は同方法を説明す
るための波形図、第7図は距離検出装置のブロツ
クダイアグラム、第8図は同装置の一致信号検出
器を示す図、第9図は上記装置の可変遅延回路を
示すブロツクダイアグラムおよびその出力波形
図、第10図は本発明の一実施例の光学系を示す
図、第11図ないし第15図は同実施例を説明す
るための図である。 O…被写体、A,B…イメージセンサー、E…
可変遅延回路、G…一致信号検出回路、S…掃引
回路、La,Lb…結像レンズ、SP…スリツト板。
上記イメージセンサーの出力波形図、第3図は距
離検出方法の原理説明図、第4図は上記方法の原
理を説明するための波形図、第5図は距離検出方
法を説明するための図、第6図は同方法を説明す
るための波形図、第7図は距離検出装置のブロツ
クダイアグラム、第8図は同装置の一致信号検出
器を示す図、第9図は上記装置の可変遅延回路を
示すブロツクダイアグラムおよびその出力波形
図、第10図は本発明の一実施例の光学系を示す
図、第11図ないし第15図は同実施例を説明す
るための図である。 O…被写体、A,B…イメージセンサー、E…
可変遅延回路、G…一致信号検出回路、S…掃引
回路、La,Lb…結像レンズ、SP…スリツト板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基準被写体像と参照被写体像を各々ビデオ信
号に変換する一次元のイメージセンサーと、被写
体像を基準被写体像および参照被写体像として前
記イメージセンサーに結像する一対の結像光学系
と、前記イメージセンサーより基準被写体像及び
参照被写体像の一方の一部に対応するビデオ信号
を得るビデオ信号選択手段と、このビデオ信号選
択手段により得たビデオ信号と前記イメージセン
サーからの基準被写体像および参照被写体像の他
方に対応するビデオ信号との一致を検出する一致
検出信号手段と、上記ビデオ信号選択手段で得た
ビデオ信号と上記他方に対応するビデオ信号とを
対相的にずらす電気的ずらし手段とを備え、上記
一致信号検出手段の一致検出時における上記電気
的ずらし手段によるビデオ信号ずらし量に基づい
て距離検出を行なうことを特徴とする距離検出装
置。 2 前記ビデオ信号選択手段は前記イメージセン
サーに基準被写体像及び参照被写体像の一方の一
部を結像させてこの一方の他の部分を結像させな
いようにすることにより前記一部に対応するビデ
オ信号を選択することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の距離検出装置。 3 前記ビデオ信号選択手段は前記イメージセン
サーより基準被写体像及び参照被写体像の一方の
一部に対応するビデオ信号を電気的に選択するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の距離
検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31054786A JPS62182613A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 距離検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31054786A JPS62182613A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 距離検出装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49119691A Division JPS5949525B2 (ja) | 1974-10-17 | 1974-10-17 | 距離検出方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182613A JPS62182613A (ja) | 1987-08-11 |
JPS6346363B2 true JPS6346363B2 (ja) | 1988-09-14 |
Family
ID=18006548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31054786A Granted JPS62182613A (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 距離検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62182613A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4041922A1 (de) * | 1989-12-25 | 1991-06-27 | Mitsubishi Electric Corp | Entfernungssensorvorrichtung zur messung der entfernung von einem bewegten objekt |
DE4118605A1 (de) * | 1990-06-06 | 1991-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | Fahrzeugzwischenabstands-erfassungseinrichtung zur automatischen zielverfolgung eines vorausfahrenden fahrzeugs |
DE4130010A1 (de) * | 1990-09-10 | 1992-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | Fahrzeugbeobachtungs-vorrichtung mit abstandsmess-funktion |
DE4328902A1 (de) * | 1992-08-28 | 1994-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | Optische Entfernungsmesseinrichtung unter Verwendung von Bildsensoren zur Bestimmung einer Entfernung zu symmetrischen Objekten |
DE4337872A1 (de) * | 1992-12-22 | 1994-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | Abstandsmeßvorrichtung und Fahrzeug-Geschwindigkeitssteuervorrichtung zur Beibehaltung eines Fahrzeugzwischenabstandes |
US7656508B2 (en) | 2005-05-19 | 2010-02-02 | Olympus Corporation | Distance measuring apparatus, distance measuring method, and computer program product |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0812072B2 (ja) * | 1990-06-13 | 1996-02-07 | 三菱電機株式会社 | 距離測定装置 |
JPH04331311A (ja) * | 1991-01-24 | 1992-11-19 | Mitsubishi Electric Corp | 車間距離検出装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4852230A (ja) * | 1971-10-29 | 1973-07-23 | ||
US3777133A (en) * | 1971-01-26 | 1973-12-04 | C Wormald | Cross correlator |
JPS4990529A (ja) * | 1972-12-27 | 1974-08-29 | ||
JPS50138825A (ja) * | 1974-03-29 | 1975-11-06 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP31054786A patent/JPS62182613A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3777133A (en) * | 1971-01-26 | 1973-12-04 | C Wormald | Cross correlator |
JPS4852230A (ja) * | 1971-10-29 | 1973-07-23 | ||
JPS4990529A (ja) * | 1972-12-27 | 1974-08-29 | ||
JPS50138825A (ja) * | 1974-03-29 | 1975-11-06 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4041922A1 (de) * | 1989-12-25 | 1991-06-27 | Mitsubishi Electric Corp | Entfernungssensorvorrichtung zur messung der entfernung von einem bewegten objekt |
US5166533A (en) * | 1989-12-25 | 1992-11-24 | Mitsubishi Denki K.K. | Triangulation type distance sensor for moving objects with window forming means |
DE4118605A1 (de) * | 1990-06-06 | 1991-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | Fahrzeugzwischenabstands-erfassungseinrichtung zur automatischen zielverfolgung eines vorausfahrenden fahrzeugs |
DE4118605C2 (de) * | 1990-06-06 | 1995-06-14 | Mitsubishi Electric Corp | Fahrzeugzwischenabstands-Erfassungseinrichtung zur automatischen Zielverfolgung eines vorausfahrenden Fahrzeugs |
DE4130010A1 (de) * | 1990-09-10 | 1992-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | Fahrzeugbeobachtungs-vorrichtung mit abstandsmess-funktion |
US5139327A (en) * | 1990-09-10 | 1992-08-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Vehicle following apparatus with a distance measuring function |
DE4328902A1 (de) * | 1992-08-28 | 1994-03-10 | Mitsubishi Electric Corp | Optische Entfernungsmesseinrichtung unter Verwendung von Bildsensoren zur Bestimmung einer Entfernung zu symmetrischen Objekten |
DE4337872A1 (de) * | 1992-12-22 | 1994-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | Abstandsmeßvorrichtung und Fahrzeug-Geschwindigkeitssteuervorrichtung zur Beibehaltung eines Fahrzeugzwischenabstandes |
DE4337872C2 (de) * | 1992-12-22 | 1998-04-30 | Mitsubishi Electric Corp | Abstandsmeßvorrichtung und Fahrzeug-Geschwindigkeitssteuervorrichtung zur Aufrechterhaltung eines Fahrzeugzwischenabstandes |
US7656508B2 (en) | 2005-05-19 | 2010-02-02 | Olympus Corporation | Distance measuring apparatus, distance measuring method, and computer program product |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62182613A (ja) | 1987-08-11 |
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