JPS6346333Y2 - - Google Patents

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JPS6346333Y2
JPS6346333Y2 JP1982121423U JP12142382U JPS6346333Y2 JP S6346333 Y2 JPS6346333 Y2 JP S6346333Y2 JP 1982121423 U JP1982121423 U JP 1982121423U JP 12142382 U JP12142382 U JP 12142382U JP S6346333 Y2 JPS6346333 Y2 JP S6346333Y2
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JP
Japan
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bag
conveyor
opening
guides
packaging
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  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、台紙に折畳み状に巻かれた靴下、肌
着、タオル、ハンカチあるいはノート、封筒、ル
ーズリーフ等の商品を、予じめ製袋された包装袋
内に連続かつ自動的に挿入する装置の改善に関す
る。
(従来の技術) 上記したように比較的小型かつ軽量な商品(以
下単にワークと指称する)の包袋に当り、これら
ワークを例えばプラスチツクフイルム、同シート
や紙等によつて製袋された包装袋内に挿入し、袋
口をシールする包装手段は既知であり、その包装
能率を向上させるため、搬送用コンベアにより被
包装ワークを包装位置に搬送し、同位置で待機す
る包装袋内に自動挿入する機械的手段による袋入
れ装置を用いることも既知である。このさい包装
袋は扁平状態のため、ワーク挿入に先立つて袋を
開口整形して、ワークの円滑な挿入を図るものと
して、本出願人は実公昭54−542号に係る考案を
先に提案した処であり、同考案は同号公報記載の
通り、被包装品Aを移送するコンベア1の送出端
部に包装袋Bを支持する袋支持装置7を設け、同
装置7上の包装袋Bの直上に上向き傾斜状の傾斜
部17を備えた空気流ガイド14、包装袋Bの口
部に向つてエアを流すエアノズル15、前記空気
流ガイド14の下面に沿つてエアを流すエアノズ
ル15を設けることによつて、包装袋Bの口部を
開放させると共に上部シート面Dを空気流ガイド
14の下面に沿つて上方に吸引開拡させ、口部開
放後の包装袋Bに被包装品挿入ガイド34a,3
4bを挿入し、前記コンベア1により移送されて
きた被包装品Aを後押し装置18によつて包装袋
B内に挿入させると共に同装置18によつて袋ご
と全体を装置外に排出させるようにしたもの(符
号は同公報記載に従う)である。即ち扁平で閉鎖
された状態の包装袋Bを加圧エアの吹込みによつ
て開口かつ開拡させ、被包装品Aを円滑に袋内に
自動挿入できるようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した先行技術においては、次の点において
問題がある。即ちかかる袋入れ装置において、被
包装品Aと包装袋Bとの位置関係は常に正対関係
に維持されなければ円滑な自動挿入が得られない
のであり、このためには両者A,Bの幅員方向に
おける正しい位置保持が必要であり、また装置の
汎用性を考慮すれば被包装品Aおよび包装袋Bに
おけるサイズの大小にかかわらず、兼用できるよ
うにすることが必要である。今この点について見
れば、被包装品Aはその搬送用コンベア1上にお
いて左右一対のサイドカバー36a,36bによ
つて規制されるが、これに対し袋支持装置7上に
積層されている包装袋Bはその幅員方向における
ガイド規制構造は全く有しないのである。このさ
い最上位の袋Bにおいては加圧エア吹込みによつ
て開拡されるため、僅かな振動や衝撃によつても
その幅員方向における遊動が生じ易く、このため
移動してくる被包装品Aとの正対関係が崩れ、被
包装品挿入ガイド34a,34bによつて口部が
支持されても、袋主体側は幅員方向において変形
し易いのであり、円滑な挿入に支障を生じる。ま
た搬送用コンベア1におけるサイドカバー36
a,36b、または被包装品挿入ガイド34a,
34bは何れも固定位置に不動状に配置されて、
幅員方向において調整不可能であるため、サイズ
の相違するものに対しての兼用も因難であり、汎
用性に欠ける点においても問題もある。更に空気
流ガイド14と後押し装置18とは、各別箇の駆
動機構によつて独立駆動されているため、その構
造が複雑化するとともに両者の連携動作のために
も特別の制御、操作が必要とされる不利がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決するために、かか
るエア吹込みにより包装袋を開拡整形し、被包装
ワークの円滑な挿入を行なうタイプのものにおい
て、包装袋並びに被包装ワークの両者と袋開口ガ
イドの位置関係規制をその幅員方向においてより
完全に行なえるようにすると共に、サイズ大小に
容易に適応してその幅員方向の位置関係状態を可
調整に可変とし、更には開拡整形用の拡袋プレー
トと被包装ワークの袋内挿入並びにワーク挿入済
み包装袋の押出プツシヤの両者を、同一搬送部材
により同期移動可能として、その機構と操作、制
御の簡単化を可能としたものであり、具体的に
は、被包装ワークの一方向搬送用コンベアと、同
コンベアの搬出端と接続状にかつ昇降可能に配設
される包装袋支持台と、同支持台上のワーク挿入
用包装袋の口部に向つて正対状に定置される開口
用エアノズルと、同包装袋の前記口部に続く袋上
面を上方に吸引させるために口部に向つて下向き
傾斜状に定置される吸引用エアノズルを備えるも
のにおいて、前記吸引用エアノズルと対応して上
向き傾斜状の気流ガイド面を備えると共に前記袋
上面の押支面を備えた拡袋プレートおよび前記搬
送用コンベア上の被包装ワークの袋内挿入並びに
ワーク挿入済み包装袋の押出用プツシヤーの両者
を、前記搬送用コンベアと同方向に循環回走可能
な無端チエンに前後並列状にかつ複数組を列設
し、前記搬送用コンベアの左右両外側に平行に対
置される一対の被包装のワーク搬送ガイド、前記
包装袋の開口両側に挿脱可能に配置される一対の
袋開口ガイドおよび前記包装袋支持台の左右両側
に対置される一対の袋巾調整ガイドの三者を、前
記コンベアならびに袋支持台の幅員方向両側に亘
つて平行に対置されかつ互いに前記幅員方向に進
退可能に設けられる一対の支持ブラケツト等によ
る進退支持機構に各共通に保持させることにあ
る。
(作用) 本考案の前記した技術的手段によれば、第1図
乃至第3図に亘つて示すように、被包装ワークB
を図向つて右側より左側に搬送するコンベア1の
搬出端に、中継台6を介して包装袋Aを積層状に
支持する袋支持台7を昇降可能にかつ接続状に配
設し、その最上位の袋AのフラツプA2を具備し
た口部A1に向つて加圧エアを吹込み、口部A1
開口しかつ袋A内部をふくらませるためのエアノ
ズル11、前記袋Aにおける前記口部A1に続く
袋上面A3を上方に吸引させるための吸引用エア
ノズル12を下向き傾斜状にそれぞれ定置するも
のにおいて、前記搬送用コンベア1および袋支持
台7の長手方向に亘る一側外方に、コンベア1と
同方向に循環回走可能に無端チエン15を配設
し、同チエン15に包装袋Aの口部A1に続く袋
上面A3を平坦に押支するプレート面を有し、か
つ同プレート面の前端に前記吸引用エアノズル1
2よりの加圧エアをガイドする上向き傾斜状の気
流ガイド面17aを形成した拡袋プレート17
と、搬送用コンベア1上における被包装ワークB
をその後方より押動して袋A内に挿入すると共に
引続きワークBを介して包装袋Aを袋支持台7か
ら押動排出させる押出用プツシヤー18とを、両
者17,18が平行して前後並列状に、かつ図例
では2組のように複数組を定間隔下に列設するの
であり、更に搬送用コンベア1および袋支持台7
の両外側に亘つて平行に対置される一対の支持ブ
ラケツト19,19を、包装袋A並びに被包装ワ
ークBの幅員方向に向つて互いに進退可能に設
け、同ブラケツト19,19に搬送用コンベア1
の左右(幅員方向)両側に位置する一対のワーク
搬送用ガイド26,26、袋支持台7の左右両側
に位置する一対の袋巾調整ガイド27,27、袋
支持台7上における最上位の包装袋Aの口部A1
に回動挿脱可能に挿入される袋開口ガイド31,
31の一対をそれぞれ設置することによつて次の
作用が得られる。即ち取扱い対象とするワーク
B、包装袋Aの幅員サイズの大小に応じ、コンベ
ア1および袋支持台7の両外側に位置する一対の
保持ブラケツト19,19を互いに中心に向かい
前進させ、あるいは中心から後退するように移動
させることにより、両ブラケツト19,19上に
それぞれ支持されている各一対の搬送用ガイド2
6,26、袋開口ガイド31,31、袋巾調整ガ
イド27,27の三者は、何れもその相互の間隔
をサイス大小に適応した間隔に調整され、これに
よつてガイド26,26においてはワークBの両
外側を適切に保持ガイドしてそのコンベア上にお
ける直進を規制し、またガイド31,31におい
て包装袋Aの口部A1に適切に挿入支持が得られ、
また袋巾両側面ガイド27,27により適切に挟
持されて、その巾方向における自由な遊動、曲り
や変形を阻止できることになり、袋AとワークB
との常に正しい適合が果されることになり、袋A
内へワークBを正しくその中心位置に挿入可能と
なるのである。また同一の無端チエン15に押出
用プツシヤー18および拡袋プレート17を前後
並列状に同期移動可能かつ複数組を設置してある
ため、第3図および第4図において示すように、
第3図向つて右下側に位置する一対のプツシヤー
18およびプレート17組が、第3図位置から第
4図位置にまで無端チエン15の回動により前進
することによつて、先行するプツシヤー18によ
りコンベア1をへて中継板6上に位置しているワ
ークBを袋A内に押動挿入するとともに引続き挿
入された袋AをワークBを介して袋支持台7上よ
り排出させる。この最上位の袋Aの排出によつて
次位の袋Aが最上位に袋支持台7の上昇を介し最
上位となる。この次位の袋Aの袋上面A3を後行
する拡袋プレート17によつて押支し、後述する
実施例で明らかなように、両ノズル11,12よ
りの加圧エア吹込みにより、袋Aは拡袋プレート
17および左右両側の袋巾調整ガイド27,27
の規制を介し、正しく拡開保持されることにな
り、この袋Aに向つて次のワークBがコンベア1
によつて運ばれるのであり、再び第3図状態とな
り、第3図において図向つて左上側に位置してい
る次のプツシヤー18、プレート17組が回動し
て来て前記袋入れ動作を反復することになる。従
つて従来技術において生じるワークBや袋Aに対
するガイドの欠陥、またプツシヤー18およびプ
レート17を別箇の駆動機構によつて単独に作動
させるために生じる構造の複雑、タイミング動作
の制御の面倒等の欠陥は全く解消され、より正確
で効率的な自動袋入れ動作が本考案によつて得ら
れることになる。
(実施例) 以下図示の実施例について本考案を詳述する
と、本考案装置実施例の全体を示した第1図乃至
第3図において、被包装ワークBを図向つて右側
より左側に搬送するコンベア1は、複数本の無端
ベルト1aが駆動軸2従動軸3における各ベルト
ローラ2a,3aに夫々循環回走自在に並設され
たものであり、4は駆動軸2における原動機を示
し、また無端ベルト1aのワーク搬送面(キヤリ
ヤ面)の下面には、共通もしくは各ベルト1aに
毎に分設された支持台板5が定置される。同コン
ベア1の搬出端には中継台6を介して包装袋Aを
積層状に支持する袋支持台7が、第3図示のよう
に昇降機構8昇降用シリンダ9等を介して昇降自
在に配設され、積層された袋Aのうち、常に最上
位の袋Aに対してワークBが挿入されるようにな
つている。袋支持台7の一部には台上の袋Aの有
無を感知するための光電管その他による感知部材
10が設けられると共に、前記中継台6の前端に
は、袋支持台7上に積層されている包装袋Aにお
いて、その最上位の袋AにフラツプA2を具備し
た口部A1に向つて加圧エアを吹込み、口部A1
開口しかつ袋A内部をふくらませるためのエアノ
ズル11が、口部A1に向つて正対状に設けられ
るのであり、この口部開口用のエアノズル11と
対応して、前記最上位の袋Aにおける前記口部
A1に続く袋上面A3を上方に吸引させるための吸
引用エアノズル12が、第1図及び第3図に示す
ように、開口用エアノズル11よりも後方のかつ
上方に位置し、口部A1並びにこれに続く袋上面
A3に向つて斜めに指向するように、下向き傾斜
状の姿勢のもとに配置されるのである。この吸引
用エアノズル12と対応して本考案においては、
第1図、第3図及び第4図に示すように、前記搬
送用コンベア1及び袋支持台7の長手方向一側と
平行して外方に、駆動軸13の駆動スプロケツト
13a、従動軸14の従動スプロロケツト14a
を介して無端チエン15をコンベア1と同方向に
循環回走自在に設け、同チエン15にホルダ16
を介して拡袋プレート17を固定付設するのであ
り、同プレート17は第4図に示すようにワーク
Bの挿入される袋Aの口部A1に続く袋上面A3
平坦に押支するプレート面を有すると共に、この
プレート面の前端には、前記吸引用エアノズル1
2より噴射される加圧エアを案内する上向き傾斜
状の気流ガイド面17aが形成されるのであり、
これによつて前記ノズル12からの加圧エアがこ
の気流ガイド面17aの下面に沿つて流れると共
に同下面を負圧状態として、袋Aの口部A1に続
く袋上面A3を上方に吸引させ、同ノズル16か
らのエアを袋A内に流入させるのであり、袋上面
A3のプレート17による押支と共に袋Aを第4
図の実線に示すように、ワークBの円滑な挿入を
容易とする正しい開放姿勢にふくらませかつ整形
保持するのである。更に前記無端チエン15にお
いて、拡袋プレート17の前位にこれと平行して
同じくホルダー16を介して、搬送用コンベア1
上における被包装ワークBをその後方より押動し
て袋A内に挿入させると共に、引続き同ワークB
の挿入された袋Aを袋支持台7上より押動排出さ
せるためのプツシヤー18が固定付設するのであ
り、即ち無端チエン15の回走移動と共にプツシ
ヤー18拡袋プレート17は、常にプツシヤー1
8を前位として搬送用コンベア1袋支持台7上に
亘つて同行移動するのであり、両者の前後位置間
隔はプツシヤー18が先行して第4図示のように
ワークB入りの袋Aを押出した時、後行の拡袋プ
レート17がこれからワークBを挿入しようとす
る袋Aの上位に位置する関係に設定するのであ
る。また第3図示のように無端チエン15上には
2組の拡袋プレート17プツシヤー18が配設さ
れる。
更に本考案では、搬送用コンベア1及び支持台
7の長手方向両側(左右両側)において、第1図
及び第2図に示すように、左右一対の保持ブラケ
ツト19,19を、例えば機台20に設けた軸受
21,21に亘つて正逆回動自在に軸架したスク
リユ軸22に設けた左右相反のネジ部22a,2
2bに夫々ナツト筒23,23を螺合させる等し
て、スクリユ軸22に付設した巾調整ハンドル2
4による軸22の正逆回動を介し、直線的にかつ
コンベア1袋支持台7に向つて相反進退自在に設
け、両保持ブラケツト19,19の搬送用コンベ
ア1の左右両側に臨む位置には、夫々保持アーム
25,25を介して左右一対のワーク搬送用ガイ
ド26,26を、コンベア1の左右両側に平行状
に配設し同じく両保持ブラケツト19,19にお
ける袋支持台7の左右両側に臨む位置には、同じ
く保持アーム25,25を介して、左右一対の袋
巾調整ガイド27,27を突出状に付設するので
あり、このさい両調整ガイド27,27には第1
図示のように切欠27a,27aが設けられ、袋
支持台7の左右両側の係合凹部7a,7aに摺動
自在に係合されるのである。前記したワーク搬送
用ガイド26,26のコンベア1における搬出端
の近傍位置には、ワークBの到達を感知するため
の感知部材28,28が光電管その他を用いて設
けられると共に、ワーク搬送用ガイド26,26
と袋巾調整ガイド27,27との中間位置におけ
る保持ブラケツト19,19上には、夫々ピン軸
29,29を支点として可回動な回動アーム3
0,30が設けられ、回動アーム30,30の各
先端には前記搬送用ガイド26及び袋巾調整ガイ
ド27の中間に位置する袋開口ガイド31,31
が、袋支持台7上における最上位の包装袋Aにお
ける口部A1の左右両側内部に挿脱自在に設けら
れるのであり、前記回動アーム30,30の各後
端には夫々保持ブラケツト19,19に装設され
た駆動用シリンダ32,32の各ピストンロツド
32a,32aが付設されるのである。尚第1,
2図において33は保持ブラケツト19,19の
進退ガイド軸であつて、同ガイド軸33は機台2
0上に軸受34,34を介して軸架され、保持ブ
ラケツト19,19の各一部が進退自在に嵌合さ
れるのである。
第5図乃至第7図は、本考案において用いるワ
ーク搬送用コンベア1の適切な一例を示したもの
であつて、各無端ベルト1aはゴムベルトを用い
るか、又は予じめ弛いめとしたベルトを用いて両
ベルトローラ2a,3a間に張架され、ベルト1
aのワークBの搬送面を支承する支持台板5を、
例えば図示のような偏心カムあるいはシリンダ等
の昇降部材35によつて昇降自在とすることによ
り、第6,7図に示すように、無端ベルト1aの
回走によつてワークBを先に述べたワーク搬送用
ガイド26,26による両側辺規制下に移動させ
るに当り、ベルト1aのワーク搬送面を上昇させ
ることによりワークBの巾員に応じてその左右両
側に保持ブラケツト19,19を介し進出される
ワーク搬送用ガイド26,26におけるワーク受
面26a,26aが、前記上昇したベルト搬送面
よりも下位に位置するようにされるのである。こ
れはワークBが例えば紙、布製品のように比較的
その厚さが薄いもの、あるいは腰のないワークの
場合、ガイド26,26のワーク受面26a,2
6aがベルト1のワーク搬送面より上位に位置し
ていると、ワーク受面26a,26a上に支承さ
れているワークBの側辺が外れ易く、あるいはワ
ーク受面26aと無端ベルト1の搬送面との間に
挾み込まれたり、更には並列しているベルト1
a,1a間に落ち込んだりするおそれが生じ、こ
のためワークBの円滑な移送が得られないのであ
り、図例のように搬送用ガイド26,26の各ワ
ーク受面26a,26aをベルト搬送面より下位
にセツトさせることによつて前記トラブルを防止
し、ワークBの安定かつ円滑な移送が得られるの
である。
本考案装置によるワークBの包装袋Aに対する
自動袋入れは以下のようにして行なわれる。先ず
対象とするワークB、包装袋Aの巾員大小に応じ
て、ワーク搬送用コンベア1及び袋支持台7の両
側に位置する各一対の搬送用ガイド26,26、
袋開口ガイド31,31、袋巾調整ガイド27,
27の間隔を適切に調整するのであり、これには
巾調整ハンドル24を正逆何れかに回動し、スク
リユ軸22の軸受21,21上における同行回動
を介し、その左右相反のネジ部22a,22aに
螺合されているナツト筒23,23の進退による
左右一対の保持ブラケツト19,19の、互いに
中心に向う前進、又は中心から遠去かる後退によ
つて得るのであり、これらブラケツト19,19
の相反進退によつてこれに取付支持されている各
ガイド26,26,31,31,27,27は一
斉に進退し、ワークB包装袋Aの巾員に応じた適
切な間隔とされる。
袋支持台7上に第3図示のように包装袋Aを積
層収容し、その最上位の袋Aが搬送用コンベア1
における搬送面と同レベルであるようにし、袋開
口ガイド31,31はシリンダ32アーム30の
駆動を介し第2図において鎖線で示すような後退
姿勢とし、搬送用コンベア1上にワークBを適宜
手段により供給し、無端ベルト1a群の回走によ
つてワークBを左右一対の搬送用ガイド26,2
6によるガイドを介し搬出端である中継板6上に
まで移送するのである。このワークBの中継板6
上への移動を搬送用ガイド26,26における感
知部材28,28によつて感知すると共に、第3
図の鎖線位置に後退している一対の袋開口ガイド
31,31は、シリンダ32アーム30の運動に
より実線に示すように回動前進することによつ
て、第4図に示すように先行した一組のプツシヤ
ー18拡袋プレート17における拡袋プレート1
7の押支下に、エアノズル11及びエアノズル1
2によつて拡袋開口された最上位の袋Aにおける
口部A1の左右両側内に、第3図に示すような状
態で挿入係合されることになる。このさい積層さ
れている袋A群の各フラツプA2が袋支持台7と
中継板6の下面間に挾持されていることは第3図
に示す通りであり、最上位の袋Aもこのフラツプ
A2の挾持と袋開口ガイド31,31の係合によ
つて、そのエアノズル11からのエア吹込みを介
する拡袋された形状の保持が得られる。このさい
第3図において無端チエン15の図向つて左上に
図示されているプツシヤー18拡袋プレート17
組は先行した一組であり、図向つて右下に図示さ
れているプツシヤー18拡袋プレート17は、こ
れから作動する後行の一組を示している。この第
3図の状態から前記感知部材28,28によるワ
ークBの中継板6上への移動感知と共に、無端チ
エン15が矢印方向に回動することによつて、後
行の一組である図示右下側のプツシヤー18拡袋
プレート17組が第4図に示す位置まで前進する
ことにより、中継板6上のワークBはそのプツシ
ヤー18によつて押出されて、袋Aの口部A1
ら袋A内に挿入されると共に引続きこのプツシヤ
ー18の第4図示位置までの移動により、ワーク
Bの挿入された袋Aは、袋支持台7上より押出し
排出されるのであり、これによつて最上位の排出
された袋Aの次に位置する袋Aが新しい最上位の
袋Aとなり、この袋Aに対し、第4図示のように
プツシヤー18に続いてくる拡袋プレート17が
図の袋上の位置に来り、このプツシヤー18拡袋
プレート17の同図位置進行と共に開口用エアノ
ズル11及び吸引用エアノズル12からの加圧エ
ア噴射がタイマー等を介して一定時間行なわれ
る。即ちノズル11からのエアは口部A1をへて
袋A内に吹込まれて袋Aを開拡させると共に、ノ
ズル12からの加圧エアは拡袋プレート17前端
に上向き傾斜状に形成した気流ガイド面17aの
下面に沿つて流れ、この下面を負圧状態にして、
袋Aの上面A3を上方へ吸引させてプレート17
の下面に密接させ、同時にエアは口部A1の上方
より袋A内にも流入し、ここに新しく最上位とな
つて袋Aは扁平な閉鎖姿勢から第4図示のように
適切な開拡袋形状に整形されるのであり、一方の
前記ワークB入り袋Aの排出と共に、先に述べた
ように第2図の鎖線位置にある一対の袋開口ガイ
ド31,31が回動前進して、第3図に示すよう
にこの開拡整形された袋A内に挿入係合して袋A
の保形を行ない、他方無端チエン15は第3図に
示す回動状態で一旦停止するのであり、従つて次
の新しいワークBの搬送用コンベア1による移
動、中継板6上への搬送終了と共に、以上の袋入
れ動作が再開されてゆくことになる。第4図にお
いて拡袋プレート17の押支整形によつて、袋A
は適正に開拡されるのであり、これがなければ袋
Aは同図鎖線で示すように形崩れしてしまうので
ある。また搬送用ガイド26,26の存在によつ
て、ワークBは薄いもの、腰の弱いものであつて
も、ガイド26,26の規制を介し曲りや歪みな
く中継板6上に正しくかつ円滑に送られ、また袋
支持台7における袋巾調整ガイド27,27の存
在によつて積層された包装袋A群における形崩れ
も生じないことになる。
(考案の効果) 本考案装置は以上の通りであり、これによつて
ワークBの包装袋Aに対する袋入れが連続かつ自
動的に得られることになる。本考案においては、
包装袋Aに対しその口部A1に向つて配設した開
口用エアノズル11吸引用エアノズル12、更に
は袋Aの上面A3に接すると共にノズル12に対
応して気流ガイド面17aを形成した拡袋プレー
ト17により、口部A1の開口並びに袋全体の開
拡整形が極めて確実に行なわれ、これによつてワ
ークBの口部A1よりの袋体内挿入がきわめて円
滑に行なわれるのであり、プツシヤー18による
簡単な押込み動作によつてワークBを停滞や引掛
りなく袋A内に収納できるのである。また袋開口
ガイド31,31の口部A1内挿入によつて、一
旦開拡整形した袋体形状を形崩れなく保持するこ
とにより、従来のような挿入の不完全等をなく
し、トラブルのない袋入れが得られる。又本考案
においては、搬送コンベア1袋支持台7の左右両
側に、一体の保持ブラケツト19,19を介し
て、搬送用ガイド26,26、袋開口ガイド3
1,31及び袋巾調整ガイド27,27を共動可
能にかつ進退自在に配置したことによつて、包装
袋Aワーク13の各サイズに対する適応調整が容
易で汎用性大であると共に、これによつて袋Aや
ワークBの正確かつ狂いのない位置規制や姿勢保
持が得られ、ミスのない作業を確保でき、しかも
これら各ガイド26,27,31の集約構成によ
つて、メンテナンス、操作共に容易であると共に
機械構成を著しくコンパクトかつ合理化できるの
である。更に、本考案においては、拡袋プレート
17及びプツシヤー18の両者を前後並列状に無
端チエン15等の循環回走部材に設置し、その共
同動作を可能としたので両部材を個々に作動操作
する必要なく、しかも、ワークBの押込みと袋A
の排出、これに続く次の袋Aに対する拡袋整形を
連続的かつ円滑に行なうことができるのであり、
本考案装置によれば機構の集約、合理化並びに操
作とメンテナンスの容易化が得られるのであり、
袋入れ自動化装置の改善として優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置実施例の一部切欠全体斜面
図、第2図は同平面図、第3図は同側面図、第4
図は同要部の作動状態説明図、第5図は同搬送コ
ンベア実施例の平面図、第6図は同正面図、第7
図は同側面図である。 1……搬送用コンベア、6……中継板、7……
袋支持台、11……開口用エアノズル、12……
吸引用エアノズル、15……無端チエン、17…
…拡袋プレート、18……プツシヤー、19……
保持ブラケツト、26……搬送用ガイド、27…
…袋巾調整ガイド、31……袋開口ガイド、A…
…包装袋、B……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被包装ワークの一方向搬送用コンベアと、同コ
    ンベアの搬出端と接続状にかつ昇降可能に配設さ
    れる包装袋支持台と、同支持台上のワーク挿入用
    包装袋の口部に向つて正対状に定置される開口用
    エアノズルと、同包装袋の前記口部に続く袋上面
    を上方に吸引させるために口部に向つて下向き傾
    斜状に定置される吸引用エアノズルを備えるもの
    において、前記吸引用エアノズルと対応して上向
    き傾斜状の気流ガイド面を備えると共に前記袋上
    面の押支面を備えた拡袋プレートおよび前記搬送
    用コンベア上の被包装ワークの袋内挿入並びにワ
    ーク挿入済み包装袋の押出用プツシヤーの両者
    を、前記搬送用コンベアと同方向に循環回走可能
    な無端チエンに前後並列状にかつ複数組を列設
    し、前記搬送用コンベアの左右両外側に平行に対
    置される一対の被包装ワーク搬送ガイド、前記包
    装袋の開口両側に挿脱可能に配置される一対の袋
    開口ガイドおよび前記包装袋支持台の左右両側に
    対置される一対の袋巾調整ガイドの三者を、前記
    コンベアならびに袋支持台の幅員方向両側に亘つ
    て平行に対置されかつ互いに前記幅員方向に進退
    可能に設けられる一対の支持ブラケツト等による
    進退支持機構に各共通に保持させることを特徴と
    するワーク袋入れ装置。
JP12142382U 1982-08-07 1982-08-07 ワ−ク袋入れ装置 Granted JPS5926701U (ja)

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