JPS6345736B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6345736B2
JPS6345736B2 JP19131283A JP19131283A JPS6345736B2 JP S6345736 B2 JPS6345736 B2 JP S6345736B2 JP 19131283 A JP19131283 A JP 19131283A JP 19131283 A JP19131283 A JP 19131283A JP S6345736 B2 JPS6345736 B2 JP S6345736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
adhesive layer
cap
fluoro rubber
insert fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19131283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6084334A (ja
Inventor
Kyoichi Yamamoto
Masanori Nakato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP19131283A priority Critical patent/JPS6084334A/ja
Publication of JPS6084334A publication Critical patent/JPS6084334A/ja
Publication of JPS6345736B2 publication Critical patent/JPS6345736B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は、自動車用等で高圧シール性が特に要
求される燃料系ホース等に適用されるホース口金
と最内層フツ素ゴム製ホースの接合方法に関す
る。 〔従来技術〕 従来、上記用途に用いられる燃料系ホース等に
おいては、ホースの基管乃至最内層の材料とし
て、耐燃料油性(耐サワーガソリン性等)に優れ
るフツ素ゴムが用いられるようになつた。 しかしながら、かかるフツ素ゴム材料は元来他
材料との接着が困難であり、特に上記用途に用い
られる場合、かかる材料にて製したホースとホー
ス口金との接合には多くの問題をかかえている。 即ち、かかるホース口金とホースとの接合方法
としては、ホース口金のインサート金具の外周面
にフツ素ゴム系接着剤層を形成せしめ、次いで該
接着剤層の外周面または加硫乃至半加硫した最内
層フツ素ゴム製ホースの内周面の少なくとも一方
に、フツ素ゴムと相溶性の良好な含フツ素系潤滑
油を塗布し、その後、インサート金具にかかるホ
ースを挿入せしめ、該ホース挿入部のホース外周
面を外方より緊締せしめた状態で加硫せしめる方
法が本願出願人によつて既に提案されている。 しかるに、かかる方法においては、フツ素ゴム
系接着剤では充分な接着力が得られない上、含フ
ツ素系潤滑油が非常に高価なためコストアツプに
なるという問題があり、一方、安価な可塑剤を潤
滑油として用いた場合、かかる接着剤では良好な
接着性が得られないという問題がある。 〔発明の目的〕 本発明は、かかる事情に基づいて発明されたも
のであつて、接着性に優れ且つ安価なホース口金
と最内層フツ素ゴム製ホースの接合方法を提供す
ることを目的としたものである。 〔発明の構成〕 本発明の特徴とする所は、ホース口金のインサ
ート金具の外周面に有機シロキサン系接着剤層を
形成せしめ、次いで該接着剤層の外周面または加
硫乃至半加硫した最内層フツ素ゴム製ホースの内
周面の少なくとも一方に、カルボン酸とアルコー
ルとの反応によつて得られるエステル系可塑剤を
塗布し、その後、インサート金具にかかるホース
を挿入せしめ、該ホース挿入部のホース外周面を
該径方向に圧縮せしめた状態にて熱処理を施す接
合方法にある。 本発明におけるホースは、基管乃至最内層をフ
ツ素ゴムで製したホースであつて、基管の外周面
には必要に応じ補強層、外管等が適宜設けられ
る。 そして、本発明においては、接着剤としてポリ
メチルシロキサン、ポリフエニルシロキサン、ポ
リフエニレンオキシシロキサン、ポリシルフエニ
レンシロキサン等の有機シロキサンを主成分とす
る有機シロキサン系接着剤が用いられ且つ潤滑油
として二乃至三塩基性カルボン酸とアルコールと
の反応によつて得られるエステル系可塑剤が用い
られる。 本発明は、かかる有機シロキサン系接着剤とエ
ステル系可塑剤とを併用することによつて完成さ
れたものであつて、これによつて品質(接着性)
とコストの両問題が一挙に解決され得たのであ
る。 即ち、有機シロキサン系接着剤は、かかるエス
テル系可塑剤との併用によつて、加硫乃至半加硫
したフツ素ゴムと金具との接着性が優れているこ
と、且つその結合は耐燃料油性にも優れているこ
とを見出し、一方、エステル系接着剤は安価で、
且つインサート金具へのホース挿入時には、その
界面に存在してホースの挿入性を容易にする挿入
助剤およびホース内周面に付着した離型剤等を除
去する表面洗浄剤として作用すると共に、インサ
ート金具とホースとの接着時には、一般にはフツ
素ゴムとの相溶性が好ましくないといわれている
エステル系可塑剤が、熱処理することによつて、
すみやかにフツ素ゴム中へ浸透するので接着を阻
害せず、むしろ優れた接着性を惹起し、さらにイ
ンサート金具等を腐食させて配管系内の他の装置
に悪影響を及ぼすこともない。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。 有機シロキサン系接着剤層は、通常5〜50μの
厚さに設けられ、焼付の有無は必要に応じ適宜選
択されるが、焼付する方がホース挿入時の接着剤
層の破壊がないので好ましい。焼付条件として
は、100〜160℃×5〜30分が用いられる。 エステル系可塑剤は、インサート金具上の有機
シロキサン系接着剤層の外周面または加硫乃至半
加硫した最内層フツ素ゴム製ホースの内周面の少
なくとも一方に塗布され、また、かかるエステル
系可塑剤としては、例えば、フタル酸系〔ジ―2
―エチルヘキシルフタレート;DOP〕、アジピン
酸系〔ジ―2―エチルヘキシルアジペート;
DOA、ジ―メトキシ―エトキシ―エチルアジペ
ート;TP―95〕、セバシン酸系〔ジ―2―エチル
ヘキシルセバセート;DOS〕、リン酸系〔トリ―
2―エチルヘキシルホスフエート;TOP〕等が
用いられる。 さらに、インサート金具にホースを挿入後は、
該ホース挿入部のホース外周面を該径方向に圧縮
(通常10〜40%の圧縮率)せしめた状態にて熱処
理(通常140〜160℃×15〜150分)をすることに
より、ホース挿入部の接着剤層とホース内周面と
の界面に存在していた可塑剤が、ホース内部にす
みやかに浸透し接着を阻害することがないので、
インサート金具とホースとの接着が良好に且つ迅
速に行なわれる。 〔発明の作用効果〕 以上詳説した如き構成によれば、ホース口金の
インサート金具の外周面に有機シロキサン系接着
剤層を形成せしめ、且つインサート金具へのホー
ス挿入時にエステル系可塑剤を潤滑油として用い
ているので、エステル系可塑剤は、ホース挿入時
には、その界面に存在してホースの挿入性を容易
にする挿入助剤およびホース内周面に付着した離
型剤等を除去する表面洗浄剤として作用すると共
に、インサート金具とホースとの接着時には、熱
処理することによつてすみやかにフツ素ゴム中へ
浸透するので、優れた接着性が迅速に得られ、ま
た、エステル系可塑剤の適用によりコストも安価
になるという実用上有意義な効果を奏する。 〔実施例〕 以上、実施例に基づいて本発明を具体的に説明
する。 鉄製で表面に亜鉛及びクロムメツキを施したホ
ースの口金のインサート金具(内径6mm、外径8
mmの筒体)の外周面にジメチルポリシロキサンを
主成分とする有機シロキサン系接着剤を膜厚がほ
ぼ10μとなるように塗布し、150℃×5分で焼付
処理をした。 尚、比較例においては、バイトンA(フツ素ゴ
ム)100重量部、カーボンブラツク30重量部、
MgO3重量部、水酸化カルシウム6重量部、加硫
剤5重量部からなるフツ素ゴムコンパウンドをメ
チルエチルケトン(MEK)に溶解し、固形分20
%に調合したフツ素ゴム系接着剤(但し、金具表
面には金属用プライマーを塗布)を用い、160℃
×30分熱処理を施し半加硫状態の接着剤層を形成
せしめた。 一方、基管(肉厚2.0mm)をフツ素ゴム、その
外周面にビニロン繊維補強層を設け、さらにその
外周面にヒドリンゴムの外管(肉厚1.5mm)を設
けたホースを、160℃×40分加硫によつて製して
おく。 そして、かかるホースの端部を表―1に示す如
き種々の潤滑油に浸漬し、しかる後、インサート
金具に上記ホースを挿入(嵌挿長さ20mm)し、そ
の外周面にアウター金具(内径14mm、外径16mmの
筒体)を直径にして18%絞り、その状態で、150
℃×60分熱処理することによりホース口金とホー
スとを接合した。 以下に種々の接着剤および潤滑油を適用したと
きの、挿入性、シール性および接着性の評価方法
と評価結果(表―1に併記)を示す。 〔評価方法〕 (1) 挿入性 ホース(長さ80mm)をインサート金具へ挿入
するときに要する力(挿入力;Kg)をオートグ
ラフで測定した。 (2) シール性 ホースより外に突出したインサート金具の一
端を閉じ、ホース口金とホースの結合部を水中
に入れ、ホース他端より窒素ガスを送り、金具
付近から水中に気泡が生ずるときのガス圧
(Kg/cm2)を測定して、ホース口金とホースと
の間のシール性(気密性)を調べた。測定は初
期(熱老化前)と熱老化後(120℃×288時間)
の2条件について行なつた。 (3) 接着性 ホース口金とホースの接合部において、ホー
ス周方面に幅10mmにわたつて外管と補強層を剥
ぎ取り、さらに基管を取出してオートグラフに
てほぼ90゜剥離になるようにして接着力(Kg/
25mm)を測定した。 尚、ホースの基管に用いた配合は次の如くであ
る。部は以下重量部を示す。 フツ素ゴム 100 部 カーボンブラツク 30 部 Ca(OH)2 5 部 MgO 3 部 加硫剤 2.5 部 合 計 140.5部 以上の結果から明らかなように、本発明実施例
においては、従来フツ素ゴム系接着剤を用いた場
合には適用できなかつたエステル系可塑剤の適用
が可能になり、しかも有機シロキサン系接着剤と
の適用と相まつて、良好な接着性および挿入性、
シール性が得られると共に、エステル系可塑剤の
適用によりコストも安価になつた。
【表】
【表】 * 挿入時に接着剤層がかなり剥ぎ取られた

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ホース口金のインサート金具の外周面に有機
    シロキサン系接着剤層を形成せしめ、次いで該接
    着剤層の外周面または加硫乃至半加硫した最内層
    フツ素ゴム製ホースの内周面の少なくとも一方
    に、カルボン酸とアルコールとの反応によつて得
    られるエステル系可塑剤を塗布し、その後、イン
    サート金具にかかるホースを挿入せしめ、該ホー
    ス挿入部のホース外周面を該径方向に圧縮せしめ
    た状態にて熱処理を施すことを特徴とするホース
    口金と最内層フツ素ゴム製ホースの接合方法。 2 エステル系可塑剤がフタル酸エステル、アジ
    ピン酸エステル、セバシン酸エステル、リン酸エ
    ステルの内のいずれかの可塑剤である特許請求の
    範囲第1項記載のホース口金と最内層フツ素ゴム
    製ホースの接合方法。
JP19131283A 1983-10-13 1983-10-13 ホ−ス口金と最内層フツ素ゴム製ホ−スの接合方法 Granted JPS6084334A (ja)

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JP19131283A JPS6084334A (ja) 1983-10-13 1983-10-13 ホ−ス口金と最内層フツ素ゴム製ホ−スの接合方法

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JPS6084334A JPS6084334A (ja) 1985-05-13
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JP19131283A Granted JPS6084334A (ja) 1983-10-13 1983-10-13 ホ−ス口金と最内層フツ素ゴム製ホ−スの接合方法

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