JPS6345105Y2 - - Google Patents

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JPS6345105Y2
JPS6345105Y2 JP14639882U JP14639882U JPS6345105Y2 JP S6345105 Y2 JPS6345105 Y2 JP S6345105Y2 JP 14639882 U JP14639882 U JP 14639882U JP 14639882 U JP14639882 U JP 14639882U JP S6345105 Y2 JPS6345105 Y2 JP S6345105Y2
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JP
Japan
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damper member
bimorph
microphone
ear canal
support part
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JP14639882U
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JPS5952792U (ja
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、耳介と外耳道入口の境界部近辺(以
下、耳介開口部と呼ぶ)から骨伝導音をピツクア
ツプするようにした、機械的強度が強く、外音を
拾わず、ハウリングに強い直接ピツクアツプ型骨
導マイクロホンに関する。
従来の直接ピツクアツプ型骨導マイクロホンと
しては、本考案者が考案したものがある。その一
例を第1図に示す。
図示されているように、エポキシ樹脂、ベーク
材等の固い材料からなる支持部材1にチタン酸バ
リウム磁器のような圧電材料からなるバイモルフ
2が固着支持されている。バイモルフ2の遊端
は、円筒状のダンパー部材5の周面近傍に位置
し、該遊端には常温硬化性の固い樹脂、例えば、
エポキシ樹脂からなるコンタクト部3が形成され
ている。一方、バイモルフ2の支持部材1に固着
された端部には、信号取出用のコード4が接続さ
れている。前記ダンパー部材5はシリコンラバー
等の常温硬化性かつ柔軟性をもつたヒステリシス
の大きな樹脂で、支持部材1の一部およびコンタ
クト部3が形成されたバイモルフ2をモールドす
ることにより、形成されている。
上記のような直接ピツクアツプ型骨導マイクロ
ホンを外耳道に挿入して骨導音をコンタクト部3
を介してピツクアツプした場合、骨導音を外耳道
壁から直接ピツクアツプできるので、ピツクアツ
プ効率が良く、音質が良いという利点がある。ま
た、バイモルフ2がダンパー部材5でモールドさ
れているので、外音を拾わず、ハウリングを起し
ずらいという効果がある。さらに、バイモルフ2
がダンパー部材5で補強されているので、バイモ
ルフ2が破損しにくいという種々のメリツトがあ
る。
しかしながら、本考案者の研究の結果、上記し
た従来のマイクロホンは、そのダンパー部材5が
円筒状であるため、耳孔に装着する時、ダンパー
部材5の遊端が耳孔に真直ぐに入らず斜めに入る
ことがあり、この状態のマイクを乱暴にさらに強
く挿入すると、バイモルフ2に大きなたわみが生
じてバイモルフが破損する場合があることがわか
つた。
また、マイクを耳孔に挿入した時には、固い支
持部材1が耳孔の外側に位置するから、該支持部
材1を指で強くひねると、バイモルフ2の前記支
持部材1への固着部近辺に大きな力が加わつて、
バイモルフ2がこわれる場合があることがわかつ
た。
さらに、従来のマイクは、外耳道の奥の方の骨
導音をピツクアツプするために、鼻腔の音を主に
ピツクアツプすることになる。周知のように、鼻
腔の音はこもつた音であるので、従来のマイクは
こもつた音をピツクアツプするという欠点がある
こともわかつた。
本考案の目的は、前記した従来のマイクロホン
を改良し、耳孔に装着する際および装着後におい
て、バイモルフに不用な外力が加わらないような
構造を有し、たとえ加わつたとしても極めてこわ
れにくく、かつ明瞭な口腔の音を主体にピツクア
ツプできる直接ピツクアツプ型骨導マイクロホン
を提供するにある。本考案の他の目的は、前記し
た従来のマイクロホン以上にハウリングに強く、
外音を拾わないマイクロホンを提供するにある。
以下に、本考案を実施例によつて説明する。第
2図は、本考案の第1実施例の主要部の一構成要
素の斜視図、第3図は本考案の第1実施例の斜視
図を示す。
第2図において、11は、例えばエポキシ樹
脂、ポリカーボネート、ベーク材あるいはABS
等の固い材料からなる支持部である。支持部11
には突起部11aが設けられており、突起部11
aの中心部に穴11aが設けられている。12は
電気音響変換素子であり、チタン酸バリウム磁器
のような圧電部材からなるバイモルフ等が用いら
れている(以下、符号12はバイモルフと呼ぶ)。
13はバイモルフ12の一部に接続された電気信
号を取り出すためのコードである。コード13が
固着されたバイモルフ12の一端は支持部11に
設けられた突起部11aの穴11bに所定の角度
で差し込み、エポキシ樹脂等で固着される。な
お、この突起部11aは必ずしも設ける必要がな
く、これを削除してもよい。
上記のようにして支持部11に所定の角度で一
端が固着されたバイモルフ12は、第3図に示さ
れているように、その遊端がダンパー部材14の
表面近くに来るようにダンパー部材14でモール
ドされる。ダンパー部材14としては、シリコン
ラバー等の常温硬化性かつ柔軟性をもつたヒステ
リシスの大きな樹脂を用いるのが好適である。ダ
ンパー部材14の形状は、耳孔に装着した時、耳
孔に真直ぐに入り安く、かつバイモルフ12の遊
端が耳介開口部に薄い肉厚のダンパー部材を介し
て当るように、円錐状に形成されている。コード
13はダンパー部材14を貫通して外部へ引き出
されている。
第4図は本実施例のマイクロホンを耳孔に装着
した時の断面図を示す。図において、領域15は
外耳道、領域16は耳介である。他の符号は、第
3図と同じものを示す。
図から明らかなように、本実施例のマイクロホ
ンは、支持部11が外耳道の奥の方に位置し、バ
イモルフ2の遊端は耳介の領域16と外耳道の領
域15との境界部近辺、すなわち耳介開口部に位
置する。そして、マイクロホンはこの耳介開口部
で耳壁に圧接されるから、耳介開口部の骨導音を
ピツクアツプする。
第5図は、本考案の第2実施例を示す。この実
施例が前記した第1実施例と異なる点は、ダンパ
ー部材14の形状がラツパ状に形成されている点
である。
ダンパー部材14の形状は、第6図a,bに示
すような形にしてもよい。すなわち、前記第1実
施例および第2実施例に示した円錐状およびラツ
パ状のダンパー部材14の底部に縁14a,14
bを付け、それぞれ、縁付き円錐型、縁付きラツ
パ型にしてもよい。このような形状にすると、ダ
ンパー部材14の底部が補強され、マイクロホン
の使用者がダンパー部材の該底部を手でつまんだ
時、変形しにくくなる。なお、第6図は支持部1
1とダンパー部材14の断面形状のみを示し、バ
イモルフ12およびコード13の記載は省略され
ている。
第7図は本考案の第3実施例を示す。この実施
例は、前記第1実施例に示したバイモルフ12の
遊端に、エポキシ樹脂、ベーク材等の固い樹脂か
らなるコンタクト部17を固着し、このコンタク
ト部17がダンパー部材14の表面付近に来るよ
うに、又は該表面から露出するようにしたもので
ある。このようにすると、骨導音が該コンタクト
部材17を介して直接バイモルフ12に伝わり、
ピツクアツプ効率が一層良くなる。
第8図は本考案の第4実施例を示す。この実施
例は、前記第1実施例のマイクロホンの支持部1
1に、補強材、例えば、断面V字形のリン青銅板
18を埋め込んだものである。このようにする
と、マイクロホンの機械的強度を一層高めること
ができる。なお、本実施例では、リン青銅板のV
字溝内に、コード13が這わされている。また、
該リン青銅板に代えて鉄線等の補強材を用いても
よい。
第9図は本考案の第5実施例の断面図を示す。
本実施例が第3図で説明した第1実施例と異なる
点は、バイモルフ12を薄いリン青銅板等の補強
板19上に設けた点である。本実施例では、バイ
モルフ12が補強板19で補強されるので、バイ
モルフ12の強度を大きくすることができる。
前記第3、第4および第5実施例は、第1実施
例を母体にして説明したが、第2実施例にも適用
できることは明らかであろう。
なお、前記した各実施例では、支持部11の一
部にダンパー部材14をモールドするものであつ
たが、支持部11全体をダンパー部材14でモー
ルドするようにしてもよい。
次に、前記した本考案の各実施例の効果を説明
する。
(A) マイクロホンの形状が円錐状又はラツパ状で
あるので、次のような種々の効果がある。
(1) 耳孔への挿入が自然に行える。したがつ
て、マイクロホン装置の際、その先端が耳孔
壁に当つて、バイモルフが破損する恐れが少
い。
(2) 耳孔の大きさには個人差があるが、耳孔の
大きさに関係なくバイモルフ先端あるいはそ
の付近を耳介開口部に圧接することができ
る。このため、使用者が誰であつても常に良
好な音をピツクアツプできる。
(3) マイクロホン装着時、又は装着中は、ダン
パー部が耳介開口部に接触するが、この耳介
開口部に接触しているダンパー部は直径が大
きい部分であるので、手でマイクをひねつた
り、曲げたりしても変形しにくい。このた
め、ダンパー部材でモールドされているバイ
モルフはこわれにくい。
(4) マイクの耳孔への挿入の際、指で持つのは
ダンパー部材の直径の一番大きい部分であ
る。したがつて、指で強くマイクを持つて
も、ダンパー部材の一番太い周辺部のみが変
形し、バイモルフまでは影響が及ばない。
(5) 本実施例のマイクロホンを耳孔に装着する
と、第4図のように、マイクが耳介開口部に
圧着される。このため、マイクと耳壁との接
触面積が大きくなり、マイクの脱落が起りに
くい。
(6) 本実施例のマイクが装着時に耳孔に接触す
る部分は耳介開口部である。耳介開口部の耳
壁の神経は外耳道内壁の神経に比べて鈍感で
あり、かつダンパー部材が柔軟であるので、
従来の外耳道内壁が骨導音をピツクアツプす
るタイプのマイクよりも、自然な装着感が得
られる。
(B) 外耳道には鼻腔のこもつた音が伝搬されて
来、耳介には音質の良い口腔の音が外耳道より
多く伝搬されてくる。本実施例のマイクではバ
イモルフの遊端が耳介開口部の骨導音をピツク
アツプするので、口腔の音を多くピツクアツプ
できる。このため、音質が良い。また、骨導音
を直接ピツクアツプするので、ピツクアツプ効
率が良い。
(C) マイクを耳孔に装着した時、固い支持部が耳
孔の中にあり、耳孔の外側には円錐状又はラツ
パ状のダンパー部材の底部が面するので、次の
ような効果がある。
(1) ハウリングを起こしたり、外音を拾う原因
となる固い材料でできた支持部が耳孔の中に
あり、外気と接触する部分はダンパー部材だ
けである。このため、外音はダンパー部材を
通してマイクに入つてくることになる。とこ
ろで、ダンパー部材はシリコン樹脂のような
柔い材料で作られており、ヒステリシスが大
きいので、該ダンパー部材によつてモールド
されたバイモルフは特定の共振点をもたず、
ハウリングに強い。また、ダンパー部材のイ
ンピーダンスは空気のそれと大きく異なるの
で、外音はダンパー部材の表面で大部分反射
される。ダンパー部材に吸収された一部の音
は、前記ダンパー部材のヒステリシスのため
に、急速に減衰し、バイモルフには伝わらな
い。したがつて、本実施例のマイクロホンは
ハウリングに強く、かつ外音は拾わない。
(2) バイモルフが外力を受けて一番折れ安いの
は、固い支持部近辺である。しかしながら、
本考案のマイクは耳孔に装着した時、固い支
持部に耳孔壁に触れないが、触れたとしても
弱く接触しているので、バイモルフの支持部
近辺に力が加わらない。
以上のように、本考案のマイクロホンは、機械
的強度が強く、ハウリングに強い。また、外音に
不感であり、かつ音質が良いという効果がある。
さらに、ダンパー部材としてシリコン樹脂等の柔
い材料を使用しているため、装着感がなく、装着
後の脱落が起りにくいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直接ピツクアツプ型骨導マイク
ロホンの斜視図、第2図は本考案の一実施例の要
部構成要素の斜視図、第3図は本考案の一実施例
の斜視図、第4図は本考案の一実施例のマイクを
耳孔に接着した時の断面図、第5図は本考案の第
2実施例の斜視図、第6図はダンパー部材の変形
例を示す断面図、第7図は本考案の第3実施例の
斜視図、第8図は本考案の第4実施例の斜視図、
第9図は本考案の第5実施例の断面図を示す。 11……支持部、12……バイモルフ、13…
…コード、14……ダンパー部材、17……コン
タクト部、18……リン青銅板、19……補強
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持部、該支持部に一端を支持された電気音響
    変換素子、該支持部の少くとも一部と該電気音響
    変換素子を覆うようにモールドした該支持部を頂
    点とする円錐状又はラツパ状のヒステリシスの大
    きな柔軟なダンパー部材を具備し、前記電気音響
    変換素子の遊端が前記ダンパー部材の表面近傍に
    埋設されるようにすることにより、耳介と外耳道
    入口との境界部近辺の骨伝導音声信号をピツクア
    ツプするようにしたことを特徴とする直接ピツク
    アツプ型骨導マイクロホン。
JP14639882U 1982-09-29 1982-09-29 直接ピツクアツプ型骨導マイクロホン Granted JPS5952792U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14639882U JPS5952792U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 直接ピツクアツプ型骨導マイクロホン

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JP14639882U JPS5952792U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 直接ピツクアツプ型骨導マイクロホン

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Publication Number Publication Date
JPS5952792U JPS5952792U (ja) 1984-04-06
JPS6345105Y2 true JPS6345105Y2 (ja) 1988-11-22

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ID=30325876

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14639882U Granted JPS5952792U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 直接ピツクアツプ型骨導マイクロホン

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074035B2 (ja) * 1986-07-02 1995-01-18 東通電子株式会社 耐騒音マイク

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JPS5952792U (ja) 1984-04-06

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