JPS634509Y2 - - Google Patents

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JPS634509Y2
JPS634509Y2 JP1984186056U JP18605684U JPS634509Y2 JP S634509 Y2 JPS634509 Y2 JP S634509Y2 JP 1984186056 U JP1984186056 U JP 1984186056U JP 18605684 U JP18605684 U JP 18605684U JP S634509 Y2 JPS634509 Y2 JP S634509Y2
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mantle
concave ring
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substantially conical
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はいわゆるコーンクラツシヤ、ジヤイレ
ートリクラツシヤ等の旋動形破砕機における耐摩
耗構造に関するものである。
「従来技術」 第2図にコーンクラツシヤの一例を示す。この
ようなコーンクラツシヤaは垂直軸の周りに偏心
旋回する主軸bに略円錐形状のヘツドセンタcを
介して略円錐筒状のマントルdが固着されてお
り、上記垂直軸と同軸に設けられた略円錐筒状の
上部胴体eの内側に固設された略円錐筒状のコン
ケーブリングfと、上記マントルdとの隙間gに
投入した原料を偏心旋回するマントルdと固定の
コンケーブリングfとの間で挟圧破砕するもので
ある。
上記マントルdの旋回時の偏心量は下方ほど大
きく、原料は主として前記隙間gの出口部分であ
る出口隙間g′において破砕され、従つてこの部分
においてマントルd及びコンケーブリングfにか
かる破砕反力が最大となる。そのため上記出口隙
間gに対応する部分のマントルdとコンケーブリ
ングfの表面が特に大きく摩耗すると共に、例え
ばマントル側について示すと、前記破砕反力によ
るメタルフローによつてマントルaの下端部分が
一点鎖線hで示すように下方へ伸び反り返るよう
になる。
上記のような従来のコーンクラツシヤでは、マ
ントルdをヘツドセンタcに、またコンケーブリ
ングfを上部胴体eに固定するため、場合によつ
てマントルdの内周面及びコンケーブリングfの
外周面を機械加工すると共に、ヘツドセンタcの
外周面及び上部胴体eの内周面を機解加工してマ
ントルdとヘツドセンタc及びコンケーブリング
fと上部胴体eとを金属接触させて取り付けるよ
うになしたり、また場合によつてはマントルd及
びコンケーブリングfの各取付面の下端の一部分
を機械加工してヘツドセンタc及び上部胴体eに
部分的に金属接触させ、他の部分についてはエポ
キシ樹脂を流し込んで硬化させた状態で固定する
ようにしている。このような従来技術の一例が特
公昭34−1495号公報に記載されている。
「従来技術の問題点」 前者の取付構造の場合、マントルとヘツドセン
タ及びコンケーブリングと上部胴体とは、全面的
に金属接触させるものであるため、ヘツドセンタ
及び上部胴体の機械加工に要する費用が高額とな
る欠点があり、また部分的に接触状態が悪いとマ
ントル及びコンケーブリングにクラツクが発生す
ることになり、機械加工の精度を高くする必要が
ある。
また前記のようにマントルdやコンケーブリン
グfがメタルフローにより伸びて、その下端が反
り返ることになると、ヘツドセンタや上部胴体に
摩耗を生じることになり、頻繁に交換するか又は
ヘツドセンタ及び上部胴体に補修を加える必要が
生じる。このような補修を行う場合には、ヘツド
センタや上部胴体の摩耗部分に溶接による肉盛り
を施すか又は溶射を行うことになるが、その時の
熱の影響でヘツドセンタや上部胴体に歪が発生
し、全体の再修正加工が必要で、非常にコスト高
となる問題点がある。また後者の方法の場合、金
属接触の部分が最も破砕荷重のかかる出口隙間部
分に存在するために、その部分のマントルやコン
ケーブリングが変形すると共に、これに対応した
部分のヘツドセンタや上部胴体が摩耗する点につ
いて前者の構造と同様である。
更に、この場合、ヘツドセンタとマントルとの
金属接触部分や、コンケーブリングと上部本体と
の金属接触部分が破砕応力の最も大きくかかる部
分であるので、上記したように摩耗やメタルフロ
ーによる変形が著しく、マントルやコンケーブリ
ングを補修するために取り外した後、再装着した
時に、密着した嵌合状態を再現することができ
ず、マントルやコンケーブリングが傾いて装着さ
れるという不都合があつた。
「考案の目的」 従つて本考案は、マントルやコンケーブリング
が摩耗や変形したとしても、その影響を上部胴体
やヘツドセンタが受けないような特殊な構造を提
供するもので、機械加工による費用を低減させ、
機械加工の精度を必要とせずヘツドセンタ及び上
部胴体の補修を必要としない経済的な耐摩耗構造
を提供することである。
「考案の構造」 上記目的を達成するべく本考案が採用する主た
る手段は、略円錐形のヘツドセンタの外周に固着
した略円錐筒形のマントルを、略円錐筒形の上部
胴体の内側に固着した略円錐筒形のコンケーブリ
ング内で偏心旋回させることにより、マントルと
コンケーブリングとの間の隙間に投入した原料を
挟圧破砕する旋動形破砕機において、マントル内
周面及び/又はコンケーブリング外周面の中間部
の比較的破砕応力のかからない部分にヘツドセン
タ又は上部胴体との当り面を機械加工により形成
すると共に、上記当り面より下方の出口隙間近傍
部分に樹脂充填隙間を形成し、この樹脂充填隙間
に90〜50%(重量比)の耐摩材を含む本剤と硬化
剤とを混合したエポキシ樹脂を充填した点であ
る。上記要素中、耐摩耗材としては鉄粉、アルミ
ナ粉、酸化チタン粉等を含む。
「実施例」 続いて第1図を参照して本考案を具体化した実
施例に付き説明し、本考案の理解に供する。ここ
に第1図は本考案をコーンクラツシヤのマントル
部分に適用した例を示す側断面図であり、マント
ルをヘツドセンタに取り付ける前の状態を示して
いる。尚第2図に示した構成要素と共通の要素に
は同一の符合を使用する。
この実施例ではマントルdの内周面の中間部の
比較的破砕応力のかからない部分に機械加工面1
を形成すると共に、機械加工面1に対応するヘツ
ドセンタcの外周面に上記機械加工面1に沿つた
機械加工面1′を形成する。この機械加工面1及
び1′の中央部分の高さHはヘツドセンタcの最
大外周径をDとすると H=(0.25〜0.4)×D となる位置に形成し、この機械加工面1の幅Lは
通常約100mm程度に設定される。また上記機械加
工面1又は1′よりも下方の部分は破砕出口隙間
g′(第2図)の近傍で破砕時の応力が最も大きく
作用する部分で、この部分は、機械加工面よりも
幾分へこまされ、せいぜい粗仕上げか鋳肌のまま
とされている。
次に上記ヘツドセンタcにマントルdを固定す
るための手順について説明する。上記金属加工面
1′よりもへこんだ鋳肌部分2にエポキシ樹脂3
を塗りつけて樹脂層を形成した後、マントルdを
被せてヘツドナツトi(第2図参照)を主軸bの
ネジ部jに締め付け、マントルdをヘツドセンタ
cに押し付ける。尚マントルdにはエポキシ樹脂
内の空気を抜くための溝を形成しておく。
上記エポキシ樹脂は本剤と硬化剤とからなり、
その本剤の中に重量比90〜50%の鉄粉、アルミナ
粉等の耐摩材を混入しておく、尚硬化材の本材に
対する重量比10%〜15%程度とし、これらを混合
したのち良く撹拌して反応を促進する。また混合
された接着材の粘度は比較的高いことが望まし
く、例えば300000cps程度のパテ状のものを用い
ることが望ましい。
こうして混合された接着材を速やかにヘツドセ
ンタcの前記機械加工面1′よりも下方の鋳肌部
分2にある程度の層厚となるように塗り付ける。
この場合、前記鋳肌部分2に付着した油脂分を完
全に除去したのちに接着材を塗布すると共に、逆
にマントルdの内面4には油を塗布しておく。
その後、前記のようにマントルdを被せたのち
ヘツドセンタiを締め付ける。すると約2時間程
度の後にエポキシ樹脂3が硬化し、本来のヘツド
センタの外周面を形成する。
マントルdが破砕仕事によつて摩耗した場合、
前記ヘツドナツトiを外して、マントルdをヘツ
ドセンタcから外すことになるが、マントルdの
内面には前記のように油が塗布されているので、
マントルdの取り替えが非常に簡単となり、半永
久的にヘツドセンタcを使用することができる。
また仮にエポキシ樹脂3の部分が損傷を受けて
も、前記と同じ要領でその部分のみエポキシ樹脂
の装填をやり直せば、そのまま続行して使用する
ことができる。
上記実施例では、マントルの摩耗に対応した耐
摩耗構造について説明したが、このような構造は
コンケーブリングfと上記胴体eとの接触部分に
ついても同様に適用可能で、例えば第2図に一点
鎖線で示す如く上記上部胴体eの中間部分より下
方の部分に凹陥部5を形成し、ここにエポキシ樹
脂を塗りつけるようになしてもよい。
以上の実施例では最も破砕応力のかかる出口隙
間g′の近傍のコンケーブリングと上部胴体の間
や、マントルdとヘツドセンタcの間に、エポキ
シ樹脂等が介在しているので、マントルdやコン
ケーブリングが摩耗しても、相手側のヘツドセン
タや上部胴体にまで影響が及ばない。また、マン
トルとヘツドセンタの接触部及びコーンケーブリ
ングと上部胴体の接触部が破砕応力のかからない
中間部分に形成されているので、マントル等を補
修のために取り外した後、再装着しても両者の嵌
合が精度良く再現できるので、再装着時に再加工
や嵌合のための手間が不要で、能率良く補修作業
を行うことができる。
「考案の効果」 本考案は以上述べたように、略円錐形のヘツド
センタの外周に固着した略円錐筒形のマントル
を、略円錐筒形の上部胴体の内側に固着した略円
錐筒形のコンケーブリング内で偏心旋回させるこ
とにより、マントルとコンケーブリングとの間の
隙間に投入した原料を挟圧破砕する旋動形破砕機
において、マントル内周面及び/又はコンケーブ
リング外周面の中間部の比較的破砕応力のかから
ない部分にヘツドセンタ又は上部胴体との当り面
を機械加工により形成すると共に、上記当り面よ
り下方の出口間隙近傍部分に樹脂充填隙間を形成
し、この樹脂充填隙間に90〜50%(重量比)の耐
摩材を含む本剤と硬化剤とを混合したエポキシ樹
脂を充填したことを特徴とする旋動形破砕機の耐
摩耗構造であるから、従来構造のようにマントル
やコンケーブリングを全面的に機械加工する必要
がなく、従つてあまり高い精度の機械加工が必要
ではないと共に、加工費用を低減することがで
き、更にヘツドセンタや上部胴体の摩耗が起こら
ないので、従来のような高価な再修正加工を必要
とせず、更にマントルやコンケーブリングの摩耗
に伴う補修時のためにマントルやコンケーブリン
グを取り外した後、再装着する場合にも、上記中
間部分の機械加工部が摩耗せずに基準面として維
持されているので、再装着作業が簡単となり、の
ランニングコストの低下に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかる旋動形破砕
機の耐摩耗構造を示す側断面図、第2図は従来の
コーンクラツシヤを示す側断面図である。 符合の説明、a……コーンクラツシヤ、b……
主軸、c……ヘツドセンタ、d……マントル、e
……上部胴体、f……コンケーブリング、g……
隙間、g′……出口隙間、1,1′……機械加工面、
2……鋳肌部分、3……エポキシ樹脂、4……凹
陥部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円錐形のヘツドセンタの外周に固着した略円
    錐筒形のマントルを、略円錐筒形の上部胴体の内
    側に固着した略円錐筒形のコンケーブリング内で
    偏心旋回させることにより、マントルとコンケー
    ブリングとの間の隙間に投入した原料を挟圧破砕
    する旋動形破砕機において、マントル内周面及
    び/又はコンケーブリング外周面の中間部の比較
    的破砕応力のかからない部分にヘツドセンタ又は
    上部胴体との当り面を機械加工により形成すると
    共に、上記当り面より下方の出口隙間近傍部分に
    樹脂充填隙間を形成し、この樹脂充填隙間に90〜
    50%(重量比)の耐摩材を含む本剤と硬化剤とを
    混合したエポキシ樹脂を充填したことを特徴とす
    る旋動形破砕機の耐摩耗構造。
JP1984186056U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPS634509Y2 (ja)

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JP1984186056U JPS634509Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984186056U JPS634509Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JPS61102243U JPS61102243U (ja) 1986-06-30
JPS634509Y2 true JPS634509Y2 (ja) 1988-02-05

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JP1984186056U Expired JPS634509Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2820890B2 (ja) * 1994-06-06 1998-11-05 株式会社神戸製鋼所 旋動型破砕機用マントルまたはコンケーブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61102243U (ja) 1986-06-30

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