JPS6344855B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344855B2 JPS6344855B2 JP55015181A JP1518180A JPS6344855B2 JP S6344855 B2 JPS6344855 B2 JP S6344855B2 JP 55015181 A JP55015181 A JP 55015181A JP 1518180 A JP1518180 A JP 1518180A JP S6344855 B2 JPS6344855 B2 JP S6344855B2
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- JP
- Japan
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- pile
- ground
- warp
- thermoplastic fibers
- fabric
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、パイル織物のパイル抜け防止法に
関するものである。
関するものである。
従来、織物のパイル抜けを防止するために経
糸、緯糸を織る過程で締め付けを強固にしてパイ
ル抜け防止をはかる方法、或は織物裏面に固着剤
を塗布してパイルの基部を固定してパイル抜けを
防止する方法等があり、また熱可塑性繊維を普通
の繊維と織製して熱処理することにより、パイル
抜けを防止する方法があるが、いづれもパイル抜
けの防止目的は果すものの服地等に使用するには
通気性、感触等において劣り使用しにくいもので
あり、もつぱらカーペツト等の織布に使用される
のみであつた。
糸、緯糸を織る過程で締め付けを強固にしてパイ
ル抜け防止をはかる方法、或は織物裏面に固着剤
を塗布してパイルの基部を固定してパイル抜けを
防止する方法等があり、また熱可塑性繊維を普通
の繊維と織製して熱処理することにより、パイル
抜けを防止する方法があるが、いづれもパイル抜
けの防止目的は果すものの服地等に使用するには
通気性、感触等において劣り使用しにくいもので
あり、もつぱらカーペツト等の織布に使用される
のみであつた。
この発明では、パイル経糸１と地経糸２，３と
地緯糸４とによつて織製するパイル織物の織製方
法において、パイル経糸１と交差し、パイル経糸
１の基部折返し部分の折返し内側に位置する状態
に織製した地緯糸４−ａ周面に、加熱による収縮
によつて寸断状態となる収縮性の熱可塑性繊維５
を螺旋状に巻回して撚り地糸６とし、同撚り地糸
６によつてパイル織物の地を構成すると共に、パ
イル織物を加熱してその加熱により収縮性の熱可
塑性繊維を軟化するとともに、収縮によつて地糸
周面で寸断状態とすることを特徴とするパイル織
物のパイル抜け防止法を提供せんとするものであ
る。
地緯糸４とによつて織製するパイル織物の織製方
法において、パイル経糸１と交差し、パイル経糸
１の基部折返し部分の折返し内側に位置する状態
に織製した地緯糸４−ａ周面に、加熱による収縮
によつて寸断状態となる収縮性の熱可塑性繊維５
を螺旋状に巻回して撚り地糸６とし、同撚り地糸
６によつてパイル織物の地を構成すると共に、パ
イル織物を加熱してその加熱により収縮性の熱可
塑性繊維を軟化するとともに、収縮によつて地糸
周面で寸断状態とすることを特徴とするパイル織
物のパイル抜け防止法を提供せんとするものであ
る。
この発明の実施例をパイル織物の織製として片
面パイル織物の織製について図面にもとづき詳説
すれば、Ａは片面パイル織物であつて、パイル経
糸１、地経糸２，３、地緯糸４によつて通常の織
製方法にて第１図に示す組織図のように織製され
ており、地緯糸４のうちパイル経糸１の上側に位
置した地緯糸４−ａに熱可塑性繊維５を撚り合わ
せて撚り地糸６としている。しかも、撚り地糸６
は、パイル経糸１と交差し、パイル経糸１の基部
折返し部分の折返し内側に位置する状態に織製さ
れている。
面パイル織物の織製について図面にもとづき詳説
すれば、Ａは片面パイル織物であつて、パイル経
糸１、地経糸２，３、地緯糸４によつて通常の織
製方法にて第１図に示す組織図のように織製され
ており、地緯糸４のうちパイル経糸１の上側に位
置した地緯糸４−ａに熱可塑性繊維５を撚り合わ
せて撚り地糸６としている。しかも、撚り地糸６
は、パイル経糸１と交差し、パイル経糸１の基部
折返し部分の折返し内側に位置する状態に織製さ
れている。
収縮性の熱可塑性繊維５としては、たとえばビ
ニヨン（塩化ビニールと酢酸ビニールの共重合体
で融点約76℃）の低融点の熱可塑性合成繊維を使
用するものであり、その性質は熱を加えることに
よつて軟化し、収縮するものであつて、同時に接
着効果を生起し、冷却すると軟化し収縮した際の
変形状態で固定するものであり、加熱による収縮
によつて引張り力の限度を超え、寸断状態となる
ものである。
ニヨン（塩化ビニールと酢酸ビニールの共重合体
で融点約76℃）の低融点の熱可塑性合成繊維を使
用するものであり、その性質は熱を加えることに
よつて軟化し、収縮するものであつて、同時に接
着効果を生起し、冷却すると軟化し収縮した際の
変形状態で固定するものであり、加熱による収縮
によつて引張り力の限度を超え、寸断状態となる
ものである。
地緯糸４−ａに熱可塑性繊維５を撚り合せてつ
くつた撚り地糸６は、その撚り合せの形態として
地緯糸４−ａの外周面に熱可塑性繊維５を螺旋状
となるように、たすき掛け状に巻いた形態（第３
図参照）、単に螺旋状に熱可塑性繊維５を巻いた
形態（第４図参照）等がある。
くつた撚り地糸６は、その撚り合せの形態として
地緯糸４−ａの外周面に熱可塑性繊維５を螺旋状
となるように、たすき掛け状に巻いた形態（第３
図参照）、単に螺旋状に熱可塑性繊維５を巻いた
形態（第４図参照）等がある。
以上のように、片面パイル織物Ａはパイル経糸
１、地経糸２，３、地緯糸４、及び地緯糸４−ａ
周面に熱可塑性繊維５を螺旋状に撚り合せた撚り
地糸６とにより織製されるものであつて、織製後
に加熱処理を行うが、加熱処理によつて地緯糸４
−ａに螺旋状に撚り合せた熱可塑性繊維５は、軟
化し接着機能を果し、パイル経糸１の基部を他の
地糸に固着することになるが、同時に熱収縮を生
起し、同熱可塑性繊維５は収縮により引張り力の
限度を超えて寸断状態に切断されてしまい、地緯
糸４−ａに鹿の子状にまだらに熱可塑性繊維が付
着した状態となり、（第５図参照）、かかる点在し
た熱可塑性繊維５ａが接着機能を果すことになる
ものである。
１、地経糸２，３、地緯糸４、及び地緯糸４−ａ
周面に熱可塑性繊維５を螺旋状に撚り合せた撚り
地糸６とにより織製されるものであつて、織製後
に加熱処理を行うが、加熱処理によつて地緯糸４
−ａに螺旋状に撚り合せた熱可塑性繊維５は、軟
化し接着機能を果し、パイル経糸１の基部を他の
地糸に固着することになるが、同時に熱収縮を生
起し、同熱可塑性繊維５は収縮により引張り力の
限度を超えて寸断状態に切断されてしまい、地緯
糸４−ａに鹿の子状にまだらに熱可塑性繊維が付
着した状態となり、（第５図参照）、かかる点在し
た熱可塑性繊維５ａが接着機能を果すことになる
ものである。
この発明によれば、地緯糸のうち、パイル経糸
と交差しパイル経糸の基部折返し部分の折返し内
側にある地緯糸の周面に熱可塑性繊維を螺旋状に
巻回したので、加熱することにより収縮して加熱
可塑性繊維が寸断状態となり、地緯糸の感触は残
したままパイル経糸と点在的に接着し、パイル経
糸の抜けを防止できしかも、接着個所が点在的で
地緯糸とパイル経糸との周面のみ接着するもので
あるため、地緯糸及び、パイル経糸基部で収縮し
た熱可塑性繊維が固くなつて、ごわごわした感触
を生起するということがなく、従つて、パイル織
物を服地等に使用するに際して通気性も良好とな
り、手触りもソフトであり、特に地緯糸の周面で
螺旋状に巻回した熱可塑性繊維が熱収縮する際
に、地緯糸も同時に連なつて収縮させてしまうと
いう事がなく、地緯糸の周面で熱可塑性繊維のみ
が収縮して寸断され地緯糸に熱可塑性繊維の収縮
の影響が全くなく、従つて、通気性、吸湿性、風
合いを保持しながらパイル抜けの防止がはかりう
る効果がある。
と交差しパイル経糸の基部折返し部分の折返し内
側にある地緯糸の周面に熱可塑性繊維を螺旋状に
巻回したので、加熱することにより収縮して加熱
可塑性繊維が寸断状態となり、地緯糸の感触は残
したままパイル経糸と点在的に接着し、パイル経
糸の抜けを防止できしかも、接着個所が点在的で
地緯糸とパイル経糸との周面のみ接着するもので
あるため、地緯糸及び、パイル経糸基部で収縮し
た熱可塑性繊維が固くなつて、ごわごわした感触
を生起するということがなく、従つて、パイル織
物を服地等に使用するに際して通気性も良好とな
り、手触りもソフトであり、特に地緯糸の周面で
螺旋状に巻回した熱可塑性繊維が熱収縮する際
に、地緯糸も同時に連なつて収縮させてしまうと
いう事がなく、地緯糸の周面で熱可塑性繊維のみ
が収縮して寸断され地緯糸に熱可塑性繊維の収縮
の影響が全くなく、従つて、通気性、吸湿性、風
合いを保持しながらパイル抜けの防止がはかりう
る効果がある。
第１図は、本案発明方法における片面のパイル
織物の織製状態を示す組織図、第２図は、第１図
−線における断面説明図、第３図、第４図は
本発明方法で使用する撚り地糸の説明図、第５図
は、加熱後の撚り地糸の変形状態を示す説明図。 Ａ：片面パイル織物、１：パイル経糸、２，
３：地経糸、４：地緯糸、５：熱可塑性繊維、
６：撚り地糸。
織物の織製状態を示す組織図、第２図は、第１図
−線における断面説明図、第３図、第４図は
本発明方法で使用する撚り地糸の説明図、第５図
は、加熱後の撚り地糸の変形状態を示す説明図。 Ａ：片面パイル織物、１：パイル経糸、２，
３：地経糸、４：地緯糸、５：熱可塑性繊維、
６：撚り地糸。
Claims (1)
- １ パイル経糸１と地経糸２，３と地緯糸４とに
よつて織製するパイル織物の織製方法において、
パイル経糸１と交差し、パイル経糸１の基部折返
し部分の折返し内側に位置する状態に織製した地
緯糸４−ａ周面に、加熱による収縮によつて寸断
状態となる収縮性の熱可塑性繊維５を螺旋状に巻
回して撚り地糸６とし、同撚り地糸６によつてパ
イル織物の地を構成すると共に、パイル織物を加
熱してその加熱により収縮性の熱可塑性繊維を軟
化するとともに、収縮によつて地糸周面で寸断状
態とすることを特徴とするパイル織物のパイル抜
け防止法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1518180A JPS56112539A (en) | 1980-02-08 | 1980-02-08 | Prevention of pile removal of pile fabric |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1518180A JPS56112539A (en) | 1980-02-08 | 1980-02-08 | Prevention of pile removal of pile fabric |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56112539A JPS56112539A (en) | 1981-09-04 |
| JPS6344855B2 true JPS6344855B2 (ja) | 1988-09-07 |
Family
ID=11881645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1518180A Granted JPS56112539A (en) | 1980-02-08 | 1980-02-08 | Prevention of pile removal of pile fabric |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56112539A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0471311U (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-24 | ||
| JPH079625U (ja) * | 1993-07-26 | 1995-02-10 | 池田物産株式会社 | ポケット開口部の構造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57161140A (en) * | 1981-03-30 | 1982-10-04 | Hiroaki Sakamoto | Prevention of pile pilling of pile fabric |
-
1980
- 1980-02-08 JP JP1518180A patent/JPS56112539A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0471311U (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-24 | ||
| JPH079625U (ja) * | 1993-07-26 | 1995-02-10 | 池田物産株式会社 | ポケット開口部の構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56112539A (en) | 1981-09-04 |
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