JPS6344704Y2 - - Google Patents

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JPS6344704Y2
JPS6344704Y2 JP18062283U JP18062283U JPS6344704Y2 JP S6344704 Y2 JPS6344704 Y2 JP S6344704Y2 JP 18062283 U JP18062283 U JP 18062283U JP 18062283 U JP18062283 U JP 18062283U JP S6344704 Y2 JPS6344704 Y2 JP S6344704Y2
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JP
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sheet
heat exchanger
groove
core
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JP18062283U
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JPS6091972U (ja
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、内燃機関に過給気を供給するため、
圧縮機と該内燃機関との間に介装される過給気用
熱交換器に関し、特に、該熱交換器本体の取付け
部分を構成するフランジ状のシートを熱及び圧力
歪に基づく破損から防止するものに関する。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
第1図は従来型熱交換器の一例を示す組立説明
図であり、第2図はその横断面図である。この熱
交換器本体は左右に離間した冷却水入口タンク1
と冷却水出口タンク2との間に多数のチユーブ3
が連通される。それと共に、該チユーブに多数の
コルゲートフイン4又はプレートフインが接触配
設される。そして、フイン4とチユーブ3並びに
チユーブ3と各タンク1,2間がろう付けされ
る。又各タンク1,2には冷却水用のパイプ14
が連通され、図示しない熱交換器により冷却され
た冷却水が右側のパイプ14から流入する。そし
て、タンク1及びチユーブ3を介し、出口タンク
2のパイプ14からエンジン側に該エンジン冷却
水として送られる。又チユーブ3とフイン4とに
より形成される熱交換器コア5の両側面は夫々鋼
板からなるサイド板6により閉塞されている。そ
して、該サイド板6の長手方向両端は、湾曲した
エキスパンシヨンプレート15が一体的に形成さ
れ、その先端が各タンク1,2に夫々溶接されて
いる。このエキスパンシヨンプレート15はサイ
ド板6の熱膨脹とコアの熱膨脹との差を吸収する
ものである。次に、サイド板6の外表面には鋼板
等からなるシート7がフランジ状に点溶接等の手
段により或いはサイド板6と一体的に形成されて
いる。そして、それが、熱交換器本体の外周を周
回している。このシート7には多数のボルト孔1
6が定間隔毎に穿設されている。それと共に、エ
キスパンシヨンプレート15の近傍において、該
エキスパンシヨンプレート15の曲面に合わせて
わずかに欠切されている。この欠切は主として組
立の都合上によるものである。なお、両サイド板
6,6の上端面間及び下端面間には図示しない補
強用のリブ材が掛け渡されている。そして、第2
図の如く熱交換器本体の上下方向から過給気導入
用のカバー部材8と該空気をエンジン側に誘導す
るインレツトマニホールド9とが夫々被嵌され
る。さらに、両者に夫々穿設されたボルト孔16
が前記シート7のボルト孔16に整合されてボル
ト11及びナツト12により夫々が締結されるも
のである。このカバー部材8はエアータンク用空
間部が熱交換器本体のコア上部に形成され、その
中央部開口が図示しないコンプレツサに連通され
ている。又、インレツトマニホールド9には内燃
機関の気筒数に等しいエアーパイプ13が突設さ
れ、それがエンジンに連結されている。而して、
カバー部材8から熱交換器コア5を通過する間に
冷却された空気はインレツトマニホールド9のエ
アーパイプ13によりエンジンに給気される。
ところが、このような従来型過給気用熱交換器
では、先ず、過給気圧によつて膨脹すると共に、
シート7の熱膨脹とカバー部材8及びインレツト
マニホールド9の各フランジ部における熱膨脹と
の間に差異が生ずる。そのため、シート7にしば
しば亀裂が生ずることがあつた。これは主とし
て、カバー部材8及びインレツトマニホールド9
がアルミ鋳物材で製作されているものに対し、シ
ート7が鋼板等の異質金属であるため、線膨脹率
に差があることに基づく。それと共に、サイド板
6の温度とカバー部材8及びインレツトマニホー
ルド9の温度との間に差が生じるからであると考
えられる。即ち、サイド板6は直接熱交換器コア
5に接触しているため、そのチユーブ3に流通す
る冷却水により冷却されてカバー部材8及びイン
レツトマニホールド9より低温に維持されるから
である。このシート7に亀裂が生じるとエアー漏
れを起こすと共に、熱交換器本体の確実なる支持
に支障を来たす。
〔考案の目的〕 そこで、本考案はシート7に亀裂の生じない品
質の安定した寿命の永い過給気用熱交換器を提供
することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の熱交換器は、熱交換器本体が互いに平
行に離間した冷却水入口タンク1及び冷却水出口
タンク2と、それらの間に介装される熱交換器コ
ア5とからなる。そして、該コア5は両タンク
1,1間を連通する多数のチユーブ3と該チユー
ブ間に接触配設された多数のフイン4とからな
る。そして、サイド板6が前記コア5の両側面を
閉塞すると共に、それが該コア5自体を支持す
る。さらに、サイド板6外表面に沿つてフランジ
状のシート7が形成され、該シート7が熱交換器
本体支持部を構成する。このシート7は前記サイ
ド板6の外表面に一体的に突設されるか、又は溶
接等の手段により突設されるものである。次に熱
交換器本体の上下から過給気導入用のカバー部材
8と該空気をエンジン側に誘導するインレツトマ
ニホールド9とがボルト等により締結被嵌され
る。そして、前記シート7が前記カバー部材8と
インレツトマニホールド9との境界面の少なくと
も一部に支持されるものである。
ここにおいて、本熱交換器は特に、前記カバー
部材8及びインレツトマニホールド9の内側で両
者の境界面の少なくとも一部にシート嵌着用の溝
部10を形成する。そして、前記シート7が熱膨
脹及び過給気圧により溝部10内を移動し得るよ
うに、該溝部10に前記シート7を嵌着させたこ
とを特徴とする。
従つて、本考案によれば、熱膨脹等によりシー
ト7が溝部10内を自由に移動し得るから、該シ
ートが破損することを防止しつつ、該シート7が
熱交換器本体を該溝部10に支持させて、寿命の
永い過給気用熱交換器を提供し得るものである。
〔考案の実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の各実施例につき
説明する。
第3図は本考案の第1実施例を示す横断面図で
ある。そして、第4図は本考案の要部を示し、第
3図におけるA部拡大図である。この実施例で
は、カバー部材8の下端内周縁の全周に渡り溝部
10が形成されている。この溝部10の高さはシ
ート7の厚みよりやや大に形成されると共に、そ
の幅は該シート7を嵌着したときわずかの空間が
形成されるように或いは該空間が殆ど存在しない
ように構成されている。而して、カバー部材8と
インレツトマニホールド9との間に二枚または一
枚のガスケツト17を介し、溝部10にシート7
が嵌着される。かかる状態でボルト11及びナツ
ト12によりカバー部材8とインレツトマニホー
ルド9が締結される。このようにして組立られた
熱交換器はその長手方向及び幅方向共に熱膨脹す
ると共に、過給気圧により膨脹する。そして、カ
バー部材8等がシート7よりよけいに膨脹し、該
シート7はカバー部材8に対し、わずかに相対移
動する。しかしながら、シート7が溝部10から
外れることはないので、該相対移動によつても熱
交換器本体は溝部10により確実に支持される。
なお、第4図においては溝部10をカバー部材8
の内周縁部に形成したが、この溝部10をインレ
ツトマニホールド9の内周縁部側に形成してもよ
い。次に、第5図は本考案の第2実施例を示す要
部横断面図であつて、この実施例では、溝部10
がカバー部材8の内周縁とインレツトマニホール
ド9の内周縁との両者にまたがつて形成されたも
のである。
次に、第6図は本考案の第3実施例であつて、
シート7の一部のみがボルト11、ナツト12に
よりカバー部材8及びインレツトマニホールド9
に固定されたものである。そして、シート7の大
部分が第6図右側の部分に示す如く溝10に伸縮
自在に嵌着されたものである。この第6図の実施
例によれば、熱交換器本体をカバー部材8等に比
較的正確に位置決めすることができる。
なお、本考案は上記実施例の熱交換に限定され
るものでは勿論なく、各部材は必要に応じ、その
形状、大きさを適宜変更し得る。
〔考案の効果〕
以上の実施例から明らかなように、本考案の熱
交換器の構成は、熱交換器本体が互いに平行に離
間した冷却水入口タンク1及び冷却水出口タンク
2と、それらの間に介装される熱交換器コア5と
からなる。そして、該コア5は両タンク1,1間
を連通する多数のチユーブ3と該チユーブ間に接
触配設された多数のフイン4とからなる。さら
に、サイド板6が前記コア5の両側面を閉塞する
と共に、それが該コア5自体を支持する。又、サ
イド板6外表面に沿つてフランジ状のシート7が
形成され、該シート7が熱交換器本体支持部を構
成する。このシート7は前記サイド板6の外表面
に一体的に突設されるか、又は溶接等の手段によ
り突設されるものである。次に熱交換器本体の上
下から過給気導入用のカバー部材8と該空気をエ
ンジン側に誘導するインレツトマニホールド9と
がボルト等により締結被嵌される。そして、前記
シート7が前記カバー部材8とインレツトマニホ
ールド9との境界面の少なくとも一部に支持され
るものである。
ここにおいて、本熱交換器は特に、前記カバー
部材8及びインレツトマニホールド9の内側で両
者の境界面の少なくとも一部にシート嵌着用の溝
部10を形成する。そして、前記シート7が熱膨
脹等により溝部10内を移動し得るように、該溝
部10に前記シート7を嵌着させたことを特徴と
する。
本考案の過給気用熱交換器は以上のような構成
からなり、次の効果を有する。
(1) 本考案は、カバー部材8とインレツトマニホ
ールド9との境界面の少なくとも一部に溝部1
0を形成し、シート7が該溝部10に嵌着され
ると共に、圧力による膨脹及び熱膨脹により該
シート7が溝部10内を自由に伸縮移動し得る
ように構成されている。そのため、熱膨脹等に
基づきシート7に外力が加わることがないか
ら、シートの破損及びエアー漏れを防止し、寿
命の永い熱交換器を提供し得る効果がある。
(2) 又、シート7は溝部10内を移動しつつ常に
該溝部10内に嵌着されているから、熱交換器
本体を確実に支持し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型過給気用熱交換器の組立説明
図、第2図は同熱交換器を組立てた状態の横断面
図、第3図は本考案の第1実施例の横断面図第4
図は第3図のA部拡大図、第5図は本考案の第2
実施例の要部縦断面拡大図、第6図は本考案の第
3実施例の横断面図。 1……冷却水入口タンク、2……冷却水出口タ
ンク、3……チユーブ、4……フイン、5……熱
交換器コア、6……サイド板、7……シート、8
……カバー部材、9……インレツトマニホール
ド、10……溝部、11……ボルト、12……ナ
ツト、13……エアーパイプ、14……パイプ、
15……エキスパンシヨンプレート、16……ボ
ルト孔、17……ガスケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに平行に離間した冷却水入口タンク1及び
    冷却水出口タンク2と、両タンク1,2間を連通
    する多数のチユーブ3及び該チユーブ間に接触配
    設された多数のフイン4を有する熱交換器コア5
    と、により熱交換器本体を構成し、該コア5の両
    側面を閉塞すると共に該コア5を支持するサイド
    板6と、該サイド板6の外表面に一体的に又は接
    続によりフランジ状に突設される熱交換器本体支
    持用のシート7と、熱交換器本体の上下に夫々締
    結被嵌される過給空気導入用のカバー部材8及び
    前記コア5を介し該空気をエンジン側に誘導する
    インレツトマニホールド9と、を具備し、前記シ
    ート7が前記カバー部材8とインレツトマニホー
    ルド9との境界面の少なくとも一部に支持される
    過給気用熱交換器において、前記カバー部材8及
    びインレツトマニホールド9の内側で両者の境界
    面の少なくとも一部にシート遊嵌用の溝部10を
    形成し、前記シート7が熱膨脹により溝部10内
    を移動し得るように、該溝部10に前記シート7
    を嵌着させたことを特徴とする過給気用熱交換
    器。
JP18062283U 1983-11-22 1983-11-22 過給気用熱交換器 Granted JPS6091972U (ja)

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JP18062283U JPS6091972U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 過給気用熱交換器

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JPS6091972U JPS6091972U (ja) 1985-06-24
JPS6344704Y2 true JPS6344704Y2 (ja) 1988-11-21

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JP18062283U Granted JPS6091972U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 過給気用熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102009025292B4 (de) * 2009-06-15 2014-02-13 Mann + Hummel Gmbh Ansauganlage
JP6437358B2 (ja) * 2015-03-23 2018-12-12 株式会社ケーヒン 吸気マニホールド装置

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JPS6091972U (ja) 1985-06-24

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