JPS6344406A - 同軸部品の整列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、抵抗、ダイオード、コンデンサ等の同軸部品
をインサージョンマシンの挿入順に整列する同軸部品の
整列装置に関する。

［従来技術］ インサージョンマシンで種々の電子部品を回路基板に自
動挿入するためには、挿入順に同軸部品を整列してテー
ピングしたテーピング同軸部品が必要である。同軸部品
の整列装置は、夫々テーピングされた種々の異なる同軸
部品の切断・整列・再テーピングを自動的に行うための
装置である。

第８図に従来の同軸部品の整列装置を構成する１つのデ
ィスペンサ７及びコンベア２４の側面図を示す。この明
細書では、“ディスペンサ′″とは、１つのテーピング
同軸部品２から個々の同軸部品３を切り離し、コンベア
部に供給する装置をいう。

また、″ステーション”とは、ディスペンサを含む同軸
部品３の供給可能な１単位をいう。実際の同軸部品の整
列装置で（よ、図示のディスペンサ７がコンベア２４上
に数１０個単位で縦続配置され、コンベア２４の下流に
再テーピング部が設けられる。部品供給ギア１２は、部
品搬送ギア１６の１ピツチ回転に伴い１ピツチ回転する
ように駆動ギア（図示せず）のギア比が設定されている
。部品搬送ギア１６の谷部１５の個数は部品供給ギア１
２に比べて半数の８個なので、部品搬送ギア１６の１ピ
ツチの回転角は部品供給ギア１２の倍である。同一種類
の同軸部品３が多数テーピングされたテーピング同軸部
品２をディスペンサ７に取付ける場合、まず、テーピン
グ同軸部品２を挿入ガイド板４間に挿入し、部品搬送ギ
ア１６を手動で回転させることにより部品供給ギア１２
を回転させてテーピング同軸部品２の各リード線の両端
をギア１２の谷部１３に噛み込ませろ。テーピング同軸
部品２の先端部がカッター８に達すると、同軸部品３は
その両端のテープ部分から切り離される。更にギア１２
を回転させると、１ピツチの回転毎に新たな同軸部品３
がテープから切す離され、既に切り離された同軸部品３
は、ガイド６によりギア１２の谷部１３に保持されたま
ま１ピツチ前進した後、部品搬送ギア１６の谷部１５に
受は渡されろ。部品搬送ギア１６に受は取られた同軸部
品は、ガイド１４により谷部１５に保持されたまま前進
し、３ピツチ目にガイド６および１４の隙間２０に放置
される。テーピング同軸部品２の手動装着は、同軸部品
が隙間２０に放置される前の段階で停止される。

この装置の動作中、キャリア１８は絶えず一定速度でテ
ーピング部方向へ移動している。ある特定のキャリア１
８にある特定の同軸部品３が載るべきとき、そのキャリ
ア１８がその同軸部品３のディスペンサ７の直前に来た
時点でそのディスペンサ７に放出信号が印加される。こ
の放出信号に応じて部品供給ギア１２が１ピツチだけ回
転して同軸部品が隙間２０に放出される。この同軸部品
３は、キャリア１８の爪２２により隙間２０を摺動した
後、キャリア１８の凹部（切欠部）に保持されてテーピ
ング部へ搬送される。

［発明が解決しようとする問題点］ 整列装置の１回の整列処理で１つの回路基板用の再テー
ピングされたテーピング同軸部品を作るためには、ステ
ーション数は、１つの回路基板に使用される同軸部品の
種類（定数の異なるものも１種類とする）の数以上ある
ことが望ましい。しかし、１つの回路基板に１００種類
慰上０部品を使用することもあり、これにあわせてステ
ーションを用意すると、装置の全長が１０メートルにも
及び、広大な設置スペースを要するという問題が生じる
。このため、従来、比較的少数のステーションを用意し
、テーピング同軸部品２を途中で何度か掛は替えて部品
整列処理を行っているのが実情である。このテーピング
同軸部品２の掛は替えには、相当の長時間を要する。更
に、ディスペンサ７のカッター８から部品搬送ギア１６
に５本の先切りされた同軸部品３が残り、これらは最早
この装置には使えない。これらテーピング同軸部品２の
掛は替えに伴う問題は、多品種少量生産が要求される場
合にあっては、特に重大である。

また、従来、１つのステーションに、異なる同軸部品３
を予め所望順序に整列したテーピング同軸部品２を用い
て比較的少数のステーションで整列処理を行う方法もあ
る。この前処理はプリシーケンスと呼ばれるものである
が、これにはプリシーケンス用の整列装置が必要である
のみならず、この前処理にもかなりの時間を必要とする
。因に、第８図のディスペンサ７を用いた整列装置をプ
リシーケンス用装置として用いることは実際上できない
。なぜなら、整列装置から排出される再テーピング同軸
部品の幅は入力したテーピング同軸部品２の幅より減少
しているからである。

さらに、従来の同軸部品の整列装置では、再テーピング
前のキャリア１８に載った同軸部品３をセンタリングす
るための機構が長く、装置の小型化の支障となっていた
。

したがって、本発明は、ステーション密度を増大させ、
且つセンタリング機構を短くすることにより小型化を達
成した同軸部品の整列装置を提供するものである。また
、テーピング同軸部品２の掛は替左時の残留部品数を低
減した同軸部品の整列装置を提供するものである。

［問題を解決するための手段］ 本発明は、テーピングされた同軸部品から該同軸部品を
１個ずつ供給するディスペンサを複数個縦続配列した同
軸部品供給部と、該供給部から同軸部品を受けてテーピ
ング部へ搬送するコンベア部とを有する同軸部品の整列
装置において、上記複数のディスペンサは上記コンベア
部の両側に並列に配置すると共に、各ディスペンサには
上記同軸部品を供給信号に従って上記コンベア部へ放出
する手段を設け、上記コンベア部には上記放出された同
軸部品を一時的に保持する複数の保持手段を設けるよう
にしたものである。

［作用］ 本発明の同軸部品の整列装置によれば、ディスペンサ群
をコンベア部の両側に設け、同軸部品をディスペンサか
らコンベア部に飛ばすようにしたので、ステーション密
度が従来より倍増する。

［実施例］ 第１図は、本発明による同軸部品の整列装置の一実施例
の外観図である。装置の中央にコンベア部３２があり、
その両脇に部品供給部３０，３４が並設される。図示の
例では片側に２０ステーシヨン、両側で計４０ステーシ
ョンを有する。勿論、このステーション数は任意である
。各ステーションのディスペンサには、テーピング同軸
部品２が、第８図の従来装置と異なり、下から供給され
る。

これにより、従来、装置の上方空間に設置されていたテ
ーピング部品の供給機構を不要にすることができる。切
り離されたテープ５ば空隙４８を通って下部ボックス４
９内に回収される。各ディスペンサ５２は、供給指令を
受けると１本の同軸部品３を対応する一時保持部（保持
手段）３７に放出する。一時保持部３７に保持された同
軸部品は、移動しているキャリア３９によって直ちに受
は取られ、従来構成のテーピング部３６方向へ搬送され
ていく。キャリア３９上の同軸部品３ば、テーピング部
３６に達する前に、センタリング機構３５により進行方
向と直角の方向のずれが補正される。テーピング部３６
ではキャリア３９上の同軸部品３が部品保持ギア４４．
４６に受は渡される。

部品保持ギア４４．４６は、夫々テープローラをも兼ね
、他のテープローラ４０１４２と共働して同軸部品３を
粘着テープで等間隔に固定していく。

このようにして、所望順序に整列された再テーピング同
軸部品５０が得られる。本発明のこの構成によって、ス
テーション密度が２倍になり、整列装置の全長を略半分
に縮小することが可能になる。

換言すれば、本発明の装置は、全長の等しい従来装置の
略２倍のステーションを有することができる。

第２図は、第１図の装置の対向する２つのステーション
部分を詳細に示す平面図である。同一構成のディスペン
サ５２．５４はコンベア部３２を挟んで対向配置される
。同軸部品３の一時保持部３７は、ディスペンサ５２．
５４に対応してコンベア部３２上に載置される。一時保
持部３７の詳細構造については後述する。

第３図はディスペンサ５２の斜視図である。部品供給ギ
ア７０は、テーピング同軸部品２　（第１図）の装着時
、ハンドル５６によりシャフト５７を介して手動で回転
させろことができる。この回転は、クリック機構６４の
働きにより１ピツチの角度毎に回転位置決めされる。挿
入ガイド６８は、テーピング同軸部品２を部品供給ギア
７０に保持する。ガイド６７は、カッター６６によりテ
ープから切りｓされた同軸部品３をパイプ７４の開ロア
３に確実に案内する。クラッチ機構７６は、シャフト５
７にロータリーソレノイドのような駆動源８０の回転力
を選択的に伝達する。この実施例では、クラッチ機構７
６は、その外周円筒部８１の内部にスリーブ状のワンウ
ェイクラッチ８２　（第２図）が圧入されている。クラ
ッチ機構７６の図示の位置ではシャ、フト５７とワンウ
ェイクラッチ８２とが結合され、クラッチ８２は本来の
働きをする。即ち、同軸部品３の放出指令信号を受ける
ロータリーソレノイド８０のギア８４　（第２図）の所
定角度の反時計方向回転は円筒部８１に結合された扇形
ギア８３を介してクラッチ機構７６に伝わりシャフト５
７を１ピッチ分回転させろ。その後、ロータリーソレノ
イド８０は同し角度だけ逆転しクラッチ機構７６をも逆
転させる力瓢この回転はワンウェイクラッチ８２の働き
によってシャフト、５７には伝わらない。シャフト５７
の先端部７７付近は小径とし、クラッチ機構７６を外方
にスライドさせたとき、シャフト５７とクラッチ８２の
結合がゆるくなりシャフト５７が空転可能となるように
しである。この構成により、テーピング同軸部品２の取
り外し時にシャフト５７を逆転させることが可能になる
。支持板７８の上部の溝７８は一時保持部３７の一端を
位置決め支持するためのものである。尚、ロータリーソ
レノイド及びワンウェイクラッチは、夫々、新電元工業
社製６ＳＲ３５型、東洋ベアリング社製ＨＦ１０１２型
のごとき市販のものを用い得る。

支持板６２の下部に取付けられた圧縮空気入力端６０か
らの圧縮空気（よ支持板６２内の通路を通って電磁弁５
８に入力され、電磁弁５８からパイプ７４に排出される
。電磁弁５８も、例えば、中京電機社製マイクロゾール
Ｐ型のごとき市販のものを使用できる。

第４Ａ図及び第４Ｂ図から判るように、本発明による同
軸部品の整列装置のディスペンサて（よ、従来のディス
ペンサ（第８図）における部品搬送ギア１６を除去し、
代わりに好ましくは透明のパイプ７４を設けている。即
ち、本発明で（よ部品搬送ギア１６を用いず、カッター
の直下で直接同軸部品３を受けるようにしたので、同軸
部品３の先切りを１本のみに抑えることができる。前述
したように、パイプ７４には上部に同軸部品３に対応パ
イプ７４の内径に対応した半円柱状であり、側平面を傾
斜させて上方に向けている。このスペーサ８６は、空気
噴出時に同軸部品が開ロア３から外方に飛び出すのを防
止すると共に、同軸部品のばたつきを抑制し、コンベア
方向への移動を迅速に行わせる効果を有する。

パイプ７４を通過した同軸部品（よ、第５図の一時保持
部３７の開口８８内に飛び込み、停止板９０に衝突して
開口８８内に停止する。一時保持部３７は、その側部の
突起８９をディスペンサ５２の支持板７９の溝７８に係
止させて位置決め支持する。この実施例では、一時保持
部３７は、対向するディスペンサ５２に対応する２つの
開口８８を有するが、必ずしもこの２つを一体に構成す
る必要はない。一時保持部３７に保持された同軸部品３
は、スリット９２を通過するキャリア３９によって第６
図に示すように受は取られる。

最後に、第７Ａ図及び第７Ｂ図を参照して本発明の同軸
部品の整列装置のセンタリング機構３５について説明す
る。キャリア３９に載った同軸部品３の横方向のずれは
、進行方向に次第に狭まってい（１対の規制板９４によ
って補正されろ。従来、このセンタリングの距離が短過
ぎると、キャリア３９の凹部（切欠部）９８に挟まれた
同軸部品３はそのリード線の端部が折れ曲がる恐れがあ
り、センタリング路を十分短くすることができなかった
。本発明では、新たに、同軸部品３の端部を、規制板９
４によるセンタリング動作の前に持ち上げる浮揚部材９
６を設けることによりこの問題を解決した。即ち、浮揚
部材９６によって同軸部品３が持ち上げられると、同軸
部品３は、キャリア３９の凹部９８による把持から離脱
するのでリード線が折れ曲がる可能性が減少し、センタ
リング路を十分短くすることができる。尚、図示はしな
いが、同軸部品３がキャリア３９の凹部９８から何らか
の弾みで完全に脱するのを防ぐために、この機構の上部
にガイドを設けてもよい。

以上、本発明の好適実施例について説明したが、本発明
の要旨を逸脱することなく種々の変形・変更を行ない得
ることは、当業者には明らかであろう。例えば、同軸部
品３を一時保持部３７へ放出する手段は空気流ではなく
＠械的手段であってもよい。

［発明の効果］ 上述の如く、本発明によれば、ディスペンサ群を　コン
ベア部の両側の設けたので、ステーション密度が２倍に
なり、同軸部品の整列装置の全長を略半分近くまで縮小
することが可能になる。換言すれば、本発明の装置は、
全長の等しい従来装置の略２倍のステーションを有する
ことができろ。

また、切り離された同軸部品を、その直下に設けたパイ
プにうける構成により、先切り部品の数を減少させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による同軸部品の整列装置の実施例のブ
ロック図、第２図は第１図装置の対向する２ステーシヨ
ンの平面図、第３図は第１図装置のディスペンサ５２の
斜視図、第４Ａ図は第３図のディスペンサの主要部の平
面図、第４Ｂ図は４Ｂ−４Ｂ線からみた第４Ａ図部分の
断面図、第５図は第１図の一時保持部３７の斜視図、第
６図は一時保持部３７とコンベア３８との関係を示す側
面図、第７Ａ図及び第７Ｂ図は第１図装置のセンタリン
グ機構３５の平面図及び側面図、第８図は従来の同軸部
品の整列装置のディスペンサ及びコンベアの側面図を示
す。 図において、２はテーピング同軸部品、３は同軸部品、
３０．３４は同軸部品供給部、３２はコンベア部、３５
はセンタリング機構、３６はテーピング部、５２はディ
スペンサである。 特許出願人　　ソニー・テクトロニクス株式会社才４Ａ
口 才今Ｂ口

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）テーピングされた同軸部品から該同軸部品を１個
   ずつ供給するディスペンサを複数個縦続配列した同軸部
   品供給部と、該供給部から同軸部品を受けてテーピング
   部へ搬送するコンベア部とを有する同軸部品の整列装置
   において、上記複数のディスペンサは上記コンベア部の
   両側に並列に配置すると共に、各ディスペンサには上記
   同軸部品を供給信号に従って上記コンベア部へ放出する
   手段を設け、上記コンベア部には上記放出された同軸部
   品を一時的に保持する複数の保持手段を設けたことを特
   徴とする同軸部品の整列装置。
2. （２）上記ディスペンサは、上記同軸部品を受ける開口
   付パイプを有し、該パイプは上記供給信号に従ってその
   一端に圧縮空気を受けて上記同軸部品を空気流により上
   記保持手段へ移動させることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の同軸部品の整列装置。