JPS634424Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS634424Y2 JPS634424Y2 JP14773982U JP14773982U JPS634424Y2 JP S634424 Y2 JPS634424 Y2 JP S634424Y2 JP 14773982 U JP14773982 U JP 14773982U JP 14773982 U JP14773982 U JP 14773982U JP S634424 Y2 JPS634424 Y2 JP S634424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- fastener
- slider contact
- fastener tape
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 10
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 9
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鞄、ケース類のうち中仕切部と該中仕
切部の両側にてそれぞれ開口する計2つの開口部
とを備えたものにおいて該開口部を開閉するため
に使用されるスライドフアスナーに関するもので
あり、縫製によつて中仕切部と2つの開口部を同
時に得ることができると共に、両開口部がそれぞ
れ互に独立して開閉する開閉機能を得ることがで
きるスライドフアスナーを提供することを目的と
している。
切部の両側にてそれぞれ開口する計2つの開口部
とを備えたものにおいて該開口部を開閉するため
に使用されるスライドフアスナーに関するもので
あり、縫製によつて中仕切部と2つの開口部を同
時に得ることができると共に、両開口部がそれぞ
れ互に独立して開閉する開閉機能を得ることがで
きるスライドフアスナーを提供することを目的と
している。
従来、横断面Y状のフアスナーテープの二股状
端縁部間にエレメントを挿入し縫付け、該エレメ
ントの取付脚部をテープで掩つたスライドフアス
ナーが提案されているが、前記フアスナーテープ
の二股状端縁部のそれぞれにエレメントを取付け
た2つの噛合部を有するスライドフアスナーはな
い。しかもフアスナーテープ自体はその構造上り
リボン織機のみによつて織成できるが、ニードル
では編成し難しかつた。
端縁部間にエレメントを挿入し縫付け、該エレメ
ントの取付脚部をテープで掩つたスライドフアス
ナーが提案されているが、前記フアスナーテープ
の二股状端縁部のそれぞれにエレメントを取付け
た2つの噛合部を有するスライドフアスナーはな
い。しかもフアスナーテープ自体はその構造上り
リボン織機のみによつて織成できるが、ニードル
では編成し難しかつた。
他方、2つの噛合部を有するスライドフアスナ
ーとして従来米国特許第2483057号明細書や特公
昭56−27243号公報のものが提案されているが、
いずれも鞄等の中仕切りに設けるエレメントント
が左右に噛合部を一体に有する特殊なものであ
り、2種のエレメントを使用せざるを得ず、製造
管理上問題があるなどの不具合を免れなかつた。
ーとして従来米国特許第2483057号明細書や特公
昭56−27243号公報のものが提案されているが、
いずれも鞄等の中仕切りに設けるエレメントント
が左右に噛合部を一体に有する特殊なものであ
り、2種のエレメントを使用せざるを得ず、製造
管理上問題があるなどの不具合を免れなかつた。
本考案は横断面Y状のフアスナーテープの二股
状端縁部にそれぞれ同一のエレメントを順次縫着
することによつて2つの噛合部を容易かつ確実に
設けることができると共に、該フアスナーテープ
もダブルラツセル編機を用いて容易かつ確実に製
造できる構成となし、前記従来の間題点を解決で
きるようにしたものである。
状端縁部にそれぞれ同一のエレメントを順次縫着
することによつて2つの噛合部を容易かつ確実に
設けることができると共に、該フアスナーテープ
もダブルラツセル編機を用いて容易かつ確実に製
造できる構成となし、前記従来の間題点を解決で
きるようにしたものである。
以下本考案を図示する実施例により説明する。
フアスナーテープ1はテープ主体部2と2つの
エレメント取付部及びスライダー接触部3A,3
Bとを一体にした横断面Y状の経編製のものであ
る。
エレメント取付部及びスライダー接触部3A,3
Bとを一体にした横断面Y状の経編製のものであ
る。
テープ主体部2はテープの全ウエールを形成す
る例えばマルチフイラメント糸を用いた02/22/
20/00の鎖編組織L2及び00/02/22/20の鎖編
組織L4と、エレメント取付部及びスライダー接
触部3側の1ウエールW1を含んだ10ウエールで
形成され、例えばマルチフイラメント糸を用いた
20/24/20/24のトリコツト編組織L3と、テー
プの全ウエールを形成する例えばマルチフイラメ
ント糸を用いた88/00/00/88の緯挿入編組織
L1及び88/88/00/00の緯挿入編組織L5とより
なる複列ニードルで形成されたダブル編組織4で
構成されている。
る例えばマルチフイラメント糸を用いた02/22/
20/00の鎖編組織L2及び00/02/22/20の鎖編
組織L4と、エレメント取付部及びスライダー接
触部3側の1ウエールW1を含んだ10ウエールで
形成され、例えばマルチフイラメント糸を用いた
20/24/20/24のトリコツト編組織L3と、テー
プの全ウエールを形成する例えばマルチフイラメ
ント糸を用いた88/00/00/88の緯挿入編組織
L1及び88/88/00/00の緯挿入編組織L5とより
なる複列ニードルで形成されたダブル編組織4で
構成されている。
エレメント取付部及びスライダー接触部3A,
3Bは複列ニードルの前列ニードルと後列ニード
ルによりそれぞれ形成した前記鎖編組織L2,L4
と緯挿入編組織L1,L5よりなるシングル編組織
5で構成されている。なおトリコツト編組織L3
を編込んでおいても良いことは勿論である。
3Bは複列ニードルの前列ニードルと後列ニード
ルによりそれぞれ形成した前記鎖編組織L2,L4
と緯挿入編組織L1,L5よりなるシングル編組織
5で構成されている。なおトリコツト編組織L3
を編込んでおいても良いことは勿論である。
前記テープ主体部2とエレメント取付部及びス
ライダー接触部3A,3Bとはこれらの組織4,
5を形成する緯挿入編組織L1,L5と、接続部の
ウエールW1を形成するトリコツト編組織L3と、
該接続部のウエールW2を形成する鎖編組織L2,
L4とによつて一体に連編されている。そして前
記接続部におけるトリコツト編組織L3及び鎖編
組織L2,L4と、テープ縁部を形成する鎖編組織
L2,L4とには太く強靭な糸が使用されている。
ライダー接触部3A,3Bとはこれらの組織4,
5を形成する緯挿入編組織L1,L5と、接続部の
ウエールW1を形成するトリコツト編組織L3と、
該接続部のウエールW2を形成する鎖編組織L2,
L4とによつて一体に連編されている。そして前
記接続部におけるトリコツト編組織L3及び鎖編
組織L2,L4と、テープ縁部を形成する鎖編組織
L2,L4とには太く強靭な糸が使用されている。
前記の組織構造であるから、テープ主体部2は
隆起条6,7を対称的にもつ表面Fと裏面Bを形
成した厚みのある構造となり、エレメント取付部
及びスライダー接触部3A,3Bはウエールの隆
起条がなく平坦面状の表面F′を対向して形成し、
かつ、ウエールの隆起条8をもつ裏面B′を形成
した厚みの小さい構造となつている。
隆起条6,7を対称的にもつ表面Fと裏面Bを形
成した厚みのある構造となり、エレメント取付部
及びスライダー接触部3A,3Bはウエールの隆
起条がなく平坦面状の表面F′を対向して形成し、
かつ、ウエールの隆起条8をもつ裏面B′を形成
した厚みの小さい構造となつている。
スライドフアスナー9はフアスナーテープ1の
エレメント取付部及びスライダー接触部3A,3
Bと対をなすフアスナーテープ10A,10Bを
準備しておき、まずフアスナーテープ1のエレメ
ント取付部及びスライダー接触部3Aとフアスナ
ーテープ10Aの平担面状の表面にそれぞれ同時
にエレメントE1,E2をミシン糸11により縫着
した後、同様にエレメント取付部及びスライダー
接触部3Bとフアスナーテープ10Bの平担面状
の表面にそれぞれ同時にエレメントE3,E4を縫
着し、二股状端縁部に2つの噛合部12A,12
Bを設け、該噛合部12A,12Bをそれぞれス
ライダー13A,13Bにより互に独立して開閉
可能にしたものである。
エレメント取付部及びスライダー接触部3A,3
Bと対をなすフアスナーテープ10A,10Bを
準備しておき、まずフアスナーテープ1のエレメ
ント取付部及びスライダー接触部3Aとフアスナ
ーテープ10Aの平担面状の表面にそれぞれ同時
にエレメントE1,E2をミシン糸11により縫着
した後、同様にエレメント取付部及びスライダー
接触部3Bとフアスナーテープ10Bの平担面状
の表面にそれぞれ同時にエレメントE3,E4を縫
着し、二股状端縁部に2つの噛合部12A,12
Bを設け、該噛合部12A,12Bをそれぞれス
ライダー13A,13Bにより互に独立して開閉
可能にしたものである。
このスライドフアスナー9はテープ主体部2を
例えばケース14の中仕切部として該ケース内に
縫着すると共に、フアスナーテープ10A,10
Bをケース14の対向したフアスナー取付部15
A,15Bに縫着することによつて該ケース14
に取付けられる。
例えばケース14の中仕切部として該ケース内に
縫着すると共に、フアスナーテープ10A,10
Bをケース14の対向したフアスナー取付部15
A,15Bに縫着することによつて該ケース14
に取付けられる。
以上の通り本考案は横断面Y状のフアスナーテ
ープの二股状端縁部をそれぞれエレメント取付部
及びスライダー接触部として同一の編機でテープ
主体部と一体に連編でき、しかも表面(エレメン
ト取付面)を平担面状としかつ裏面をウエールの
隆起条が出た凹凸面状として該隆起条間を通るミ
シン糸により前記二股状端縁部の平担面状の表面
にそれぞれ同一のエレメントを安定させて確実に
取付けることができる構成であるから、製造は容
易かつ確実にしかも安くできるし、フアスナーテ
ープの二股状端縁部のそれぞれの巾を相異なるも
のとできる。鞄やケース類等に縫製する場合は1
つのスライドフアスナーで中仕切部と2つの開口
部が同時に得られるから、鞄やケース類等の製作
能率を向上させることができる。また前述のよう
にフアスナーテープの二股状端縁部の巾を相異な
らせることによつて中仕切部及び開口部の位置を
適宜選択できるから、それだけ鞄やケース類等被
縫製物のデザインの自由度が大きくなる。さらに
前記開口部は別々のスライダーにより互に独立し
て開閉可能であるから、被縫製物の使い勝手が良
くなる。
ープの二股状端縁部をそれぞれエレメント取付部
及びスライダー接触部として同一の編機でテープ
主体部と一体に連編でき、しかも表面(エレメン
ト取付面)を平担面状としかつ裏面をウエールの
隆起条が出た凹凸面状として該隆起条間を通るミ
シン糸により前記二股状端縁部の平担面状の表面
にそれぞれ同一のエレメントを安定させて確実に
取付けることができる構成であるから、製造は容
易かつ確実にしかも安くできるし、フアスナーテ
ープの二股状端縁部のそれぞれの巾を相異なるも
のとできる。鞄やケース類等に縫製する場合は1
つのスライドフアスナーで中仕切部と2つの開口
部が同時に得られるから、鞄やケース類等の製作
能率を向上させることができる。また前述のよう
にフアスナーテープの二股状端縁部の巾を相異な
らせることによつて中仕切部及び開口部の位置を
適宜選択できるから、それだけ鞄やケース類等被
縫製物のデザインの自由度が大きくなる。さらに
前記開口部は別々のスライダーにより互に独立し
て開閉可能であるから、被縫製物の使い勝手が良
くなる。
第1図は本考案の実施例におけるフアスナーテ
ープの組織図、第2図は第1図における各編糸の
組織図、第3図は第1図に示されたフアスナーテ
ープの模型的横断面図、第4図は第3図に示され
たフアスナーテープにエレメントを縫着する方法
を説明する概要図、第5図、第6図はそれぞれケ
ースに対する取付け状況を示す斜視図、概略的横
断面図である。 1,10A,10B……フアスナーテープ、2
……テープ主体部、3A,3B……エレメント取
付部及びスライダー接触部、4……ダブル編組
織、5……シングル編組織、L2,L4……鎖編組
織、L1,L5……緯挿入編組織、L3……トリコツ
ト編組織、W1,W2……ウエール、6,7,8…
…隆起条、9……スライドフアスナー、11……
ミシン糸、12A,12B……噛合部、13A,
13B……スライダー、14……ケース、15
A,15B……フアスナー取付部。
ープの組織図、第2図は第1図における各編糸の
組織図、第3図は第1図に示されたフアスナーテ
ープの模型的横断面図、第4図は第3図に示され
たフアスナーテープにエレメントを縫着する方法
を説明する概要図、第5図、第6図はそれぞれケ
ースに対する取付け状況を示す斜視図、概略的横
断面図である。 1,10A,10B……フアスナーテープ、2
……テープ主体部、3A,3B……エレメント取
付部及びスライダー接触部、4……ダブル編組
織、5……シングル編組織、L2,L4……鎖編組
織、L1,L5……緯挿入編組織、L3……トリコツ
ト編組織、W1,W2……ウエール、6,7,8…
…隆起条、9……スライドフアスナー、11……
ミシン糸、12A,12B……噛合部、13A,
13B……スライダー、14……ケース、15
A,15B……フアスナー取付部。
Claims (1)
- テープ主体部と2つのエレメント取付部及びス
ライダー接触部を一体にした横断面Y状の経編製
フアスナーテープで、前記テープ主体部は複列ニ
ードルにより形成したダブル編組織で構成され、
また前記2つのエレメント取付部及びスライダー
接触部は複列ニードルの前列ニードルと後列ニー
ドルによりそれぞれ形成したシングル編組織で平
坦面状の表面を対向して形成し、エレメントは該
平坦面状の表面に縫着されていることを特徴とす
るスライドフアスナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14773982U JPS5952910U (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | スライドフアスナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14773982U JPS5952910U (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | スライドフアスナ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5952910U JPS5952910U (ja) | 1984-04-07 |
JPS634424Y2 true JPS634424Y2 (ja) | 1988-02-04 |
Family
ID=30328455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14773982U Granted JPS5952910U (ja) | 1982-09-29 | 1982-09-29 | スライドフアスナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952910U (ja) |
-
1982
- 1982-09-29 JP JP14773982U patent/JPS5952910U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5952910U (ja) | 1984-04-07 |
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