JPS6343935B2 - - Google Patents
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- JPS6343935B2 JPS6343935B2 JP2476579A JP2476579A JPS6343935B2 JP S6343935 B2 JPS6343935 B2 JP S6343935B2 JP 2476579 A JP2476579 A JP 2476579A JP 2476579 A JP2476579 A JP 2476579A JP S6343935 B2 JPS6343935 B2 JP S6343935B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/005—Control of transmission; Equalising
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、無線伝送の直交偏波共用にともな
い生じる交差偏波干渉補償技術に関し、特に交差
偏波補償回路に関する。
い生じる交差偏波干渉補償技術に関し、特に交差
偏波補償回路に関する。
マイクロ波帯域の無線通信は地上通信並びに衛
星通信を中心に急速に発展している。無線通信の
需要は今後移動通信サービスの拡大等の理由でさ
らに増大していくことが予想され、準ミリ波以上
の周波数帯開拓と共に実用的価値の高い現用の周
波数帯のいわゆる周波数再利用の考えが高まつて
いる。すでにCCIR(国際無線通信諮問委員会)の
4〜6GHzのFM無線周波数配置に関する勧告には
直交偏波を使用することが明記されている。ま
た、衛星通信においても、INTELSAT(国際電
気通信衛星機構)はV号系衛星で単一偏波で用い
られてきた4〜6GHz帯での直交偏波共用技術を
実用化する模様である。
星通信を中心に急速に発展している。無線通信の
需要は今後移動通信サービスの拡大等の理由でさ
らに増大していくことが予想され、準ミリ波以上
の周波数帯開拓と共に実用的価値の高い現用の周
波数帯のいわゆる周波数再利用の考えが高まつて
いる。すでにCCIR(国際無線通信諮問委員会)の
4〜6GHzのFM無線周波数配置に関する勧告には
直交偏波を使用することが明記されている。ま
た、衛星通信においても、INTELSAT(国際電
気通信衛星機構)はV号系衛星で単一偏波で用い
られてきた4〜6GHz帯での直交偏波共用技術を
実用化する模様である。
これら直交偏波共用化の達成には、アンテナや
給電装置などの偏波特性の改善と共に降雨などに
よる電波伝搬上の偏波特性の劣化を補償する交差
偏波補償回路の開発も重要な課題となつている。
給電装置などの偏波特性の改善と共に降雨などに
よる電波伝搬上の偏波特性の劣化を補償する交差
偏波補償回路の開発も重要な課題となつている。
本来自由空間は直交する2偏波に対して独立
で、両偏波を同時に伝送できる伝送線路である
が、実際の伝搬路には降雨などの媒質の異方性が
存在し、直交偏波共用方式を採用すると、交差偏
波の発生による偏波間の結合が異偏波チヤンネル
干渉を起すことになる。
で、両偏波を同時に伝送できる伝送線路である
が、実際の伝搬路には降雨などの媒質の異方性が
存在し、直交偏波共用方式を採用すると、交差偏
波の発生による偏波間の結合が異偏波チヤンネル
干渉を起すことになる。
交差偏波補償技術は、かかる偏波間の結合をア
ンテナ給電装置や無線機器内に補償回路を設けて
自動的な補償を行なうものである。
ンテナ給電装置や無線機器内に補償回路を設けて
自動的な補償を行なうものである。
従来、マイクロ波帯通信はFMを中心とするア
ナログ伝送が中心であつたことから、前述の交差
偏波補償方式もアンテナ給電装置周辺に可変移相
器と減衰器とを設け直交度復元を行う方式や中間
周波帯に干渉波補償回路を設け異偏波間の干渉を
消去する方式等がよく研究され実用化されてきて
いる。
ナログ伝送が中心であつたことから、前述の交差
偏波補償方式もアンテナ給電装置周辺に可変移相
器と減衰器とを設け直交度復元を行う方式や中間
周波帯に干渉波補償回路を設け異偏波間の干渉を
消去する方式等がよく研究され実用化されてきて
いる。
近年、マイクロ波帯においても、デイジタル伝
送が使用されるようになり、交差偏波補償方式に
ついてもデイジタル伝送の特徴を生かしたより効
率の良い方式の提案が要請されている。
送が使用されるようになり、交差偏波補償方式に
ついてもデイジタル伝送の特徴を生かしたより効
率の良い方式の提案が要請されている。
本発明の目的はデイジタル伝送における交差偏
波補償自動等化技術を用いて行う交差偏波補償回
路を提供することにある。
波補償自動等化技術を用いて行う交差偏波補償回
路を提供することにある。
この発明によれば、単一偏波用の現用のアンテ
ナ系および中間周波数機器を通し、直交偏波共用
のデイジタル伝送を行うことができる。
ナ系および中間周波数機器を通し、直交偏波共用
のデイジタル伝送を行うことができる。
現在、衛星用アンテナのビーム幅は地上マイク
ワ回線のそれに比較してかなり広いこと、また、
グローバル・ビーム用のアンテナでは実効送信電
力を高めるため非対称ビームを用いていること、
また、宇宙空間におけるフアラデー・ローテーシ
ヨン等により、高い直交偏波識別度が期待できな
い。
ワ回線のそれに比較してかなり広いこと、また、
グローバル・ビーム用のアンテナでは実効送信電
力を高めるため非対称ビームを用いていること、
また、宇宙空間におけるフアラデー・ローテーシ
ヨン等により、高い直交偏波識別度が期待できな
い。
このような伝送系において、本発明は従来方式
と比較して格段の優位性を示すものであり、現用
の伝送系に全く手を加えることがないと言う点で
より経済的であり、しかも、TDMAのように同
一アンテナで複数局の信号を時分割的に受信する
ような場合にも各送信局個別に交差偏波補償を行
うことができる。
と比較して格段の優位性を示すものであり、現用
の伝送系に全く手を加えることがないと言う点で
より経済的であり、しかも、TDMAのように同
一アンテナで複数局の信号を時分割的に受信する
ような場合にも各送信局個別に交差偏波補償を行
うことができる。
この発明の回路は、同一のビツト・レートの第
1および第2のデイジタル・データ系列……
ak-2,ak-1,ak,ak+1,ak+2……および……bk-2,
bk-1,bk,bk+1,bk+2……を相直交する第1およ
び第2の偏波にそれぞれ周波数が異なる搬送波に
乗せるデイジタル無線伝送において、受信を希望
する前記第1の偏波に対する第1の同期検波器
と、偏波干渉を起す前記第2の偏波に対する第2
の同期検波器と、前記第1の偏波を同期検波すべ
くこの第1の偏波の搬送波を抽出する搬送波抽出
器と、前記第1および第2の偏波から同期検波に
より前記第1および第2の系列に対応してそれぞ
れ得られる第3および第4の系列……Ak-2,
Ak-1,Ak,Ak+1,Ak+2……および……Bk-2,
Bk-1,Bk,Bk+1,Bk+2……からM,M′,Nおよ
びN′を任意の0または正の整数として、 Ck=N′ 〓i=-N αi・Ak+i+M′ 〓i=-M βi・Ak+i (但し、αi,βiは複素定数) で表わされる……Ck-2,Ck-1,Ck,Ck+1,Ck+2…
…なる第5の系列を作るフイルターとから構成さ
れ前記第1および第2の同期検波器に前記搬送波
抽出器から得られた搬送波を供給し、前記フイル
タから前記第2の偏波からの交差偏波干渉を除去
した前記第1の系列を得るようにしたことを特徴
とする。
1および第2のデイジタル・データ系列……
ak-2,ak-1,ak,ak+1,ak+2……および……bk-2,
bk-1,bk,bk+1,bk+2……を相直交する第1およ
び第2の偏波にそれぞれ周波数が異なる搬送波に
乗せるデイジタル無線伝送において、受信を希望
する前記第1の偏波に対する第1の同期検波器
と、偏波干渉を起す前記第2の偏波に対する第2
の同期検波器と、前記第1の偏波を同期検波すべ
くこの第1の偏波の搬送波を抽出する搬送波抽出
器と、前記第1および第2の偏波から同期検波に
より前記第1および第2の系列に対応してそれぞ
れ得られる第3および第4の系列……Ak-2,
Ak-1,Ak,Ak+1,Ak+2……および……Bk-2,
Bk-1,Bk,Bk+1,Bk+2……からM,M′,Nおよ
びN′を任意の0または正の整数として、 Ck=N′ 〓i=-N αi・Ak+i+M′ 〓i=-M βi・Ak+i (但し、αi,βiは複素定数) で表わされる……Ck-2,Ck-1,Ck,Ck+1,Ck+2…
…なる第5の系列を作るフイルターとから構成さ
れ前記第1および第2の同期検波器に前記搬送波
抽出器から得られた搬送波を供給し、前記フイル
タから前記第2の偏波からの交差偏波干渉を除去
した前記第1の系列を得るようにしたことを特徴
とする。
次に本発明について図面を参照して詳細に説明
する。
する。
第1図はデイジタル伝送用の従来の線形自動等
化器のブロツク図を示す図である。端子100に
は帯域制限されたランダムパルス……ak-1,ak,
ak+1……がT秒間隔で次々に加えられる。
化器のブロツク図を示す図である。端子100に
は帯域制限されたランダムパルス……ak-1,ak,
ak+1……がT秒間隔で次々に加えられる。
図中、参照数字1,2,3および4はT秒の遅
延回路、参照数字5,6,7,8および9は可変
減衰器、参照数字10は加算器、参照数字11は
サンプラーであり、また、参照数字12は信号識
別回路であり、パルスakを送信したときの受信信
号Akから推定値A^kを得るものであり、伝送誤り
が発生しなければ ak=A^k と推定される。
延回路、参照数字5,6,7,8および9は可変
減衰器、参照数字10は加算器、参照数字11は
サンプラーであり、また、参照数字12は信号識
別回路であり、パルスakを送信したときの受信信
号Akから推定値A^kを得るものであり、伝送誤り
が発生しなければ ak=A^k と推定される。
第1図の本等化器の機能は図より明らかなよう
に、前後の2送信符号からの符号間干渉2 〓i=2(i≠0)
ak+iを可変減衰器5,6,8および9で消去する
ことである。可変減衰器5,6,7,8および9
の減衰量αiを自動的かつ理想的に変化させるアル
ゴリズムはいろいろあり、例えば、1965年4月発
行のBSTJ(Bell Sytem Techncal Jounal)
vol.44,pp547―588記載の“Automatic
equalization for digital communicationに示されているzero forcing法,
1967年11月発行のBSTJ vol.46 pp 2179―2208
記載の“An automatic equalizer for general
―purpose communication channel”で示され
ている自乗平均等化法が一般的に知られている。
また、多少構成が異なるが、1970年5月発行の
IEEE TRANSACTI―ONS ON
INFORMATION THEORY、vol.IT―16,
pp270―276記載の“Analysis of a Decision
Directed Receiver with Unknown Prior”で
示されている非線形自動等化法などもある。
に、前後の2送信符号からの符号間干渉2 〓i=2(i≠0)
ak+iを可変減衰器5,6,8および9で消去する
ことである。可変減衰器5,6,7,8および9
の減衰量αiを自動的かつ理想的に変化させるアル
ゴリズムはいろいろあり、例えば、1965年4月発
行のBSTJ(Bell Sytem Techncal Jounal)
vol.44,pp547―588記載の“Automatic
equalization for digital communicationに示されているzero forcing法,
1967年11月発行のBSTJ vol.46 pp 2179―2208
記載の“An automatic equalizer for general
―purpose communication channel”で示され
ている自乗平均等化法が一般的に知られている。
また、多少構成が異なるが、1970年5月発行の
IEEE TRANSACTI―ONS ON
INFORMATION THEORY、vol.IT―16,
pp270―276記載の“Analysis of a Decision
Directed Receiver with Unknown Prior”で
示されている非線形自動等化法などもある。
また、第1図に入力端子に与えられる信号が4
相位相変調または16値直交振幅変調された複素信
号である場合には、1975年6月発行のIEEE
TRANSACTIONS ON
COMMUNICATIONS,Vol.COM―23,pp684
―687記載の“Two Extensional Applications
of the Zero Forcing Equalizafion Method”
に示された自動等化法がある。
相位相変調または16値直交振幅変調された複素信
号である場合には、1975年6月発行のIEEE
TRANSACTIONS ON
COMMUNICATIONS,Vol.COM―23,pp684
―687記載の“Two Extensional Applications
of the Zero Forcing Equalizafion Method”
に示された自動等化法がある。
上記各自動等化法による実際の等化器の構成
は、可変減衰器の減衰量(タツプゲイン)を推定
する回路が異なるだけであり、非線形自動等化器
の外は第1図のような構成になつている。
は、可変減衰器の減衰量(タツプゲイン)を推定
する回路が異なるだけであり、非線形自動等化器
の外は第1図のような構成になつている。
第2図は従来の非線形自動等化器のブロツク図
を示し、参照数字1′,2′,3′および4′は第1
図の構成要素1,2,3および4に対応し、参照
数字5′,6′,7′,8,および9′は第1図の構
成要素5,6,7,8および9に対応し、参照数
字10′は第1図の構成要素10と対応し、参照
数字11′は第1図の構成要素11に対応し、参
照数字12′は第1図の構成要素12に対応し、
参照数字13および14は加算器である。
を示し、参照数字1′,2′,3′および4′は第1
図の構成要素1,2,3および4に対応し、参照
数字5′,6′,7′,8,および9′は第1図の構
成要素5,6,7,8および9に対応し、参照数
字10′は第1図の構成要素10と対応し、参照
数字11′は第1図の構成要素11に対応し、参
照数字12′は第1図の構成要素12に対応し、
参照数字13および14は加算器である。
第2図の構成が第1図と異なる点は、先行符号
からの干渉を先行符号……Ak+2,Ak+1……の識
別結果……A^k+2,A^k+1……を基に消去する定に
あり、原理的には第1図の構成の動作と同じであ
る。そこで、以後無線デイジタル伝送用自動等化
器の構成としては、第1図のものを考える。ただ
し、このとき可変減衰器は複素信号を扱うものと
する。
からの干渉を先行符号……Ak+2,Ak+1……の識
別結果……A^k+2,A^k+1……を基に消去する定に
あり、原理的には第1図の構成の動作と同じであ
る。そこで、以後無線デイジタル伝送用自動等化
器の構成としては、第1図のものを考える。ただ
し、このとき可変減衰器は複素信号を扱うものと
する。
第3図は衛星通信における直交偏波間の結合の
様子を示す図である。参照数字30を送信側地上
局、参照数字31を受信側地上局、参照数字32
を通信衛星として、水平偏波300および垂直偏
波301を送信すると、垂直偏波から水平偏波へ
の交差偏波干渉は、アツプ・リンク(衛星向送
信)で発生する干渉302、ダウン・リンク(地
上局向送信)で発生する干渉303と水平偏波自
身の自己干渉304とが主なものである。今、両
偏波とも同一の搬送波周波数を持つているとすれ
ば、これら全ての干渉は、同期検波して得られた
ベース・バンド信号においては各干渉の和となつ
て得られる。このため、正確に干渉成分が分れ
ば、これらを検波したベース・バンド信号から減
ずることにより、干渉成分が消去できることが分
る。
様子を示す図である。参照数字30を送信側地上
局、参照数字31を受信側地上局、参照数字32
を通信衛星として、水平偏波300および垂直偏
波301を送信すると、垂直偏波から水平偏波へ
の交差偏波干渉は、アツプ・リンク(衛星向送
信)で発生する干渉302、ダウン・リンク(地
上局向送信)で発生する干渉303と水平偏波自
身の自己干渉304とが主なものである。今、両
偏波とも同一の搬送波周波数を持つているとすれ
ば、これら全ての干渉は、同期検波して得られた
ベース・バンド信号においては各干渉の和となつ
て得られる。このため、正確に干渉成分が分れ
ば、これらを検波したベース・バンド信号から減
ずることにより、干渉成分が消去できることが分
る。
ここで、両偏波の搬送波周波数が互に異なる本
発明の動作を説明する前に両偏波の搬送波周波数
が同一の場合について説明する。
発明の動作を説明する前に両偏波の搬送波周波数
が同一の場合について説明する。
自己干渉304は通常の多重伝播路回線上の歪
みと考えられるので、第1図に示した通常の自動
等化器でその影響は除去される。
みと考えられるので、第1図に示した通常の自動
等化器でその影響は除去される。
次に、干渉302および303についても、垂
直偏波側で送信された送信符号が分れば、この符
号をもとに垂直偏波からの干渉は完全に除去する
ことができる。
直偏波側で送信された送信符号が分れば、この符
号をもとに垂直偏波からの干渉は完全に除去する
ことができる。
第4図は本発明の一構成要素のフイルターのブ
ロツク図を示す図である。
ロツク図を示す図である。
図中、ブロツク4010がフイルターであり、
参照数字40,41,42,43,44,45,
46および47は第1図の各遅延回路に参照数字
48,49,50,51,52,53,54,5
5,56および57は第1図の各可変減衰器と同
一のものであり、参照数字58は第1図の加算器
10と同一のものであり、参照数字59は第1図
のサンプラー11と同一のものであり、参照数字
60は第1図の信号識別器12と同一のものであ
る。
参照数字40,41,42,43,44,45,
46および47は第1図の各遅延回路に参照数字
48,49,50,51,52,53,54,5
5,56および57は第1図の各可変減衰器と同
一のものであり、参照数字58は第1図の加算器
10と同一のものであり、参照数字59は第1図
のサンプラー11と同一のものであり、参照数字
60は第1図の信号識別器12と同一のものであ
る。
まず、入力端子400には水平偏波により送ら
れてきた復調ベース・バンド信号……Ak-1,Ak,
Ak+1……が加えられ、入力端子401には垂直
偏波により送られてきた復調ベース・バンド信号
……Bk-1,Bk,Bk+1……が加えられる。
れてきた復調ベース・バンド信号……Ak-1,Ak,
Ak+1……が加えられ、入力端子401には垂直
偏波により送られてきた復調ベース・バンド信号
……Bk-1,Bk,Bk+1……が加えられる。
この回路において垂直偏波から水平偏波への干
渉が除去され、元の水平偏波成分だけが抽出され
る。
渉が除去され、元の水平偏波成分だけが抽出され
る。
減衰器48,49,50,51および52から
の出力により水平偏波成分自身の波形歪みと第3
図に示した自己干渉304の和2 〓i=-2 −αi・ak+iを除
去することができる。
の出力により水平偏波成分自身の波形歪みと第3
図に示した自己干渉304の和2 〓i=-2 −αi・ak+iを除
去することができる。
次に、減衰器53,54,55,56および5
7からの出力により第3図の交差偏波干渉302
および303の和2 〓i=-2 −βi・bk+iを除去するこ
とができる。従つて、出力端子402には全ての
干渉が除去された水平偏波成分 Ck=2 〓i=-2 αi・
Ak+i+2 〓i=-2 βi・Bk+1akのみが出力される。
7からの出力により第3図の交差偏波干渉302
および303の和2 〓i=-2 −βi・bk+iを除去するこ
とができる。従つて、出力端子402には全ての
干渉が除去された水平偏波成分 Ck=2 〓i=-2 αi・
Ak+i+2 〓i=-2 βi・Bk+1akのみが出力される。
ここで、減衰器48,49,50,51,5
2,53,54,55,56および57の減垂量
αi,βiに対する制御アルゴリズムは第1図の自動
等化器のそれの拡張として考えることができる。
2,53,54,55,56および57の減垂量
αi,βiに対する制御アルゴリズムは第1図の自動
等化器のそれの拡張として考えることができる。
詳しく述べると、水平偏波と垂直偏波とには全
く無相関なデーターが乗せられており、各データ
―系列は時系列的に無相関である。従つて、各減
衰器の減衰量(タツプ・ゲイン)を、受信符号と
その推定値との差と、前記減衰器の入力とが直交
するように選ぶと、前記差を最小できるという直
交原理を利用することができる。これは前述した
自乗平均等化法の拡張である。
く無相関なデーターが乗せられており、各データ
―系列は時系列的に無相関である。従つて、各減
衰器の減衰量(タツプ・ゲイン)を、受信符号と
その推定値との差と、前記減衰器の入力とが直交
するように選ぶと、前記差を最小できるという直
交原理を利用することができる。これは前述した
自乗平均等化法の拡張である。
第5図は第4図の可変減衰器49に対する減衰
量の制御回路500を示したものである。図中、
参照数字41,45,49,58,59および6
0は第4図の対応する参照数字の構成要素と同じ
ものである。加算器63は受信符号Akとその推
定値A^kとの差(Ak−A^k)を検出するために用い
られるものである。また、掛算器61と積分器6
2とは一つあとの電気符号Ak-1と、先の(Ak−
A^k)との直交性を検出するために使用され、相
関の正負によつて可変減衰器の減衰量α-1を増減
するように動作する。
量の制御回路500を示したものである。図中、
参照数字41,45,49,58,59および6
0は第4図の対応する参照数字の構成要素と同じ
ものである。加算器63は受信符号Akとその推
定値A^kとの差(Ak−A^k)を検出するために用い
られるものである。また、掛算器61と積分器6
2とは一つあとの電気符号Ak-1と、先の(Ak−
A^k)との直交性を検出するために使用され、相
関の正負によつて可変減衰器の減衰量α-1を増減
するように動作する。
他の可変減衰器の減衰量制御もこれと同一の方
法で行うことができ、回線が安定しており、かつ
回線切り換えなどがなければ、減衰量制御回路5
00は不要になる。この場合、各減衰器の減衰量
を適当にプリセツトしてやればよい。
法で行うことができ、回線が安定しており、かつ
回線切り換えなどがなければ、減衰量制御回路5
00は不要になる。この場合、各減衰器の減衰量
を適当にプリセツトしてやればよい。
次に偏波1および2の搬送周波数が△Hzだけ
異なる場合について考える。偏波1を同期検波し
て得られたベース・バンド信号b1(t)は、{h
(t)+ξ1・h(t+△t1)}+{ξ2・g(t+△t2
)+
ξ3・g(t+△t3)}e−j2π△ft(ξ1,ξ2,ξ3は
係
数)なる形に書ける。ここで第一項は求める系列
1と自己干渉304との和、第二項は交差偏波干
渉202,203の和である。
異なる場合について考える。偏波1を同期検波し
て得られたベース・バンド信号b1(t)は、{h
(t)+ξ1・h(t+△t1)}+{ξ2・g(t+△t2
)+
ξ3・g(t+△t3)}e−j2π△ft(ξ1,ξ2,ξ3は
係
数)なる形に書ける。ここで第一項は求める系列
1と自己干渉304との和、第二項は交差偏波干
渉202,203の和である。
偏波2をそれ自身の搬送波で同期検波すると、
g(t)が得られるが、これをもとにb1(t)第2
項を消去しようとすると、e−j2π△ftの項の補
正をする必要がある。この補正を行なわない方法
としては偏波2を偏波1の搬送波で同期検波をす
るのがよい。同検波で得られるベース・バンド信
号b2(t)はg(t)e−i2π△ftなる形をしてい
る。このため、b1(t)の第2項を消去するのに
都合のよい形でb2(t)が得られることになる。
g(t)が得られるが、これをもとにb1(t)第2
項を消去しようとすると、e−j2π△ftの項の補
正をする必要がある。この補正を行なわない方法
としては偏波2を偏波1の搬送波で同期検波をす
るのがよい。同検波で得られるベース・バンド信
号b2(t)はg(t)e−i2π△ftなる形をしてい
る。このため、b1(t)の第2項を消去するのに
都合のよい形でb2(t)が得られることになる。
本発明の原理がこれである。第6図は本発明の
一実施例のブロツク図を示す図である。
一実施例のブロツク図を示す図である。
図中、参照数字70は受信アンテナ、参照数字
71は直交偏波分離器、参照数字72および73
は同期検波器、参照数字77は同期検波器72に
同期用搬送波を供給する搬送波抽出器、参照数字
4000は第4図に示したフイルターである。
71は直交偏波分離器、参照数字72および73
は同期検波器、参照数字77は同期検波器72に
同期用搬送波を供給する搬送波抽出器、参照数字
4000は第4図に示したフイルターである。
受信アンテナ70には4相PSKに(位相変調)
信号が入力されるものとする。搬送波抽出器77
は、自乗回路74、狭帯域帯域波器75および
4分周器76から構成されている。
信号が入力されるものとする。搬送波抽出器77
は、自乗回路74、狭帯域帯域波器75および
4分周器76から構成されている。
今、同期検波器72に希望する偏波1が入力さ
れ、同期検波器73に偏波干渉を引き起す偏波2
が入力されるものとする。フイルター4000の
入力端子400には、前述したようにb1(t)が
与えられ同期検波器72,73には共通に搬送波
抽出器77の出力が加えられているので、b2(t)
が供給される。これによりフイルター出力端子4
02からは全ての干渉が取り除かれたh(t)の
みが出力されてくる。
れ、同期検波器73に偏波干渉を引き起す偏波2
が入力されるものとする。フイルター4000の
入力端子400には、前述したようにb1(t)が
与えられ同期検波器72,73には共通に搬送波
抽出器77の出力が加えられているので、b2(t)
が供給される。これによりフイルター出力端子4
02からは全ての干渉が取り除かれたh(t)の
みが出力されてくる。
衛星通信、特にTDMA通信のように同一受信
アンテナで複数個の局からの信号を次々に受信す
るような場合の交差偏波補償法とし特に有効であ
り、従来の給電系や中間周波数帯での補償法から
はこれらの効果は全く期待できない。
アンテナで複数個の局からの信号を次々に受信す
るような場合の交差偏波補償法とし特に有効であ
り、従来の給電系や中間周波数帯での補償法から
はこれらの効果は全く期待できない。
第1図および第2図は従来の自動等化器のブロ
ツク図を示す図、第3図は衛星通信における交差
偏波干渉を説明するための図、第4図は本発明の
一構成要素のフイルターのブロツク図を示す図、
第5図は第4図に示したフイルターの可変減衰器
の減衰量制御回路の一例を示す図および第6図は
本発明の一実施例のブロツク図を示す図である。 第6図において、72が同期検波器7,73が
同期検波器2,77が搬送波抽出器、4000が
フイルター1。
ツク図を示す図、第3図は衛星通信における交差
偏波干渉を説明するための図、第4図は本発明の
一構成要素のフイルターのブロツク図を示す図、
第5図は第4図に示したフイルターの可変減衰器
の減衰量制御回路の一例を示す図および第6図は
本発明の一実施例のブロツク図を示す図である。 第6図において、72が同期検波器7,73が
同期検波器2,77が搬送波抽出器、4000が
フイルター1。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 同一ビツト・レートの第1および第2のデイ
ジタル・データ系列……ak-2,ak-1,ak,ak+1,
ak+2……およびbk-2,bk-1,bk,bk+1,bk+2……
を相直交する第1および第2の偏波でそれぞれ周
波数が異なる搬送波に乗せるデイジタル無線伝送
において、受信を希望する前記第1の偏波に対す
る第1の同期検波器と、偏波干渉を起す前記第2
の偏波に対する第2の同期検波器と、前記第1の
偏波を同期検波すべくこの第1の偏波の搬送波を
抽出する搬送波抽出器と、前記第1および第2の
偏波から同期検波により前記第1および第2の系
列に対応してそれぞれ得られる第3および第4の
系列……Ak-2,Ak-1,Ak,Ak+1,Ak+2……およ
び……Bk-2,Bk-1,Bk,Bk+1,Bk+2……からM,
M′,NおよびN′を任意の0または正の整数とし
て、 Ck=N′ 〓i=-N αi・Ak+i+M′ 〓i=-M βi・Bk+i (但し、αi,βiは複素定数) で表わされる……Ck-2,Ck-1,Ck,Ck+1,Ck+2…
…なる第5の系列を作るフイルターとから構成さ
れ前記第1および第2の同期検波器に前記搬送波
抽出器から得られた搬送波を供給し、前記フイル
ターから前記第2の偏波からの交差偏波干渉を除
去した前記第1の系列を得るようにしたことを特
徴とする交差偏波補償回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2476579A JPS55133155A (en) | 1979-03-02 | 1979-03-02 | Compensation circuit for cross polarized wave |
US06/125,671 US4321705A (en) | 1979-03-02 | 1980-02-28 | Digital equalizer for a cross-polarization receiver |
DE3007827A DE3007827C2 (de) | 1979-03-02 | 1980-02-29 | Digitaler Entzerrer für einen Kreuzpolarisationsempfänger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2476579A JPS55133155A (en) | 1979-03-02 | 1979-03-02 | Compensation circuit for cross polarized wave |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62267430A Division JPS63219243A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 交差偏波補償回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55133155A JPS55133155A (en) | 1980-10-16 |
JPS6343935B2 true JPS6343935B2 (ja) | 1988-09-01 |
Family
ID=12147243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2476579A Granted JPS55133155A (en) | 1979-03-02 | 1979-03-02 | Compensation circuit for cross polarized wave |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55133155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0386850U (ja) * | 1989-12-25 | 1991-09-03 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63219243A (ja) * | 1987-10-23 | 1988-09-12 | Nec Corp | 交差偏波補償回路 |
-
1979
- 1979-03-02 JP JP2476579A patent/JPS55133155A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0386850U (ja) * | 1989-12-25 | 1991-09-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55133155A (en) | 1980-10-16 |
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