JPS6343614B2 - - Google Patents

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JPS6343614B2
JPS6343614B2 JP5427583A JP5427583A JPS6343614B2 JP S6343614 B2 JPS6343614 B2 JP S6343614B2 JP 5427583 A JP5427583 A JP 5427583A JP 5427583 A JP5427583 A JP 5427583A JP S6343614 B2 JPS6343614 B2 JP S6343614B2
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JP
Japan
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shift
select
gear
speed
low
Prior art date
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Expired
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JP5427583A
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English (en)
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JPS59180143A (ja
Inventor
Kyoshi Komatsuzaki
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59180143A publication Critical patent/JPS59180143A/ja
Publication of JPS6343614B2 publication Critical patent/JPS6343614B2/ja
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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、車両、例えば、自動車に搭載され
るところのメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギ
ジリアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツ
シヨンに使用される変速機構に関する。
近年、トラツクは、市街地、高速道路、複雑な
坂道、不整地などを走行するので、換言するなら
ば、そのような種々の走行条件で、走行されるの
で、そのトラツクに使用されるトランスミツシヨ
ンは、メイン・ギヤ・ボツクスとオーギジリア
リ・ギヤ・ボツクスとより構成され、大きな減速
比を得て、トラツクの経済走行を可能にする傾向
にある。
また、そのようなトランスミツシヨンの手動変
速機構は、そのメイン・ギヤ・ボツクスのスピー
ド・ゲート・パターン(ギヤ・シフト・パター
ン)を低速側レンジおよび高速側レンジに繰り返
し使用するもの(以下、シングル・スピード・ゲ
ート・パターンという)と、予め、低速側レンジ
から高速側レンジまでの変速段に対応したスピー
ド・ゲート・パターンを有するもの(以下、ダブ
ル・スピード・ゲート・パターンという)とがあ
り、前者の手動変速機構は、機械的、電気的−機
械的に、若しくは、流体的−機械的に構成されて
きたが、変速操作の高い確実性および信頼性を満
足するために、その構造が複雑化され、変速操作
の容易性が損なわれる傾向にあつた。
他方、後者の手動変速機構にあつては、ギヤ・
セレクト・アンド・シフト・レバーの動き、すな
わち、スピード・ゲート・ポジシヨンの増加に伴
なつて、スピード・ゲート・パターンのスペース
は非常に大きくなり、設計上、不利になるとして
も、変速操作は、前者に比して容易であつた。
また、この種のトランスミツシヨンは、通常、
レンジ・シフト型に構成されているので、そのト
ランスミツシヨンの出力軸が高速回転されている
際、高速側レンジから低速側レンジにミス・シフ
トされると、エンジンがオーバ・ランし、トラン
スミツシヨンが破損されたり、損傷される虞れが
あつた。
この発明の目的は、トランスミツシヨンの出力
軸が高速で回転されている際、高速側レンジから
低速側レンジにミス・シフトされることを阻止
し、また、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レ
バーの動きをロツクし、エンジンのオーバ・ラン
を防止し、トランスミツシヨンの損傷や破損を防
止し、併せて、トランスミツシヨンの操作上、ド
ライバーの戸惑いを未然に防止し、車両の運転に
支障をきたさぬようにするところのメイン・ギ
ヤ・ボツクスおよびオーギジリアリ・ギヤ・ボツ
クスを備えるトランスミツシヨンに使用される変
速機構の提供にある。
また、この発明の付加的目的は、トランスミツ
シヨンが、低速側レンジから高速側レンジに、ま
た、高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シ
フトされる際、セレクト・アンド・シフト・シヤ
フト上に生ずる抑止力の急激で、明瞭な変化がド
ライバーに確認され、トランスミツシヨンの操作
上、ドライバーの肉体的精神的疲労を軽減すると
ころのメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジリ
アリ・ギヤ・ボツクスを備えるトランスミツシヨ
ンに使用される変速機構の提供にある。
さらに、この発明の他の目的は、構造を簡略化
し、部品員数を少なくして、大きな減速比を得る
ことを可能にし、換言するならば、非常に多くの
段に変速でき、ドライバーの高度の操作技術に依
存することなしに、変速誤りを阻止し、高い確実
性および信頼性をもつて変速操作を可能にし、ま
た、変速操作を容易、かつ簡単にし、その上、迅
速な変速操作を可能にし、それに伴なつて、ドラ
イバーの肉体的精神的疲労を軽減するところのメ
イン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジリアリ・ギ
ヤ・ボツクスを備えるトランスミツシヨンに使用
される変速機構の提供にある。
それらを課題として、この発明のトランスミツ
シヨンに使用される変速機構は、先ず、メイン・
ギヤ・ボツクスに配置される複数のギヤ・シフ
ト・シヤフトと、そのギヤ・シフト・シヤフトに
保持される複数のギヤ・シフト・フオークと、そ
のメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、かつ、ギ
ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの操作に
応動して、そのギヤ・シフト・シヤフトと共に、
その複数のギヤ・シフト・フオークを選択的にシ
フトするように、長さ方向に所定の間隔で突出さ
れた少なくとも2つのセレクト・レバーを有する
セレクト・アンド・シフト・シヤフトと、そのセ
レクト・アンド・シフト・シヤフトに配置された
低速側および高速側レンジ切換えカムと、オーギ
ジリアリ・ギヤ・ボツクスに配置されるギヤ・シ
フト・フオークと、そのオーギジリアリ・ギヤ・
ボツクスのギヤ・シフト・フオークをシフト動作
する流体圧型アクチユエータと、そのメイン・ギ
ヤ・ボツクスのセレクト・アンド・シフト・シヤ
フトの動きに応じて、その低速側および高速側レ
ンジ切換えカムで切換動作される方向切換えバル
ブ・ユニツトと、その方向切換えバルブ・ユニツ
トの入口を流体圧源に接続する供給配管と、その
流体圧型アクチユエータの低速側シリンダ室にそ
の方向切換えバルブ・ユニツトの低速側出口を接
続する低速側配管と、その流体圧型アクチユエー
タの高速側シリンダ室にその方向切換えバルブ・
ユニツトの高速側出口を接続する高速側配管と、
高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シフト
されるそのギヤ・セレクト・アンド・シフト・レ
バーのスピード・ゲート・ポジシヨンに相当する
軸方向のセレクト・ポジシヨンにおいて、そのメ
イン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アンド・シフ
ト・シヤフトに配置される流体圧型レバー・ロツ
ク(流体圧型ギヤ・セレクト・アンド・シフト・
レバー・ロツク)と、その流体圧型レバー・ロツ
ク(その流体圧型ギヤ・セレクト・アンド・シフ
ト・レバー・ロツク)をその流体圧源に接続する
レバー・ロツク配管と、そのレバー・ロツク配管
に配置される流体圧回路ロツク・バルブとより構
成するものであり、また、レンジ・シフトの際抑
止力の急激で、明瞭な変化をセレクト・アンド・
シフト・シヤフト上に生じよう。この発明のトラ
ンスミツシヨンに使用される変速機構は、上述の
構成に、さらに、低速側レンジと高速側レンジと
の間にレンジ・シフトされるそのギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバーのスピード・ゲー
ト・ポジシヨンに相当する軸方向のセレクト・ポ
ジシヨンにおいて、そのメイン・ギヤ・ボツクス
のセレクト・アンド・シフト・シヤフトに配置さ
れるデイテント・デバイスを備える構成にしてい
る。
以下、この発明に係るトランスミツシヨン11
0に使用される変速機構の望ましい具体例につい
て、図面を参照して説明する。
第1ないし4図は、トラツクのために、メイ
ン・ギヤ・ボツクス111およびオーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス112よりなり、レンジ・シ
フト型に構成されたトランスミツシヨン110に
適用されたこの発明の変速機構の望ましい具体例
10を示している。また、その変速機構10が適
用されたレンジ・シフト型トランスミツシヨン1
10は、前進9段、後退1段の同期かみ合い型に
構成されている。
この変速機構10は、そのトランスミツシヨン
110が低速側レンジから高速側レンジに、ま
た、高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シ
フトされる際、そのレンジ・シフトが運転者に明
瞭に感知され、殊に、そのトランスミツシヨン1
10の出力軸の回転数が予め決定された値以上で
あるとき、そのトランスミツシヨン110が高速
側レンジから低速側レンジにレンジ・シフトされ
ることを阻止し、エンジンのオーバ・ランを防止
するように構成されている。すなわち、その変速
機構10は、メイン・ギヤ・ボツクス111に配
置された複数のギヤ・シフト・シヤフト11,1
2,13と、そのギヤ・シフト・シヤフト11,
12,13にそれぞれ保持されたギヤ・シフト・
フオーク(図示せず)と、そのギヤ・シフト・シ
ヤフト11,12,13にそれぞれ保持されたシ
フト・ヘツド14,15,16と、そのシフト・
ヘツド14,15,16に選択的に噛み合わせら
れる2本のセレクト・レバー18,19を備えた
セレクト・アンド・シフト・シヤフト17と、そ
のセレクト・アンド・シフト・シヤフト17にリ
ンク連結されたギヤ・セレクト・アンド・シフ
ト・レバー20と、そのセレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト17に配置された低速側および高速
側レンジ切換えカム21と、そのオーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス112に配置されたギヤ・シ
フト・フオーク22と、そのオーギジリアリ・ギ
ヤ・ボツクス112のギヤ・シフト・フオーク2
2をシフト動作する流体圧型アクチユエータ23
と、そのアクチユエータ23のための流体圧源2
4と、その流体圧型アクチユエータ23のための
方向切換えバルブ・ユニツト25と、その流体圧
源24をその方向切換えバルブ・ユニツト25に
接続する供給配管26と、その流体圧型アクチユ
エータ23をその方向切換えバルブ・ユニツト2
5に接続する低速側および高速側配管27,28
と、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト1
7に配置された流体圧型レバー・ロツク(流体圧
型ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー・ロ
ツク)80と、その流体圧型レバー・ロツク(流
体圧型ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー・ロツク)80をその流体圧源24に接続する
レバー・ロツク配管81と、そのレバー・ロツク
配管81に配置された流体圧回路ロツク・バルブ
82と、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフ
ト17に配置されたデイテント・デバイス83
と、回転数センサ84と、増幅回路85と、圧力
スイツチ86と、ギヤ抜け防止機構(図示せず)
と、二重噛み合い防止機構(図示せず)とを含
み、それら防止機構は、通常に使用される構造で
あり、その二重噛み合い防止機構は、オーギジリ
アリ・ギヤ・ボツクス112の流体圧型アクチユ
エータ23に連動されている。
そのギヤ・シフト・シヤフト11,12,13
は、後退および超低速用(R.C)、第1速および
第2速用−第5速および第6速用、および第3速
および第4速用−第7速および第8速用であつ
て、メイン・ギヤ・ボツクス111のケース・カ
バー113に配置されている。
複数のギヤ・シフト・フオークは、そのメイ
ン・ギヤ・ボツクス111のケース(図示せず)
内において、対応するギヤ・シフト・シヤフト1
1,12,13に保持され、主軸スプライン上の
結合スリーブを摺動させ、主軸上に空転する主軸
歯車をその主軸に噛み合わせ、オーギジリアリ・
ギヤ・ボツクス112側に動力を伝える機能をし
ている。
複数のシフト・ヘツド14,15,16は、そ
のギヤ・シフト・フオークのために、所定の位置
において、そのギヤ・シフト・シヤフト11,1
2,13に固定され、セレクト・レバー18,1
9の先端を噛合可能にし、そのセレクト・レバー
18,19の動きによつて、そのギヤ・シフト・
シヤフト11,12,13を介してそのメイン・
ギヤ・ボツクス111のギヤ・シフト・フオーク
をシフト可能にしている。
そのシフト・ヘツド14,15,16は、セレ
クト・レバー18,19の先端を受け入れるため
に、適宜の間隔で突出された一対の角38,39
からなるヨーク部分37を備えている。また、そ
のシフト・ヘツド14,15,16の一つは、対
応するギヤ・シフト・フオークの頂部に一体的に
形成することも勿論、可能である。
セレクト・アンド・シフト・シヤフト17は、
メイン・ギヤ・ボツクス111のケース・カバー
113、すなわち、そのケース・カバー113に
形成されたコントロール・ボツクス114に配置
され、クランク40、ギヤ・シフト・バー(図示
せず)などを介してギヤ・セレクト・アンド・シ
フト・レバー20にリンク連結されている。
そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト17
は、長さ方向において、所定の間隔を置いて突出
された2本のセレクト・レバー18,19を備
え、そのギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー20の操作に応動して、そのギヤ・シフト・シ
ヤフト11,12,13と共に、その複数のギ
ヤ・シフト・フオークを選択的にシフト可能にし
ている。
そのセレクト・レバー18,19のボス41に
は、歯42が突出されギヤ・セレクト・アンド・
シフト・レバー20のための振止め43の歯44
に噛み合わせられている。
ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20
は、そのトラツクのキヤブ・フロア上に配置され
たスピード・ゲート・パターン(図示せず)を貫
通し、そのキヤブ・フロアに配置されたボツクス
(図示せず)に下端をピボツト保持させ、そのス
ピード・ゲート・パターンの各スピード・ゲー
ト・ポジシヨンに手動操作可能にしている。
低速側および高速側レンジ切換えカム21は、
方向切換えバルブ・ユニツト25のために、所定
の位置において、セレクト・アンド・シフト・シ
ヤフト17に嵌め合わせられ、そして、そのセレ
クト・アンド・シフト・シヤフト17にねじ止め
されている。勿論、そのレンジ切換えカム21は
低速側および高速側カム面43,44を備えてい
る。
そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクス112の
ギヤ・シフト・フオーク22は、オーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス112のケース(図示せず)
内に配置され、低速から高速に、また、高速から
低速にレンジ・シフトし、そのオーギジリアリ・
ギヤ・ボツクス112のギヤの噛合いを変え得る
ようにしている。勿論、そのギヤ・シフト・フオ
ーク22は、流体圧型アクチユエータ23の操作
ロツド47に固定的に保持され、その流体圧型ア
クチユエータ23によつてレンジ・シフトされ
る。
その流体圧型アクチユエータ23はエア・シリ
ンダに構成され、オーギジリアリ・ギヤ・ボツク
ス112のケース・カバー115に形成されたシ
リンダ45と、そのシリンダ45内に往復摺動可
能に嵌め込まれたピストン46と、そのピストン
46に一端を固定した操作ロツド47とよりな
り、供給配管26、方向切換えバルブ・ユニツト
25、および低速側および高速側配管27,28
を介して、そのシリンダ45の低速側および高速
側シリンダ室48,48を流体圧源24に接続
し、オーギジリアリ・ギヤ・ボツクス112のシ
フト・フオーク22をレンジ・シフトする。
その供給配管26は、その流体圧源24をその
方向切換えバルブ・ユニツト25の入口69に接
続し、また、低速側配管27は、そのエア・シリ
ンダ23の低速側シリンダ室48をその方向切換
えバルブ・ユニツト25の低速側出口70に接続
し、さらに、高速側配管28は、そのエア・シリ
ンダ23の高速側シリンダ室49をその方向切換
えバルブ・ユニツト25の高速側出口71に接続
している。
流体圧源24は、空気圧源であつて、そのトラ
ツクに搭載されたエンジンによつて駆動されるコ
ンプレツサとエア・タンクとより構成されてい
る。
方向切換えバルブ・ユニツト25は、そのレン
ジ切換えカム21を臨むように、メイン・ギヤ・
ボツクス111のコントロール・ボツクス114
に配置されている。
その方向切換えバルブ・ユニツト25は、その
コントロール・ボツクス114にねじ止めされた
バルブ・ハウジング50と、そのバルブ・ハウジ
ング47に形成された低速側および高速側バル
ブ・ボア51,52と、そのバルブ・ボア51,
52を入口側および出口側バルブ室53,54お
よび55,56にそれぞれ区画するように、その
バルブ・ボア51,52にそれぞれ形成されたバ
ルブ・シート57,58と、そのバルブ・シート
57,58に着座されるように、その入口側バル
ブ室53,55にそれぞれ配置されたバルブ・プ
レート59,60と、その出口側バルブ室54,
56内にそれぞれ往復摺動されるバルブ・スプー
ル61,62と、それらバルブ・スプール61,
62のためのプツシユ・ロツド63,64と、そ
れらバルブ・プレート59,60のために、入口
側バルブ室53,55内にそれぞれ配置されたバ
ルブ・スプリング65,66と、それらバルブ・
スプール61,62のために、出口側バルブ室5
4,56内にそれぞれ配置されたバルブ・スプリ
ング67,68とより構成されている。
また、その方向切換えバルブ・ユニツト25に
は、入口69低速側および高速側出口70,7
1、排気口72、および入口側および出口側連通
孔73,74がバルブ・ハウジング50に形成さ
れ、その入口69は、コネクタを介して供給配管
26を接続し、また、低速および高速側出口7
0,71はコネクタを介して、低速側および高速
側配管27,28を接続し、さらに、入口側連通
孔73は入口側バルブ室53,55を、また、出
口側連通孔74は出口側バルブ室54,56をそ
れぞれ互いに連絡している。
その方向切換えバルブ・ユニツト25のバル
ブ・スプール61,62には、また、導管75,
76がそれぞれ形成され、その導管75,76
は、プツシユ・ロツド63,64がそのレンジ切
換えカム21のカム面43,44の傾斜部分にあ
るとき、バルブ・スプール61,62がバルブ・
スプリング67,68によつて押し下げられるの
で、出口側バルブ室54,56を排気口72に連
絡し、他方、そのプツシユ・ロツド63,64が
そのレンジ切換えカム21のカム面43,44の
頂部に接しているとき、バルブ・スプール61,
62がバルブ・スプリング65,66および6
7,68に抗して、バルブ・プレート59,60
と共に押し上げられ、そのバルブ・プレート5
9,60によつて閉じられる。その際、バルブ・
プレート59,60はバルブ・シート57,58
から離れ入口側バルブ室53,55を出口側バル
ブ室54,56に連絡する。
流体圧型レバー・ロツク(流体圧型ギヤ・セレ
クト・アンド・シフト・レバー・ロツク)80
は、高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シ
フトされるところのそのギヤ・セレクト・アン
ド・シフト・レバー20のスピード・ゲート・ポ
ジシヨン3−4,5−6に相当する軸方向のシフ
ト・ポジシヨン(ギヤ・セレクト・アンド・シフ
ト・レバーに合わせて表現すればセレクト・ポジ
シヨン)において、メイン・ギヤ・ボツクス11
1のコントロール・ボツクス114に配置されて
いる。すなわち、その流体圧型レバー・ロツク8
0は、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト
17上に形成された細長い窪み95を臨んで、そ
のコントロール・ボツクス114に配置されてい
る。勿論、その細長い窪み95はそのセレクト・
アンド・シフト・シヤフト17の軸線の方向に伸
長されている。
その流体圧型レバー・ロツク80はエア・シリ
ンダ型に構成されたもので、レバー・ロツク配管
81で流体圧源24に接続されている。勿論、そ
のレバー・ロツク配管81は供給配管26から分
岐されている。
その流体圧型レバー・ロツク80は、そのコン
トロール・ボツクス114に形成されたソケツト
116に差し込んで、そのコントロール・ボツク
ス114にねじ止めされたプラグ型シリンダ・ブ
ロツク89と、そのシリンダ・ブロツク89に形
成されたシリンダ・ボア90内に往復摺動可能に
嵌め込まれたピストン91と、そのピストン91
に一体的に形成されたストツパー・ロツド92
と、そのシリンダ・ボア90内に配置されたコイ
ル・スプリング93とより構成されている。
そのストツパー・ロツド92はその、シリン
ダ・ブロツク89に形成されたガイド・ボア94
に案内され、そのピストン91の動きに伴なわれ
て、その細長い窪み95内に先端を突き出せるよ
うにしている。
流体圧回路ロツク・バルブ82は、3方向2位
置型電磁弁からなり、そのレバー・ロツク配管8
1に配置されている。
そのロツク・バルブ82は常時閉じられた状態
にあり、そのトランスミツシヨン110が高速側
レンジにあり、しかも、そのトランスミツシヨン
110の出力軸が予め決定された回転数以上で回
転されているとき、その増幅回路85からの出力
電流によつて開放され、そのレバー・ロツク80
のシリンダ室を流体圧源24に接続し、その流体
圧源24からの圧縮空気によつて、そのピストン
91をそのコイル・スプリング93に抗して駆動
し、ストツパー・ロツド92を窪み95内に突き
出させる。従つて、そのトランスミツシヨン11
0が高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シ
フトされる際、すなわち、そのトランスミツシヨ
ン110が第5速から第4速にセレクトされる
際、そのトランスミツシヨン110の出力軸が予
め決定された回転数以上で回転されているなら
ば、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト1
7はその流体圧型レバー・ロツク80によりロツ
クされ、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフ
ト17は第5速から第4速のセレクト・ポジシヨ
ンが取れず、また、ギヤ・セレクト・アンド・シ
フト・レバー20は、スピード・ゲート・パター
ンの第5速の位置にロツクされる。その結果、エ
ア・シリンダ23のレンジ・シフト動作が阻止さ
れ、エンジンのオーバ・ランが防止されると共
に、ドライバーにとつては、トランスミツシヨン
110の操作上の戸惑が未然に防止される。その
ようにして、流体圧回路ロツク・バルブ82はエ
ンジンおよびトランスミツシヨン110を保護さ
せる機能をその流体圧型レバー・ロツク80に与
えている。
その流体圧回路ロツク・バルブ82に電気的に
接続された増幅回路85は、電源79を備え、ま
た、回転数センサ84に電気的に接続され、その
回転数センサ84からの信号に応じて、その流体
圧回路ロツク・バルブ82への出力電流を変えて
いる。勿論、その回転数センサ84は、車両の速
度を検出する通常の速度検出器で、出力軸の回転
数を検出できるように、オーギジリアリ・ギヤ・
ボツクス112のケースに配置されている。
また、その増幅回路85は警報器87の電気回
路に接続されている。
その警報器87は、流体圧回路ロツク・バルブ
82の出口側において、そのレバー・ロツク配管
81に配置された圧力スイツチ86にリレー88
を介して電気的に接続され、そのロツク・バルブ
82の開放動作に応じて、動作される。勿論、そ
の警報器87は、そのリレー88に電気的に接続
された増幅回路85によつて与えられる。
デイテント・デバイス83は、低速側レンジと
高速側レンジとの間にレンジ・シフトされるとこ
ろのそのギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー20のスピード・ゲート・ポジシヨン3−4,
5−6に相当する軸方向のセレクト・ポジシヨン
において、メイン・ギヤ・ボツクス111のコン
トロール・ボツクス114に配置されている。す
なわち、そのデイテント・デバイス83はそのセ
レクト・アンド・シフト・シヤフト17上に細長
く形成された低速側および高速側窪み100,1
01を臨んで、そのコントロール・ボツクスに配
置されている。
そのデイテント・デバイス83は、そのコント
ロール・ボツクス114に形成されたソケツト1
17に差し込んで、そのコントロール・ボツクス
114にねじ止めされるプラグ型に構成されたも
ので、そのソケツト117に差し込まれるスリー
ブ96と、そのスリーブ96に嵌められたボール
97と、そのボール97をセレクト・アンド・シ
フト・シヤフト17に押し付けるように、そのス
リーブ96内に配置されたコイル・スプリング9
8と、スプリング・カバ99とより構成されてい
る。
従つて、そのデイテント・デバイス83は、低
速側レンジと高速側レンジとの間にレンジ・シフ
トされる際、すなわち、ギヤ・セレクト・アン
ド・シフト・レバー20が第4および5速間にセ
レクトされる際、ボール97が低速側窪み100
から高速側窪み101に、また、高速側窪み10
1から低速側窪み100に入れ替えられることに
よつて、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフ
ト17上に抑止力Fの急激な変化を生じるように
している。
この変速機構10は、さらに、そのセレクト・
アンド・シフト・シヤフト17に圧縮スプリング
78を配置し、その低速側および高速側窪み10
0,101に協働されるデイテント・デバイス8
3によつて、そのセレクト・アンド・シフト・シ
ヤフト17上に生じる抑止力Fにより急激で、明
瞭な変化が起り得るようにしている。
次に、上述のように構成されたこの発明の変速
機構10の動作を説明する。
その変速機構10は、前進4段、後退1段のメ
イン・ギヤ・ボツクス111を2段に用いて超低
速段Cを含む前進9段、後退1段Rにするもの
で、従つて、超低速C、第1ないし4速(1−
4)および後退Rは低速側レンジで、第5ないし
8速(5−8)は高速側レンジであり、また、そ
れに伴なつて、そのメイン・ギヤ・ボツクス11
1のスピード・ゲート・パターンはギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバー20のために、5つ
のセレクト・ポジシヨンを備えているもので、こ
の変速機構10は、高速側レンジから低速側レン
ジにレンジ・シフトされる際、トランスミツシヨ
ン110の出力軸が予め決定された回転数以上の
高速で回転されているならば、ギヤ・セレクト・
アンド・シフト・レバー20のスピード・ゲー
ト・ポジシヨン(第5速−第4速)に相当する軸
方向のセレクト・ポジシヨンを取り得ないよう
に、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト1
7の動きをロツクし、また、そのギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバー20の動きをロツク
するものであり、さらに、高速側レンジから低速
側レンジにレンジ・シフトされるとき、セレク
ト・アンド・シフト・シヤフト17上に生じる抑
止力Fに急激な変化が起るようにして、その急激
な変化をギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー20に感じ得るようにしている。
今、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー
20が操作され、そのセレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト17が第1図に示す状態にあるなら
ば、プツシユ・ロツド63がそのレンジ切換えカ
ム21の低速側カム面43における頂部にあり、
また、プツシユ・ロツド64がそのレンジ切換え
カム21の高速側カム面44における傾斜部分に
あるので、低速側バルブ・ボア51にあつては、
バルブ・プレート59およびバルブ・スプール6
1がバルブ・スプリング65,67に抗して押し
上げられ、低速側出口70が入口69に連絡さ
れ、他方、高速側バルブ・ボア52にあつては、
バルブ・プレート60およびバルブ・スプール6
2がバルブ・スプリング66,68によつて押し
下げられ、高速側出口71が入口69から遮断さ
れ、排気口72に連絡される。そのように、方向
切換えバルブ・ユニツト25が低速側および高速
側レンジ切換えカム21によつて切り換えられる
ので、エア・シリンダ23の低速側シリンダ室4
8には、圧縮空気が供給配管26、低速側配管2
7を経てエア・タンク24から供給され、また、
エア・シリンダ23の高速側シリンダ室49内の
圧縮空気は高速側配管28を経て排気口72から
大気中に排出され、オーギジリアリ・ギヤ・ボツ
クス102のギヤ・シフト・フオーク22は、第
1図に示されるように、低速側レンジにシフトさ
れる。従つて、メイン・ギヤ・ボツクス91はギ
ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20によ
つて、超低速C、第1ないし4速(1−4)およ
び後退Rに変速操作、すなわち、セレクト・アン
ド・シフト動作される。第1図に示される状態で
は、シフト・レバー18がシフト・ヘツド16に
噛合されているので、ギヤ・シフト・シヤフト1
3のギヤ・シフト・フオークはギヤ・セレクト・
アンド・シフト・レバー20の操作によつて、第
3速または第4速にシフトされる。
また、この低速側レンジにおけるトランスミツ
シヨン110の変速操作の間、そのセレクト・ア
ンド・シフト・シヤフト17上には、第4図にお
いて、抑止力曲線の部分120,121に示され
る抑止力Fが圧縮スプリング78によつて、加え
られ、その抑止力Fはギヤ・セレクト・アンド・
シフト・レバー20によつて感じられる。
次に、このトランスミツシヨン110におい
て、第4速(4)から第5速(5)に変速する場合は、低
速側レンジから高速側レンジにレンジ・シフトさ
れて、行なわれる。すなわち、そのトランスミツ
シヨン110の出力軸が予め決定された回転数以
下で回転されているので、流体圧回路ロツク・バ
ルブ82は閉じられた状態にあり、流体圧型レバ
ー・ロツク80は第1図に示す状態を維持し、そ
のギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20
によつて、セレクト・アンド・シフト・シヤフト
17を第1図に示す状態から第2図に示す状態に
シフトする。
そのように、そのセレクト・アンド・シフト・
シヤフト17がシフトされると、プツシユ・ロツ
ド64が低速側および高速側レンジ切換えカム2
1の高速側カム面44における頂部にあり、ま
た、プツシユ・ロツド63がそのレンジ切換えカ
ム21の低速側カム面43における傾斜部分にあ
るので、高速側バルブ・ボア52にあつては、バ
ルブ・プレート60およびバルブ・スプール62
がバルブ・スプリング66,68に抗して押し上
げられ、高速側出口71が入口69に連絡され、
他方、低速側バルブ・ボア51にあつては、バル
ブ・プレート59およびバルブ・スプール61が
バルブ・スプリング65,67によつて押し下げ
られ、低速側出口70が入口69から遮断され、
排気口72に連絡される。そのように、方向切換
えバルブ・ユニツト25がそのレンジ切換えカム
21によつて切り換えられるので、エア・シリン
ダ23の高速側シリンダ室49には、圧縮空気が
供給配管26、高速側配管28を経てエア・タン
ク24から供給され、また、エア・シリンダ23
の低速側シリンダ室48内の圧縮空気は低速側配
管27を経て排気口72から大気中に排出され、
オーギジリアリ・ギヤ・ボツクス112のギヤ・
シフト・フオーク22は第2図に示されるよう
に、高速側レンジにシフトされる。
また、そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクス1
12が低速側レンジから高速側レンジにシフトさ
れるところのレンジ・シフト過渡期において、デ
イテント・デバイス83のボール97が、そのセ
レクト・アンド・シフト・シヤフト17上におい
て、低速側窪み100から高速側窪み101に入
れ替えられるので、その際、そのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフト17上には、第4図におい
て、抑止力曲線の部分122,123に示される
抑止力Fがそのデイテント・デバイス83によつ
て加えられ、その抑止力Fは、急激な立上りを示
す比較的強い力で、ギヤ・セレクト・アンド・シ
フト・レバー20によつて感じられ、オーギジリ
アリ・ギヤ・ボツクス112において、低速側レ
ンジから高速側レンジに確実にレンジ・シフトさ
れたことが確認される。
従つて、メイン・ギヤ・ボツクス111はギ
ヤ・シフト・アンド・セレクト・レバー20によ
つて、第5ないし8速(5−8)に変速操作、す
なわち、シフト・アンド・セレクト動作される。
第2図に示される状態では、シフト・レバー19
がシフト・ヘツド15に噛合されているので、ギ
ヤ・シフト・シヤフト12のギヤ・シフト・フオ
ークはギヤ・シフト・アンド・セレクト・レバー
20の操作によつて、第5速または第6速にシフ
トされる。
また、この高速側レンジにおけるトランスミツ
シヨン110の変速操作の間、そのセレクト・ア
ンド・シフト・シヤフト17上には、第4図にお
いて、抑止力曲線の部分124に示される抑止力
Fが加えられ、その抑止力Fはギヤ・セレクト・
アンド・シフト・レバー20によつて感じられ
る。
上述とは逆に、そのトランスミツシヨン110
において、第5速(5)から第4速(4)に変速する場合
は、高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シ
フトされて、行なわれる。すなわち、今、そのト
ランスミツシヨン110の出力軸が予め決定され
た回転数以下で回転されているならば、流体圧回
路ロツク・バルブ82は閉じられた状態にあり、
その流体圧レバー・ロツク80は第1図に示す状
態を維持するので、その変速機構10は、第1図
に示す状態に戻される。その際、セレクト・アン
ド・シフト・シヤフト17上には、第4図におい
て、抑止力曲線の部分123,122に示される
抑止力Fがそのデイテント・デバイス83によつ
て加えられ、その抑止力もまた、前述の低速側レ
ンジから高速側レンジにレンジ・シフトされる場
合と同様に、急激な立上りを示す比較的強い力
で、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー2
0によつて感じられ、オーギジリアリ・ギヤ・ボ
ツクス112において、高速側レンジから低速側
レンジに確実にレンジ・シフトされたことが確認
される。
ところで、トランスミツシヨン110の出力軸
が予め決定された回転数以上で、回転されている
ならば、増幅回路85が回転数センサ84からの
信号にしたがつて、出力電流を変え、流体圧回路
ロツク・バルブ82を開放し、流体圧型レバー・
ロツク80のシリンダ室には、圧縮空気が流体圧
源24から供給され、ピストン91がコイル・ス
プリング93に抗して駆動され、ストツパー・ロ
ツド92は、第2図に示されるように、先端を窪
み95内に突き出し、そのギヤ・セレクト・アン
ド・シフト・レバー20のスピード・ゲート・ポ
ジシヨン(第5速−第4速)に相当する軸方向の
セレクト・ポジシヨンを取り得ないように、その
セレクト・アンド・シフト・シヤフト17の動き
をロツクし、それに伴なつて、そのギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバー20の動きもロツク
する。また、圧力スイツチ86の動作でリレー8
8を介して警報器87が鳴り、高速側レンジから
低速側レンジに切換えできないことをドライバー
に警報する。従つて、この場合、変速機構10
は、第2図に示す状態から第1図に示す状態に変
えられず、もしも、高速側レンジから低速側レン
ジに変えられたとする場合のエンジンのオーバ・
ランを未然に防止する。また、ドライバーにとつ
ては、トランスミツシヨンの操作上の戸惑が未然
に防止される。
上述よりして、既に提案され、使用されてきた
ところのメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジ
リアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツシ
ヨンのための変速機構と比較していえば、この発
明の変速機構は、低速側および高速側レンジ切換
えカムがメイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・ア
ンド・シフト・シヤフトに配置され、流体圧型ア
クチユエータがオーギジリアリ・ギヤ・ボツクス
のギヤ・シフト・フオークをシフト動作し、ま
た、方向切換えバルブ・ユニツトがその流体圧型
アクチユエータを流体圧源に接続する流体圧配管
に配置され、かつ、そのメイン・ギヤ・ボツクス
のセレクト・アンド・シフト・シヤフトの動きに
応じて、その低速側および高速側レンジ切換えカ
ムで切換え動作され、さらに、流体圧型レバー・
ロツクが高速側レンジから低速側レンジにレン
ジ・シフトされるギヤ・セレクト・アンド・シフ
ト・レバーのスピード・ゲート・ポジシヨンに相
当する軸方向のセレクト・ポジシヨンにおいて、
そのメイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフトに配置され、流体圧回路ロ
ツク・バルブがその流体圧型レバー・ロツクをそ
の流体圧源に接続するレバー・ロツク配管に配置
されているので、トランスミツシヨンが高速側レ
ンジから低速側レンジにレンジ・シフトされる
際、そのトランスミツシヨンの出力軸が予め決定
された回転数以上で回転されているならば、その
流体圧回路ロツク・バルブが開放され、その流体
圧源からの圧力媒体によつて、その流体圧型レバ
ー・ロツクが駆動され、そのセレクト・アンド・
シフト・シヤフトの動きがその流体圧型レバー・
ロツクによつてロツクされ、そのギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバーは、また、高速側レ
ンジにおけるスピード・ゲート・ポジシヨンにロ
ツクされ、高速側レンジから低速側レンジにミ
ス・シフトされることが阻止され、エンジンのオ
ーバ・ランが防止され、そのトランスミツシヨン
の損傷や破損が防止され、併せて、そのトランス
ミツシヨンの操作上、ドライバーの戸惑が未然に
防止され、車両の運転に支障がきたされず、ま
た、デイテント・デバイスが低速側レンジと高速
側レンジとの間にレンジ・シフトされるそのギ
ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーのスピー
ド・ゲート・ポジシヨンに相当する軸方向のセレ
クト・ポジシヨンにおいて、そのメイン・ギヤ・
ボツクスのセレクト・アンド・シフト・シヤフト
に配置されているので、そのトランスミツシヨン
が低速側レンジと高速側レンジとの間にレンジ・
シフトされる際、セレクト・アンド・シフト・シ
ヤフト上に生ずる抑止力の急激で、明瞭な変化が
ドライバーに確認され、トランスミツシヨンの操
作上、ドライバーの肉体的精神的疲労が軽減さ
れ、その上、構造が簡単化され、部品員数が少な
くなり、また、大きな減速比が得られ、換言する
ならば、非常に多くの段に変速可能になり、ドラ
イバーの高度の操作技術に依存することなしに、
変速誤りが阻止され、高い確実性および信頼性を
もつて変速操作が可能になり、さらにまた、変速
操作が容易で簡単になり、加えて、迅速な変速操
作が可能になりそれに伴なつて、ドライバーの肉
体的精神的疲労が軽減される。
先のように、図面を参照しながら説明されたこ
の発明の具体例からして、この発明の属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の修正や変更は容易に行なわれることであ
り、さらには、この発明の構成が、この発明と本
質的に同一の課題を充足し、この発明と同一の効
果を達成するところのこの発明と本質的に同一の
態様に容易に置き換えられるでしよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、メイン・ギヤ・ボツクスおよびオー
ギジリアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミ
ツシヨンに適用され、かつ、低速側レンジにある
この発明の変速機構の部分縦断面図、第2図は、
高速側レンジにある第1図に示す変速機構の部分
縦断面図、第3図は第1図に示す変速機構の方向
切換えバルブ・ユニツトの拡大縦断面図、および
第4図は、セレクト・アンド・シフト・シヤフト
上に生ずる、換言するならば、ギヤ・セレクト・
アンド・シフト・レバーに感じる抑止力線図であ
る。 10……変速機構、11,12,13……ギ
ヤ・シフト・シヤフト、14,15,16……シ
フト・ヘツド、17……セレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト、18,19……シフト・レバー、
20……ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー、21……低速側および高速側レンジ切換えカ
ム、22……ギヤ・シフト・フオーク、23……
流体圧型アクチユエータ、24……流体圧源、2
5……方向切換えバルブ・ユニツト、26……供
給配管、27……低速側配管、28……高速側配
管、80……流体圧型レバー・ロツク、81……
レバー・ロツク配管、82……流体圧回路ロツ
ク・バルブ、83……デイテント・デバイス、1
10……トランスミツシヨン、111……メイ
ン・ギヤ・ボツクス、112……オーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メイン・ギヤ・ボツクスに配置される複数の
    ギヤ・シフト・シヤフトと、 そのギヤ・シフト・シヤフトに保持される複数
    のギヤ・シヤフト・フオークと、 そのメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、か
    つ、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの
    操作に応動して、そのギヤ・シフト・シヤフトと
    共に、その複数のギヤ・シフト・フオークを選択
    的にシフトするように、長さ方向に所定の間隔で
    突出された少なくとも2つのセレクト・レバーを
    有するセレクト・アンド・シフト・シヤフトと、 そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトに配
    置された低速側および高速側レンジ切換えカム
    と、 オーギジリアリ・ギヤ・ボツクスに配置される
    ギヤ・シフト・フオークと、 そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクスのギヤ・
    シフト・フオークをシフト動作する流体圧型アク
    チユエータと、 そのメイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アン
    ド・シフト・シヤフトの動きに応じて、その低速
    側および高速側レンジ切換えカムで切換動作され
    る方向切換えバルブ・ユニツトと、 その方向切換えバルブ・ユニツトの入口を流体
    圧源に接続する供給配管と、 その流体圧型アクチユエータの低速側シリンダ
    室にその方向切換えバルブ・ユニツトの低速側出
    口を接続する低速側配管と、 その流体圧型アクチユエータの高速側シリンダ
    室にその方向切換えバルブ・ユニツトの高速側出
    口を接続する高速側配管と、 高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シフ
    トされるそのギヤ・セレクト・アンド・シフト・
    レバーのスピード・ゲート・ポジシヨンに相当す
    る軸方向のセレクト・ポジシヨンにおいて、その
    メイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アンド・シ
    フト・シヤフトに配置される流体圧型レバー・ロ
    ツク(流体圧型ギヤ・セレクト・アンド・シフ
    ト・レバー・ロツク)と、 その流体圧型レバー・ロツク(その流体圧型ギ
    ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー・ロツ
    ク)をその流体圧源に接続するレバー・ロツク配
    管と、 そのレバー・ロツク配管に配置される流体圧回
    路ロツク・バルブ とを含むメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジ
    リアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツシ
    ヨンに使用される変速機構。 2 メイン・ギヤ・ボツクスに配置される複数の
    ギヤ・シフト・シヤフトと、 そのギヤ・シフト・シヤフトに保持される複数
    のギヤ・シフト・フオークと、 そのメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、か
    つ、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの
    操作に応動して、そのギヤ・シフト・シヤフトと
    共に、その複数のギヤ・シフト・フオークを選択
    的にシフトするように、長さ方向に所定の間隔で
    突出された少なくとも2つのセレクト・レバーを
    有するセレクト・アンド・シフト・シヤフトと、 そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトに配
    置された低速側および高速側レンジ切換えカム
    と、 オーギジリアリ・ギヤ・ボツクスに配置される
    ギヤ・シフト・フオークと、 そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクスのギヤ・
    シフト・フオークをシフト動作する流体圧型アク
    チユエータと、 そのメイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アン
    ド・シフト・シヤフトの動きに応じて、その低速
    側および高速側レンジ切換えカムで切換動作され
    る方向切換えバルブ・ユニツトと、 その方向切換えバルブ・ユニツトの入口を流体
    圧源に接続する供給配管と、 その流体圧型アクチユエータの低速側シリンダ
    室にその方向切換えバルブ・ユニツトの低速側出
    口を接続する低速側配管と、 その流体圧型アクチユエータの高速側シリンダ
    室にその方向切換えバルブ・ユニツトの高速側出
    口を接続する高速側配管と、 高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シフ
    トされるそのギヤ・セレクト・アンド・シフト・
    レバーのスピード・ゲート・ポジシヨンに相当す
    る軸方向のセレクト・ポジシヨンにおいて、その
    メイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アンド・シ
    フト・シヤフトに配置される流体圧型レバー・ロ
    ツク(流体圧型ギヤ・セレクト・アンド・シフ
    ト・レバー・ロツク)と、 その流体圧型レバー・ロツク(その流体圧型ギ
    ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー・ロツ
    ク)をその流体圧源に接続するレバー・ロツク配
    管と、 そのレバー・ロツク配管に配置される流体圧回
    路ロツク・バルブと、 低速側レンジと高速側レンジとの間にレンジ・
    シフトされるそのギヤ・セレクト・アンド・シフ
    ト・レバーのスピード・ゲート・ポジシヨンに相
    当する軸方向のセレクト・ポジシヨンにおいて、
    そのメイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・アン
    ド・シフト・シヤフトに配置されるデイテント・
    デバイス とを含むメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジ
    リアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツシ
    ヨンに使用される変速機構。
JP5427583A 1983-03-30 1983-03-30 トランスミツシヨンに使用される変速機構 Granted JPS59180143A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05184828A (ja) * 1990-09-05 1993-07-27 Hiroshi Koba 空気清浄用フィルター装置
WO2012140778A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 トヨタ自動車株式会社 手動変速機のシフト荷重制御装置

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