JPS6212048B2 - - Google Patents

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JPS6212048B2
JPS6212048B2 JP57229969A JP22996982A JPS6212048B2 JP S6212048 B2 JPS6212048 B2 JP S6212048B2 JP 57229969 A JP57229969 A JP 57229969A JP 22996982 A JP22996982 A JP 22996982A JP S6212048 B2 JPS6212048 B2 JP S6212048B2
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JP
Japan
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select
shift
gear
speed
fluid pressure
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Application number
JP57229969A
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English (en)
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JPS59118531A (ja
Inventor
Takao Tanizawa
Tadao Kusano
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP57229969A priority Critical patent/JPS59118531A/ja
Publication of JPS59118531A publication Critical patent/JPS59118531A/ja
Publication of JPS6212048B2 publication Critical patent/JPS6212048B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/20Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially using gears that can be moved out of gear
    • F16H3/22Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially using gears that can be moved out of gear with gears shiftable only axially

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、車両、例えば、自動車に搭載され
るところのメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギ
ジリアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツ
シヨンに使用される変速機構に関する。
近年、トラツクは、市街地、高速道路、複雑な
坂道、不整地などを走行するので、換言するなら
ば、そのような種々の走行条件で走行されるの
で、そのトラツクに使用されるトランスミツシヨ
ンは、メイン・ギヤ・ボツクスとオーギジリア
リ・ギヤ・ボツクスとより構成され、大きな減速
比を得て、トラツクの経済走行を可能にする傾向
にある。
また、そのようなトランスミツシヨンの手動変
速機構は、そのメイン・ギヤ・ボツクスのスピー
ド・ゲート・パターン(ギヤ・シフト・パター
ン)を低速側レンジおよび高速側レンジに繰り返
し使用するもの(以下、シングル・スピード・ゲ
ート・パターンという)と、予め、低速側レンジ
から高速側レンジまでの変速段に対応したスピー
ド・ゲート・パターンを有するもの(以下、ダブ
ル・スピード・ゲート・パターンという)とがあ
り、前者の手動変速機構は、機械的、電気的−機
械的に、若しくは、流体的−機械的に構成されて
きたが、変速操作の高い確実性および信頼性を満
足するために、その構造が複雑化され、変速操作
の容易性が損なわれる傾向にあつた。
他方、後者の手動変速機構にあつては、ギヤ・
セレクト・アンド・シフト・レバーの動き、すな
わち、スピード・ゲート・ポジシヨンの増加に伴
なつて、スピード・ゲート・パターンのスペース
は非常に大きくなり、設計上、不利になるとして
も、変速操作は、前者に比して容易であつた。
また、この種のトランスミツシヨンは、通常、
レンジ・シフト型に構成されているので、そのト
ランスミツシヨンの出力軸が高速回転されている
際、高速側レンジから低速側レンジにミス・シフ
トされると、エンジンがオーバ・ランし、トラン
スミツシヨンが破損されたり、損傷される虞れが
あつた。
この発明の目的は、ギヤ・セレクト・アンド・
シフト・レバーの動きに必要とするスピード・ゲ
ート・パターンのスペースをできるだけ少なく
し、大きな減速比を得ることを可能にし、換言す
るならば、非常に多くの段に変速でき、運転者の
高度の操作技術に依存することなしに、変速誤り
を阻止し、高い確実性および信頼性をもつて変速
操作を可能にし、また、変速操作を容易、かつ、
簡単にし、その上、迅速な変速操作を可能にし、
さらに加えて、運転者の肉体的精神的疲労を軽源
するところのメイン・ギヤ・ボツクスおよびオー
ギジリアリ・ギヤ・ボツクスを備えるトランスミ
ツシヨンに使用される変速機構の提供にある。
さらに、この発明の付加的目的は、トランスミ
ツシヨンの出力軸が高速で回転されている際、高
速側レンジから低速側レンジへのミス・シフトを
阻止し、エンジンのオーバ・ランを防止し、トラ
ンスミツシヨンの損傷や破損を防止し、車両の運
転に支障をきたさぬようにするところのメイン・
ギヤ・ボツクスおよびオーギジリアリ・ギヤ・ボ
ツクスを備えるトランスミツシヨンに使用される
変速機構の提供にある。
それらの課題のために、この発明のトランスミ
ツシヨンに使用される変速機構は、先ず、メイ
ン・ギヤ・ボツクスに配置される複数のギヤ・シ
フト・シヤフトと、そのギヤ・シフト・シヤフト
に保持される複数のギヤ・シフト・フオークと、
そのメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、かつ、
ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの操作
に応動して、そのギヤ・シフト・シヤフトと共に
その複数のギヤ・シフト・フオークを選択的にシ
フトするように、長さ方向に所定の間隔で突出さ
れた少なくとも2つのセレクト・レバーを有する
セレクト・アンド・シフト・シヤフトと、そのセ
レクト・アンド・シフト・シヤフトに配置された
低速側および高速側レンジ切換えカムと、オーギ
ジリアリ・ギヤ・ボツクスに配置されるギヤ・シ
フト・フオークと、そのオーギジリアリ・ギヤ・
ボツクスのギヤ・シフト・フオークをシフト動作
する流体圧型アクチユエータと、その流体圧型ア
クチユエータを流体圧源に接続する流体圧配管に
配置され、かつ、そのメイン・ギヤ・ボツクスの
セレクト・アンド・シフト・シヤフトの動きに応
じて、その低速側および高速側レンジ切換えカム
で切換え動作される方向切換えバルブ・ユニツト
と、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトの
端面を臨むようにして、そのメイン・ギヤ・ボツ
クスに配置され、その方向切換えバルブ・ユニツ
トの切換え動作に応じて、そのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフトの軸線方向に移動されるデ
イテント・デバイスとより構成されるものであ
り、また、そのような構成において、その流体圧
配管の低速側配管に低速側流体圧回路ロツク・バ
ルブを配置し、さらに、そのデイテント・デイバ
イスがそのロツク・バルブの下流側において、そ
の低速側配管に接続され、かつ、その流体圧配管
の高速側配管に接続された流体圧型シリンダを備
えるところの構成にするものである。
以下、この発明に係るトランスミツシヨン12
0に使用される変速機構の望ましい具体例につい
て、図面を参照して説明する。
第1ないし5図は、トラツクのために、メイ
ン・ギヤ・ボツクス121およびオーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス122よりなり、レンジ・シ
フト型に構成されたトランスミツシヨン120に
適用されたこの発明の変速機構の望ましい具体例
10を示している。また、その変速機構10が適
用されたレンジ・シフト型トランスミツシヨン1
20は、前進9段、後退1段の同期かみ合い型に
構成されている。
この変速機構10は、そのトランスミツシヨン
120が低速側レンジから高速側レンジに、ま
た、高速側レンジから低速側レンジにレンジ・シ
フトされる際、そのレンジ・シフトが運転者に明
瞭に感知され、殊に、そのトランスミツシヨン1
20の出力軸の回転数が予め決定された値以上で
あるとき、そのトランスミツシヨン120が高速
側レンジから低速側レンジにレンジ・シフトされ
ることを阻止し、エンジンのオーバ・ランを防止
するように構成されている。すなわち、その変速
機構10は、メイン・ギヤ・ボツクス121に配
置された複数のギヤ・シフト・シヤフト11,1
2,13と、そのギヤ・シフト・シヤフト11,
12,13にそれぞれ保持されたギヤ・シフト・
フオーク(図示せず)と、そのギヤ・シフト・シ
ヤフト11,12,13にそれぞれ保持されたシ
フト・ヘツド14,15,16と、そのシフト・
ヘツド14,15,16に選択的に噛み合わせら
れる2本のセレクト・レバー18,19を備えた
セレクト・アンド・シフト・シヤフト17と、そ
のセレクト・アンド・シフト・シヤフト17にリ
ンク連結されたギヤ・セレクト・アンド・シフ
ト・レバー20と、そのセレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト17に配置された低速側および高速
側レンジ切換えカム21と、そのオーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス122に配置されたギヤ・シ
フト・フオーク22と、そのオーギジリアリ・ギ
ヤ・ボツクス122ろギヤ・シフト・フオーク2
2をシフト動作する流体圧体アクチユエータ23
と、そのアクチユエータ23のための流体圧源2
4と、その流体圧型アクチユエータ23をその流
体圧源24に接続する流体圧配管26に配置さ
れ、そのレンジ切換えカム21で切換え動作され
る方向切換えバルブ・ユニツト25と、その流体
圧配管26の低速側配管28に配置された低速側
流体圧回路ロツク・バルブ30と、そのロツク・
バルブ30を制御するバルブ・コントロール・ユ
ニツト31と、そのセレクト・アンド・シフト・
シヤフト17の端面を臨むようにして、そのメイ
ン・ギヤ・ボツクス121に配置されたデイテン
ト・デバイス32と、回転数検出センサ33と、
圧力スイツチ34と、ギヤ抜け防止機構(図示せ
ず)と、二重噛み合い防止機構(図示せず)とを
含み、それらギヤ抜け防止機構および二重噛み合
い防止機構は、通常に使用される構造であり、そ
の二重噛み合い防止機構は、オーギジリアリ・ギ
ヤ・ボツクス122の流体圧型アクチユエータ2
3に連動されている。
そのギヤ・シフト・シヤフト11,12,13
は、後退および超低速用(R、C)、第1速およ
び第2速用−第5速および第6速用、および第3
速および第4速用−第7速および第8速用であつ
て、メイン・ギヤ・ボツクス121のケース・カ
バー123に配置されている。
複数のギヤ・シフト・フオークは、そのメイ
ン・ギヤ・ボツクス121のケース(図示せず)
内において対応するギヤ・シフト・シヤフト1
1,12,13に保持され、主軸スプライン上の
結合スリーブを摺動させ、主軸上に空転する主軸
歯車をその主軸に噛み合わせ、オーギジリアリ・
ギヤ・ボツクス122側に動力を伝える機能をし
ている。
複数のシフト・ヘツド14,15,16は、そ
のギヤ・シフト・フオークのために、所定の位置
において、そのギヤ・シフト・シヤフト11,1
2,13に固定され、セレクト・レバー18,1
9の先端を噛合可能にし、そのセレクト・レバー
18,19の動きによつて、そのギヤ・シフト・
シヤフト11,12,13を介してそのメイン・
ギヤ・ボツクス121のギヤ・シフト・フオーク
をシフト可能にしている。
そのシフト・ヘツド14,15,16は、セレ
クト・レバー18,19の先端を受け入れるため
に、適宜の間隔で突出された一対の角36,37
からなるヨーク部分35を備えている。また、そ
のシフト・ヘツド14,15,16の一つは、対
応するギヤ・シフト・フオークの頂部に一体的に
形成することも勿論、可能である。
セレクト・アンド・シフト・シヤフト17は、
メイン・ギヤ・ボツクス121のケース・カバー
123、すなわち、そのケース・カバー123に
形成されたコントロール・ボツクス124に配置
され、クランク38、ギヤ・シフト・バー(図示
せず)などを介してギヤ・セレクト・アンド・シ
フト・レバー20にリンク連結されている。
そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト17
は、長さ方向において、所定の間隔を置いて突出
された2本のセレクト・レバー18,19を備
え、そのギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー20の操作に応動して、そのギヤ・シフト・シ
ヤフト11,12,13と共に、その複数のギ
ヤ・シフト・フオークを選択的にシフト可能にし
ている。
そのセレクト・レバー18,19のボス39に
は、歯40が突出されギヤ・セレクト・アンド・
シフト・レバー20のための振止め41の歯42
に噛み合わせられている。
ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20
は、そのトラツクのキヤブ・フロア上に配置され
たスピード・ゲート・パターン(図示せず)を貫
通し、そのキヤブ・フロアに配置されたボツクス
(図示せず)に下端をピボツト保持させ、そのス
ピード・ゲート・パターンの各スピード・ゲー
ト・ポジシヨンに手動操作可能にしている。
低速側および高速側レンジ切換えカム21は、
方向切換えバルブ・ユニツト25のために、所定
の位置において、セレクト・アンド・シフト・シ
ヤフト17に嵌め合わせられ、そして、そのセレ
クト・アンド・シフト・シヤフト17にねじ止め
されている。勿論、そのレンジ切換えカム21は
低速側および高速側カム面43,44を備えてい
る。
そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクス122の
ギヤ・シフト・フオーク22は、オーギジリア
リ・ギヤ・ボツクス122のケース(図示せず)
内に配置され、低速から高速に、また、高速から
低速にレンジ・シフトし、そのオーギジリアリ・
ギヤ・ボツクス122のギヤの噛合いを変え得る
ようにしている。勿論、そのギヤ・シフト・フオ
ーク22は、流体圧型アクチユエータ23の操作
ロツド47に固定的に保持され、その流体圧型ア
クチユエータ23によつてレンジ・シフトされ
る。
その流体圧型アクチユエータ23はエア・シリ
ンダに構成され、オーギジリアリ・ギヤ・ボツク
ス122のケース・カバー125に形成されたシ
リンダ45と、そのシリンダ42内に往復摺動可
能に嵌め込まれたピストン46と、そのピストン
46に一端を固定した操作ロツド47とよりな
り、その流体圧配管26の供給側配管27、その
方向切換えバルブ・ユニツト25およびその流体
圧配管26の低速側および高速側配管28,29
を介して、低速側および高速側シリンダ室48,
49を流体圧源24に接続し、オーギジリアリ・
ギヤ・ボツクス122のギヤ・シフト・フオーク
22をレンジ・シフトする。
その流体圧配管26は、供給側配管27と、低
速側配管28と、高速側配管29とよりなり、そ
の供給側配管27は、その流体圧源24をその方
向切換えバルブ・ユニツト25の入口69に接続
し、また、低速側配管27は、そのエア・シリン
ダ23の低速側シリンダ室48をその方向切換え
バルブ・ユニツト25の低速側出口70に接続
し、さらに、高速側配管28は、そのエア・シリ
ンダ23の高速側シリンダ室49をその方向切換
えバルブ・ユニツト25の高速側出口71に接続
している。
流体圧源24は、空気圧源であつて、そのトラ
ツクに搭載されたエンジンによつて駆動されるコ
ンプレツサとエア・タンクとより構成されてい
る。
方向切換えバルブ・ユニツト25は、そのレン
ジ切換えカム21を臨むように、メイン・ギヤ・
ボツクス121のコントロール・ボツクス124
に配置されている。
その方向切換えバルブ・ユニツト25は、その
コントロール・ボツクス124にねじ止めされた
バルブ・ハウジング50と、そのバルブ・ハウジ
ング50に形成された低速側および高速側バル
ブ・ボア51,52と、そのバルブ・ボア51,
52を入口側および出口側バルブ室53,54お
よび55,56にそれぞれ区画するように、その
バルブ・ボア51,52にそれぞれ形成されたバ
ルブ・シート57,58と、そのバルブ・シート
57,58に着座されるように、その入口側バル
ブ室53,55にそれぞれ配置されたバルブ・プ
レート59,60と、その出口側バルブ室54,
56内にそれぞれ往復摺動されるバルブ・スプー
ル61,62と、それらバルブ・スプール61,
62のためのプツシユ・ロツド63,64と、そ
れらバルブ・プレート59,60のために、入口
側バルブ室53,55内にそれぞれ配置されたバ
ルブ・スプリング65,66と、それらバルブ・
スプール61,62のために、出口側バルブ室5
4,56内にそれぞれ配置されたバルブ・スプー
ル67,68とより構成されている。
また、その方向切換えバルブ・ユニツト25に
は、入口69、低速側および高速側出口70,7
1、排気口72、および入口側および出口側連通
孔73,74がバルブ・ハウジング50に形成さ
れ、その入口69は、コネクタを介して供給配管
26を接続し、また、低速および高速側出口7
0,71はコネクタを介して、低速側および高速
側配管27,28を接続し、さらに、入口側連通
孔73は入口側バルブ室53,55を、また、出
口側連通孔74は出口側バルブ室54,55をそ
れぞれ互いに連絡している。
その方向切換えバルブ・ユニツト25のバル
ブ・スプール61,62には、また、チヤンネル
75,76がそれぞれ形成され、そのチヤンネル
75,76は、プツシユ・ロツド63,64がそ
のレンジ切換えカム21のカム面43,44の傾
斜部分にあるとき、バルブ・スプール61,62
がバルブ・スプリング67,68によつて押し下
げられるので、出口側バルブ室54,56を排気
口72に連絡し、他方、そのプツシユ・ロツド6
3,64がそのレンジ切換えカム21のカム面4
3,44の頂部に接しているとき、バルブ・スプ
ール61,62がバルブ・スプリング65,66
および67,68に抗して、バルブ・プレート5
9,60と共に押し上げられ、そのバルブ・プレ
ート59,60によつて閉じられる。その際、バ
ルブ・プレート59,60はバルブ・シート5
7,58から離れ入口側バルブ室53,55を出
口側バルブ室54,56に連絡する。
低速側流体圧回路ロツク・バルブ30は、電磁
弁からなり、低速側配管27に配置されている。
そのロツク・バルブ30は常時開放された状態
にあり、そのトランスミツシヨン120が高速側
レンジから低速側レンジにレンジ・シフトされる
際、そのトランスミツシヨン120の出力軸が予
め決定された回転数以上で回転されているとき、
バルブ・コントロール・ユニツト31によつて閉
じられ、低速側配管27をロツクし、エア・シリ
ンダ23のレンジ・シフト動作を阻止する。その
結果、エンジンのオーバ・ランが防止され、その
ように、このロツク・バルブ30は、エンジンお
よびトランスミツシヨン120の保護機能をして
いる。
バルブ・コントロール・ユニツト31は、入力
および出力回路、記憶回路、演算回路、および制
御回路から構成され、そのロツク・バルブ30に
電気的に接続されている。勿論、そのバルブ・コ
ントロール・ユニツト31は電源77を備える
か、若しくは、トラツクのバツテリー(図示せ
ず)に電気的に接続されている。
そのバルブ・コントロール・ユニツト31は、
回転数検出センサ33および圧力スイツチ34に
それぞれ電気的に接続され、それら回転数検出セ
ンサ33および圧力スイツチ34からの信号と予
め決定された出力軸回転数とを比較演算し、その
ロツク・バルブ30を開閉制御している。
その回転数検出センサ33は、車両の速度を検
出する通常の速度検出器で、出力軸の回転数を検
出できるように、オーギジリアリ・ギヤ・ボツク
ス122のケースに配置され、そのバルブ・コン
トロール・ユニツト31に、電気的に接続され、
また、圧力スイツチ34は、方向切換えバルブ・
ユニツト25の低速側出口70とそのロツク・バ
ルブ30との間の低速側配管27に配置され、リ
レー78を介してそのバルブ・コントロール・ユ
ニツト31に電気的に接続されている。そのリレ
ー78には、警報器79が電気的に接続されてい
る。
デイテント・デバイス32は、そのトランスミ
ツシヨン120が低速側レンジと高速側レンジと
の間にレンジ・シフトされる際、スピード・ゲー
ト・パターンにむけるそのギヤ・セレクト・アン
ド・シフト・レバー20のスピード・ゲート・ポ
ジシヨン(5−6)に相当する軸方向のセレク
ト・ポジシヨンにおいて、そのレンジ・シフト感
を運転者に明瞭に感知させるように、そのメイ
ン・ギヤ・ボツクス121のコントロール・ボツ
クス124に配置されている。すなわち、そのデ
イテント・デバイス32は、そのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフト17の端面を臨んで、その
コントロール・ボツクス124に配置されてい
る。
そのデイテント・デバイス32は、プツシユ・
ロツド80と、そのセレクト・アンド・シフト・
シヤフト17の軸線上において、そのプツシユ・
ロツド80を往復摺動可能に保持するホルダ81
と、そのプツシユ・ロツド80のために、そのホ
ルダ81に配置された圧縮スプリング82と、そ
のセレクト・アンド・シフト・シヤフト17の軸
線上において、そのプツシユ・ロツド80および
ホルダ81をシフトするエア・シリンダ83と、
そのプツシユ・ロツド80のためのストツパ機構
84とより構成されている。
そのプツシユ・ロツド80は、スピンドル部分
85とそのスピンドル部分85の先端に形成され
たヘツド部分86と、そのスピンドル部分85の
後端に形成されたフランジ部分87とより構成さ
れている。
そのホルダ81は、そのプツシユ・ロツド80
のためのスリーブ部分88と、そのスリーブ部分
88をそのエア・シリンダ83に連結するための
ピストン・ロツド部分89とよりなり、そのスリ
ーブ部分88には、そのプツシユ・ロツド80の
スピンドル部分85のためのスピンドル・ボア9
0、そのヘツド部分86のためのヘツド・ガイ
ド・ボア91、およびそのフランジ部分87のた
めのフランジ・ストツパ・チヤンバ92が互いに
同軸線上に並べて形成されている。
その圧縮スプリング82は、コイル・スプリン
グからなり、そのプツシユ・ロツド80のヘツド
部分86に拘束されるようにして、そのヘツド・
ガイド・ボア91内で、そのスピンドル部分85
のまわりに配置されている。
そのエア・シリンダ83は、シリンダ93とそ
のシリンダ93内に往復摺動可能に嵌め込まれた
ピストン94とより構成され、そのピストン94
はそのホルダ81のピストン・ロツド部分89に
連結されている。
そのシリンダ93内には、そのピストン94に
よつて区画された低速側シリンダ室95および高
速側シリンダ室96が形成され、その低速側シリ
ンダ室95は、その低速側流体回路ロツク・バル
ブ30の下流側において、低速側分岐配管97を
介して低速側配管28に接続され、また、高速側
シリンダ室96は、高速側分岐配管98を介して
高速側配管29に接続されている。
そのように配管されたエア・シリンダ83は、
その方向切換えバルブ・ユニツト25の切換え動
作およびその低速側流体回路ロツク・バルブ30
の開閉動作に応じてそのセレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト17の軸線上にプツシユ・ロツド8
0およびホルダ81を移動、すなわち、シフトさ
せ、また、そのセレクト・アンド・シフト・シヤ
フト17に抑止力の急激な変化が生じるようにし
ている。その結果、低速側レンジと高速側レンジ
との間のトランスミツシヨン120のレンジ・シ
フト、すなわち、スピード・ゲート・ポジシヨン
(4−5)に相当する軸方向のシフト・ポジシヨ
ンにおける抑止力の急激な変化がギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバー20を介して感知さ
れる。
そのストツパ機構84は、そのスピンドル部分
85に形成された窪み99内に押し付けられるよ
うに、そのスピンドル・ボイ90に開口されボア
102に配置されたボール100と、そのボール
100をそのスピンドル部分85の外周面に常に
押し付けるように、スプリング・ケース103内
に収容された圧縮スプリング101とよりなり、
ホルダ81に対するプツシユ・ロツド80の動き
を拘束している。
この変速機構10は、また、シフト・ヘツド1
4にデイテント・デバイス104およびストツパ
機構105を備え、ギヤ・セレクト・アンド・シ
フト・レバー20のためのスピード・ゲート・パ
ターンのスピード・ゲート・ポジシヨン(R−
C)に相当する軸方向のシフト・ポジシヨンにお
いて、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト
17に抑止力の急激な変化が生じるようにしてい
る。
そのデイテント・デバイス104は、第5図か
ら理解されるように、シフト・レバー19を臨む
方向において、そのシフト・ヘツド14のスピン
ドル・ボア108に往復摺動可能に保持されたプ
ツシユ・ロツド106と、そのプツシユ・ロツド
106のための圧縮スプリング107とより構成
されている。
そのプツシユ・ロツド106は、スピンドル部
分109と、そのスピンドル部分109の先端に
形成されたヘツド部分110と、そのスピンドル
部分109の後端に形成されたフランジ部分11
1とより構成され、そのヘツド部分110は、そ
のスピンドル・ボア108に形成されたヘツド・
ガイド・ボア112内に嵌め合わせられ、往復摺
動可能に案内されている。
また、そのフランジ部分111は、スピンドル
部分109がスピンドル・ボア112から抜け出
すことを阻止している。
その圧縮スプリング107はコイル・スプリン
グからなり、そのプツシユ・ロツド106のヘツ
ド部分110に拘束されるようにして、そのヘツ
ド・ガイド・ボア112内で、そのスピンドル部
分109のまわりに配置されている。
ストツプ機構105は、そのデイテント・デバ
イス104のスピンドル・ボア108に開口する
ように、そのシフト・ヘツド14に形成されたボ
ア113に配置されたもので、そのデイテント・
デバイス104のスピンドル部分109に形成さ
れた窪み114内に押し付けられるように、その
ボア113に配置されたボール115と、そのボ
ール115をそのスピンドル部分109の外周面
に常に押し付けるように、そのボア113内に配
置された圧縮スプリング116とよりなり、シフ
ト・ヘツド14に対するプツシユ・ロツド106
の動きを拘束している。
この変速機構10は、さらに、セレクト・アン
ド・シフト・シヤフト17に圧縮スプリング11
7を配置し、デイテント・デバイス32,104
によつて、そのセレクト・アンド・シフト・シヤ
フト17上に生じる抑止力により急激で、明瞭な
変化が起り得るようにしている。
次に、上述のように構成されたこの発明の変速
機構10の動作を概説的に述べる。
その変速機構10は、前進4段、後退1段のメ
イン・ギヤ・ボツクス121を2段に用いて超低
速段Cを含む前進9段、後退1段Rにするもの
で、従つて、超低速C、第1ないし4速(1−
4)および後退Rは低速側レンジで、第5ないし
8速(5−8)は高速側レンジであり、また、そ
れに伴なつて、そのメイン・ギヤ・ボツクス12
1のスピード・ゲート・パターンはギヤ・セレク
ト・アンド・シフト・レバー20のために、5つ
のセレクト・ポジシヨンを備えているもので、こ
の変速機構10は、第6図から理解されるよう
に、後退Rおよび超低速Cと第1および2速との
間のセレクト、低速側および高速側レンジ間のレ
ンジ・シフト、および第5および6速と第7およ
び8速との間のセレクトされるとき、セレクト・
アンド・シフト・シヤフト17上に生じる抑止力
に急激な変化が起るようにして、その急激な変化
をギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20
に感じ得るようにしている。
今、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー
20が操作され、セレクト・アンド・シフト・シ
ヤフト17を動かし、圧縮スプリング107,1
16,117を圧縮する力でセレクト・レバー1
9を第6−a図に示されるように、右方向に強く
押すならば、セレクト・レバー19は、シフト・
ヘツド14の溝に嵌まり、後退Rおよび超低速C
のためのセレクト・ポジシヨンが得られ、その
際そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト17
上の低速側および高速側レンジ切換えカム21は
プツシユ・ロツド63を押し上げ、また、プツシ
ユ・ロツド64はそのレンジ切換えカム21から
解放されているので、低速側バルブ・ボア51に
あつては、バルブ・プレート59およびバルブ・
スプール61がバルブ・スプリング65,67に
抗して押し上げられ、低速側出口70が入口69
に連絡され、他方、高速側バルブ・ボア52にあ
つては、バルブ・プレート60およびバルブ・ス
プール62がバルブ・スプリング66,68によ
つて押し下げられ、高速側出口71が入口69か
ら遮断され、排気口72に連絡される。そのよう
に、方向切換えバルブ・ユニツト25が低速側お
よび高速側レンジ切換えカム51によつて切換え
られるので、エア・シリンダ23の低速側シリン
ダ室48には、圧縮空気が供給側配管27、低速
側配管28を経てエア・タンク24から供給さ
れ、また、エア・シリンダ23の高速側シリンダ
室49内の圧縮空気は高速側配管29を経て排気
口72から大気中に排出され、オーギジリアリ・
ギヤ・ボツクス122のギヤ・シフト・フオーク
22は、第1図に示されるように、低速側レンジ
にシフトされ、そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツ
クス122は、低速歯車接続状態になる。従つ
て、メイン・ギヤ・ボツクス121は、そのギ
ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20によ
つて、後退Rおよび超低速Cに変速操作される。
その場合、エア・シリンダ83にあつては、圧縮
空気が供給側配管27、低速側配管28、低速側
分岐配管97を経て、エア・タンク24から低速
側シリンダ室95に供給され、同時に、そのエ
ア・シリンダ83の高速側シリンダ室96内の圧
縮空気は、高速側分岐配管98、高速側配管29
を経て排気口72から大気中に排出され、デイテ
ント・デバイス32は低速側にシフトされてい
る。
また、このセレクト・ポジシヨンを得る際、
抑制力がデイテント・デバイス104、ストツパ
機構105および圧縮スプリング117によつて
そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト17に
加えられ、その抑止力は、ギヤ・セレクト・アン
ド・シフト・レバー20によつて感じられる。
次に、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー20を操作し、それら圧縮スプリング107,
116,117の力に平衡する力でそのセレク
ト・レバー19をデイテント・デバイス104の
プツシユ・ロツド106に第6−b図において、
右方向に軽く当てるようにするならば、そのセレ
クト・アンド・シフト・シヤフト17は第6−a
図の状態から左方向に動き、セレクト・レバー1
8は、シフト・ヘツド15のヨーク部分35に嵌
まり、第1および2速のためのセレクト・ポジシ
ヨンが得られ、その際、方向切換えバルブ・ユ
ニツト25は、低速側レンジにシフトされた状態
を維持しているので、メイン・ギヤ・ボツクス1
21は、そのギヤ・セレクト・アンド・シフト・
レバー20によつて、第1速および第2速に変速
操作される。
また、このセレクト・ポジシヨンを得る際、
抑止力がデイテント・デバイス104、ストツパ
機構105および圧縮スプリング117によつ
て、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト1
7に加えられ、その抑止力は、ギヤ・セレクト・
アンド・シフト・レバー20によつて感じられ
る。
また、そのギヤ・セレクト・アンド・シフト・
レバー20を操作し、デイテント・デバイス32
およびストツパ機構84の圧縮スプリング82,
101の力に平衡する力で、そのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフト17の端面をそのデイテン
ト・デバイス32のプツシユ・ロツド80に第6
−c図において、左方向に軽く当てるようにする
ならば、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフ
ト17は第6−b図の状態から左方向に動き、セ
レクト・レバー18は、シフト・ヘツド16のヨ
ーク部分35に嵌まり、第3および第4速のため
のセレクト・ポジシヨンが得られ、その際、方
向切換えバルブ・ユニツト25は、低速側レンジ
にシフトされた状態を維持しているので、そのメ
イン・ギヤ・ボツクス121は、そのギヤ・セレ
クト・アンド・シフト・レバー20によつて、第
3速および第4速に変速操作される。
さらに、そのギヤ・セレクト・アンド・シフ
ト・レバー20を操作し、そのデイテント・デバ
イス32およびストツパ機構84の圧縮スプリン
グ82,101を圧縮する力で、そのセレクト・
アンド・シフト・シヤフト17の端面をそのデイ
テント・デバイス32のプツシユ・ロツド80に
第6−c図の状態から、左方向に強く押し付ける
ならば、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフ
ト17は、第6−c図の状態から第6−d図の状
態に動かされ、そのレンジ切換えカム21は、プ
ツシユ・ロツド64を押し上げ、また、プツシ
ユ・ロツド63を解放し、方向切換えバルブ・ユ
ニツト25は低速側から高速側に切換えられる。
従つて、エア・シリンダ23の高速側シリンダ室
49には、圧縮空気が供給側配管27、高速側配
管29を経てエア・タンク24から供給され、ま
た、エア・シリンダ23の低速側シリンダ室48
内の圧縮空気は低速側配管28を経て排気口72
から大気中に排出され、オーギジリアリ・ギヤ・
ボツクス122のギヤ・シフト・フオーク22
は、第2図に示されるように、高速側レンジにシ
フトされ、そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクス
122は高速歯車接続状態になり、また、同時的
に、エア・シリンダ83の高速側シリンダ室96
には、圧縮空気が供給側配管27、高速側配管2
9、高速側分岐配管98を経て、エア・タンク2
4から供給されると同時に、そのエア・シリンダ
83の低速側シリンダ室59内の圧縮空気は、低
速側分岐配管97、低速側配管28を経て排気口
72から大気中に排出され、そのエア・シリンダ
83は、第6−c図の状態から第6−c図の状態
に変わり、それに伴なつて、プツシユ・ロツド8
0と共にホルダ81は、第6−c図に示す状態か
ら左方向に移動される。そのように、デイテン
ト・デバイス32が左方向にシフトされるとすな
わち、高速側にシフトされると、そのセレクト・
アンド・シフト・シヤフト17が圧縮スプリング
82,101の力から解放されるが、そのセレク
ト・アンド・シフト・シヤフト17の端面をその
デイテント・デバイス32のプツシユ・ロツド8
0に軽く当てるように、それら圧縮スプリング8
2,101の力に平衡する力で、そのセレクト・
アンド・シフト・シヤフト17を左方向に動かす
ならば、セレクト・レバー19は、シフト・ヘツ
ド15のヨーク部分35に嵌まり、第5および6
速のためのセレクト・ポジシヨンが得られ、そ
のメイン・ギヤ・ボツクス121は、そのギヤ・
セレクト・アンド・シフト・レバー20によつ
て、第5速および第6速に変速操作される。
さらにまた、そのギヤ・セレクト・アンド・シ
フト・レバー20を操作し、そのデイテント・デ
バイス32およびストツパ機構84の圧縮スプリ
ング82,101を圧縮する力で、そのセレク
ト・アンド・シフト・シヤフト17の端面をその
デイテント・デバイス32のプツシユ・ロツド8
0に第6−d図の状態から左方向に強く押し付け
るならば、そのセレクト・アンド・シフト・シヤ
フト17は、第6−d図の状態から第6−e図の
状態に動かされ、セレクト・レバー19はシフ
ト・ヘツド16のヨーク部分35に嵌まり、第7
および8速のためのセレクト・ポジシヨンが得
られ、そのメイン・ギヤ・ボツクス121は、そ
のギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバー20
によつて、第7速および第8速に変速操作され
る。
上述とは逆に、そのトランスミツシヨン120
において、第8および7速から超低速Cおよび後
退速Rに変速する場合は、スピード・ゲート・パ
ターン内において、スピード・ゲート・ポジシヨ
ン(7−8)からスピード・ゲート・ポジシヨン
(C−R)にギヤ・セレクト・アンド・シフト・
レバー20を動かすことによつて行なわれる。そ
の場合、高速側レンジから低速側レンジにレン
ジ・シフトされるとき、そのトランスミツシヨン
120の出力軸が予め決定された回転数以上で回
転されているならば、そのバルブ・コントロー
ル・ユニツト31が回転数検出センサ33からの
信号と、記憶されている設定出力軸回転数とを比
較演算し、制御信号、すなわち、制御電流をその
ロツク・バルブ30に与えるので、そのロツク・
バルブ30は、閉じられ、その低速側配管27を
ロツクする。さらに、圧力スイツチ34の作動で
リレー78を介してウオーニング・ブザー79が
作動し、高速レンジから低速レンジに切換えでき
ないことを運転者に警報する。従つて、この場
合、変速機構10は、第2図に示す状態から第1
図に示す状態に変えられず、もしも、高速側レン
ジから低速側レンジに変えられたとする場合のエ
ンジンのオーバ・ランを未然に防止する。
この変速機構10では、第6−a,b,c,
d,e図を参照して説明されたトランスミツシヨ
ン120の変速操作から理解されるように、圧縮
スプリング117がそのデイテント・デバイス3
2,104によるそのセレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト17上に生じる抑止力により急激
で、明瞭な変化を与えると共に、常に、所定の値
以上の抑止力をそのセレクト・アンド・シフト・
シヤフト17上に加え、そのトランスミツシヨン
120のギヤ側から伝達される振動にかかわら
ず、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフト1
7をセレクト位置に維持できるようにしている。
また、この変速機構10に使用されたエア・シ
リンダ23,83は、油圧シリンダに置き換えら
れること勿論で、この場合、エア・タンク24は
油圧源に置き換えられる。
上述よりして、既に提案され、使用されてきた
ところのメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジ
リアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツシ
ヨンのための変速機構と比較していえば、この発
明の変速機構は、低速側および高速側レンジ切換
えカムがメイン・ギヤ・ボツクスのセレクト・ア
ンド・シフト・シヤフトに配置され、流体圧型ア
クチユエータがオーギジリアリ・ギヤ・ボツクス
のギヤ・シフト・フオークをシフト動作し、ま
た、方向切換えバルブ・ユニツトがその流体圧型
アクチユエータを流体圧源に接続する流体圧配管
に配置され、かつ、そのメイン・ギヤ・ボツクス
のセレクト・アンド・シフト・シヤフトの動きに
応じて、その低速側および高速側レンジ切換えカ
ムで切換え動作され、また、ギヤ・セレクト・ア
ンド・シフト・レバーのスピード・ゲート・ポジ
シヨンに相当する軸方向のシフト・ポジシヨン、
すなわち、低速側レンジから高速側レンジに、ま
た、高速側レンジから低速側レンジに切り換えら
れるところの軸方向のシフト・ポジシヨンにおい
て、デイテント・デバイスがそのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフトの端面を臨むようにして、
そのメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、その方
向切換えバルブ・ユニツトの切換え動作に応じ
て、そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトの
軸線方向に移動されるので、さらにまた、低速側
流体圧回路ロツク・バルブがその流体圧配管の低
速側配管に配置され、トランスミツシヨンの出力
軸が予め決定された回転数以上で回転されている
とき、その低速側配管をロツクし、その場合、そ
のデイテント・デバイスがそのロツク・バルブの
下流側において、その低速側配管に接続され、か
つ、その流体圧配管の高速側配管に接続された流
体圧型シリンダを備え、その方向切換えバルブ・
ユニツトの切換え動作およびそのロツク・バルブ
の開閉動作に応じて、そのセレクト・アンド・シ
フト・シヤフトの軸線方向に移動されるので、ギ
ヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの動きに
必要なスピード・ゲート・パターンのスペースが
減少され、低速側レンジから高速側レンジに、ま
た、高速側レンジから低速側レンジに確実にレン
ジ・シフトされたことが、そのセレクト・アン
ド・シフト・シヤフト上に生じる抑止力の急激
で、明瞭な変化によつて確認され、大きな減速比
が得られ、しかも、その大きな減速比を得るため
の操作、すなわち、非常に多くの段に変更するた
めの操作が極めて簡単になり、運転者の高度の操
作技術に依存することなしに、変速誤りが阻止さ
れ、殊に、そのトランスミツシヨンが予め決定さ
れた回転数以上で回転されているとき、その低速
側流体圧回路ロツク・バルブが閉じられ、その低
速側配管がロツクされ、その流体圧源からその流
体圧型アクチユエータの低速側シリンダ室に供給
される圧力流体が遮断され、その流体圧型アクチ
ユエータによる高速側レンジから低速側レンジへ
のレンジ・シフト動作が阻止され、エンジンのオ
ーバ・ランが未然に防止され、そのようにして、
変速操作の確実性および信頼性が非常に高めら
れ、トランスミツシヨンの同期噛み合い機構の破
損および損傷が防止され、車両の運転に支障がき
たされず、その上、迅速な変速操作が可能にな
り、また、運転者の肉体的精神的疲労が軽減さ
れ、より実用的になる。
先のように、図面を参照しながら説明されたこ
の発明の具体例からして、この発明の属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の修正や変更は容易に行なわれることであ
り、さらには、この発明の構成がこの発明と本質
的に同一の課題を充足し、この発明と同一の効果
を達成するところのこの発明と本質的に同一の態
様に容易に置き換えられるでしよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、メイン・ギヤ・ボツクスおよびオー
ギジリアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミ
ツシヨンに適用され、かつ、低速側レンジにある
この発明の変速機構の部分縦断面図、第2図は、
高速側レンジにある第1図に示す変速機構の部分
縦断面図、第3図は第1図に示す変速機構の方向
切換えバルブ・ユニツトの拡大縦断面図、第4図
は、第1および2図に示す変速機構における低速
側および高速側レンジ切換えカムの縦断面図、第
5図は、第1および2図に示す変速機構におい
て、後退Rおよび超低速Cのためのシフト・ヘツ
ドに配置されたデイテント・デバイスおよびスト
ツパ機構の拡大断面図、第6図は、第1および2
図に示す変速機構の動作説明図である。 10……変速機構、11,12,13……ギ
ヤ・シフト・シヤフト、14,15,16……シ
フト・ヘツド、17……セレクト・アンド・シフ
ト・シヤフト、18,19……シフト・レバー、
20……ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバ
ー、21……低速側および高速側レンジ切換えカ
ム、22……ギヤ・シフト・フオーク、23……
流体圧型アクチユエータ、24……流体圧源、2
5……方向切換えバルブ・ユニツト、26……流
体圧配管、27……供給側配管、28……低速側
配管、29……高速側配管、30……低速側流体
圧回路ロツク・バルブ、31……バルブ・コント
ロール・ユニツト、32,104……デイテン
ト・デバイス、33……回転数検出センサ、34
……圧力スイツチ、77……電源、78……リ
レ、79……警報器、120……トランスミツシ
ヨン、121……メイン・ギヤ・ボツクス、12
2……オーギジリアリ・ギヤ・ボツクス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メイン・ギヤ・ボツクスに配置される複数の
    ギヤ・シフト・シヤフトと、 そのギヤ・シフト・シヤフトに保持される複数
    のギヤ・シフト・フオークと、 そのメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、か
    つ、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの
    操作に応動して、そのギヤ・シフト・シヤフトと
    共に、その複数のギヤ・シフト・フオークを選択
    的にシフトするように、長さ方向に所定の間隔で
    突出された少なくとも2つのセレクト・レバーを
    有するセレクト・アンド・シフト・シヤフトと、 そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトに配
    置された低速側および高速側レンジ切換えカム
    と、 オーギジリアリ・ギヤ・ボツクスに配置される
    ギヤ・シフト・フオークと、 そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクスのギヤ・
    シフト・フオークをシフト動作する流体圧型アク
    チユエータと、 その流体圧型アクチユエータを流体圧源に接続
    する流体圧配管に配置され、かつ、そのメイン・
    ギヤ・ボツクスのセレクト・アンド・シフト・シ
    ヤフトの動きに応じて、その低速側および高速側
    レンジ切換えカムで切換え動作される方向切換え
    バルブ・ユニツトと、 そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトの端
    面を臨むようにして、そのメイン・ギヤ・ボツク
    スに配置され、その方向切換えバルブ・ユニツト
    の切換え動作に応じて、そのセレクト・アンド・
    シフト・シヤフトの軸線方向に移動されるデイテ
    ント・デバイス とを含むメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジ
    リアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツシ
    ヨンに使用される変速機構。 2 メイン・ギヤ・ボツクスに配置される複数の
    ギヤ・シフト・シヤフトと、 そのギヤ・シフト・シヤフトに保持される複数
    のギヤ・シフト・フオークと、 そのメイン・ギヤ・ボツクスに配置され、か
    つ、ギヤ・セレクト・アンド・シフト・レバーの
    操作に応動して、そのギヤ・シフト・シヤフトと
    共に、その複数のギヤ・シフト・フオークを選択
    的にシフトするように、長さ方向に所定の間隔で
    突出された少なくとも2つのセレクト・レバーを
    有するセレクト・アンド・シフト・シヤフトと、 そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトに配
    置された低速側および高速側レンジ切換えカム
    と、 オーギジリアリ・ギヤ・ボツクスに配置される
    ギヤ・シフト・フオークと、 そのオーギジリアリ・ギヤ・ボツクスのギヤ・
    シフト・フオークをシフト動作する流体圧型アク
    チユエータと、 その流体圧型アクチユエータを流体圧源に接続
    する流体圧配管に配置され、かつ、そのメイン・
    ギヤ・ボツクスのセレクト・アンド・シフト・シ
    ヤフトの動きに応じて、その低速側および高速側
    レンジ切換えカムで切換え動作される方向切換え
    バルブ・ユニツトと、 その流体圧配管の低速側配管に配置された低速
    側流体圧回路ロツク・バルブと、 そのセレクト・アンド・シフト・シヤフトの端
    面を臨むようにして、そのメイン・ギヤ・ボツク
    スに配置され、しかも、そのロツク・バルブの下
    流側において、その低速側配管に接続され、か
    つ、その流体圧配管の高速側配管に接続された流
    体圧型シリンダを備え、その方向切換えバルブ・
    ユニツトの切換え動作およびそのロツク・バルブ
    の開閉動作に応じて、そのセレクト・アンド・シ
    フト・シヤフトの軸線方向に移動されるデイテン
    ト・デバイス とを含むメイン・ギヤ・ボツクスおよびオーギジ
    リアリ・ギヤ・ボツクスよりなるトランスミツシ
    ヨンに使用される変速機構。
JP57229969A 1982-12-25 1982-12-25 トランスミツシヨンに使用される変速機構 Granted JPS59118531A (ja)

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