JPS6342834B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6342834B2 JPS6342834B2 JP10183782A JP10183782A JPS6342834B2 JP S6342834 B2 JPS6342834 B2 JP S6342834B2 JP 10183782 A JP10183782 A JP 10183782A JP 10183782 A JP10183782 A JP 10183782A JP S6342834 B2 JPS6342834 B2 JP S6342834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- coil
- current
- transformer operation
- detection
- Prior art date
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- Expired
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は誘導加熱装置、特に調理器に応用した
場合の入力電力検知に関わり、その目的とすると
ころは雑音防止用コイルに２次巻線を設け、その
巻線より入力電力に相当する信号を得ようとする
ものである。
場合の入力電力検知に関わり、その目的とすると
ころは雑音防止用コイルに２次巻線を設け、その
巻線より入力電力に相当する信号を得ようとする
ものである。
通常、誘導加熱調理器は高周波インバータを用
い非可聴周波数の交番磁束により鍋を加熱する方
式が採用されている。この高周波インバータ方式
のものにおいてはインバータ部より発生する高周
波雑音により、同一商用電源に接続された他の電
子機器に防害を与えるため、この雑音レベルを減
ずる必要があり、一方、調理器として火力調節、
鍋材質による入力電力ばらつきの補正、及び、小
物負荷検知を行うため、前述の高周波インバータ
に入力される入力電力を検知する必要がある。こ
の２点の要求について、従来、前者の高周波雑音
に対しては商用電源とインバータ装置間に雑音防
止用コイルを含むノイズフイルターを用い、後者
の入力電力検知には、たとえば実開昭56―25487
号公報に示されるような商用電源電流を検知する
変流器、又は、微小抵抗を用いる手段が一般的で
あつた。しかし、ノイズフイルターと変流器等を
別々に装備することは占有面積が大きくなり、か
つ、経済的にも有利でなかつた。
い非可聴周波数の交番磁束により鍋を加熱する方
式が採用されている。この高周波インバータ方式
のものにおいてはインバータ部より発生する高周
波雑音により、同一商用電源に接続された他の電
子機器に防害を与えるため、この雑音レベルを減
ずる必要があり、一方、調理器として火力調節、
鍋材質による入力電力ばらつきの補正、及び、小
物負荷検知を行うため、前述の高周波インバータ
に入力される入力電力を検知する必要がある。こ
の２点の要求について、従来、前者の高周波雑音
に対しては商用電源とインバータ装置間に雑音防
止用コイルを含むノイズフイルターを用い、後者
の入力電力検知には、たとえば実開昭56―25487
号公報に示されるような商用電源電流を検知する
変流器、又は、微小抵抗を用いる手段が一般的で
あつた。しかし、ノイズフイルターと変流器等を
別々に装備することは占有面積が大きくなり、か
つ、経済的にも有利でなかつた。
そこで、本発明はノイズフイルターを構成する
雑音防止コイルの鉄心を飽和磁束密度の高い硅素
鋼板で構成し、この鉄心の同一磁路に電流検知用
の巻線を設け、この巻線の出力信号により入力電
力検知を行うことにより、１つの部品により雑音
低減と入力電力検知の２つの機能を有し、簡素な
構成で小型・軽量化かつ低コストの誘導加熱調理
器を提供するものである。
雑音防止コイルの鉄心を飽和磁束密度の高い硅素
鋼板で構成し、この鉄心の同一磁路に電流検知用
の巻線を設け、この巻線の出力信号により入力電
力検知を行うことにより、１つの部品により雑音
低減と入力電力検知の２つの機能を有し、簡素な
構成で小型・軽量化かつ低コストの誘導加熱調理
器を提供するものである。
以下、本発明を一実施例の図面に従い詳述す
る。第１図は本発明の一実施例を示す電気結線
図、第２図は第１図の動作を説明する特性図であ
る。
る。第１図は本発明の一実施例を示す電気結線
図、第２図は第１図の動作を説明する特性図であ
る。
第１図において、１は商用電源、２は雑音防止
コンデンサ、３は雑音防止用のチヨークコイル、
で商用電源１に直列に接続されている。４は検知
巻線付雑音防止用のチヨークコイルで主巻線４ａ
と検知巻線４ｂを有し、主巻線４ａは前述の商用
電源１に直列に接続されている。５は前述の検知
巻線４ｂの負荷抵抗である。６は全波整流器で、
商用電源１に直列に接続されたチヨークコイル３
及び４を介して接続されている。７はインバータ
装置で全波整流器６の直流出力を入力とし、内部
には直流を高周波交流に変換する回路を有してい
る。８は制御回路で前述のインバータ装置７に駆
動信号を供給する回路及び、チヨークコイル４の
検知巻線４ｂの信号により駆動信号の周波数、又
はこの信号の有無を決定する回路等を有してい
る。９は加熱コイルでインバータ装置７の出力に
接続されている。１０は鍋で加熱コイル９の近傍
に配設されている。
コンデンサ、３は雑音防止用のチヨークコイル、
で商用電源１に直列に接続されている。４は検知
巻線付雑音防止用のチヨークコイルで主巻線４ａ
と検知巻線４ｂを有し、主巻線４ａは前述の商用
電源１に直列に接続されている。５は前述の検知
巻線４ｂの負荷抵抗である。６は全波整流器で、
商用電源１に直列に接続されたチヨークコイル３
及び４を介して接続されている。７はインバータ
装置で全波整流器６の直流出力を入力とし、内部
には直流を高周波交流に変換する回路を有してい
る。８は制御回路で前述のインバータ装置７に駆
動信号を供給する回路及び、チヨークコイル４の
検知巻線４ｂの信号により駆動信号の周波数、又
はこの信号の有無を決定する回路等を有してい
る。９は加熱コイルでインバータ装置７の出力に
接続されている。１０は鍋で加熱コイル９の近傍
に配設されている。
以上構成において動作を説明する。第１図の商
用電源１が投入されると、チヨークコイル３及び
チヨークコイル４の主巻線４ａを通じて、全波整
流器６に商用電源交流が与えられ、この全波整流
器６の出力には直流電源が発生する。この直流電
源はインバータ装置７に供給され、インバータ装
置７は制御回路８からの駆動信号により発振開始
する。そして、インバータ装置７の発振により加
熱コイル９が励起され鍋１０が加熱されるもので
ある。
用電源１が投入されると、チヨークコイル３及び
チヨークコイル４の主巻線４ａを通じて、全波整
流器６に商用電源交流が与えられ、この全波整流
器６の出力には直流電源が発生する。この直流電
源はインバータ装置７に供給され、インバータ装
置７は制御回路８からの駆動信号により発振開始
する。そして、インバータ装置７の発振により加
熱コイル９が励起され鍋１０が加熱されるもので
ある。
ここで本発明の検知巻線付チヨークコイル４の
構成、動作について詳述する。主巻線４ａには前
述のインバータ装置７の出力レベル状態に応じた
交流電流が流れており、検知巻線４ｂには主巻線
４ａの電流の巻数比に反比例する変流器動作ある
いは、主巻線４ａの両端電圧が前述の巻数比に比
例する変圧器動作を行うよう巻数比と負荷抵抗５
が設定される。ここで変流器動作と変圧器動作の
出力信号について述べる。主巻線４ａに流れる電
流をＩ、主巻線４ａの巻数をN1、検知巻線４ｂ
の巻数をN2、負荷抵抗をRL、主巻線４ａの一次
側からみたインダクタンスをL1、及び商用電源
１の周波数を、負荷抵抗５の両端出力電圧をＥ
とすると、変流器動作の場合はＥ≒Ｉ・RL・
N1／N2で表わされ、変圧器動作の場合はＥ≒
2π・L1・Ｉ（但しRL≒∞）で表わされる。上式
よりいづれの動作の場合にも検知出力は主巻線４
ａの電流に比例した信号が得られる。しかし、変
流器動作の場合はチヨークコイル４の鉄心が硅素
鋼板であるので主巻線４ａの電流が小電流領域に
なると鉄心のＢ―Ｈカーブ特性により検知電圧は
極端に小さくなる特性を有しており、逆に変圧器
動作の場合はインダクタンスL1が主巻線４ａの
電流値によつて変動し、電流が小さくなればイン
ダクタンスL1が上昇する特性を有している。こ
の２つの特性は相互に補完するよう働くため、定
数の設定に際しては検知巻線４ｂの巻数と負荷抵
抗５の値を変流器動作と変圧器動作の中間値前後
で作動し、主巻線電流に対し直線性を確保できる
よう設定している。そして、検知巻線４ｂで発生
した出力電圧は制御回路８に加えられ、入力電力
の一定値制御あるいは、ナイフ・スプーン等の小
物負荷時等の保護動作、あるいは、電力の設定値
を可変する際の入力信号として用いられる。
構成、動作について詳述する。主巻線４ａには前
述のインバータ装置７の出力レベル状態に応じた
交流電流が流れており、検知巻線４ｂには主巻線
４ａの電流の巻数比に反比例する変流器動作ある
いは、主巻線４ａの両端電圧が前述の巻数比に比
例する変圧器動作を行うよう巻数比と負荷抵抗５
が設定される。ここで変流器動作と変圧器動作の
出力信号について述べる。主巻線４ａに流れる電
流をＩ、主巻線４ａの巻数をN1、検知巻線４ｂ
の巻数をN2、負荷抵抗をRL、主巻線４ａの一次
側からみたインダクタンスをL1、及び商用電源
１の周波数を、負荷抵抗５の両端出力電圧をＥ
とすると、変流器動作の場合はＥ≒Ｉ・RL・
N1／N2で表わされ、変圧器動作の場合はＥ≒
2π・L1・Ｉ（但しRL≒∞）で表わされる。上式
よりいづれの動作の場合にも検知出力は主巻線４
ａの電流に比例した信号が得られる。しかし、変
流器動作の場合はチヨークコイル４の鉄心が硅素
鋼板であるので主巻線４ａの電流が小電流領域に
なると鉄心のＢ―Ｈカーブ特性により検知電圧は
極端に小さくなる特性を有しており、逆に変圧器
動作の場合はインダクタンスL1が主巻線４ａの
電流値によつて変動し、電流が小さくなればイン
ダクタンスL1が上昇する特性を有している。こ
の２つの特性は相互に補完するよう働くため、定
数の設定に際しては検知巻線４ｂの巻数と負荷抵
抗５の値を変流器動作と変圧器動作の中間値前後
で作動し、主巻線電流に対し直線性を確保できる
よう設定している。そして、検知巻線４ｂで発生
した出力電圧は制御回路８に加えられ、入力電力
の一定値制御あるいは、ナイフ・スプーン等の小
物負荷時等の保護動作、あるいは、電力の設定値
を可変する際の入力信号として用いられる。
第２図は前述の変流器動作と変圧器動作とその
中間レベルでの動作を示している。図中のａは変
流器動作、ｂは変圧器動作、ｃは検知巻線４ｂの
巻数と負荷抵抗５を適当に設定した場合の中間レ
ベルでの動作である。
中間レベルでの動作を示している。図中のａは変
流器動作、ｂは変圧器動作、ｃは検知巻線４ｂの
巻数と負荷抵抗５を適当に設定した場合の中間レ
ベルでの動作である。
以上述べてきたように、本発明は単体で構成さ
れたチヨークコイルでインバータ装置の高周波雑
音を低減させると共に、入力電力検知を行うこと
ができ、装置の小型軽量化、及び経済的効果を有
するものである。
れたチヨークコイルでインバータ装置の高周波雑
音を低減させると共に、入力電力検知を行うこと
ができ、装置の小型軽量化、及び経済的効果を有
するものである。
第１図は本発明の一実施例の誘導加熱装置を示
す電気結線図、第２図は第１図の動作を説明する
ための特性図である。 １……商用電源、４……雑音防止用チヨークコ
イル、４ａ……主巻線、４ｂ……検知巻線、５…
…負荷抵抗。
す電気結線図、第２図は第１図の動作を説明する
ための特性図である。 １……商用電源、４……雑音防止用チヨークコ
イル、４ａ……主巻線、４ｂ……検知巻線、５…
…負荷抵抗。
Claims (1)
- １ 交流電源と整流器間に直列に接続された硅素
鋼板の鉄心を有する雑音防止用チヨークコイル、
このチヨークコイルの同一磁路内に巻回された検
知用巻線を有し、この巻線の両端に前記検知巻線
が変流器動作と変圧器動作の中間となるような抵
抗器を接続し、この抵抗器から入力電流に相当す
る信号を得る誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10183782A JPS58218790A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10183782A JPS58218790A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 誘導加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58218790A JPS58218790A (ja) | 1983-12-20 |
| JPS6342834B2 true JPS6342834B2 (ja) | 1988-08-25 |
Family
ID=14311181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10183782A Granted JPS58218790A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58218790A (ja) |
-
1982
- 1982-06-14 JP JP10183782A patent/JPS58218790A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58218790A (ja) | 1983-12-20 |
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