JPS6342306A - 金属粉末の熱間鍛造成形方法 - Google Patents

金属粉末の熱間鍛造成形方法

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JPS6342306A
JPS6342306A JP18523386A JP18523386A JPS6342306A JP S6342306 A JPS6342306 A JP S6342306A JP 18523386 A JP18523386 A JP 18523386A JP 18523386 A JP18523386 A JP 18523386A JP S6342306 A JPS6342306 A JP S6342306A
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JP
Japan
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forging
metal powder
powder
metal
metal container
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JP18523386A
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English (en)
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Yukihiro Isogawa
幸宏 五十川
Yoshitomo Hitachi
常陸 美朝
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は金属粉末の熱間鍛造成形方法に関するもので
ある。
(従来の技術及びその問題点) 金属粉末を高密度の圧粉体に成形する場合、従来、例え
ば熱間静水圧法、ロータリースウエージング法等が知ら
れている。熱間静水圧法は金属粉末を例えば円筒状の缶
容器に充填封入し、この缶容器を大型の耐圧耐熱チャン
バー内に入れ、高温高圧状態で缶容器内の金属粉末に静
水圧力を作用させて数時間保持し、金属粉末を圧着させ
るものである。この方法は金属粉末を充填した缶容器を
チャンバー内で加圧加熱する必要があるため、缶容器の
大きさに制限がある外、高温、高圧状態を長時間に亘っ
て保持する必要があるため、非生産的であり、大量生産
には適していない。
又、従来公知のロータリースウェージング法は長手の缶
容器に金属粉末を充填封入し、この缶容器を冷間にてス
ウエージ加工した後焼結するものである。この加工法に
よる粉末成形体は高密度化が十分でなく、より高密度の
成形体を得るには焼結体を更に熱間にて再スウエージ加
工することが必要である。しかしながら、焼結体を熱間
で再スウエージ加工することにより成形体はより高密度
になるものの、未だ実質的に真密度と見なせる程十分に
高い密度のものでなく、しかもこの方法に依れば冷間及
び熱間のスウェージ加工が必要になり、工程が?J!雑
なものとなる。
本発明は係る従来の欠点を解決しようとするもので、粉
末の圧着を促進させるのに特別の粘結剤を必要とせず、
実質的に真密度と見なせるに十分高い密度の粉末成形体
を短時間に且つ大量に製造することの出来る金属粉末の
熱間鍛造成形方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するために第1の本発明に依れば、金
属粉末を気密金属容器に充填・封入し、封入した金属粉
末を溶融温度以下の温度範囲に加熱焼結した後、高温状
態に保持したまま前記金属容器の外周壁を長手方向に連
続的に且つ段階的に加圧して前記金属粉末を実質的に真
密度状態に圧着せしめることを特徴とする金属粉末の熱
間鍛造成形方法が提供される。
第2の本発明に依れば、金属粉末を気密金属容器に充填
・封入し、封入した金属粉末を溶m温度以下の温度範囲
に加熱焼結した後、高温状態に保持したまま前記金属容
器の外周壁を3以上に分割された成形金型を用いて長手
方向に連続的に且つ段階的に鍛造して前記金属粉末を実
質的に真密度状態に圧着せしめることを特徴とする金属
粉末の熱間鍛造成形方法が提供される。
第3の本発明に依れば、金属粉末を気密金属容器に充填
・封入し、封入した金属粉末を溶融温度以下の温度範囲
に加熱焼結した後、高温状態に保持したまま前記金属容
器の外周壁を成形金型を用いて長手方向に連続的に且つ
段階的に鍛造して前記金属粉末を実質的に真密度状態に
圧着せしめ、前記成形金型の金型面は円錐面に形成され
た入口テーパ部と該テーパ部に接続され、円筒面に形成
された平坦部とから成り、前記人口テーパ部は前記金属
容器の送り方向中心軸に対し4°以上20゜以下のテー
パ角で縮径し、前記平坦部の前記金属容器の中心軸方向
長さは鍛造前の前記金属容器の外径の少なくとも0.1
倍以上であることを特徴とする金属粉末の熱間鍛造成形
方法が提供される。
第4の本発明に依れば、金属粉末を気密金属容器に充填
・封入し、封入した金属粉末を溶融温度以下の温度範囲
に加熱焼結した後、高温状態に保持したまま前記金属容
器の外周壁を3以上に分割された成形金型を用いて長手
方向に連続的に且つ段階的に鍛造して前記金属粉末を実
質的に真密度状態に圧着せしめ、前記成形金型の金型面
は円錐面に形成された入口テーパ部と該テーパ部に接続
され、円筒面に形成された平坦部とから成り、前記入口
テーパ部は前記金属容器の送り方向中心軸に対し4°以
上20’以下のテーパ角で縮径し、前記平坦部の前記金
属容器の中心軸方向長さは鍛造前の前記金属容器の外径
の少なくとも0.1倍以上であることを特徴とする金属
粉末の熱間鍛造成形方法が提供される。
好ましくは、前記第2乃至第4の発明は、複数組の成形
金型を用い、各組の成形金型を用いて段階的に鍛造する
にあたって、各組の成形金型による鍛造が1.5以上〜
3.0未満の鍛錬比を少なくとも1回含み、且つ、累積
鍛錬比を3以上に設定することが望ましい。
又、必要に応じ、前記第3及び第4の発明の成形金型の
金型面は更に前記平坦部に接続され、円錐面に形成され
た出口テーパ部を含み、該出口テーパ部は、前記金属容
器の送り方向中心軸に対し4°以上20°以下のテーパ
角で拡開し、前記金属容器を前記成形金型に対し前記送
り方向及び戻り方向に前進及び後退させ、全体として連
続的に且つ段階的に鍛造される。
(作用) 本発明方法は鉄鋼、ニッケル合金、チタン合金、銅合金
等の単−粉末又は混合粉末、及びこれらに合金酸化物、
窒化物、炭化物、硼化物、硅化物等の一種又は2種以上
を混合させた混合粉末等の種々の金属粉末原料を用いて
工具材料、軸受材料等の成形に適用可能であり、これら
の金属粉末を気密金属容器、例えば長手の円筒状金属缶
容器に充填・封入し、封入した金属粉末を溶融温度以下
の温度範囲の、充填した金属粉末に応じた最適所定温度
に加熱焼結し、このときの高温状態を保持したまま前記
金属容器の外周を長手方向に連続的に加圧して金属容器
内の金属粉末を圧縮する。そして、この加圧による金属
粉末の真密度化を前記高温状態に保持したまま段階的に
操り返すことにより金属粉末を実質的に真密度状態に圧
着可能ならしめる。
好ましくは、金属容器の外周を、3以上に分割された成
形金型を用いて各成形金型により均等に加圧鍛造するこ
とが望ましい、2個に分割された成形金型(ハンマー)
を用い、各ハンマーを金属容器の外周対向位置に配設し
て金属容器の外周を加圧鍛造する場合には、金属容器内
に充填されている供試粉末には2つのハンマーを結ぶ方
向に圧縮応力が作用すると共に、これと直角に左右方向
(半径方向外方)に引張応力が作用する。2ハンマーの
場合にはこの引張応力を打ち消す半径方向内方に向かう
応力が外力として与えられないので金属容器内の金属粉
末は左右方向、即ち半径方向外方に逃げハンマーによる
金属粉末の圧着効果が減じることになる。一方、3以上
に分割された成形金型(ハンマー)を用いると金属容器
内の金属粉末には中心に向かう均一な静水圧応力分布領
域が生じ、金属粉末の圧着をより容易ならしめる。
第7図は同一形状を存する成形金型を2個、3個及び4
個以上に分割されたハンマーを夫々使用して金属容器の
外周壁を加圧した場合の夫々累積鍛錬比と相対密度との
関係を示したもので2ハンマーの場合には累積鍛錬比が
大きくなっても実質的に真密度と見做せる値までなかな
か到達せず、累積鍛錬比が12近傍値に至って瀬く略真
密度に到達している。一方、3ハンマー及び4ハンマー
を用いると夫々累積鍛錬比が6及び4近傍で実質的に真
密度と見做せる値に到達しており、このように小さい鍛
錬比で真密度に到達させるには少なくとも3以上に分割
された成形金型を用いることが望ましい。
又、第4図乃至第6図に示すように、必要に応じて成形
金型4の金型面5を入口テーパ部5aとこれに接続され
る平坦部5bとで構成し、入口テーパ部5aのテーパ角
と、平坦部5bの長さが最適値に設定される。このテー
パ角度と平坦部長さは、金属粉末の円滑な成形金型によ
る成形加圧17.1域内への進入を促し、更にハンマー
ストローク下死点(最大突出し点)における最高減面率
を達成するときに、金属粉末が各ハンマーの加圧により
金属容器内部に発生する密閉領域あるいは半密閉域に閉
じ込められ、この状態で金属粉末と成形金型との接触面
積が最大になるような規定範囲内の値に夫々設定される
。即ち、入口テーパ部5aのテーパ角θを4°以上20
°以下に規定することにより、金属容器l内の金属粉末
2が圧着されながら成形金型4の成形加圧領域内を送り
方向に進行するとき、金属粉末2が進行方向とは逆方向
に流動することを防止し、効率よく金属粉末の高密度化
が図られる。又、平坦部5bの前記金属容器1の中心軸
方向長さlを鍛造前の金属容器の外径dの少なくとも0
.1倍(この比の値をγで表す。γ=f/d)以上に設
定することにより成形金型4から金属容器l内の金属粉
末2に伝達される圧縮応力が金属容器1中心部の金属粉
末2にまで作用することを保証し、これにより中心部ま
で高密度の成形体、即ち、実質的に真密度の成形体が少
ない回数の鍛造で得ることを可能にする。第8図はテー
パ角と前記比Tとで規定される圧着領域を示す。
更に、複数組の成形金型を用い、各組の成形金型を用い
て段階的に鍛造する際の鍛錬比を1.5〜3.0に設定
することにより、鍛造により成形金型から逃げていく熱
量と、鍛造時の粉体の摩擦抵抗により生じる熱量とをバ
ランスさせ金属粉末を一定の鍛造温度に保持させること
を可能にすると共に、鍛錬比が1.5未満の場合には金
属粉末の圧着性が不足し、3.0以上の場合には金属粉
末の急激な伸びによる破断が生じたり、変形熱による温
度上昇を招き、このために上述のような範囲の規定値に
設定される。第9図は累積鍛錬比3以上の場合に、本発
明の規定する鍛造温度範囲における圧着に必要な1回の
鍛錬比範囲を示す。
更に又、第1O図に示すように成形金型4゛の金型面5
゛は更に前記平坦部5’bに接続される出口テーパ部5
°Cを含むことも可能であり、出口テーパ部5+cのテ
ーパ角を入口テーパ部5’aのテーパ角と同様に4°以
上20°以下に規定することにより、金属容器を成形金
型4“に対し送り方向及び戻し方向に前進及び後退させ
ながら鍛造を繰り返すことを可能にする。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
1立匠上 先ず、本発明方法を高速度鋼の粉末成形に適用した実施
例につき第1図乃至第6図を参照して説明する。
第1図は、本発明方法による高速度鋼粉末の熱間鍛造成
形手順を示し、先ず、高速度鋼の材料粉末を製造するた
めに、化学成分として、例えばC:1.62wt%、C
r :4.20 wt%、M O:2.26 wt%、
−:13.97 wt%、V:4.50wt%、COニ
ア、81 wt%を有する原料材料を溶解し、これをガ
ス噴霧法により粉末にしだ後−60メツシュ分級して供
試粉末を得た。
次いで、供試粉末2を外径(D=) 406mm 、長
さくL=) 1400n+m、板厚(t−) 9 am
の円筒状軟鋼缶容器1に充填率68χで充填した(第2
図参照)。
そして、供試粉末2を充填した缶容器lを十分に脱気し
た後、缶容器1の入口部1aを気密に封接した。このよ
うに缶容器内部を脱気して気密に保持するのは、粉末間
にガスを介在させたまま鍛造するとこのガスが金属粉末
の圧着を阻害し高密度の成形体が得られなくなるので、
これを防止するためである。
次に、第3図に示す加熱パターンで加熱し、供試粉末を
1180℃X 6Hrで焼結させた。そして、この高温
状態を保持したまま缶容器を鍛造機に移送して第1粉末
鍛造工程を実施した。この第1粉末鍛造工程は缶容器l
の外径りを外径dに縮径させるものであって、本実施例
では外径406n(1)から外径3001に、即ち、鍛
錬比(=D”/d”)を1.83に設定した。このとき
、成形金型(ハンマー)として第4図乃至第6図に示す
ように、缶容器lの外周を4つに分割する4個のハンマ
ー4を用いた。
このハンマー4は第1表に示す形状寸法を有し、その金
型面5は入口テーパ部5aと平坦部5bとから成ってい
る。入口テーパ部5aは缶容器1の送り方向(第5図に
おいて矢印方向)中心軸に対してテーパ角11.3°で
縮径する円錐面を存し、この人口テーパ部5aの円錐面
に接続される平坦部5bは円筒面に形成されており、缶
容器の中心軸方向長さ1 (230mm)が縮径後(鍛
造後)の缶容器外径d (300ma+)の0.77倍
に設定されている。
(以下余白) 第1   ・金 状 缶容器は図示しないマユブレークにより軸周りに間歇的
に回転させながら、送り方向に一定速度(例えば、2 
m/m1n)で送られ、その間各ハンマー4によりlハ
ンマー当たり800トンの荷重を缶容器外周壁に掛けて
鍛造成形した。
第1の粉末鍛造工程により缶容器1は外径30Onc+
++長さ2.5611に引き伸ばされ、缶容器1内の供
試粉末2の相対密度(粉末鍛造後の供試粉末の真密度に
対する実際の密度を%表示したもの)98%を得た。
次いで、第1粉末鍛造された缶容器1を再度第11図に
示す加熱パターンで加熱し、第1粉末鍛造工程と同様に
高温状態を保持したまま第2粉末鍛造工程を実行した。
このとき使用した成形金型としてのハンマーの形状寸法
は第1表に示す通りであり、第1粉末鍛造のハンマー4
と同様に入口テーパ部のテーパ角度が11.3°、平坦
部長さlが縮径後(鍛造後)の缶容器外径d(210+
u+)の1.09倍に設定されている。
缶容器は第1の粉末鍛造工程と同様に、図示しないマユ
ブレークにより軸周りに間歇的に回転させながら送り方
向に一定速度(例えば、2 s/win)で送られ、そ
の間各ハンマー4によりlハンマー当たり800トンの
荷重を缶容器外周壁に掛けて鍛造成形した。
第2の粉末鍛造工程により缶容器1は外径200mm、
最終鍛錬比4、長さ5.76mに引き伸ばされ、最終的
に、第1及び第2の粉末鍛造工程により(2段階の粉末
鍛造により)缶容器1内の供試粉末2の相対密度99.
5%(実質的に真密度とみなせる値)を得た。
尚、本実施例では缶容器内部を脱気して気密に保持する
例であるが、N!ガスで置換した場合は金属粉末の圧着
を阻害しないことがわかっている。
ス新l生圀 次に、熱間ダイス鋼(SKD61相当、試験No、1)
、冷間ダイス鋼(SKDII相当、試験No、2)、及
びハイスtllil(試験No、3)の各ガス噴霧粉末
、N+基合金(INloo)粉末と上述の熱間ダイス鋼
粉末との混合粉(試験No、16)、ハイス粉末、ステ
ライトNo、6粉末。
及び純銅粉末の混合粉(試験No、17)を夫々用い、
第2表に示す溶融温度以下の各鍛造温度条件で供試材を
作製し、衝撃値及び曲げ強度を測定した。
尚、供試材の原料金属粉末成分の詳細は第3表に示し、
実施例2において使用したハンマー(成形金型)の入口
テーパ角度θは11.3 ”に、γ値は0゜5に、鍛錬
比は4に夫々設定し、第1図に示す成形手順と同様の手
順で成形した。そして、鍛造後第2表に示す熱処理条件
で供試材に熱処理を施しり後、シャルピー衝撃試験(2
1Uノツチ)、抗折試験を実施した。抗折試験ははJI
SZ2248が規定する方法により、押曲げ法のときの
破断曲げ応力(曲げ強さ)を求めた。
試験結果を第12図乃至第16図に示す。各供試材の衝
撃値及び曲げ強さはいずれもハンマー数2の場合とハン
マー数3以上の場合とで顕著な差異が見られ、本発明の
規定範囲を外れるハンマー数2の場合の衝撃値及び曲げ
強さはいずれもハンマー数3以上の場合より劣っている
。尚、鍛造温度の低下は成形荷重を増大させるので、鍛
造装置の設備能力に通した鍛造温度を選定する必要があ
る。
(以下余白) ス11」影 ハイスw4(試験No、3) 、Nt基合金(NiII
IoniclOO相当、試験No、4)、Ni基合金(
IN100相当、試験No、5)、Co基合金(S−8
16相当、試験No。
6)、及びCo基合金(ステライトNo、6相当、試験
No、7)の各粉末を用い、第4表に示す溶融温度以下
の各鍛造温度条件で供試材を作製し、曲げ強さ及びクリ
ープ強度を測定した。尚、供試材の原料金属粉末成分は
前述の第3表に示し、第1図に示す成形手順と同様の手
順で成形した。実施例3における成形金型の入口テーパ
角度θ及びγ値は第5表に示す種々の組み合わせのもの
を使用し、鍛錬比は4に設定した。そして、使用した種
々の成形金型の内、鍛造時に割れが発生しなかった供試
材について鍛造後第4表に示す熱処理条件で熱処理を施
した後、前述の方法により曲げ強さを測定すると共に8
71℃に加熱してクリープ強度を測定した。
(以下余白) 角)!し1ミ 第5衣 ○;健全材 △ニ一部割れ ×:全数割れ第5表に示す
ように成形金型の入口テーパ角度が20’を超えると一
部の供試材に割れが発生し、テーパ角度が25″を超え
ると全数の供試材に割れが発生した。第17図は成形金
型形状(γ値及びテーパ角)と割れが発生する範囲との
関係を示す、第18図及び第19図は曲げ及びクリープ
強度の測定結果を示しく第18図はγ値0.2、テーパ
角10°の成形金型を、第19図はγ値0.5、テーパ
角20°の成形金型を夫々使用した場合の測定結果を示
す)、割れの発生が見られない供試材を使用する限りこ
れらの特性値は成形金型の形状が変化しても路間−の値
を示すが、ハンマー数が2の場合にはハンマー数3以上
の場合と比べて曲げ強さ及びクリープ強度のいずれも低
い値を示す。
ス亙五± Ti及びTi合金粉末(試験No、8.9.10) 、
並びにCu及びCu合金粉末(試験No、11.12.
13)を使用して第6表に示す溶融温度以下の各鍛造温
度条件で供試材を作製し、引張り強度を測定した。尚、
供試材の原料金属粉末成分の詳細は第3表に示し、実施
例4において使用したハンマー(成形金型)の入口テー
パ角度θは20°に、γ値は0.3に、鍛錬比は6に夫
々設定し、第1図に示す成形手順と同様の手順で成形し
た。そして、鍛造後第6表に示す熱処理条件で供試材に
熱処理を施した後、引張り強度試験を実施した。
第20図及び第21図は上述の引張り強度試験結果を示
し、第20図は各供試材の0.2ズ耐力σ7゜とハンマ
ー数との関係を、第21図は各供試材の伸びδ(%)と
ハンマー数との関係を夫々示す。
(以下余白) (以下余白) 去m影 ハイス鋼粉末とCo5合金(ステライトNo、6)粉末
の混合粉(試験No、14) 、冷間ダイス調粉末と純
銅粉末の混合粉(試験No、15) 、ハイス鋼粉末に
10χTiN粉末を混合した混合粉(試験No、 18
)、並びにハイス鋼粉末に5χTiN粉末及び4χZr
B粉末を混合した混合粉(試験No、19)を夫々用い
、第7表に示す溶融温度以下の各鍛造温度条件で供試材
を作製し、衝撃値及び曲げ強度を測定した。尚、供試材
の原料金属粉末成分の詳細は第3表に示し、実施例5に
おいて使用したハンマー(成形金型)の入口テーパ角度
θは11.3°に、γ値は0.7に、鍛錬比は6に夫々
設定し、第1図に示す成形手順と同様の手順で成形した
。そして、鍛造後第7表に示す熱処理条件で供試材に熱
処理を施した後、前述の抗折試験を実施した。
第22図は曲げ強さとハンマー数との関係を示し、セラ
ミックス混合粉に対しても本発明発明方法の適用が可能
であることを示している。
(以下余白) 第7表 H:焼入れ T:焼戻し OQ:油冷 AC:空冷(以
下余白) ス新u1影 β合金(13V−11Cr−3AI−Ti)粉末に8χ
Ti1t扮末を混合した混合粉(試験No、20) 、
リン青銅粉末に5%Aizo、粉末及び3χY20.粉
末を混合した混合粉(試験No、21)を夫々用い、第
8表に示す溶融温度以下の各鍛造温度条件で供試材を作
製し、衝撃値及び曲げ強度を測定した。尚、供試材の原
料金属粉末成分の詳細は第3表に示し、実施例6におい
て使用したハンマー(成形金型)の入口テーパ角度θは
11.3 ’に、γ値は0.7に、鍛錬比は3に夫〃設
定し、第1図に示す成形手順と同様の手順で成形した。
そして、鍛造後第8表に示す熱処理条件で供試材に熱処
理を施した後、引張り強度試験を実施した。
第23図は0.2χ耐力とハンマー数との関係を示し、
これらのセラミックス混合粉に対しても本発明発明方法
の適用が可能であることを示している。
1立鉄工 実施例7はff1il!比を第9表に示すように種々に
変化させたこと以外は実施例1で適用した条件と同一の
条件で供試材を作製し、鍛造後の圧着状態あるいは割れ
の有無を調べた。試験No、Aの各鍛造時の鍛錬比が本
発明の規定範囲の下限(1,5)を下回り、累積鍛錬比
も1.7で粉末は未圧着であった。試験No、 Bは鍛
錬比がi、s、 t、aで本発明の規定値を満足するが
、累積鍛錬比が規定範囲を下回り、粉末は未圧着であっ
た。試験N08Cは第1、第2′FJl末鍛造時の鍛錬
比が規定値を下回るが、第3粉末鍛造時の鍛錬比が規定
値を満足し、且つ累積鍛錬比が規定値を上回り、鍛造後
材料は圧着し、且つ割れは見られなかった。試験No、
D及びEはいずれも規定範囲を満足し、鍛造後の割れは
見られなかった。試験No、F、Gともに1回の鍛錬比
が規定値を上回り、鍛造後に割れが発見された。
(以下余白) 第8表 第9表 ○:S8造可能 ×:鍛造後ワレ発生 △:未圧着(発
明の効果) 以上詳述したように本発明の金属粉末の熱間鍛造成形方
法に依れば、金属粉末を気密金属容器に充填・封入し、
封入した金属粉末を800〜1300℃の温度範囲に加
熱焼結した後、亮温状態に保持したまま前記金属容器の
外周を長平方向に連続的に且つ段階的に加圧して前記金
属粉末を実質的に真密度状態に圧着せしめるようにした
ので、粉末の圧着を促進させるのに特別な粘結剤を必要
とせず、実質に真密度と見なせるに十分高い密度の粉末
成形体を短時間に且つ大量に製造することが出来るとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る金属粉末の熱間鍛造成形方法の一
実施例を示す工程図、第2図は金属缶容器に供試粉末を
充填した状態の金属缶容器断面図、第3図は第1図に示
す加熱工程における加熱パターンの一例を示すグラフ、
第4図は成形金型(ハンマー)及び該成形金型により鍛
造される金属缶容器の要部断面図、第5図は第4図V 
−V線に沿う断面図、第6図は第4図に示す成形金型4
の斜視図、第7図は種々の成形金型(ハンマー)を用い
た場合の累積鍛錬比と相対密度との関係を示すグラフ、
第8図は成形金型の入口テーパ部のテーパ角度と平坦部
のr(=A/d)(Uとで規定される圧着領域を示すグ
ラフ、第9図はα値(・鍛造温度(’K)/溶融温度(
’K))と圧着鍛錬比とで規定される圧着つI域を示す
グラフ、第10図は成形金型の変形例を示し、金型面の
平坦部に更に接続される出口テーパ部を存する成形金型
の斜視図、第11図は第1図に示す第2粉末鍛造工程前
の加熱工程における加熱パターンの一例を示すグラフ、
第12図は供試材No、1の衝撃値とハンマー数との関
係を示すグラフ、第13図及び第14図は夫々供試材N
o、2及び供試材N003の曲げ値とハンマー数との関
係を示すグラフ、第15図及び第16図は夫々供試材N
o、16及び供試材No、17の衝撃値とハンマー数と
の関係を示すグラフ、第17図は成形金型の形状を表す
γ値及びテーパ角度θで規定される健全材を得る範囲を
示すグラフ、第18図及び第19図は供試材No、3〜
7の曲げ値及びクリープ強度とハンマー数との各関係を
示すグラフ、第20図は供試材No、8〜13の耐力と
ハンマー数との関係を示すグラフ、第21図は供試材N
098〜13の伸びとハンマー数との関係を示すグラフ
、第22図は供試材No、14.15,18.19の曲
げ強さとハンマー数との関係を示すグラフ、第23図は
供試材No、20.21の曲げ強さとハンマー数との関
係を示すグラフである。 1・・・金属容器、2・・・金属粉末、4・・・成形金
型(ハンマー)、5・・・金型面、5a+5’a・・・
入口テーパ部、5b、5’b・・・平坦部。5′c・・
・出口テーパ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属粉末を気密金属容器に充填・封入し、封入し
    た金属粉末を溶融温度以下の温度範囲に加熱焼結した後
    、高温状態に保持したまま前記金属容器の外周壁を長手
    方向に連続的に且つ段階的に加圧して前記金属粉末を実
    質的に真密度状態に圧着せしめることを特徴とする金属
    粉末の熱間鍛造成形方法。
  2. (2)金属粉末を気密金属容器に充填・封入し、封入し
    た金属粉末を溶融温度以下の温度範囲に加熱焼結した後
    、高温状態に保持したまま前記金属容器の外周壁を3以
    上に分割された成形金型を用いて長手方向に連続的に且
    つ段階的に鍛造して前記金属粉末を実質的に真密度状態
    に圧着せしめることを特徴とする金属粉末の熱間鍛造成
    形方法。
  3. (3)複数組の成形金型を用い、各組の成形金型を用い
    て段階的に鍛造するにあたって、各組の成形金型による
    鍛造が1.5以上〜3.0未満の鍛錬比を少なくとも1
    回含み、且つ、累積鍛錬比を3以上に設定することを特
    徴とする特許請求の範囲第2項記載の金属粉末の熱間鍛
    造成形方法。
  4. (4)金属粉末を気密金属容器に充填・封入し、封入し
    た金属粉末を溶融温度以下の温度範囲に加熱焼結した後
    、高温状態に保持したまま前記金属容器の外周壁を成形
    金型を用いて長手方向に連続的に且つ段階的に鍛造して
    前記金属粉末を実質的に真密度状態に圧着せしめ、前記
    成形金型の金型面は円錐面に形成された入口テーパ部と
    該テーパ部に接続され、円筒面に形成された平坦部とか
    ら成り、前記入口テーパ部は前記金属容器の送り方向中
    心軸に対し4°以上20°以下のテーパ角で縮径し、前
    記平坦部の前記金属容器の中心軸方向長さは鍛造前の前
    記金属容器の外径の少なくとも0.1倍以上であること
    を特徴とする金属粉末の熱間鍛造成形方法。
  5. (5)複数組の成形金型を用い、各組の成形金型を用い
    て段階的に鍛造するにあたって、各組の成形金型による
    鍛造が1.5以上〜3.0未満の鍛錬比を少なくとも1
    回含み、且つ、累積鍛錬比を3以上に設定することを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の金属粉末の熱間鍛
    造成形方法。
  6. (6)前記成形金型の金型面は更に前記平坦部に接続さ
    れ、円錐面に形成された出口テーパ部を含み、該出口テ
    ーパ部は前記金属容器の送り方向中心軸に対し4°以上
    20°以下のテーパ角で拡開し、前記金属容器を夫々成
    形金型に対し前記送り方向及び戻り方向に前進及び後退
    させ、全体として連続的に且つ段階的に鍛造することを
    特徴とする特許請求の範囲第4項又は第5項記載の金属
    粉末の熱間鍛造成形方法。
  7. (7)金属粉末を気密金属容器に充填・封入し、封入し
    た金属粉末を溶融温度以下の温度範囲に加熱焼結した後
    、高温状態に保持したまま前記金属容器の外周壁を3以
    上に分割された成形金型を用いて長手方向に連続的に且
    つ段階的に鍛造して前記金属粉末を実質的に真密度状態
    に圧着せしめ、前記成形金型の金型面は円錐面に形成さ
    れた入口テーパ部と該テーパ部に接続され、円筒面に形
    成された平坦部とから成り、前記入口テーパ部は前記金
    属容器の送り方向中心軸に対し4°以上20°以下のテ
    ーパ角で縮径し、前記平坦部の前記金属容器の中心軸方
    向長さは鍛造前の前記金属容器の外径の少なくとも0.
    1倍以上であることを特徴とする金属粉末の熱間鍛造成
    形方法。
  8. (8)複数組の成形金型を用い、各組の成形金型を用い
    て段階的に鍛造するにあたって、各組の成形金型による
    鍛造が1.5以上〜3.0未満の鍛錬比を少なくとも1
    回含み、且つ、累積鍛錬比を3以上に設定することを特
    徴とする特許請求の範囲第7項記載の金属粉末の熱間鍛
    造成形方法。
  9. (9)前記成形金型の金型面は更に前記平坦部に接続さ
    れる円錐面に形成された出口テーパ部を含み、該出口テ
    ーパ部は前記金属容器の送り方向中心軸に対し4°以上
    20°以下のテーパ角で拡開し、前記金属容器を該成形
    金型に対し前記送り方向及び戻り方向に前進及び後退さ
    せ、全体として連続的に且つ段階的に鍛造することを特
    徴とする特許請求の範囲第7項又は第8項記載の金属粉
    末の熱間鍛造成形方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5447801A (en) * 1977-09-14 1979-04-14 Smith International Drill for drilling soil system
JPS5460209A (en) * 1977-10-21 1979-05-15 Daido Steel Co Ltd Production of sintered body with difficult processability
JPS6164803A (ja) * 1984-05-14 1986-04-03 クル−シブル マテリアルス コ−ポレイシヨン 合金粉末を圧縮成形する方法

Patent Citations (3)

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