JPH05195012A - アルミニウム合金部材の製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金部材の製造方法

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JPH05195012A
JPH05195012A JP22914391A JP22914391A JPH05195012A JP H05195012 A JPH05195012 A JP H05195012A JP 22914391 A JP22914391 A JP 22914391A JP 22914391 A JP22914391 A JP 22914391A JP H05195012 A JPH05195012 A JP H05195012A
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powder compact
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Shinichiro Kakehashi
伸一郎 梯
Toshiro Kimura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続体化しにくい形状または材料の成形品を
得る場合にも、十分な緻密化を図る。また、成形品のク
ラック発生を防止する。 【構成】 アルミニウム合金を主組成物とする材料粉末
を加圧して密度比70〜98%の圧粉成形体を形成した
後、この圧粉成形体をダイ,上パンチ,および下パンチ
により画成されるキャビティ内に入れ、圧粉成形体を上
パンチおよび下パンチにより加圧し変形させつつ、キャ
ビティの内壁面の一部を構成するスライド部材を圧粉成
形体に圧接させつつ後退させ、圧粉成形体の内部で材料
流れを生じさせることにより、密度比98〜100%、
必要に応じては塑性変形域まで連続的に圧縮し、成形品
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム合金部材の
粉末鍛造方法に係わり、特に、連続体化しにくい材料を
緻密化するとともにクラックの発生を防ぐための改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、Fe,V,Zr,Cu,Mg,Si等を含
有するアルミニウム合金からなる成形体は、優れた強
度、剛性、靭性、耐熱性および耐食性等の特徴を有する
が、原料となるアルミニウム合金粉末の表面が強固な酸
化皮膜で覆われているため、通常の焼結成形法では、個
々の粉末粒子の酸化被膜を破って粒子間結合を形成する
ことが難しく、製造が困難だった。
【0003】そこで、この種のアルミニウム合金部材の
製造方法として、特公平1−20215号公報では、以
下のような製造方法が提案されている。
【0004】この方法ではまず、アルミニウム合金粉末
を、成形型内で圧縮して真密度に対する密度比が65〜
85%の圧粉成形体を成形する(圧粉成形工程)。次い
で、この圧粉成形体を、300℃以上かつ液相生成温度
以下の温度で加熱または焼結した後(加熱保持工程)、
前記範囲の温度で密度比95%以上の密度に押し出しも
しくは鍛造加工し(本成形工程)、成形品を得る。
【0005】上記方法では、圧粉成形工程および加熱保
持工程により、後の本成形に耐え得るだけの強度を確保
したうえ、本成形工程によりある程度の材料流れ(変
形)を生じさせて酸化被膜を破壊することにより、緻密
化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の製造
方法においても、最終成形品の形状によっては十分な材
料流れを生じさせることができず、満足のいく鍛錬効果
が得られず、緻密化が不十分となる場合があった。ま
た、最終成形品の形状によっては、鍛造過程において材
料流れの先端部に圧力がかからず自由変形するため、こ
れら先端部に引っ張り応力が生じ、クラックが生じる場
合があった。
【0007】なお、生産性を高めるには、材料粉末をコ
イニングまたはホットプレス加工することにより、一気
に成形品を得る方法も考えられるが、コイニングやホッ
トプレスによりアルミニウム合金粒子の酸化被膜を破る
には、相当に高い圧力、および/あるいは長時間の加圧
保持時間を要して現実的ではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、アルミニウム合金を主組成
物とする材料粉末を加圧して密度比70〜98%の圧粉
成形体を形成した後、この圧粉成形体をダイ,上パン
チ,および下パンチにより画成されるキャビティ内に入
れ、圧粉成形体を上パンチおよび下パンチにより加圧す
るとともに、前記キャビティの内壁面の一部を構成する
スライド部材を圧粉成形体に圧接させつつ後退させ、圧
粉成形体の内部で材料流れを生じさせ、粉末に変形の自
由度を与えることにより、圧粉成形体を密度比98〜1
00%、必要に応じては塑性変形域まで連続的に圧縮
し、成形品を得ることを特徴とする。
【0009】なお、前記ダイ内における成形過程での前
記圧粉成形体の温度は、300℃以上かつ前記アルミニ
ウム合金の液相温度以下に保つことが望ましい。また、
前記スライド部材による後退部分の面積は、開放率が3
〜30%となるように設定することが望ましい。
【0010】
【作用】本発明のアルミニウム合金部材の製造方法で
は、圧粉成形体をキャビティ内に入れ、この圧粉成形体
を上パンチおよび下パンチにより加圧し変形させるとと
もに、前記キャビティの内壁面の一部を構成するスライ
ド部材を圧粉成形体に圧接させつつ後退させることによ
り、圧粉成形体の内部で材料流れを生じさせ、密度比9
8〜100%、必要に応じては塑性変形域まで連続的に
圧縮するから、粉末の変形に伴い粒子の酸化被膜が容易
に破れ、連続体化しにくい形状または材料の成形品を得
る場合にも、十分な緻密化が可能である。また、スライ
ド部材は常に材料流れの先端部に圧接されているので、
前記先端部には引っ張り応力が生じず、クラックが発生
するおそれが少ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係わるアルミニウム合金部材
の製造方法の実施例を説明する。図1ないし図4は、本
発明の第1実施例を示す図である。まず、図示の装置の
構成を説明すると、図中符号10はダイ、10Aはパン
チ孔、10Bはキャビティ、12は下パンチ、16は上
パンチであり、下パンチ12および上パンチ16の外周
には、ダイ10との間にそれぞれ筒状のスリーブ14,
18が摺動自在に通されている。
【0012】これらスリーブ14,18は、図示しない
駆動機構により、各パンチ12,16とは別個に昇降さ
れるようになっている。スリーブ14,18の端面の面
積は、 開放率=スリーブの断面積/パンチ孔10Aの断面積 で定義される開放率が、3〜30%、より好ましくは5
〜20%となるように設定されることが望ましい。な
お、開放率とは、開放部へ向かう材料の流れを、便宜上
押出と考えたときの押出比の逆数である。
【0013】上記開放率が3%未満では、圧粉成形体を
加圧する段階で粉末に変形の自由度を与える効果に乏し
く、十分な緻密化が困難である。逆に開放率が30%よ
り大では、材料流れが生じる際に粉末間の相対的な移動
が十分でなく、結合が強化されない。
【0014】ダイ1の内部には、図示しないヒーターが
設けられ、その温度が自在に調整できるようになってい
る。ダイ1,下パンチ2,上パンチ3,各スリーブ1
4,18の材質は、工具鋼で十分であるが、アルミニウ
ム合金が付着しやすいことから、表面処理または潤滑剤
の使用が必須である。潤滑剤としては炭素系潤滑剤が有
効である。
【0015】次に、上記装置を用いたアルミニウム合金
部材の製造方法を説明する。この方法に使用される材料
粉末は、ガスアトマイズ法、遠心法、回転カップ法、ロ
ール法等、いかなる粉末製造方法によって得られたアル
ミニウム合金粉末でもよい。粉末に添加される元素とし
ては、従来この種の合金に使用されているいずれの元素
も使用可能である。例えば、Si,Cu,Mg,Fe,Ni,Co,
Mn,Cr,Li,Ti,Zr,Ce,Mo,V,Zn等が使用可能で、
勿論複数種を混合してもよい。また、物性を改善するた
めに、WS2,MoS2,CaF2,BaF2,LiF等の
固体潤滑剤やその他各種のフィラーを添加してもよい。
【0016】この方法ではまず、材料となるアルミニウ
ム合金粉末を、従来法と同様に圧粉成形し、密度比70
〜98%より好ましくは80〜98%の圧粉成形体Pを
形成する。この圧粉成形体Pの断面形状は、パンチ孔1
0Aの断面形状に合わされている。密度比が70%未満
ではハンドリングが難しいとともに後の変形に耐え難
く、また98%より大では材料流動時、粉末同志の相対
的移動が十分起きないという問題が生じる。
【0017】次いで、圧粉成形体Pを図示しない予熱装
置により300℃〜液相温度以下に予熱した後、図1に
示すように下パンチ12およびスリーブ14を揃えてパ
ンチ孔10Aに進入させた状態で、パンチ孔10A内に
圧粉成形体Pを入れる。ダイ1,上パンチ3,下パンチ
2も同様の温度まで加熱しておく。
【0018】続いて、図2に示すように、上パンチ16
および上スリーブ18を揃えて降下させると同時に、下
パンチ12および下スリーブ14を揃えて上昇させ、材
料粉末Pを圧縮して中間成形体Qを熱間圧着成形する。
【0019】さらに連続して、図3に示すように、上パ
ンチ16を降下させつつ相対的に上スリーブ18を上昇
させる一方、下スリーブ14を下パンチ12に対して相
対的に降下させつつ中間成形体Qを圧縮(鍛造)する。
その際、各スリーブ14,18は、材料流れの先端部S
に対して、常に圧接させておく。その当接圧力は、上下
パンチ16,12のみ加圧し、スリーブ14,18を自
由とした時の加圧面圧の10〜100%、より好ましく
は20〜50%とされる。10%未満ではクラックが生
じるおそれがある。
【0020】上記操作により、スリーブ14,18が後
退するにつれ材料が流れていき、その過程で中間成形体
Q内の粒子の酸化被膜が破れ、粒子が相互に結合して緻
密化される。その後、図4に示すように、上パンチ16
と上スリーブ18を上方に待避させたうえ、下パンチ1
2と下スリーブ14を揃えて上昇させ、成形体Rをダイ
1から突き出して、1サイクルが終了する。
【0021】上記構成からなる方法によれば、材料流れ
を生じさせつつ中間成形体Qを圧縮するので、材料流れ
に伴い粒子の相対的移動が起こり、粒子の酸化被膜が容
易に破れ、従来のコイニング加工やホットプレスに比し
て加圧力が低減でき、成形時間も短縮できる。
【0022】また、この例では上スリーブ18と下スリ
ーブ14を昇降制御することにより、材料流れの先端
(S)に各スリーブ14,18により常に一定圧力をか
けながら、これらスリーブ14,18を後退させるか
ら、材料流れの先端面に引張応力が生じにくく、引張応
力に起因したクラックが生じにくい。
【0023】また、材料流れの先端部(S)の形状を制
御できるため、鍛造成形体Rの形状を製品の最終形状に
近づけておくことにより、成形後の加工量が少なくて済
む利点も有する。なお、上記の例では単純化のためパン
チ孔10Aの断面形状を円形にしていたが、各部の形状
は製造すべき物品に合わせて適宜変更してよいのは勿論
である。
【0024】次に、図5ないし図9は本発明の第2実施
例を示し、図中符号20はダイ、22は下パンチ、24
は上パンチであり、この例ではダイ20の内部に、パン
チ孔20Aの内壁面に互いに対向して開口する一対のス
リット25が形成され、これらスリット25内に、水平
方向摺動可能なスライド26がそれぞれ挿入されてい
る。
【0025】これらスライド26をいっぱいに挿入した
状態において、各スライド26の先端面は、パンチ孔2
0Aの内壁面と一致する。この例では、 開放率=スライド26端面の面積/スライド26が動き
始める前のキャビティ周壁面の面積 と定義され、その値は3〜30%、より好ましくは5〜
20%とされる。
【0026】この装置を用いたアルミニウム合金部材の
製造方法は、以下の通りに行う。まず、図5に示すよう
に各スライド26の先端面をパンチ孔20Aの内壁面と
一致させた状態で、予熱しておいた圧粉成形体Pを充填
する。次いで、図6に示すように、上パンチ24と下パ
ンチ22により圧粉成形体Pを熱間圧着して中間成形体
Qとした後、図7に示すように各スライド26を徐々に
後退させつつ、圧縮を続行する。
【0027】各スライド26が後退するにつれ、続いて
材料が流れていき、凸部Sが形成され、中間成形体Qが
緻密化されて鍛造成形体Rとなる。スライド26の中間
成形体Qへの当接圧力は、前記第1実施例と同様でよ
い。
【0028】次に、図8に示すように下パンチ22を待
避させたうえ、上パンチ24を降下させ、前記凸部Sを
切断して成形体Rのみをダイ20から突き出す。さらに
図9に示すように上パンチ24を上方に待避させ、各ス
ライド26を復帰させて各凸部Sを落下させ、1サイク
ルを完了する。
【0029】この例でも、スライド26により材料に圧
力をかけながらスライド26を後退させるため、前記実
施例と同様に、材料流れの先端部Sに引張応力が生じに
くく、クラックが発生しにくい。また、凸部Sを成形体
Rの突き出しとともに切断するため、潤滑剤の巻き込み
等により凸部Sを切断する必要がある場合には、後加工
の手間が省ける。
【0030】なお、本発明は上記2つの実施例に限定さ
れるものではなく、各実施例の構成を組み合わせてもよ
いし、ダイ,上下パンチ等の形状は任意に変更してよ
く、さらに各部の駆動を行う機構としては、周知のいか
なる機構を用いてもよい。
【0031】
【実験例】次に、実験例を挙げて本発明の効果を実証す
る。アルミニウム合金としてAH09N,AH12を使
用して、下記の比較例、実験例の方法により直方体状の
アルミニウム合金部材を作成し、それらの物性を比較し
た。なお、上記各合金の組成は以下の通りである。 AH09N:Al−10Fe−1.5V−1.0Zr AH12 :Al−8Fe−1.5V−1.0Zr
【0032】(比較例)図10に示す装置により、直方
体状のアルミニウム合金部材を成形した。符号70はダ
イであり、このダイ70には平面視12mm×57mm
のパンチ孔が形成されるとともに、ヒーターが内蔵され
ている。72は下パンチ、74は上パンチである。
【0033】まず、AH09N,AH12の各粉末30
gを、図10と同機構の装置で6ton/cm2の圧力
で加圧し、11×55×21mmの圧粉成形体を作成し
た。次いで、上記圧粉成形体を約450℃に加熱すると
ともに、ダイ70を450℃に加熱した後、前記圧粉体
を粉末30gをパンチ孔に充填し、各パンチ72,74
により10.6ton/cm2の圧力で圧縮し、成形体
を得た。成形体の寸法は12×57×15mmであっ
た。
【0034】(実験例1)上記の圧粉成形体を図11に
示す装置により加圧成形した。符号80はダイ、82は
下パンチであり、これらは上記ダイ70,下パンチ72
と共通で、パンチ孔の寸法も等しい。84は断面矩形状
の上パンチであり、その両側にはスライド86がそれぞ
れ配置され、別個に駆動されるようになっている。上パ
ンチ84の断面寸法は12×51mm、スライド86の
断面寸法は12×3mmである。
【0035】まず、前記圧粉成形体を予め450℃に加
熱するとともに、ダイ80を450℃に加熱した後、圧
粉成形体をパンチ孔に入れ、上パンチ84とスライド8
6を揃えて密度比95%まで圧縮し、さらに各スライド
86を相対的に後退させつつ上パンチ84を降下させ
て、最終的に10.6ton/cm2の圧力で圧縮し、
成形体を得た。成形体の寸法は12×57×14mmと
なり、両端上には12×3×10mmの突起が形成され
た。
【0036】次に、上記4種の成形体を縦に2分割し、
その断面の各点(計25点)における硬さをロックウェ
ルBにより測定した。その結果を等高線表示した結果を
図12ないし図15に示す。図12および図13はAH
12での結果であり、図12は比較例、図13は実験例
の方法でそれぞれ得られたものの結果を示す。
【0037】また、図14および図15はAH09Nの
結果であり、図14は比較例、図15は実験例の方法で
それぞれ得られたものの結果である。硬さの分布は密度
の分布に対応する。実際に密度測定を行ったところ、 であった。さらに、図16および17は、それぞれ図1
2と13、および図14と15での結果を、他のデータ
を含めて、加圧力と密度の関係として示したものであ
る。
【0038】これらの図から明らかなように、実験例の
方法によれば成形体の内部に材料流れが生じ、粉末に変
形の自由度が与えられ、比較例の方法と同じ加圧力にお
いても、はるかに高密度化されている。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるア
ルミニウム合金部材の製造方法は、アルミニウム合金を
主組成物とする材料粉末を加圧して密度比70〜98%
の圧粉成形体を形成した後、この圧粉成形体をダイ,上
パンチ,および下パンチにより画成されるキャビティ内
に入れ、圧粉成形体を上パンチおよび下パンチにより加
圧し変形させるとともに、前記キャビティの内壁面の一
部を構成するスライド部材を圧粉成形体に圧接させつつ
後退させ、圧粉成形体の内部で材料流れを生じさせるこ
とにより、密度比98〜100%、必要に応じては塑性
変形域まで連続的に圧縮し、成形品を得る方法であるか
ら、粉末の変形に伴い粒子の酸化被膜が容易に破れ、連
続体化しにくい形状または材料の成形品を得る場合に
も、十分な緻密化が可能である。また、スライド部材は
常に材料流れの先端部に圧接されているので、前記先端
部には引っ張り応力が生じず、クラックが発生するおそ
れが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるアルミニウム合金部材の製造方
法の第1実施例での圧粉成形体の投入過程を示す縦断面
図である。
【図2】第1実施例での熱間圧着過程を示す縦断面図で
ある。
【図3】第1実施例で材料流れが生じる過程を示す縦断
面図である。
【図4】第1実施例での成形品突き出し過程を示す縦断
面図である。
【図5】本発明の第2実施例での圧粉成形体の投入過程
を示す縦断面図である。
【図6】第2実施例での熱間圧着過程を示す縦断面図で
ある。
【図7】第2実施例で材料流れが生じる過程を示す縦断
面図である。
【図8】第2実施例での成形品突き出し過程を示す縦断
面図である。
【図9】本発明の第3実施例での後処理過程を示す縦断
面図である。
【図10】比較例での加圧成形過程を示す縦断面図であ
る。
【図11】実験例での加圧成形過程を示す縦断面図であ
る。
【図12】比較例で得られた試験片のHRB硬さ分布を
示すグラフである。
【図13】実験例で得られた試験片のHRB硬さ分布を
示すグラフである。
【図14】比較例で得られた試験片のHRB硬さ分布を
示すグラフである。
【図15】実験例で得られた試験片のHRB硬さ分布を
示すグラフである。
【図16】実験例での加圧力と成形密度との関係を示す
グラフである。
【図17】実験例での加圧力と成形密度との関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
P 圧粉成形体 Q 中間成形体(熱間圧着成形体) R 鍛造成形体 S 材料流れの先端(凸部) 10 ダイ 10A パンチ孔 10B キャビティ 12 下パンチ 14 下スリーブ 16 上パンチ 18 上スリーブ 20 ダイ 20A パンチ孔 22 下パンチ 24 上パンチ 26 スライド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金を主組成物とする材料
    粉末を加圧して密度比70〜98%の圧粉成形体を形成
    した後、この圧粉成形体をダイ,上パンチ,および下パ
    ンチにより画成されるキャビティ内に入れ、圧粉成形体
    を上パンチおよび下パンチにより加圧しつつ、前記キャ
    ビティの内壁面の一部を構成するスライド部材を圧粉成
    形体に圧接させつつ後退させ、圧粉成形体の内部で材料
    流れを生じさせることにより、圧粉成形体を密度比98
    〜100%、必要に応じては塑性変形域まで連続的に圧
    縮し、成形品を得ることを特徴とするアルミニウム合金
    部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ダイ内における成形過程での前記圧
    粉成形体の温度を、300℃以上かつ前記アルミニウム
    合金の液相温度以下に保つことを特徴とする請求項1記
    載のアルミニウム合金部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記スライド部材による後退部分の面積
    は、開放率が3〜30%となるように設定されることを
    特徴とする請求項1または2記載のアルミニウム合金部
    材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015058447A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 トヨタ自動車株式会社 センター孔形成方法及び鍛造装置
JP2017171993A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 大同特殊鋼株式会社 プレス成形品の製造方法およびスパッタリングターゲット材
CN114986971A (zh) * 2022-05-07 2022-09-02 昆明理工大学 一种粉体压制机构、可控压制装置及高通量粉体压制机

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