JPS6341494A - 新規なシアル酸誘導体 - Google Patents

新規なシアル酸誘導体

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JPS6341494A
JPS6341494A JP18646786A JP18646786A JPS6341494A JP S6341494 A JPS6341494 A JP S6341494A JP 18646786 A JP18646786 A JP 18646786A JP 18646786 A JP18646786 A JP 18646786A JP S6341494 A JPS6341494 A JP S6341494A
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cooch
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cooch3
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Akira Hasegawa
明 長谷川
Makoto Kiso
真 木曽
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品、生化学試薬等の原料、中間体として
有用な新規なシアル酸誘導体及びその製造法、並びにこ
れを用いるシアル酸0−グリコシrの新規な製造法に関
する。
〔発明の背景〕
シアル酸は生物の各種の組織に存在し、通常糖鎖を構成
する部分にその構成単位としてグリコシド結合して存在
する。シアル酸は糖脂質や糖タンパク質の重要な構成成
分である為、その機能研究の目的で、また、近年ガング
リオシドの様々な生理活性が非常に注目されているとこ
ろから、その医薬面での応用という見地から、その類縁
体、誘導体やグリコシr1 シアロオリゴ糖についての
合成検討が盛んに行われており、各種誘導体が合成され
つつあるが、未だ研究は緒についたばかりであシ、更に
新たな誘導体の出現とそれに伴う更に新たなる展開が待
たれている。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した如き現状に鑑みなされたもので、種
々の医学的、生化学的成果が期待できる新規なシアル酸
誘導体とその製造法、並びにこれを用いるシアル酸O−
グリコシドの新規な製造法を提供することを目的とする
〔発明の構成〕
〔式中、R+ 、R2はいずれか一方が一〇〇0CR3
基を表わし、他方は一8R3基(但し、R3は低級アル
キル基を表わす。)を表わす。〕で示されるアルギルチ
オシアル酸誘導体、及び(2)式[111]、(式中、
R6、R7のいずれか一方が−COOCR5基を表わし
、他方は−5COCH3基を表わす。)で示されるアシ
ルチオンアル酸誘導体をアルカリ金属アルコキシドと反
応させて式CIII、 〔式中、R、Rはいずれか一方が−COOCR5基上表
わし、他方は−8M基(但し、N丁はアルカリ土属を表
わす。)を表わす。但し、式〔■〕に於てR6が−CO
OCH,基ノドきハR’カー〇〇0CR3基で6す、式
〔■〕に於てR7が−COOCH基のときはR5が−C
OOCH。
基である。〕で示されるアルカリ金属塩とした後、アル
キルハライドと反応させることを特徴とする式〔1〕、 〔式中、R1: B2はいずれか一方が一〇〇0CR3
基を表わし、他方は一3R3基(但し、R3は低級アル
キル基を表わす。)を表わす。但し、式〔■〕に於てR
4が−COOCH6基のときはR1が−C00CH3基
であり、式〔■〕に於てR5が−COOCH基のときは
R2が−COOCH3基である。〕で示されるアルキル
チオシアル酸誘導体の製造法、並びに(3)式CD、 〔式中、R1、R2はいずれか一方が−COOCR,基
を表わし、他方は一8R3基(但し、R3は低級アルキ
ル基を表わす。)を表わす。〕で示されるアルキルチオ
シアル酸誘導体をツメチル(メチルチオ)スルホニウム
 トリフレートの存在下、式〔■〕、R80H〔■〕 (式中、R8は直鎖のアルキル基を表わす。)で示され
る一級アルコールと反応させることを特徴とする式〔■
〕、 (式中、R8は前記と同じ。)で示される2β−〇−ア
ルキルシアル酸誘導体の製造法の発明である。
一般式〔I〕に於てR1又はR2で表わされるーSR3
基のR3としては、例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基等、炭素数1〜5の低級ア
ルキル基が挙げられるか、O−グリコシドに導く為の中
間体としてはメチル基、エチル基が好ましく、特にメチ
ル基が好ましい。
−9式〔■〕に於てR4又はR5で表わされる−8M基
のMとしては、例えば、Na + K r L i等の
アルカリ金属が挙げられる。
一般式[IV]及び〔■〕に於て、R8で表わされる直
鎖のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基
、n−プロぎル基、n−ブチル基、n−、,1ン−1−
/L’基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、n−デシ
ルM、n−ドデシル基、n−ペンタデシルM 、n−ヘ
キサデシル基、n−オフダブシル基等、炭素数1〜18
の直鎖のアルキル基が挙げられる。
−9式〔I〕で示される本発明化合物の合成ルートに、
例えば2β−8−アルキル体の場合について示すと下記
の如くなる。
IJシLJL−1’i3 2α−8−アルキル体の場合もこれと全く同様である。
本発明化合物は上記合成ルートに従い、通常下記の如く
して容易に合成し得る。
即ち、先ず式CHDで示される2α(又は2β)−アシ
ルチオシアル酸誘導体をアルコール系溶媒中、通常当量
のアルカリ金属アルコキシドと低温、好捷しくは一30
℃以下で数分乃至数十分反応させる。反応後は常法によ
り溶媒を留去すれば化合物〔■〕が得られるから、次い
でこれを適当な溶媒(例えば、ツメチルホルムアミド 
(DMF) 、ヘキサメチルホスホロトリアミド(HF
2MPA) 、アルコール類等)中、アルキルハライド
と室温乃至若干加温下に数時間反応させ、反応後は常法
により後処理f行い、要すれはカラムクロマトグラフィ
ー等により精製すれば目的物、即ち、本発明の2α(又
は2β)−アルキルチオシアル酸誘導体が得られる。
式ClIDで示される2α−アシルチオシアル酸誘導体
は、例えば、ジャーナル オブ カーボハイド゛ し 
− ト    ケ ミ ス ト リ −5,(1)  
  1l−19(1986)に記載の方法に従い、シア
ル酸の2β−Ct体を、例えば、塩化メチレン中KSC
OCH3と室温で一夜反応させることにより容易に得ら
れるから、このようにして得られたものを用いればよい
また、式ClIDで示される2β−アシルチオシアル酸
誘導体を得るには、シアル酸の2β−Ct体を例えばア
セトニトリル中AgFと室温で数時間反応させて2α−
F体とした後、これを塩化メチレン中BF3・0(C2
H5)2の存在下CH3CO8Hと室温で数時間反応さ
せればよく、後処理、精製法等は常法に従えばよい。
2α(又は2β)−アシルチオシアル酸誘導体の原料と
なるシアル酸の2β−Ct体は、例えば、カーボハイr
レート リサーチ 110 、11(1982)に記載
の方法に従って天然のノイラミン酸から容易に合成し得
るので、このようにして得られたものを用いることで足
りる。
式〔I)で示される本発明化合物は新規化合物であり、
医薬品、生化学試薬等の原料、中間体として種々の展開
が期待できる化合物であるが、例えばこれを・ジメチル
(メチルチオ)スルホニウムトリフレイト(以下、DM
TSTと略す。)等の如きルイス酸の存在下で一級アル
コールと反応させると対応するシアル酸のO−グリコシ
ドが容易に且つ高収率で得られ、しかも2α−8−アセ
チル体からも、2β−8−アセチル体からも一様に2β
−0−アルキル体(2β−0−グリコシド)のみが得ら
れる。即ち、公知の方法、例えばにδn1g5−Kno
rr反応等によれば2β−Ct体から2α−〇−グリコ
7)yと2β−0−グリコシ12の混合物が得られてお
り、2β−0−グリコシドのみを選択的に得る方法はこ
れまでに知られていなかった。
尚、本発明化合物CI]から2β−0−グリコシドを合
成する際に触媒として使用するDMTSTは公知文献−
ソヤーナル オブ ケミカル ソサエティ。
ノン−キン トランス、n 、1569(1982)に
記載の方法に従い、二硫化ツメチルとトリフルオロメタ
ンスルホン酸メチルとから用量調製し、使用に供する。
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例により
何ら制約を受けるものではない。
〔実施例〕
実施例1. メチル(メチル 5−アセトアミP−4,
7,8,9−テトラ−0−アセチル−3,5−ジデオキ
シ−2−チオーD−グリセローα−D−ガラクト−2−
ノヌロビラノシr)オネート(化合物[:Ia〕)の合
成 化合物Cll1a]sso叩を無水メタノール15m1
に溶解し、−40℃に冷却下当量のNa 0CHs′f
t、加えて5分間攪拌反応させた。反応後、20℃以下
で濃縮し、アモルファス状の化合物[11a〕k得た。
これを無水DMF’ 5 mlに溶解し、ヨウ化メチル
420 m9を加えて室温で3時間攪拌反応させた。反
応後、溶媒を留去し、得られたシラツブを塩化メチレン
で抽出し、水洗、Na2SO4乾燥後、濃縮して得たシ
ラツブをカラムクロマトグラフィー〔ワコーデルC−2
00、溶出”液: CH2Ct2/CH30H(100
/1 ) ’:lで精製してアモルファス状の化合物[
Ta’:1325 m9′ff:得た。
収率 62%。mp80〜84℃。〔α)、+17.8
゜(C=0.47 、 CHCA3)。
元素分析値: C21)T31No12S (M、W、
 521.5)計算値(チ)C:48.36 、H:5
.99 、N:2.69実測値(チ) C:48.31
 、 H:6.12 、 N:2.600IR(fil
m)νmax :3280(NH)、1740.123
0 (エステル) 1660 、1540 (アミ)’
)  on  。
NMR(CDC1,)δ: 1.88(s 、 3H,
CH,C0N) 、 2.04(s 。
6 H,2XCH3COO) 、2.11.2−14.
2.17 (3s 、9H,2XCM Coo、 5C
H3) 、 2.73 (dd、 IH1J5a、36
4.6.53g、412.6Hz、H−3e)、3.8
1(s 、3H,CH,O) 、3.84(dd、 I
H。
J8.、を埃OHz 、J9.、/ 12.5Hz 、
H−9’) 、4.11(dd、 LH。
J5,612.5 、 J6,74.0Hz 1H−6
) 、4.34 (dd、 LH、H−9) 。
4.89(m、LH,H−4)、5.33−5.42(
m、2)(、H−7,8)。
5.5 (d 、LH、J51 NH9,9Hz 、N
H)ppm、。
実施例2.メチル(メチル 5−アセトアミド−4,7
,8,9−テトラ−O−アセチル−3,5−ジデオキシ
−2−チオーD−グリセローβ−D−ガラクト−2−ノ
ヌロビラノゾド)オネート(化合物C1b〕)の合成 LJL;tJU)1゜ (1)メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テ
トラ−O−アセチル−2−フルオロ−2,3,5−トリ
デオキシ−D−グリセロ−α−D−ガラクトー2−ノヌ
ロピラノソネート(化合物〔B〕)の合成化合物[:A
] 1.11 ′(!−乾燥アセトニトリル5 rnl
に溶解し、AgF’ 30 o my (1,1当量)
ヲ加えテ遮光子室温で3時間攪拌反応させた。反応後、
反応液をセライト濾過し、塩化メチレンで洗浄してP夜
と洗液を合わせ、減圧濃縮後得られた・/ラップを塩化
メチレンで抽出した。塩化メチレン層を飽和Na2S2
O3水溶液、水、飽和N a Cを水溶液で項次洗浄し
、Na2SO4乾燥後、濃縮して得たシラツブをカラム
クロマトグラフィー〔ワコーケ9ル C−200゜溶出
液:酢酸エチル/ヘキサン(4/1)]により硝製し、
更にベンゼン−エーテル−ヘキサンで結晶化して、化合
物CB) 980 m9を得た。
収率91.3%。mp45〜47℃。〔α〕”;: −
16・t 7°(C= 0.718 、 C1−l2C
62)。
元素分析値:C2oH28FNO12(M、W、 49
3.44)計算値(係) C:48.65 、 H:5
.72実測値(力C:48.55 、H:5.68゜I
R(Nujol)νmax: 3300(NH) 、 
1760 、1670(Co。
NHCO) 、 1550 、1440 、1380 
、1230 、10105O”。
NMR(cDct3)δ:1.92 (s 、3H,N
C0CH5) 、2.04 。
2.05 、2.09 、2.15 (49、12H,
4XOCOCH5) 、 2.70(ddd。
L H、J 3a 、 3e 13.9 、J 5e 
、 F8.8Hz l H−3e ) + 185 (
S + 3H。
CH3) 、4.11 (m 、L H、H−5) 、
4−12 (dd、IH、H−9) 、4.24(d 
、 LH,J5,611.0Hz 1)I−6) 、 
4.37 (dd、 IHI J、、970Hz。
H−9) + 5.22 (ddd+ LH+ J4.
5 =J5B、49.2 r J5e、45.5Hz 
rH−4) + 5.32 (near s + LH
+ J6.70Hz +H−7) + 5.32 (n
ears+LH,JB、9(2,2、J、9/=J−B
80Hz、H−8) 、 5.67 (d 、 IH。
J5.NH9,2Hz 、 NH)pp、。
(2)メチル 5−アセトアミビー4.7,8.9−テ
トラ−0−アセチル−2−3−アセチル−3,5−ノブ
オキシ−2−チオー〇−グリセロ−β−D−ガラクトー
2−ノヌロピラノソネート(化合物[Ilb ) )の
合成 (1)で得た化合物CB)800m9を乾燥塩化メチン
:’ 20 mlニ溶解し、これにCH3CO8H1,
76mi及びBF3・0(C2H5)20.6m、e 
k加えて室温で10時間攪拌反応させた。反応r’l 
’x塩化メチレンで抽出し、水洗、Na 2 SO4乾
燥後、濃縮して得られた/ラップとカラムクロマトグラ
フィー〔ワコーグル C−200。
溶出液:酢酸エチル/ヘキサン(4/1) ]により精
製し、更にエーテル−ヘキサンで結晶化して化合物[1
b:] 640m9を得た。
収率72%。m9140〜142℃。〔α〕D−773
8゜(C=0.672 、 CHCL3)。
元素分析値:C2□H31No、33 (M、W、 5
49.55)計算値(係) C:48.08 、 )(
:5.69 、 N:2.55実測値(%)C:48.
20 、H:5.58 、N:2.41゜IR(KBr
)  νmax : 3300(NH)、1750.1
660(Co。
NHCO)、1570.1440.1380.1240
.11=10 。
1100 .1040crn  。
NMR(CDCZ3)δ: 1.89 (s、3H、N
COCH3) 、2.03 。
2.04 、2.07 、2.15(43、12H,4
XCOCH6) 、 2.34(!] 。
3H、5COCH3) 、 2.52 (dd、 LH
、J3a、3e 13.6Hz 、 H−3e) 。
384 (s 、3H、CHs)、4.09 (ddd
、IH、H−5) 、4.14 (dd。
LH,H−9) 、4.22(dd、 LH,J3.6
1’0.3Hz 、H−6) 、4.62(dd、LH
,J9,9712.5H2、H−9’)、 5.00(
ddd、LH,JB、。
7.0 、 JB、9’ 2.2Hz 、 H8) +
 5.14 (ddd、LH,J3o、44.8 。
J4,510.3 、 J3a、410.3Hz 、H
−4) 、5.35 (d 、IH、J5.NHl 0
.3Hz 、 NH) 、 5.39 (dd、 IH
、J6,72.2 + J7.B 4.OHz 。
H−7)ppm、。
(3)化合物[1b〕の合成 (2)で得た化合物(:1Ilb〕550 m9全実施
例1の化合物CUa〕の合成法に従って反応及び後処理
を行い、アモルファス状の化合物[1b’l] 400
 m9を得た。
収率77%。m965〜70℃。〔α〕% −so、s
°(c=0.64 、 CHCL3)。
元素分析値:CC21H51NO12S(、W、521
5)計算値(%)C:48.36 、H:5.99 、
N:2.69実測値(%)C:48.21 、H:6.
03 、N:2.65゜IR(film) νmax:
 3280(NH)、1745,1.230 (エステ
ル) 、 1660 、1540 (アミド)crn−
”。
NMR(CDCtρδ: 1.89 (s−3H、CH
sCON ) +2.07 。
2−09.2.14 (3s、15 H,4X 0CO
CI(s 、SCH3) 、2.54 (da 。
LH2J5a、3e 13.9 、 ’T3e、44.
8Hz 、 H−3e ) 、3.82 (s 、 3
H。
CHsO) 、4−10 (q、IH、H−5) 、4
.18 (dd、IH、Ja 、qt 8.4 Hz 
H−9′) 、4.34(dd、LH,J5,610.
3Hz 、H−6) 、4.83(dd。
LH,JB42.2 、Jg、、’ 12.3Hz 、
H−9) 、 5.16 (m 、 LH、H−8)。
5.27(m 、 IH、H−4) 、 5.47 (
dd、 LH、J6.7 = J7 、B= 2.2H
z。
H−7) 、 5.55 (d 、 IH,J5.NH
l 0.3Hz 、NH) ppm−0実施例3. メ
チル(オクチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−
テトラ−0−アセチル−3,5−ノデオキシーD−グリ
セロ−β−り一力゛ラクトー2−ノヌロピラノシド)オ
坏−ト(化合物〔■〕′)の合成 実施例1で得た化合物cta〕43.7m9 とn−オ
クタツール0.02m7!を乾燥塩化メチレン中、モレ
キュラーシーブ4X 約−10myと共に30分間攪拌
した後、0℃でDMTSTの(104M塩化メチレン溶
液8mlを加えて8分間攪拌した。゛反応後、塩化メチ
レン10rnlを加え、Na 2 CO3水溶液、及び
、水で漸次洗浄し、Na 2 S O4乾燥後、溶媒を
留去して得たシラツブをカラムクロマトグラフィー〔ワ
コーグルC−300、溶出゛P2j、: C)(2C6
2→CH2C42/CH30H(20°//1)〕によ
り精製して化合物〔■〕′のシラツブ33m9を得た。
収率62%。〔α:l、+30.7°(C=1.0 、
 CHCL3)。
元素分析値: C28H45013N(M−W、603
.7 )計算値C%)C:55.71 、Hニア、51
 、N:2.32実測値(条)C:55.73 、Hニ
ア、64 、N:2.30゜IR(film)νmax
 : 3260 (NH) 、 2930 、2850
 (CH3゜メチレン) 、 1730 、1220 
(エチレン) 、 1650 。
1530(アミ 1−4)ロー1゜ NMR(CDC4ρδ: 0.86〜0.95 (m 
、 13H、(CH2)5CH3) 。
1.88 (s 、3 H、CH3C0N) 、2−0
2.2.03.2.07.2.14(43,12H,4
XCH3Coo)+2.48(dd、LH,J5,38
5.1゜J3e、413.0Hz 、H−3e) + 
3.79 (s r 3H、CJO) 、3.93(d
d、IH,J61.2.4.J5,610.7H1,H
−6)、4.85(dd。
LH,J8..2.4 、 J9.、/12.2Hz 
、 H−9) 、 5.17 (m 、 IH、H−8
)15.27 (m 、 IH、H−4) 、 5.4
0〜5.43 (m 、 2肥NH、H−7) ppm
、。
実施例4.化合物〔■〕′の合成 実施例2で得た化合物[1b〕43.7m9を用い、実
施例3と全く同様にして化合物[V]’ 35 m9を
得た。
収率 64%。このものの物性、恒数等は実施例3で得
たものと全く一致した。
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明は種々の医学的、生化学的成果
が期待できる新規なシアル酸誘導体を提供するものであ
り、例えば、本発明化合物を用いるシアル酸−〇−グリ
コシドの製造法によればβ一体のみが選択的に得られる
点等に特に顕著な作用効果を有するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式〔 I 〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1、R^2はいずれか一方が−COOCH
    _3基を表わし、他方は−SR^3基(但し、R^3は
    低級アルキル基を表わす。)を表わす。〕で示されるア
    ルキルチオシアル酸誘導体。
  2. (2)式〔III〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 (式中、R^6、R^7のいずれか一方が−COOCH
    _3基を表わし、他方は−SCOCH_3基を表わす。 )で示されるアシルチオシアル酸誘導体をアルカリ金属
    アルコキシドと反応させて式〔II〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R^4、R^5はいずれか一方が−COOCH
    _3基を表わし、他方は−SM基(但し、Mはアルカリ
    金属を表わす。)を表わす。但し、式〔III〕に於てR
    ^6が−COOCH_3基のときはR^4が−COOC
    H_3基であり、式〔III〕に於てR^7が−COOC
    H_3基のときはR^5が−COOCH_3基である。 〕で示されるアルカリ金属塩とした後、アルキルハライ
    ドと反応させることを特徴とする式〔 I 〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1、R^2はいずれか一方が−COOCH
    _3基を表わし、他方は−SR^3基(但し、R^3は
    低級アルキル基を表わす。)を表わす。但し、式〔II〕
    に於てR^4が−COOCH_3基のときはR^1が−
    COOCH_3基であり、式〔II〕に於てR^5が−C
    OOCH_3基のときはR^2が−COOCH_3基で
    ある。〕で示されるアルキルチオシアル酸誘導体の製造
    法。
  3. (3)式〔 I 〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R^1、R^2はいずれか一方が−COOCH
    _3基を表わし、他方は−SR^3基(但し、R^3は
    低級アルキル基を表わす。)を表わす。〕で示されるア
    ルキルチオシアル酸誘導体をジメチル(メチルチオ)ス
    ルホニウム トリフレートの存在下、式〔IV〕、R^8
    OH〔IV〕 (式中、R^8は直鎖のアルキル基を表わす。)で示さ
    れる一級アルコールと反応させることを特徴とする式〔
    V〕、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔V〕 (式中、R^8は前記と同じ。)で示される2β−O−
    アルキルシアル酸誘導体の製造法。
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