JPS6341185Y2 - - Google Patents

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JPS6341185Y2
JPS6341185Y2 JP17792781U JP17792781U JPS6341185Y2 JP S6341185 Y2 JPS6341185 Y2 JP S6341185Y2 JP 17792781 U JP17792781 U JP 17792781U JP 17792781 U JP17792781 U JP 17792781U JP S6341185 Y2 JPS6341185 Y2 JP S6341185Y2
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JP
Japan
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nib
pen
handwriting
narrow
ink
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JP17792781U
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JPS5882284U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、インキ吐出性に悪影響を及ぼすこと
なく、筆跡幅の決定を容易になし得るようなされ
たペン先に関するものである。
合成樹脂を押出成形し、インキ通路を有するペ
ン先として使用することは既に周知となつている
が、押出成形されたものをペン先とするために
は、一般に芯スリと呼ばれる工程によつて、ペン
先先端の形状を整えることが必要である。
ところが、インキ通路たるべき空隙を良好な状
態、即ち、ペン先として不要な偏りを生じさせな
いようにするには、前記工程を極めて精度のある
ものとしなければならず、さもなければ、インキ
吐出に方向性を生じたり、同カスレを有するペン
先となつてしまう。
横断面が単純な円形となる通常の細径ペン先の
場合には、それでも前記工程は比較的容易に精度
あるものとすることができるが、特殊レタリング
などの用途に用いるために筆記方向によつて筆跡
幅を異ならせるようにしたペン先のように、少く
ともある筆記方向においては一定の筆跡幅を得る
ようにしたペン先の場合には、前記工程における
精度設定が重要な問題となる。
本考案は上述したところに基づきなされたもの
であり、以下、添付図面によつて説明すると、本
考案の一実施例を示す第1図において、ペン先
A0は、参照符号1〜5で示されるブロツク状か
つ列状に組み合わされた5本のペン先片たる細杆
体よりなつており、各細杆体1,2,…,5はポ
リアセタール、ポリアミドといつた合成樹脂をモ
ノフイラメントの自己融着方式などの方式で押出
成形したもので、それぞれインキ通路1a,2
a,…,5aを有している。また、参照符号B
は、各細杆体1,2,…,5を圧入、接着、係合
などによつて支承もしくは固定するチツプホルダ
ーであり、生インキ式、吸蔵体式といつたインキ
流出構造に応じて、繊維集束体、樹脂焼結体など
よりなるインキ誘導部材やジヤバラ状ペン芯など
と各細杆体1,2,…,5とをインキ接続する補
助部材たることはよく知られたところである。
ここで、各細杆体1,2,…,5に形成された
インキ通路1a,2a,…,5aは、特にその形
状を限定されるものではないが、第1図のよう
に、横断面がH形あるいは〓形となり、筆記面に
対し平行となるインキ通路要素と、これに垂直な
インキ通路要素とが互いに連結し合つて、各イン
キ通路1a,2a,…,5aを形成するようにし
ておくと、筆記に伴なうペン先A0の摩耗によつ
てインキ通路のインキ流通能が阻害され難くなる
点で好ましい。
第1図のペン先A0は、そのまま、あるいは、
図中に破線で示したような上下面の芯スリ(該工
程は上下面間隔が狭いこともあつて、前記したよ
うに比較的容易に設定し得る)や各辺の面取りな
どを必要に応じて施されて使用され得ること勿論
であるが、筆跡幅(太字幅)の異なるセツトとし
て、あるいは、筆跡幅を細径化したい場合には、
第2図や第3図に例示したように、外壁側に存す
る細杆体1,5を切断、切削、研磨など適宜手段
によつて芯スリして短くすれば、少々精度が悪く
て、残すべき細杆体2,4に喰い込んだとして
も、ペン先A1,A2としての筆跡幅には影響を生
じない。
また、筆跡幅がより細径のペン先として用いる
場合には細杆体2,4をも短くすればよく、細杆
体1,2,…,5の寸法並びに数を予め設定して
おくことにより任意筆跡幅のペン先となるし、第
4図のように片側の細杆体4,5のみを短くした
ペン先A3とすることも同様に容易になし得る。
上記したことにおいて、各細杆体1,2,…,
5が互いに独立であることは芯スリの工程を最も
容易にできる点で好ましいが、ペン先片として互
いに独立であることによる筆記不良が生じる場合
や、芯スリ位置によつてペン先としての弾性を適
宜変化させたい場合などには、第5図イ,ロの如
く、細杆体6の側壁に凹凸を形成し、互いに嵌合
するようにしておけばよい。この際、嵌合が凹凸
の相互かみ合い(咬合)によるようにすると、よ
り効果がある。
また、その他にも、例えばエクストルード方式
による共押出や熱収縮性チユーブを使用するなど
種々方法によるコーテイングを施したり、第5図
イ,ロの如き側壁に凹凸を有する細杆体6を、互
いに嵌合するよう用いず、互いに凸部尖端が当接
するような構造とし、例えば、細杆体6の製造の
際、複数個のものが芯スリ時の僅かな力により分
割され得る程度に前記凸部同志のみ融着し合つた
ように成形することでも、互いの独立性を規制す
ることはできるが、その分、芯スリの精度や力の
入れ具合などに影響を生じるため、許容され得る
範囲で適宜選択されればよい。尚、第5図イ,ロ
における参照符号6aはインキ通路を示すもので
ある。
更に、各細杆体の形状は、上記したようにその
横断面が4角形状となる以外にも適宜形状をなし
得る。
例えば、第6図は横断面が3角形状となる細杆
体7,8,9を組み合わせてペン先A4としたも
のである(勿論、より多数本を組み合わせてもよ
い)。このようにして、ペン先としての上下面に
よつて筆跡幅の異なるペン先とすることができる
し、上向き3角形の細杆体8と同下向きの細杆体
7,9とのそれぞれの底辺の長さを異ならせてお
けば、細杆体7,9の少くともいずれか一方を短
くすることで、やはり上下面で筆跡幅を異ならせ
ることができる。尚、参照符号7a,8a,9a
はインキ通路である。
以上説明したように、本考案は、インキ通路を
有するペン先として押出成形された合成樹脂製の
細杆体を用いたことにより、従来の繊維集束体よ
りなる多角形状ペン先(所謂、フエルトペンのチ
ズル型ペン先など)に比べ、耐摩耗性に優れ、ま
た、先端部を平坦にした万年筆の金属製ペン先に
比べ成形が容易であることは勿論のこと、前記細
杆体は複数本がブロツク状かつ列状に組み合わせ
られたものであるから、同一材質の一体製品たる
ペン先に比べ、芯スリの工程、即ち、切断、切
削、研摩などによつて筆跡幅を決定する際、精度
設定が容易となり、メーカーとしてのセツト販売
する際の効率化やユーザーが好みに応じてカツタ
ーなどで筆跡幅を決定することの容易化がなし
得、しかも、この筆跡幅決定は、予め形成された
インキ通路のインキ流通能を損わずになし得るの
で、所望する鮮明な筆跡を得ることができるとい
つた多大の実用的効果を有するものである。
尚、本考案において、その要旨を逸脱しない範
囲ならば、前記例示した実施例以外に種々の変形
をなし得るものであり、例えば、ペン先長手方向
に対し、ペン先先端を斜めに形成することなども
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視図、
第2図乃至第4図は筆跡幅決定の一例を示す平面
図、第5図イは本考案に使用される細杆体の一例
を示す斜視図、第5図ロは第5図イの−線横
断面図、第6図は他の実施例を示す要部斜視図で
ある。 A0,A1,…,A4……ペン先、1,2,…,9
……細杆体、1a,2a,…,9a……インキ通
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インキ通路を有するペン先片として押出成形さ
    れた合成樹脂製の細杆体を複数本ブロツク状かつ
    列状に組み合わせてなり、この組み合わせ物とし
    ての外壁側の少くとも一方に存する所定数の細杆
    体を、同中央部側の細杆体に比して短くし得るよ
    うしてなるペン先。
JP17792781U 1981-11-30 1981-11-30 ペン先 Granted JPS5882284U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17792781U JPS5882284U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 ペン先

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17792781U JPS5882284U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 ペン先

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5882284U JPS5882284U (ja) 1983-06-03
JPS6341185Y2 true JPS6341185Y2 (ja) 1988-10-27

Family

ID=29972252

Family Applications (1)

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JP17792781U Granted JPS5882284U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 ペン先

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JPS5882284U (ja) 1983-06-03

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